JP2002087003A - ホイール - Google Patents
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- JP2002087003A JP2002087003A JP2000275231A JP2000275231A JP2002087003A JP 2002087003 A JP2002087003 A JP 2002087003A JP 2000275231 A JP2000275231 A JP 2000275231A JP 2000275231 A JP2000275231 A JP 2000275231A JP 2002087003 A JP2002087003 A JP 2002087003A
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- JP
- Japan
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- wheel
- gas permeation
- rim
- prevention film
- permeation prevention
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- Pending
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/80—Technologies aiming to reduce greenhouse gasses emissions common to all road transportation technologies
- Y02T10/86—Optimisation of rolling resistance, e.g. weight reduction
Landscapes
- Tires In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ホイール強度を落さず、従来よりもさらに軽
量化を図ったホイールを提供すること。 【解決手段】 リム16に複数の貫通孔24を形成し、
リム16の外周面にPENの気体透過防止膜26を接着
して貫通孔24を全て閉塞する。ホイール強度を落さ
ず、従来よりもさらに軽量化を図ることができる。
量化を図ったホイールを提供すること。 【解決手段】 リム16に複数の貫通孔24を形成し、
リム16の外周面にPENの気体透過防止膜26を接着
して貫通孔24を全て閉塞する。ホイール強度を落さ
ず、従来よりもさらに軽量化を図ることができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はタイヤを取り付ける
車両用のホイールに係り、特に、軽量化を図ったホイー
ルに関する。
車両用のホイールに係り、特に、軽量化を図ったホイー
ルに関する。
【0002】
【従来の技術】自動車等の車両には、空気入りタイヤが
用いられており、この空気入りタイヤは、一般的に鉄、
アルミニューム合金、マグネシウム合金等の金属製のホ
イールに取り付けられている。
用いられており、この空気入りタイヤは、一般的に鉄、
アルミニューム合金、マグネシウム合金等の金属製のホ
イールに取り付けられている。
【0003】近年の地球環境の高まりから、自動車の走
行燃費の改善が広く要求されている。
行燃費の改善が広く要求されている。
【0004】自動車側の改善では、燃料電池車当の研究
が盛んであり、また、タイヤ側では、シリカ配合のトレ
ッドゴム等の省燃費タイヤの開発が広く行われている。
が盛んであり、また、タイヤ側では、シリカ配合のトレ
ッドゴム等の省燃費タイヤの開発が広く行われている。
【0005】一方、ホイールに関しては、従来よりアル
ミ鍛造ホイール等の、材質の変更による軽量化を中心に
開発され、特に、ディスク面(ホイール側面部)を構成
しているスポークの本数や肉厚を軽減するかたちの軽量
化が図られている。これはデザイン面からの要求特性か
らでもある。
ミ鍛造ホイール等の、材質の変更による軽量化を中心に
開発され、特に、ディスク面(ホイール側面部)を構成
しているスポークの本数や肉厚を軽減するかたちの軽量
化が図られている。これはデザイン面からの要求特性か
らでもある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ディス
