JP2002090919A - 印刷物のレチキュラー加工方法、及びレチキュラー加工物 - Google Patents
印刷物のレチキュラー加工方法、及びレチキュラー加工物Info
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Abstract
ズ層を直接形成して、印刷物とレンズとの位置合わせが
容易で位置ずれがなく、立体画像の鮮明度が優れた印刷
物のレチキュラー加工方法を提供する。 【解決手段】 立体画像に対応する分解画像印刷2が施
された印刷物3の印刷面に透光性樹脂層4を積層すると
共に、透光性樹脂層4上にレチキュラー凹レンズ形状の
キャビティ5aを有する成形型5を被せ、その状態で樹
脂加工手段により透光性樹脂層4を硬化させ、硬化完了
後に成形された透光性樹脂層4上から成形型5を離型す
る。
Description
る分解画像印刷を施した印刷物の印刷面にレチキュラー
レンズを形成する印刷物のレチキュラー加工方法、及び
レチキュラー加工物に関する。
解ポジフィルムを作成し、オフセット印刷等した印刷物
の印刷面にレチキュラーレンズを配置して立体画像を浮
き出させる技術は広く知られている。このレチキュラー
レンズは、蒲鉾状の凸レンズを同一方向に臨ませて連続
成形したような形状を呈している。従来、このレチキュ
ラーレンズを用いた印刷物のレチキュラー加工方法は、
図6に示すように行われている。即ち、図6(a)に示
すように、まず、アクリル樹脂等の平板状の透明樹脂板
30をレチキュラー凹レンズ形状のプレス金型31でプ
レス加工して、図6(b)に示すような断面形状を呈す
るレチキュラーレンズ32を作製する。そして、枚葉紙
等の基材33上に立体画像に対応する分解画像印刷34
を施した印刷物35の印刷面に、接着剤36によりレチ
キュラーレンズ32を接着固定している。
物のレチキュラー加工方法は、分解画像印刷34を施し
た印刷物35の印刷面にレチキュラーレンズ32を接着
固定してるので、印刷物35とレチキュラーレンズ32
との位置合わせ作業が容易ではなく、また接着剤36を
介しているので、立体画像の鮮明度が劣っていた。ま
た、殆どのレチキュラーレンズ32は硬質なものであ
り、印刷物35との貼り合わせ前後に、レチキュラーレ
ンズ32の材質と印刷物35の基材33との間に伸縮差
が生じ、位置ずれの原因となっていた。さらに、プレス
加工に対応する大きさが限られており、また印刷物35
の印刷面の全面にレチキュラー加工を施すことを念頭に
加工されているので、部分的にレチキュラー加工を施す
ことはなされていなかった。
ものであって、その目的とするところは、分解画像印刷
が施された印刷物とレチキュラーレンズとの位置ずれが
生じにくく、立体画像の鮮明度が優れており、印刷面に
部分的にレチキュラー加工を施すことができる印刷物の
レチキュラー加工方法、及びレチキュラー加工物を提供
するものである。
成するため提案されたものであり、請求項1に記載のも
のは、立体画像に対応する分解画像印刷が施された印刷
物の印刷面に透光性樹脂層を積層し、この透光性樹脂層
上に、レチキュラー凹レンズ形状のキャビティを有する
成形型を被せ、この成形型を押圧しながら軟化状態の透
光性樹脂を硬化させて上記キャビティ形状を透光性樹脂
層の表面に転写し、その後に透光性樹脂層上から成形型
を剥離することを特徴とする印刷物のレチキュラー加工
方法である。なお、軟化状態とは、成形型による転写に
必要な柔らかさになっている状態を意味する。
として紫外線硬化樹脂を使用し、前記成形型を紫外線透
過材料により形成し、紫外線照射装置により、紫外線透
過成形型を透過して紫外線硬化樹脂に紫外線を照射して
硬化させて転写することを特徴とする請求項1に記載の
印刷物のレチキュラー加工方法である。
として熱可塑性樹脂を使用し、透光性樹脂層に成形型を
被せた状態で加熱して透光性樹脂層を一旦軟化させて冷
却して硬化させて転写することを特徴とする請求項1に
記載の印刷物のレチキュラー加工方法である。
として熱硬化性樹脂を使用し、軟化状態の透光性樹脂層
に成形型を被せた状態で加熱して硬化させて転写するこ
