JP2002090858A - ファインダ内表示装置 - Google Patents

ファインダ内表示装置

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JP2002090858A
JP2002090858A JP2000286048A JP2000286048A JP2002090858A JP 2002090858 A JP2002090858 A JP 2002090858A JP 2000286048 A JP2000286048 A JP 2000286048A JP 2000286048 A JP2000286048 A JP 2000286048A JP 2002090858 A JP2002090858 A JP 2002090858A
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light
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area
distance measuring
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JP2000286048A
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English (en)
Inventor
Masataka Ide
昌孝 井出
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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  • Automatic Focus Adjustment (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】表示可能な情報の種類を増加させると共に、視
認しやすい表示を行うことが可能なファインダ内表示装
置を提供することである。 【解決手段】このファインダ内表示装置を有するカメラ
は、ファインダ視野内に複数の測距エリアを有し、該複
数の測距エリアから少なくとも1つの測距エリアを任意
に選択使用可能な、多点測距機能を有する。上記複数の
測距エリアの各々は、発光ダイオード31a、31b、
31cにより複数の異なる色で表示される。そして、異
なる機能に対応して、上記発光ダイオード31a、31
b、31cによる複数の異なる色の表示が、マイクロコ
ンピュータ60によって同時に、ほぼ同一位置に行われ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、カメラ等に用い
られるファインダ内測距エリア等の表示装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来から、例えば、オートフォーカスタ
イプの一眼レフレックスカメラに於いては、多数の測距
エリアのうち、選択された測距エリアを被写体情報と重
ねて表示し、撮影者に告知するようにしたファインダ内
表示装置が知られている。
【0003】例えば、特開平2−74936号公報に
は、ピント板に多数の測距エリアに対応して微細プリズ
ムによる表示部を形成し、発光ダイオードにより照明光
を照射して、屈折させてファインダ内に導き、測距エリ
ア表示を行う装置が開示されている。これは、オートフ
ォーカスにより選択された測距エリアに対応する発光ダ
イオードを照射することにより、被写体情報に重ねて合
焦した測距エリア表示が点灯するものである。
【0004】また、特開2000−122154号公報
には、複数の測距エリアより所望の測距エリアを選択す
る時には、合焦時の表示の明るさよりも低輝度の第2の
明るさで発光手段を発光させ、選択した測距エリアに対
応するファインダ内表示を行う装置が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た特開平2−74936号公報に開示された装置では、
1種類の色の表示しかできないので、表示できる情報の
種類が限られてしまうという課題を有している。
【0006】また、上記特開2000−122154号
公報に開示された装置では、表示の明るさを変えて情報
を区別しているが、表示の明るさの差だけでは判別しに
くいという課題を有している。
【0007】したがってこの発明の目的は、上記課題に
鑑みてなされたものであり、その目的は、表示可能な情
報の種類を増加させると共に、視認しやすい表示を行う
ことが可能なファインダ内表示装置を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】すなわちこの発明は、フ
ァインダ視野内に複数の測距エリアを有し、該複数の測
距エリアから少なくとも1つの測距エリアを任意に選択
使用可能な、多点測距機能を有するカメラのファインダ
内表示装置に於いて、上記複数の測距エリアの各々を複
数の異なる色で表示する表示手段と、異なる機能に対応
して上記表示手段による複数の異なる色の表示を、同時
に、ほぼ同一位置に行わせる制御手段と、を具備するこ
とを特徴とする。
【0009】またこの発明は、ファインダ視野内に複数
の測距エリアを有し、該複数の測距エリアから少なくと
も1つの測距エリアを任意に選択使用可能な、多点測距
機能を有するカメラのファインダ内表示装置に於いて、
ファインダ視野内に於ける上記複数の測距エリアの各々
の位置を示す複数の測距エリア表示部と、上記複数の測
距エリア表示部の各々を表示させる表示手段と、上記複
数の測距エリアのうち何れか1つの測距エリアで測距結
果を得て合焦状態になった場合には、上記表示手段を駆
動して上記1つの測距エリアに対応する第1測距エリア
表示部を第1の色で表示させ、測距エリアの選択時に
は、上記表示手段を駆動して、選択した測距エリアに対
応する第2測距エリア表示部を第2の色で表示させる制
御手段と、を具備することを特徴とする。
【0010】この発明のファインダ内表示装置は、ファ
インダ視野内に複数の測距エリアを有し、該複数の測距
エリアから少なくとも1つの測距エリアを任意に選択使
用可能な、多点測距機能を有するカメラに設けられる。
上記複数の測距エリアの各々は、表示手段により複数の
異なる色で表示される。そして、異なる機能に対応し
て、上記表示手段による複数の異なる色の表示が、制御
手段によって同時に、ほぼ同一位置に行われる。
【0011】またこの発明のファインダ内表示装置にあ
っては、ファインダ視野内に複数の測距エリアを有し、
該複数の測距エリアから少なくとも1つの測距エリアを
任意に選択使用可能な、多点測距機能を有するカメラに
設けられている。そして、ファインダ視野内に於ける上
記複数の測距エリアの各々の位置が複数の測距エリア表
示部に示され、上記複数の測距エリア表示部の各々が表
示手段に表示される。ここで、上記複数の測距エリアの
うち何れか1つの測距エリアで測距結果を得て合焦状態
になった場合には、制御手段により、上記表示手段が駆
動されて上記1つの測距エリアに対応する第1測距エリ
ア表示部が第1の色で表示され、測距エリアの選択時に
は、上記表示手段が駆動されて、選択された測距エリア