ク面を構成しているこれらスポークの本数や肉厚を軽減
するかたちの軽量化は、ホイールの強度と相反するもの
であり、限界にきているのが現状である。更なるホイー
ル軽量化には、いかにホイール強度を落さずに軽量化で
きるかがポイントになる。
ク面を構成しているこれらスポークの本数や肉厚を軽減
するかたちの軽量化は、ホイールの強度と相反するもの
であり、限界にきているのが現状である。更なるホイー
ル軽量化には、いかにホイール強度を落さずに軽量化で
きるかがポイントになる。
【0007】本発明は上記事実を考慮し、ホイール強度
を落さず、従来よりもさらに軽量化を図ることのできる
ホイールを提供することが目的である。
を落さず、従来よりもさらに軽量化を図ることのできる
ホイールを提供することが目的である。
【0008】
【課題を解決するための手段】発明者がホイール構造を
種々検討した結果、リムの厚さを薄くして軽量化を図る
には製造上、強度上でほぼ限界がきているが、貫通孔を
設けて軽量化する余地があることを見出した。
種々検討した結果、リムの厚さを薄くして軽量化を図る
には製造上、強度上でほぼ限界がきているが、貫通孔を
設けて軽量化する余地があることを見出した。
【0009】請求項1に記載のホイールは、上記事実を
鑑みて成されたものであって、リムに貫通孔を設け、気
体を透過しない気体透過防止膜で前記貫通孔を閉塞した
ことを特徴としている。
鑑みて成されたものであって、リムに貫通孔を設け、気
体を透過しない気体透過防止膜で前記貫通孔を閉塞した
ことを特徴としている。
【0010】次に、請求項1に記載のホイールの作用を
説明する。
説明する。
【0011】請求項1に記載のホイールでは、リムに貫
通孔を設けたので、軽量化することができる。また、貫
通孔を気体透過防止膜で閉塞しているので、充填した気
体(空気等)が漏れることはない。また、貫通孔は気体
を透過しない膜で閉塞されているので、膜の重量増加分
は、貫通孔による軽量化に対して殆ど無視することがで
きる。
通孔を設けたので、軽量化することができる。また、貫
通孔を気体透過防止膜で閉塞しているので、充填した気
体(空気等)が漏れることはない。また、貫通孔は気体
を透過しない膜で閉塞されているので、膜の重量増加分
は、貫通孔による軽量化に対して殆ど無視することがで
きる。
【0012】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
のホイールにおいて、前記気体透過防止膜の比重は、ホ
イール形成部材の比重よりも小さいことを特徴としてい
る。
のホイールにおいて、前記気体透過防止膜の比重は、ホ
イール形成部材の比重よりも小さいことを特徴としてい
る。
【0013】次に、請求項2に記載のホイールの作用を
説明する。
説明する。
【0014】請求項2に記載のホイールでは、気体透過
防止膜の比重をホイール形成部材よの比重よりも小さく
したので、ホイールを確実に軽量化することができる。
防止膜の比重をホイール形成部材よの比重よりも小さく
したので、ホイールを確実に軽量化することができる。
【0015】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
のホイールにおいて、前記気体透過防止膜は、ゴムまた
は合成樹脂で形成されていることを特徴としている。
のホイールにおいて、前記気体透過防止膜は、ゴムまた
は合成樹脂で形成されていることを特徴としている。
【0016】次に、請求項3に記載のホイールの作用を
説明する。
説明する。
【0017】請求項3に記載のホイールでは、ゴムまた
は合成樹脂からなる気体透過防止膜により、充填した気
体の漏れが防止される。
は合成樹脂からなる気体透過防止膜により、充填した気
体の漏れが防止される。
【0018】請求項4に記載の発明は、請求項1乃至請
求項3の何れか1項に記載のホイールにおいて、前記気
体透過防止膜は、補強層を含むことを特徴としている。
求項3の何れか1項に記載のホイールにおいて、前記気
体透過防止膜は、補強層を含むことを特徴としている。
【0019】次に、請求項4に記載のホイールの作用を
説明する。
説明する。
【0020】請求項4に記載のホイールでは、気体透過
防止膜が補強層を含んでいるので、気体透過防止膜の強
度及び耐久性を向上することができ、気体の漏れの原因
となる孔や亀裂の発生を防止することができる。
防止膜が補強層を含んでいるので、気体透過防止膜の強
度及び耐久性を向上することができ、気体の漏れの原因
