JP2002090782A - 表示装置、及び該表示装置の駆動方法 - Google Patents

表示装置、及び該表示装置の駆動方法

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JP2002090782A
JP2002090782A JP2000277372A JP2000277372A JP2002090782A JP 2002090782 A JP2002090782 A JP 2002090782A JP 2000277372 A JP2000277372 A JP 2000277372A JP 2000277372 A JP2000277372 A JP 2000277372A JP 2002090782 A JP2002090782 A JP 2002090782A
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liquid crystal
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JP2000277372A
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Akiko Ogawa
晶子 小川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 透過型及び反射型の表示を選択できるように
する。 【解決手段】 表示部Pでは、各画素毎に光のスイッ
チングを行って画像表示を行うようにし、透過/散乱層
部Aでは、周囲の明るさに応じて、光透過状態又は光
反射状態になるようにする。これにより、透過型及び反
射型の表示を選択できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光透過型表示及び
光反射型表示が可能な表示装置、及び該表示装置の駆動
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、表示装置としては、透過光を利用
して画像表示を行う透過型表示装置や、反射光を利用し
て画像表示を行う反射型表示装置が用いられている。
【0003】このうち、透過型表示装置としては、例え
ば、第02529814号特許公報に開示されている液
晶素子のように、配向膜や透明電極をそれぞれ形成した
一対のガラス基板を所定間隙を開けた状態に配置し、そ
れらのガラス基板の間には液晶を配置し、さらに偏光板
や光源を配置して、液晶中を透過する光の強度を変化さ
せることによって表示を行うものがよく知られている。
【0004】これに対して、反射型表示装置としては、
反射層を有する反射型の液晶パネル(第2921356
号特許公報や第2998075号特許公報や特開平6−
337421号公報参照)や、Harold D.Lees等により
発明された電気泳動表示装置(米国特許USP36127
58公報や特開平9−185087号公報や特開平9−
211499号公報や特公平6−52358号公報参
照)が知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述の透過
型表示装置の場合、バックライト装置を必要とする分消
費電力が増えてしまうという問題があった。
【0006】また、上述した表示装置は外光の強弱の影
響を受け、透過型表示装置の場合には外光が強い場所で
は外光の反射によって画像表示が見えにくくなってしま
い、反射型表示装置の場合には外光が弱い場所では画像
表示が見えにくくなるという問題があった。
【0007】さらに、上述のような表示装置は、その用
途に応じて様々な個所に配置されるが、乗り物(例え
ば、電車、バス等)や建物(例えば、店舗等)などの窓
部に配置するニーズも考えられる。かかる場合に、表示
装置が画像表示に供されるだけで光を透過しない場合に
は、内部から外部の景色が見えなくなったり、外部から
の光が内部に入らなかったり(つまり、窓部本来の機能
が損なわれたり)して問題があった。例えば反射型表示
装置の場合は、光を透過させない反射板があるためにそ
のような問題が生じ、透過型表示装置の場合は、液晶パ
ネル等の表示素子自体は光透過型であるがバックライト
装置等が光を遮るためにそのような問題を生じさせてい
た。
【0008】そこで、本発明は、消費電力の増加を防止
する表示装置を提供することを目的とするものである。
【0009】また、本発明は、画像表示の品質劣化を防
