JP2002092136A - 料金割引システム - Google Patents

料金割引システム

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JP2002092136A
JP2002092136A JP2000278473A JP2000278473A JP2002092136A JP 2002092136 A JP2002092136 A JP 2002092136A JP 2000278473 A JP2000278473 A JP 2000278473A JP 2000278473 A JP2000278473 A JP 2000278473A JP 2002092136 A JP2002092136 A JP 2002092136A
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ticket
rate
discount
settlement
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Kazuo Aoyama
和男 青山
Yukihiko Hamazaki
祐生彦 浜崎
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BIG GROUP CO Ltd
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  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】料金割引の率が、座席、部屋等のキャパシティ
の充填率及び予約したり事前購入したりする時機の関数
として変化するようにして、最終的な前記座席、部屋等
のキャパシティの充填率をできる限り向上させることの
できる料金割引システムを提供する。 【解決手段】サービス等の料金、サービス等の未充填
率、サービス等を実際に提供する時までの残り時間等の
データ、前記サービス等の料金の割引率、関数等が格納
される記憶手段12と、該記憶手段12にアクセスし、
関数にしたがって、前記サービス等の未充填率及びサー
ビス等を実際に提供する時までの残り時間から前記サー
ビス等の料金の割引率を導出し、該割引率に基づいてサ
ービス等の割引料金を算出する演算手段11とを有す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、料金割引システム
及び該料金割引システムによって算出されたサービス等
の割引料金を含むチケット販売システムに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、飛行機、電車等の乗物への搭乗、
劇場、映画館等への入場、ホテル、旅館等の宿泊、パッ
ケージツアー、企画旅行等への参加等のための料金は、
早期に予約したり、搭乗券や入場券等を事前に購入した
場合にある程度の率で料金を割り引く料金割引システム
が採用されている場合が多い。例えば、ホテルの宿泊の
場合、2週間ほど前に予約すると、1割引き程度の宿泊
料金で宿泊できるシステムが提供されている。また、飛
行機の航空券の場合、出発日の1月前に航空券を購入す
ると5割程度の割引料金で購入することができるシステ
ムが提供されている。
【0003】この場合、ホテルに宿泊したり航空券を購
入したりする消費者は、早期に宿泊の予約をしたり、事
前に航空券を購入することによって、料金が割り引かれ
るので、経済的利益を受ける。
【0004】一方、ホテルを運営したり飛行機を運航し
たりするサービスや商品等の販売者にとっては、サービ
スや商品等の販売状況が事前に確定することができ、仕
入れや準備等の業務の計画を確実にたてることができる
ので、料金を割り引いても、総体的なコストを低くする
ことができる。さらに、料金の割引が消費者に対するイ
ンセンティブとなって、サービスや商品等の販売量が増
加し、料金を割り引いても、前記サービスや商品等の総
体的な販売額が増加するので、前記サービスや商品等の
販売者の最終的な利益が増加する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来のシステムにおいては、サービスや商品等の販売量が
予想ほどには増加せず、前記サービスや商品等の販売者
の最終的な利益が減少してしまうことがあった。例え
ば、ホテルを運営したり飛行機を運航したりする場合、
最終的にホテルの客室や飛行機の客席に空きが生じる
と、ルームチャージや航空券の総体的な販売額が予想し
たほどには増加せず、ホテルを運営したり飛行機を運航
したりするサービスや商品等の販売者の最終的な利益が
減少してしまう。
【0006】とりわけ、飛行機、電車等の乗物、劇場、
映画館等の娯楽施設、ホテル、旅館等の宿泊施設、パッ
ケージツアー、企画旅行等の団体旅行などの場合、座
席、部屋等のキャパシティ、すなわち、受容可能な消費
者の数は一定であり、しかも実際に受容した消費者の数
が少なくても、サービスや商品等を提供するためのコス
トがほとんど変化しないので、サービスや商品等の販売
量が予想した量に到達しないと、サービスや商品等の販
売者の最終的な利益が大きく減少してしまう。
【0007】例えば、ホテルの場合、ロビー、廊下、そ
の他を含む建物全体の維持費、客室サービス要員の人件
費等の運営費は、客数に関わりなくほぼ一定であるか
ら、客室に空きが生じると、ホテルを運営する者の最終
的な利益が大きく減少してしまう。また、飛行機の場合
も、飛行機を運航する燃料費や保守費、操縦士、サービ
ス要員の人件費等の運営費は、客数に関わりなくほぼ一
定であるから、座席に空きが生じると、飛行機を運営す
る者の最終的な利益が大きく減少してしまう。
【0008】このような場合、料金を大幅に割り引いて
でも、座席、部屋等のキャパシティを満たしたほうが、
サービスや商品等の販売者の最終的な利益が増加するこ
とは明らかである。
【0009】そして、サービスや商品等を実際に販売す
る日が近づけば近づくほど、最終的な前記座席、部屋等
のキャパシティの充填(てん)率の予測精度が向上する
と考えられる。したがって、前記サービスや商品等を実
際に販売する日の間際になって、最終的な前記座席、部
屋等のキャパシティの充填率が低いであろうことが予測
される場合、消費者に対するインセンティブである料金
割引の率を上昇させて、最終的な前記座席、部屋等のキ
ャパシティの充填率を向上させれば、サービスや商品等