に対応する第2測距エリア表示部が第2の色で表示され
る。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照してこの発明の
実施の形態を説明する。
【0013】初めに、この発明の第1の実施の形態につ
いて説明する。
【0014】本実施の形態では、新規な素子を使用して
いるので、最初にこの素子について説明を行う。先ず、
一般的な回折光学素子について説明する。
【0015】回折光学素子(Diffractive
Optical Element)は、DOEと称され
るもので、回折現象に基く光学素子である。
【0016】図2に示されるように、入射角θ、射出角
θ′、回折次数m、回折格子のピッチdとすると、次式
(1)に従って回折現象が起きる。 sinθ−sinθ′=mλ/d …(1) 1つの回折次数に注目したとき、例えば、図3に示され
るように、回折格子のピッチdを連続的に変化させる
と、m次の回折光に集光させるレンズ等の作用を持たせ
ることができる。
【0017】次に、本実施の形態に使用されるもので、
機械的な機構を使用せずに電気的にスイッチングが可能
な回折光学素子である、ESHOE(Electric
ally Switchable Holograph
ic Optical Element)について説明
する。原理的には、上述した回折光学素子と同様であ
る。
【0018】このESHOEは、位相型の体積ホログラ
ムによるものである。ホログラム媒体は、ポリマと液晶
の混合物である高分子分散型液晶(PDLC(poly
mer dispersion liquid cry
stal))であり、空間的な強度分布を有する光を照
射すると、その強度分布に応じた液晶の配光分布が生じ
ホログラムが形成される。
【0019】これに電界を印加すると、屈折率変調が減
少してホログラムが消去される。液晶の配光は可逆的
で、電界を取り除くとホログラムが再び復元される。
【0020】このように一度ホログラムを記録しておけ
ば、電界をオン、オフすることにより、ホログラムのス
イッチングが可能となる。
【0021】図4は、光学回折素子の構造について説明
する図である。
【0022】図4(a)は、光学回折素子のセル構造を
示した外観図である。
【0023】同図に於いて、このセル1は、透明導電膜
である透明電極層2が内側にコーティングされたガラス
またはプラスチックの基板3の間に、液晶とモノマの混
合物4を挟んだ構造となっている。
【0024】次に、ホログラムの作成について説明す
る。
【0025】図4(b)は上述した構造のセル1に対す
るレーザ露光を説明する図である。
【0026】セル1は、干渉縞8が発生する2つのレー
ザ光、すなわちレーザ物体光6及びレーザ参照光7の交
差点に配置される。光線の縞パターンは、図示されない
コンピュータにより生成された回折素子9が、物体光の
中に配置されて作成されたレーザ物体光6とレーザ参照
光7との2つの光の位相差に依存する。
【0027】このようにして、比較的簡単な格子から、
かなりの数の屈折レンズに代わる複雑な光学系まで変化
させることができる。
【0028】図4(c)は、重合と分離について説明す
る図である。
【0029】干渉パターンは、セル1のギャップ内に規
則的に配列する明るい面と暗い面を作成する。このよう
な露光中に、液晶が微少粒を形成して液晶小滴10とな
り、これがより暗い領域に拡散することにより、モノマ
11は最初に明るい領域で重合し始める。露光が進む
と、暗い領域のモノマ11もまた重合し、粒を固定して
更に縞パターンを固定する。
【0030】図4(d)は、回折格子動作を説明する図
である。
【0031】重合プロセスは、比較的純粋なポリマの面
と、液晶の小粒の稠密な面との交互な固定構造を結果的
に生み出す。後者の領域は、ポリマに対して異なる屈折
率(np≠nLCM)を有するので、記録プロセスによ
り定義された複雑な光学特性を有する体積ホログラムが
発生する。この状態をオンとする。このオン状態では、
入射光13は液晶小滴10内の液晶分子10aにより、
回折光14となってセル1から出射される。
【0032】図4(e)は、スイッチング状態(透明状
態)を説明する図である。
【0033】透明電極層2を印加したAC電圧によっ
て、ポリマ屈折率(np)に一致する実行屈折率eff
nLCMを発生させるように、液晶小滴10内の液晶分
子10aで、液晶の光軸が偏向されて透明セルが形成さ
れる。この状態をオフとする。このオフ状態では、図示
されるように、入射光13はセル1を通過して非回折光
15となる。
【0034】尚、以上は透過型の屈折光学素子ESHO
Eについて説明しているが、反射型ESHOEについて
も同様な作成方法及び動作原理であるので説明は省略す
る。
【0035】次に、こうした屈折光学素子ESHOEが
具体的にカメラに適用された実施の形態について説明す
る。
【0036】図5は、この発明の第1の実施の形態を示
すもので、透過型ESHOEが適用された一眼レフレッ
クスカメラの光学系の主要部の構成を示した図である。
【0037】この一眼レフレックスカメラは、カメラ本
体20と、このカメラ本体20の前面部に取り付けられ
たレンズ鏡筒21とを有して構成される。レンズ鏡筒2
1は、撮影レンズ22をその光軸方向に移動可能に保持
する。
【0038】カメラ本体20内で撮影レンズ22の後方
には、物体光を測距系とファインダ系に分離する可動自
在なメインミラー23が設けられている。上記ファイン
ダ系は、回折光学素子24、ピント板25、ペンタプリ
ズム26、接眼レンズ27とから構成される。
【0039】上記メインミラー23は、部分的にハーフ
ミラー部を有しており、測距光束を透過させる機能を有
している。この透過された測距光束は、メインミラー2
3に取付けられたサブミラー29によって、測距系30
に導かれる。
【0040】測距系30は、複数の測距エリアを有して
おり、図6に示されるように、ファインダ画面35内で
測距される領域(ファインダ視野)は、測距エリア3
6、37、38に相当する。
【0041】また、上記ペンタプリズム26の前側下面
の近傍には、測距エリア表示部が設けられている。
【0042】すなわち、この測距エリア表示部は、発光
ダイオード(LED)31と、屈折率分布型レンズを集
束して形成したレンズアレイ32と、反射面を2個有し
て上記LED31の投光光束を集光する投光レンズ33
とにより構成される。
【0043】上記LED31は、2色発光ダイオードよ
り成り、緑色(波長550nm)と赤色(波長640n
m)を発光ピーク波長とし、紙面に垂直方向に3つ並ん
で配置されている。また、レンズアレイ32は、LED
31の像を投光レンズ33の入射面近傍に投影する作用
を有しているもので、部材配置の自由度を確保するため
に使用される。
【0044】上記LED31より出力された光束は、屈
折率分布型のレンズアレイ32及び投光レンズ33を介
して、メインミラー23に導かれる。そして、メインミ
ラー23で反射された後、ピント板25の近傍に配置さ
れた回折光学素子24内の透過型ESHOE部が照明さ
れ、表示の点灯がなされる。
【0045】上記測距エリア表示部により全表示された
場合のファインダ画面35は、図7と同様に示される。
【0046】図7は、回折光学素子24上のファインダ
