JP2002091445A - 自動作曲装置、自動作曲方法および自動作曲プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

自動作曲装置、自動作曲方法および自動作曲プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

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JP2002091445A
JP2002091445A JP2000286055A JP2000286055A JP2002091445A JP 2002091445 A JP2002091445 A JP 2002091445A JP 2000286055 A JP2000286055 A JP 2000286055A JP 2000286055 A JP2000286055 A JP 2000286055A JP 2002091445 A JP2002091445 A JP 2002091445A
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昇三 田中
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 好みの曲風を直接入力することなく、個人の
個性に合わせた楽曲データを自動生成する。 【解決手段】 楽曲データを生成する元となる音楽素材
等を蓄積するデータベース1を備え、楽曲データを生成
するための基本情報としての個人の名前、生年月日、星
座、血液型や好みの色等の個人情報を入力手段2により
入力し、入力した個人情報に基づいて検索手段3により
データーベース1を検索し、検索手段3により取得した
音楽素材に基づいて作曲手段4により楽曲データを生成
し、生成した楽曲データを出力手段5により出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、楽曲データを自動
生成する自動作曲装置、自動作曲方法および自動作曲プ
ログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒
体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、楽曲を自動的に生成する技術が提
案されている。このような技術の例として、乱数に基づ
き得られた音符が楽理的に適切であるか否かを判断し、
不適切である場合には再度音符を得ることにより楽曲を
生成する技法、マルコフ連鎖を用いて確率的に音符を求
めることにより楽曲を生成する技法や、既存曲から抽出
した音符やリズム感の推移確率および乱数を用いて楽曲
を生成する技法などが知られている。
【0003】また、特開平5−181409号公報に記
載のように、リズムパターンやコード進行等の音楽素材
のデータベースを用意しておき、曲風や音楽構造等の設
定した作曲条件に合う音楽素材をデータベースから検索
し、検索結果を作曲の一部として生成する自動作曲機が
知られている。このような自動作曲機によれば、ユーザ
の好みに沿う内容をもつメロディを効率よく提供できる
というものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】特開平5−18140
9号公報に記載の自動作曲機では、それぞれのユーザの
好みに合うメロディを得るために、ユーザは各自で曲風
等を入力して設定する必要がある。しかしながら、あま
り音楽に接していないユーザは、自分自身がどのような
曲風を望んでいるのか判断できないことも多い。
【0005】また、各ユーザが、他人の結婚式やお祝い
事等のプレゼントとして作曲しようとする場合、その他
人の好みの曲風を判断することは難しい。もし、その他
人に内緒で作曲してプレゼントしたい場合、本人に直接
音楽の嗜好を聞くこともできず、作曲した曲が好みにあ
っているかどうか分からないことになる。
【0006】そこで、本発明においては、曲を付ける対
象である個人等の好みの曲風等を直接入力することな
く、曲を付ける対象の特質に合わせた楽曲データを自動
生成することを可能とした自動作曲装置、自動作曲方法
および自動作曲プログラムを記録したコンピュータ読み
