JP2002090550A - 導光板 - Google Patents

導光板

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JP2002090550A
JP2002090550A JP2000281959A JP2000281959A JP2002090550A JP 2002090550 A JP2002090550 A JP 2002090550A JP 2000281959 A JP2000281959 A JP 2000281959A JP 2000281959 A JP2000281959 A JP 2000281959A JP 2002090550 A JP2002090550 A JP 2002090550A
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JP2000281959A
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English (en)
Inventor
Hidenori Niida
英紀 仁井田
Bunichi Isotani
文一 磯谷
Yasuchika Mita
泰哉 三田
Norihito Takeuchi
範仁 竹内
Yasuhiko Takeda
康彦 竹田
Tatsuo Fukano
達雄 深野
Tomomi Motohiro
友美 元廣
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Toyota Industries Corp
Toyota Central R&D Labs Inc
Original Assignee
Toyota Industries Corp
Toyota Central R&D Labs Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 面光源としての輝度が大きく輝度ムラの小さ
い導光板を提供すること。 【解決手段】 側面に配置された光源2から出射した光
4を,液晶表示部3へ導くための導光板1。光源2と反
対側の側面に形成された側面反射部11と,被照明体3
に対向する一方の面12と,その反対側の面であって互
いに異なる断面形状を有する複数の領域からなる他方の
面13とを有する。最も光源2に近い第1領域131
は,光源2側からの光4を全反射させながら側面反射部
11の方向へ導く傾斜面51と,光源2側からの光4を
一方の面12から出射させる第1往光採取面52とを有
する。最も側面反射部11に近い第2領域132は,光
源2側からの光4を一方の面12から出射させる第2往
光採取面62と,側面反射部11側からの光41を一方
の面12から出射させる復光採取面61とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は,光源からの光を液晶表示部等に
照射するために導く導光板に関する。
【0002】
【従来技術】従来より,液晶表示装置には,光源からの
光を導いて,液晶表示部の全面に照射するための導光板
が設けてあるものがある。該導光板は,例えば,液晶表
示部の表示側に配置して,光を上記液晶表示部の表示側
から照射するフロントライト用として用いられる。
【0003】図8(A),(B),図9(A),(B)
に示すごとく,上記導光板9,90は,側面に配置した
光源2から出射した光4を導入して,この光4を液晶表
示部3に対向する平面状の一方の面92から出射させて
上記液晶表示部3を照射する。即ち,上記光源2からの
光4を導光板9,90に導入し,該導光板9,90を面
光源として上記液晶表示部3を面照射する。そのため
に,上記一方の面92と反対側の他方の面93は,適当
な断面形状に形成されており,該他方の面93に特定条
件で当った光4が,上記一方の面92から出射し液晶表
示部3へ導かれる。
【0004】具体的な導光板9の形状としては,従来よ
り,図8(A)に示すごとく,上記他方の面93に,断
面鋸歯状の鋸歯型溝95を形成したものがある。即ち,
上記他方の面93は,光源2側から導かれてきた光4を
反射して光源2とは反対側の側面99側へ導く傾斜面9
51と,光源2側から導かれてきた光4を反射して上記
一方の面92から出射させる往光採取面952とが連続