の販売者の最終的な利益が増加することは明らかであ
る。
【0010】ところが、前記従来のシステムにおいて
は、消費者に対するインセンティブである料金の割引率
が、前記座席、部屋等のキャパシティの充填率に関係な
く、また、予約したり事前購入した時機に関係なく、一
定となっているので、前記座席、部屋等のキャパシティ
の充填率が低い場合であっても、これを増加させること
ができず、サービスや商品等の販売者の最終的な利益が
大きく減少してしまう場合があった。
【0011】本発明は、前記問題点を解決して、消費者
に対するインセンティブである料金割引の率が、前記座
席、部屋等のキャパシティの充填率及び予約したり事前
購入したりする時機の関数として変化するようにして、
最終的な前記座席、部屋等のキャパシティの充填率をで
きる限り向上させることのできる料金割引システムを提
供すること、及び、前記消費者にとっては、クレジット
カードの番号等が第三者に漏れて、悪用される危険性が
なく、かつ、ネットワークを介しての通信信号を暗号化
するシステムを利用する必要がないので、費用も手間も
かかることがない料金割引システムを利用したチケット
販売システムを提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】そのために、本発明の料
金割引システムにおいては、サービス等の料金、サービ
ス等の未充填率、サービス等を実際に提供する時までの
残り時間、前記サービス等の料金の割引率、関数等が格
納される記憶手段と、該記憶手段にアクセスし、該記憶
手段に格納された前記関数、サービス等の未充填率及び
サービス等を実際に提供する時までの残り時間を読み出
して、前記関数にしたがって、前記サービス等の未充填
率及びサービス等を実際に提供する時までの残り時間か
ら前記サービス等の料金の割引率を導出し、前記記憶手
段に格納されたサービス等の料金を読み出して、前記割
引率に基づいてサービス等の割引料金を算出する演算手
段とを有する。
【0013】本発明の他の料金割引システムにおいて
は、さらに、前記関数は、サービス等の未充填率が高い
ほど前記サービス等の料金の割引率が高く、かつ、サー
ビス等を実際に提供する時までの残り時間が短いほど前
記サービス等の料金の割引率が高くなるように設定され
た関数である。
【0014】本発明の更に他の料金割引システムにおい
ては、さらに、前記関数は数式又はテーブルである。
【0015】本発明の他の料金割引システムにおいて
は、さらに、前記割引料金は、サービス等を事前に販売
したり、予約を受け付ける時に提示される前記サービス
等の料金である。
【0016】本発明のチケット販売システムにおいて
は、表示手段及び音声通話手段を備え、ネットワークに
接続可能なチケット購入者の消費者端末と、前記ネット
ワークに接続されたサービス端末及び音声通話のための
電話機とを備える決済サービスセンタと、前記ネットワ
ークに接続され、チケットの情報、チケットオーダ番号
及び前記決済サービスセンタの電話機の電話番号を前記
消費者端末に前記ネットワークを経由して送信するとと
もに、前記チケットの情報及びチケットオーダ番号を前
記決済サービスセンタのサービス端末に前記ネットワー
ク送信するチケット販売サーバとを有し、前記チケット
の情報は、前記料金割引システムにおいて算出された前
記サービス等の割引料金を含み、前記消費者端末の音声
通話手段から前記決済サービスセンタの電話機に対し
て、前記チケット購入者のクレジットカードの番号等が
音声によって伝達される。
【0017】本発明の他のチケット販売システムにおい
ては、さらに、前記チケット販売サーバは、前記チケッ
トの情報、チケットオーダ番号及び前記決済サービスセ
ンタの電話機の電話番号を、前記消費者端末から項目を
選択することが可能なウェブページの形態によって、前
記消費者端末に送信する。
【0018】本発明の更に他のチケット販売システムに
おいては、さらに、前記決済サービスセンタは、決済機
関に接続された決済端末を備え、前記クレジットカード
の番号等を前記決済端末から前記決済機関に送信して前
記クレジットカードによる前記チケットの代金決済を行
う。
【0019】本発明の更に他のチケット販売システムに
おいては、さらに、前記決済サービスセンタが前記チケ
ットの代金決済が行われたことを前記チケット販売サー
バに送信すると、前記チケット販売サーバは前記チケッ
トの代金決済が行われたことを前記消費者端末に電子メ
ールによって通知する。
【0020】本発明の更に他のチケット販売システムに
おいては、さらに、前記消費者端末は、前記表示手段に
表示された電話番号に自動的に電話をかける機能を有す
る。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら詳細に説明する。
【0022】図1は本発明の第1の実施の形態における
料金割引システムの概念図、図2は本発明の第1の実施
の形態における関数の1例を示す図、図3は本発明の第
1の実施の形態における航空券の割引料金の例を示す図
である。
【0023】図において、11は、CPU、MPU等の
素子を含む料金割引システム10における演算手段であ
り、所定の関数、データ等に基づいて料金割引率を算出
し、さらに割引料金としての料金を算出する。
【0024】ここで、該料金は、飛行機、電車等の乗物
への搭乗、劇場、映画館等への入場、ホテル、旅館等の
宿泊、パッケージツアー、企画旅行等への参加等のため
の、すなわち、提供される商品やカード等(以下「サー
ビス等」という)を受けるための料金である。
【0025】そして、早期に予約したり、搭乗券や入場
券等を事前に購入した場合に、通常の料金を前記料金割
引率で割り引いて提示することによって、飛行機、電車
等の乗物へ搭乗したり、劇場、映画館等へ入場したり、
ホテル、旅館等に宿泊したり、パッケージツアー、企画
旅行等へ参加したりする消費者の意欲をそそるようにな
っている。すなわち、前記割引料金は、飛行機、電車等
の乗物、劇場、映画館、ホテル、旅館等の施設、パッケ
ージツアー、企画旅行等の企画を運行したり運営したり
する者(以下「サービス等の提供者」という)が、サー
ビス等の販売を促進するための、消費者に対するインセ
ンティブと考えることができる。なお、前記サービス等
の提供者は、個人、法人、営利企業、公益団体等いかな
る者であってもよい。
【0026】次に、12は、磁気ディスク、半導体メモ
リ等から成り、サービス等の料金、サービス等の未充填
率(充填率)、サービス等を実際に提供する時までの残