取り可能な記録媒体を提供する。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の自動作曲装置
は、楽曲データを生成する元となる音楽素材を蓄積する
データベースと、曲を付ける対象の特質を示す対象情報
を入力する入力手段と、入力した対象情報に基づいてデ
ータベースを検索し該当する音楽素材を抽出する検索手
段と、抽出した音楽素材に基づいて楽曲データを生成す
る作曲手段とを備えたものである。
【0008】これにより、曲を付ける対象の特質を示す
対象情報として、例えば個人の個性を示す情報である名
前、生年月日、星座または血液型等のデータを入力すれ
ば、この入力した対象情報に基づいて各対象の特質に合
わせた音楽素材がデータベースより抽出され、この抽出
された音楽素材に基づいて対象の特質に合った楽曲デー
タを生成することができる。
【0009】なお、本発明に係る対象は、人間個人や、
人間以外の動植物や物等を含むものとし、対象情報とし
て人間個人の特質であるその個人の個性を示す個人情報
を入力すれば、この入力した個人情報に基づいて各個人
の個性に合った楽曲データを得ることができる。また、
対象情報として動物として飼っているペットの特質を示
す対象情報を入力すれば、そのペットに合った楽曲デー
タを得ることができる。対象が植物や物の場合も同様で
ある。
【0010】ここで、本発明の自動作曲装置における検
索手段は、対象情報に基づいて人間や動植物等の対象の
キャラクターを占いにより判定し、この占いの結果に従
って音楽素材を抽出するものとすることができる。これ
により、対象情報に基づいてその対象固有の性格、性
質、感じ方、考え方や行動の仕方等のキャラクターを判
断し、対象のキャラクターに合わせた音楽素材に基づい
て対象の特質に合った楽曲データを生成することができ
る。
【0011】また、データベースの蓄積する音楽素材
は、人間や動植物等の対象のキャラクターに対して予め
パターン化したコード進行、リズムおよびトーンのデー
タとするのが望ましい。例えば、占いによって対象のキ
ャラクターを表すキーワードが得られたとき、このキー
ワードに対応するコード進行パターン、リズムパターン
およびトーンパターンが音楽素材として選択されること
によって、人間や動植物等の対象の特質に合った楽曲デ
ータが生成されることになる。
【0012】また、入力手段により入力する対象情報に
は、人間個人の好みの色のデータを含み、このとき、検
索手段は、個人の好みの色のデータに基づいて音楽素材
を抽出するものとすることが望ましい。対象情報をその
個人の好みの色のデータを含むものとする場合、イエロ
ーは陽気で上昇志向をもたらす色、オレンジイエローは
インシュリンの分泌を助ける色、オレンジは食欲を生む
色、レッドはパワーを生む色、ピンクは幸せとリラック
スを促す色、グリーンは落ち着きと安らぎを感じさせる
色、ブルーは神経を和らげる色、パープルは自己治癒力
を促す色、ホワイトは自律神経を活性化する色、ブラッ
クは絶望感を抱かせる色と言われており、これらの色に
合わせた音楽素材をデータベースから抽出することによ
り、個人の好みやそのときの感情に合った楽曲データを
生成することができる。
【0013】本発明の自動作曲方法は、予め楽曲データ
を生成する元となる音楽素材を蓄積し、曲を付ける対象
の特質を示す対象情報を入力し、入力した対象情報に基
づいて蓄積した音楽素材の中から該当する音楽素材を抽
出し、抽出した音楽素材に基づいて楽曲データを作成す
ることを特徴とし、入力した対象情報に基づいて各対象
の特質に合った音楽素材が抽出され、この抽出された音
楽素材に基づいて対象の特質に合った楽曲データを生成
することができる。
【0014】本発明に係る自動作曲装置は、例えばパー
ソナルコンピュータまたはワークステーションを用いて
実現され、その実現のためのプログラムは、半導体メモ
リ、ハードディスク、CD−ROM、フロッピー(登録
商標)ディスク、または光磁気ディスクなどのコンピュ
ータ読み取り可能な記録媒体に記録される。例えば、本
発明の自動作曲プログラムを記録したコンピュータ読み
取り可能な記録媒体は、対象の特質を示す対象情報を入
力する入力手段と、楽曲データを生成する元となる音楽
素材を蓄積するデータベースを入力した対象情報に基づ
いて検索し該当する音楽素材を抽出する検索手段と、抽
出した音楽素材に基づいて楽曲データを生成する作曲手