して形成されている。
【0005】上記導光板9に導入された光4は,上記一
方の面92及び上記傾斜面951で全反射しながら導光
板9内を伝播する。伝播する過程において上記往光採取
面952に入射した光4はここで反射して上記一方の面
92から出射して液晶表示部3を照射する。
【0006】上記導光板9は,導入した光4が上記傾斜
面951で全反射するときその伝播角度が変わるため,
光源2から遠い部分にも光4を導くことができる。これ
により,光源2から遠い部分からも光4を出射させるこ
とができる。なお,上記伝播角度とは,上記一方の面9
2と伝播する光の方向ベクトルとの成す鋭角をいう。
【0007】また,別の具体的な導光板90の形状とし
て,図8(B),図9(B)に示すごとく,上記他方の
面93に,断面V字状のV字型溝96を形成し,更に光
源2と反対側の側面に側面反射部91を設けたものがあ
る。即ち,上記他方の面93に形成されたV字型溝96
は,上記光源2側から導かれてきた光4を反射して上記
一方の面92側から出射させるための往光採取面962
と,上記側面反射部91側から導かれてきた光41を反
射して上記一方の面92から出射させるための復光採取
面961とから構成されている。
【0008】また,上記他方の面93におけるV字型溝
96が形成されていない部分には平坦面963が形成さ
れている。そして,上記導光板90に導入された光4
は,上記一方の面92及び上記平坦面963で全反射し
ながら導光板90内を伝播する。伝播する過程において
上記往光採取面962或いは復光採取面961に入射し
た光4はここで反射して上記一方の面92から出射して
液晶表示部3を照射する。
【0009】
【解決しようとする課題】しかしながら,上記従来の導
光板9,90には,それぞれ以下の問題がある。図8
(A),図9(A)に示すごとく,上記鋸歯型溝95を
有する導光板9は,光源2と反対側の側面99には側面
反射部を有しないため,該側面99にまで達した光4は
そのまま透過する。その結果,この光4は液晶表示部3
の照射に使われることがなく,上記導光板9は,面光源
としての輝度を充分に得ることができない。
【0010】上記導光板9に上記側面反射部を設けてい
ないのは,光源2と反対側からの光を一方の面92側へ
出射する復光採取面を,上記他方の面93に設けていな
いからである。即ち,例え側面反射部を設けても,そこ
で反射して他方の面93に導かれた光は,一方の面92
から出射しないからである。
【0011】その点,図8(B),図9(B)に示すご
とく,上記V字型溝96を形成した導光板90は,側面
反射部91を有し,該側面反射部91で反射して返って
くる光41を反射して一方の面92から出射させる復光
採取面961をも有するため,無駄になる光量は少な
い。ところが,上記導光板90の場合,光源2から遠い
領域での上記一方の面92から出射する光量が少なくな
り,面光源としての輝度ムラが生ずることともなる。
【0012】これは,下記の理由によるものと考えられ
る。即ち,上記導光板90に入射した光4は伝播角度が
略一定であり,また,往光採取面962や復光採取面9
61に当った光4,41が一方の面92から出射するよ
うな伝播角度の条件は限定されている。そのため,この
条件に該当する光は,光源2から近い領域で多く出射さ
れるので,光源2から遠い領域まで伝播する量が減少
し,その結果,輝度ムラが生ずるものと考えられる。
【0013】本発明は,かかる従来の問題点に鑑みてな
されたもので,面光源としての輝度が大きく,輝度ムラ
の小さい導光板を提供しようとするものである。
【0014】
【課題の解決手段】請求項1に記載の発明は,一方の側
面に配置された光源から出射した光を,被照明体へ導く
ための導光板であって,上記光源と反対側の側面に形成
された側面反射部と,上記被照明体に対向する平面状の
一方の面と,その反対側の面であって互いに異なる断面
形状を有する複数の領域からなる他方の面とを有し,該
領域のうち最も上記光源に近い第1領域は,上記光源側
から導かれてきた光を全反射させると共にその伝播角度
を変えながら上記側面反射部の方向へ導く傾斜面と,光
源側から導かれてきた光を反射して上記一方の面から出
射させる第1往光採取面とを有し,上記領域のうち最も
上記側面反射部に近い第2領域は,上記光源側から導か