り時間、通常の料金の料金体系等の各種データ、割引
率、関数、計算式、プログラムその他が格納される記憶
手段である。なお、該記憶手段12は前記演算手段11
と通信可能に接続されており、前記演算手段11が前記
記憶手段12にアクセスして必要なデータを読み出した
り格納したりできるようになっている。
【0027】そして、前記演算手段11は、前記関数に
したがって、前記サービス等の未充填率及びサービス等
を実際に提供する時までの残り時間から前記サービス等
の料金の割引率を導出し、該割引率に基づいてサービス
等の割引料金を算出する。
【0028】また、13は、キーボード、タッチパネ
ル、マウス、ジョイスティック等から成り、オペレータ
(操作者)等がサービス等の料金、サービス等の未充填
率、サービス等を実際に提供する時までの残り時間等の
データを入力するための入力手段である。そして、該入
力手段13は前記演算手段11及び記憶手段12に通信
可能に接続されており、前記入力手段11から前記記憶
手段に格納するデータや前記演算手段11に対する命令
等が入力される。
【0029】次に、14は、CRT、液晶ディスプレ
イ、プラズマディスプレイ等から成り、前記演算手段1
1の演算結果、前記記憶手段12に格納されている各種
データ等を表示するための表示手段である。そして、該
表示手段13は前記演算手段11及び記憶手段12に通
信可能に接続されている。
【0030】さらに、15は、前記料金割引システム1
0を外部の装置と通信可能に接続するための入出力イン
ターフェイスである。そして、前記外部の装置は、例え
ば、プリンタ、外部記憶手段等の周辺機器であってもよ
く、また、有線又は無線の専用回線又は公衆回線を介し
て直接に、あるいはインターネット、LAN(Loca
l Area Network)、WAN(Wide
Area Network)等のネットワークを経由し
て間接に接続される外部のコンピュータ、サーバその他
の装置であってもよい。
【0031】なお、前記料金割引システム10は、1つ
のコンピュータ等の装置として作成されてもよく、複数
の装置に分散されていてもよく、例えば、大型コンピュ
ータやサーバ等他の装置の中の一部であってもよい。さ
らに、前記料金割引システム10は、他の端末機器と接
続されて、ネットワークを形成してもよい。例えば、前
記料金割引システム10はサービス等の提供者の運営す
る本社、本店等の中枢部署に配設され、一方、前記サー
ビス等の提供者の運営する支社、支店等、または、前記
サービス等の提供者と提携する旅行代理店、チケットセ
ンター等に配設された端末機器と有線又は無線の専用回
線又は公衆回線を介して直接に、あるいはインターネッ
ト、LAN等のネットワークを経由して間接に接続され
てネットワークを形成してもよい。
【0032】そして、前記料金割引システム10におい
ては、消費者に対するインセンティブである前記割引料
金の料金割引率が、前記サービス等の提供者が販売する
サービス等の充填率(又は未充填率)、及び、前記サー
ビス等の提供者がサービス等を実際に提供する時までの
残り時間の関数として算出される。
【0033】ここで、前記サービス等の充填率とは、例
えば、前記サービス等の提供者が飛行機の運営をする
者、飛行機の航空券を販売する者等の場合は、前記サー
ビス等の提供者のキャパシティに対する、既に販売した
又は予約を受けた座席数の割合である。なお、前記キャ
パシティは、前記サービス等の提供者が販売すべき座席
数、すなわち、受容することができる消費者数である。
【0034】また、前記サービス等の提供者がホテルを
運営する者の場合、前記サービス等の充填率はホテルの
部屋数(キャパシティ)に対する空き室の割合であり、
前記サービス等の提供者が劇場を運営する者の場合、劇
場の座席数(キャパシティ)に対する空席の数である。
なお、前記サービス等の提供者が、旅行代理店、チケッ
ト販売所のように、航空券の販売、ホテルの部屋の予
約、劇場の座席券の販売等を請け負ったり委任されてい
る者の場合、前記キャパシティは請け負ったり委任され
た数である。さらに、前記残り時間は、日数でカウント
しても、時間でカウントしても、分単位でカウントして
もよい。
【0035】そして、前記料金割引システム10におい
て、前記割引率は、前記充填率が高いほど低く、すなわ
ち、未充填率が高いほど高く、かつ、前記残り時間が短
いほど高くなるように算出される。これは、事前の未充
填率が高いほど、最終的に販売されるサービス等の未充
填率が高くなる可能性が上昇し、かつ、前記残り時間が
短いほど充填率を向上させる可能性が減少するので、消
費者に対するインセンティブを高くする必要があるから
である。
【0036】ただし、料金の初期設定値は、例えば、当
日販売券価格のような、サービス等を実際に提供する時
に販売するサービス等の料金よりも低く設定される。す
なわち、前記料金の初期設定値は、通常の予約割引値段
に相当するものであって、サービス等を実際に提供する
時よりも相当程度早期に前記サービス等が販売されたり
予約されると、前記サービス等の提供者は、サービス等
の販売状況が事前に確定できるので、仕入れや準備等の
サービス等を提供するための業務の計画を確実にたてる
ことができ、料金を割り引いても、総体的なコストを低
くすることができる。
【0037】ここで、前記割引料金の料金割引率を算出
するための関数は、前記未充填率が高いほど高く、か
つ、前記残り時間が短いほど高くなるように前記割引率
が算出されるように適宜設定することができる。例え
ば、前記関数を次の式のように設定してもよい。
【0038】D=α×V÷R・・・・・(1) ここで、Dは割引率(%)、Vは未充填率(%)、Rは
残り時間(日)、αは定数である。
【0039】この場合、式(1)及びαの値は前記記憶
手段12に格納されており、前記演算手段11は、前記
記憶手段12にアクセスして、前記式(1)及びαの値
を読み出して、続いて前記式(1)に前記V及びRの値
を代入して、Dを算出する。算出されたDは、一度前記
記憶手段12に格納された後、表示手段14に送信され
て表示されるか、または、前記料金割引システム10に
接続されている前記他の端末機器に送信される。
【0040】さらに、前記関数は、数式でなく、例え
ば、図2に示されるようなテーブルであってもよい。こ
の場合、前記テーブルに示されている割引率は、前記未
充填率が高いほど高く、すなわち、右方向に行くほど高
く、かつ、前記残り時間が短いほど高く、すなわち、下
方向に行くほど高くなっていることが分かる。なお、前