とを特徴とする請求項1に記載の印刷物のレチキュラー
加工方法である。
部に分解画像印刷が施され、該分解画像印刷部分にのみ
透光性樹脂を積層することを特徴とする請求項1から4
のいずれかに記載の印刷物のレチキュラー加工方法であ
る。
状体であることを特徴とする請求項1から5のいずれか
に記載の印刷物のレチキュラー加工方法である。
する分解画像印刷が施された印刷面に、透光性樹脂製レ
チキュラーレンズ層が直接接合され、このレチキュラー
レンズ層は、印刷面に積層した透光性樹脂層上にレチキ
ュラー凹レンズ形状のキャビティを有する成形型を被せ
た状態で軟化状態の透光性樹脂を硬化させて上記キャビ
ティ形状を透光性樹脂層の表面に転写して形成された層
であって、上記硬化により印刷面に接合されていること
を特徴とするレチキュラー加工物である。
に基づいて説明する。図1は、本実施形態における印刷
物のレチキュラー加工方法を示す概略図である。即ち、
本実施形態のレチキュラー加工方法は、まず、図1
(a)に示すように、枚葉紙等の基材1上に立体画像に
対応する分解画像印刷2を施して印刷物3を作製する。
この分解画像印刷2は、例えば、多眼カメラ等の立体画
像カメラで撮影した画像や数台カメラでの同時撮影した
画像から分解ポジフィルムを作成し、版面からインクを
ゴムブランケットに移して印刷を行うオフセット印刷等
により印刷される。本発明は、レチキュラーレンズによ
る立体画像化が可能な分解画像印刷2であれば、これに
限るものではなく、例えば、貼り合わせ画像であっても
よい。
の印刷面に透光性樹脂4を積層する。透光性樹脂を採用
するのは、該透光性樹脂層4が後述するようにレチキュ
ラーレンズとして成形されるからであり、透光性であれ
ば、無色透明に限らず、有色透明であってもよい。使用
する透光性樹脂としては、例えば、紫外線硬化樹脂(以
下、「UV硬化樹脂」という。)、熱可塑性樹脂、熱硬
化性樹脂などのように、所定の操作により軟化状態から
硬化して成形型による成形が可能な樹脂であればどのよ
うな成分の樹脂であってもよい。透光性樹脂層4の積層
方法としては、透光性樹脂が自然状態で液状(軟化状
態)の場合には、例えば、ロールコーター等による塗
布、或はノズルから噴射するスプレー法や印刷法等が挙
げられ、透光性樹脂が自然状態で個体の場合にはシート
状に成形して重合したり、粉体や粒状体として散布して
もよい。いずれの積層方法であっても均一化して積層す
る。また、透光性樹脂層4の積層厚は、使用する樹脂の
透光性の程度や成形するレチキュラーレンズのピッチ等
に応じて適宜設定される。
すように、透光性樹脂層4上にレチキュラー凹レンズ形
状のキャビティ5aを有する成形型5を被せる。成形型
5を構成する材料は、使用する透光性樹脂に応じて適宜
選択され、例えば、UV硬化樹脂を使用する場合には成
形型5を紫外線透過材料(以下、「UV透過材料」とい
う。)により形成する。また、熱可塑性樹脂を使用する
場合には成形型5を金属等の熱伝導性材料(熱伝導率の
良好な材料)により形成し、熱硬化性樹脂を使用する場
合には耐熱性に優れた材料により形成する。この成形型
5のキャビティ5aのレチキュラー凹レンズ形状(断面
略半円形の溝)のピッチが成形するレチキュラー凸レン
ズ(本明細書において、単に「レチキュラーレンズ」と
いう。)のピッチとなる。
上に成形型5を被せて、押圧状態で樹脂加工手段により
透光性樹脂層4を硬化させる。この樹脂加工手段は、使
用する透光性樹脂に応じて適宜選択され、自然状態で液
状の透光性樹脂を使用した場合にはその樹脂を硬化させ
るための手段であり、自然状態で固体の透光性樹脂を使
用した場合にはその樹脂を一旦軟化状態にして転写を容
易ならしめてその後に硬化させる手段である。
は、このUV硬化樹脂は自然状態では粘性の高い液状
(軟化状態)なので、これを硬化させるために、樹脂加
工手段としての紫外線照射装置により紫外線照射(以
下、「UV照射」という。)を行なう。また、熱可塑性
樹脂を使用する場合に、この熱可塑性樹脂は自然状態で
は固体なので、これをヒーター等の加熱装置により加熱
