JP2002091292A - 学力判定方法及び学力判定システム - Google Patents

学力判定方法及び学力判定システム

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JP2002091292A
JP2002091292A JP2000275568A JP2000275568A JP2002091292A JP 2002091292 A JP2002091292 A JP 2002091292A JP 2000275568 A JP2000275568 A JP 2000275568A JP 2000275568 A JP2000275568 A JP 2000275568A JP 2002091292 A JP2002091292 A JP 2002091292A
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Shinichi Kawabata
河端  真一
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 試験の終了直後に直ちに試験の結果に対する
相対的な学力評価を受けることができる学力判定システ
ムを提供する。 【解決手段】 模擬試験として実施された試験問題を記
憶する問題データファイル32と、前記実施された模擬
試験における得点及び該得点に対する偏差値及び総受験
者数中の順位等を記憶する相対評価データファイル33
が設けられ、前記問題データファイル32に記憶された
問題を、問題出力手段23により被判定者の入出力端末
40に出力し、この入出力端末40を介してこの問題を
解答した被判定者の得点が入力されたとき、前記相対評
価データファイル33を検索して前記入力された得点に
対応する偏差値及び総合順位を判定して入出力端末40
に出力する、相対学力判定手段24を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータシス
テムによる学力判定方法及び学力判定システムに関し、
より詳細には、コンピュータネットワークを介して送信
される試験問題を解答すると共に、このときの得点を入
力することにより、受験生等の被判定者の学力を判定す
る学力判定方法及び学力判定システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、受験生の学力を判定する方法
として中学校、高等学校、大学、その他の各種学校の入
学試験を模して行われる模擬試験が行われている。この
模擬試験は、決められた日時に決められた会場に受験生
を集め、紙に印刷された問題用紙及び回答用紙を各受験
生に配布して行われる、所謂「公開模擬試験」として一
般的に行われている。
【0003】そして、所定時間の模擬試験の終了後、模
擬試験の主催者は記入された回答用紙を回収して採点
し、採点の結果得られた得点、その他のデータをコンピ
ュータ等に入力してデータを集計し、この集計された得
点、偏差値、この模擬試験の受験生中の順位及び志望校
に対する合格率等を打ち出した出力用紙と共に、この解
答用紙を受験生に手交ないしは郵送により返却して、模
擬試験の結果に対する評価を行っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような模擬試験に
よる学力評価にあっては、所定の日時、所定の会場に受
験生を集めて一斉に模擬試験を開始するという点で、受
験生は本番の入学試験さながらの雰囲気を味わうことが
できる等の利点を有するものの、この方法による模擬試
験にあっては、模擬試験の実施後、主催者は回収された
答案を採点し、その採点結果をコンピュータ等に入力し
て得点・偏差値・順位・志望校に対する合格率等のデー
タを得、これらのデータを各受験生毎にプリントする等
の煩雑な作業を必要とし、これらのデータがプリントさ
れた用紙と共に解答用紙を受験生の手元に返却する迄に
少なくとも1週間、大規模な模擬試験では3週間以上の
期間を必要とする。そのため、早く模擬試験の結果を知
りたいという受験生のニーズに十分な対応ができないも
のとなっている。
【0005】また、このような模擬試験は、原則として
同日・同時間に一定の会場に受験生を集めて行うため
に、試験会場の遠隔地に住む受験生の受験は困難であ
り、また、一分、一秒ですら貴重な受験生に、模擬試験
会場までの移動に要する時間的な負担を強いると共に、
この移動に伴う交通費等の経済的な負担をも強いるもの
となっている。
【0006】さらに、このように模擬試験会場において
一斉に模擬試験を実施する場合には、模擬試験会場や各
模擬試験会場に配される試験監督等の手配が煩雑である
と共に、そのためのコストがかかる。そして、このよう
な会場費用や試験監督に支払われる人件費等のコスト
は、模擬試験の受験費用に上乗せされるため、模擬試験
の受験生が負担する受験費用が高額になるという問題点
を有している。
【0007】なお、このような問題を解決するために、
インターネットを利用して問題及び解答用紙を電子的な
データとして送信し、自宅で模擬試験を受験することが
できるようにした「在宅模擬試験受験システム」(特開
平7−334074号)等も存在する。
【0008】この方法による場合、受験生は模擬試験会
場まで足を運ぶ必要がなく、また、模擬試験の点数等の
試験結果について比較的短時間で知ることができる等、
いくつかの時間的、経済的な利益を受けることができ
る。
【0009】しかし、この方法による模擬試験の受験生
は、各自の好きな日時に模擬試験を受験することができ
るため、例えば偏差値や全受験者中の順位、志望校に対
する合格率等、他の受験生の模擬試験結果との相対的な
関係において判断される相対的な評価を得るためには、
他の受験生の結果がある程度集まるまで待たなければな
らず、模擬試験の終了後、直ちにこれらの相対的な評価
を受けることはできない。