止する表示装置を提供することを目的とするものであ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上記事情を考慮
してなされたものであり、光のスイッチングを行う透過
型表示素子、を備えた表示装置において、光透過状態と
光反射状態とを選択的に現出できる調光素子が、前記表
示素子に沿うように配置された、ことを特徴とする。
【0011】また、本発明は、光のスイッチングを行う
透過型表示素子と、該表示素子に沿うように配置されて
光透過状態と光反射状態とを選択的に現出できる調光素
子と、を備えた表示装置の駆動方法であって、前記調光
素子を光透過状態とした場合に、該調光素子を透過して
くる光を利用して前記透過型表示素子によって画像表示
を行ない、かつ、前記調光素子を光反射状態とした場合
に、前記表示素子に照射される光を利用して画像表示を
行う、ことを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図1乃至図4を参照して、
本発明の実施の形態について説明する。
【0013】本実施の形態に係る表示装置は、図1に符
号Dで示すように、光のスイッチングを行う透過型表
示素子Pと、該表示素子Pに沿うように配置されて
光透過状態と光反射状態とを選択的に現出できる調光素
子Aと、によって構成されている。
【0014】ここで、図1は1つの画素の断面構造を示
したものであるが、前記透過型表示素子Pは複数の画
素を有するようにすれば良い。そして、前記透過型表示
素子Pによる光のスイッチングは画素単位で独立に行
うことによって画像を表示させれば良く、前記調光素子
による光透過状態や光反射状態の現出は、複数の画
素に対して同様に行うようにすると良い。すなわち、前
記調光素子Aを光透過状態とした場合には(図1(a)
参照)表示素子Pの複数の画素に同様に光が照射され
るようにし、前記調光素子Aを光反射状態とした場合
には(図2(a)参照)表示素子Pの複数の画素を透過
してきた光が同様に反射されるようにすると良い。な
お、前記調光素子Aによる光透過状態や光反射状態の
現出は、画素のほぼ全面に亘って行うようにしても良い
が(図3(a) (b) 参照)、表示素子の一部、すなわち各
画素の一部について行う(図4参照)ようにしても良
い。
【0015】そして、前記調光素子Aを光透過状態と
した場合には、該調光素子Aを透過してくる光を利用
して前記透過型表示素子Pによって画像表示を行ない
(図1(a) (b) 参照)、前記調光素子Aを光反射状態
とした場合には、前記表示素子Pに照射される光を利
用して画像表示を行うようになっている(図2(a) (b)
参照)。また、調光素子A並びに表示素子Pの両方
を光透過状態にすることに基づき、画像表示はなされな
いものの、光透過状態を現出できる(図1(a)参照)。
【0016】ここで、透過型表示素子Pは、所定間隙
を開けた状態に配置された一対の透明基板1,2と、こ
れらの透明基板1,2の間に配置されて光のスイッチン
グを行うスイッチング層3と、該スイッチング層3に沿
うように配置された電極4a,4bと、によって構成さ
れている。なお、図1及び図2では、スイッチング層3
としては、光透過性の絶縁性液体5に着色帯電粒子6を
分散させたものを示す(すなわち、表示素子を電気泳動
素子とした例を示す)が、ゲスト−ホスト型やツイスト
ネマチック(TN)型等の液晶を用いても良く(すなわ
ち、表示素子を液晶素子としても良く)、高分子材料と
液晶との混合物である高分子分散型液晶を用いても(す
なわち、表示素子を高分子分散型液晶素子としても)良
い。液晶素子としては、第2529184号特許公報に
開示されている透過型液晶素子や、第2921356号
特許公報や第2998075号特許公報や特開平6−3
37421号公報に開示されているような反射型液晶素
子を用いると良く、電気泳動素子としては、特開平8−
179704号公報(フジクラ)や特開平9−2114
99号公報(東芝)に開示されているものを用いれば良
い。
【0017】また、調光素子Aは、所定間隙を開けた
状態に配置された一対の透明基板2,10と、これらの
透明基板2,10の間に配置されて光の透過及び反射を
選択的に行う調光層11と、該調光層11に沿うように
配置された電極12a,12bと、によって構成されて
いる。ここで、調光層11としては、スイッチング層3
と同様、液晶を用いても良く(すなわち、調光素子を透
過型液晶素子としても良く)、高分子材料と液晶との混
