JP2002087281A - ステアリングホイール - Google Patents

ステアリングホイール

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JP2002087281A
JP2002087281A JP2000269026A JP2000269026A JP2002087281A JP 2002087281 A JP2002087281 A JP 2002087281A JP 2000269026 A JP2000269026 A JP 2000269026A JP 2000269026 A JP2000269026 A JP 2000269026A JP 2002087281 A JP2002087281 A JP 2002087281A
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Hiroki Mori
浩樹 森
Hisao Yamada
久男 山田
Keizo Suzuki
恵三 鈴木
Toshio Uga
敏雄 宇賀
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Tokai Rika Co Ltd
Miroku Techno Wood Co Ltd
Original Assignee
Tokai Rika Co Ltd
Miroku Techno Wood Co Ltd
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    • B62D1/00Steering controls, i.e. means for initiating a change of direction of the vehicle
    • B62D1/02Steering controls, i.e. means for initiating a change of direction of the vehicle vehicle-mounted
    • B62D1/04Hand wheels
    • B62D1/06Rims, e.g. with heating means; Rim covers
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T74/00Machine element or mechanism
    • Y10T74/20Control lever and linkage systems
    • Y10T74/20576Elements
    • Y10T74/20732Handles
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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  • Steering Controls (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 木部材の強度を高めることができると共に木
部材の美感を向上できるステアリングホイールを得る。 【解決手段】 ステアリングホイール10では、木部材
20を構成する部分片20A及び部分片20Bを結合面
26で結合することで木部材20を芯金16に取り付け
る。ここで、部分片20A及び部分片20Bを1つの無
垢材から形成しかつ部分片20Aと部分片20Bとを互
いに隣接する無垢材の部位から形成する。このため、木
部材20の温度変化や乾燥度の変化により発生する部分
片20Aと部分片20Bとの反りの度合いが部分片20
Aと部分片20Bとの間で同一となり、結合面26での
木部材20の強度を高めることができる。さらにこのた
め、結合面26において、木目28の流れのズレや極端
な変化及び色彩の変化が生じることがなく、木部材20
の美感を向上できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、芯金に木部材が取
り付けられたステアリングホイールに関する。
【0002】
【従来の技術】車両のステアリングホイールにおいて
は、例えばボス部を備えており、ボス部は車両のステア
リングシャフトに固定されている。ボス部はスポーク部
を介して環状の芯金に連設されており、芯金の一部には
装飾等のために木部材が取り付けられている。この木部
材は、所謂集成材から形成された一対の部分片により構
成されており、一方の部分片はステアリングホイールの
前面側に配置されると共に、他方の部分片はステアリン
グホイールの裏面側に配置されている。
【0003】ここで、一対の部分片を互いに結合(接
着)させて木部材が芯金を取り囲んだ状態とすること
で、木部材が芯金に取り付けられている。
【0004】しかしながら、このようなステアリングホ
イールでは、木部材の温度変化や乾燥度(若しくは吸湿
