JP2002091627A - 電子機器装置 - Google Patents

電子機器装置

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JP2002091627A
JP2002091627A JP2000285964A JP2000285964A JP2002091627A JP 2002091627 A JP2002091627 A JP 2002091627A JP 2000285964 A JP2000285964 A JP 2000285964A JP 2000285964 A JP2000285964 A JP 2000285964A JP 2002091627 A JP2002091627 A JP 2002091627A
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power supply
supply unit
electronic device
main body
power
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JP2000285964A
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Inventor
Hirotaka Sakai
広隆 酒井
Hideki Miyamoto
秀樹 宮本
Yasushi Mori
靖 森
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FDK Twicell Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Battery Co Ltd
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Publication date
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Abstract

(57)【要約】 【課題】 構成の簡素化とコンパクト化を図って電子機
器本体と一体に無停電電源ユニットを組み込んだ電子機
器装置であって、特に無停電電源ユニットによる電子機
器本体のバックアップ状態を把握することのできる電子
機器装置を提供する。 【解決手段】 電源部および/または無停電電源ユニッ
トに、交流電力の供給停止を検出して該交流電力の停止
を、例えばLED等を用いた表示および/またはブザー
による鳴動により報知する手段と、例えば手動操作によ
り上記報知を停止させるリセット手段とを備えたアラー
ム機能を組み込む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータやサ
ーバ等の電子機器本体とその電源部、およびその駆動源
である商用電源(交流)の停電時に前記電子機器本体の
作動を保証する無停電電源ユニットを備えた電子機器装
置に関する。
【0002】
【関連する背景技術】OA(オフィスオートメーショ
ン)化の進展に伴い、各種情報(データ)の保全要求が
高まっている。そこで各種の情報処理装置や制御機器と
して用いられるコンピュータ、またコンピュータを含む
周辺機器やネットワークシステムにおいてデータを保持
または制御するサーバ等の電子機器の作動を保証するべ
く、例えば図6に示すように電子機器1の電源入力部と
主電源として用いられる商用電源2との間に無停電電源
装置3を設置し、停電時には上記無停電電源装置3から
電子機器1に対して電力供給することが行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来の無
停電電源装置3は、専ら、バックアップ用の電力を蓄え
る二次電池4として鉛蓄電池を用いている。この為、無
停電電源装置3は重くて嵩張ることのみならず、その寿
命が短く、しかも液漏れの危険性がある等、環境上、幾
つかの問題が残されている。また電子機器1は、通常、
商用電源2を主電源として作動する如く構成されてお
り、一般的には商用電源2からその内部電源である直流
電力を生成する電源部(コンバータ)5を備えている。
これに対して無停電電源装置3に組み込まれる二次電池