れてきた光を反射して上記一方の面から出射させる第2
往光採取面と,上記光源から上記側面反射部を介して導
かれた光を反射して上記一方の面から出射させる復光採
取面とを有することを特徴とする導光板にある。
【0015】本発明において最も注目すべきことは,上
記他方の面は,互いに異なる断面形状を有する複数の領
域を有し,上記第1領域は,上記傾斜面と上記第1往光
採取面とを有し,上記第2領域は,上記第2往光採取面
と上記復光採取面とを有することである。
【0016】上記傾斜面とは,上記一方の面に対し若干
の傾斜角度をもって形成されており,上記光源から導か
れてきた光を全反射して,その伝播角度をずらしながら
伝播させる面である。なお,上記伝播角度とは,上記一
方の面と伝播する光の方向ベクトルとの成す鋭角をい
う。また,上記側面反射部は,例えば,導光板の側面に
銀やアルミニウム等を蒸着して形成することができる。
【0017】次に,本発明の作用効果につき説明する。
上記導光板は,上述のごとく,光源に近い第1領域には
上記傾斜面を有する。そのため,上記光源から出射した
光のうち充分な量の光が,上記傾斜面によってその伝播
角度を変えながら光源から遠い領域まで達する。そし
て,光源からの光のうちの一部が,伝播する間に上記第
1領域の第1往光採取面あるいは第2領域の第2往光採
取面によって採取される。即ち,光源からの光が各第1
往光採取面や各第2往光採取面において反射し,上記一
方の面から出射する。それ故,光源に近い領域において
も,光源から遠い領域においても,充分な量の光が出射
する。
【0018】また,上記側面反射部に近い第2領域は上
記復光採取面を有する。そのため,上記側面反射部で反
射して返ってくる光が,各復光採取面によって採取され
る。即ち,上記側面反射部からの光が上記復光採取面に
当って反射し,上記一方の面から出射する。それ故,上
記側面反射部で反射して返ってくる光をも出射すること
ができ,従って,光源から遠い領域においても,充分な
量の光が出射する。
【0019】このように,上記光源から導光板に導入さ
れた光は,該導光板における上記一方の面の全面から,
満遍なく,充分な光量で出射する。従って,上記導光板
は,面光源としての輝度を充分に有し,輝度ムラが生じ
ない。
【0020】以上のごとく,本発明によれば,面光源と
しての輝度が大きく,輝度ムラの小さい導光板を提供す
ることができる。
【0021】次に,請求項2に記載の発明のように,上
記他方の面の第1領域は,上記傾斜面と上記第1往光採
取面とからなる断面鋸歯状の鋸歯型溝を有し,上記傾斜
面は,上記一方の面との間隔が上記光源側が狭く上記側
面反射部側が広くなるように傾斜していると共に,上記
一方の面に対する傾斜角度が1〜3°であり,上記第1
往光採取面は,上記一方の面との間隔が上記光源側が広
く上記側面反射部側が狭くなるように傾斜していると共
に,上記一方の面に対する傾斜角度が40〜60°であ
ることことが好ましい。
【0022】これにより,光源側からの光を,一層効率
よく,上記側面反射部側へ伝播させると共に,上記一方
の面から出射させることができる。上記傾斜面の傾斜角
度が1°未満の場合には,上記傾斜面で全反射する光の
伝播角度の変化が少なく,光を充分に伝播させることが
困難となるおそれがある。一方,上記傾斜面の傾斜角度
が3°を超える場合には,傾斜面に当る光の量が少な
く,充分な量の光が上記側面反射部側へ伝播しないおそ
れがある。
【0023】また,上記第1往光採取面の傾斜角度が4
0°未満の場合には,上記第1往光採取面で反射して上
記一方の面から出射する光の量が少なくなるおそれがあ
る。一方,上記第1往光採取面の傾斜角度が60°を超
える場合にも,上記第1往光採取面で反射して上記一方
の面から出射する光の量が少なくなるおそれがある。
【0024】次に,請求項3に記載の発明のように,上
記他方の面の第2領域は,上記第2往光採取面と上記復
光採取面とからなる断面V字状のV字型溝を有し,上記
第2往光採取面は,上記一方の面との間隔が上記光源側
が広く上記側面反射部側が狭くなるように傾斜している
と共に,上記一方の面に対する傾斜角度が40〜60°
であり,上記復光採取面は,上記一方の面との間隔が上
記光源側が狭く上記側面反射部側が広くなるように傾斜
していると共に,上記一方の面に対する傾斜角度が40
