JP2002090395A - 漏洩電流検出装置 - Google Patents

漏洩電流検出装置

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JP2002090395A JP2000276496A JP2000276496A JP2002090395A JP 2002090395 A JP2002090395 A JP 2002090395A JP 2000276496 A JP2000276496 A JP 2000276496A JP 2000276496 A JP2000276496 A JP 2000276496A JP 2002090395 A JP2002090395 A JP 2002090395A
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insulation resistance
deterioration
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 主回路ケーブルの絶縁抵抗に係る当該主回路
ケーブルに流れる漏洩電流を高精度で検出する。 【解決手段】 高低圧配電の主回路ケーブル10に流れ
る漏洩電流の大きさおよび位相から当該主回路ケーブル
10の絶縁抵抗の劣化に応じて流れる漏洩電流分を検出
する装置であって、漏洩電流測定装置1および監視装置
5が主回路ケーブル10に流れる漏洩電流から主回路ケ
ーブル10の対地静電容量、電源側の中性点のベクトル
的移動および水平母線・垂直母線の電磁界によるZCT
2への影響といった外乱を取り除く。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高低圧盤に接続さ
れた主回路ケーブルの絶縁抵抗に係る当該主回路ケーブ
ルに流れる漏洩電流を検出する漏洩電流検出装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】高低圧盤に接続された主回路ケーブルの
絶縁抵抗についての監視は保安上重要である。そして、
この絶縁抵抗については、主回路ケーブルに流れる漏洩
電流やその変化状況から求める方法がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、漏洩電流の
検出については、一般的に零相変流器(ZCT)とその
2次に取付けられた漏洩電流測定装置から構成させるだ
けで、主回路ケーブルの対地静電容量による漏洩電流、
系統の中性点がベクトル的に中性点から移動することに
よる漏洩電流、盤内部の水平母線と垂直母線の電磁界に
よる漏洩電流をもまとめて検出してしまっている。その
ため、本来必要な主回路ケーブルの絶縁抵抗に因る漏洩
電流のみの検出が困難であり、特に、絶縁抵抗値が大き
い場合には漏洩電流値も微少となり、検出が難しい。
【0004】本発明は、上記に鑑みてなされたもので、
その目的としては、主回路ケーブルの絶縁抵抗に係る当
該主回路ケーブルに流れる漏洩電流を高精度で検出でき
る漏洩電流検出装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の本発明は、高低圧配電の主回路ケー
ブルに流れる漏洩電流の大きさおよび位相から当該主回
路ケーブルの絶縁抵抗の劣化に応じて流れる漏洩電流分
を検出する装置であって、前記主回路ケーブルの絶縁抵
抗について劣化が無い状態および劣化が発生している状
態での漏洩電流の大きさと回路電源の電圧位相を基準と
した漏洩電流の位相とに基づいて、前記絶縁抵抗の劣化
に応じて流れる漏洩電流分を前記主回路ケーブルの対地
静電容量による漏洩電流分から分離して求める外乱除去
手段を具備することを要旨とする。
【0006】請求項2記載の本発明は、請求項1記載の
発明において、前記外乱除去手段が、前記主回路ケーブ
ルの対地静電容量が不変のときには、前記主回路ケーブ