4は基本的に直流電力を蓄積するものであり、商用電源
2を直流変換して二次電池4を充電するコンバータ6
と、該二次電池4に蓄積された電力を交流変換して前記
電子機器1に供給するコンバータ7とを備えて構成され
る。
【0004】この為、無停電電源装置3を備えて構築さ
れるシステムにおいては、商用電源(交流)を直流変換
するコンバータ6、二次電池4に蓄積された電力を交流
変換するコンバータ7、および商用電源2または無停電
電源装置3から供給される交流電力を直流変換するコン
バータ(電源部)5からなる3つのコンバータを備える
ことになり、その構成が大掛かりなものとなることが否
めない。そこでこの種の無停電電源装置3の構成の簡素
化とコンパクト化を図り、電子機器1に内蔵することが
種々考えられている。
【0005】しかしながら電子機器1に無停電電源装置
3を組み込んだとしても、電子機器1が商用電源により
駆動されている状態にあるのか、商用電源の停止に伴っ
て無停電電源装置により駆動されている状態にあるのか
を外部から判断することは困難である。まして複数台の
電子機器装置を並べて用いるような場合、或る電子機器
装置の電源コンセントが外れているような場合であって
も、その電子機器装置に対しては無停電電源装置から電
力供給が行われるので、どの電子機器装置が無停電電源
装置によるバックアップを受けているのかを把握するこ
とができないと言う問題がある。
【0006】本発明はこのような事情を考慮してなされ
たもので、その目的は、構成の簡素化とコンパクト化を
図って電子機器本体と一体に無停電電源装置を組み込ん
だ電子機器装置であって、特に無停電電源装置による電
子機器本体のバックアップ状態を簡易にして確実に把握
することができ、例えば電源コンセントの不本意な外れ
に容易に対処することのできる電子機器装置を提供する
ことにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
べく本発明に係る電子機器装置は、コンピュータやサー
バ等の電子機器本体と、交流電力を直流に変換して前記
電子機器本体を駆動する電源部と、この電源部の直流出
力端に並列接続されて該電源部により直流変換された電
力を蓄積すると共に、前記交流電力の停止時に前記電子
機器本体に対して上記蓄積した電力を供給する二次電池
を備えた無停電電源ユニットとを所定の筐体に一体に収
納して構成されるものであって、特に前記電源部および
/または前記無停電電源ユニットに、前記交流電力の供
給停止を検出し該交流電力の停止を報知するアラーム機
能を組み込んだことを特徴としている。
【0008】好ましくは請求項2に記載するように前記
二次電池は、ニッケル・水素蓄電池からなり、また請求
項3に記載するように前記無停電電源ユニットは、前記
筐体に予め準備された周辺機器装着用のドライブベイに
装着可能なケースに一体に組み込まれてパック構造化さ
れ、前記筐体に装着して用いるように構成することで、
前記電子機器本体およびその電源部と一体化される。
【0009】そして請求項4に記載するように前記アラ
ーム機能は、前記交流電力の供給停止をLED等を用い
た表示および/またはブザーによる鳴動により報知する
手段と、例えば手動操作により上記報知を停止させるリ
セット手段とを備えて構成される。そしてその報知によ
り電子機器装置への交流電力の供給停止が確認されたと
き、管理者によって、適宜、上記報知を停止させ得るよ
うにしたことを特徴としている。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の一
実施形態に係る電子機器装置について説明する。図1
は、無停電電源装置を組み込んで構成される電子機器装
置の概略構成を示すもので、10はコンピュータやサー
バ等からなる電子機器本体、20は商用電源(交流電
力)を直流変換して上記電子機器本体10を駆動する電
源部、そして30は上記電源部20により直流変換され
た電力を蓄積すると共に、前記交流電力の給電停止時
(断線や停電時)等に前記電子機器本体10に対して上
記蓄積した電力を供給する二次電池を備えた無停電電源
ユニットである。この無停電電源ユニット30と前記電
源部20とにより無停電電源装置が構成される。