〜60°であることが好ましい。これにより,上記光源
からの光と側面反射部からの光を効率よく上記一方の面
から出射させることができる。
【0025】上記第2往光採取面の傾斜角度が40°未
満の場合には,上記第2往光採取面で反射して上記一方
の面から出射する光の量が少なくなるおそれがある。一
方,上記第2往光採取面の傾斜角度が60°を超える場
合にも,上記第2往光採取面で反射して上記一方の面か
ら出射する光の量が少なくなるおそれがある。
【0026】上記復光採取面の傾斜角度が40°未満の
場合には,上記復光採取面で反射して上記一方の面から
出射する光の量が少なくなるおそれがある。一方,上記
復光採取面の傾斜角度が60°を超える場合にも,上記
復光採取面で反射して上記一方の面から出射する光の量
が少なくなるおそれがある。
【0027】次に,請求項4に記載の発明のように,上
記被照明体を反射型液晶の液晶表示部とし,上記導光板
を上記液晶表示部の表示側に配置されるフロントライト
用とすることができる。即ち,上記導光板は,例えば液
晶表示装置に組み込まれ,上記導光板から出射した光
は,上記液晶表示部を表示側から照射する。この場合に
は,面光源としての輝度が大きく,輝度ムラの小さいフ
ロントライト用の導光板を得ることができる。
【0028】
【発明の実施の形態】実施形態例1 本発明の実施形態例にかかる導光板につき,図1〜図3
を用いて説明する。本例の導光板1は,図1に示すごと
く,一方の側面に配置した光源2から出射した光4を,
被照明体としての液晶表示部3へ導くためのものであ
る。上記導光板1は,上記光源2と反対側の側面に,光
4を上記光源2側に反射する側面反射部11を有する。
【0029】また,図1,図2に示すごとく,上記導光
板1における,光4を出射する一方の面12と反対側の
他方の面13は,互いに異なる断面形状を有する複数の
領域を有する。該領域のうち最も上記光源2に近い第1
領域131は,光源2側から導かれてきた光4を全反射
させると共にその伝播角度を変えながら上記側面反射部
11の方向へ導く傾斜面51と,光源2側から導かれて
きた光4を反射して上記一方の面12から出射させる第
1往光採取面52とを有する。
【0030】一方,上記領域のうち最も上記側面反射部
11に近い第2領域132は,上記光源2側から導かれ
てきた光4を反射して上記一方の面12から出射させる
第2往光採取面62と,上記光源2から上記側面反射部
11を介して導かれた光4を反射して上記一方の面12
から出射させる復光採取面61とを有する。
【0031】上記光源2としては,図2に示すごとく,
上記導光板1の一辺の長さと略同等の長さを有する線光
源を用いる。該線光源は,その略全長にわたる部分から
上記導光板1に向かって光4を出射するものであればよ
い。例えば,冷陰極管であってもよいし,両端部にLE
D等の点光源を配置した棒状の導光体であって,上記点
光源の光を導入し,これを線光源化して上記導光板1へ
向かって光を出射するものでもよい。
【0032】上記他方の面13の第1領域131は,図
3(A)に示すような,断面鋸歯状の鋸歯型溝5を有す
る。該鋸歯型溝5は,上記一方の面12に対する傾斜角
度αが約2°の上記傾斜面51と,上記一方の面12に
対する傾斜角度βが約44°の上記第1往光採取面52
とからなる。図1に示すごとく,上記傾斜面51は,上
記一方の面12との間隔が上記光源3側が狭く上記側面
反射部11側が広くなるように傾斜しており,上記第1
往光採取面52は,上記一方の面12との間隔が上記光
源2側が広く上記側面反射部11側が狭くなるように傾
斜している。
【0033】そして,上記他方の面13の第2領域13
2は,図3(B)に示すような,断面V字状のV字型溝
6を有する。該V字型溝6は,上記一方の面12に対す
る傾斜角度γが約46°の上記第2往光採取面62と,
上記一方の面12に対する傾斜角度δが46°の上記復
光採取面61とからなる。図1に示すごとく,上記復光
採取面61は,上記一方の面12との間隔が上記光源2
側が狭く上記側面反射部11側が広くなるように傾斜し
ており,上記第2往光採取面62は,上記一方の面12
との間隔が上記光源2側が広く上記側面反射部11側が
狭くなるように傾斜している。
【0034】また,上記鋸歯型溝5の深さD1は約6μ
m,ピッチP1は約200μmである(図3(A))。