ルの絶縁抵抗について劣化が無い状態および劣化が発生
している状態での漏洩電流のベクトル差を、前記絶縁抵
抗の劣化に応じて流れる漏洩電流分として求めることを
要旨とする。
【0007】請求項3記載の本発明は、請求項1記載の
発明において、前記外乱除去手段が、前記主回路ケーブ
ルの絶縁抵抗の劣化が発生している状態での漏洩電流の
ベクトルから劣化が無い状態での漏洩電流のベクトルに
対しての垂直線分を、前記絶縁抵抗の劣化に応じて流れ
る漏洩電流分として求めることを要旨とする。
【0008】請求項1乃至3記載の発明にあっては、主
回路ケーブルに流れる漏洩電流から当該主回路ケーブル
の対地静電容量による漏洩電流分を分離除去すること
で、絶縁抵抗の劣化に応じた漏洩電流分を正確に求めて
いる。
【0009】請求項4記載の本発明は、請求項1乃至3
のいずれかに記載の発明において、高低圧配電の複数の
主回路ケーブルにおいて特定の位相における所定の大き
さを越える漏洩電流が同時に検出されたときには、系統
の中性点のベクトル的な移動が発生したと判定する外乱
発生判定手段を具備することを要旨とする。
【0010】請求項4記載の発明にあっては、系統の中
性点のベクトル的な移動の発生を判定することで、検出
の誤りの発生を回避している。
【0011】請求項5記載の本発明は、請求項1乃至4
のいずれかに記載の発明において、高低圧配電盤内の水
平母線および垂直母線の電流値を検出して、この検出し
た電流値に基づいて主回路ケーブルに対して配備されて
いる零相変流器への影響を除去するように当該主回路ケ
ーブルに流れる漏洩電流を補正する外乱補正手段を具備
することを要旨とする。
【0012】請求項5記載の発明にあっては、水平母線
や垂直母線に流れる大きな電流により発生する電磁界の
影響を除去することで、絶縁抵抗の劣化に応じた漏洩電
流を正確に求めている。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて、本発明の実
施の形態を説明する。
【0014】図1は、本発明の実施の形態に係る漏洩電
流検出装置の構成を示す図である。同図において、NO.
1〜NO.nまでの各フィーダの主回路ケーブル10に対
しては、零相変流器(ZCT)2、変流器(CT)3、
変圧器(PT)が配備されると共に、これらの各2次要
素を検出して主回路ケーブル10に流れる漏洩電流を測
定する漏洩電流測定装置1が設けられている。また、各
フィーダの漏洩電流測定装置1は、高速データ伝送ライ
ン6を介して上位の監視装置5に接続されており、この
監視装置5は、各漏洩電流測定装置1内部で算出された
漏洩電流値と主回路電流値を収集する機能を有する。
【0015】本実施の形態では、上記構成において、主
回路ケーブル10の劣化による絶縁抵抗値だけを検出す
るため、この主回路ケーブル10に流れる漏洩電流か
ら、この主回路ケーブル10の対地静電容量、電源側の
中性点のベクトル的な移動および水平母線・垂直母線の
電磁界によるZCT2への影響といった外乱を的確に取
り除くことに特徴がある。
【0016】まず、漏洩電流測定装置1における主回路
ケーブル10の絶縁抵抗の劣化に応じて流れる漏洩電流
分を前記主回路ケーブル10の対地静電容量による漏洩
電流分から分離して抽出する作用について説明する。な
お、ここで漏洩電流測定装置1は外乱除去手段を構成す
るものである。
【0017】主回路ケーブル10の絶縁抵抗の劣化を漏
洩電流値の経年変化によるトレンド(変化値)によって
判断しようする場合、単に漏洩電流値をその大きさだけ
で測定したのでは、主回路ケーブル10の対地静電容量
による漏洩電流値と絶縁抵抗値による漏洩電流値の区別
ができず、ケーブルの絶縁抵抗値による漏洩電流の増加
か、主回路ケーブル10の対地静電容量の変化によるも
のかの判断ができない。このため、測定毎の漏洩電流値
のベクトル方向もその大きさと合わせて測定する必要が
ある。その結果、漏洩電流値が増加しても、ベクトル方
向が同じであれば対地静電容量の影響によるものであ