視野35内の測距エリア36〜38に対応する第1透過
型ESHOE部及び第2透過型ESHOE部の例を示し
た図である。
【0047】同図に於いて、回折光学素子24上のファ
インダ視野35内の測距エリア36、37、38に対応
する位置に、第1透過型ESHOE部40、41、42
及び第2透過型ESHOE部44、45、46が形成さ
れている。
【0048】第1透過型ESHOE部40〜42は、波
長550nm(緑色)の光線を所定の角度θで回折する
ように、予めホログラムが形成されている。また、第2
透過型ESHOE部44〜46は、波長640nm(赤
色)の光線を所定の角度θで回折するように設定されて
いる。スペクトル幅は50nmであり、両者とも上記以
外の波長の光線については透過するように設定されてい
る。
【0049】図8は、ファインダ系及び照明系の光路を
展開した図である。
【0050】図8(a)に示されるように、投光レンズ
33は、3つのレンズから構成される。これら3つのレ
ンズによって、回折光学素子24内の3つの透過型ES
HOE部40〜42または44〜46が照明される。
【0051】尚、図中48、49、50は、屈折率分散
型レンズによるLED31の像である。
【0052】撮影者により選択された、または合焦され
た測距エリアについて、対応するLED31が発光され
る。同時に、対応する回折光学素子24内の第1及び第
2透過型ESHOE部40〜42及び44〜46につい
て、電気的に回折格子がオンされる。
【0053】図8(b)に示されるように、LED31
による照明光は、所定の角度θで回折光学素子24に入
射される。この領域では、電気的に制御された回折光学
素子24の、第1または第2透過型ESHOE部40〜
42または44〜46が選択的にオン状態にされてい
る。回折により必要な照明光は、接眼レンズ27方向に
曲げられ、表示光として作用する。
【0054】一方、回折光学素子24の第1、第2透過
型ESHOE部40〜42、44〜46以外の領域に入
射された光束は、回折されずにそのまま直進して通過す
る。
【0055】したがって、測距エリア36、37、38
に対応するLED31の点灯と、回折光学素子24の第
1、第2透過型ESHOE部40〜42、44〜46の
オンとによって、現在表示すべき測距エリアを選択的に
赤色または緑色に表示し、表示すべきではない測距エリ
アには表示しないようにすることができる。
【0056】照明光束のうちで、回折光学素子24によ
り回折されなかった光束のほとんど全ては、光吸収処理
を施したペンタプリズム26の前側上面26aに入射さ
れ、接眼レンズ27には入射されず視認されない。よっ
てゴーストが発生することはない。
【0057】次に、図9を参照して、測距系の構成を説
明する。
【0058】撮影レンズ22の光軸上に於いて、該撮影
レンズ22の後方、且つ予定結像面近傍に、複数の測距
エリアに対応する矩形形状の開口51a、51b、51
cを有する視野マスク51が配置されている。更に、こ
の視野マスク51の後方には、複数の測距エリアに対応
する分割フィールドレンズ52、瞳マスク53、であり
撮影レンズ11で結像された物体像の2次像を形成する
再結像レンズ54及びAFセンサ55が、順次配置され
ている。
【0059】そして、撮影レンズ22の異なる射出瞳2
2a、22bを通過し、更に視野マスク51の開口51
a、51b、51cを通過した光束は、分割フィールド
レンズ52の各レンズ部52a、52b、52cを通過
して、各一対の瞳マスク53a、53b、53c、再結
像レンズ54a、54b、54cを通過して、AFセン
サ55の受光部55a、55b、55c上に、それぞれ
2次像を形成させる。
【0060】上記AFセンサ55内の受光部55a〜5
5cは、多数の画素より成る一対の画素列で構成され、
これらに対して視野マスク51の開口51a〜51c内
の像が投影され、物体の2次像が形成される。
【0061】各一対の画素列は、対となる2次像に関す
る光量分布の相対的間隔を、光電変換出力に基いて検出
することにより、複数の測距エリアについて撮影レンズ
22のピント状態を検出することができる。
【0062】次に、図1のブロック図を参照して、第1
の実施の形態に於けるカメラの主要部の構成を説明す
る。
【0063】図1に於いて、マイクロコンピュータ60
は、カメラ全体の動作を制御するコントローラである。
このマイクロコンピュータ60には、AFセンサ55
と、ESHOE駆動回路61と、LED31を駆動する
LED駆動回路62と、撮影レンズ22のレンズ駆動モ
ータ63を駆動し、ピントの調節を行うレンズ駆動回路
64と、EEPROM65及びファーストレリーズスイ
ッチ(1RSW)67、セカンドレリーズスイッチ(2
RSW)68、測距エリア選択スイッチ69とが接続さ
れる。
【0064】上記ESHOE駆動回路61は、電気的ス
イッチング可能な回折光学素子24のESHOE部40
〜42、44〜46への駆動電圧の印加、非印加を制御
するものである。
【0065】上述したように、LEDは3つ配置されて
いるもので、31a、31b、31cから構成される。
そして、これらLED31a、31b、31cは、2色
発光ダイオードであり、赤色の発光ダイオード71a、
71b、71cと、緑色の発光ダイオード72a、72
b、72cが、それぞれ同一のパッケージ内に封止され
て、それぞれ独立して発光、非発光を制御可能である。
【0066】また、上記レンズ駆動モータ63は、撮影
レンズ22のフォーカシングレンズを光軸方向に移動す
る駆動源である。更に、上記EEPROM65は、不揮
発性メモリで構成されるもので、カメラの調整値等が記
録されている。
【0067】上記ファーストレリーズスイッチ67は、
図示されないレリーズ釦の押し込み1段目でオンするス
イッチであり、セカンドレリーズスイッチ68は、レリ
ーズ釦の押し込み2段目でオンするスイッチである。ま
た、測距エリア選択スイッチ69は、撮影者が操作する
ことにより、所望の測距エリアを選択することができる
スイッチである。
【0068】次に、図10のフローチャートを参照し
て、第1の実施の形態に於けるカメラの動作を説明す
る。
【0069】先ず、ステップS1にて、電源オンや電池
挿入による初期化動作が行われる。ここで、ESHOE
駆動回路61からは、第1、第2透過型ESHOE部4
0〜42、44〜46に駆動電圧が印加されてオフ状態
とされる。また、LED駆動回路62によりLED31
a〜31cがオフにされる。
【0070】次いで、ステップS2に於いて、ファース
トレリーズスイッチ67がオンされているか否かが判定
される。ここで、オフの場合はステップS3に移行す
る。
【0071】ステップS3では、測距エリア選択スイッ
チ69が操作されたか否かが判定される。ここで、測距
エリア選択スイッチ69が操作されない場合は、上記ス
テップS2へ移行し、操作された場合は、ステップS4
に移行して、サブルーチン「測距エリア選択処理」が実
行される。ここでは、撮影者により選択された測距エリ
アが赤色表示される。その後、上記ステップS2へ移行
する。
【0072】一方、上記ステップS2にて、ファースト
レリーズスイッチ67がオンされている場合は、ステッ
