JP2002101573A - 無停電電源装置 - Google Patents

無停電電源装置

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JP2002101573A
JP2002101573A JP2000285965A JP2000285965A JP2002101573A JP 2002101573 A JP2002101573 A JP 2002101573A JP 2000285965 A JP2000285965 A JP 2000285965A JP 2000285965 A JP2000285965 A JP 2000285965A JP 2002101573 A JP2002101573 A JP 2002101573A
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Japan
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power supply
supply unit
secondary battery
electronic device
uninterruptible power
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JP2000285965A
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English (en)
Inventor
Nobuo Shiojima
信雄 塩島
Masakazu Nakamura
雅一 中村
Yutaka Kouta
豊 高多
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Toshiba Development and Engineering Corp
FDK Twicell Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Battery Co Ltd
Toshiba Digital Media Engineering Corp
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Publication date
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 構成の簡素化とコンパクト化を図ると共に、
電子機器に一体に組み込んで主電源の停電時における電
子機器の動作を確実に保証することのできる簡易な構成
の無停電電源装置を提供する。 【解決手段】 電子機器本体10を駆動する電源部20
により直流変換された電力を蓄積すると共に、電源部か
ら電力が得られないときに電子機器本体に対して蓄積し
た電力を供給する為の、例えばニッケル・水素蓄電池か
らなる二次電池31と、この二次電池の充放電を制御す
る充電制御部32とを具備した無停電電源ユニット30
を、電子機器本体および電源部を収容した筐体11に予
め準備された周辺機器装着用のドライブベイに装着可能
なケース42に収納してパック構造化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータやサ
ーバ等の電子機器の駆動源として用いられる商用電源
(交流)の停電時に該電子機器の作動を保証するに好適
な無停電電源装置に関する。
【0002】
【関連する背景技術】OA(オフィスオートメーショ
ン)化の進展に伴い、各種情報(データ)の保全要求が
高まっている。そこで各種の情報処理装置や制御機器と
して用いられるコンピュータ、またコンピュータを含む
周辺機器やネットワークシステムにおいてデータを保持
または制御するサーバ等の電子機器の作動を保証するべ
く、例えば図6に示すように電子機器1の電源入力部と
主電源として用いられる商用電源2との間に無停電電源
装置3を設置し、停電時には上記無停電電源装置3から
電子機器1に対して電力供給することが行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来の無
停電電源装置3は、専ら、バックアップ用の電力を蓄え
る二次電池4として鉛蓄電池を用いている。この為、無
停電電源装置3は重くて嵩張ることのみならず、その寿
命が短く、しかも液漏れの危険性がある等、環境上、幾