り、主回路ケーブル10の絶縁抵抗値によるものではな
いと判定できる。また、漏洩電流値の大きさが同じで
も、そのベクトル方向が異なれば、主回路ケーブル10
の絶縁抵抗値による漏洩電流と対地静電容量による漏洩
電流のベクトル和であるとわかり、絶縁抵抗値の低下と
判断できる。一方、これら漏洩電流のベクトル方向を判
断するために基準となるベクトルが必要となるが、漏洩
電流自身のベクトルは固定していない。そこで、主回路
電源の電圧位相を基準ベクトルとすることでこの必要性
を満たすことができる。すなわち、主回路電源の電圧波
形を基準として、各測定時の漏洩電流の位相差を検出す
ることで、各測定時の対地静電容量による漏洩電流と絶
縁抵抗の低下による漏洩電流の大きさがベクトル的に分
解でき、検出可能となるのである。
【0018】より具体的には、主回路ケーブル10の漏
洩電流値Ig は、対地静電容量による漏洩電流分Ic
絶縁抵抗値による漏洩電流分Ir とのベクトル和の絶対
値として検出されることから、本来必要な漏洩電流分I
r については直接にはわからない。ここで、漏洩電流分
c は漏洩電流分Ir の位相と理論上90度異なってい
る。すなわち、主回路ケーブル10の絶縁抵抗が良好な
状態ではIr =0で、漏洩電流値Ig は、対地静電容量
によるIc だけである。その時のIc 値を初期値として
g0=Ic0とする。また、Ic は各測定時期による周囲
の状態で値が変化するとベクトル方向は同じでもその絶
対値は変化してしまう場合もある。その後絶縁抵抗が劣
化することでIr が発生するが、Ic の大きさも変化す
るので、Ic とIr をベクトル合成したIg の大きさを
測定しただけでは、Ir は分離できないのである。そこ
で、本実施の形態では、所定時間経過後の対地静電容量
による漏洩電流分Ic1はIc0とベクトル方向が同じあ
り、Ir とIc0(またはIc1)とはベクトルが90度異
なることに着目して、その位相差を検出してIr だけを
分離抽出しているのである。
【0019】但し、漏洩電流測定装置1におけるIr
分離抽出については、現場の条件や周囲状態に合わせて
次の2つの方法のいずれかを適宜適用可能とする。
【0020】1つ目は、対地静電容量が不変であること
からIc も不変であると想定できる場合、図2に示す如
く、主回路ケーブル10の状態が良好で絶縁抵抗が大き
い場合の漏洩電流値Ig0としては対地静電容量による漏
洩電流分Ic0のみであり、所定時間経過後の漏洩電流値
g1は、対地静電容量による漏洩電流分Ic1と絶縁抵抗
による漏洩電流分Ir のベクトル和となることから、I
r をIg1とIc1(=I c0)とのベクトル差によって求め
るのである。
【0021】2つ目は、対地静電容量が測定時期により
変化することからIc0とIc1とはベクトル方向が同一で
あるものの、絶対値が異なる場合、図3に示す如く、対
地静電容量のベクトル方向と絶縁抵抗のベクトル方向が
90度異なることから、所定時間経過後の漏洩電流値I
g1から対地静電容量による漏洩電流分Ic0またはIc1
対しての垂直線分をIr として求めるのである。
【0022】図4は、上記した絶縁抵抗値による漏洩電
流分Ir を求めるための漏洩電流測定装置1における内
部構成を示す図である。同図において、漏洩電流を測定
するZCT2および主回路電圧を検出するPT4の2次
側に対して、初期値記憶回路7並びに漏洩電流算出回路
8が接続されている。このような構成において、初期値
記憶回路7は、絶縁抵抗が良好な時の漏洩電流値の絶対
値Ig0と主回路電圧に対する位相θ0 を記憶する。その
後、漏洩電流算出回路8は、絶縁抵抗が低下した所定時
間経過後に漏洩電流値Ig1と位相θ1 を得て、初期値記
憶回路7に記録してある電流値Ig0と位相θ0 から絶縁
抵抗による漏洩電流分Ir を算出するのである。
【0023】次に、監視装置5における電源側の中性点
のベクトル的な移動の判別作用について説明する。な