段としてコンピュータを機能させるものである。
【0015】このような記録媒体に記録されたプログラ
ムは、主メモリ上に適時ローディングされ、コンピュー
タによって実行される。その際、CD−ROMドライ
ブ、フロッピーディスクドライブ、または光磁気ディス
クドライブなどのドライブ装置が必要に応じて用いられ
る。記録媒体がネットワークなどの通信回線で結ばれた
サーバ等に設けられている場合、通信回線を介してサー
バからプログラムが読み取られ、またはダウンロードさ
れる。また、プログラムが通信回線を介して処理装置に
転送される場合には、通信回線自体も記録媒体に相当す
る。プログラムは種々のOS、プラットホーム、システ
ム環境、またはネットワーク環境の下で動作するように
供給することが可能である。
【0016】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施の形態におけ
る自動作曲装置の機能構成を示すブロック図である。
【0017】本発明の実施の形態における自動作曲装置
は、キーボードやマウス等の入力装置、ディスプレイ等
の表示装置、CD−ROM等の記録媒体に記録されたプ
ログラムコードやその他のデータを読み取る読取装置、
楽曲データやその他のデータを記憶する記憶装置、楽曲
データを音により出力する音源装置、楽曲データを楽譜
として出力する印字装置、各装置を制御する中央処理装
置(CPU)等(いずれも図示せず)を備える。
【0018】図1において、自動作曲装置は、記憶装置
内に楽曲データを生成する元となる音楽素材等を蓄積す
るデータベース1を構成している。また、記憶装置に
は、楽曲データを生成するための基本情報としての個人
情報等を入力装置により入力する入力手段2、入力手段
2により入力した個人情報に基づいてデーターベース1
を検索する検索手段3、検索手段3により取得した音楽
素材に基づいて楽曲データを生成する作曲手段4、およ
び作曲手段4により生成した楽曲データを表示装置、音
源装置や印字装置等により出力する出力手段5をそれぞ
れ実行させるための処理プログラムが記憶されている。
これらの処理プログラムは、予め記憶装置に記録される
か、CD−ROM等の記録媒体に記録されたものを読取
装置により読み取って記憶装置へ記憶される。そして、
この処理プログラムをCPUの制御の下で実行させるこ
とにより、各手段2〜5の機能が実現する。
【0019】入力手段2により入力する個人情報は、曲
を付ける対象である人間個人の特質としての個性を示す
情報であって、その個人の名前、生年月日、星座、血液
型や好みの色等のデータである。好みの色のデータは、
データベース1へ予め色彩データを登録しておき、この
登録した色彩データの中から選択入力するものとする。
データベース1へ登録する色彩データは、イエロー、オ
レンジイエロー、オレンジ、レッド、ピンク、グリー
ン、ブルー、パープル、ホワイトやブラック等の色であ
る。
【0020】また、データベース1には、入力手段2に
より入力した個人情報としての個人の名前、生年月日、
星座や血液型等のデータに基づいて個人のキャラクター
を占うための占いデータや、音楽素材としてのコード進
行パターン、リズムパターンおよびトーンパターンのデ
ータ等を蓄積している。例えば、占いデータは、その個
人のキャラクターを表すキーワード等であり、音楽素材
は、この個人のキャラクターを表すキーワードや、前述
の個人の好みの色のデータに対応するように予めパター
ン化したものである。
【0021】図2はデータベース1に蓄積するコード進
行パターンの例を示している。図2に示すコード進行パ
ターンは、各キーワードに対応して長調(明るい)、短
調(暗い)、無調(無味乾燥)または長調&短調(さわ
やか)のメロディーとなるようなコード進行パターンを
定義している。例えば、長調のコード進行A,B,C,
Dは明るい雰囲気に聞こえるようなメロディーが構成さ
れ、短調のコード進行A,B,C,Dは暗い雰囲気に聞
こえるようなメロディーが構成されている。つまり、長
調の場合、明るい感じのメロディーになるので明るい感
じのコード進行となる。
【0022】図3はデータベース1に蓄積するリズムパ
ターンであって、同図(a)、(b)、(c)はそれぞ
れリズムパターンを構成するテンポ、リズムおよびジャ
ンルの3つの要素の例を示している。例えば、サンバの