記テーブルに示されている割引率は、必ずしも数式から
算出された値でなくてもよく、未充填率と残り時間(残
り日数)から、一義的に求められるように、あらかじめ
設定されていればよい。
【0041】すなわち、前記関数は、未充填率と残り時
間(残り日数)から、割引率が一義的に求められるもの
であれば、数式であってもよく、テーブルであってもよ
く、いかなる形態のものであってもよい。
【0042】なお、前記関数がテーブルの場合、該テー
ブルはあらかじめ作成されて前記記憶手段12に格納さ
れている。そして、前記演算手段11は、前記記憶手段
12にアクセスし、前記テーブルを読み出して、続いて
前記V及びRの値に対応するDを見つけ出す。該見つけ
出されたDは、一度前記記憶手段12に格納された後、
表示手段14に送信されて表示されるか、または、前記
料金割引システム10に接続されている前記他の端末機
器に送信される。
【0043】そして、前記関数は、前記サービス等の種
類に応じて、それぞれ、設定される。例えば、前記サー
ビス等が飛行機の運航である場合、飛行機の運航のため
のコストは搭乗者数にそれほど影響されない。すなわ
ち、搭乗者が多くても少なくてもほとんど変わりがない
ので、空席を少なくすればするほど、すなわち、未充填
率が低ければ低いほど、サービス等の提供者の利益が大
きくなる。したがって、割引率が未充填率の変化に応じ
て大きく変動するような関数が採用されることが望まし
い。
【0044】また、前記関数は、それぞれの前記サービ
ス等の提供者の条件や経験等によっても、相違する形態
で設定される。例えば、前記サービス等の提供者が繁華
街における映画館を運営している場合、休日の夕方は当
日売りのチケットを購入して入場する消費者が多いこと
が経験上分かっているので、残り時間が短くなっても、
未充填率が高くても、割引率を高くしないような関数が
採用されることが望ましい。
【0045】さらに、前記関数は、季節的要因、経済情
勢等の要因をも考慮して、適宜設定されることが望まし
い。
【0046】そして、前記関数に基づいて求められた割
引率Dは、一度前記記憶手段12に格納された後、前記
演算手段11において割引料金を算出するために読み出
される。続いて、算出された割引料金は、例えば、図3
に示されるような表の形式にまとめられて、表示手段1
4に送信されて表示されるか、または、前記料金割引シ
ステム10に接続されている前記他の端末機器に送信さ
れる。
【0047】ここで、前記図3に示される表は、東京か
ら香港までの航空券の割引料金の1例である。なお、初
期設定料金、すなわち、料金の初期設定値は、前述した
ように、当日販売券価格のような、サービス等を実際に
提供する時の値段よりも低く設定されている。
【0048】また、図3に示される表には、未充填率及
び割引率が含まれているが、前記表示手段14や他の端
末機器に送信される割引料金のデータに前記未充填率及
び割引率が含まれていなくてもよい。そして、前記表示
手段14や他の端末機器に送信される割引料金のデータ
は、いかなる形態であってもよく、いかなる種類のデー
タを含んでいてもよい。
【0049】そして、前記サービス等を提供する者又は
その従業員、あるいは、旅行代理店、チケット販売所の
ように、航空券の販売、ホテルの部屋の予約、劇場の座
席券の販売等を請け負ったり委任されている者又はその
従業員は、前記料金割引システム10が示す割引料金に
したがって、サービス等を販売したり予約を受け付けた
りする。なお、前記割引料金は、図3に示される表のよ
うな形態で消費者に提示されなくてもよい。
【0050】そして、該消費者は、前記提示された割引
料金で前記サービス等を事前に購入したり予約したりす
る。
【0051】このように、本実施の形態においては、消
費者に対するインセンティブである料金の割引率が、未
充填率が高いほど高く、かつ、残り時間が短いほど高く
なるように設定された関数に基づいて算出され、前記算
出された割引率から算出された割引料金で、前記消費者
がサービス等を事前に購入したり予約することができる
ようにしたので、サービス等のキャパシティの充填率を
できる限り向上させることができる。
【0052】したがって、例えば、ホテルにおける空き
室の割合、飛行機や劇場における空席の割合のようなサ
ービス等のキャパシティの充填率が高くなり、サービス
等の販売量を確保することができる。
【0053】次に、本発明の第2の実施の形態について
説明する。なお、前記第1の実施の形態と同じ構成のも
の及び同じ動作については、その説明を省略する。
【0054】図4は本発明の第2の実施の形態における
チケット販売システムの概念図である。
【0055】図において、21はクレジットカードを使
用してチケットを購入するチケット購入者としての消費
者である。ここで、前記チケットは、飛行機、電車等の
乗物へ搭乗するための搭乗券、劇場、映画館、遊園地等
へ入場するための入場券、旅館、ホテル等に宿泊するた
めの宿泊券、パッケージツアー、企画旅行等への参加す
るためのクーポン券等である。すなわち、サービス等を
受けるためのチケットである。
【0056】そして、前記消費者21は、音声通話手段
を有する消費者端末22を使用する。なお、該消費者端
末22は、前記消費者21の所有物であってもよいし、
賃借しているものであってもよいし、公衆電話のように
料金を支払って使用するものであってもよい。また、前
記消費者端末22は、一般的には、携帯電話、電子手
帳、PDA(Personal Digital As
sistants)等の携帯端末であるが、パソコン、
家庭用ゲーム機等の据置型端末等であってもよく、演算
手段、記憶手段、CRT、液晶ディスプレー等の表示手
段、文字、数字、記号等を入力する入力手段等の他に、
音声通話手段及び入出力インターフェイスを備えるもの
であれば、いかなる形態のものでもよい。
【0057】そして、前記消費者端末22は、有線又は
無線の公衆電話回線等を介して、インターネット、LA
N、WAN等のネットワーク29に送受信可能に接続さ
れ、該ネットワーク29を経由して、後述されるチケッ
ト販売サーバ23やその他のサーバ、コンピュータ等に
アクセスすることができるようになっている。
【0058】また、前記消費者端末22は、音声通話手
段を有するので、有線または無線の公衆電話回線等を介
して、他の端末や電話機に通信可能に接続され、音声通
話ができるようになっている。このため、前記消費者2
1は、音声通話によって自己の所有するクレジットカー