合物である高分子分散型液晶を用いても良く(すなわ
ち、調光素子を高分子分散型液晶素子としても良く)、
光透過性の絶縁性液体に着色帯電粒子を分散させたもの
としても(すなわち、調光素子を電気泳動素子として
も)良い。なお、液晶としては、高分子分散型が一般的
であるが、電圧を印加することにより、配向ベクトルに
平行な誘電率と垂直な誘電率の差Δεの値を正から負ま
たは負から正にすることによって、その表示を切り替え
ることのできる液晶材料であれば特に限定されることな
く、ネマチック液晶、スメクチック液晶、コレステリッ
ク液晶等いずれを用いることもできる。透過率は透明状
態で80%以上、散乱状態で10%以下が好ましい。
【0018】なお、図1では、調光素子Aは透過型表
示素子Pの外部(すなわち、符号4bで示す電極の下
側)に配置されているが、もちろんこれに限られるもの
ではなく、透過型表示素子Pの内部(例えば、電極4
a,4bの間)に配置しても良い。また、同図では、符
号2で示す透明基板が、表示素子P及び調光素子A
の両方の構成部品を兼用しているが、もちろんこれに限
られるものではなく、別々の透明基板を用いても良い。
【0019】ところで、上述した透過型表示素子P
は、図1では調光素子Aに沿うように1つだけ配置
されているが、図3及び図4に示すように、調光素子A
,Aの両側に1つずつ配置しても良い。
【0020】次に、本実施の形態の作用(表示装置の駆
動方法)並びに効果について説明する。
【0021】いま、調光素子Aを光反射状態とした場
合、表示素子Pは光反射型の画像表示を行うことがで
き(図2(a) (b) 参照)、調光素子Aを光透過状態と
した場合には表示素子Pは光透過型の画像表示を行う
ことができる(図1(a) (b)参照)。なお、光反射型及
び光透過型のいずれの画像表示を行うかは、表示装置D
の表裏の光量を比較した上で決定すれば良く、いずれ
の場合にもバックライト装置を不要として消費電力を低
減することができる。しかも、外光が強い場所では光反
射型の表示を行い、外光が弱い場所では光透過型の表示
を行うことによって、外光の強弱にかかわらず画像表示
を明瞭にすることができる。
【0022】また、調光素子A及び表示素子Pの両
方を光透過状態とした場合には(図1(a) 参照)、表示
装置Dの裏側を視認することができる。したがって、
該表示装置の設置個所を、乗り物(例えば、電車、バス
等)や建物(例えば、店舗等)などの窓部にした場合に
は、必要に応じて画像表示を行い、或いは(表示装置自
体を取り外したりしなくても簡単な操作で)窓部本来の
機能を取り戻して内外の視認性を確保(例えば、乗り物
内部や建物内部の採光性を確保)することができる。な
お、乗り物や建物内部の光源を利用した場合には、それ
らの外部に対して光透過型の画像表示を行うことができ
る。
【0023】さらに、図3に示すように調光素子A
両側にそれぞれ表示素子Pを設けた場合には、それら
の表示素子Pを利用した両面表示を独立に行うことが
できる。
【0024】またさらに、図4に示すように、前記調光
素子Aによる光透過状態及び光反射状態の現出を前記
表示素子Pの一部について行うようにした場合には、
画像表示及び視認性の確保(乗り物や建物の内外の視認
性の確保)の両方を同時に達成することができる。
【0025】
【実施例】以下、実施例に沿って本発明を更に詳細に説
明する。
【0026】(実施例1)本実施例においては、図1に
示す表示装置Dを図5に示す方法で作製した。
【0027】すなわち、絶縁層としての100μm厚の
PETフィルム8aに炭化チタン膜を成膜し、該膜をフォ
トリソグラフィー及びドライエッチングによりライン状
にパターニングして電極4aを形成した(図5(a) 参
照)。なお、電極4aの線幅は50μmとした。次に、
この電極4aを覆うように、絶縁層としての透明ポリイ
ミド層8bを形成し(同図(b) 参照)、PETフィルム8
aの裏面(図に示す下面)にはITO(インジウム・ティ
ン・オキサイド)を成膜し、ライン状にパターニングし
て電極4bを形成した(同図(c) 参照)。
【0028】そして、透明ポリイミド層8bの上面に
は、高さが50μmの隔壁7を光感光性樹脂によって形
成し(同図(d) 参照)、該隔壁7の上面には光透過性の
接着剤を塗布して基板1を接着した。そして、隔壁7の
内部には、絶縁性液体としてのアイソパーH(エクソン
社製)5と、着色帯電粒子6とを注入した(同図(e) 参
照)。なお、着色帯電粒子6としては、ポリスチレンと
カーボンの混合粒子で、1〜3μm程度の大きさのもの