場合、ハイテンポでリズミカルなパーカッションを主と
した感じのリズムパターンとなる。
【0023】図4はデータベース1に蓄積するトーンパ
ターンの例を示している。図4に示すトーンパターン
は、ホルン、バイオリン、ピアノやパーカッション等の
楽器に応じた音色(トーン)をパターン化したものであ
る。
【0024】検索手段3は、入力手段2により入力した
個人情報に基づいて個人のキャラクターをデータベース
1に蓄積する占いデータによる占いによって判定する。
さらに、検索手段3は、この占いの結果に従ってデータ
ベース1を検索し、該当するコード進行パターン、リズ
ムパターンおよびトーンパターンの音楽素材のデータを
抽出する。占いの結果に従って音楽素材を決定すること
により、占いにより判断した個人のキャラクターに合っ
た音楽素材が抽出される。また、個人の好みの色に従っ
て音楽素材を決定することにより、個人の好みやそのと
きの感情に合わせた音楽素材が抽出される。
【0025】また、図2〜図4にそれぞれ示すコード進
行パターン、リズムパターンおよびトーンパターンは、
個人情報として入力された好みの色のデータにも対応し
ている。例えば、イエローは陽気で上昇志向をもたらす
色、オレンジイエローはインシュリンの分泌を助ける
色、オレンジは食欲を生む色、レッドはパワーを生む
色、ピンクは幸せとリラックスを促す色、グリーンは落
ち着きと安らぎを感じさせる色、ブルーは神経を和らげ
る色、パープルは自己治癒力を促す色、ホワイトは自律
神経を活性化する色、ブラックは絶望感を抱かせる色を
表しているため、検索手段3は、前述の音楽素材の抽出
の際、選択した好みの色に応じて適宜抽出する音楽素材
を変更する。
【0026】作曲手段4は、検索手段3により抽出した
コード進行パターンおよびリズムパターンをベースとし
て音階と長さを乱数により発生させて楽曲データを生成
する。本実施形態においては、乱数により発生させた音
階と長さによる楽曲データを音楽理論に当てはめるた
め、3つの条件によるフィルタリングを行う。3つの条
件は、(1)リズムパターンに合った楽曲の拍子(音符
および休符)であること、(2)コード構成音(コード
パターンに合った音階)を楽曲の中に50%以上含むこ
と、(3)コードパターンに合わない音階は、経過音
(コード構成音の間を順次進行する音階)、刺繍音(コ
ードの構成音から2度以上上がってまたは下がって構成
音に戻る音階)や倚音(コードの構成音から2度以上ま
たは2度以下から順次構成音に戻る音階)等であること
とする。これらの条件を満たすようにフィルタリングを
行うことによって、収まりが良く快い楽曲のデータが得
られる。
【0027】ここでさらに、作曲手段4は、検索手段3
により抽出したトーンパターンに応じた楽曲データとす
る。こうして得られた楽曲データは、例えば、オーケス
トラとジャズバンドとの違いのように、トーンパターン
が楽曲に大きな影響を与えるので同じメロディーでも違
った雰囲気の楽曲となる。
【0028】出力手段5は、作曲手段4により生成した
楽曲データを音源装置により直接演奏するか、テープ、
コンパクトディスク(CD)やミニディスク(MD)等
のメディアに録音する。あるいは、表示装置や印字装置
により譜面として出力することも可能である。
【0029】以下、上記構成の自動作曲装置による作曲
手順について、図5を例にとって説明する。図5は生年
月日および好みの色に基づいて楽曲データを生成する手
順を示す図である。
【0030】図5において、まず、入力手段2によっ
て、曲を付ける個人の生年月日を入力し(S101)、
データベース1に登録された色彩データの中から好みの
色を選択する(S102)。なお、以下の例では、生年
月日として“1953年12月7日”、好みの色として
“イエロー”を選択したものとして説明する。
【0031】検索手段3は、入力された生年月日に基づ
いてデータベース1内の占いデータを検索することによ
り占いを行い、この占いの結果に該当するキーワードを
データベース1より抽出する(S103)。生年月日
“1953年12月7日”に対しては、データベース1
より“おおらか”で“完璧主義”の“王様”は“ヨイシ
ョに弱い”といったその個人のキャラクターを表すキー
ワードが抽出される。このとき、自動作曲装置により曲
を作成する日などに基づいてその日の運勢も合わせて占