度)の変化により各部分片に反りが発生する。ここで、
この各部分片の反り度合いは互いに異なっているため、
各部分片の結合面に負荷が掛かり、これにより、一対の
部分片の結合が部分的に剥離する可能性がある。
【0005】さらに、木部材を芯金のスポーク部との連
設部位に取り付ける場合には、この木部材にスポーク部
を挿通させる挿通孔を形成しなければならないため、こ
の挿通孔周辺における木部材の強度が低くなる可能性が
ある。
【0006】また、木部材の木目が芯金の径方向に対し
水平となればなる程、木部材の弾性が小さくなるという
問題が生じる。
【0007】さらにまた、木部材の各部分片の結合面に
おいては、木目の流れのズレや極端な変化及び色彩の変
化が生じており、このため、木部材の美感を損なうとい
う問題もある。
【0008】また、複数の木部材を芯金の複数箇所にそ
れぞれ取り付ける場合には、各木部材の木目模様及び色
彩が統一されてないと、ステアリングホイール全体の美
感を損なうという問題が生じる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事実を考
慮し、木部材の強度を高めることができるステアリング
ホイールあるいは美感を向上させることができるステア
リングホイールを得ることが目的である。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載のステア
リングホイールは、略環状とされた芯金と、無垢材から
形成された複数の部分片により構成され、前記複数の部
分片が互いに結合されることで前記芯金の一部若しくは
全部を取り囲んで前記芯金に取り付けられた木部材と、
を備えたステアリングホイールにおいて、前記複数の部
分片を1つの前記無垢材から形成しかつ互いに結合され
る前記各部分片を互いに隣接する前記無垢材の部位から
形成した、ことを特徴としている。
【0011】請求項1に記載のステアリングホイールで
は、木部材を構成する複数の部分片が互いに結合される
ことで、木部材が芯金の一部若しくは全部を取り囲んで
芯金に取り付けられている。
【0012】ここで、複数の部分片は1つの無垢材から
形成され、かつ、互いに結合される各部分片が互いに隣
接する無垢材の部位から形成されている。このため、木
部材の温度変化や乾燥度(若しくは吸湿度)の変化によ
り発生する各部分片の反りの度合いが、互いに結合され
る各部分片間で同一となる。したがって、各部分片に反
りが発生しても、各部分片の結合面に負荷が掛かって複
数の部分片の結合が剥離することを防止でき、これによ
り、木部材の強度を高めることができる。
【0013】さらに、上述の如く互いに結合される各部
分片が互いに隣接する無垢材の部位から形成されている
ため、木部材の各部分片の結合面において、木目の流れ
のズレや極端な変化及び色彩の変化が生じることを防止
できる。これにより、木部材の美感を向上させることが
できる。
【0014】請求項2に記載のステアリングホイール
は、略環状とされた芯金と、1つの無垢材から複数形成
され、前記芯金の一部若しくは全部を取り囲んだ状態で
前記芯金の複数箇所にそれぞれ取り付けられた木部材
と、を備えている。
【0015】請求項2に記載のステアリングホイールで
は、芯金の複数箇所に複数の木部材のそれぞれが取り付
けられており、各木部材は芯金の一部若しくは全部を取
り囲んだ状態とされている。
【0016】ここで、この複数の木部材が1つの無垢材
から形成されているため、各木部材の木目模様及び色彩
が統一されており、このため、ステアリングホイール全
体の美感を向上させることができる。
【0017】請求項3に記載のステアリングホイール
は、略環状とされ、車両のステアリングシャフトに固定
されたボス部にスポーク部を介して連設された芯金と、
無垢材から形成され、前記芯金の一部若しくは全部を取
り囲んだ状態で前記芯金に取り付けられた木部材と、を
備えたステアリングホイールにおいて、前記芯金の前記
スポーク部との連設部位における前記木部材の肉厚を前
記芯金の前記連設部位以外の一般部位における前記木部
材の肉厚より大きくした、ことを特徴としている。
【0018】請求項3に記載のステアリングホイールで
は、車両のステアリングシャフトに固定されたボス部に
スポーク部を介して芯金が連設されており、芯金には木
部材が芯金の一部若しくは全部を取り囲んだ状態で取り
付けられている。
【0019】ここで、芯金のスポーク部との連設部位に
おける木部材の肉厚が、芯金の前記連設部位以外の一般
部位における木部材の肉厚より大きくされている。この
ため、芯金の前記連設部位における木部材の強度(外力
に対する破壊強度)を高めることができる。
【0020】請求項4に記載のステアリングホイール
は、請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載のステア
リングホイールにおいて、前記木部材の木目を前記芯金
の径方向に対し略垂直としたことを特徴としている。