お、ここで監視装置5は、外乱発生判定手段を構成する
ものである。
【0024】主回路電源系統の不平衡・地絡事故等の影
響で、系統の中性点がベクトル的に移動をすることによ
り、各主回路ケーブル10の漏洩電流値がケーブルの絶
縁抵抗値に関係なく発生してしまうことがある。この場
合は、各主回路ケーブル10の漏洩電流が同時に発生す
ることは考えられないことから、各フィーダに取り付け
られた漏洩電流測定装置が同時に漏洩電流の増加を検出
することにより、系統の中性点が移動をしたことによる
漏洩電流と判断できる。
【0025】そこで、監視装置5は、各主回路ケーブル
10毎に設けられた漏洩電流測定装置1で測定された漏
洩電流値を高速データ伝送ライン6を介して収集して、
各主回路ケーブル10の漏洩電流値の発生値とそのベク
トル方向を検出することで、漏洩電流値の発生が系統の
中性点のベクトル移動による原因か、または、各ケーブ
ルの絶縁抵抗値の低下によるかの判定をし、これによ
り、検出の誤りを回避するようにしている。
【0026】次に、主回路ケーブル10に流れる漏洩電
流に対する水平母線・垂直母線の電磁界によるZCT2
への影響に起因する分の削除補正について説明する。な
お、ここで漏洩電流測定装置1および監視装置5は、外
乱補正手段を構成するものである。
【0027】ZCT2や漏洩電流測定装置1は配電盤内
部に収納されるために、本実施の形態のようにZCT
(零相変流器)2の2次側に漏洩電流測定装置1を接続
している場合に、配電盤自身の水平母線・垂直母線の電
磁界がZCT2に影響を与えることで、主回路ケーブル
10に無関係な電流がZCT2の2次に発生する。この
電流は漏洩電流測定装置1において漏洩電流と計測して
しまい、微少な漏洩電流の検出をする場合には無視でき
ない大きな値となる。通常、この問題を解決するには、
金属遮蔽を水平母線・垂直母線とZCT間に取付ける
が、電磁界の影響を完全に取り除くことができないた
め、この影響による微少な電流が発生する。一方、水平
母線や垂直母線による電流値とそれにより発生する電磁
界の強さとは比例関係にありその電磁界はZCTの内径
を貫通するために、ZCTの2次に発生する漏洩電流と
も同様に比例関係が存在する。即ち、この電流は水平母
線・垂直母線に流れる電流値と相関関係があり、ZCT
と水平母線・垂直母線の相対位置と母線に流れる電流値
により、ZCTの2次に流れる誤差を含んだ電流を補正
することが可能である。すなわち、水平母線や垂直母線
に流れる電流を検出して、その電流値に相対する漏洩電
流値を減ずることで、漏洩電流値の補正が可能なのであ
る。しかしながら、水平母線の電流値は一定値ではな
く、受電点から離れている筺体程小さくなるが、水平母
線に変流器を取付けられないことから直接計測するのは
困難である。また、ある筺体の垂直母線においても、上
部フィーダと下部フィーダとではその取付け位置によっ
て近傍の垂直母線電流値が異なる。そこで、各フィーダ
に設けた漏洩電流測定装置1に、各フィーダの主回路電
流測定機能を設けて、かつ、それらを積算することで、
各配電盤の水平母線電流値と垂直母線電流値を算出する
ようにしている。すなわち、その筺体の水平母線電流値
はその筺体の受電点から反対側の各フィーダの電流値の
和を取り、また垂直母線の電流値はその筺体の所定フィ
ーダより下流の電流値の和を算出することで、このフィ
ーダ近傍を流れる電流値を算出する。そして、事前に計
測しておいた水平母線・垂直母線の電流値とZCTの2
次の発生電流値の相関関係を元に、漏洩電流値の誤差値
として算出するのである。
【0028】具体的には、次の通りである。図5は、上
位の監視装置5内部で水平母線および垂直母線による漏
洩電流の補正をするにあたって、筺体の各位置における
電流値の算定方法を説明するための図である。2面構成
の盤において、第1のポイント(A)での電流値は、第
2盤のNO.4,NO.5,NO.6フィーダの各電流値の積
算値となる。監視装置5は、各フィーダに取付けられた