また,上記V字型溝6の深さD2は約7μm,ピッチP
2は約200μmである(図3(B))。上記導光板1
は,厚み約1mmのアクリル板を加工して形成されてお
り,該アクリル板の側面に銀を蒸着することにより上記
側面反射部11が形成されている。
【0035】また,上記導光板1は,図1に示すごと
く,反射型液晶の液晶表示部3の表示側31に配置され
るフロントライト用の導光板である。即ち,図1に示す
ごとく,上記導光板1から出射した光4は,上記液晶表
示部3の表示側31に照射され,その反射光42は上記
導光板1を透過して観察者の目Eに到達する。これによ
り,上記他の面13側から,上記液晶表示部3の表示を
観察することができる。
【0036】次に,本例の作用効果につき説明する。上
記導光板1は,図1に示すごとく,上記第1領域131
に上記鋸歯型溝5を形成し,上記第2領域に上記V字型
溝6を形成してあるため,面光源としての輝度が大き
く,輝度ムラが小さい。この作用効果につき,図1〜図
3を用い,以下に詳細に説明する。
【0037】上記導光板1は,上述のごとく,光源2に
近い第1領域131には上記傾斜面51を有する。その
ため,上記光源2から出射した光4のうち充分な量の光
が,上記傾斜面51によってその伝播角度を変えながら
光源2から遠い領域まで達する。そして,図1に示すご
とく,光源2からの光4のうちの一部が,伝播する間に
上記第1領域131の第1往光採取面52あるいは第2
領域132の第2往光採取面62によって採取される。
即ち,光源2からの光4が各第1往光採取面52や各第
2往光採取面62において反射し,上記一方の面12か
ら出射する。それ故,光源2に近い領域においても,光
源2から遠い領域においても,充分な量の光が出射す
る。
【0038】また,上記側面反射部11に近い第2領域
132は上記復光採取面61を有する。そのため,上記
側面反射部11で反射して返ってくる光41が,各復光
採取面61によって採取される。即ち,上記側面反射部
11からの光41が上記復光採取面61に当って反射
し,上記一方の面12から出射する。それ故,上記側面
反射部11で反射して返ってくる光41をも出射するこ
とができ,従って,光源2から遠い領域においても,充
分な量の光が出射する。
【0039】このように,上記光源2から導光板1に導
入された光4は,該導光板1における一方の面12の全
面から,満遍なく,充分な光量で出射する。従って,上
記導光板1は,面光源としての輝度を充分に有し,輝度
ムラが生じない。
【0040】また,上記他方の面13に形成した鋸歯型
溝5及びV字型溝6を上記のような形状としたことによ
り,一層効率よく,光を出射することができる。即ち,
上記傾斜面51,上記第1往光採取面52,上記第2往
光採取面62,上記復光採取面61の角度を上記のよう
に設定したことにより,一層効率よく,光源2側からの
光4を側面反射部11側へ伝播させると共に上記一方の
面12から出射させ,また,一層効率よく,側面反射部
11側からの光41を上記一方の面12から出射させる
ことができる。
【0041】以上のごとく,本例によれば,面光源とし
ての輝度が大きく,輝度ムラの小さい導光板を提供する
ことができる。
【0042】実施形態例2 本例は,図4に示すごとく,上記他方の面13における
第1領域131と第2領域132の割合による,導光板
1の輝度の変化を測定した例である。即ち,図2に示す
ごとく,上記光源2側の側面から側面反射部11までの
長さLが62mmの導光板1を用い,第2領域132の
長さaを10〜27mmの間で変化させて,それぞれの
導光板1について,面光源としての輝度を測定した。
【0043】その他,導光板1の基本的な構成について
は,上記実施形態例1で示したものと同じである。上記
鋸歯型溝5,V字型溝6の寸法も,実施形態例1で示し
たものと同様である(図3)。
【0044】測定の結果を,図4に示す。同図より分か
るように,第2領域の長さaが22mmのとき,最も輝
度が大きくなることが分かる。従って,上記光源2側の
側面から側面反射部11までの長さLが62mmの導光
板1の場合には,上記第2領域132の長さaを22m
mとすることにより,第1領域131と第2領域132
との割合が最適となると考えられる。即ち,この場合
に,最も効率よく光の伝播及び出射を行うことができ,