【0021】請求項4に記載のステアリングホイールで
は、木部材の木目が芯金の径方向に対し略垂直とされて
いるため、木部材の強度を一層向上させることができ
る。
【0022】請求項5に記載のステアリングホイール
は、請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載のステア
リングホイールにおいて、前記芯金の中心を通る車両前
後方向に平行な垂直面に対し前記木部材を左右対称に配
置したことを特徴としている。
【0023】請求項5に記載のステアリングホイールで
は、芯金の中心を通る車両前後方向に平行な垂直面に対
し木部材が左右対称に配置されている。このため、前記
垂直面の左側と右側とで木部材の重量が略同一となり、
ステアリングホイール回転方向のバランス(ステアリン
グ性能)を良好にできる。
【0024】特に請求項2に記載のステアリングホイー
ルの如く、複数の木部材が1つの無垢材から形成されて
いる場合には、木部材の密度が均一となるため、前記垂
直面の左側と右側とで木部材の重量が同一となる。これ
により、ステアリングホイール回転方向のバランス(ス
テアリング性能)を特に良好にできる。
【0025】
【発明の実施の形態】[第1の実施の形態]図1には、
本発明の第1の実施の形態に係るステアリングホイール
10の主要部が断面図(図2の1−1線断面図)にて示
されており、図2には、ステアリングホイール10が正
面図にて示されている。
【0026】本実施の形態に係るステアリングホイール
10はボス部12を備えており、ボス部12は車両のス
テアリングシャフト(図示省略)に固定されている。さ
らに、ボス部12には、複数(本実施の形態では3つ)
のスポーク部14の末端が連設されており、スポーク部
14はボス部12から下方、右方及び左方へ延伸してい
る。
【0027】各スポーク部14の先端には、金属製(例
えばマグネシウム製)の芯金16が連設されている。芯
金16は正面視環状とされており、芯金16は運転席に
対向するように設置されている。
【0028】ステアリングホイール10の下部、右側部
及び左側部には、皮巻部18が設けられており、皮巻部
18は樹脂の表面に皮が被覆されて構成されている。各
皮巻部18は、スポーク部14の芯金16側の部位と芯
金16とを取り囲んだ状態とされており、これにより、
各皮巻部18がスポーク部14及び芯金16に取り付け
られている。なお、皮巻部18は、樹脂の表面に皮を被
覆しない構成(樹脂のみの構成)としてしてもよい。
【0029】ステアリングホイール10の上部(右斜め
上部及び左斜め上部を含む)、右斜め下部及び左斜め下
部には、装飾等のために木部材20が設けられており、
各木部材20は円弧状に湾曲された筒状とされている。
各木部材20は、複数(本実施の形態では2つ)の部分
片(部分片20A及び部分片20B)により構成されて
おり、一方の部分片20A(例えば図3の(C)及び
(D)参照)はステアリングホイール10の前面側に配
置されると共に、他方の部分片20B(例えば図3の
(A)及び(B)参照)はステアリングホイール10の
裏面側に配置されている。上述の如く各木部材20は筒
状とされて各木部材20の内部に嵌合孔24が形成され
ており、この嵌合孔24は、部分片20A側に形成され
た嵌合凹部24Aと部分片20B側に形成された嵌合凹
部24Bとが組み合わされて構成されている。ここで、
部分片20Aと部分片20Bとを結合面26において互
いに結合(接着)させて、木部材20が芯金16を取り
囲んだ状態(嵌合孔24内に芯金16を嵌合させた状
態)とすることで、木部材20が芯金16に取り付けら
れている。
【0030】またここで、木部材20の部分片20A及
び部分片20Bは、天然木の1つの無垢材22(例えば
図4の(A)及び(B)参照)から形成されている。無
垢材22はブロック状とされており、無垢材22の厚み
は木部材20の厚み以上とされると共に、無垢材22の
木目28は長手方向に略平行とされている。この無垢材
22から部分片20A及び部分片20Bを形成する際に
は、先ず無垢材22を切断面30において厚み方向に2
分割して、分割材22A及び分割材22Bを形成する。
次に、分割材22A及び分割材22Bからそれぞれ部分
片20A及び部分片20B(嵌合凹部24A及び嵌合凹
部24Bを含む)を削取作業や研磨作業等によって形成
する。
【0031】このように無垢材22から部分片20A及
び部分片20Bを形成する際には、部分片20Aと部分
片20Bとを切断面30を挟んで対向する無垢材22の
部位から形成し、かつ、無垢材22の切断面30が部分
片20A及び部分片20Bの結合面26となるようにし
て、部分片20Aと部分片20Bとを互いに隣接する無
垢材22の部位から形成する。これにより、木部材20
の温度変化や乾燥度(若しくは吸湿度)の変化により発
生する部分片20Aと部分片20Bとの反りの度合い
が、部分片20Aと部分片20Bとの間で同一となると