【0010】そこで、本発明の目的は、上記従来技術に
おける欠点を解消するためになされたものであり、自宅
に居ながらにして学力判定に必要な試験問題の配信を受
けることができると共に、試験の終了後直ちにこの模擬
試験の結果に対する相対的な学力評価を受けることがで
きる学力判定システムを提供することにより、模擬試験
会場まで出向くことによる受験生の時間的、経済的負担
を軽減すると共に、模擬試験の結果に対する相対的な評
価を直ちに知りたいと希望する受験生の欲求を充足する
ことを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の学力判定方法は、例えば前述の「公開模擬
試験」等として実施され、得点に対する偏差値、総受験
者数中の順位等の相対評価が確定している試験問題を、
被判定者の利用する、例えばパーソナルコンピュータ等
の入出力端末40に出力する問題出力処理と、前記出力
された問題を解答して得られた得点の入力があったと
き、前記得点に対応する偏差値、総受験者数中の順位等
の相対評価を、前記確定している相対評価に基づき判定
すると共に、前記判定結果を前記被判定者に出力する相
対学力判定処理から成ることを特徴とする(請求項
1)。
【0012】また、本発明の学力判定方法及び学力判定
システムは、さらに、前記被判定者に対し志望校の入力
を要求し、該志望校が入力されたとき、前記相対学力判
定処理において算出された偏差値と、前記志望校に合格
するに必要な偏差値を比較して前記被判定者の志望校に
対する合格率を判定する合格率判定処理を含むことを特
徴とする(請求項2)。
【0013】さらに、被判定者に対し、各被判定者の選
択したパスワード、被判定者の氏名、住所等の会員属性
データの入力を要求し、入力された会員属性データをI
Dナンバーと共に記憶する会員登録処理と、前記問題出
力処理及び/又は相対学力判定処理に先立って、前記被
判定者に対しIDナンバー及びパスワードの入力を要求
し、入力されたIDナンバーに対応する会員属性データ
を前記会員登録処理において登録されたデータ内で検索
し、前記IDナンバーと共に入力されたパスワードと、
会員登録処理においてIDナンバーと共に記録されたパ
スワードの一致を確認し、両パスワードの一致が確認さ
れたとき、前記問題出力処理及び/又は相対学力判定処
理を可能とする会員確認処理を有することを特徴とする
(請求項3)。
【0014】さらに、本発明の学力判定システム10
は、コンピュータシステムにより学力の判定を行う学力
判定システムにおいて、模擬試験として実施された試験
問題を記憶する問題データファイル32と、前記実施さ
れた模擬試験における得点及び該得点に対する偏差値及
び総受験者数中の順位について記憶する相対評価データ
ファイル33が設けられたメモリ手段30と、前記問題
データファイル32に記憶された問題を、被判定者の利
用する前記入出力端末40に出力する問題出力手段23
と、前記に入出力端末40を介し、前記出力された問題
を解答した被判定者の得点が入力されたとき、前記相対
評価データファイル33を検索して前記入力された得点
に対応する偏差値及び総合順位を判定して前記入出力端
末40に出力する相対学力判定手段24を備えることを
特徴とする(請求項4)。
【0015】前記メモリ手段30は、偏差値と、受験対
象となる各学校の合格率を関連付けて記憶する合格率デ
ータファイル34を更に備えて成り、前記入出力端末4
0を介して被判定者の志望校が入力されたとき、前記相
対学力判定手段24により算出された偏差値と、前記合
格率データファイル34に記憶されたデータとを比較
し、前記被判定者の前記志望校に対する合格率を判定す
る、合格率判定手段25を含むことを特徴とする(請求
項5)。
【0016】さらに、本発明の学力判定システム10
は、これを例えば登録された会員のみの利用に供される
ものとして構成することができ、この場合には、前記メ
モリ手段30に、IDナンバーと共に被判定者の選択し
たパスワード、氏名、住所等の被判定者の会員属性デー
タを記録する会員属性データファイル31を設け、前記
問題出力手段23及び/又は相対学力判定手段24の作
動に先立って前記IDナンバー及びパスワードの入力を
要求し、前記IDナンバー及びパスワードが入力された
とき、前記会員属性データファイル31を検索して前記
入力されたIDナンバーに対応する会員属性データにお
けるパスワードと、前記入力されたパスワードを比較し
て、両パスワードが一致するときのみ、前記各手段を動
作可能とする会員確認手段22を設ける(請求項6)。
【0017】さらに、この会員登録を被判定者自身によ
り行うことができるようするために、本発明の学力判定
システム10には会員登録手段21を設けることがで
き、この会員登録手段21は、前記入出力端末40に対
して前記会員属性データの入力を要求し、前記会員属性
データの入力があったとき、IDナンバーを付与すると
共に、該IDナンバーと共に前記会員属性データを前記
会員属性データファイル31に記憶する(請求項7)。
【0018】なお、前記会員登録手段21は、前記会員
属性データの入力に際して被判定者が使用を希望する希
望IDナンバーの入力を要求し、前記希望IDナンバー
及び前記会員属性データの入力があったとき、前記会員
属性データファイルを検索して前記希望IDナンバーと
同一のIDナンバーを検索し、前記希望IDナンバーと
同一の登録済みにIDナンバーが確認されないとき、前
記希望IDナンバーを該被判定者のIDナンバーとして
付与するよう構成することもできる(請求項8)。
【0019】
【発明の実施の形態】つぎに本発明の実施形態を添付図
面を参照しながら以下説明する。
【0020】本発明の学力判定システム10は、例えば
前年度に行われた「公開模擬試験」等、既に実施が完了
し、従ってこの公開模擬試験等において出題された問題
の得点に対する偏差値、順位等のデータ(本明細書にお
いて「相対評価データ」という。)、及びこの模擬試験