うように検索手段3を構成すれば、同じ個人情報からそ
の日に応じた異なるキーワードが抽出される。
【0032】次に、検索手段3は、抽出したキーワード
に基づいてデータベース1を検索し、該当するリズムパ
ターンおよびコード進行パターンを抽出する(S10
4,S105)。上記の例によれば、ここで選択される
リズムパターンは図3に示す“ミディアム”−“テク
ノ”−“ハードロック”であり、コード進行パターン
は、図2に示す“長調A”である。ここで検索手段3
は、好みの色として選択された“イエロー”が陽気で上
昇志向をもたらす色であることから、この“イエロー”
が示す個人の感情に合わせてリズムパターンおよびコー
ド進行パターンを変更する。例えば、先に決定されたリ
ズムパターンおよびコード進行パターンが短調で暗い感
じのものであった場合、長調の明るい感じのものとなる
ように変更する。本例の場合、図3(a)に示すテンポ
を“ミディアム”から“スロー”へ、同図(c)に示す
ジャンルを“ハードロック”から“R&B”へそれぞれ
変更する。同図(b)に示すリズムは“テクノ”のまま
とする。
【0033】そして、作曲手段4は、抽出したコード進
行パターンおよびリズムパターンをベースとして音階と
長さを乱数により発生させ、フィルタリングを行って音
楽理論にマッチした楽曲データを生成する(S10
6)。ここで、検索手段3は、前述のキーワードに基づ
いてデータベース1を検索し、トーンパターンを抽出す
る(S107)。このとき、トーンパターンについて
も、好みの色として選択された“イエロー”に応じて、
検索手段3はトーンパターンを変更するものとする。な
お、トーンパターンは抽出したキーワードに基づいて自
動的に検索するだけでなく、個人の好みに応じて入力手
段1によって選択させる(S108)ことも可能であ
る。
【0034】そして、作曲手段4は、生成した楽曲デー
タをこの抽出したトーンパターンに応じて編集する。以
上のステップにより生成された楽曲データは、出力手段
5によって音源装置により演奏される(S109)。こ
の楽曲の演奏を実際に聞くことにより生成された楽曲デ
ータを確認し(S110)、この楽曲でよければ出力手
段5によってミニディスク(MD)やテープ等のメディ
アに録音するか、印字装置により譜面として出力する
(S111)。
【0035】このように、曲を付けたい個人の個性を示
す生年月日等の個人情報を入力し、この入力した個人情
報に基づいて、データベース1に蓄積したコード進行パ
ターン、リズムパターンおよびトーンパターンを抽出
し、これらの抽出した音楽素材に基づいて楽曲データを
生成することにより、その個人の個性や好みに合った楽
曲が生成される。また、曲を付ける人の好みの曲風を知
らずとも、その人の個人情報を入力することによってそ
の人の好みの楽曲データを得ることができる。
【0036】また、生年月日等の個人情報に基づいて占
いを行うことにより曲を付ける個人の固有の性格、性
質、感じ方、考え方や行動の仕方等のキャラクターを判
定し、このキャラクターに応じたコード進行パターン、
リズムパターンおよびトーンパターンを抽出して楽曲デ
ータを生成するため、その人の将来や運勢等を占うよう
なゲーム感覚で作曲を楽しむことが可能であり、生成さ
れた楽曲データは、占いによって判定された個人の個性
に合ったものである。
【0037】また、個人情報としてその人の好みの色を
選択入力させ、この好みの色に応じたコード進行パター
ン、リズムパターンおよびトーンパターンを抽出し、こ
れらの抽出した音楽素材に基づいて楽曲データを作成す
ることにより、そのときの感情に応じた楽曲データを得
ることができる。こうして得られた楽曲データは、その
ときの感情に合ったものであるため、リラクゼーション
に利用できる。
【0038】なお、本実施形態において、曲を付ける対
象として人間個人の例について説明したが、この他、動
植物や物等を曲を付ける対象とすることも可能である。
この場合、動物として飼っているペットの特質を示す情
報を入力すれば、飼っているペットに適した楽曲データ
を得ることが可能である。他の物を対象とする場合も同
様である。
【0039】
【発明の効果】本発明により、以下の効果を奏すること
ができる。
【0040】(1)予め楽曲を生成する元となる音楽素
材を蓄積し、曲を付ける対象の特質を示す対象情報を入