【0011】電子機器本体10を駆動する電源部20
は、基本的には前述した商用電源(交流電源)を直流変
換して所定の直流電力を生成するAC/DCコンバータ
21を主体として構成される。この実施形態において
は、前記電源部20には上記AC/DCコンバータ21
の動作状態を検出する状態検出部22や、この状態検出
部22にて検出された状態情報を前記電子機器本体10
に通知する為の通信機能23が設けられている。更にこ
の電源部20には、後述するように上記状態検出部22
にて商用電源の停電が検出されたとき、その旨を報知す
る為のアラーム機能24が組み込まれると共に、前記A
C/DCコンバータ21を冷却する為の専用の冷却ファ
ン25が組み込まれている。
【0012】尚、前記状態検出部22は、AC/DCコ
ンバータ21の動作状態として、商用電源(交流電源)
の入力状態を調べることで商用電源ラインの断線や停電
を検出する機能を備える。また状態検出部22は、冷却
ファン25の交換時期を把握するべく、例えば電子機器
本体10に対する直流電力の供給時間から前記冷却ファ
ン25の稼働時間を検出する機能を備えて構成される。
【0013】しかして上記電子機器本体10および電源
部20は、基本的には、例えば図2に示すように箱形の
筐体11に一体に組み込まれて1つの電子機器装置を構
成する。この筐体11の裏面側に組み込まれた冷却ファ
ン12は、筐体11の内部に空気を強制的に通流させる
ことで、電子機器全体を冷却する役割を担う。このよう
な電子機器装置に対して前記無停電電源ユニット30
は、更に上記筐体11に組み込まれることで該電子機器
装置と一体化され、交流電源の停電時等に電子機器本体
10に直流電力を供給してその作動をバックアップする
役割を担う。
【0014】ところで上記無停電電源ユニット30は、
図1に示すように複数のニッケル・水素蓄電池(Ni-M
H蓄電池)を直列に接続して構成される二次電池31を
備え、更に該二次電池31に対する充電を制御する充電
制御部32や該二次電池31の充電状態を検出する状態
検出部33を備えて構成される。ちなみに上記状態検出
部33は、例えば二次電池31の電池電圧Vやその電池
温度T,電池容量C,放電回数N,満充電状態FC,電
池寿命LT等をそれぞれ検出する機能を備えたものから
なる。そして前記充電制御部32は、状態検出部33に
て検出される前記二次電池31の状態に応じて該二次電
池31の充電を制御する。また充電制御部32は、前記
商用電源の停電等に伴う前記AC/DCコンバータ21
の作動停止が検出された時、前記二次電池31に蓄積さ
れた直流電力エネルギを放電させることで、前記AC/
DCコンバータ21に代わって前記電子機器本体10に
対して直流電力を供給する。
【0015】またこの無停電電源ユニット30には、例
えばRS-232Cの通信仕様に従って前記電子機器本
体10との間でデータ通信する通信機能34が設けられ
ており、前記状態検出部33にて検出された二次電池3
1の電池電圧V等の状態情報が、適宜、前記電子機器本
体10に通知されるようになっている。ちなみに前記電
子機器本体10との情報通信は、該電子機器本体10に
設けられた通信機能13を介して実行される。具体的に
は電子機器本体10に設けられた通信機能13、電源部
20に設けられた通信機能23、そして無停電電源ユニ
ット30に設けられた通信機能34を、RS-232C
ケーブルを用いて順次接続することでデータ通信路が形
成され、例えば無停電電源ユニット30からの情報が電
源部20を介して電子機器本体10に通知され、また電
源部20の情報もまた電子機器本体10に通知されるよ
うになっている。
【0016】そして電子機器本体10においては、これ
らの電源部20や無停電電源ユニット30から通知され
る情報から、例えば商用電源の停電を知り、電源部20
に代わって無停電電源ユニット30から直流電力が供給
される期間内に、該電子機器本体10の内部に展開して
いる各種データを不揮発性メモリに保存処理する等の一
連のデータ保全処理を実行する。
【0017】ちなみに前記無停電電源ユニット30の二
次電池31としては、小型で電池容量の大きいニッケル
・水素(Ni-MH)蓄電池が用いられる。特にこの無停
電電源ユニット30は、例えば図3にその概略構成を示
