JP2002087435A - 紙積層体結束装置 - Google Patents

紙積層体結束装置

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JP2002087435A
JP2002087435A JP2000282872A JP2000282872A JP2002087435A JP 2002087435 A JP2002087435 A JP 2002087435A JP 2000282872 A JP2000282872 A JP 2000282872A JP 2000282872 A JP2000282872 A JP 2000282872A JP 2002087435 A JP2002087435 A JP 2002087435A
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JP
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paper
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pallet
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JP2000282872A
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Akiyoshi Ishikawa
明義 石川
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FUJI PALLET SEISAKUSHO KK
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FUJI PALLET SEISAKUSHO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】この発明は紙積層体結束装置に関し、緊縛用帯
材の大きな締め付け力に対して当て板の損傷のおそれを
より万全に回避することを目的とする。 【解決手段】パレット上に紙を積層して載置し、紙の前
記積層体16の上にファイバーボードより成る当て板1
8を載置し、紙積層体16を前記当て板18を介して緊
縛用帯材よってパレットに結束する。ファイバーボード
としての当て板18の製造時の凹凸面18-1は紙積層体1
6と対向接触するように配置される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は製紙工場において
シート状の紙をパレット上に積層載置し、紙積層体上に
当て板を載せ、紙積層体を前記当て板を介して帯材によ
ってパレットに結束する紙積層体結束装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】シート状の紙をパレット上に積層載置
し、この紙積層体上に当て板を載せ、紙積層体を前記当
て板を介して帯材(帯鉄やプラスチックバンド)によっ
てパレットに結束する紙積層体結束装置は実公平7−2
8116号公報において公知である。当て板は結束時の
帯材の緊縛力が直接紙に加わらないようにすることによ
り紙の保護を図るものであり、実公平7−28116号
公報の技術においては当て板としてパーチクルボードを
使用している。パーチクルボードは製材屑を圧縮成形し
たものであり、低含水率であることから当て板の水分に
よる紙の品質に対する悪影響である紙の皺の発生がな
く、またパーチクルボードは木質ボードとして安価な利
点がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】実公平7−28116
号公報が当て板として使用するパーチクルボードは木質
ボードとして安価であるが、パーチクルボードは製材屑
をそのまま圧縮成形したものであり、強度的にはそれほ
ど高いものではなく、比較的脆い特性のものである。他
方、パレット上の紙積層体を結束するため帯材の締め付
け力は相当に大きいため、緊縛用帯材を締め付けていっ
たときに、当て板としてのパーチクルボードはその最も
脆い部分であるエッジの部分で欠け易く、紙に皺や傷が
入ってしまうおそれがあった。
【0004】この発明は以上の問題点に鑑みてなされた
ものであり、緊縛用帯材の大きな締め付け力に対して当
て板の損傷及びこれに伴う紙の品質悪化のおそれをより
万全に回避することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明に
よれば、パレット上に紙を積層して載置し、前記紙積層
体の上に当て板を載置し、紙積層体を前記当て板を介し
て帯材によってパレットに結束する紙積層体結束装置に
おいて、前記当て板は木材から蒸煮工程や解繊工程など
を経ることにより分離された木材繊維にバインダ剤など
を加え、成形及び加圧することにより板状に形成してな
るファイバーボードより構成されたことを特徴とする紙
積層体結束装置が提供される。
【0006】請求項1の発明の作用・効果を説明する
と、この発明では当て板としてファイバーボードを使用
している。ファイバーボードは木材より蒸煮工程や解繊
工程などを経ることにより木材繊維を分離し、これをバ
インダ剤などを加え湿式又は乾式下で成形(フォーミン