プS5に移行して、AFセンサ55の画素データに基い
て、全測距エリアについて測距(測距)演算が行われ
る。
【0073】そして、続くステップS6に於いて、上記
測距演算結果に基いて選択された測距エリアが、合焦か
否かが判定される。ここで、合焦の場合はステップS8
に移行し、非合焦の場合はステップS7に移行する。
【0074】ステップS7では、撮影者により選択され
ている測距エリアの測距データに基いてレンズ駆動が行
われる。その後、上記ステップS2に移行する。
【0075】上記ステップS6にて、撮影者により選択
された測距エリアが合焦であった場合は、ステップS8
に移行し、選択された合焦した測距エリアと、選択され
てはいないが合焦となった測距エリアについて、ESH
OE駆動回路61により対応するESHOE部44〜4
6に駆動電圧が非印加としてオン状態とされる。また、
LED駆動回路62により、対応するLED72a〜7
2cがオンされる。したがって、合焦した測距エリア表
示が、緑色に発光表示される。
【0076】ここで、上記撮影者により選択された測距
エリアは、すでに赤色表示されているので、選択された
測距エリアと合焦した測距エリアの両方の表示を識別す
ることができる。
【0077】次に、ステップS9に於いて、セカンドレ
リーズスイッチ68がオンされているか否かが判定され
る。ここで、セカンドレリーズスイッチ68がオンの場
合はステップS11に移行し、オフの場合はステップS
10に移行する。
【0078】ステップS10では、再びファーストレリ
ーズスイッチ67がオンされているか否かが判定され
る。ここで、ファーストレリーズスイッチ67がオンの
場合は上記ステップS9に移行し、オフの場合はステッ
プS2に移行する。
【0079】ステップS11では、ESHOE駆動回路
61により、第1、第2透過型ESHOE部40〜4
2、44〜46に駆動電圧が印加されて、オフ状態とさ
れる。また、LED駆動回路62により、LED71a
〜71c、72a〜72cがオフにされる。
【0080】そして、ステップS12にて露出動作が行
われると、続くステップS13にてフィルム巻上げ動作
が行われる。その後、上記ステップS2に移行する。
【0081】次に、図11のフローチャートを参照し
て、測距エリア選択処理動作について説明する。
【0082】図11は、測距エリア選択スイッチ69の
操作による測距エリア選択時のマイクロコンピュータ6
0の測距エリア選択処理動作を説明するフローチャート
である。
【0083】このフローチャートは、撮影者が測距エリ
ア選択スイッチ69を操作して、少なくとも1つの測距
エリアを任意に選択し、測距エリア選択スイッチ69を
オンする毎に測距エリアがシフトしていくように構成さ
れている。
【0084】すなわち、先ずステップS21にて、選択
された測距エリア(選択測距エリア)がセットされる。
次いで、ステップS22にて、前回選択の測距エリアと
変更があるか否かが判定される。ここで、変更がある場
合は、ステップS23へ移行して表示タイマがスタート
される。
【0085】一方、上記ステップS22にて変更がない
場合、及び上記ステップS23にて表示タイマがスタへ
とされると、ステップS24へ移行する。このステップ
S24では、LED駆動回路62が制御されて、この測
距エリアに対応する赤色LED71a〜71cが発光さ
れると共に、ESHOE駆動回路61によって、選択測
距エリアに対応する第2透過型ESHOE部44〜46
への駆動電圧が非印加とされてオン状態とされ、対応す
る測距エリア表示が赤色点灯にされる。
【0086】ステップS25に於いては、表示タイマに
より所定時間がカウントされる。ここで、タイマが終了
していなければ本ルーチンを抜ける。また、タイマ終了
であれば、ステップS26へ移行する。そして、所定時
間経過後にLED駆動回路62により上記ステップS2
4の処理でオンされたLED及びESHOE部がオフに
され、測距エリア表示がオフされてリターンする。
【0087】以上のように、測距エリア選択スイッチ6
9の操作によって測距エリアが選択されている場合は、
合焦前にその選択されている測距エリアに対応する測距
エリア表示が赤色に発光されるため、現在選択されてい
る測距エリアを容易に知ることができる。
【0088】更に、AF動作により合焦した測距エリア
表示を緑色に発光させるため、図12(a)、(b)に
示されるように、予め選択された測距エリアの表示74
と、合焦した測距エリアの表示75、76を同時に認識
することができる。
【0089】尚、表示は選択された測距エリアを赤色表
示、合焦した測距エリアを緑色表示としたが、これに限
定されることなく他の色であってもよい。
【0090】また、図13(a)、(b)に示されるよ
うに、第1、第2透過型ESHOE部40〜42、44
〜46を、それぞれ別々の回折光学素子24a、24b
に作成し、図13(c)に示されるように該回折光学素
子24aと24bを積層させてもよい。
【0091】この場合は、同一回折光学素子に構成した
場合と比較して、2色を重ねて表示することができるの
で、より多彩な表示とすることが可能となる。
【0092】次に、この発明の第2の実施の形態につい
て説明する。
【0093】図14は、この発明の第2の実施の形態を
示すもので、反射型ESHOEが適用された一眼レフレ
ックスカメラの光学系の主要部の構成を示した図であ
る。
【0094】尚、この第2の実施の形態に於いて、上述
した第1の実施の形態と同じ部分には同一の参照番号を
付してその説明は省略する。
【0095】図14に於いて、反射光学素子24′は、
カメラ本体80内のピント板25の近傍で、ペンタプリ
ズム26側に配置されている。また、図15に示される
測距エリア84〜88に対応した領域に、図16に示さ
れるように、反射型ESHOE部90〜94、96〜1
00が形成されている。
【0096】反射型ESHOE部90〜94は、緑色光
について作用して所定の角度θに反射するように、予め
ホログラムが記録されている。そして、その他の波長の
光は透過するようになっている。
【0097】同様に、反射型ESHOE部96〜100
は、赤色光について作用し、所定の角度θに反射するよ
うに、予めホログラムが記録されており、その他の波長
の光は透過するようになっている。
【0098】更に、LED31は、紙面に垂直方向に3
つ(31a〜31c)並設されている。これらのLED
31a〜31cには、何れも2色発光タイプの発光ダイ
オードであり、赤色(71a〜71c)、緑色(72a
〜72c)の2種類のLEDが内蔵されている。そし
て、個々に独立して発光可能である。
【0099】投光レンズ81は反射面を2個有してお
り、LED31の投光光束を集光する。そして投光光束
は、ペンタプリズム26の前側上面26aより、ペンタ
プリズム26内を通過して反射光学素子24′の反射型
ESHOE部90〜94、96〜100を照明する。
【0100】図17は、ファインダ系及び照明系の光路
を展開した図である。
【0101】投光レンズ81は、紙面に垂直方向に3つ
のレンズから構成されており、これらによってそれぞれ
反射光学素子24′内の反射型ESHOE部90〜9
4、96〜100が照明される。
【0102】撮影者によって、測距エリア選択スイッチ