つかの問題が残されている。また電子機器1は、通常、
商用電源2を主電源として作動する如く構成されてお
り、一般的にはその電源入力部に商用電源2からその内
部電源である直流電力を生成する電源部(コンバータ)
5を備えている。これに対して無停電電源装置3に組み
込まれる二次電池4は基本的に直流電力を蓄積するもの
である。これ故、無停電電源装置3においては、二次電
池4を充電するべく前記商用電源2を直流変換するコン
バータ6を備え、更にこの直流変換されて二次電池4に
蓄積された電力を交流変換して前記電子機器1に供給す
るコンバータ7を備えて構成される。
【0004】この為、無停電電源装置3を備えて構築さ
れるシステムにおいては、商用電源(交流)を直流変換
するコンバータ6、二次電池4に蓄積された電力を交流
変換するコンバータ7、および商用電源2または無停電
電源装置3から供給される交流電力を直流変換するコン
バータ(電源部)5からなる3つのコンバータを備える
ことになり、その構成が大掛かりなものとなることが否
めない。しかも電子機器1自体の消費電力が大きい場
合、コンバータ5,6,7として大電力容量のものを準備
する必要があり、また二次電池4としても大容量のもの
が必要となる。この為、無停電電源装置3の大きさ(体
積)が大型化することが否めず、一般的には電子機器1
に内蔵することなく、別装置として設置せざるを得ない
のが実情である。
【0005】本発明はこのような事情を考慮してなされ
たもので、その目的は、その構成の簡素化とコンパクト
化を図ると共に、電子機器に一体に組み込んで主電源の
停電時における電子機器の動作を確実に保証することの
できる簡易な構成の無停電電源装置を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
べく本発明に係る無停電電源装置は、交流電力を直流に
変換して、コンピュータやサーバ等からなる所定の電子
機器本体を駆動する電源部と、上記交流電力の供給停止
時における前記電子機器本体の作動を保証する無停電電
源ユニットとを備えたものであって、前記無停電電源ユ
ニットは、前記電源部により直流変換された電力を蓄積
すると共に、前記交流電力の停止時に前記電子機器本体
に対して上記蓄積した電力を供給する二次電池と、この
二次電池の充電を制御する充電制御部とを具備してな
り、前記電子機器本体と電源部とを一体に組み込む筐体
に予め準備された周辺機器装着用のドライブベイに装着
可能なケースに、前記無停電電源ユニットを組み込んで
パック構造化したことを特徴としている。
【0007】或いは請求項2に記載するように前記二次
電池および前記充電制御部を電池パックとして一体化
し、この電池パックを前記筐体に設けられた周辺機器装
着用のドライブベイに装着可能なケースに組み込むよう
にしたことを特徴としている。ちなみに前記二次電池と
しては、好ましくは請求項3に記載するようにニッケル
・水素蓄電池が用いられる。また請求項4に記載するよ
うに前記ケースには、その前面に前記二次電池の充電状
態を表示する為の表示部が設けられる。更には請求項5
に記載するように前記ケースは、前記筐体に予め準備さ
れた周辺機器装着用のドライブベイの全てが使用されて
いるとき、前記筐体内部のハードディスク装置増設用の
領域に組み込み可能なように、例えば3.5インチ用ド
ライブベイに収納し得る大きさのものとして実現され
る。
【0008】更には請求項6に記載するように前記二次
電池を、少なくともその一部が熱伝導性部材からなる電
池ケースにて覆った構造とすることを特徴としている。
そして請求項7に記載するように前記熱伝導性部材とし
ては、好ましくは、前記二次電池の表面に沿った凹凸面
を有するものとして構成することを特徴としている。即
ち、本発明に係る無停電電源装置は、二次電池として小
型で大容量のニッケル・水素蓄電池を用い、この二次電
池にて電源部が直流変換した直流電力を蓄積するように
し、この蓄積した直流電力を電子機器本体に直接供給す
るように構成することでその簡素化を図り、更にこの二
次電池を、電子機器の筐体におけるドライブベイに装着
可能なケースに収納した構造のものとすることで、電子
機器への組み込みの容易化とその取り扱いの容易化を図
ったことを特徴としている。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の一