となる孔や亀裂の発生を防止することができる。
【0021】請求項5に記載の発明は、請求項1乃至請
求項4の何れか1項に記載のホイールにおいて、前記気
体透過防止膜は、前記リムの外周面に接着されているこ
とを特徴としている。
求項4の何れか1項に記載のホイールにおいて、前記気
体透過防止膜は、前記リムの外周面に接着されているこ
とを特徴としている。
【0022】次に、請求項5に記載のホイールの作用を
説明する。
説明する。
【0023】気体透過防止膜でリムの貫通孔を閉塞する
方法として、気体透過防止膜をリムの外周面に貼り付け
る方法と、リムの内周面に貼り付ける方法とが考えられ
る。
方法として、気体透過防止膜をリムの外周面に貼り付け
る方法と、リムの内周面に貼り付ける方法とが考えられ
る。
【0024】気体透過防止膜をリムに貼り付けて貫通孔
を塞ぐと、気体透過防止膜の貫通孔と対向している部分
に力(内圧×貫通孔の面積)が作用することになる。
を塞ぐと、気体透過防止膜の貫通孔と対向している部分
に力(内圧×貫通孔の面積)が作用することになる。
【0025】同じ接着面積で比較した場合、一般的に接
着部分は、接着面に対して垂直な力には弱く、接着面に
対して平行な剪断力には強いとされている。
着部分は、接着面に対して垂直な力には弱く、接着面に
対して平行な剪断力には強いとされている。
【0026】図5(A)に示すように、貫通孔24の形
成されたリム16の外周面に気体透過防止膜26を接着
剤で貼り付けた場合、内圧Fが作用すると、気体透過防
止膜26には、接着面に対して略平行な力f1(剪断
力)が作用するため、接着部分の耐久性は高い。
成されたリム16の外周面に気体透過防止膜26を接着
剤で貼り付けた場合、内圧Fが作用すると、気体透過防
止膜26には、接着面に対して略平行な力f1(剪断
力)が作用するため、接着部分の耐久性は高い。
【0027】一方、図5(B)に示すように、リム16
の内周面に気体透過防止膜26を接着剤で貼り付けた場
合、内圧Fが作用すると、気体透過防止膜26の接着面
には、接着面に対して略垂直方向の力f2が作用するた
め、気体透過防止膜26が剥がれやすい。
の内周面に気体透過防止膜26を接着剤で貼り付けた場
合、内圧Fが作用すると、気体透過防止膜26の接着面
には、接着面に対して略垂直方向の力f2が作用するた
め、気体透過防止膜26が剥がれやすい。
【0028】したがって、気体透過防止膜は、リムの外
周面に接着することが好ましい。
周面に接着することが好ましい。
【0029】請求項6に記載の発明は、請求項1乃至請
求項5の何れか1項に記載のホイールにおいて、前記貫
通孔は周方向に等間隔で複数設けられており、各貫通孔
の大きさが全て同一であることを特徴としている。
求項5の何れか1項に記載のホイールにおいて、前記貫
通孔は周方向に等間隔で複数設けられており、各貫通孔
の大きさが全て同一であることを特徴としている。
【0030】次に、請求項6に記載のホイールの作用を
説明する。
説明する。
【0031】リムの周方向に複数の貫通孔を設ける場
合、間隔が不等間隔であったり、大きさや形状が異なる
と、ホイールの回転バランスが崩れる。
合、間隔が不等間隔であったり、大きさや形状が異なる
と、ホイールの回転バランスが崩れる。
【0032】したがって、貫通孔を周方向に複数設ける
場合には、貫通孔を等間隔に設け、かつ各貫通孔の大き
さが全て同一にすることが好ましい。
場合には、貫通孔を等間隔に設け、かつ各貫通孔の大き
さが全て同一にすることが好ましい。
【0033】
【発明の実施の形態】本発明のホイールの一実施形態を
図1及び図2にしたがって説明する。
図1及び図2にしたがって説明する。
【0034】図1に示すように、本実施形態のホイール
10(サイズ:6J×15。アルミニューム合金の鍛造
品。重量6.9kg。)には、そのディスク14の中央
にハブ穴12が穿設されており、このハブ穴12の外周
部となるディスク14のハブ穴12の近傍には、ボルト
穴15が周方向に所定の間隔で複数穿設されている。
10(サイズ:6J×15。アルミニューム合金の鍛造
品。重量6.9kg。)には、そのディスク14の中央
にハブ穴12が穿設されており、このハブ穴12の外周
部となるディスク14のハブ穴12の近傍には、ボルト
穴15が周方向に所定の間隔で複数穿設されている。
【0035】なお、図1中、矢印OUT方向側が車両外
側、矢印IN方向側が車両内側を示す。
側、矢印IN方向側が車両内側を示す。