を用いた。
【0029】次に、特開平05−061023号公報に
記載されている方法で透過/散乱部(調光素子)A
作製した。すなわち、図6に詳示するように、ITO透
明電極12a,12bや絶縁層14a,14bを形成し
た一対の透明基板2,10を、スペーサー13を挟み込
むようにして10μmのセルギャップで張り合わせ、そ
の基板間隙には所定の混合溶液(すなわち、重合性モノ
マーの2−エチルヘキシルアクリレートと重合性オリゴ
マーPE9000(根上工業(株)製)と二周波駆動液
晶NR−1012XX(チッソ(株)製)と重合開始剤
ベンゾフェノンの混合溶液)を注入し、該混合溶液は紫
外線照射によって硬化させて液晶高分子複合層からなる
透過/散乱層(調光層)11とした。
【0030】そして、上述のようにして作製した表示部
と透過/散乱層部Aとを光透過性の樹脂で張り合
わせ、表示装置Dを作製した。
【0031】いま、透過/散乱層11を散乱状態とした
上で、電極4aに−50Vの電圧を印加すると、正極性
に帯電している着色帯電粒子6は該電極4aに引き付け
られて集まり(図2(a) 参照)、観察者は透過/散乱層
11の色(白色)を視認する。この状態で、電極4a,
4bへの電圧印加を休止しても、白表示状態は維持され
た。また、電極4bに−50Vの電圧を印加した場合に
は、正極性に帯電している着色帯電粒子6は電極4bに
引き付けられて集まり(図2(b) 参照)、観察者は着色
帯電粒子6の色を視認することとなる。この場合の応答
速度は30msec以下であり、表示ムラは観察されなかっ
た。
【0032】次に、透過/散乱層11を透明状態とした
上で、電極4aに−50Vの電圧を印加すると、正極性
に帯電している着色帯電粒子6は該電極4aに引き付け
られて集まるため(図1(a) 参照)、観察者は表示装置
を透過した景色を視認することとなる。
【0033】(実施例2)本実施例においては、絶縁性
液体5としてシリコーンオイルを使用し、着色帯電粒子
6としては、ポリエチレンとイエロー、シアン、マゼン
ダの着色顔料からなる粒径1〜2μmの着色粒子を使用
した。また、透過/散乱層部Aを作製する際における
混合溶液の硬化は、紫外線照射と加熱とを併用して行っ
た。その他の構成及び製造方法は実施例1と同じにし
た。
【0034】いま、透過/散乱層11を散乱状態とした
上で、電極4aに−50Vの電圧を印加すると、正極性
に帯電している着色帯電粒子6は該電極4aに引き付け
られて集まり(図2(a) 参照)、観察者は透過/散乱層
11にて反射された光を視認して白表示を認識すること
となる。この状態で、電極4a,4bへの電圧印加を休
止しても、白表示状態は維持された。また、電極4bに
−50Vの電圧を印加した場合には、正極性に帯電して
いる着色帯電粒子6は電極4bに引き付けられて集まり
(図2(b) 参照)、観察者は着色帯電粒子6にて反射さ
れた光を視認することとなる。この場合の応答速度は3
0msec以下であり、表示ムラは観察されなかった。
【0035】次に、透過/散乱層11への電圧印加を休
止すると、表示装置Dは全面にわたって透明状態とな
り、観察者は表示装置Dを透過した景色を視認するこ
ととなる。
【0036】(実施例3)本実施例においては、図3に
示す両面表示装置Dを作製した。この表示装置D
は、透過/散乱層部(調光素子)Aの表裏に光透過
性接着剤によって一対の表示部(透過型表示素子)P
を張り合わせて作製した。なお、表示部Pには、実施
例1にて作製したと同様のものを用い、透過/散乱層部
には、実施例2にて作製したと同様のものを用い
た。
【0037】いま、透過/散乱層11を白濁させた状態
で各表示部Pを駆動すると、両面において画像表示を
視認することができた(図3(a) 参照)。
【0038】また、透過/散乱層11の電極に50Vの
電圧を印加して透過状態にすると共に、表示部Pの駆
動を図1(a) に示すようにすると、図3(b) に示すよう
に、表示装置を光が透過する。
【0039】(実施例4)本実施例においては、図7に
示す表示装置Dを作製した。すなわち、特開平06−
337421号公報に開示されている反射型液晶表示素
子を表示部Pとして用い、透過/散乱層部(調光素
子)Aには、実施例2にて作製したと同様のものを用
いた。そして、これらの表示部Pと透過/散乱層部A
とを光透過性接着剤で接着することで透過型表示と反
射型表示の両方ができる透過反射型複合型表示装置D
を作製した。
【0040】具体的には、電極表面に配向膜処理した透