の受験者に対するアンケート等を集計し、例えば各学校
を受験した受験生の前記公開模擬試験における偏差値
と、これらの受験生の合否の結果から算出された、偏差
値と各学校別の合格率との関係を表したデータ(本明細
書において「合格率データ」という。)等が既に得られ
ている模擬試験の結果を学力判定の際の目安とし、この
「公開模擬試験」で出題された問題を、学力の判定を受
ける者〔被判定者(実施形態においては「会員」)〕に
解答させ、この際の得点を前述の相対評価データ及び合
格率データの各データと比較して、被判定者が前年度に
この「公開模擬試験」を受験していたならば受けること
ができたであろう偏差値、順位等の相対的評価、及び志
望校に対する合格率を算出することにより、この被判定
者の学力を判定するものである。
【0021】この学力判定システムは、被判定者が解答
する、既に実施済みの模擬試験等の問題、及びこの問題
に対する解答用紙、解答並びに解説等をデータ化して
「問題データ」として記憶するファイル(本明細書にお
いて「問題データファイル」という。)と、前述の模擬
試験等の実施結果であって、得点に対する偏差値及び全
受験者中の順位等の相対的評価を示す「相対評価デー
タ」を保存するファイル(本明細書において「相対評価
データファイル」という。)、並びに、前述の「合格率
データ」を記憶するファイル(本明細書において「合格
率データファイル」という)を有するメモリ手段を備え
ている。
【0022】また、通信ネットワーク50等を介して接
続された入出力端末40を利用して行われた入力に従
い、これに対応した制御を行う制御手段20を備えてお
り、この制御手段20により、例えば入力された被判定
者の得点を、相対評価データファイル33に記憶された
相対評価データと比較して、被判定者の獲得した点数に
おける偏差値及び順位等の相対評価を行う手段(本明細
書において「相対学力判定手段」という)、この相対評
価により算出された偏差値と、合格率データファイルに
記憶されたデータとを比較して、志望校に対する合格率
を判定する手段(本明細書において「合格率判定手段」
という)等の各手段が実現されている。
【0023】また、本発明の学力判定システム10は、
被判定者の入力に従い前述の問題データファイル32か
ら、被判定者が解答する試験問題、この試験問題に対応
する解答用紙、並びにこの試験問題の解答並びに解説を
選定し、この選定された試験問題等を、被判定者が利用
する入出力端末40に送信する手段(本明細書において
「問題出力手段」という)を、前述の制御手段20によ
り実現することもでき、また、例えば本発明の学力判定
システム10が、予め登録された会員にのみ利用される
ものである場合には、会員登録を行うための手段(本明
細書において「会員登録手段」という)及び、入出力端
末40を介して本発明の学力判定システム10にアクセ
スする者が、前述の会員であるか否かを確認するための
手段(本明細書において「会員確認手段」という)を設
けると共に、メモリ手段内に会員のIDナンバー、パス
ワード、氏名、住所等の会員属性に関するデータを記憶
するファイル(本明細書において「会員属性データファ
イル」という)を設けることもできる。
【0024】また、問題データファイル32内に、複数
回行われた試験の各回毎の得点を得点データとして保存
することもでき、この場合にはメモリ手段30内に会員
の得点履歴等のデータを保存する記憶領域、例えば得点
データファイル35を設けると共に、この履歴の表示を
可能とする手段(「履歴表示手段」)を設けても良い。
【0025】本実施形態にあって、この学力判定システ
ム10は例えばWWWサーバ11により実現されてお
り、このサーバ11は、必要に応じてサーバ本体に接続
された入出力端末、ディスプレイ装置、電子メール用の
インターフェース、その他必要な機器を含む。
【0026】サーバ11は、図示せざるCPU、RA
M、ROM、ハードディスク等のメモリ手段を備え、例
えばこのメモリ手段を構成するハードディスク等に格納
されたプログラムをCPUが実行することにより前述の
制御手段20が実現され、この制御手段20により各部
の制御が行われている。
【0027】具体的には、CPUによりプログラムが実
行されることにより、被判定者に対してメモリ手段30
内に記憶された試験問題のうち、被判定者の選択した試
験問題と、この選択された試験問題に対応する解答用
紙、解答及び解説データを選定し、この選定された問題
等のデータを被判定者の利用に供される例えばパーソナ
ルコンピュータ等から成る入出力端末40に出力する問
題出力手段23、被判定者の得点を、相対評価データフ
ァイル33内のデータと比較して偏差値や順位を算出す
る相対学力判定手段24、及び合格率データ34として
記憶されたデータ中、被判定者の選択した志望校のデー
タと、入力された得点に基づいて算出された偏差値とを
比較して、志望校に対する合格率の評価を行う合格率判
定手段25が実現されている。
【0028】なお、図1において、サーバ11は単一の
ものとして表されているが、例えば本部サーバ及び支部
サーバのように複数設けられたサーバ、並びにこれらの
サーバに接続された機器等を例えばLANにより接続し
て、複合的な学力判定システム10を構成することもで
きる。
【0029】以上のように構成された学力判定システム
10は、被判定者の利用に供される、例えばパーソナル
コンピュータ等の入出力端末40に通信ネットワーク5
0を介して接続され、被判定者の利用する入出力端末か
らの入力に従って前述の問題の送信及び、この送信され
た問題を解答して得られた得点に基づいて相対的な評価
を行う。
【0030】この、学力判定システム10と入出力端末
とを接続する通信ネットワーク50は、所謂「インター
ネット」と呼ばれるもので、パーソナルコンピュータ等
の入出力端末40と、学力判定システム10を構成する
サーバ11間を、接続業者の設備及び/又は通信業者の
設備により、一般公衆回線、専用回線、CATVその他