すように複数本の円筒形Ni-MH蓄電池を横並びにし
て、伝熱性の高いアルミニウム製の扁平な箱形形状をな
す電池ケース41に収納して電池パック化し、更にこの
電池パック化した電池ケース41を前記筐体11のドラ
イブベイに装着可能なケース42に収納した構造を有す
る。
【0018】このケース42は、前述した筐体11に予
め準備された周辺機器装着用の、例えば3.5インチ用
ドライブベイに適合した大きさのものからなる。そして
電池ケース41に収納されて電池パック化された二次電
池31は、このようなケース42に着脱自在に組み込ま
れ、該ケース42に予め組み込まれている回路基板4
3,44に信号ケーブル45,46を介して電気的に接続
されることで無停電電源ユニット30を構成する。
【0019】尚、前記ケース42の背面部には該ケース
42内に空気を通流させて、特に電池ケース41を介し
て前記二次電池31を冷却する為の前述した冷却ファン
35が設けられている。この冷却ファン35は、ケース
42の背面部側に設けられた回路基板43に組み込まれ
たファン制御部36の制御を受けて駆動されるもので、
例えば前記状態検出部33により電池温度Tの上昇が検
出されたときに選択的に駆動される。無停電電源ユニッ
ト30は、このような冷却ファン35を備えることで、
前述した電子機器本体10や電源部20とは独立に温度
管理され、二次電池31の不本意な温度上昇が抑制され
るようになっている。
【0020】一方、前記無停電電源ユニット30には、
前記二次電池31の充電状態等を表示する為の表示部3
7や、前述した商用電源(交流電源)の停電やその電源
ラインの異常を報知する為のアラーム機能38が設けら
れている。このアラーム機能38は、例えば前記AC/
DCコンバータ21に所定の交流電力が印加されている
か否かを監視することで停電等の異常を検出するもの
で、異常検出時に後述するようにLED等を用いてアラ
ーム状態を表示し、および/またはブザーを鳴動させて
アラーム状態を提示する機能からなる。またこのアラー
ム機能38には、適宜、アラーム報知状態をリセットす
る機能が備えられる。
【0021】ちなみにこのような表示部37やアラーム
機能38は、例えば前記ケース42の前面パネル部に設
けられたLED等からなる表示器48として実現され
る。そしてこの表示器48によって、例えば前記状態検
出部33により検出される二次電池31の充電状態が、
具体的には電池電圧Vや充電容量C、更には充放電の状
態や放電回数等の情報が表示される。またこの表示器4
8により、前述したアラーム機能38の制御の下で、停
電状態における二次電池31からの放電状態の表示が行
われるようになっている。
【0022】無停電電源ユニット30は、上述したよう
に二次電池31を内蔵して電池パック化した電池ケース
41、および状態検出部33等の周辺回路を組み込んだ
回路基板43,44を、箱状のケース42に一体に組み
込むことでコンパクトに構成されている。そしてこの無
停電電源ユニット30は、前述した筐体11の空き状態
にある3.5インチ用のドライブベイを利用して該筐体
11に組み込まれる。そしてこの無停電電源ユニット3
0の二次電池31から導出された所定の電源ケーブル
を、前記電源部20の直流出力端子に内部的に接続する
ことで、該無停電電源ユニット30が電子機器本体10
および電源部20がなす電子機器に一体化される。
【0023】しかして無停電電源ユニット30における
二次電池31は、充電制御部32の制御の下で前記電源
部20が直流変換した電力(直流電力)により充電され
てその電力エネルギを蓄積する。この電力エネルギの充
電は、その満充電状態が検出されるまで行われる。また
前記電源部20からの直流電力の供給が途切れたときに
は無停電電源ユニット30は、前記充電制御部32の制
御の下で上記二次電池31に蓄積された電力(直流)を
放電し、前記電子機器本体10に供給することで該電子
機器本体10の作動を所定時間に亘って保証するものと
なっている。
【0024】かくして上述したように二次電池31の状
態検出機能や通信機能、更には表示機能を備えて構成さ
れる無停電電源ユニット30によれば、電子機器本体1
0および電源部20を収納した筐体11のドライブベイ