共に、部分片20A及び部分片20Bの結合面26にお
いて木目28の流れのズレや極端な変化及び色彩の変化
が生じることが防止されている。
【0032】さらに、部分片20A及び部分片20Bの
長手方向(図3の(A)及び(C)参照)が無垢材22
の長手方向に平行となるようにして、部分片20A及び
部分片20Bの長手方向を無垢材22の木目28方向に
略平行とする。これにより、芯金16の上部における木
部材20の木目28は車両水平方向に略平行とされて芯
金16の径方向に対し略垂直とされると共に、芯金16
の右斜め下部及び左斜め下部における木部材20の木目
28は芯金16の径方向に対し略垂直とされている。
【0033】次に、本実施の形態の作用を説明する。
【0034】以上の構成のステアリングホイール10で
は、各木部材20を構成する部分片20A及び部分片2
0Bが互いに結合(接着)されることで、各木部材20
がそれぞれ芯金16の上部、右斜め下部及び左斜め下部
を取り囲んで芯金16に取り付けられている。
【0035】ここで、部分片20A及び部分片20Bは
1つの無垢材22から形成され、かつ、互いに結合され
る部分片20Aと部分片20Bとが互いに隣接する無垢
材22の部位から形成されている。このため、木部材2
0の温度変化や乾燥度(若しくは吸湿度)の変化により
発生する部分片20Aと部分片20Bとの反りの度合い
が、部分片20Aと部分片20Bとの間で同一となる。
したがって、部分片20A及び部分片20Bに反りが発
生しても、部分片20A及び部分片20Bの結合面26
に負荷が掛かって部分片20A及び部分片20Bの結合
が剥離することを防止でき、これにより、木部材20の
強度を高めることができる。
【0036】さらに、上述の如く互いに結合される部分
片20Aと部分片20Bとが互いに隣接する無垢材22
の部位から形成されているため、部分片20A及び部分
片20Bの結合面26において、木目28の流れのズレ
や極端な変化及び色彩の変化が生じることを防止でき
る。これにより、木部材20の美感を向上させることが
できる。
【0037】また、木部材20の木目28が芯金16の
径方向に対し略垂直とされているため、木部材20の強
度を一層向上させることができる。
【0038】さらにまた、芯金16の上部、右斜め下部
及び左斜め下部に木部材20が取り付けられており、芯
金16の中心(ステアリングシャフト)を通る車両前後
方向に平行な垂直面H(図2参照)に対し木部材20が
左右対称に配置されている。このため、垂直面Hの左側
と右側とで木部材20の重量が略同一となり、ステアリ
ングホイール10回転方向のバランス(ステアリング性
能)を良好にできる。
【0039】[第2の実施の形態]図5には、本発明の
第2の実施の形態に係るステアリングホイール50が正
面図にて示されている。
【0040】本実施の形態に係るステアリングホイール
50は、上記第1の実施の形態とほぼ同様の構成であ
り、ステアリングホイール50の複数の木部材20(上
部、右斜め下部及び左斜め下部の木部材20)を、全て
天然木の1つの無垢材(図示省略)から形成したことの
み異なる構成とされている。
【0041】ここで、本実施の形態に係るステアリング
ホイール50でも、上記第1の実施の形態と同様の作用
及び効果を得ることができる。
【0042】さらに、本実施の形態では、ステアリング
ホイール50の上部、右斜め下部及び左斜め下部の各木
部材20が1つの無垢材から形成されているため、各木
部材20の木目模様及び色彩が統一されている。このた
め、ステアリングホイール50全体の美感を向上させる
ことができる。
【0043】また、各木部材20が1つの無垢材から形
成されているため、各木部材20の密度が均一となる。
しかも、芯金16の中心(ステアリングシャフト)を通
る車両前後方向に平行な垂直面Hに対し木部材20が左
右対称に配置されている。このため、垂直面Hの左側と
右側とで木部材20の重量が同一となり、これにより、
ステアリングホイール50回転方向のバランス(ステア
リング性能)を特に良好にできる。
【0044】(第1変形例)図6には、本実施の形態の
第1変形例に係るステアリングホイール60が正面図に
て示されている。
【0045】本変形例に係るステアリングホイール60
では、下部の皮巻部18が、スポーク部14の芯金16
側の部位のみを取り囲んで、芯金16を取り囲まない構
成とされている。
【0046】このステアリングホイール60では、上部
の他に下部(右斜め下部及び左斜め下部を含む)に木部
材20が設けられており、下部の皮巻部18が芯金16
を取り囲まない部分にも木部材20が設けられている。
また、芯金16の中心(ステアリングシャフト)を通る
車両前後方向に平行な垂直面Hに対し木部材20が左右
対称に配置されると共に、複数の木部材20(上部及び
下部の木部材20)が全て天然木の1つの無垢材(図示
省略)から形成されている。
【0047】なお、他の構成は全て上記第2の実施の形