69により測距エリアの選択動作が行われると、選択さ
れた測距エリアに対応するLED71a〜71c(赤
色)が発光される。同時に、対応する反射光学素子2
4′内の反射型ESHOE部90〜94について電気的
にオンされる。
【0103】LED71a〜71cによる照明光は、所
定の角度θで反射光学素子24′に入射されるが、この
領域では電気的に制御された反射光学素子24′の反射
型ESHOE部90〜94の全部、または一部がオン状
態にされており、反射により照明光は接眼レンズ27方
向に曲げられる。
【0104】したがって、測距視野84〜88に対応す
るLED71a〜71cの点灯と反射光学素子24′の
反射型ESHOE部90〜94を選択的にオンとして表
示部を選択的に照明することによって、現在選択されて
いる測距視野を選択的に赤色表示し、選択されていない
視野には表示しないようにすることができる。
【0105】また、AF動作により合焦した測距エリア
について、対応するLED72a〜72c(緑色)が発
光される。同時に、対応する反射光学素子24′内の反
射型ESHOE部96〜100について電気的にオンさ
れる。
【0106】このようにして、同時に合焦した測距エリ
アについて緑色表示を行うことができる。
【0107】尚、反射光学素子24′の反射型ESHO
E部91、93、94の照明光は、中央部のLED71
bにより兼用され、反射型ESHOE部97、99、1
00についても、同様に中央部のLED72bにより兼
用されている。
【0108】一方、反射光学素子24′の反射型ESH
OE部90〜94、96〜100以外の領域に入射した
光束は、反射されずにそのまま直進して通過するので、
接眼レンズ27には入射せず視認されない。
【0109】第2の実施の形態に於けるカメラの主要部
の構成及び測距動作については、上述した第1の実施の
形態に於ける図1の構成図及び図10のフローチャート
と同じであるので説明を省略する。
【0110】以上のように、第2の実施の形態によれ
ば、ペンタプリズム26の前方にスペースがない場合
に、ペンタプリズムの前側上面のスペースを利用して効
率的な配置を行うことができる。
【0111】また、透過型ESHOE、反射型ESHO
Eを両方組合わせて使用してもよい。
【0112】次に、この発明の第3の実施の形態につい
て説明する。
【0113】図18は、この発明の第3の実施の形態を
示すもので、一眼レフレックスカメラの光学系の主要部
の構成を示した図である。
【0114】尚、この第2の実施の形態に於いて、上述
した第1の実施の形態と同じ部分には同一の参照番号を
付してその説明は省略する。
【0115】この第3の実施の形態に於けるカメラのフ
ァインダ光学系は、第1表示部と第2表示部を有してい
る。そして、第1表示部は合焦した測距エリアを緑色の
表示を行い、第2表示部は視線検出で選択した測距エリ
アを赤色の表示を行う。また視線検出装置を有している
点が、上述した第1、第2の実施の形態と異なってい
る。
【0116】このカメラは、カメラ本体105内に第1
表示部と第2表示部とを有した構成となっている。
【0117】図18に於いて、ペンタプリズムの後方に
は、ダイクロイックミラー106aを有した接眼レンズ
106が配置されている。また、視線検出照明用の複数
の赤外発光ダイオード(LED)107が、接眼レンズ
106の周囲に配置されて、撮影者の眼108を照明す
るようになっている。
【0118】接眼レンズ106上には、更にダイクロイ
ックミラー110が設けられている。そして、このダイ
クロイックミラー110上に、受光レンズ111及びイ
メージセンサ112が配置されている。また、上記LE
D107の上方には、LED115、液晶表示素子(L
CD)114、投光レンズ113が配置されている。
【0119】先ず、第1表示部について説明すると、ピ
ント板25には、図6に示される測距エリア36、3
7、38に対応した領域に、図19に示されるような、
微細プリズムによる第1表示部118、119、120
が形成されている。
【0120】また、LED31は、紙面に垂直方向に3
つ(31a〜31c)が並設されている。これらは、何
れも緑色(発光波長550nm)の発光ダイオードであ
る。
【0121】投光レンズ33は反射面を2つ有してお
り、LED31の投光光束を集光する。
【0122】LED31より出力された光束は、屈折率
分布型レンズアレイ32及び投光レンズ33を介して、
メインミラー23に導かれる。そして、メインミラー2
3で反射された後、ピント板25の表示部118〜12
0が照明される。
【0123】これらの表示部118〜120の照明光1
21は、図20に示されるように、微細プリズム部25
pによって121から121aへと光路が変更された
後、ペンタプリズム26、ダイクロイックミラー106
aを備えた接眼レンズ106を通過して撮影者の眼10
8に到達し、撮影レンズ22からのファインダ被写界像
に重ねて撮影者に観察される。また、表示部118〜1
20以外を通過する光束は121bとなり、接眼レンズ
106には導かれない。
【0124】このように、撮影者は測距エリア表示パタ
ーンを目視することができる。
【0125】尚、ダイクロイックミラー106aは、可
視光を透過して赤外光及び赤色光を反射するので、上記
表示光には影響しない。
【0126】次に、第2表示部の構成について説明す
る。
【0127】LED115は、発光波長は640nmの
赤色の発光ダイオードで構成される。また、LCD11
4は、図21に示されるように、測距エリアに対応する
位置に表示を液晶でパターン化しており、測距エリア選
択がなされた位置に相当するLCDパターンのみが透過
状態となる。
【0128】LED115から発せられた投光光束は、
選択されたLCD114の透過パターン部のみを通過
し、投光レンズ113により集光される。そして、赤外
光を透過し赤色光を反射するダイクロイックミラー11
0により反射される。更に、接眼レンズ106内のダイ
クロイックミラー106aにより反射され、接眼レンズ
106を通って撮影者の眼108に到達する。
【0129】上記LCD114は、撮影者の眼108の
瞳孔から見た場合、投光レンズ113及び接眼レンズ1
06を介して、ピント板25と共役になるように配置さ
れている。これにより、撮影者は視線選択された測距エ
リア表示を目視することができる。
【0130】ここで、ダイクロイックミラー106a
は、上記のように可視光を透過して赤外光及び赤色光を
反射するので、LED115の光を効率良く観察者の眼
に導くものである。
【0131】上記第1表示部、第2表示部により、全て
の表示がなされた場合の撮影画面内は、図7に示される
ようになっている。
【0132】次に、視線検出装置の構成について説明す
る。
【0133】CCD等の光電変換素子列を2次元配置し
たイメージセンサ112は、受光レンズ111に関して
所定の位置にある撮影者の眼108の瞳孔近傍と共役に
なるように配置されている。
【0134】複数の赤外発光ダイオード107は、上述
したように、接眼レンズ106の周囲に配置されている
もので、撮影者の眼108を照明する。撮影者の眼10
8の瞳孔近傍による赤外投光光の反射光は、接眼レンズ
106のダイクロイックミラー106aで反射され、ダ