【0036】図1及び図2に示すように、ディスク14
の外周部には一体的にリム16が設けられ、このリム1
6には、ウエル18、タイヤビードシート20、フラン
ジ22が形成されている。
の外周部には一体的にリム16が設けられ、このリム1
6には、ウエル18、タイヤビードシート20、フラン
ジ22が形成されている。
【0037】以上の構成は通常の車両用ホイールと同様
である。
である。
【0038】リム16には、同じ形状、同じサイズの複
数の貫通孔24が、周方向に沿って一直線上に等間隔で
形成されている。本実施形態の貫通孔24は、円形であ
るが、他の形状であっても良い。
数の貫通孔24が、周方向に沿って一直線上に等間隔で
形成されている。本実施形態の貫通孔24は、円形であ
るが、他の形状であっても良い。
【0039】本実施形態では、貫通孔24の直径φが2
0mmであり、周方向に5°間隔で72個形成されてい
る。
0mmであり、周方向に5°間隔で72個形成されてい
る。
【0040】リム16の外周面には、全ての貫通孔24
を塞ぐように気体透過防止膜26が貼り付けられてい
る。
を塞ぐように気体透過防止膜26が貼り付けられてい
る。
【0041】本実施形態の気体透過防止膜26は、接着
剤にてリム16の外周面に接着されているが、気体が漏
れないようにリム16に対して確実に密着し、かつ耐久
性に優れているのであれば、両面テープ等の他の手段を
用いて固定しても良い。
剤にてリム16の外周面に接着されているが、気体が漏
れないようにリム16に対して確実に密着し、かつ耐久
性に優れているのであれば、両面テープ等の他の手段を
用いて固定しても良い。
【0042】本実施形態の気体透過防止膜24は、一定
厚さ、一定幅の帯形状を呈し、リム外周面を1周してい
る。
厚さ、一定幅の帯形状を呈し、リム外周面を1周してい
る。
【0043】なお、貫通孔24はリム16のハンプ28
のリム軸方向内側に形成することが好ましい。なお、ハ
ンプ28が無い場合には、装着するタイヤのビード部3
0にかからない位置に貫通孔24を形成することが好ま
しい。
のリム軸方向内側に形成することが好ましい。なお、ハ
ンプ28が無い場合には、装着するタイヤのビード部3
0にかからない位置に貫通孔24を形成することが好ま
しい。
【0044】気体透過防止膜26は、例えば、合成樹脂
やゴム等の気体を透過し難い材料で形成されている。
やゴム等の気体を透過し難い材料で形成されている。
【0045】合成樹脂としては、高分子系の合成樹脂が
好ましく、例えば、PEN(ポリエチレンナフタレー
ト)、PET(ポリエチレンテレフタレート)、KV
(ケブラー)等が好ましい。
好ましく、例えば、PEN(ポリエチレンナフタレー
ト)、PET(ポリエチレンテレフタレート)、KV
(ケブラー)等が好ましい。
【0046】本実施形態の気体透過防止膜26は、厚さ
0.2mmのPENのフィルムである。
0.2mmのPENのフィルムである。
【0047】なお、気体透過防止膜26は、単一の材料
から形成されていても良く、2種類以上の材料、例え
ば、気体の透過し難い合成樹脂層と、高強度の合成樹脂
層との異なる材料の積層構造としても良い。
から形成されていても良く、2種類以上の材料、例え
ば、気体の透過し難い合成樹脂層と、高強度の合成樹脂
層との異なる材料の積層構造としても良い。
【0048】また、ゴムとしては、耐候性(特に、耐オ
ゾン性、耐水性、耐油性等)に強く、気体の透過し難い
ゴムが好ましく、例えば、ブチルゴム等が好ましい。気
体透過防止膜26がゴムの場合、気体透過防止膜26を
リム16に加硫接着しても良い。
ゾン性、耐水性、耐油性等)に強く、気体の透過し難い
ゴムが好ましく、例えば、ブチルゴム等が好ましい。気
体透過防止膜26がゴムの場合、気体透過防止膜26を
リム16に加硫接着しても良い。
【0049】また、気体透過防止膜26は、強度や耐久
性の向上を図るために、補強層を埋設したり貼り合わせ
ても良い。
性の向上を図るために、補強層を埋設したり貼り合わせ
ても良い。
【0050】補強層としては、繊維やコードを含む補強
層が好ましい。
層が好ましい。
【0051】繊維またはコードの材質としては、気体透
過防止膜26を構成する材質よりも強度の高い、例え
ば、アラミド繊維、スチール、炭素繊維、ナイロン繊
維、ポリエチレンテレフタレート繊維(PET)、ポリ
エチレンナフタレート繊維(PEN)等が好ましい。
過防止膜26を構成する材質よりも強度の高い、例え