を有効に活用して該無停電電源ユニット30を組み込
み、電子機器に一体化することができるので、全体的な
システム構成の大幅な簡素化と設備スペースのコンパク
ト化を図ることができる。しかも無停電電源ユニット3
0におけるケース42の前面に表示器48が設けられて
おり、該無停電電源ユニット30の動作状態、ひいては
二次電池31の充電状態が表示されるので、電子機器の
取り扱い場所において無停電電源ユニット30の動作状
態を確認し、把握することができる。これ故、無停電電
源ユニット30の動作状態から、商用電源の停電や電源
部20の故障状況等を確実にモニタすることが可能とな
る。
【0025】また無停電電源ユニット30に組み込まれ
たアラーム機能38により、商用電源の停電やその電源
ラインの断線等の異常が検出されたとき、表示器48に
おけるLEDを表示駆動してその旨を報知するので、そ
の異常を外部から容易に、且つ確実に把握することが可
能である。特に複数台の電子機器を並べて用いているよ
うな場合であっても、どの電子機器の電源線に異常が発
生したのかを正確に把握し、その対策を講じることが可
能となる等の利点がある。またこのようなアラーム用の
LEDを前記筐体11の裏面側、例えば電源部20の裏
面側に組み込んでおけば、電子機器装置(筐体11)の
裏側に回って該電子機器装置をメンテナンスする場合で
あっても、どの電子機器装置に対して交流電力の供給が
停止しているのかを容易に判別することができるので、
そのメンテナンス効率を高めることが可能となる。
【0026】また上述した如く構成された無停電電源ユ
ニット30によれば、該無停電電源ユニット30自体が
二次電池31を冷却するための冷却ファン35を備えて
おり、電子機器本体10や電源部20とは独立に冷却フ
ァン35を作動させるので、二次電池31の不本意な温
度上昇に伴う電池特性の劣化を未然に防ぐことができ
る。従って無停電電源ユニット30の動作特性を簡易に
して効果的に保証しながら、電源部20により駆動され
る電子機器本体10の動作を確実に保証することができ
る等の実用上多大なる効果が奏せられる。
【0027】更に前述した実施形態によれば、電源部2
0自体もアラーム機能24を備えているので、複数台の
電子機器中のどの電子機器の電源線に異常が発生したの
かを正確に把握することが容易である等の利点もある。
更には無停電電源ユニット30の動作状態、および電源
装置20の動作状態を電子機器本体10に通知する機能
を備えているので、電子機器本体10にとっては無停電
電源ユニット30および電源部20の動作状態を把握し
ながら所定の処理動作を実行することができ、商用電源
の停電時等におけるデータ保全処理等を迅速に実行する
ことができる等の利点がある。
【0028】ここで前記無停電電源ユニット30におけ
る二次電池31として用いられるニッケル・水素蓄電池
(Ni-MH蓄電池)について簡単に説明すると、このニ
ッケル・水素蓄電池(Ni-MH蓄電池)は、例えば図4
にその概略的な断面構造を示すようにシート状の正極5
1と負極52とをセパレータ53を介して相互に絶縁し
て巻回し、円筒状の容器54内に電解液と共に封入した
構造を有する。特に正極51および負極52は、その巻
き軸方向に互いに逆向きに突出させた状態で巻回されて
おり、その突出端部を集電板55,56にそれぞれ溶接
することで、例えば3Ah程度の大電流を通電し得る如
く構成されている。尚、ニッケル・水素蓄電池の電池電
圧が1.2Vであることから、従来の鉛蓄電池を用いた
無停電電源装置と同様な直流電力(12V)を得る場合
には、10本のニッケル・水素蓄電池を直列に接続する
ことで二次電池31が実現される。
【0029】ちなみに12V-3Ahクラスのニッケル
・水素蓄電池と鉛蓄電池とを比較した場合、図5に満充
電状態から20Aの一定電流にて放電させたときの電池
容量(実効容量)の変化を特性A,Bとしてそれぞれ示
すように、ニッケル・水素蓄電池の方が略2倍程度優れ
ている。しかも12V-3Ahクラスのニッケル・水素
蓄電池は、同クラスの鉛蓄電池に比較してエネルギ密度
が高く、その大きさにして略1/5の体積を有するに過
ぎない。従って仮に従来の鉛蓄電池と同程度のバックア
ップ性能(実効容量)を備えるだけならば、12V-1.