グ)し加圧することにより板状としたものであり、強度
的には木材屑を成形し加圧して得られたパーチクルボー
ドの少なくとも2倍はある。そのため、緊縛用帯材の締
め付け時の当て板の損傷のおそれをより万全に防止する
効果がある。
【0007】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
に記載の発明において、ファイバーボードよりなる当て
板における紙積層体との接触面は凹凸面をなしているこ
とを特徴とする紙積層体結束装置が提供される。
【0008】請求項2の発明の作用・効果を説明する
と、ファイバーボードよりなる当て板における紙積層体
との接触面を凹凸面とすることにより当て板と紙との滑
りがないため、より効率的な結束作業を行うことができ
る効果がある。
【0009】請求項3に記載の発明によれば、請求項1
に記載の発明において、ファイバーボードよりなる当て
板は紙積層体と離間側の面に間隔をおいて同じくファイ
バーボードを素材とする補強版を有しており、かつ帯材
は補強板の部位において当て板を紙積層体を介してパレ
ットに結束しており、かつファイバーボードよりなる補
強板は当て板と離間側に凹凸面を形成していることを特
徴とする紙積層体結束装置が提供される。
【0010】当て板の上面に固定される補強板は当て板
の強度を高め、かつ帯材の結束はこの補強板を部位にお
いて行われるため、強固な結束が行われる。そして、フ
ァイバーボードはその上面において凹凸部を有してい
る。集荷場所では場所の節約のため紙積層体を結束した
パレットを積み重ねた状態になっているが、この場合補
強板の凹凸面が上を向いており、この上に次ぎのパレッ
トが載置されるようになっている。そのため、下側のパ
レットの上面の凹凸が摩擦面となり、上側に載置された
パレットが滑り難くなり集荷部位での保管時の荷崩れに
対する有効な対策となる効果がある。
【0011】請求項4の発明によれば、請求項2若しく
は3に記載の発明において、前記凹凸面はファイバーボ
ード製造過程における金網当接面であることを特徴とす
る紙積層体結束装置が提供される。
【0012】ファイバーボードはその製造時において木
材繊維より成形(フォーミング)の過程で金網上に成形
液(木材繊維+糊材+水又は揮発液)を乗せることによ
り板状に成形し金網面と鏡面との間で加圧しているた
め、完成されたファイバーボードはその片面に金網のメ
ッシュに応じた凹凸(間隔で01〜1mm、深さで0.1〜0.5m
m程度の凹凸)ができるのが普通である。紙積層体の結
束時にファイバーボードの凹凸をそのまま紙に接触させ
ることにより紙との高摩擦を得ることができる。即ち、
ファイバーボードの製造過程に必須に形成される片面の
凹凸面をそのまま滑り止めとして機能させることができ
る効果がある。
【0013】
【発明の実施の形態】図1において、10はパレットで
あり、台木12をはさんで上下に板材(桟)14, 15を平
行に張り渡して構成される。
【0014】パレット10にシート状の多数枚の紙を積
層して成る紙積層体16が載置されている。紙積層体1
6上に当て板18が載せられる。当て板18はその上面
には補強用の同一材料で形成された幅の狭い図1の図の
奥行き方向に延びる補強部18´を有し、補強部18´
は間隔を置いて当て板18にくぎなどにより固定されて
いる。帯材(帯鉄又はプラスチック製バンド)22は当
て板18の補強部18´を介して紙積層体16及びパレ
ット10の台木12の下面の溝12-1を巡らされ、両端に
おいて軟鉄金具(図示せず)をかしめることにより止着
されることにより、ループ状となった緊縛用帯材22は
当て板18を介してパレット10に対して紙積層体16
を緊縛する。当て板18はその幅及び長さはシート状紙
のそれより僅かばかり大きく、緊縛用帯材22による緊
縛時に緊縛用帯材22が紙積層体16の縁部に接触しな
いようになっている。図2参照。
【0015】この発明によれば、当て板18及び補強部
18´はファイバーボードとして構成される。ファイバ
ーボードは木材から蒸煮工程や解繊工程などを経ること
により分離された木材繊維にバインダ剤(接着剤や糊
剤)などを加え、湿式又は乾式下で成形及び加圧するこ
とにより板状に形成してなる。ファイバーボードとして
は湿式によるインシュレーションボード、湿式ハードボ
ードと、乾式による乾式ハードボードとがあるが、以下
の説明ではファイバーボードとして乾式ハードボードを
採用した場合について説明しているが、この発明は湿式
によるものでも採用可能である。
【0016】ファイバーボードにおいては木材よりリグ
ニンなどを除いた繊維分を取り出し、これをバインダと
共に板状に成形しているため、繊維密度が高く強度は大
きい。そのため、緊縛用帯材22による締め付け時に締
め付け力が大きくても欠けなどがより生じ難くなってい
る。即ち、図2において、緊縛状態では帯材(帯鉄な
ど)22はファイバーボードで作られる当て板18及び
補強部18´のコーナー部Cを巡っているが、このコー
ナー部Cには応力集中により大きな力が加わるが当て板
18及びその補強部18´はファイバーボードで造られ
ているため強度が高いため、コーナー部Cにおける応力
集中に対しても耐えることができ、欠けなどが生じな
い。
【0017】日本工業規格ではファイバーボード(JISA5
905)と、パーチクルボード(JISA5908)とで品質規定を設