輝度を高くすることができると考えられる。
【0045】実施形態例3 本例は,図5,図6に示すごとく,他方の面131を3
つの領域に分けた導光板10の例である。即ち,上記他
方の面13のうち,最も光源2に近い領域を第1領域1
31,最も側面反射部11に近い領域を第2領域132
とし,上記第1領域131と第2領域132とに挟まれ
た間の領域を第3領域133とした。
【0046】上記第1領域131と第2領域132は,
実施形態例1と同様の形状である。即ち,上記第1領域
131は,鋸歯型溝5を有し,上記第2領域132は,
V字型溝6を有する。そして,上記第3領域133は,
図6に示すごとく,傾斜部81と往光採取面82と復光
採取面83とを連続して配置して,上記鋸歯型溝とV字
型溝とを組合せたような形状に形成してある。その他
は,実施形態例1と同様である。
【0047】この場合にも,効率よく光の伝播及び出射
を行うことができ,面光源としての輝度が大きく,輝度
ムラの小さい導光板を提供することができる。
【0048】実施形態例4 本例は,図7に示すごとく,上記第2領域132に,V
字型溝6の代わりに,円錐型凹部7を設けた導光板10
0の例である。上記円錐型凹部7は,図7に示すごと
く,底面の直径dが22μm,高さhが10μmの円錐
を逆さにした形状の凹部を導光板100の他方の面13
に形成したものである。また,上記円錐型凹部7は,1
cm2当り150個の割合で形成してある。そして,上
記円錐型凹部7の斜面のうち,上記光源2に面する部分
が往光採取面72となり,上記側面反射部11に面する
部分が復光採取面71となる。その他は,実施形態例1
と同様である。
【0049】この場合には,第2領域132に達した光
4,41が,図7に示すごとく,上記円錐型凹部7の往
光採取面72或いは復光採取面71において反射し,実
施形態例1と同様に,一方の面12から出射する。その
他,実施形態例1と同様の作用効果を有する。
【0050】上記実施形態例1〜4において,上記鋸歯
型溝5やV字型溝6等の溝形状を表すパラメータである
溝深さ(D1,D2),ピッチ(P1,P2),傾斜角
度(α,β,γ,δ)等(図3(A),(B)参照)を
適切に変化させることにより,更に,輝度を大きくし,
輝度ムラを小さくすることができる。
【0051】また,上記各実施形態例においては,鋸歯
状溝5が連続して形成されている例を示したが(図1参
照),上記鋸歯状溝5は,不連続であってもよい。即
ち,例えば,傾斜面51と往光採取面52との間に,上
記一方の面12に平行な平坦面を有していてもよい。ま
た,上記各実施形態例においては,上記V字型溝6とV
字型溝6との間に平坦面を設けた例を示したが(図1参
照),V字型溝6を連続して形成してもよい。
【0052】また,本発明の導光板を用いて光を照射す
る被照明体は,液晶表示部でなくても,例えば写真のネ
ガであってもよい。更に,本発明の導光板は,液晶表示
部の表示側と反対側に配置されるバックライト用であっ
てもよい。
【0053】
【発明の効果】上述のごとく,本発明によれば,面光源
としての輝度が大きく,輝度ムラの小さい導光板を提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態例1における,導光板の断面説明図。
【図2】実施形態例1における,導光板の平面説明図。
【図3】実施形態例1における,(A)鋸歯型溝の説明
図,(B)V字型溝の説明図。
【図4】実施形態例2における,導光板の輝度の測定結
果を表す線図。
【図5】実施形態例3における,導光板の平面説明図。
【図6】実施形態例3における,第3領域の断面説明
図。
【図7】実施形態例4における,導光板の第2領域の斜
視説明図。
【図8】(A)従来例における,導光板の断面説明図,
(B)他の従来例における,導光板の断面説明図。
【図9】(A)従来例における,導光板の平面説明図,
(B)他の従来例における,導光板の平面説明図。
【符号の説明】
1,10,100...導光板, 11...側面反射部, 12...一方の面, 13...他方の面, 131...第1領域, 132...第2領域, 2...光源, 3...液晶表示部, 4,41...光, 5...鋸歯型溝, 51...傾斜面, 52...第1往光採取面, 6...V字型溝, 61...復光採取面, 62...第2往光採取面,