明電極をもつガラス板でゲスト−ホスト型等の液晶物質
を狭持し、表示面に偏光板を備えた液晶表示素子を表示
部P として用いた。また、表示装置の表面側及び裏面
側には、光量が検知できるような素子(不図示)をそれ
ぞれ配置した。
【0041】このようにして作製した表示装置を、図7
(a) 及び(b) に示すように建物の窓ガラス20に接着
し、表示部Pを1480デューティで駆動し表示を行
った。
【0042】透過/散乱層部Aを透明状態としてその
透過光量Lを測定したところ、屋外の光Lの3〜4
割程度になることが分かり、日中で屋外が明るい場合に
は、屋外からの光(自然光)Lをバックライトとして
利用して表示装置による画像表示が可能であることが確
認できた(図7(a) 参照)。
【0043】なお、夜間等、屋外が暗くて屋内が明るい
ような場合には、透過/散乱層部A を散乱状態とする
ことで表示装置を反射型として画像表示を行うことがで
きる(図7(b) 参照)。
【0044】また、図8に示すように、透過/散乱層部
を透明状態とし、表示部Pにて画像表示を行った
場合、屋内の照明光(透過光)Lを利用することによ
る画像表示が可能であった。
【0045】(実施例5)本実施例においては、図4に
示すように、実施例3とほぼ同様の両面表示装置D
作製した。但し、透過/散乱層部(調光素子)Aにお
いてITO透明電極(図6の符号12a,12b参照)
は部分的にのみ形成し、白濁状態を部分的に現出するよ
うにした。その他の構成や製造方法は実施例3と同じに
した。
【0046】いま、透過/散乱層11を白濁させた状態
で各表示部Pを駆動すると、該白濁された部分では両
面において画像表示を視認することができ、白濁された
部分以外では透明状態を現出できた(図4参照)。
【0047】また、透過/散乱層Aを透過状態にする
と、表示部Pの全体において透過状態を現出できた。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
調光素子を光反射状態とした場合、表示素子は光反射型
の画像表示を行うことができ、調光素子を光透過状態と
した場合には表示素子は光透過型の画像表示を行うこと
ができる。いずれの場合にもバックライト装置を不要と
して消費電力を低減することができる。しかも、外光が
強い場所では光反射型の表示を行い、外光が弱い場所で
は光透過型の表示を行うことによって、外光の強弱にか
かわらず画像表示を明瞭にすることができる。
【0049】また、調光素子及び表示素子の両方を光透
過状態とした場合には、表示装置の裏側を視認すること
ができる。したがって、該表示装置の設置個所を、乗り
物(例えば、電車、バス等)や建物(例えば、店舗等)
などの窓部にした場合には、必要に応じて画像表示を行
い、或いは(表示装置自体を取り外したりしなくても簡
単な操作で)窓部本来の機能を取り戻して内外の視認性
を確保(例えば、乗り物内部や建物内部の採光性を確
保)することができる。なお、乗り物や建物内部の光源
を利用した場合には、それらの外部に対して光透過型の
画像表示を行うことができる。
【0050】さらに、調光素子の両側にそれぞれ表示素
子を設けた場合には、それらの表示素子を利用した両面
表示を独立に行うことができる。
【0051】またさらに、前記調光素子による光透過状
態及び光反射状態の現出を前記表示素子の一部について
行うようにした場合には、画像表示及び視認性の確保
(乗り物や建物の内外の視認性の確保)の両方を同時に
達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る表示装置の構造の一例(一画素部
分)を示す断面図であって、調光素子が光透過状態の場
合の様子を示す図。
【図2】本発明に係る表示装置の構造の一例(一画素部
分)を示す断面図であって、調光素子が光反射状態の場
合の様子を示す図。
【図3】本発明に係る表示装置の構造の一例(一画素部
分)を示す断面図。
【図4】本発明に係る表示装置の構造の一例(一画素部
分)を示す断面図。
【図5】表示素子の製造方法を示す図。
【図6】透過/散乱部の詳細構造を示す図。
【図7】本発明に係る表示装置の構造の一例を示す断面
図。
【図8】本発明に係る表示装置の構造の一例を示す断面
図。
【符号の説明】