ば、アラミド繊維、スチール、炭素繊維、ナイロン繊
維、ポリエチレンテレフタレート繊維(PET)、ポリ
エチレンナフタレート繊維(PEN)等が好ましい。
【0052】繊維補強層としては、複数の長尺状の繊維
またはコードを交差させた帆布状のものが好ましいが、
他の形態であっても良い。
またはコードを交差させた帆布状のものが好ましいが、
他の形態であっても良い。
【0053】気体透過防止膜26をリム16に接着する
際に用いる接着剤としては、例えば、メタロック(株式
会社東洋化学研究所)等が好ましいが、金属と合成樹脂
を接着できれば他の接着剤であっても良い。
際に用いる接着剤としては、例えば、メタロック(株式
会社東洋化学研究所)等が好ましいが、金属と合成樹脂
を接着できれば他の接着剤であっても良い。
【0054】なお、貫通孔24の開口角部分には、気体
透過防止膜26の損傷を防止するために面取り(図示せ
ず)が形成されている。面取りとしては、アール面取り
が好ましい。 (作用)次に、本実施形態のホイール10の作用を説明
する。
透過防止膜26の損傷を防止するために面取り(図示せ
ず)が形成されている。面取りとしては、アール面取り
が好ましい。 (作用)次に、本実施形態のホイール10の作用を説明
する。
【0055】本実施形態のホイール10では、リム16
に複数の貫通孔24を設け、タイヤ装着時に充填する気
体が漏れないようにこれらの貫通孔24を軽量な気体透
過防止膜26で閉塞したので、従来よりも軽量化するこ
とができる。
に複数の貫通孔24を設け、タイヤ装着時に充填する気
体が漏れないようにこれらの貫通孔24を軽量な気体透
過防止膜26で閉塞したので、従来よりも軽量化するこ
とができる。
【0056】本実施形態のホイール10の場合、貫通孔
の無いホイール対比で約190g軽量化された。
の無いホイール対比で約190g軽量化された。
【0057】なお、本実施形態のホイール10では、同
じ大きさの貫通孔24を周方向に等間隔で一直線状に設
けたので、ホイール10の回転バランスは良好に保たれ
ている。
じ大きさの貫通孔24を周方向に等間隔で一直線状に設
けたので、ホイール10の回転バランスは良好に保たれ
ている。
【0058】また、気体透過防止膜26は、リム16の
外周面に接着されているので、内圧による耐久性に優れ
ている。
外周面に接着されているので、内圧による耐久性に優れ
ている。
【0059】なお、軽量化のために、図3及び図4に示
すように貫通孔24の数を更に増やしたり、図示はしな
いが貫通孔24の大きさを更に大きくしても良いが、日
本においては、例えば、JIS(D4103)に記載の
回転曲げ耐久性、半径方向負荷耐久性、乗用車用におい
ては乗用車用耐衝撃性、商用車用においては商用車用耐
衝撃性を満足しなければならないことは当然である。
すように貫通孔24の数を更に増やしたり、図示はしな
いが貫通孔24の大きさを更に大きくしても良いが、日
本においては、例えば、JIS(D4103)に記載の
回転曲げ耐久性、半径方向負荷耐久性、乗用車用におい
ては乗用車用耐衝撃性、商用車用においては商用車用耐
衝撃性を満足しなければならないことは当然である。
【0060】図3及び図4に示すホイール32は、リム
16に直径15mmの貫通孔24を144個形成し、厚
さ0.2mmのPENのフィルムからなる気体透過防止
膜26で貫通孔24を閉塞したものであり、貫通孔の無
いホイール対比で約218g軽量化されている。
16に直径15mmの貫通孔24を144個形成し、厚
さ0.2mmのPENのフィルムからなる気体透過防止
膜26で貫通孔24を閉塞したものであり、貫通孔の無
いホイール対比で約218g軽量化されている。
【0061】ちなみに、上記実施形態のホイール10及
びホイール32は、試験の結果、上記耐久性及び耐衝撃
性の全てが満足されていた。
びホイール32は、試験の結果、上記耐久性及び耐衝撃
性の全てが満足されていた。
【0062】また、ホイール10及びホイール32にお
いて、気体透過防止膜26を厚さ0.2mmのPETフィ
ルムに代えて試験を行ったが、上記耐久性及び耐衝撃性
の全てが満足されていた。
いて、気体透過防止膜26を厚さ0.2mmのPETフィ
ルムに代えて試験を行ったが、上記耐久性及び耐衝撃性
の全てが満足されていた。
【0063】更に、タイヤ装着後長期間放置し、充填空
気の圧力低下を調べたが、本実施形態品は従来品と何ら
変わりは無かった。 (その他の実施形態)上記実施形態では、1枚の気体透
過防止膜26で複数の貫通孔24を全て塞ぐ構成とした