態と同様である。
【0048】ここで、本変形例に係るステアリングホイ
ール60でも、上記第2の実施の形態と同様の作用及び
効果を得ることができる。
【0049】(第2変形例)図7には、本実施の形態の
第2変形例に係るステアリングホイール70が正面図に
て示されている。
【0050】本変形例に係るステアリングホイール70
では、ボス部12に複数(本変形例では4つ)のスポー
ク部14の末端が連設されており、スポーク部14は、
ボス部12から右方、左方、斜め右方及び斜め左方へ延
伸し、かつ、先端にて芯金16に連設されている。
【0051】このステアリングホイール70の右側部及
び左側部には、皮巻部18が設けられている。右側部の
皮巻部18は、ボス部12から右方及び斜め右方へ延伸
するスポーク部14の芯金16側の部位と芯金16とを
取り囲むと共に、左側部の皮巻部18は、ボス部12か
ら左方及び斜め左方へ延伸するスポーク部14の芯金1
6側の部位と芯金16とを取り囲んでいる。
【0052】このステアリングホイール70では、上部
及び下部に木部材20が設けられており、芯金16の中
心(ステアリングシャフト)を通る車両前後方向に平行
な垂直面Hに対し木部材20が左右対称に配置されてい
る。また、複数の木部材20(上部及び下部の木部材2
0)が全て天然木の1つの無垢材(図示省略)から形成
されている。
【0053】なお、他の構成は全て上記第2の実施の形
態と同様である。
【0054】ここで、本変形例に係るステアリングホイ
ール70でも、上記第2の実施の形態と同様の作用及び
効果を得ることができる。
【0055】[第3の実施の形態]図8には、本発明の
第3の実施の形態に係るステアリングホイール80が正
面図にて示されており、図9には、ステアリングホイー
ル80の主要部が断面図(図8の9−9線断面図)にて
示されている。
【0056】本実施の形態に係るステアリングホイール
80は、上記第2の実施の形態の第1変形例とほぼ同様
の構成であり、下部の木部材20の中央(芯金16のス
ポーク部14との連接部位)における木部材20の肉厚
が、下部の木部材20の中央以外の部分や上部の木部材
20(芯金16の前記連接部位以外の一般部位における
木部材20)の肉厚よりも大きくされたことのみ異なる
構成とされている。具体的には、下部の木部材20の中
央部分は、上面に設けられた補強部82の分だけ肉厚が
大きくされており、この補強部82は、スポーク部14
の先端が挿通された木部材20の挿通孔84周辺を取り
囲んでいる。
【0057】ここで、本実施の形態に係るステアリング
ホイール80でも、上記第2の実施の形態と同様の作用
及び効果を得ることができる。
【0058】さらに、芯金16のスポーク部14との連
設部位における木部材20の肉厚が、芯金16の前記連
設部位以外の一般部位における木部材20の肉厚より補
強部82の分だけ大きくされている。このため、芯金1
6の前記連設部位における木部材20の強度(外力に対
する破壊強度)を高めることができる。
【0059】なお、上記第1の実施の形態、第2の実施
の形態(第1変形例及び第2変形例を含む)及び第3の
実施の形態では、木部材20をステアリングホイール1
0、50、60、70、80の上部、右斜め下部、左斜
め下部または下部に設けた構成としたが、木部材はステ
アリングホイールの何れの部位に設けてもよく、また、
木部材をステアリングホイールの全周囲に設けた構成と
してもよい。
【0060】また、上記第1の実施の形態、第2の実施
の形態(第1変形例及び第2変形例を含む)及び第3の
実施の形態では、木部材20を2つの部分片(部分片2
0A及び部分片20B)で構成したが、木部材を3つ以
上の部分片で構成してもよい。
【0061】
【発明の効果】請求項1に記載のステアリングホイール
では、複数の部分片が1つの無垢材から形成されかつ各
部分片が互いに隣接する無垢材の部位から形成されてい
る。このため、各部分片に反りが発生しても各部分片の
結合面に負荷が掛かることを防止でき、木部材の強度を
高めることができる。さらにこのため、各部分片の結合
面において木目の流れのズレや極端な変化及び色彩の変
化が生じることを防止でき、木部材の美感を向上させる
ことができる。
【0062】請求項2に記載のステアリングホイールで
は、複数の木部材が1つの無垢材から形成されているた
め、各木部材の木目模様及び色彩が統一され、これによ
り、ステアリングホイール全体の美感を向上させること
ができる。
【0063】請求項3に記載のステアリングホイールで
は、芯金のスポーク部との連設部位における木部材の肉
厚が、芯金の前記連設部位以外の一般部位における木部
材の肉厚より大きくされているため、芯金の前記連設部
位における木部材の強度を高めることができる。
【0064】請求項4に記載のステアリングホイールで
は、木部材の木目が芯金の径方向に対し略垂直とされて
いるため、木部材の強度を一層向上させることができ
る。
