JP2002087240A - 車両用液圧マスタシリンダ - Google Patents

車両用液圧マスタシリンダ

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JP2002087240A
JP2002087240A JP2000276078A JP2000276078A JP2002087240A JP 2002087240 A JP2002087240 A JP 2002087240A JP 2000276078 A JP2000276078 A JP 2000276078A JP 2000276078 A JP2000276078 A JP 2000276078A JP 2002087240 A JP2002087240 A JP 2002087240A
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JP
Japan
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reservoir
cylinder body
cylinder
vehicle
front side
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JP2000276078A
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English (en)
Inventor
Kazuhiro Kosugi
一宏 小杉
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Nissin Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Nissin Kogyo Co Ltd
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  • Transmission Of Braking Force In Braking Systems (AREA)
  • Hydraulic Clutches, Magnetic Clutches, Fluid Clutches, And Fluid Joints (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 シリンダ本体とリザーバとの連結状態を良好
に保つ。シリンダ本体とリザーバとの汎用性を向上し、
コストの低減を図る。 【解決手段】 シリンダ本体2とリザーバ3とを連結ボ
ス部2a,2a,3d,3dでつないで、シリンダ本体
2の上部にリザーバ3を一体に取付け、リザーバ3のブ
レーキ液注入口をシリンダ本体2よりも車体前部側に突
出配置する。リザーバ3の連結ボス部2a,2a,3
d,3dよりも車体前部側の下面3fに、シリンダ本体
2へ向けて突出し、シリンダ本体2との当接によってリ
ザーバ3の車体前部側を支持するリザーバ受け部材7を
着脱可能に設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車のブレーキ
やクラッチを液圧で作動する車両用液圧マスタシリンダ
に係り、詳しくはシリンダ本体の上部にリザーバを一体
に有するリザーバ一体型の車両用液圧マスタシリンダに
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、自動車のエンジン室内部は、収納
部品多く且つが多様化してレイアウトが複雑となってお
り、さらに液圧マスタシリンダが取付けされるダッシュ
パネルは乗員室側へ後退してエンジン室が拡大している
反面、ダッシュパネルの上方には乗員室内のインストル
メントパネルやフロントガラスが張り出してきていて、
液圧マスタシリンダの取付け位置や形状を大きく制約す
るものとなっている。
【0003】特に、シリンダ本体の上部に位置するリザ
ーバは、高さを押さえた扁平な形状を余儀なくされ、さ
らに作動液の収容量を確保するために、車体前部側へ大
きく張り出す形状となっており、作動液注入口はリザー
バ本体よりも車体前部側に偏位して設けられている。
【0004】このような構成にあっては、リザーバの注
入口を通して作動液を充填したりエア抜き作業を行う場
合に、リザーバの車体前部側に下方向の荷重が作用し
て、リザーバが車体前部側に傾き、シリンダ本体とリザ
ーバとの連結部分に影響を与える虞があるために、例え
ば特開平7−137625号公報や実公平8−2006
号公報では、リザーバの車体前部側下面にリザーバ受け
部材を一体に突設し、リザーバの車体前部側に荷重が作
用した場合には、リザーバ受け部材がシリンダ本体の上
面に当接してリザーバを支持するようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、シリン
ダ本体やリザーバの大きさや形状は、液圧マスタシリン
ダを搭載する車種によって多種様々であり、1種類のリ
ザーバ受け部材付きのリザーバを多くのシリンダ本体と
組み合わせして汎用性を持たせようにも、リザーバ受け
部材の大きさや長さがシリンダ本体と合わないことが多
く、コストのかかるものとなっていた。
【0006】そこで本発明は、シリンダ本体とリザーバ