の回線網を介して接続可能とするものである。
【0031】被判定者用の入出力端末40は、WWWに
よる情報にアクセスするための機能を備え、キーボード
等の操作によりURLを指定することにより、前述の学
力判定システム10を構成するサーバ11が管理する例
えばハードディスク内に設定されたWWW上のサイトに
接続可能に構成されたもので、WWWによる情報にアク
セスするための機能を備えるものであれば如何なる形態
のものであっても良いが、好ましくは被判定者用の入出
力端末は、例えば本体となるコンピュータ装置、キーボ
ード、マウス等の入力装置、CRT等の表示装置、プリ
ンタ等の出力装置、その他の附属機器等を備えたものを
使用する。
【0032】以上のように構成された学力判定システム
10は、入出力端末40からの入力に従って、CPUに
よりプログラムを起動し、前述の問題選定出力手段2
3、相対学力判定手段24及び合格率判定手段25が実
現される。
【0033】この問題選定出力手段23、相対学力判定
手段24並びに合格率判定手段25の機能を含めた本発
明の学力判定システム10の動作の一例を下記に説明す
る。
【0034】〔入会申込〕本工程において、本発明の学
力判定システム10を特定の利用者にのみ利用可能とす
るために、本学力判定システム10を利用する者を「会
員」として登録する。そして、この会員として登録され
た者に対して、会員であることを確認するためのIDナ
ンバー及びパスワードを付与し、このIDナンバーと共
にパスワード、各会員の氏名、住所、学年等を会員属性
データ31としてメモリ手段30に保存する。
【0035】なお、本学力判定システム10を、このよ
うに会員として登録された特定の利用者のみに利用可能
とすることなく、広く一般に利用を開放する場合には、
本工程、及び本工程を行うための手段は必ずしも必要で
はない。
【0036】会員登録の手続を図2に基づいて説明する
と、先ず、本学力判定システム10の利用を希望する者
は、例えばキーボード等によりURLを指定する等し
て、自己の利用する入出力端末40を、通信ネットワー
ク50を介して学力判定システム10を構成するサーバ
11に接続する(START)。
【0037】この接続によりサーバ11はハードディス
ク等に記録されたプログラムを起動してこの学力判定シ
ステム10の内容説明等が表示された所謂「トップペー
ジ」を、会員登録を希望する者の入出力端末40に送信
して表示させる(STEP1)。
【0038】このトップページに表示された案内に従
い、会員登録を希望する者は、「入会申込」のURLを
指定すると(STEP2)、この指定に従いサーバ11
は会員登録のプログラムを起動し、図1中の会員登録手
段21がこのプログラム及びこのプログラムに従って各
手段を統括的に制御する中央処理装置(以下「CPU」
という)により実現される。
【0039】会員登録プログラムの起動により、サーバ
11は入出力端末40に設けられた表示装置に、一例と
して図5に示す入会申込画面を表示させるデータを出力
し(STEP3)、所定事項のデータを入力することを
要求する。入会希望者は、この画面の案内に従って入出
力端末40に接続されたキーボードやマウスを使用し
て、後に会員属性データ31としてファイル31に保存
される所定の事項を入力する(STEP4)。
【0040】入力する会員属性としては、例えば、入会
希望者の氏名、現住所、E−MAILアドレス、電話番
号、生年月日、性別、希望IDナンバー、希望パスワー
ド、通学校、学年、通学塾、志望校等である。
【0041】これらのデータを入力した後、この入力し
たデータをサーバに送信し、サーバがこのデータを受信
すると、会員登録手段21は要求したデータが全て入力
されているか否かを判断し(STEP5)、入力漏れが
ある場合には、入出力端末40に入力漏れの警告を表示
するためのデータを出力し、入会希望者による入力を要
求すると共に、入力を要求したデータが全て入力されて
いるか否かを再度判断する。
【0042】会員登録手段21が、要求するデータが全
て入力されていると判断する場合には、入力された希望
ユーザーIDと、メモリ手段30に会員属性データ31
として既に記憶されているIDナンバーを比較し、同一
のIDナンバーが既に登録済みの会員により使用されて
いないかを判断する(STEP6)。
【0043】そして、他の会員において希望IDナンバ
ーが使用されていない場合には、入会希望者の入力した
希望IDナンバーがそのままIDナンバーとして付与さ
れ、一方、希望IDナンバーが既に他の会員のIDナン
バーとして登録済みの場合には、例えば再度申込希望者
に希望IDナンバーの入力を要求して同様の手順により
IDナンバーを確認して付与するか、又は未使用のID
ナンバーのうち所定の基準に従って選択されたIDナン
バーをIDナンバーとして付与する等して(STEP
7)、IDナンバーが決定される。
【0044】なお、本実施形態にあっては、入会希望者
が、使用を希望するIDナンバーを入力可能に構成して
いるが、入会申込者に希望IDナンバーを入力させるこ
となく、会員登録手段21が予め設定された法則に従
い、会員のIDナンバーを決定して自動的にIDナンバ
ーを付与するよう構成しても良い。
【0045】このようにしてIDナンバーが付与される
と、この付与されたIDナンバーと共に入会希望者によ
り入力された前述の各属性が会員属性データ31として
メモリ手段30の会員属性ファイル31に記憶され、こ
の入会希望者は「会員」として登録される(STEP
8)。
【0046】会員属性ファイル31に記憶されたデータ
のうち、IDナンバー及びパスワードは、入会希望者に
より入力された前述のE−MAILのアドレスに送信さ
れ(STEP9)、入会希望者に通知されて入会申込の
手続が終了する。
【0047】〔問題の選定・出力〕以上のようにして
〔入会申込〕が終了し、会員として登録された者は、本
発明の学力判定システムを利用することが可能となる。