【0065】請求項5に記載のステアリングホイールで
は、芯金の中心を通る車両前後方向に平行な垂直面に対
し木部材が左右対称に配置されているため、垂直面の左
側と右側とで木部材の重量が略同一となり、ステアリン
グホイール回転方向のバランスを良好にできる。特に、
複数の木部材が1つの無垢材から形成されている場合に
は、前記垂直面の左側と右側とで木部材の重量が同一と
なるため、ステアリングホイール回転方向のバランスを
特に良好にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るステアリング
ホイールの主要部(芯金及び木部材)を示す断面図(図
2の1−1線断面図)である。
【図2】第1の実施の形態に係るステアリングホイール
を示す正面図である。
【図3】(A)乃至(D)は、第1の実施の形態に係る
ステアリングホイールの上部に設けられた木部材の部分
片を示す図であり、(A)は、ステアリングホイールの
裏面側の部分片を示す裏面図であり、(B)は、ステア
リングホイールの裏面側の部分片を示す断面図((A)
のB−B線断面図)である。また、(C)は、ステアリ
ングホイールの前面側の部分片を示す正面図であり、
(D)は、ステアリングホイールの前面側の部分片を示
す断面図((C)のD−D線断面図)である。
【図4】(A)は、第1の実施の形態に係るステアリン
グホイールの上部に設けられる木部材を形成するための
無垢材を示す斜視図であり、(B)は、前記無垢材を示
す側面図((A)の矢印B方向から見た側面図)であ
る。
【図5】本発明の第2の実施の形態に係るステアリング
ホイールを示す正面図である。
【図6】第2の実施の形態の第1変形例に係るステアリ
ングホイールを示す正面図である。
【図7】第2の実施の形態の第2変形例に係るステアリ
ングホイールを示す正面図である。
【図8】本発明の第3の実施の形態に係るステアリング
ホイールを示す正面図である。
【図9】第3の実施の形態に係るステアリングホイール
の主要部を示す断面図(図8の9−9線断面図)であ
る。
【符号の説明】
10 ステアリングホイール 16 芯金 20 木部材 20A 部分片 20B 部分片 22 無垢材 28 木目 50 ステアリングホイール 60 ステアリングホイール 70 ステアリングホイール 80 ステアリングホイール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山田 久男 愛知県丹羽郡大口町豊田三丁目260番地 株式会社東海理化電機製作所内 (72)発明者 鈴木 恵三 愛知県丹羽郡大口町豊田三丁目260番地 株式会社東海理化電機製作所内 (72)発明者 宇賀 敏雄 高知県南国市篠原537番地の1 株式会社 ミロクテクノウッド内 Fターム(参考) 3D030 DA26 DA38 DA45 DB81 DB82 DB83

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略環状とされた芯金と、 無垢材から形成された複数の部分片により構成され、前
    記複数の部分片が互いに結合されることで前記芯金の一
    部若しくは全部を取り囲んで前記芯金に取り付けられた
    木部材と、 を備えたステアリングホイールにおいて、 前記複数の部分片を1つの前記無垢材から形成しかつ互
    いに結合される前記各部分片を互いに隣接する前記無垢
    材の部位から形成した、ことを特徴とするステアリング
    ホイール。
  2. 【請求項2】 略環状とされた芯金と、 1つの無垢材から複数形成され、前記芯金の一部若しく
    は全部を取り囲んだ状態で前記芯金の複数箇所にそれぞ
    れ取り付けられた木部材と、 を備えたステアリングホイール。
  3. 【請求項3】 略環状とされ、車両のステアリングシャ
    フトに固定されたボス部にスポーク部を介して連設され
    た芯金と、 無垢材から形成され、前記芯金の一部若しくは全部を取
    り囲んだ状態で前記芯金に取り付けられた木部材と、 を備えたステアリングホイールにおいて、 前記芯金の前記スポーク部との連設部位における前記木
    部材の肉厚を前記芯金の前記連設部位以外の一般部位に
    おける前記木部材の肉厚より大きくした、ことを特徴と
    するステアリングホイール。
  4. 【請求項4】 前記木部材の木目を前記芯金の径方向に
    対し略垂直としたことを特徴とする請求項1乃至請求項
    3の何れか1項記載のステアリングホイール。
  5. 【請求項5】 前記芯金の中心を通る車両前後方向に平
    行な垂直面に対し前記木部材を左右対称に配置したこと
    を特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか1項記載の
    ステアリングホイール。
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