実施形態に係る無停電電源装置について説明する。図1
は、この発明に係る無停電電源装置を組み込んで構成さ
れる電子機器の概略構成を示すもので、10はコンピュ
ータやサーバ等からなる電子機器本体、20は商用電源
(交流電力)を直流変換して上記電子機器本体10を駆
動する電源部、そして30は上記電源部20により直流
変換された電力を蓄積すると共に、前記交流電力の給電
停止時(断線や停電時)等に前記電子機器本体10に対
して上記蓄積した電力を供給する二次電池を備えた無停
電電源ユニットである。そして本発明に係る無停電電源
装置は、上記電源部20と無停電電源ユニット30とに
より構成される。
【0010】電子機器本体10を駆動する電源部20
は、基本的には前述した商用電源(交流電源)を直流変
換して所定の直流電力を生成するAC/DCコンバータ
21を主体として構成される。更にこの実施形態におい
ては、前記電源部20には上記AC/DCコンバータ2
1の動作状態を検出する状態検出部22や、この状態検
出部22にて検出された状態情報を前記電子機器本体1
0に通知する為の通信機能23が設けられている。更に
この電源部20には、上記状態検出部22にて商用電源
の停電が検出されたとき、その旨を報知する為のアラー
ム機能24が組み込まれると共に、前記AC/DCコン
バータ21を冷却する為の専用の冷却ファン25が組み
込まれている。
【0011】尚、前記状態検出部22は、AC/DCコ
ンバータ21の動作状態として、商用電源(交流電源)
の入力状態を調べることで商用電源ラインの断線や停電
を検出すると共に、また冷却ファン25の交換時期を把
握するべく、電子機器本体10に対する直流電力の供給
時間から前記冷却ファン25の稼働時間を検出するよう
に構成される。
【0012】しかして上記電子機器本体10および電源
部20は、基本的には、例えば図2に示すように箱形の
筐体11に一体に組み込まれて1つの電子機器を構成す
る。この筐体11にも、例えばその裏面側に冷却ファン
12が組み込まれており、該冷却ファン12により筐体
11の内部に空気を強制的に通流させることで、電子機
器全体を冷却するように構成されている。このような電
子機器に対して前記無停電電源ユニット30は、更に上
記筐体11に組み込まれることで該電子機器と一体化さ
れ、交流電源の停電時等に電子機器本体10に直流電力
を供給してその作動をバックアップする役割を担う。
【0013】即ち、この無停電電源ユニット30は、図
1に示すように複数のニッケル・水素蓄電池(Ni-MH
電池)を直列に接続して構成される二次電池31を備
え、更に該二次電池31に対する充電を制御する充電制
御部32や該二次電池31の充電状態を検出する状態検
出部33を備えて構成される。ちなみに上記状態検出部
33は、例えば二次電池31の電池電圧Vやその電池温
度T,更には電池容量C,放電回数N,満充電状態F
C,電池寿命LT等をそれぞれ検出する機能を備えたも
のからなる。前記充電制御部32は、状態検出部33に
て検出される前記二次電池31の状態に応じて該二次電
池31の充電を制御する。また充電制御部32は、前記
商用電源の停電等に伴う前記AC/DCコンバータ21
の作動停止時には、前記二次電池31に蓄積された直流
電力エネルギを放電させることで、前記AC/DCコン
バータ21に代わって前記電子機器本体10に対して直
流電力を供給する。
【0014】またこの無停電電源ユニット30には、例
えばRS-232Cの通信仕様に従って前記電子機器本
体10との間でデータ通信する通信機能34が設けられ
ており、前記状態検出部33にて検出された二次電池3
1の電池電圧V等の状態情報が、適宜、前記電子機器本
体10に通知されるようになっている。更にこの無停電
電源ユニット30には、後述するように前記二次電池3
1を冷却するための専用の冷却ファン35とその制御部
36が設けられている。更にこの無停電電源ユニット3
0には、前記二次電池31の充電状態等を表示する為の
表示部37や、前述した商用電源(交流電源)の停電を
報知する為のアラーム機能38が設けられている。
【0015】尚、前記電子機器本体10との情報通信
は、該電子機器本体10に設けられた通信機能13を介
して実行される。具体的には電子機器本体10に設けら
れた通信機能13、電源部20に設けられた通信機能2
3、そして無停電電源ユニット30に設けられた通信機
能34を、RS-232Cケーブルを用いて順次接続す