【0048】なお、本学力判定システムは、必ずしも前
述の会員自身が学力判定の対象(被判定者)となる必要
はなく、例えば受験生の父母が会員となり、その子であ
る受験生を学力判定の被判定者とするものであっても良
い。なお、本実施形態にあっては、以下、会員自身が被
判定者である場合を例として説明する。
【0049】本発明の学力判定システム10による学力
の判定を受けるためには、会員はその学力を「得点」と
いう客観的な数値で入力することが要求される。そのた
め会員は、先ず学力判定システム10の問題データファ
イル32に記憶された問題の配信を受け、これを解答す
る。
【0050】会員が解答する問題と、この問題に対応し
た解答用紙、解答並びに解説は、例えば小学校、中学校
等の各学年毎に設定されていると共に、各学年において
更に学校の授業の進行に応じて出題範囲等が設定、区分
された複数の問題群中より選択可能に構成されており、
本実施形態にあっては一例として小学校3年生〜中学校
3年生を対象にこの出題される問題が区分されて設定さ
れていると共に、各学年毎にそれぞれ月毎に問題が設定
されている。
【0051】これらの試験問題は、サーバ11により管
理されるメモリ手段30の問題データファイル32に記
憶されており、サーバ11はこの問題データファイル3
2に記憶された問題のうち、被判定者が入出力端末40
を介して選択した問題、この問題に対応する解答用紙、
及び解答並びに解説を読み出し、この読み出された問題
等を会員の利用する入出力端末40に出力する。
【0052】サーバ11からの問題等の送信を受けるた
めに、会員は先ず自己の使用する入出力端末40を前述
した要領で通信ネットワーク50等を介して学力判定シ
ステム10を成すサーバ11に接続する。その後、例え
ばトップページに表示された、該当する表示にマウスの
ポインタを移動させてダブルクリックすると、問題出力
手段23を実現するプログラムが起動されて、問題出力
処理が可能となる。
【0053】この問題出力手段23を実現するプログラ
ムの起動により、サーバ11はメモリ手段30内に記憶
されている問題の一覧データを会員の入出力端末40に
出力して表示させ、会員は解答する問題の項目を、キー
ボードやマウス等の入力手段を使用して選択する。
【0054】表示される一覧としては、一例として図6
に示す試験対象学年が表示され、この表示に従って対象
学年を選択すると、図7に示す各対象学年における各月
度毎の区分が表示され、このうちの受験を希望する月度
の試験問題を選択する。
【0055】このようにして、試験問題の配信を希望す
る学年、月度の試験問題の選択が完了すると、サーバ1
1は選択された試験問題、この試験問題に対応する解答
用紙、解答及び解説を問題データ32中より読み出し、
この読み出された問題等を会員の入出力端末40に出力
して問題の出力の工程が終了する。
【0056】登録された会員のみの利用を対象とした本
実施形態の学力判定システム10において、この問題の
選択から出力迄の工程を図3に基づいて説明すると、前
述の選択画面の表示に先立って会員確認手段23を実現
するプログラムが起動され、このプログラムの起動によ
りサーバ11は会員の入出力端末40に対して確認画面
を出力して表示させる。
【0057】入出力端末40に表示された確認画面の表
示に従って、会員が前述の〔入会申込〕により付与され
たIDナンバー及びパスワードを入力し、これをサーバ
11に送信すると(STEP10)、このデータを受信
したサーバ11の会員確認手段22は、検索して入力さ
れたIDナンバーに該当する会員データを会員属性デー
タ31において検索し、このIDナンバーと共に記憶さ
れたパスワードが、入出力端末40を介して入力された
パスワードとこの会員属性データ31として保存された
パスワードを比較・照合する(STEP11)。
【0058】照合の結果、会員確認手段22がIDナン
バーとパスワードが不一致であると確認されると、サー
バは「IDとパスワードが一致しません」というエラー
表示を会員の入出力端末40の例えば表示装置に表示さ
せ、再度のIDナンバー及びパスワードの入力を要求す
る。
【0059】また、IDナンバーとパスワードの一致が
確認された場合、前述の問題出力手段23を実現するプ
ログラムを起動させ、会員の入出力端末40に図6及び
図7に示す画面を表示させて会員に解答する問題を選択
させる(STEP12)。
【0060】以上のようにして、会員が解答する問題等
の選択が完了すると、サーバ11は選択された問題等を
会員の入出力端末40に出力すると共に(STEP1
3)、問題等の送信終了後、会員端末との接続を絶つ
(STEP14)。
【0061】以上のようにして、データ化された問題、
これに対応する解答用紙及び解答並びに解説が会員の入
出力端末40に送信されて、問題等の選択及び出力が完
了する。
【0062】問題、解答用紙及び解答並びに解説を受信
した会員は、問題や解答用紙を入出力端末40の表示装
置に表示して画面上で解答し、又はプリンタ等の出力装
置により出力して、この印刷された用紙上に記入する等
して解答する。
【0063】その後、会員は、この答案を、解答及び解
説を参照しながらこれを自己採点する。
【0064】なお、前述の実施形態にあっては、会員が
自ら答案を自己採点する例について説明したが、例えば
この問題が択一式の出題形式である場合、会員の入出力
端末40の表示装置上に表示された解答用紙上に解答を
行わせると共に、この解答をサーバ11に送信可能に構
成するとこで、この解答を受信したサーバ11が採点を
行うよう構成することもできる。この場合には、メモリ
手段30内に各回の試験に対する解答と、各問の配点等
を記憶した記憶領域を設け、解答を受信したサーバ11
は、採点手段を実現するプログラムを起動して入力され
た解答と、メモリ手段30に記憶された解答を比較して
自動で採点を行うことができるよう構成してもよい。
【0065】〔相対学力判定〕以上のようにして自己採