ドの種類、有効期限、番号等を、第三者に漏洩(えい)
する恐れなしに伝達することができる。すなわち、通
常、携帯電話等の携帯端末での音声通話信号は、デジタ
ル化されたデジタル信号なので、暗号化されたものと同
様に、第三者にとって盗聴することが困難である。
【0059】ここで、前記消費者端末22は、Phon
e−to機能を有することが望ましい。該Phone−
to機能は、コンピュータの表示手段に表示されるHT
MLにおけるリンク機能と類似する機能であり、前記消
費者端末22の表示手段に表示されたアンダーラインを
付された電話番号にポインタを当ててクリックすると、
前記消費者端末12が前記電話番号に自動的に電話をか
ける機能である。これにより、前記消費者21は、チケ
ット販売サーバ23等にアクセスして、前記消費者端末
22の表示手段に表示された表示内容を見ながら、容易
に前記電話番号に電話をかけて、音声通話をすることが
できる。
【0060】なお、前記消費者端末22の表示手段に表
示された表示内容は、音声通話中も、消えることなく、
維持されることが望ましい。
【0061】また、チケット販売サーバ23は、演算手
段、記憶手段、入出力インターフェイス等を備え、前記
ネットワーク29に、有線又は無線の公衆電話回線等を
介して直接に、または、ゲートウェイ、ファイアウォー
ル、その他のネットワーク等を介して間接に接続され
る。さらに、前記チケット販売サーバ23は、前記料金
割引システム10にも、有線又は無線の公衆電話回線等
を介して直接に、または、ゲートウェイ、ファイアウォ
ール、ネットワーク等を介して間接に接続される。
【0062】なお、前記チケット販売サーバ23は前記
料金割引システム10を含んでいてもよい。すなわち、
前記料金割引システム10が前記チケット販売サーバ2
3の一部であってもよい。
【0063】また、前記チケット販売サーバ23は、各
種のチケットに関する情報を、インターネット上の一般
的なウェブサイトと同様に、前記ネットワーク29を経
由して、閲覧可能なウェブページの形態で提供する。そ
して、前記消費者端末22はは、前記ウェブページにア
クセスして、前記各種のチケットに関する情報を表示手
段に表示する。
【0064】なお、前記チケットに関する情報は、例え
ば、飛行機の搭乗券の場合、フライトの行き先、便名、
発着日時、空席状況、値段等を含むものである。そし
て、これらの項目の一つ一つを順次選択していくこと
で、前記消費者21は購入するチケットを決定すること
ができるようになっている。さらに、購入するチケット
が決定されると、該チケットのチケットオーダ番号(チ
ケット購入申込番号)及び後述される決済サービスセン
ター24の電話番号が表示されるようになっている。こ
の場合、前記値段は、前記料金割引システム10から送
信された割引料金であり、発着日までの日数(残り時
間)と空席状況(未充填率)に応じて、未充填率が高い
ほど低く、かつ、残り時間が短いほど低くなるように設
定される。
【0065】ここで、前記チケット販売サーバ23は、
前記サービス等の提供者、または、該サービス等の提供
者に代わって、前記チケットを販売するチケットショッ
プ、コンビニエンスストア、旅行代理店等のチケット販
売業者等によって運営される。そして、1つのチケット
販売サーバ23においては、単一の業者が販売するチケ
ットしか取り扱わないようにしてもよく、1つのチケッ
ト販売サーバ13において、複数の競業者が販売する同
種のチケットを取り扱うようにしてもよく、また、1つ
のチケット販売サーバ23において、複数種類のチケッ
トを取り扱うようにしてもよい。なお、前記チケット販
売サーバ23を運営する者は、個人、法人、営利企業、
公益団体等いかなる者であってもよい。
【0066】また、24は決済サービスセンターであっ
て、演算手段、記憶手段、表示手段、入出力インターフ
ェイス等を備え、前記ネットワーク29に、有線又は無
線の公衆電話回線等を介して直接に、または、ゲートウ
ェイ、ファイアウォール、その他のネットワーク等を介
して間接に接続されたサービス端末25を備える。そし
て、該サービス端末25は、前記ネットワーク29を経
由して、前記チケット販売サーバ23に通信可能に接続
することができるようになっている。
【0067】さらに、前記決済サービスセンター24
は、音声通話のための通常の電話機26、及び、文字、
数字、記号等を入力する入力手段、表示手段、入出力イ
ンターフェイス等を備え有線又は無線の専用回線又は公
衆電話回線等を介して、後述される決済機関28内の装
置と通信可能に接続され、クレジットカードの与信確認
等の決済に関する情報のやり取りを行うための決済用端
末27を備える。なお、前記サービス端末25、電話機
26及び決済用端末27は、前記決済サービスセンター
24に駐在するオペレータ(操作者)によって操作され
る。
【0068】そして、前記決済サービスセンター24を
運営する者は、個人、法人、営利企業、公益団体等いか
なる者であってもよい。なお、前記決済サービスセンタ
ー24を運営する者は、前記チケット販売サーバ23を
運営する者と同一の者であってもよい。
【0069】また、決済機関28は、クレジットカード
の与信情報の提供その他の決済業務を運営する機関であ
って、通常は、該当するクレジットカードを発行する機
関と同一であるが、別の機関であってもよい。そして、
前記決済機関28を運営する者は、個人、法人、営利企
業、公益団体等いかなる者であってもよい。さらに、前
記決済サービスセンター24を運営する者は、前記チケ
ット販売サーバ23を運営する者、又は、前記決済サー
ビスセンター24を運営する者と同一の者であってもよ
い。
【0070】なお、前記決済機関28は、有線又は無線
の専用回線又は公衆電話回線等を介して、前記決済用端
末27と通信可能に接続された装置を有し、該装置によ
ってクレジットカードの与信情報や決済に関する情報の
やり取りを行う。
【0071】次に、本実施の形態におけるチケット販売
システムの動作について説明する。
【0072】図5はチケット販売サーバのウェブページ
の1例を示す図、図6はチケット販売システムの動作を
示すフローチャートである。
【0073】まず、消費者21は、消費者端末22か
ら、ネットワーク29を経由して、所望のチケットを取
り扱っているチケット販売サーバ23にアクセスする。
そして、該チケット販売サーバ23が提供するウェブペ
ージを閲覧する。
【0074】ここで、例えば、前記消費者21が、成田
とロンドンを往復する航空券を入手するために、ある航