して塑性変形できるまで軟化させ、その後にファン等の
冷却装置或は自然冷却により冷却を行う。すなわち、こ
の場合には、加熱装置及び冷却装置(自然冷却を含む)
が樹脂加工手段として機能する。なお、熱可塑性樹脂の
場合は積層時に可塑性を有するように加熱してもよい。
る場合は、前記したように、成形型5をUV透過材料に
より形成し、このUV透過成形型5を透して軟化状態の
UV硬化樹脂にUV照射して硬化させる。一方、透光性
樹脂として熱可塑性樹脂を使用する場合は、成形型5を
熱伝導性材料により形成し、この熱伝導性成形型5を介
して熱可塑性樹脂に熱を加えて一旦軟化状態とし、その
後に冷却して硬化させる。成形型5を被せて押圧しなが
ら軟化状態の樹脂を硬化すると、成形型5のキャビティ
5aが透光性樹脂層4の表面に転写され、これによりレ
チキュラーレンズ層が形成されるとともに、このレチキ
ュラーレンズ層は樹脂の硬化により下面が印刷面に接合
される。
ように、成形された透光性樹脂層4上から成形型5を離
型すると、分解画像印刷2が施された印刷物3の印刷面
に、レチキュラーレンズ層6を呈する透光性樹脂層4、
すなわちレチキュラーレンズ層が一体的に被覆された状
態で残る。この様にして加工すると、別途成型したレチ
キュラーレンズを接着剤によって印刷物の印刷面にレチ
キュラーレンズを貼り合わる作業を行なわないので、印
刷物とレチキュラーレンズとの位置合わせが容易であ
り、位置ずれも生じない。また、分解画像印刷2が施さ
れた印刷物3の印刷面に直接透光性樹脂層4を被覆して
おり、従来のように接着剤を介していないので、立体画
像の鮮明度が優れている。さらに、従来のようにプレス
機を使用せずに、透光性樹脂層4を塗布法や印刷法等に
より積層することができるので、作製寸法も限られな
い。
用する場合には、UV照射という簡単な操作により透光
性樹脂層4を硬化させて、レチキュラーレンズ層6に成
形することができる。また、透光性樹脂として熱可塑性
樹脂を使用する場合には、加熱・冷却という簡単な操作
により透光性樹脂層4を硬化させて、レチキュラーレン
ズ層6に成形することができる。
解画像印刷2を施す基材1が、枚葉基材として形成され
ている場合には、絹やナイロン等のスクリーン面を通し
て印刷を行うスクリーン印刷装置等の平版式印刷装置を
用いて行うことができる。一方、分解画像印刷2を施す
基材1が、ロール・ツー・ロール方式により連続供給さ
れる帯状基材として形成されている場合には、表面に凹
凸加工を施したグラビアロールを用いて印刷を行うグラ
ビア印刷装置等の輪転式印刷装置法を用いて行うことが
できる。即ち、採用する印刷装置は基材1の種類に応じ
て適宜選択され、他に柔軟な弾性版材により速乾性の液
状インクを用いて輪転式凸版印刷を行うフレキソ印刷装
置、版面からインクをゴムブランケットに移して印刷を
行うオフセット印刷装置、または記録ヘッドのノズル口
からインク滴を噴出させて印刷を行うインクジェット印
刷装置などを採用してもよい。
印刷2、透光性樹脂層4の積層、及び成形型5によるレ
チキュラーレンズ層6の成形の一連の工程を連続して行
うことが可能である。また、図2に示すように、印刷物
3の一部に分解画像印刷2を施して、この分解画像印刷
部分にのみ透光性樹脂層4によるレチキュラー加工を施
すように構成すれば、印刷面に部分的にレチキュラー加
工10を施すことができ、印刷面の任意の部分のみを立
体画像化することができる。
実施するレチキュラー加工装置の構成例を示す概略図で
ある。図3において、このレチキュラー加工装置11
は、予め分解画像印刷2を施した帯状(ウエブ状)の基
材12をロール間に掛け渡して搬送するロール・ツー・
ロール装置として構成される。具体的には、繰出しロー
ル13と巻取りロール14とが所定の間隔を隔てて配置
されており、繰出しロール13から繰り出された帯状の
基材12は、樹脂積層装置16、支持ロール17,18
を順に経て、巻取りロール14に巻き取られる。
ター式の塗布装置により構成されている。また、下支持
ロール17,18の上部には、複数のローラ15に掛け
渡された無端帯状の連続成形型19として形成された成