ることでデータ通信路が形成され、例えば無停電電源ユ
ニット30からの情報が電源部20を介して電子機器本
体10に通知され、また電源部20の情報もまた電子機
器本体10に通知されるようになっている。
【0016】そして電子機器本体10においては、これ
らの電源部20や無停電電源ユニット30から通知され
る情報から、例えば商用電源の停電を知り、電源部20
に代わって無停電電源ユニット30から直流電力が供給
される期間内に、該電子機器本体10の内部に展開して
いる各種データを不揮発性メモリに保存処理する等の一
連のデータ保全処理を実行する。
【0017】ここで本発明に係る無停電電源装置が特徴
とするところは、特に無停電電源ユニット30に組み込
まれる前記二次電池31として、小型で電池容量の大き
いニッケル・水素(Ni-MH)蓄電池を用いている点に
あり、特に図3にその概略構成を示すように複数本の円
筒形Ni-MH蓄電池を横並びにして、例えば伝熱性の高
いアルミニウム製の扁平な箱形形状をなす電池ケース4
1に、その充電制御部と共に収納して電池パック化し、
更にこの電池パック化した電池ケース41を前記筐体1
1のドライブベイに装着可能なケース42に収納してい
る点にある。尚、このケース42は、図示しない蓋によ
り覆われる。
【0018】ちなみに上記ケース42は、前述した筐体
11に予め準備された周辺機器装着用の、例えば3.5
インチ用ドライブベイに適合した大きさのものからな
る。前記電池ケース41に収納されて電池パック化され
た二次電池31は、このようなケース42に着脱自在に
組み込まれ、該ケース42に予め組み込まれている回路
基板43,44に信号ケーブル45,46を介して電気的
に接続されて無停電電源ユニット30を構成する。
【0019】尚、前記ケース42の背面部には該ケース
42内に空気を通流させて、特に電池ケース41を介し
て前記二次電池31を冷却する為の前述した冷却ファン
35が設けられている。この冷却ファン35は、ケース
42の背面部側に設けられた回路基板43に組み込まれ
たファン制御部36の制御を受けて駆動されるもので、
例えば前記状態検出部33により電池温度Tの上昇が検
出されたときに選択的に駆動される。無停電電源ユニッ
ト30は、このような冷却ファン35を備えることで、
前述した電子機器本体10や電源部20とは独立に温度
管理され、二次電池31の不本意な温度上昇が抑制され
るようになっている。
【0020】尚、この実施形態においては前記電池ケー
ス41は、その内部に複数本の円筒形ニッケル・水素蓄
電池を横並びに収納する箱部41aと、この箱部41a
の上面を覆って設けられる蓋部41bとからなる。特に
この蓋部41bは、熱伝導性の良いアルミニウム等から
なるもので、横並びに収納された複数本の円筒形ニッケ
ル・水素蓄電池の周面に沿って該周面に順次密着する波
形の形状を有し、ニッケル・水素蓄電池との熱的な結合
度が高められている。更にこの蓋部41bの上面には複
数条の仕切板(放熱フィン)41cが平行に突設されて
いる。この際、箱部41aの底面も、上記蓋部41bと
同様な形状としても良い。
【0021】そして前述した冷却ファン35は上述した
電池ケース41の構造と相俟って、上記仕切板41cに
沿って前記蓋部41bの上面に空気を通流させることで
該蓋部41bを介してニッケル・水素蓄電池を効率的に
冷却するものとなっている。尚、特に図示しないが前記
状態検出部33を組み込んだ回路基板は、上記ニッケル
・水素蓄電池と共に電池ケース41内に収納されて電池
パック化される。
【0022】また前記ケース42の前面パネル部には、
LED等からなる表示器48が組み込まれている。この
表示器48は、ケース42の前面部側に設けられた回路
基板44に組み込まれた表示部37の制御を受けて表示
駆動される。この表示器48によって、例えば前記状態
検出部33により検出される二次電池31の充電状態
が、具体的には電池電圧Vや充電容量C、更には充放電
の状態や放電回数等の情報が表示される。またこの表示
器48により、前述したアラーム機能38の制御の下で
停電状態の表示が行われるようになっている。
【0023】尚、図3に示す実施形態においては、前記
信号ケーブル45,46はコネクタを介して前記電池ケ
ース41と回路基板43,44との間にそれぞれ連結さ
れるように構成されるが、これらの信号ケーブル45,
46を電池ケース41から直接的に導出しておき、回路