空会社の国際航空券を取り扱うチケット販売サーバ23
にアクセスしたと仮定する。なお、前記ウェブページ
は、前記消費者端末22の表示手段に表示される。ま
た、前記消費者端末22は、Phone−to機能を有
するものであると仮定する。
【0075】そして、最初のウェブページには、国際航
空券、国内航空券等の種別が表示され、前記消費者21
は国際航空券を選択する。すると、次のウェブページに
は、図5(a)に示されるように、ロンドン、パリ、ニ
ューヨーク等の行き先が表示され、前記消費者21はロ
ンドンを選択する。
【0076】次に、ウェブページには図5(b)に示さ
れるように、往路の出発日を選択するためにカレンダー
が表示される。なお、この場合、空席のある選択可能な
日がハイライト表示されるか、または、アンダーライン
を付して表示される。そして、前記消費者21は所望の
月日を選択すると、図5(c)に示されるように、航空
運賃が表示される。なお、該航空運賃は、前述したよう
に、前記料金割引システム10から送信されたものであ
る。したがって、前記航空運賃は、前記消費者21が前
記チケット販売サーバ23にアクセスした時点における
空席状況、すなわち、未充填率、及び、出発日までの残
り時間(日数)から導出された割引率に応じて変動す
る。
【0077】次に、復路の出発日を選択するために今月
及び来月のカレンダーが表示されるので、前記消費者2
1は所望の月日を選択する。この場合も、空席のある選
択可能な日がハイライト表示されるか、または、アンダ
ーラインを付して表示される。そして、前記消費者21
は所望の月日を選択すると、航空運賃が表示される。な
お、該航空運賃は、前述したように、前記料金割引シス
テム10から送信されたものである。したがって、前記
航空運賃は、前記消費者21が前記チケット販売サーバ
23にアクセスした時点における空席状況、すなわち、
未充填率、及び、出発日までの残り時間(日数)から導
出された割引率に応じて変動する。
【0078】次に、ウェブページには図5(d)に示さ
れるように、キャンセル料、その他の注意事項が表示さ
れ、続いて、図5(e)に示されるように、選択した航
空券の内容、往復の航空運賃等が、確認のために表示さ
れる。そして、前記消費者21は、確認して次のウェブ
ページに進む。
【0079】次に、ウェブページには図5(f)に示さ
れるように、チケットオーダ番号及び決済サービスセン
ター24の電話番号が表示される。そして、前記消費者
21は、表示された前記電話番号をクリックする。する
と、Phone−to機能により、前記消費者端末22
は自動的に前記電話番号に電話をかける。この場合、前
記ウェブページは、前記消費者端末22の表示手段に表
示され続ける。
【0080】一方、前記チケット販売サーバ23の記憶
手段には、前記消費者21の選択した国際航空券の内容
が、前記チケットオーダ番号とともに、格納される。
【0081】そして、前記消費者端末22が前記決済サ
ービスセンター24の電話機26に接続されると、前記
消費者21は、音声通話によって、前記電話機26側の
オペレータに、前記チケットオーダ番号及び自己の所有
するクレジットカードの種類、有効期限、番号等を伝達
する。なお、この時、前記ウェブページが前記消費者端
末22の表示手段に表示され続けているので、前記消費
者21は前記チケットオーダ番号を誤ることなく容易に
伝達することができる。また、前記消費者端末21での
音声通話信号は、デジタル化されたデジタル信号なの
で、暗号化されたものと同様に、第三者にとって盗聴す
ることが困難であるから、前記クレジットカードの種
類、有効期限、番号等が第三者に漏洩する恐れがない。
【0082】一方、前記決済サービスセンタ24のオペ
レータは、音声通話によって前記消費者21から伝達さ
れたチケットオーダ番号をサービス端末25に入力する
と、前記サービス端末25は前記ネットワーク29を経
由して前記チケット販売サーバ23にアクセスする。そ
して、前記チケット販売サーバ23の記憶手段に格納さ
れた前記チケットオーダ番号に対応する前記消費者21
の選択した国際航空券の内容が読み出されて、前記サー
ビス端末25の表示手段に表示される。
【0083】なお、ウェブページに、図5(f)に示さ
れるような表示がされた時点で、前記チケット販売サー
バ23が、前記消費者21の選択した国際航空券の内容
を、前記ネットワーク29を経由して、前記サービス端
末25に自動的に送信するようにしてもよい。
【0084】そして、前記オペレータは、前記決済用端
末27に前記クレジットカードの種類、有効期限、番号
等、国際航空券の料金等の情報を入力して、与信確認等
の決算業務の実行を決済機関28依頼する。すると、前
記決済用端末27は前記決済機関28にアクセスして、
入力された情報を送信する。続いて、前記決済機関28
では前記情報に基づいて決算業務を実行した後、与信確
認等の決算が終了した旨を前記決済用端末27に送信す
る。
【0085】そして、前記オペレータが決算が終了した
ことを前記サービス端末25に入力すると、前記サービ
ス端末25は前記チケット販売サーバ23にアクセスし
て、前記消費者21の選択した国際航空券について代金
決済が終了したことを送信する。これを受けて、前記チ
ケット販売サーバ23は、前記消費者21の消費者端末
22に、前記消費者21の選択した国際航空券について
代金決済が終了したことを通知する電子メールを送付す
る。
【0086】この後、前記消費者21は、都合のよい時
に、航空会社の窓口、旅行代理店等に出向き、前記チケ
ットオーダ番号を提示するか告知することによって、国
際航空券を入手することができる。また、郵便、宅配便
等によって、送付してもらうこともできる。
【0087】なお、ここでは、消費者21が、成田とロ
ンドンを往復する航空券を入手するために、ある航空会
社の国際航空券を取り扱うチケット販売サーバ23にア
クセスした場合について、説明したが、その他のチケッ
トを購入する場合についても同様である。
【0088】このように、本実施の形態においては、消
費者21は消費者端末22からインターネット等のネッ
トワーク29を経由して、チケットを販売するチケット
販売サーバ23にアクセスして、提示された割引料金で
の所望のチケット購入を決定すると、前記消費者端末2
2の音声通話手段を使用して、決済サービスセンタ24
に電話をして、音声によって自己の所有するクレジット
カードの種類、有効期限、番号等を伝達する。
【0089】したがって、前記消費者21は割安な割引