点が終了すると、会員は、この採点結果により得られた
得点をサーバに入力することにより、偏差値や順位等の
相対的な学力判定を受けることができる。このときの動
作の一例を図4に示す。
【0066】一例として、本実施形態にあっては、図7
の画面の下方にある「判定する」の表示にポインターを
移動させてマウスをダブルクリックすると、図8に示す
IDナンバー、パスワード及び学校種別を入力する入力
画面が会員の入出力端末に表示され、会員がこの画面の
表示に従ってIDナンバーとパスワードを入力すると共
に、学校種別のプルダウンメニューから学校種別〔例え
ば、中学受験(小5)、中学受験(小6)、高等学校受
験(中2)、高等学校受験(中3)等〕を選択して入力
する(STEP15)。その後、図8中下方に表示され
た「ログイン」の表示にポインターを移動してマウスを
ダブルクリックすると、会員の入出力端末40とサーバ
11間の接続が復帰され、入力されたIDナンバー、パ
スワード及び学校種別の各データがサーバ11に送信さ
れる(STEP15)。
【0067】会員が図8の画面表示に従って入力したデ
ータをサーバ11が受信すると、制御手段20は会員確
認手段22を実現するプログラムを起動して入力された
IDナンバーを会員属性データファイル31において検
索し、この会員属性データファイル31において登録さ
れているパスワードと入力されたパスワードを照会する
(STEP16)。
【0068】会員確認手段22がIDナンバーとパスワ
ードが不一致であると判断すると、サーバ11は当該会
員の入出力端末40に「IDとパスワードが一致しませ
ん」というエラーメッセージを表示し(STEP1
7)、IDナンバーとパスワードの再度の入力を要求す
る。
【0069】また、学校種別の入力漏れを確認し(ST
EP18)、学校種別の入力がされていない場合には、
「学校の種別を設定して下さい」というエラーメッセー
ジを表示し(STEP17)、学校種別の入力を要求す
る。
【0070】会員確認手段22が、IDナンバーとパス
ワードの一致、及び学校種別の入力を確認すると、相対
学力評価手段24を実現するプログラムが起動され、会
員の入出力端末40に対して得点の入力を要求し、会員
の入出力端末40には、図9に示す得点入力欄が表示さ
れる(STEP20)。
【0071】会員は、入出力端末40の表示装置に表示
された得点入力欄の案内に従い、受験した試験の月度を
例えばプルダウンメニューより選択して入力すると共
に、各科目の得点欄に、自己採点により得られた得点を
入力する(STEP21)。そして、必要事項の入力が
全て完了した後、図9中右側に表示されている「計算」
の表示にポインタを移動させてマウスをダブルクリック
すると、入力された得点がサーバ11に送信される。
【0072】得点入力欄に入力されたデータをサーバ1
1が受信すると、相対学力判定手段24は、メモリ手段
30に記録された相対評価データ33中、入力された学
年の入力された月度に応答する試験結果のデータを検索
する(STEP24)。
【0073】そして、入力された各科目の得点に対する
偏差値を算出すると共に、中学受験の場合には国語及び
算数の2教科の合計点及びこれに理科及び社会を加えた
4教科の合計点、高等学校入試の場合には国語、数学及
び英語の3教科の合計点及びこれに理科及び社会を加え
た5教科の合計点に対する偏差値及び順位を算出してこ
れを会員の入出力端末40に送信し、会員の入出力端末
40には図10に示すように算出された偏差値及び順位
が表示される(STEP26)。
【0074】なお、前述の操作において、「計算」をク
リックする前に「保存」をクリックすると(STEP2
2)、サーバ11は得点入力欄に入力されたデータを例
えば得点データ35としてメモリ手段30に保存(ST
EP23)し、このデータを呼び出し可能に構成して、
後に会員が得点等を再確認等する際の利用に供してい
る。
【0075】後に得点を確認等する場合には、例えば図
9及び図10中右側に表示されている「履歴」にポイン
ターを移動させてマウスをダブルクリックすると、サー
バ11に対して「履歴」の表示要求がなされ、この要求
を受信したサーバ11は、表示すべき履歴の範囲を選択
すべきことを会員に要求し、この表示範囲を会員に選択
させるための選択画面を会員の入出力端末40に表示さ
せる(図11参照)。
【0076】この表示に従い、会員が例えばプルダウン
メニュー等を利用して、例えば「4月度〜7月度」のよ
うに表示すべき履歴の範囲を選択画面中に入力する。そ
の後、図11中右側に表示された「履歴表示」にポイン
タを移動させてダブルクリックすると、この選択画面に
おいて入力された範囲のデータの送信がサーバ11に要
求される。
【0077】この要求を受信したサーバ11は、この会
員の得点データファイル35に記憶された得点等のデー
タのうち、該当する会員の該当する範囲のデータを得点
データ35中から読み出し、このデータを会員の入出力
端末40に出力して、会員の入出力端末40の表示装置
にこのデータを表示させる。
【0078】なお、本実施形態における学力判定システ
ム10にあっては、例えば会員が同一の問題に複数回解
答する等して、同一学年、同一月度の試験問題に対して
二度の得点を得ている場合には、一度保存された得点デ
ータ35上に新しい得点データを書き込み可能に構成し
ている。このようにして、新しい得点データが入力され
ると、サーバ11はメモリ手段内30に記録されている
得点データ35を最新の得点データ35に更新する。
【0079】〔合格率の判定〕本発明の学力判定システ
ム10にあっては、前述の試験の得点に基づき、志望校
にどの程度の確率で合格可能性があるかの判定を行う合
格率判定手段25を設けることもできる。
【0080】本実施形態にあっては、前述の相対学力判
定と、合格率判定が相互に連動して行われる例について
説明するが、両判定はそれぞれ独立したものとして構成
することもできる。