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 磯谷 文一 愛知県刈谷市豊田町2丁目1番地 株式会 社豊田自動織機製作所内 (72)発明者 三田 泰哉 愛知県刈谷市豊田町2丁目1番地 株式会 社豊田自動織機製作所内 (72)発明者 竹内 範仁 愛知県刈谷市豊田町2丁目1番地 株式会 社豊田自動織機製作所内 (72)発明者 竹田 康彦 愛知県愛知郡長久手町大字長湫字横道41番 地の1 株式会社豊田中央研究所内 (72)発明者 深野 達雄 愛知県愛知郡長久手町大字長湫字横道41番 地の1 株式会社豊田中央研究所内 (72)発明者 元廣 友美 愛知県愛知郡長久手町大字長湫字横道41番 地の1 株式会社豊田中央研究所内 Fターム(参考) 2H038 AA55 BA06 2H091 FA14X FA23X FA42X FB08 LA03 LA18

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方の側面に配置された光源から出射し
    た光を,被照明体へ導くための導光板であって,上記光
    源と反対側の側面に形成された側面反射部と,上記被照
    明体に対向する平面状の一方の面と,その反対側の面で
    あって互いに異なる断面形状を有する複数の領域からな
    る他方の面とを有し,該領域のうち最も上記光源に近い
    第1領域は,上記光源側から導かれてきた光を全反射さ
    せると共にその伝播角度を変えながら上記側面反射部の
    方向へ導く傾斜面と,光源側から導かれてきた光を反射
    して上記一方の面から出射させる第1往光採取面とを有
    し,上記領域のうち最も上記側面反射部に近い第2領域
    は,上記光源側から導かれてきた光を反射して上記一方
    の面から出射させる第2往光採取面と,上記光源から上
    記側面反射部を介して導かれた光を反射して上記一方の
    面から出射させる復光採取面とを有することを特徴とす
    る導光板。
  2. 【請求項2】 請求項1において,上記他方の面の第1
    領域は,上記傾斜面と上記第1往光採取面とからなる断
    面鋸歯状の鋸歯型溝を有し,上記傾斜面は,上記一方の
    面との間隔が上記光源側が狭く上記側面反射部側が広く
    なるように傾斜していると共に,上記一方の面に対する
    傾斜角度が1〜3°であり,上記第1往光採取面は,上
    記一方の面との間隔が上記光源側が広く上記側面反射部
    側が狭くなるように傾斜していると共に,上記一方の面
    に対する傾斜角度が40〜60°であることを特徴とす
    る導光板。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において,上記他方の面
    の第2領域は,上記第2往光採取面と上記復光採取面と
    からなる断面V字状のV字型溝を有し,上記第2往光採
    取面は,上記一方の面との間隔が上記光源側が広く上記
    側面反射部側が狭くなるように傾斜していると共に,上
    記一方の面に対する傾斜角度が40〜60°であり,上
    記復光採取面は,上記一方の面との間隔が上記光源側が
    狭く上記側面反射部側が広くなるように傾斜していると
    共に,上記一方の面に対する傾斜角度が40〜60°で
    あることを特徴とする導光板。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか一項において,
    上記被照明体は反射型液晶の液晶表示部であり,上記導
    光板は上記液晶表示部の表示側に配置されるフロントラ
    イト用であることを特徴とする導光板。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7297205B2 (en) 2003-03-14 2007-11-20 Basf Aktiengesellschaft Use of polyacrylic acids as grinding aids for calcium carbonate

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