料金で前記チケットを入手することができる。一方、サ
ービス等の提供者、又は、該サービス等の提供者に代わ
って、前記チケットを販売するチケット販売業者等は、
サービス等のキャパシティの充填率が高くなり、サービ
ス等の販売量を確保できる。
【0090】さらに、前記クレジットカードの種類、有
効期限、番号等が第三者に漏れて、悪用される危険性が
なく、かつ、ネットワークを介しての通信信号を暗号化
するシステムを利用する必要がないので、費用も手間も
かかることがない。
【0091】次に、フローチャートについて説明する。 ステップS1 消費者21は、消費者端末22からネ
ットワーク29を経由して、所望のチケットを取り扱っ
ているチケット販売サーバ23にアクセスする。 ステップS2 消費者21は、チケット販売サーバ2
3が提供するウェブページを閲覧する。 ステップS3 消費者21は、ウェブページに表示さ
れた内容を閲覧しながら所望のチケットを選択し、該チ
ケットの購入を申し込む。 ステップS4 購入を申し込んだチケットのチケット
オーダ番号及び決済サービスセンター24の電話番号が
ウェブページに表示される。 ステップS5 消費者21は、消費者端末22の音声
通話手段を使用して、決済サービスセンター24に電話
をかける。 ステップS6 消費者21は、決済サービスセンター
24のオペレータに、購入を申し込んだチケットのチケ
ットオーダ番号及び自己の所有するクレジットカードの
種類、有効期限、番号等を伝達する。 ステップS7 オペレータは、決済用端末27から決
済機関28にアクセスして、クレジットカードによるチ
ケットの代金決済を完了する。 ステップS8 決済の完了はチケット販売サーバ23
から電子メールによって、消費者21に通知される。
【0092】なお、本発明は前記実施の形態に限定され
るものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させ
ることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除す
るものではない。
【0093】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、料金割引システムにおいては、サービス等の料
金、サービス等の未充填率、サービス等を実際に提供す
る時までの残り時間、前記サービス等の料金の割引率、
関数等が格納される記憶手段と、該記憶手段にアクセス
し、該記憶手段に格納された前記関数、サービス等の未
充填率及びサービス等を実際に提供する時までの残り時
間を読み出して、前記関数にしたがって、前記サービス
等の未充填率及びサービス等を実際に提供する時までの
残り時間から前記サービス等の料金の割引率を導出し、
前記記憶手段に格納されたサービス等の料金を読み出し
て、前記割引率に基づいてサービス等の割引料金を算出
する演算手段とを有する。
【0094】この場合、サービス等を実際に提供する時
よりも早期に前記サービス等が販売されたり予約される
と、前記サービス等の提供者は、サービス等の販売状況
が事前に確定することができるので、仕入れや準備等の
サービス等を提供するための業務の計画を確実にたてる
ことができ、料金を割り引いても、総体的なコストを低
くすることができる。
【0095】本発明の他の料金割引システムにおいて
は、さらに、前記関数は、サービス等の未充填率が高い
ほど前記割引率が高く、かつ、サービス等を実際に提供
する時までの残り時間が短いほど前記サービス等の料金
の割引率が高くなるように設定された関数である。
【0096】この場合、サービス等のキャパシティの充
填率が高くなり、サービス等の販売量を確保することが
できる。
【0097】本発明の更に他の料金割引システムにおい
ては、さらに、前記関数は数式又はテーブルである。
【0098】この場合、前記関数を未充填率が高いほど
高く、かつ、残り時間が短いほど高くなるように割引率
が算出されるように適宜設定することができる。
【0099】本発明の更に他の料金割引システムにおい
ては、さらに、前記割引料金は、サービス等を事前に販
売したり、予約を受け付ける時に提示される前記サービ
ス等の料金である。
【0100】この場合、消費者は、前記提示された割引
料金で前記サービス等を事前に購入したり予約したりす
ることができる。
【0101】本発明のチケット販売システムにおいて
は、表示手段及び音声通話手段を備え、ネットワークに
接続可能なチケット購入者の消費者端末と、前記ネット
ワークに接続されたサービス端末及び音声通話のための
電話機とを備える決済サービスセンタと、前記ネットワ
ークに接続され、チケットの情報、チケットオーダ番号
及び前記決済サービスセンタの電話機の電話番号を前記
消費者端末に前記ネットワークを経由して送信するとと
もに、前記チケットの情報及びチケットオーダ番号を前
記決済サービスセンタのサービス端末に前記ネットワー
ク送信するチケット販売サーバとを有し、前記チケット
の情報は、前記料金割引システムにおいて算出された前
記サービス等の割引料金を含み、前記消費者端末の音声
通話手段から前記決済サービスセンタの電話機に対し
て、前記チケット購入者のクレジットカードの番号等が
音声によって伝達される。
【0102】この場合、サービス等を実際に提供する時
よりも早期に前記サービス等が販売されたり予約される
と、前記サービス等の提供者は、サービス等の販売状況
が事前に確定することができるので、仕入れや準備等の
サービス等を提供するための業務の計画を確実にたてる
ことができ、料金を割り引いても、総体的なコストを低
くすることができる。一方、前記サービス等の消費者に
とっては、クレジットカードの番号等が第三者に漏れ
て、悪用される危険性がなく、かつ、ネットワークを介
しての通信信号を暗号化するシステムを利用する必要が
ないので、費用も手間もかかることがない。
【0103】本発明の他のチケット販売システムにおい
ては、さらに、前記チケット販売サーバは、前記チケッ
トの情報、チケットオーダ番号及び前記決済サービスセ
ンタの電話機の電話番号を、前記消費者端末から項目を
選択することが可能なウェブページの形態によって、前
記消費者端末に送信する。
【0104】この場合、チケット購入者は、所望のチケ
ットを容易に選択して、購入することができる。
【0105】本発明の更に他のチケット販売システムに
おいては、さらに、前記決済サービスセンタは、決済機
関に接続された決済端末を備え、前記クレジットカード