【0081】本実施形態にあっては、一例として図12
及び図13に示す合格率判定の表示が、前述の図9及び
図10に示す得点入力表示と同一画面上に表示され、得
点入力表示中に得点を入力すると共に、合格率判定表示
の所定欄に例えばプルダウンメニューから選択すること
により志望校の所在する都道府県、志望校の名称、試験
教科数(中学受験の場合には2又は4、高等学校入試の
場合には3又は5)を選択して入力することにより(図
4中のSTEP21)、この入力された志望校に対する
合格率が判定される。
【0082】前述の相対学力判定において、図9及び図
10中の得点入力表示の右側に表示された「計算」をク
リックして偏差値及び順位を算出した後、図12におい
て志望校の入力された合格率判定表示の右側に表示され
た「合格率表示」をクリックすると、サーバ11に対し
て合格率の判定が要求されると共に、指定された志望校
等の入力データが送信される。
【0083】サーバ11は、合格率の判定を要求する信
号を受信すると、合格率判定手段25を実現するプログ
ラムを起動し、合格率判定手段25は、メモリ手段30
の合格率データファイル34中から志望校に対応する合
格率データファイルを検索し(STEP25)、前述の
相対学力判定手段24において算出された会員の得点に
対する偏差値と、前記合格率データファイル34のデー
タとを比較して合格率を算出する。このとき、会員によ
り入力された志望校が中学校であり、この学校の受験教
科が2教科の場合には、合格率判定手段25は2教科の
合計点に対する偏差値と合格率データファイル34中の
データを比較して合格率を判定し、志望校の受験教科が
4教科の場合には、4教科の合計点に対する偏差値を合
格率データファイル34のデータと比較して、合格率を
判定する。
【0084】また、会員により入力された志望校が高等
学校の場合には、この学校の受験教科が3教科の場合に
は、合格率判定手段25は3教科の合計点に対する偏差
値と、合格率データファイル34のデータを比較して合
格率を判定し、志望校の受験教科が5教科の場合には、
5教科の合計点に対する偏差値を合格率データファイル
34のデータと比較して、合格率を判定する。
【0085】合格率データファイル34に記憶されてい
るデータは、例えば前年度に行われた公開模擬試験にお
ける受験者の偏差値と、この公開模擬試験を受験した各
受験者が、それぞれどの学校に合格し、又は不合格とな
ったか等のアンケート結果を集計して各学校に対する偏
差値の分布から、偏差値と各学校の合格率との関係を算
定したものであり、本実施形態にあっては、一例として
各志望校に対する合格率を5段階で評価・判定し、それ
ぞれの学校に対して、合格率20%以下に対応する偏差
値の範囲、合格率20%〜40%に対応する偏差値の範
囲、合格率40%〜60%に対応する偏差値の範囲、合
格率80%以上に対応する偏差値の範囲がそれぞれデー
タとして登録されている。そして、合格率判定手段25
は、入力された志望校のデータを合格率データファイル
34中に検索すると共に、相対学力判定手段24により
算出された偏差値と、この志望校における前記偏差値の
評価を比較して、会員の獲得した偏差値における合格率
を判定する。
【0086】この合格率判定手段25による判定の結果
に従い、サーバ11はこの判定結果のデータを会員の入
出力端末40に出力し、入出力端末40に、志望校に対
する合格率を例えば「80%以上・・・ミスがなければ
合格は確実です」、「40%−60%・・・もう一歩努
力で合格圏です」「20%−40%・・・合格にはもっ
と努力が必要です」「20%以下・・・かなりの奮起を
期待します」のように表示させる(図4中のSTEP2
6)(図13参照)。
【0087】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の学力判定
システムにあっては、通信ネットワークを利用した試験
問題の送信及び得点の評価を可能とすることにより、受
験生に対する時間的、経済的な負担を軽減することがで
きるだけでなく、試験問題の結果に対して相対的な学力
判断を行うための基準となる、偏差値や順位等の相対評
価データを記録したメモリ手段を備えると共に、被判定
者の得点と、この相対評価データとを比較して、被判定
者の学力の相対的評価を判定する手段を備えたことによ
り、解答を採点した後直ちにこの相対学力の判定を受け
ることができるものとなっている。従って、試験の終了
後、直ちに相対的な評価を知りたいと希望する受験生の
欲求を満足させることができた。
【0088】特に、前述の相対学力判定に加え、志望校
に対する合格率を判定可能とする構成を備えた本願発明
の学力判定システムにあっては、相対的な学力の判定の
みならず、志望校に対する合格率をも判定することがで
き、受験生が受験校を選択する際の目安ともなり得るも
のである。
【0089】さらに、会員登録手段及び会員確認手段を
備えた本発明の学力判定システムにあっては、該システ
ムの利用を会員登録された特定の者のみに限定すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 通信ネットワークに接続された学力判定シス
テムの機能ブロック図。
【図2】 会員登録処理における処理手順を示すフロー
チャート。
【図3】 問題出力処理における処理手順を示すフロー
チャート。
【図4】 相対評価処理における処理手順を示すフロー
チャート。
【図5】 入会申込処理時における入出力端末の表示画
面を表示した図。
【図6】 試験問題の選択画面(学年の選択)を示す
図。
【図7】 試験問題の選択画面(月度の選択)を示す
図。
【図8】 会員確認処理におけるIDナンバー、パスワ
ードの入力画面を示す図。
【図9】 相対学力評価における得点記入欄(学力評価
前)を示す図。
【図10】 相対学力評価における得点記入欄(学力評
価後)を示す図。
【図11】 範囲選択欄(履歴表示の)を示す図。