1 透明基板 2 透明基板 3 スイッチング層 4a,4b 電極 5 シリコーンオイル(絶縁性液体) 6 着色帯電粒子 10 透明基板 11 透過/散乱層(調光層) 12a,12b 電極 A 透過/散乱層部(調光素子) D 表示装置 D 表示装置 D 表示装置 D 表示装置 P 表示部(透過型表示素子) P 表示部(透過型表示素子)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G09F 9/37 G09F 9/37 Z Fターム(参考) 2H089 HA04 HA33 JA04 KA08 QA16 RA04 RA05 RA11 RA13 2H091 FA16Z FD06 FD23 HA06 HA07 HA11 JA02 LA16 LA30 2H093 NA01 ND02 ND60 NE06 NF04 NF05 NF06 NF11 5C094 AA01 AA51 AA56 BA43 BA44 BA47 BA74 BA75 BA84 CA23 ED20 GA10 HA05

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光のスイッチングを行う透過型表示素
    子、を備えた表示装置において、 光透過状態と光反射状態とを選択的に現出できる調光素
    子が、前記表示素子に沿うように配置された、 ことを特徴とする表示装置。
  2. 【請求項2】 前記透過型表示素子は、所定間隙を開け
    た状態に配置された一対の透明基板と、これらの透明基
    板の間に配置されて光のスイッチングを行うスイッチン
    グ層と、該スイッチング層に沿うように配置された電極
    と、によって構成された、 ことを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  3. 【請求項3】 前記スイッチング層は、光透過性の絶縁
    性液体に着色帯電粒子を分散させたものである、 ことを特徴とする請求項2に記載の表示装置。
  4. 【請求項4】 前記スイッチング層は液晶である、 ことを特徴とする請求項2に記載の表示装置。
  5. 【請求項5】 前記スイッチング層は、高分子材料と液
    晶との混合物である高分子分散型液晶である、 ことを特徴とする請求項2に記載の表示装置。
  6. 【請求項6】 前記調光素子は、所定間隙を開けた状態
    に配置された一対の透明基板と、これらの透明基板の間
    に配置されて光の透過及び反射を選択的に行う調光層
    と、該調光層に沿うように配置された電極と、によって
    構成された、 ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載
    の表示装置。
  7. 【請求項7】 前記調光層は、光透過性の絶縁性液体に
    着色帯電粒子を分散させたものである、 ことを特徴とする請求項6に記載の表示装置。
  8. 【請求項8】 前記調光層は液晶である、 ことを特徴とする請求項6に記載の表示装置。
  9. 【請求項9】 前記調光層は、高分子材料と液晶との混
    合物である高分子分散型液晶である、 ことを特徴とする請求項6に記載の表示装置。
  10. 【請求項10】 前記透過型表示素子は、前記調光素子
    の両側に1つずつ配置された、 ことを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載
    の表示装置。
  11. 【請求項11】 前記調光素子による光透過状態及び光
    反射状態の現出を、前記表示素子の一部について行う、 ことを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記
    載の表示装置。
  12. 【請求項12】 光のスイッチングを行う透過型表示素
    子と、該表示素子に沿うように配置されて光透過状態と
    光反射状態とを選択的に現出できる調光素子と、を備え
    た表示装置の駆動方法であって、 前記調光素子を光透過状態とした場合に、該調光素子を
    透過してくる光を利用して前記透過型表示素子によって
    画像表示を行ない、かつ、前記調光素子を光反射状態と
    した場合に、前記表示素子に照射される光を利用して画
    像表示を行う、 ことを特徴とする表示装置の駆動方法。
  13. 【請求項13】 前記調光素子並びに前記表示素子の両
    方を光透過状態にすることに基づき、光透過状態を現出
    する、 ことを特徴とする請求項12に記載の表示装置の駆動方
    法。
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