けているが、密度及び曲げ強さについてそれを転載する
と以下のようである。表1(パーチクルボード) 種類 密度(g/cm3) 曲げ強さ(Kg/cm3) 200タイプ 0.5以上 180以上 150タイプ 0.5以上 130以上 100タイプ 0.5以上 80以上 表2(ファイバーボード) 種類 密度(g/cm3) 曲げ強さ(Kg/cm3) S350 0.80以上 350以上 S200 0.80以上 200以上 T450 0.90以上 450以上 T350 0.80以上 350以上 T200 0.80以上 200以上 上の表からパーチクルボード(表1)に対してファイバ
ーボード(表2)の高密度及び高曲げ強度は明らかであ
り、この発明により当て板18をファイバーボードより
構成することにより強度増加を実現し、緊縛用帯材22
と接するコーナー部C(図2)などの最も弱い部位にお
いて欠けが生じにくくなり、より万全の品質保護を実現
することができる。
【0018】また、ファイバーボードは含水率の低さに
ついてパーチクルボードと遜色ないため、使用時にその
水分によって紙に皺が入ってしまうおそれはない。
【0019】図3は帯材による緊縛前紙とファイバーボ
ードの位置関係を示しており、ファイバーボード18に
おける紙積層体16との対抗面18-1は凹凸を有してい
る。この凹凸面18-1はファイバーボードの製造の過程で
必然的に形成されるものをそのまま使用することができ
る。即ち、ファイバーボードはその製造時において木材
繊維より成形(フォーミング)の過程で金網面に成形液
(木材繊維+糊材+水又は揮発液)を乗せることにより
湿式又は乾式下で板状に成形し金網面と鏡面との間で加
圧することにより製造しているため、完成されたファイ
バーボードは片側の金網当接面に金網のメッシュに応じ
た凹凸面18-1が形成される。紙積層体の結束時にファイ
バーボードの片面の凹凸面18-1をそのまま紙に接触させ
ることにより紙との高摩擦を得ることができる。図3に
おいて、紙積層体16に面した、ファイバーボード18
の下面は凹凸面18-1を呈しており、この凹凸面18-1が矢
印のように紙積層体16に載置され紙と接するため、紙
積層体16上にファイバーボード18を載置したときの
滑りがなくなり、作業し易くなり作業効率の向上を図る
ことができる。
【0020】また、図1においてファイバーボードより
なる当て板18の上面に固定される同じくファイバーボ
ードよりなる補強板18´はその上面側が凹凸面18'-1
をなている。集荷場では紙積層体を結束したパレットを
積み重ねて保管することがよくあるが、図1に示すよう
に上段のパレット10が矢印に示すように下側のパレッ
トの上面の補強板の凹凸面18'-1上に乗せられるため、
凹凸面18'-1の高摩擦によって上段側のパレットが滑り
難くなる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はこの発明における紙積層体結束装置によ
り紙積層体を結束した状態を示す側面図である。
【図2】図2は図1のII−II線に沿って表される断面図
である。
【図3】図3は帯材による緊縛前のファイバーボードの
凹凸面と紙積層体との対向位置関係を説明する概略図で
ある。
【符号の説明】
10…パレット 16…紙積層体 18…当て板 18´…当て板の補強部 22…緊縛用帯材

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パレット上に紙を積層して載置し、紙の
    前記積層体の上に当て板を載置し、紙積層体を前記当て
    板を介して帯材によってパレットに結束する紙積層体結
    束装置において、前記当て板は木材から蒸煮工程や解繊
    工程などを経ることにより分離された木材繊維にバイン
    ダ剤などを加え、成形及び加圧することにより板状に形
    成してなるファイバーボードより構成されたことを特徴
    とする紙積層体結束装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の発明において、ファイ
    バーボードよりなる当て板における紙積層体との接触面
    は凹凸面をなしていることを特徴とする紙積層体結束装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の発明において、ファイ
    バーボードよりなる当て板は紙積層体と離間側の面に間
    隔をおいて同じくファイバーボードを素材とする補強版
    を有しており、かつ帯材は補強板の部位において当て板
    を紙積層体を介してパレットに結束しており、かつファ
    イバーボードよりなる補強板は当て板と離間側に凹凸面
    を形成していることを特徴とする紙積層体結束装置。
  4. 【請求項4】 請求項2若しくは3に記載の発明におい
    て、前記凹凸面はファイバーボード製造過程における金
    網当接面であることを特徴とする紙積層体結束装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103318508A (zh) * 2013-07-10 2013-09-25 山西汤荣机械制造股份有限公司 一种保护型四向进叉木质托盘

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