イクロイックミラー110を透過後、受光レンズ111
を介してイメージセンサ112に入射する。
【0135】イメージセンサ112では、受光光に応じ
て像信号が出力される。この像信号に基いて、図示され
ないマイクロコンピュータに於いて、撮影者の視線方向
が検出される。
【0136】次に、図22のブロック図を参照して、第
3の実施の形態に於けるカメラの主要部の構成を説明す
る。
【0137】図22に於いて、カメラ全体の動作を制御
するコントローラであるマイクロコンピュータ60に
は、AFセンサ55と、LED駆動回路62と、レンズ
駆動回路64と、EEPROM65と、イメージセンサ
112と、LCD114及びファーストレリーズスイッ
チ(1RSW)67、セカンドレリーズスイッチ(2R
SW)68とが接続される。
【0138】上記LED駆動回路62は、合焦エリア表
示用LED31a〜31c、視線検出測距エリア表示用
LED113、視線検出照明用LED107を駆動する
ためのものである。また、上記イメージセンサ112は
視線検出用のエリアセンサで構成され、LCD114は
視線検出表示用LCDで構成される。
【0139】次に、図23のフローチャートを参照し
て、第3の実施の形態に於けるカメラの動作を説明す
る。
【0140】先ず、ステップS31にて、電源オンや電
池挿入による初期化動作が行われる。次いで、ステップ
S32に於いて、ファーストレリーズスイッチ67がオ
ンされているか否かが判定される。ここで、オフの場合
はステップS33へ移行し、オンの場合はステップS3
5へ移行する。
【0141】ステップS33では、視線検出動作が行わ
れる。そして、続くステップS34にて、視線検出によ
り検出された視線方向に近い測距エリアが視線選択され
たとみなされて、LED駆動回路62により、LED1
15が発光されると共に、LCD114の対応する領域
が透過されて、その測距エリアが赤色表示される。その
後、上記ステップS32に移行する。
【0142】上記ステップS32にて、ファーストレリ
ーズスイッチ67がオンの場合は、ステップS35に
て、AFセンサ55の画素データに基いて、全測距エリ
アについて測距(測距)演算が行われる。次いで、ステ
ップS36にて、測距演算結果に基いて、視線選択され
た測距エリアが合焦か否かが判定される。
【0143】ここで、非合焦の場合はステップS37に
移行して、視線選択された測距エリアの測距データに基
いてレンズ駆動が行われる。その後、上記ステップS3
2に移行する。
【0144】一方、上記ステップS36にて、視線選択
された測距エリアが合焦であった場合は、ステップS3
8へ移行する。そして、このステップS38にて、LE
D駆動回路62により、対応するLED31a〜31c
がオンされる。したがって、合焦された測距エリア表示
が緑色に発光表示される。
【0145】ここで、上記視線検出により選択された測
距エリアは、すでに赤色表示されているので、視線選択
された測距エリアと合焦された測距エリアの両方の表示
を識別することができる。
【0146】次に、ステップS39に於いて、セカンド
レリーズスイッチ68がオンされているか否かが判定さ
れる。ここで、セカンドレリーズスイッチ68がオンさ
れていない場合は、ステップS40に移行して、ファー
ストレリーズスイッチ67がオンされているか否かが判
定される。そして、このステップS40にて、ファース
トレリーズスイッチ67もオンされていない場合は上記
ステップS32へ移行し、オンされている場合は上記ス
テップS39へ移行する。
【0147】一方、上記ステップS39にて、セカンド
レリーズスイッチ68がオンされている場合は、ステッ
プS41へ移行する。そして、このステップS41に
て、LED駆動回路62によってLED31a〜31c
及び115がオフにされる。
【0148】次に、ステップS42では露出動作が行わ
れ、更にステップS43ではフィルム巻上げ動作が行わ
れる。その後、上記ステップS32へ移行する。
【0149】以上のように、第3の実施の形態によれ
ば、視線により選択された測距エリア表示とAF動作に
より合焦した測距エリア表示を、同時に異なる色で表示
させることができるので、視線選択された測距エリア以
外の測距エリアの状況を同時に認識することができる。
よって、使い勝手が向上する。
【0150】次に、この発明の第4の実施の形態を説明
する。
【0151】図24は、この発明の第4の実施の形態
で、実像式ファインダとして透過型ESHOEが適用さ
れたカメラのファインダ光学系の概略構成を示したもの
であり、(a)は斜視図、(b)はポロプリズムの側面
図、(c)はLEDの構成を示した図、(d)はLED
と投光レンズの構成を示した図である。
【0152】図24に於いて、対物レンズ125は被写
体像を形成するためのものである。この対物レンズ12
5の後方には、被写体像を正立正像にするために、小プ
リズム126と大プリズム127とから構成されるポロ
プリズム128が配置されている。更に、このポロプリ
ズム128の後方には、接眼レンズ129が設けられて
いる。
【0153】上記小プリズム126の出射面126a
と、大プリズム127への入射面127aとの間の結像
面付近には、回折光学素子より成る表示板130が設け
られている。
【0154】投光レンズ131は3つのレンズ部131
a〜131cより構成されるもので、LED132a〜
132cの投光光により、表示板130の回折素子とし
て機能する領域ESHOE部を照射する。
【0155】上記LED132a〜132cは2色型発
光ダイオードで構成されるもので、緑色のLED133
a〜133cと赤色のLED134a〜134cを、そ
れぞれ有している。
【0156】図25は、表示板130の構成を示した図
である。尚、図25には示されないが、LED132a
〜132cの構成は、図24と同様である。
【0157】上記表示板130には、図26に示される
複数の測距エリアを表す複数の測距エリア表示145、
146、147に対応する緑色光を所定角度θに回折す
る透過型ESHOE部135、136、137と、赤色
光を所定角度θに回折する透過型ESHOE部139、
140、141が形成されている。
【0158】更に、この表示板130には、撮影範囲を
表す視野枠152と、近距離撮影時の撮影範囲を表す補
正枠143とが、金属蒸着により形成されている。
【0159】次に、上述した実像式ファインダの作用に
ついて説明する。
【0160】対物レンズ125により形成された被写体
像は、小プリズム126にて略直角に曲げられ、その出
射面126aから出射して表示板130に入射する。そ
して、この表示板130上に形成されたESHOE部1
35〜137のうちで、測距動作により自動選択された
測距エリアに対して対応するLED133a〜133c
が投光され、投光レンズ131を介して照明される。
【0161】照明光は、オン状態に設定されたESHO
E部135〜137により光路が曲げられて被写体像と
合成される。そして、視野枠152、補正枠143の像
と共に、被写体像と大プリズム127の入射面127a
に入射され、この合成された結像光が正立正像として接
眼レンズ129に導かれる。
【0162】同様に、表示板130上に形成されたES