5Ahクラスのニッケル・水素蓄電池を用いても十分で
あり、全体的には鉛蓄電池に比較して1/10程度の体
積のニッケル・水素蓄電池を用いても、無停電電源用の
二次電池31として十分な機能を発揮させることが可能
である。これ故、二次電池31としてニッケル・水素蓄
電池を用いることにより、前述したように該二次電池3
1を電子機器の筐体11に対してコンパクトに内蔵する
ことが可能である。
【0030】尚、本発明は上述した実施形態に限定され
るものではない。例えばこの実施形態に係る無停電電源
ユニット30を前記筐体11の5インチ用ドライブベイ
に装着する場合には、3.5インチ/5インチ用の変換
アダプタを用いるようにすれば良い。また筐体11内に
無停電電源ユニット30を組み込むスペースがないよう
な場合には、ケース42から電池ケース41に収納した
二次電池31だけを取り出し、これを筐体11の内部に
組み込むようにすることも可能である。その他、本発明
はその要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施するこ
とができる。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、電
子機器本体とその電源部、更に無停電電源ユニットを所
定の筐体に一体に組み込んで構成される電子機器装置に
おいて、電源部および/または無停電電源ユニットに設
けられたアラーム機能を用いて商用電源の供給停止が検
出されたときにその旨を報知するので、例えば複数台の
電子機器装置を並べて用いるような場合であっても、ど
の電子機器装置の商用電源ラインに異常があるのかを的
確に把握し、適切な対策を講じることができる。従って
電子機器装置のメンテナンス管理の容易化を図ることが
できる等の実用上多大なる効果が奏せられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る電子機器装置の全体
的な概略構成図。
【図2】電子機器本体や電源部を一体に組み込んで電子
機器装置を構成する筐体の例を示す図。
【図3】無停電電源ユニットの概略的な構造を示す図。
【図4】二次電池として用いられるニッケル・水素(N
i-MH)蓄電池の概略的な断面構造を示す図。
【図5】ニッケル・水素蓄電池と鉛蓄電池の電池容量を
対比して示す特性図。
【図6】従来システムにおける電子機器と無停電電源装
置との関係を示す図。
【符号の説明】
10 電子機器本体 20 電源部 24 アラーム機能 30 無停電電源ユニット 31 二次電池(ニッケル・水素蓄電池) 32 充電制御部 33 状態検出部 34 通信機能 35 冷却ファン 36 ファン制御部 37 表示部 38 アラーム機能
フロントページの続き (72)発明者 森 靖 東京都品川区南品川3丁目4番10号 東芝 電池株式会社内 Fターム(参考) 5B011 DA03 DA06 HH08 5H030 AA03 AS03 AS06 AS11 BB09 DD20

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子機器本体と、 交流電力を直流に変換して前記電子機器本体を駆動する
    電源部と、 この電源部により直流変換された電力を蓄積すると共
    に、前記交流電力の停止時に前記電子機器本体に対して
    上記蓄積した電力を供給する二次電池を備えた無停電電
    源ユニットと、 前記電子機器本体、前記電源部、および前記無停電電源
    ユニットを一体に収納した筐体と、 前記電源部および/または前記無停電電源ユニットに組
    み込まれて前記交流電力の供給停止を検出し該交流電力
    の停止を報知するアラーム機能とを具備したことを特徴
    とする電子機器装置。
  2. 【請求項2】 前記二次電池は、ニッケル・水素蓄電池
    からなる請求項1に記載の電子機器装置。
  3. 【請求項3】 前記アラーム機能は、前記交流電力の停
    止を表示および/または鳴動により報知する手段と、上
    記報知を停止させるリセット手段とを備える請求項1に
    記載の電子機器装置。
JP2000285964A 2000-09-20 2000-09-20 電子機器装置 Pending JP2002091627A (ja)

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US10/873,133 US6998821B2 (en) 2000-09-20 2004-06-23 Uninterruptible power supply

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