との連結状態を良好に保ちつつ、シリンダ本体とリザー
バの汎用性を向上して、製品コストの低減を図ることの
できる車両用液圧マスタシリンダを提供することを目的
としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、シリンダ本体とリザーバとを連結ボス部
でつないで、シリンダ本体の上部にリザーバを一体に取
付け、該リザーバのブレーキ液注入口を前記シリンダ本
体よりも車体前部側に突出配置した車両用液圧マスタシ
リンダにおいて、前記連結ボス部よりも車体前部側のシ
リンダ本体の上面とリザーバの下面のいずれか一方に、
他方へ向けて突出し、該他方との当接によって前記リザ
ーバの車体前部側を支持するリザーバ受け部材を着脱可
能に設けたことを特徴としている。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一形態例を図面に
基づいてさらに詳しく説明する。図1〜図3は本発明の
一形態例を示すもので、自動車のブレーキ用液圧マスタ
シリンダ1は、乗員室との間をダッシュパネル(いずれ
も図示せず)によって仕切られた車体前部側のエンジン
室に、ダッシュパネルに近接して設けられている。液圧
マスタシリンダ1は、シリンダ本体2とその上部で貯液
室の内部に作動液を貯留するリザーバ3とから構成され
ている。
【0009】シリンダ本体2は、車体前部側を上向きに
して車体前後方向に配設され、内部に図示しない2つの
液圧室を持ち、これら圧室で昇圧した作動液を、二つの
ブレーキ系統に個別に供給するタンデム型で、円弧状の
上面2cにはボス部2a,2aが突設され、両ボス部2
a,2aの間に、リザーバ3を固定するためのブラケッ
ト2bが突設されている。
【0010】リザーバ3は合成樹脂製の下ハーフ3aと
上ハーフ3bとを熱融着して、その内部を貯液室として
いる。下ハーフ3aは、車体後部側の下面3fにボス部
3d,3dと、両ボス部3d,3dの間に突出するブラ
ケット3eがあって、前記シリンダ本体2とは、双方の
ボス部2a,2a,3d,3dを内外に嵌合し、これら
の間で縦方向に重ね合わされるブラケット2b,3eに
ネジ4を螺着して一体に連結されるとともに、シリンダ
本体2とリザーバ3の内部はボス部2a,2a,3d,
3dの内部を通して連通する。
【0011】リザーバ3の車体後部側は、その上方に乗
員室のインストルメントパネル5が張り出していること
から、高さを低く押さえた比較的扁平な形状であるのに
対し、リザーバ3の車体前部側は、インストルメントパ
ネル5の前方へ延出して立ち上がる形状となっており、
このようにリザーバ3を車体前後方向に長く形成するこ
とによって、エンジン室後部側形状によって制約された
貯液室の容積を補っている。
【0012】リザーバ3の車体前部側上面には注液口が
設けられ、該注液口にリザーバキャップ6が装着されて
いる。下ハーフ3aの車体前部側の下面3fは、シリン
ダ本体2の上面2cへ近づくように傾斜しており、この
下面3fのシリンダ本体2の前端上方位置に、後述のリ
ザーバ受け部材7を取付けるための取付け部3gが設け
られている。
【0013】取付け部3gは、下ハーフ3aの車体前部
側の下部形状を利用して形成されたもので、下ハーフ3
aの車体前部側両側部のやや上部位置に側溝3h,3h
を車体前後方向に形成して、その下側部分を抜止め片3
i,3iとなし、下面中央に下溝3kを設けて構成され
ており、この取付け部3gに剛性樹脂製のリザーバ受け
部材7が着脱可能に取付けされている。
【0014】リザーバ受け部材7は、図2及び図3に示
す如く、一対の平行な横片の中央を縦片でつないだH型
のブロックを本体7aとし、該本体7aの上面中央に突
出する一対の突片7b,7bと、本体7aの両側面上端
から突出して本体7aの上部両側で相対向する略コ字状
の係止部7c,7cとを、それぞれ本体7aの車体前後
方向全長に亘って設けている。
【0015】本体7aの下面7dは、車体後部側の下面
3fと平行に傾斜しており、リザーバ受け部材7をリザ
ーバ3へ取付けした際に、車体前部側を上向きにして傾
斜するシリンダ本体2の前端部の上面2cと平行に対峙
するようにしている。係止部7c,7cは、本体7aの
両側面上部から外方へ突出する突き出し片7e,7eの
外端に、立ち上がり片7f,7fを連続させ、該立ち上
がり片7f,7fの上端から互いに内側へ突出する先端
部の中央をU字状に切り欠き、この切り欠きによって残
された先端部両側の4箇所を爪片7gとなしている。突
片7b,7bの外寸法と取付け部3gの下溝3kの横幅
とは略同一に設定されまた、立ち上がり片7f,7fの
内側間寸法と取付け部3gの抜止め片3i,3iの外寸
法とは略同一に設定されている。
【0016】取付け部3gの抜止め片3i,3iの下縁
と、リザーバ受け部材7の各爪片7gの内側上縁には、
それぞれテーパ状の面取りが施されており、リザーバ受
け部材7は、リザーバ3を前述の如くシリンダ本体2に
連結する前に、係止部7c,7cを取付け部3gの抜止
め片3i,3iの外側に位置させて下方より押し込むこ
とにより、係止部7c,7cが抜止め片3i,3iとの
当接によって両側へ拡げられながら、くさび状の4つの
爪片7gが抜止め片3i,3iを上方へ乗り越え、爪片
7gが側溝3h,3hに係合して、リザーバ3に取付け
られる。