HOE部139〜141のうちで、上記選択された測距
エリアに対して、図示されないマイクロコンピュータに
より計算される被写界深度に入る測距エリアについて、
対応するLED134a〜134cが投光されて、投光
レンズ131を介して照明される。
【0163】次に、図26を参照して、実像式ファイン
ダによるファインダ視野について説明する。
【0164】ファインダ視野144内には、測距動作に
より自動選択された測距エリア表示145〜147(図
26では147を選択)が緑色表示、被写界深度に入る
測距エリア表示を赤色表示(例えば149、151)、
及び視野枠表示152、補正枠表示143が黒色表示、
とされた合成像が表示される。
【0165】尚、上記表示板131に設けられた視野枠
152、補正枠143を、直接、大プリズム127の入
射面127aに設けてもよい。また、視野枠152、補
正枠143を、遮光テープ等の遮光部材で形成してもよ
い。
【0166】以上のように、第4の実施の形態によれ
ば、測距動作により自動的に選択された測距エリアと、
被写界深度に入る測距エリアとを、別々の色で区別して
表示するので、撮影画面内の状況を把握しやすく、より
高度な撮影を行うことができる。
【0167】次に、この発明の第5の実施の形態とし
て、反射型ESHOEを使用した例を説明する。
【0168】図27は、この発明の第5の実施の形態
で、実像式ファインダの変形例として反射型ESHOE
が適用されたカメラのファインダ光学系の概略構成を示
したものであり、(a)は斜視図、(b)はポロプリズ
ムの側面図である。尚、図27には示されないが、LE
D132a〜132cの構成は、図24と同様である。
【0169】本実施の形態では、撮影画面内の3つのエ
リアを測距及び測光する測距部、測光部をそれぞれ有し
ている。
【0170】ファインダ光学系全体に於いて、上述した
図24と同一の部分については説明を省略する。
【0171】小プリズム126の出射面126aと大プ
リズム127への入射面127aとの間の結像面付近に
は、反射光学素子より成る表示板130が設けられてい
る。
【0172】また、投光レンズ131は3つのレンズ部
131a〜131cより構成され、3つの反射面を有し
ている。上記投光レンズ131では、緑色の3つのLE
D133a〜133cと赤色の3つのLED134a〜
134cの投光光が集光され、これにより表示板130
の反射素子として機能する領域ESHOE部135〜1
37、139〜141が照射される。
【0173】表示板130の構成は、図25と同様であ
り、複数の測距、測光エリアを示す複数の測距、測光エ
リア表示145〜147(図26と同一)に対応する反
射型ESHOE部135〜137(緑色光を反射するよ
うにホログラムを形成)、及び139〜141(赤色光
を反射するようにホログラムを形成)が形成されてい
る。
【0174】更に、撮影範囲を表す視野枠152、近距
離撮影時の撮影範囲を表す補正枠143が、金属蒸着に
より形成されている。
【0175】対物レンズ125を通過した被写体光束
は、小プリズム126にて略直角に曲げられ、その出射
面126aから出射されて表示板130に入射される。
そして、上記表示板130上に形成された反射型ESH
OE部135〜137のうちで測距動作により選択され
た測距エリアに対して、それぞれ対応するLED133
a〜133cが投光されて、投光レンズ125を介して
照明される。
【0176】同様に、測光結果に基いて、適正露出とな
る測光エリアに対応するLED134a〜134cが投
光され、投光レンズ125を介して照明される。
【0177】LED133a〜133cによる照明光
(例えば133a)は、オン状態に設定された反射型E
SHOE部135〜137(例えばたとえば135)に
より反射されて被写体像と合成される。そして、視野枠
152、補正枠143の像と共に被写体像と大プリズム
127の入射面127aに入射し、この合成された結像
光が正立正像として接眼レンズ129に導かれる。
【0178】同様に、LED134a〜134cによる
照明光(例えば134a、134c)は、オン状態に設
定された反射型ESHOE部139〜141(例えば1
39、141)により反射されて被写体像と合成され
る。
【0179】以上のように、第5の実施の形態によれ
ば、測距アルゴリズムに基いて選択された測距エリアを
緑色に表示し、測光結果を基いて計算された適正露出と
なる測光エリアを赤色に表示することができるので、撮
影画面内の情報をより多く認識することができ撮影の失
敗を防止できる。
【0180】また、表示板130に形成するESHOE
部について、同一の実像式ファインダ装置に於いて、測
距エリア毎に透過型ESHOE部と反射型ESHOE部
の両方を測距エリアに応じて使い分けて適用し、省スペ
ース化を計ることも可能である。
【0181】尚、視野枠152、近距離視野補正枠14
3についても、同様に透過型または反射型ESHOE部
により形成し、LEDによる投光で照明して表示しても
よい。
【0182】また、フィルム駒数や電池残量、シャッタ
スピード、絞り値データ、日付等の情報を同様の方法で
表示させてもよい。
【0183】尚、この発明の上記実施の形態によれば、
以下の如き構成を得ることができる。
【0184】すなわち、 (1) ファインダ視野内に複数の測距エリアを有し、
これら複数の測距エリアから少なくとも1つの測距エリ
アを任意に選択使用可能な、多点測距機能を有するカメ
ラのファインダ内表示装置に於いて、異なる意味を有す
る複数の異なる色の表示を、同時に、ほぼ同一位置に表
示することを特徴とするファインダ内表示装置。
【0185】(2) ファインダ視野内に複数の測距エ
リアを有し、これら複数の測距エリアから少なくとも1
つの測距エリアを任意に選択使用可能な、多点測距機能
を有するカメラのファインダ内表示装置に於いて、ファ
インダ視野内に於ける上記複数の測距エリアの各々の位
置を示す複数の測距エリア表示部と、これら複数の測距
エリア表示部の各々を表示させる表示手段と、何れか1
つの測距エリアで測距結果を得て合焦状態になった場合
には、上記表示手段を駆動して上記1つの測距エリアに
対応する第1測距エリア表示部を第1の色で表示させ、
測距エリアの選択時には、上記発光手段を駆動して、選
択した測距エリアに対応する第2測距エリア表示部を第
2の色で表示させる制御手段と、を具備することを特徴
とするファインダ内表示装置。
【0186】(3) 撮影レンズの予定結像面の近傍
に、配置された電気的スイッチング可能な回折光学素子
と、上記回折光学素子を電気的に制御する制御部と、上
記回折光学素子を照明する投光手段を有する投光部と、
を更に具備し、上記制御部は、上記回折光学素子、投光
部を制御して上記投光部による照明光をファインダの接
眼レンズへ指向させることにより表示を行うことを特徴
とする上記(1)及び(2)に記載のファインダ内表示
装置。
【0187】(4) 上記回折光学素子は、回折素子若
しくは反射素子として機能することを特徴とする上記
(3)に記載のファインダ内表示装置。
【0188】(5) 上記電気的スイッチング可能な回
折光学素子は、高分子分散液晶により形成された回折格
子を、電気信号を入力して消失させることによって制御