CT3で検出した電流値を漏洩電流測定装置1に接続さ
れた伝送ライン6を経由して収集し、この積算をする。
第1盤のポイント(B)における電流値は、NO.2とN
O.3フィーダの電流値の積算となり、監視装置5は、
同様の積算を行なう。そして、監視装置5は、これらの
積算した電流値を用いて、主回路電流値と漏洩電流の相
関関係から各フィーダにおける漏洩電流値の補正を行な
うのである。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
主回路ケーブルの絶縁抵抗に係る当該主回路ケーブルに
流れる漏洩電流を高精度で検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る漏洩電流検出装置の
構成を示す図である。
【図2】当該実施の形態の作用を示す図である。
【図3】当該実施の形態の作用を示す図である。
【図4】当該実施の形態の一部構成の詳細を示す図であ
る。
【図5】当該実施の形態の作用を説明するための構成図
である。
【符号の説明】 1 漏洩電流測定装置 2 零相変流器(ZCT) 3 変流器(CT) 4 変圧器(PT) 5 監視装置 6 高速データ伝送ライン 7 初期値記憶回路 9 漏洩電流算出回路 10 主回路ケーブル

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高低圧配電の主回路ケーブルに流れる漏
    洩電流の大きさおよび位相から当該主回路ケーブルの絶
    縁抵抗の劣化に応じて流れる漏洩電流分を検出する装置
    であって、 前記主回路ケーブルの絶縁抵抗について劣化が無い状態
    および劣化が発生している状態での漏洩電流の大きさと
    回路電源の電圧位相を基準とした漏洩電流の位相とに基
    づいて、前記絶縁抵抗の劣化に応じて流れる漏洩電流分
    を前記主回路ケーブルの対地静電容量による漏洩電流分
    から分離して求める外乱除去手段を具備することを特徴
    とする漏洩電流検出装置。
  2. 【請求項2】 前記外乱除去手段は、前記主回路ケーブ
    ルの対地静電容量が不変のときには、前記主回路ケーブ
    ルの絶縁抵抗について劣化が無い状態および劣化が発生
    している状態での漏洩電流のベクトル差を、前記絶縁抵
    抗の劣化に応じて流れる漏洩電流分として求めることを
    特徴とする請求項1記載の漏洩電流検出装置。
  3. 【請求項3】 前記外乱除去手段は、前記主回路ケーブ
    ルの絶縁抵抗の劣化が発生している状態での漏洩電流の
    ベクトルから劣化が無い状態での漏洩電流のベクトルに
    対しての垂直線分を、前記絶縁抵抗の劣化に応じて流れ
    る漏洩電流分として求めることを特徴とする請求項1記
    載の漏洩電流検出装置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれかに記載の漏洩
    電流検出装置において、高低圧配電の複数の主回路ケー
    ブルにおいて特定の位相における所定の大きさを越える
    漏洩電流が同時に検出されたときには、系統の中性点の
    ベクトル的な移動が発生したと判定する外乱発生判定手
    段を具備することを特徴とする漏洩電流検出装置。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれかに記載の漏洩
    電流検出装置において、高低圧配電盤内の水平母線およ
    び垂直母線の電流値を検出して、この検出した電流値に
    基づいて主回路ケーブルに対して配備されている零相変
    流器への影響を除去するように当該主回路ケーブルに流
    れる漏洩電流を補正する外乱補正手段を具備することを
    特徴とする漏洩電流検出装置。
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