が、各貫通孔24を別個の気体透過防止膜26で各々塞
ぐ構成としても良い。
気の圧力低下を調べたが、本実施形態品は従来品と何ら
変わりは無かった。 (その他の実施形態)上記実施形態では、1枚の気体透
過防止膜26で複数の貫通孔24を全て塞ぐ構成とした
が、各貫通孔24を別個の気体透過防止膜26で各々塞
ぐ構成としても良い。
【0064】気体透過防止膜26の膜厚は、材料の種
類、硬さ等によって適宜変更されるものであり、上記実
施形態の0.2mmに限定されるものではなく、例えば、
1mm以上であっても良い。
類、硬さ等によって適宜変更されるものであり、上記実
施形態の0.2mmに限定されるものではなく、例えば、
1mm以上であっても良い。
【0065】少なくともホイール1個当たりの気体透過
防止膜26の重量が、貫通孔24を形成して軽量化され
た分の重量よりも小さければ良い。
防止膜26の重量が、貫通孔24を形成して軽量化され
た分の重量よりも小さければ良い。
【0066】また、気体透過防止膜26は、接着前の形
状を予めリム外周面の曲面形状に合わせて成型しておい
ても良い。
状を予めリム外周面の曲面形状に合わせて成型しておい
ても良い。
【0067】また、上記ホイール10は鍛造品であった
が、鋳造品、プレス成型品等であっても良く、2ピース
構造等の複数の構成部品から構成されている形態のもの
であっても良い。
が、鋳造品、プレス成型品等であっても良く、2ピース
構造等の複数の構成部品から構成されている形態のもの
であっても良い。
【0068】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のホイール
は上記の構成としたので、強度を保ちながら、従来より
軽量化することができる、という優れた効果を有する。
は上記の構成としたので、強度を保ちながら、従来より
軽量化することができる、という優れた効果を有する。
【0069】さらに、スチール製のホイールは、密度の
観点から更に軽量化割合が大きくなる。
観点から更に軽量化割合が大きくなる。
【図1】本発明の一実施形態に係るホイールの斜視図で
ある。
ある。
【図2】図1に示すホイールの軸線に沿った断面図であ
る。
る。
【図3】他の実施形態に係るホイールの斜視図である。
【図4】図3に示すホイールの軸線に沿った断面図であ
る。
る。
【図5】(A)は気体透過防止膜をリムの外周面に貼り
付けた例を示すホイールの一部を示す断面図であり、
(B)は気体透過防止膜をリムの内周面に貼り付けた例
を示すホイールの一部を示す断面図である。
付けた例を示すホイールの一部を示す断面図であり、
(B)は気体透過防止膜をリムの内周面に貼り付けた例
を示すホイールの一部を示す断面図である。
10 ホイール 16 リム 24 貫通孔 26 気体透過防止膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 和田 淳一郎 東京都小平市小川東町3−3−1 株式会 社ブリヂストン技術センター内 (72)発明者 石川 清二 東京都小平市小川東町3−3−1 株式会 社ブリヂストン技術センター内
Claims (6)
- 【請求項1】 リムに貫通孔を設け、気体を透過しない
気体透過防止膜で前記貫通孔を閉塞したことを特徴とす
るホイール。 - 【請求項2】 前記気体透過防止膜の比重は、ホイール
形成部材の比重よりも小さいことを特徴とする請求項1
に記載のホイール。 - 【請求項3】 前記気体透過防止膜は、ゴムまたは合成
樹脂で形成されていることを特徴とする請求項2に記載
のホイール。 - 【請求項4】 前記気体透過防止膜は、補強層を含むこ
とを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項に記
載のホイール。 - 【請求項5】 前記気体透過防止膜は、前記リムの外周
面に接着されていることを特徴とする請求項1乃至請求
項4の何れか1項に記載のホイール。 - 【請求項6】 前記貫通孔は周方向に等間隔で複数設け
られており、各貫通孔の大きさが全て同一であることを
特徴とする請求項1乃至請求項5の何れか1項に記載の
ホイール。
Priority Applications (1)
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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