【0017】このように取付けられたリザーバ受け部材
7は、本体7aの下面7dがシリンダ本体2の上面2c
との間に僅かな間隙をおいて平行に位置し、注入口から
貯液室に作動液を充填したり、注入口を通してエアの引
き抜き作業を行う際に、リザーバ3の車体前部側に下方
向の荷重が作用した場合には、リザーバ3の車体前部側
が下方向へ僅かに撓んだ段階でリザーバ受け部材7の本
体7aの下面7dがシリンダ本体2の前端部の上面2c
に平行に当接し、リザーバ3の荷重をシリンダ本体2が
支承する。この結果、リザーバ3の全体が車体前部側へ
傾むくことがなくなるので、シリンダ体2とリザーバ3
の双方のボス部2a,2a,3d,3dの連結状態を損
なわずに済む。
【0018】また、リザーバ受け部材7は、上述の取付
けとは逆の手順によってリザーバ3から取り外すことが
可能で、シリンダ本体2とリザーバ3のいずれか一方
を、寸法や形状の異なる他のものと組み合わせしたい場
合には、これに対応する他のリザーバ受け部材7をリザ
ーバ3に付替えることにより、シリンダ本体2とリザー
バ3の他方をそのまま用いることができるので、シリン
ダ本体2とリザーバ3の種類を大幅に減少できてコスト
の低減が図れるようになる。
【0019】図4は、リザーバ3に取付けたリザーバ受
け部材7の本体7aの下面7dと当接するシリンダ本体
2の前端部の上面2eを平面状に形成した他の形態例を
示すもので、上面2eをこのように平面状に形成するこ
とによって、シリンダ本体2の上面2eとリザーバ受け
部材7の本体7aとが面当たりとなって接触面積が大幅
に増大するので、リザーバ3の車体前部側に作用する下
方向の荷重がより大きい場合にも充分に堪え得る。
【0020】尚、上述の各形態例では、リザーバ受け部
材をリザーバの下面に着脱可能に設けるようにしたが、
本発明は、リザーバ受け部材をシリンダ本体の上面に設
けて、リザーバの車体前部側を支承するようにしてもよ
い。また、シリンダ本体とリザーバのいずれか一方に着
脱可能に取付けたリザーバ受け部材は、他方との間に間
隙をおかずに直接接触させても差し支えない。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の車両用液
圧マスタシリンダによれば、シリンダ本体よりも車体前
部側に突出配置したリザーバの注入口に車体下方向の荷
重が作用した場合に、リザーバが車体前部側へ傾むくの
を防止して、シリンダ体とリザーバとの連結状態を良好
に維持しつながらも、安価なリザーバ受け部材を変更し
て用いることにより、既存のシリンダ本体とリザーバと
を様々に組み合わせできてこれらの汎用性を高めるの
で、シリンダ本体とリザーバの種類を大幅に減少できて
コストの低減が図れるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一形態例を示す液圧マスタシリンダ
の正面図
【図2】 図1のII−II断面図
【図3】 本発明のリザーバ受け部材を示す斜視図
【図4】 本発明の他の形態例を示す液圧マスタシリン
ダの要部断面図
【符号の説明】
1…液圧マスタシリンダ、2…シリンダ本体、2a,3
d…ボス部、2c,2e…シリンダ本体2の上面、3…
リザーバ、3c,3f…リザーバ3の下面、3g…取付
け部、7…リザーバ受け部材、7a…本体、7b…突
片、7c…係止部、7g…爪片

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダ本体とリザーバとを連結ボス部
    でつないで、シリンダ本体の上部にリザーバを一体に取
    付け、該リザーバのブレーキ液注入口を前記シリンダ本
    体よりも車体前部側に突出配置した車両用液圧マスタシ
    リンダにおいて、前記連結ボス部よりも車体前部側のシ
    リンダ本体の上面とリザーバの下面のいずれか一方に、
    他方へ向けて突出し、該他方との当接によって前記リザ
    ーバの車体前部側を支持するリザーバ受け部材を着脱可
    能に設けたことを特徴とする車両用液圧マスタシリン
    ダ。
JP2000276078A 2000-09-12 2000-09-12 車両用液圧マスタシリンダ Pending JP2002087240A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2882319A1 (fr) * 2005-02-18 2006-08-25 Bosch Gmbh Robert Dispositif de blocage pour reservoir de liquide de frein d'un vehicule
JP2010006111A (ja) * 2008-06-24 2010-01-14 Honda Motor Co Ltd リザーブタンク支持構造

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2882319A1 (fr) * 2005-02-18 2006-08-25 Bosch Gmbh Robert Dispositif de blocage pour reservoir de liquide de frein d'un vehicule
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