基板43,44側に対してのみコネクタ結合するように
構成しておくことも可能である。また特に図示しない
が、電池ケース41と回路基板43,44とを、信号ケ
ーブル45,46を用いることなく直接的にコネクタ結
合するように構成することも勿論可能である。
【0024】かくして二次電池31を内蔵して電池パッ
ク化した電池ケース41、および状態検出部33等の周
辺回路を組み込んだ回路基板43,44を、箱状のケー
ス42に一体に組み込んでコンパクトに構成される無停
電電源ユニット30は、前述した筐体11の空き状態に
ある3.5インチ用のドライブベイを利用して該筐体1
1に組み込まれる。そしてこの無停電電源ユニット30
の二次電池31から導出された所定の電源ケーブルを、
前記電源部20の直流出力端子に内部的に接続すること
で、該無停電電源ユニット30が電子機器本体10およ
び電源部20がなす電子機器に一体化される。
【0025】尚、上記無停電電源ユニット30は、筐体
11のドライブベイに空きがない場合には、例えば筐体
11の内部のハードディスク装置増設用の領域(図示せ
ず)に装着する等して電子機器に組み込まれて使用され
る。またこの筐体11内のハードディスク装置増設用の
領域が、既に増設されたハードディスク装置により塞が
っている場合には、筐体11に対して外付けされて使用
される。
【0026】しかして無停電電源ユニット30における
二次電池31は、充電制御部32の制御の下で前記電源
部20が直流変換した電力(直流電力)により充電され
てその電力エネルギを蓄積する。この電力エネルギの充
電は、その満充電状態が検出されるまで行われる。また
前記電源部20からの直流電力の供給が途切れたときに
は無停電電源ユニット30は、前記充電制御部32の制
御の下で上記二次電池31に蓄積された電力(直流)を
放電し、前記電子機器本体10に供給することで該電子
機器本体10の作動を所定時間に亘って保証するものと
なっている。
【0027】この際、前記状態検出部33は前記二次電
池31からの放電の回数Nを計数しており、この放電回
数Nを該二次電池31の充放電繰り返し始し回数として
捉えることで該二次電池31の電池寿命を管理してい
る。そして二次電池31の電池寿命が近付いたとき、該
二次電池31の交換を促すメッセージを前記表示器48
を介して出力したり、或いは前記電子機器本体10に対
してその旨を通知するものとなっている。このような機
能を備えることで、電池寿命の尽きた二次電池31をそ
のまま使用するような不具合を回避し得るように配慮さ
れている。
【0028】かくして上述したように二次電池31の状
態検出機能や通信機能、更には表示機能を備えて構成さ
れる無停電電源ユニット30によれば、電子機器本体1
0および電源部20を収納した筐体11のドライブベイ
を有効に活用して該無停電電源ユニット30を組み込
み、電子機器に一体化することができるので、全体的な
システム構成の大幅な簡素化と設備スペースのコンパク
ト化を図ることができる。しかも無停電電源ユニット3
0におけるケース42の前面に表示器48が設けられて
おり、該無停電電源ユニット30の動作状態、ひいては
二次電池31の充電状態が表示されるので、電子機器の
取り扱い場所において無停電電源ユニット30の動作状
態を確認し、把握することができる。これ故、無停電電
源ユニット30の動作状態から、商用電源の停電や電源
部20の故障状況等を確実にモニタすることが可能とな
る。
【0029】また無停電電源ユニット30に組み込まれ
たアラーム機能38の作動から、商用電源の停電やその
電源ラインの断線等の異常を容易に、且つ確実に把握す
ることが可能である。特に複数台の電子機器を並べて用
いているような場合であっても、どの電子機器の電源線
に異常が発生したのかを正確に把握し、その対策を講じ
ることが可能となる等の利点がある。
【0030】更には無停電電源ユニット30自体が、そ
の二次電池31を冷却するための冷却ファン35を備え
ており、電子機器本体10や電源部20とは独立に冷却
ファン35を作動させるので、二次電池31の不本意な
温度上昇に伴う電池特性の劣化を未然に防ぐことができ
る。従って無停電電源ユニット30の動作特性を簡易に
して効果的に保証しながら、電源部20により駆動され
る電子機器本体10の動作を確実に保証することができ
る等の実用上多大なる効果が奏せられる。