力し、入力した対象情報に基づいて蓄積した音楽素材の
中から該当する音楽素材を抽出し、抽出した音楽素材に
基づいて楽曲を作成する構成によって、曲を付ける対象
の対象情報を入力すればその対象の特質に合った楽曲が
生成され、曲を付ける対象である個人等の好みの曲風等
を知らなくてもその個人等の特質に合った楽曲を得るこ
とができる。
【0041】(2)検索手段は、特質情報に基づいて対
象のキャラクターを占いにより判定し、この占いの結果
に従って音楽素材を抽出するものとすることによって、
その対象である人等の将来や運勢等を占うようなゲーム
感覚で作曲を楽しむことが可能となり、占いによって判
定された個人等の対象の特質に合った楽曲を得ることが
できる。
【0042】(3)好みの色に基づいて抽出した音楽素
材に基づいて楽曲データを作成することにより、そのと
きの感情に応じた楽曲データを得ることができ、得られ
た楽曲はリラクゼーションに利用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態における自動作曲装置の
機能構成を示すブロック図である。
【図2】 データベースに蓄積するコード進行パターン
の例を示す図である。
【図3】 データベースに蓄積するリズムパターンを構
成する3つの要素であって、それぞれ(a)はテンポ、
(b)はリズム、(c)はジャンルの例を示す図であ
る。
【図4】 データベースに蓄積するトーンパターンの例
を示す図である。
【図5】 生年月日および好みの色に基づいて楽曲デー
タを生成する手順を示す図である。
【符号の説明】
1 データベース 2 入力手段 3 検索手段 4 作曲手段 5 出力手段

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 楽曲データを生成する元となる音楽素材
    を蓄積するデータベースと、曲を付ける対象の特質を示
    す対象情報を入力する入力手段と、前記入力した対象情
    報に基づいて前記データベースを検索し該当する音楽素
    材を抽出する検索手段と、前記抽出した音楽素材に基づ
    いて楽曲データを生成する作曲手段とを備えた自動作曲
    装置。
  2. 【請求項2】 前記検索手段は、前記特質情報に基づい
    て前記対象のキャラクターを占いにより判定し、この占
    いの結果に従って前記音楽素材を抽出するものとした請
    求項1記載の自動作曲装置。
  3. 【請求項3】 前記音楽素材は、前記対象のキャラクタ
    ーに対して予めパターン化したコード進行、リズムおよ
    びトーンのデータとした請求項2記載の自動作曲装置。
  4. 【請求項4】 前記対象情報は、個人の個性を示す情報
    であって、前記個人の名前、生年月日、星座または血液
    型のデータのいずれか1つを含むものとした請求項1か
    ら3のいずれかに記載の自動作曲装置。
  5. 【請求項5】 前記対象情報は、前記個人の好みの色の
    データを含み、前記検索手段は、前記個人の好みの色の
    データに基づいて前記音楽素材を抽出するものとした請
    求項4に記載の自動作曲装置。
  6. 【請求項6】 予め楽曲データを生成する元となる音楽
    素材を蓄積し、曲を付ける対象の特質を示す対象情報を
    入力し、入力した対象情報に基づいて前記蓄積した音楽
    素材の中から該当する音楽素材を抽出し、抽出した音楽
    素材に基づいて楽曲データを生成する自動作曲方法。
  7. 【請求項7】 対象の特質を示す対象情報を入力する入
    力手段と、楽曲データを生成する元となる音楽素材を蓄
    積するデータベースを前記入力した対象情報に基づいて
    検索し該当する音楽素材を抽出する検索手段と、前記抽
    出した音楽素材に基づいて楽曲データを生成する作曲手
    段と、してコンピュータを機能させる自動作曲プログラ
    ムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2004012181A1 (ja) * 2002-07-25 2004-02-05 Photon, Inc. 情報信号コンバートシステム
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