形型5が配置され、この連続成形型19は、例えば、無
端状駆動方式により透光性樹脂層4上に連続して重ね合
わされる。なお、無端状駆動方式の連続成形型19は、
繰出しロール13及び巻取りロール14と同期させて回
転され、基材12の分解画像印刷2と位置合わせされな
がら搬送される。具体的には、印刷機や艶出し装置に使
用されている見当装置により両者の位置合わせを行なう
のであり、基材12に分解画像印刷2と同時に印刷され
た位置検出マークを加工装置11の基材搬送路の途中に
設けられた検出器が検出することにより基材12の位
置、すなわち分解画像印刷2の位置を認識し、この認識
した位置に合わせて制御装置が成形型駆動装置のパルス
モータを制御して連続成形型19の位置を調整し、これ
により分解画像印刷2の所定位置に連続成形型19が重
なるように構成する。
なり合って搬送される搬送路の途中には、樹脂加工手段
20が配置されている。この樹脂加工手段20は、上述
したように、使用する透光性樹脂に応じて適宜選択さ
れ、例えば、UV硬化樹脂を使用する場合にはUV照射
装置を配置し、熱可塑性樹脂を使用する場合には温度制
御装置及び加熱・冷却装置を配置する。図3では、樹脂
加工手段20をUV照射装置として表している。したが
って、透光性樹脂としてUV線硬化樹脂を採用する場合
は、連続成形型19をUV透過材料により形成し、UV
照射装置20から連続成形型19を透してUV硬化樹脂
にUV照射して硬化させる。
り、帯状の基材12上に分解画像印刷2が施された印刷
物3の印刷面に、レチキュラーレンズ層6が一面に形成
され、離型ローラ15′として機能するローラ15を通
過すると、巻取りロール14に巻き取られる。レチキュ
ラーレンズ層6は樹脂層なので、従来のレチキュラーレ
ンズ板を接着したものと異なり充分な可撓性を有する。
したがって、ロールに巻取っても支障がない。また、充
分な可撓性を有するので、割れたりするトラブルもな
く、その後の操作性も良好であり、取り扱い易い。
樹脂製のロールフィルム等のロール・ツー・ロール装置
11で搬送可能な基材を採用することができ、巻取りロ
ール14で巻き取らずに、途中に設けた断裁装置により
打ち抜き加工を行ってもよい。
について簡単に説明する。レチキュラーレンズ層6は、
図4に示すように、蒲鉾状の細長い凸レンズを複数本平
行に並べて連続成形したような形状を呈しており、その
形状は下部に位置する印刷物の横方向(レンズを縦目に
したとき)のみを拡大するようになっている。この蒲鉾
状の凸レンズの幅(ピッチ)は0.2〜2mm程度に形
成され、その1ピッチの中に撮影した画像をスリット状
に分解画像として収縮させて、1枚に合成している。
を変えると、レンズの作用で見える箇所が変わることに
なる。また、図5に示すように、右目と左目では、画像
の違う箇所を見ていることになる。合成装置で順番にス
リット合成された画像をレチキュラーレンズ層6を透し
て見ると、右目と左目では順番の透う画像を見ることと
なり、また目の筋肉作用によって、その中間の順番の画
像も見ようとする。このように、レンチキュラーレンズ
の光学特性によって、順番にスリット状に合成された画
像をレチキュラーレンズ層6を透して見ると、裸眼のま
まで3Dメガネを掛けた時のように立体画像(3D画
像)が見えるものである。
次のような優れた効果を奏する。請求項1および請求項
7に記載の発明によれば、立体画像に対応する分解画像
印刷が施された印刷物の印刷面に透光性樹脂層を積層
し、この透光性樹脂層上に、レチキュラー凹レンズ形状
のキャビティを有する成形型を被せ、この成形型を押圧
しながら軟化状態の透光性樹脂を硬化させて上記キャビ
ティ形状を透光性樹脂層の表面に転写し、その後に透光
性樹脂層上から成形型を剥離するので、分解画像印刷が
施された印刷物の印刷面に、レチキュラーレンズ層を接
着剤を使用することなく形成することができる。したが
って、従来の接着剤層の介在による不透明性を払拭する
ことができ、鮮明な立体画像が見える。また、レチキュ
ラーレンズを別途成形する必要がないので、加工作業が
容易である。さらに、従来回避できなかったレチキュラ