【0031】更に前述した実施形態によれば、電源部2
0自体もアラーム機能24を備えているので、複数台の
電子機器中のどの電子機器の電源線に異常が発生したの
かを正確に把握することが容易である等の利点もある。
更には無停電電源ユニット30の動作状態、および電源
装置20の動作状態を電子機器本体10に通知する機能
を備えているので、電子機器本体10にとっては無停電
電源ユニット30および電源部20の動作状態を把握し
ながら所定の処理動作を実行することができ、商用電源
の停電時等におけるデータ保全処理等を迅速に実行する
ことができる等の利点がある。
【0032】ここで前記無停電電源ユニット30におけ
る二次電池31として用いられるニッケル・水素蓄電池
(Ni-MH蓄電池)について簡単に説明すると、このニ
ッケル・水素蓄電池(Ni-MH蓄電池)は、例えば図4
にその概略的な断面構造を示すようにシート状の正極5
1と負極52とをセパレータ53を介して相互に絶縁し
て巻回し、円筒状の容器54内に電解液と共に封入した
構造を有する。特に正極51および負極52は、その巻
き軸方向に互いに逆向きに突出させた状態で巻回されて
おり、その突出端部を集電板55,56にそれぞれ溶接
することで、例えば3Ah程度の大電流を通電し得る如
く構成されている。尚、ニッケル・水素蓄電池の電池電
圧が1.2Vであることから、従来の鉛蓄電池を用いた
無停電電源装置と同様な直流電力(12V)を得る場合
には、10本のニッケル・水素蓄電池を直列に接続する
ことで二次電池31が実現される。
【0033】ちなみに12V-3Ahクラスのニッケル
・水素蓄電池と鉛蓄電池とを比較した場合、図5に満充
電状態から20Aの一定電流にて放電させたときの電池
容量(実効容量)の変化を特性A,Bとしてそれぞれ示
すように、ニッケル・水素蓄電池の方が略2倍程度優れ
ている。しかも12V-3Ahクラスのニッケル・水素
蓄電池は、同クラスの鉛蓄電池に比較してエネルギ密度
が高く、その大きさにして略1/5の体積を有するに過
ぎない。従って仮に従来の鉛蓄電池と同程度のバックア
ップ性能(実効容量)を備えるだけならば、12V-1.
5Ahクラスのニッケル・水素蓄電池を用いても十分で
あり、全体的には鉛蓄電池に比較して1/10程度の体
積のニッケル・水素蓄電池を用いても、無停電電源用の
二次電池31として十分な機能を発揮させることが可能
である。これ故、二次電池31としてニッケル・水素蓄
電池を用いることにより、前述したように該二次電池3
1を電子機器の筐体11に対してコンパクトに内蔵する
ことが可能である。
【0034】尚、本発明は上述した実施形態に限定され
るものではない。例えばこの実施形態に係る無停電電源
ユニット30を前記筐体11の5インチ用ドライブベイ
に装着する場合には、3.5インチ/5インチ用の変換
アダプタを用いるようにすれば良い。また筐体11内に
無停電電源ユニット30を組み込むスペースがないよう
な場合には、ケース42から電池ケース41に収納した
二次電池31だけを取り出し、これを筐体11の内部に
組み込むようにすることも可能である。その他、本発明
はその要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施するこ
とができる。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、電
子機器本体を駆動する電源部電源部により直流変換され
た電力を蓄積すると共に、前記交流電力の停止時に前記
電子機器本体に対して上記蓄積した電力を供給する、例
えばニッケル・水素蓄電池からなる二次電池と、この二
次電池の充放電を制御する充電制御部とを具備した無停
電電源装置を、前記電子機器本体および電源部を収容し
た筐体に予め準備された周辺機器装着用のドライブベイ
に装着可能なケースに収納したパック構造を有するので
電子機器に対する組み込みが容易であり、しかも全体的
なシステム構成の大幅な簡素化と設備スペースのコンパ
クト化を図ることができる等の実用上多大なる効果が奏
せられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る無停電電源装置と、
この無停電電源装置を組み込んで構成される電子機器の
全体的な概略構成図。
【図2】電子機器本体や電源部を一体に組み込んで電子
機器を構成する筐体の例を示す図。
【図3】本発明の一実施形態に係る無停電電源装置を構