【図12】 合格率判定処理における画面表示(評価
前)を示す図。
【図13】 合格率判定処理における画面表示(評価
後)を示す図。
【符号の説明】
10 学力判定システム 11 サーバ 20 制御手段 21 会員登録手段 22 会員確認手段 23 問題選定出力手段 24 相対学力判定手段 25 合格率判定手段 30 メモリ手段 31 会員属性データファイル 32 問題データファイル 33 相対評価データファイル 34 合格率データファイル 35 得点データファイル

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンピュータシステムにより学力の判定
    を行う学力判定方法において、 模擬試験として実施され、得点に対する偏差値、総受験
    者数中の順位等の相対評価が確定している試験問題を、
    被判定者に出力する問題出力処理と、 前記出力された問題を解答して得られた得点の入力があ
    ったとき、前記得点に対応する偏差値、総受験者数中の
    順位等の相対評価を、前述の実施済みの模擬試験におい
    て確定している相対評価に基づき判定すると共に、前記
    判定結果を前記被判定者に出力する相対学力判定処理か
    ら成ることを特徴とする学力判定方法。
  2. 【請求項2】 前記被判定者に対し志望校の入力を要求
    し、該志望校が入力されたとき、前記相対学力判定処理
    において算出された偏差値と、前記志望校に合格するに
    必要な偏差値を比較して前記被判定者の志望校の合格率
    を判定する、合格率判定処理を含むことを特徴とする請
    求項1記載の学力判定方法。
  3. 【請求項3】 被判定者に対し、各被判定者の選択した
    パスワード、被判定者の氏名、住所等の会員属性データ
    の入力を要求し、入力された会員属性データをIDナン
    バーと共に記憶する会員登録処理と、 前記問題出力処理及び/又は相対学力判定処理に先だっ
    て、前記被判定者に対しIDナンバー及びパスワードの
    入力を要求し、入力されたIDナンバーに対応する会員
    属性データを前記会員登録処理において登録されたデー
    タ内で検索し、前記IDナンバーと共に入力されたパス
    ワードと、前記会員登録処理においてIDナンバーと共
    に登録されたパスワードの一致を確認し、両パスワード
    の一致が確認されたとき、前記問題出力処理及び/又は
    相対学力判定処理を可能とする、会員確認処理を有する
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の学力判定方法。
  4. 【請求項4】コンピュータシステムにより学力の判定を
    行う学力判定システムにおいて、 模擬試験として実施された試験問題を記憶する問題デー
    タファイルと、前記実施された模擬試験における得点及
    び該得点に対する偏差値及び総受験者数中の順位につい
    て記憶する相対評価データファイルが設けられたメモリ
    手段と、 前記問題データファイルに記憶された問題を、被判定者
    の利用する入出力端末に出力する問題出力手段と、 前記に入出力端末を介し、前記出力された問題を解答し
    た被判定者の得点が入力されたとき、前記相対評価デー
    タファイルを検索して前記入力された得点に対応する偏
    差値及び総合順位を判定して前記入出力端末に出力する
    相対学力判定手段を備えることを特徴とする学力判定シ
    ステム。
  5. 【請求項5】 前記メモリ手段は、偏差値と、受験対象
    となる各学校の合格率を関連付けて記憶する合格率デー
    タファイルを備えて成り、 前記入出力端末を介して被判定者の志望校が入力された
    とき、前記相対学力判定手段により算出された偏差値
    と、前記合格率データファイルに記憶されたデータとを
    比較し、前記被判定者の前記志望校に対する合格率を判
    定する、合格率判定手段を含むことを特徴とする請求項
    4記載の学力判定システム。
  6. 【請求項6】 前記メモリ手段は、IDナンバーと共に
    被判定者の選択したパスワード、氏名、住所等の被判定
    者の会員属性データを記録する会員属性データファイル
    を有し、 前記問題出力手段及び/又は相対学力判定手段の作動に
    先立って前記IDナンバー及びパスワードの入力を要求
    し、前記IDナンバー及びパスワードの入力があったと
    き、前記会員属性データファイルを検索して前記入力さ
    れたIDナンバーに対応する会員属性データ中のパスワ
    ードと、前記入力されたパスワードを比較して、両パス
    ワードが一致するときのみ、前記各手段を作動可能とす
    る会員確認手段を設けたことを特徴とする請求項4又は
    5記載の学力判定システム。
  7. 【請求項7】 前記入出力端末に対して前記会員属性デ
    ータの入力を要求し、前記会員属性データの入力があっ
    たとき、IDナンバーを付与すると共に、該IDナンバ
    ーと共に前記会員属性データを前記会員属性データファ
    イルに記憶する会員登録手段を設けたことを特徴とする
    請求項6記載の学力判定システム。
  8. 【請求項8】 前記会員登録手段は、前記会員属性デー
    タの入力に際して被判定者が使用を希望する希望IDナ
    ンバーの入力を要求し、前記希望IDナンバー及び前記
    会員属性データの入力があったとき、前記会員属性デー
    タファイルを検索して前記希望IDナンバーと同一のI
    Dナンバーが確認されないとき、前記希望IDナンバー
    を該被判定者のIDナンバーとして付与することを特徴
    とする請求項7記載の学力判定システム。
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