ーレンズと印刷物との貼り合わ作業における伸縮差が生
じないので、位置合わせが容易で、位置ずれも生じ難
い。したがって、歩留りを向上することができる。
脂として紫外線硬化樹脂を使用すると共に、成形型を紫
外線透過材料により形成し、紫外線透過成形型を透して
紫外線硬化樹脂に紫外線を照射して硬化させるので、紫
外線照射という簡単な操作により透光性樹脂層を硬化さ
せて、レチキュラーレンズ層を容易に成形することがで
きる。
脂として熱可塑性樹脂を使用するので、加熱・冷却とい
う簡単な操作により透光性樹脂層を一旦軟化状態にして
から硬化させて、レチキュラーレンズ層を容易に成形す
ることができる。
脂として熱硬化性樹脂を使用するので、加熱という簡単
な操作により透光性樹脂層を硬化させて、レチキュラー
レンズ層を容易に成形することができる。
一部に分解画像印刷が施され、分解画像印刷部分にのみ
透光性樹脂層によるレチキュラー加工が施されるので、
印刷面に部分的にレチキュラー加工を施すことができ、
印刷面の任意の部分のみを立体画像化することができ
る。
帯状体なので、連続してレチキュラー加工することがで
き、別途成形したレチキュラーレンズ板を貼り合わせる
従来ほ加工方法に比較して、加工能率を著しく高めるこ
とができ、これによりコストを低減することができる。
概略図であり、(a)は透光性樹脂を塗布する前の状態
の断面図、(b)は透光性樹脂を塗布した状態の断面
図、(c)は成形型を被せる前の状態の断面図、(d)
は成形型を被せた状態の断面図、(e)は成形型を剥離
した状態の断面図である。
面に部分的にレチキュラー加工を施した状態を示す概略
図である。
ある。
ッチに関する説明図である。
特性を示す説明図である。
チキュラー加工方法を示す概略図である。
Claims (7)
- 【請求項1】 立体画像に対応する分解画像印刷が施さ
れた印刷物の印刷面に透光性樹脂層を積層し、 この透光性樹脂層上に、レチキュラー凹レンズ形状のキ
ャビティを有する成形型を被せ、 この成形型を押圧しながら軟化状態の透光性樹脂を硬化
させて上記キャビティ形状を透光性樹脂層の表面に転写
し、 その後に透光性樹脂層上から成形型を剥離することを特
徴とする印刷物のレチキュラー加工方法。 - 【請求項2】 前記透光性樹脂として紫外線硬化樹脂を
使用し、前記成形型を紫外線透過材料により形成し、 紫外線照射装置により、紫外線透過成形型を透過して紫
外線硬化樹脂に紫外線を照射して硬化させて転写するこ
とを特徴とする請求項1に記載の印刷物のレチキュラー
加工方法。 - 【請求項3】 前記透光性樹脂として熱可塑性樹脂を使
用し、 透光性樹脂層に成形型を被せた状態で加熱して透光性樹
脂層を一旦軟化させて冷却して硬化させて転写すること
を特徴とする請求項1に記載の印刷物のレチキュラー加
工方法。 - 【請求項4】 前記透光性樹脂として熱硬化性樹脂を使
用し、 軟化状態の透光性樹脂層に成形型を被せた状態で加熱し
て硬化させて転写することを特徴とする請求項1に記載
の印刷物のレチキュラー加工方法。 - 【請求項5】 前記印刷物の一部に分解画像印刷が施さ
れ、該分解画像印刷部分にのみ透光性樹脂を積層するこ
とを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の印刷
物のレチキュラー加工方法。 - 【請求項6】 前記成形型が帯状体であることを特徴と
する請求項1から5のいずれかに記載の印刷物のレチキ
ュラー加工方法。 - 【請求項7】 立体画像に対応する分解画像印刷が施さ
れた印刷面に、透光性樹脂製レチキュラーレンズ層が直
接接合され、 このレチキュラーレンズ層は、印刷面に積層した透光性
樹脂層上にレチキュラー凹レンズ形状のキャビティを有
する成形型を被せた状態で軟化状態の透光性樹脂を硬化
させて上記キャビティ形状を透光性樹脂層の表面に転写
して形成された層であって、上記硬化により印刷面に接
合されていることを特徴とするレチキュラー加工物。
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