成する無停電電源ユニットの概略的な構造を示す図。
【図4】二次電池として用いられるニッケル水素(Ni-
MH)蓄電池の概略的な断面構造を示す図。
【図5】ニッケル・水素蓄電池と鉛蓄電池の電池容量を
対比して示す特性図。
【図6】従来システムにおける電子機器と無停電電源装
置との関係を示す図。
【符号の説明】
10 電子機器本体 20 電源部 30 無停電電源ユニット 31 二次電池(ニッケル・水素蓄電池) 32 充電制御部 33 状態検出部 34 通信機能 35 冷却ファン 36 ファン制御部 37 表示部 38 アラーム機能 41 電池ケース 42 ケース 43,44 回路基板
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H02M 7/48 H02M 7/48 N (72)発明者 中村 雅一 東京都品川区南品川3丁目4番10号 東芝 電池株式会社内 (72)発明者 高多 豊 東京都品川区南品川3丁目4番10号 東芝 電池株式会社内 Fターム(参考) 5G015 FA10 GB02 JA10 JA32 JA41 JA53 JA55 KA03 5H006 BB03 CC02 CC08 DC00 HA02 HA05 5H007 AA12 BB05 CC01 CC03 HA03 HA07 5H030 AS03 BB01 DD11 FF00 5H040 AA00 AA28 AS01 AY04 AY05 DD10 LL00

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交流電力を直流に変換して所定の電子機
    器本体を駆動する電源部と、上記交流電力の供給停止時
    における前記電子機器本体の作動を保証する無停電電源
    ユニットとを備えた無停電電源装置であって、 前記無停電電源ユニットは、前記電源部により直流変換
    された電力を蓄積すると共に、前記交流電力の停止時に
    前記電子機器本体に対して上記蓄積した電力を供給する
    二次電池と、この二次電池の充電を制御する充電制御部
    とを具備してなり、 前記電子機器本体と電源部とを一体に組み込む筐体に予
    め準備された周辺機器装着用のドライブベイに装着可能
    なケースに、前記無停電電源ユニットを組み込んでパッ
    ク構造化したことを特徴とする無停電電源装置。
  2. 【請求項2】 交流電力を直流に変換して所定の電子機
    器本体を駆動する電源部と、上記交流電力の供給停止時
    における前記電子機器本体の作動を保証する無停電電源
    ユニットとを備えた無停電電源装置であって、 前記無停電電源ユニットは、前記電源部により直流変換
    された電力を蓄積すると共に、前記交流電力の停止時に
    前記電子機器本体に対して上記蓄積した電力を供給する
    二次電池と、この二次電池の充電を制御する充電制御部
    とを具備してなり、 前記二次電池および前記充電制御部は、電池パックとし
    て一体化され、前記電子機器本体と電源部とを一体に組
    み込む筐体に予め準備された周辺機器装着用のドライブ
    ベイに装着可能なケースに着脱自在に収納されることを
    特徴とする無停電電源装置。
  3. 【請求項3】 前記二次電池は、ニッケル・水素蓄電池
    からなる請求項1または2に記載の無停電電源装置。
  4. 【請求項4】 前記ケースは、その前面に前記二次電池
    の状態を表示する表示部を備えたものである請求項1ま
    たは2に記載の無停電電源装置。
  5. 【請求項5】 前記ケースは、前記筐体に予め準備され
    た周辺機器装着用のドライブベイの全てが使用されてい
    るとき、前記筐体内部のハードディスク装置増設用の領
    域に組み込み可能なものである請求項1または2に記載
    の無停電電源装置。
  6. 【請求項6】 前記二次電池は、少なくともその一部が
    熱伝導性部材からなる電池ケースにて覆われて電池パッ
    ク化されることを特徴とする請求項1または2に記載の
    無停電電源装置。
  7. 【請求項7】 前記熱伝導性部材は、前記二次電池の表
    面に沿った凹凸面を有することを特徴とする請求項6に
    記載の無停電電源装置。
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