することを特徴とする上記(3)に記載のファインダ内
表示装置。
【0189】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、表示
可能な情報の種類を増加させると共に、視認しやすい表
示を行うことが可能なファインダ内表示装置を提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態に於けるカメラの
主要部の構成を示したブロック図である。
【図2】一般的な回折光学素子を説明する図である。
【図3】一般的な回折光学素子を説明する図である。
【図4】光学回折素子の構造について説明するもので、
(a)は光学回折素子のセル構造を示した外観図、
(b)は(a)の構造のセル1に対するレーザ露光を説
明する図、(c)は重合と分離について説明する図、
(d)は回折格子動作を説明する図、(e)はスイッチ
ング状態(透明状態)を説明する図である。
【図5】この発明の第1の実施の形態を示すもので、透
過型ESHOEが適用された一眼レフレックスカメラの
光学系の主要部の構成を示した図である。
【図6】第1の実施の形態に於けるファィンダ画面35
内の複数の測距エリアを示した図である。
【図7】回折光学素子24上のファインダ視野35内の
測距エリア36〜38に対応する第1透過型ESHOE
部及び第2透過型ESHOE部の例を示した図である。
【図8】ファインダ系及び照明系の光路を展開したもの
で、(a)は上面より示した図、(b)は側面より示し
た図である。
【図9】測距系の構成を説明する図である。
【図10】第1の実施の形態に於けるカメラの動作を説
明するフローチャートである。
【図11】測距エリア選択処理動作について説明するフ
ローチャートである。
【図12】測距エリアの表示について説明する図であ
る。
【図13】回折光学素子の他の構成例を示した図であ
る。
【図14】この発明の第2の実施の形態を示すもので、
反射型ESHOEが適用された一眼レフレックスカメラ
の光学系の主要部の構成を示した図である。
【図15】第2の実施の形態に於けるファィンダ画面3
5内の複数の測距エリアを示した図である。
【図16】反射光学素子24′内の反射型ESHOE部
90〜94、96〜100の例を示した図である。
【図17】ファインダ系及び照明系の光路を展開した図
である
【図18】この発明の第3の実施の形態を示すもので、
一眼レフレックスカメラの光学系の主要部の構成を示し
た図である。
【図19】微細プリズムによる第1表示部118、11
9の例を示した図である。
【図20】ピント板の表示部に於ける微細プリズム部2
5pと光路の変化を説明する図である。
【図21】測距エリアに対応する位置にの表示例を示し
た図である。
【図22】第3の実施の形態に於けるカメラの主要部の
構成を示したブロック図である。
【図23】第3の実施の形態に於けるカメラの動作を説
明するフローチャートである。
【図24】この発明の第4の実施の形態で、実像式ファ
インダとして透過型ESHOEが適用された一眼レフレ
ックスカメラの光学系の概略構成を示したものであり、
(a)は斜視図、(b)はポロプリズムの側面図、
(c)はLEDの構成を示した図、(d)はLEDと投
光レンズの構成を示した図である。
【図25】表示板130の構成を示した図である。
【図26】複数の測距エリアを表す複数の測距エリア表
示に対応する透過型ESHOE部の例を示した図であ
る。
【図27】この発明の第5の実施の形態で、実像式ファ
インダの変形例として反射型ESHOEが適用された一
眼レフレックスカメラの光学系の概略構成を示したもの
であり、(a)は斜視図、(b)はポロプリズムの側面
図である。
【符号の説明】
1 セル、 2 透明電極層、 3 基板、 4 混合物、 6 レーザ物体光、 7 レーザ参照光、 8 干渉縞、 10 液晶小滴、 11 モノマ、 13 入射光、 14 回折光、 15 非回折光、 20 カメラ本体、 21 レンズ鏡筒、 22 撮影レンズ、 23 メインミラー、 24 回折光学素子、 25 ピント板、 26 ペンタプリズム、 27 接眼レンズ、 30 測距系、 31、31a、31b、31c 発光ダイオード(LE
D)、 32 レンズアレイ、 33 投光レンズ、 35 ファインダ画面、 36、37、38 測距エリア、 40、41、42 第1透過型ESHOE部、 44、45、46 第2透過型ESHOE部、 51 視野マスク、 52 分割フィールドレンズ、 53 瞳マスク、 54 再結像レンズ、 55 AFセンサ、 60 マイクロコンピュータ、 61 ESHOE駆動回路、 62 LED駆動回路、 63 レンズ駆動モータ、 64 レンズ駆動回路、 65 EEPROM、 67 ファーストレリーズスイッチ(1RSW)、 68 セカンドレリーズスイッチ(2RSW)、 69 測距エリア選択スイッチ。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03B 13/24 G03B 3/00 A

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ファインダ視野内に複数の測距エリアを
    有し、該複数の測距エリアから少なくとも1つの測距エ
    リアを任意に選択使用可能な、多点測距機能を有するカ
    メラのファインダ内表示装置に於いて、 上記複数の測距エリアの各々を複数の異なる色で表示す
    る表示手段と、 異なる機能に対応して上記表示手段による複数の異なる
    色の表示を、同時に、ほぼ同一位置に行わせる制御手段
    と、 を具備することを特徴とするファインダ内表示装置。
  2. 【請求項2】 ファインダ視野内に複数の測距エリアを
    有し、該複数の測距エリアから少なくとも1つの測距エ
    リアを任意に選択使用可能な、多点測距機能を有するカ
    メラのファインダ内表示装置に於いて、 ファインダ視野内に於ける上記複数の測距エリアの各々
    の位置を示す複数の測距エリア表示部と、 上記複数の測距エリア表示部の各々を表示させる表示手
    段と、 上記複数の測距エリアのうち何れか1つの測距エリアで
    測距結果を得て合焦状態になった場合には、上記表示手
    段を駆動して上記1つの測距エリアに対応する第1測距
    エリア表示部を第1の色で表示させ、測距エリアの選択
    時には、上記表示手段を駆動して、選択した測距エリア
    に対応する第2測距エリア表示部を第2の色で表示させ
    る制御手段と、 を具備することを特徴とするファインダ内表示装置。
  3. 【請求項3】 撮影レンズの予定結像面の近傍に配置さ
    れた電気的スイッチング可能な回折光学素子と、 上記回折光学素子を電気的に制御する制御部と、 上記回折光学素子を照明する投光手段を有する投光部
    と、 を更に具備し、 上記制御部は、上記回折光学素子及び投光部を制御し
    て、上記投光部による照明光をファインダの接眼レンズ
    へ指向させることにより表示を行うことを特徴とする請
    求項1及び2に記載のファインダ内表示装置。
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