の番号等を前記決済端末から前記決済機関に送信して前
記クレジットカードによる前記チケットの代金決済を行
う。
【0106】この場合、クレジットカードによるチケッ
トの代金決済が迅速かつ確実に実行される。
【0107】本発明の更に他のチケット販売システムに
おいては、さらに、前記決済サービスセンタが前記チケ
ットの代金決済が行われたことを前記チケット販売サー
バに送信すると、前記チケット販売サーバは前記チケッ
トの代金決済が行われたことを前記消費者端末に電子メ
ールによって通知する。
【0108】この場合、チケット購入者は、チケットの
代金決済が行われたことを速やかに知ることができ、チ
ケットを販売する窓口に出向いて、チケットオーダ番号
を告知するだけで、チケットを入手することができる。
なお、チケットを郵便等により送付してもらうこともで
きる。
【0109】本発明の更に他のチケット販売システムに
おいては、さらに、前記消費者端末は、前記表示手段に
表示された電話番号に自動的に電話をかける機能を有す
る。
【0110】この場合、チケット購入者は、チケット販
売サーバにアクセスして、消費者端末の表示手段に表示
された表示内容を見ながら、容易に電話をかけて、音声
通話をすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における料金割引シ
ステムの概念図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態における関数の1例
を示す図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態における航空券の割
引料金の例を示す図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態におけるチケット販
売システムの概念図である。
【図5】チケット販売サーバのウェブページの1例を示
す図である。
【図6】チケット販売システムの動作を示すフローチャ
ートである。
【符号の説明】
10 料金割引システム 11 演算手段 12 記憶手段 13 入力手段 14 表示手段 21 消費者 22 消費者端末 23 チケット販売サーバ 24 決済サービスセンタ 25 サービス端末 26 電話機 27 決済端末 28 決済機関 29 ネットワーク

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)サービス等の料金、サービス等の未
    充填率、サービス等を実際に提供する時までの残り時
    間、前記サービス等の料金の割引率、関数等が格納され
    る記憶手段と、(b)該記憶手段にアクセスし、該記憶
    手段に格納された前記関数、サービス等の未充填率及び
    サービス等を実際に提供する時までの残り時間を読み出
    して、前記関数にしたがって、前記サービス等の未充填
    率及びサービス等を実際に提供する時までの残り時間か
    ら前記サービス等の料金の割引率を導出し、前記記憶手
    段に格納されたサービス等の料金を読み出して、前記割
    引率に基づいてサービス等の割引料金を算出する演算手
    段とを有することを特徴とする料金割引システム。
  2. 【請求項2】 前記関数は、前記サービス等の未充填率
    が高いほど前記サービス等の料金の割引率が高く、か
    つ、前記サービス等を実際に提供する時までの残り時間
    が短いほど前記サービス等の料金の割引率が高くなるよ
    うに設定された関数である請求項1に記載の料金割引シ
    ステム。
  3. 【請求項3】 前記関数は数式又はテーブルである請求
    項1又は2に記載の料金割引システム。
  4. 【請求項4】 前記サービス等の料金の割引料金は、サ
    ービス等を事前に販売したり、予約を受け付ける時に提
    示される前記サービス等の料金である請求項1〜3のい
    ずれか1項に記載の料金割引システム。
  5. 【請求項5】(a)表示手段及び音声通話手段を備え、
    ネットワークに接続可能なチケット購入者の消費者端末
    と、(b)前記ネットワークに接続されたサービス端末
    及び音声通話のための電話機とを備える決済サービスセ
    ンタと、(c)前記ネットワークに接続され、チケット
    の情報、チケットオーダ番号及び前記決済サービスセン
    タの電話機の電話番号を前記消費者端末に前記ネットワ
    ークを経由して送信するとともに、前記チケットの情報
    及びチケットオーダ番号を前記決済サービスセンタのサ
    ービス端末に前記ネットワーク送信するチケット販売サ
    ーバとを有し、(d)前記チケットの情報は、請求項1
    〜4のいずれか1項に記載の料金割引システムにおいて
    算出された前記サービス等の料金の割引料金を含み、
    (e)前記消費者端末の音声通話手段から前記決済サー
    ビスセンタの電話機に対して、前記チケット購入者のク
    レジットカードの番号等が音声によって伝達されること
    を特徴とするチケット販売システム。
  6. 【請求項6】 前記チケット販売サーバは、前記チケッ
    トの情報、チケットオーダ番号及び前記決済サービスセ
    ンタの電話機の電話番号を、前記消費者端末から項目を
    選択することが可能なウェブページの形態によって、前
    記消費者端末に送信する請求項5に記載のチケット販売
    システム。
  7. 【請求項7】 前記決済サービスセンタは、決済機関に
    接続された決済端末を備え、前記クレジットカードの番
    号等を前記決済端末から前記決済機関に送信して前記ク
    レジットカードによる前記チケットの代金決済を行う請
    求項5又は6に記載のチケット販売システム。
  8. 【請求項8】 前記決済サービスセンタが前記チケット
    の代金決済が行われたことを前記チケット販売サーバに
    送信すると、前記チケット販売サーバは前記チケットの
    代金決済が行われたことを前記消費者端末に電子メール
    によって通知する請求項7に記載のチケット販売システ
    ム。
  9. 【請求項9】 前記消費者端末は、前記表示手段に表示
    された電話番号に自動的に電話をかける機能を有する請
    求項5〜8のいずれか1項に記載のチケット販売システ
    ム。
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