JP2002086716A - インクジェット式記録ヘッド及びインクジェット式記録装置 - Google Patents

インクジェット式記録ヘッド及びインクジェット式記録装置

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JP2002086716A
JP2002086716A JP2000274020A JP2000274020A JP2002086716A JP 2002086716 A JP2002086716 A JP 2002086716A JP 2000274020 A JP2000274020 A JP 2000274020A JP 2000274020 A JP2000274020 A JP 2000274020A JP 2002086716 A JP2002086716 A JP 2002086716A
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pressure generating
generating chamber
jet recording
recording head
ink
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JP2000274020A
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Hajime Mizutani
肇 水谷
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Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ノズルを高密度に配設でき且つ均一な印刷品
質を得ることのできるインクジェット式記録ヘッド及び
インクジェット式記録装置を提供する。 【解決手段】 ノズル開口に連通する圧力発生室12A
及び12Bが複数の隔壁11によって画成される流路形
成基板10と、前記圧力発生室12A及び12Bの一部
を構成する振動板を介して前記圧力発生室12A及び1
2Bに対応する領域に設けられて前記圧力発生室12A
及び12B内に圧力変化を生じさせる圧電素子300と
を具備するインクジェット式記録ヘッドにおいて、前記
圧力発生室12A及び12Bのそれぞれを、隣接する各
圧力発生室12Aと圧力発生室12Bとの長手方向一端
部の位置が長手方向に異なるように配設し、前記長手方
向一端部が突出した圧力発生室12Bの幅方向に隣接す
る領域に、前記流路形成基板10の厚さ方向の少なくと
も一部を除去した空間部15を形成することにより、各
圧力発生室12A及び12Bのインク吐出特性を均一化
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インク滴を吐出す
るノズル開口と連通する圧力発生室の一部を振動板で構
成し、この振動板を介して圧電素子を設けて、圧電素子
の変位によりインク滴を吐出させるインクジェット式記
録ヘッド及びインクジェット式記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】インク滴を吐出するノズル開口と連通す
る圧力発生室の一部を振動板で構成し、この振動板を圧
電素子により変形させて圧力発生室のインクを加圧して
ノズル開口からインク滴を吐出させるインクジェット式
記録ヘッドには、圧電素子の軸方向に伸長、収縮する縦
振動モードの圧電アクチュエータを使用したものと、た
わみ振動モードの圧電アクチュエータを使用したものの
2種類が実用化されている。
【0003】前者は圧電素子の端面を振動板に当接させ
ることにより圧力発生室の容積を変化させることができ
て、高密度印刷に適したヘッドの製作が可能である反
面、圧電素子をノズル開口の配列ピッチに一致させて櫛
歯状に切り分けるという困難な工程や、切り分けられた
圧電素子を圧力発生室に位置決めして固定する作業が必
要となり、製造工程が複雑であるという問題がある。
【0004】これに対して後者は、圧電材料のグリーン
シートを圧力発生室の形状に合わせて貼付し、これを焼
成するという比較的簡単な工程で振動板に圧電素子を作
り付けることができるものの、たわみ振動を利用する関
係上、ある程度の面積が必要となり、高密度配列が困難
であるという問題がある。
【0005】一方、後者の記録ヘッドの不都合を解消す
べく、特開平5−286131号公報に見られるよう
に、振動板の表面全体に亙って成膜技術により均一な圧
電材料層を形成し、この圧電材料層をリソグラフィ法に
より圧力発生室に対応する形状に切り分けて各圧力発生
室毎に独立するように圧電素子を形成したものが提案さ
れている。
【0006】これによれば圧電素子を振動板に貼付ける
作業が不要となって、リソグラフィ法という精密で、か
つ簡便な手法で圧電素子を作り付けることができるばか
りでなく、圧電素子の厚みを薄くできて高速駆動が可能
になるという利点がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このようなインクジェ
ット式記録ヘッドでは、印刷品質を向上するために、ノ
ズルのさらなる高密度化が望まれているが、現状の製
造、組立技術ではノズルの直列での高密度化が困難であ
るという問題がある。また、このような問題を解決する
ために、ノズルの位置をいわゆる千鳥状に配置、すなわ
ち、隣接するノズルの位置を圧力発生室の長手方向にず
らした構造として、ノズルの高密度化を図ったものが提
案されている。
【0008】しかしながら、このようにノズルを千鳥状
に配置した場合には、ノズルの位置によってインク吐出
特性が異なり、均一な印刷品質が得られないという問題
がある。
【0009】本発明は、このような事情に鑑み、ノズル
を高密度に配設でき且つ均一な印刷品質を得ることので
きるインクジェット式記録ヘッド及びインクジェット式
記録装置を提供することを課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明の第1の態様は、ノズル開口に連通する圧力発生室が
複数の隔壁によって画成される流路形成基板と、前記圧
力発生室の一部を構成する振動板を介して前記圧力発生
室に対応する領域に設けられて前記圧力発生室内に圧力
変化を生じさせる圧電素子とを具備するインクジェット
式記録ヘッドにおいて、前記圧力発生室のそれぞれは、
隣接する各圧力発生室の長手方向一端部の位置が長手方
向に異なるように配設され、前記長手方向一端部が突出
した圧力発生室の幅方向に隣接する領域には、前記流路
形成基板の厚さ方向の少なくとも一部を除去した空間部
が形成されていることを特徴とするインクジェット式記
録ヘッドにある。
【0011】かかる第1の態様では、空間部によって長
手方向一端部に突出した圧力発生室のコンプライアンス
が大きくなり、隣接する圧力発生室とのコンプライアン
スの差が比較的小さく抑えられる。したがって、ノズル
の位置に拘わらず、インク吐出特性が均一化される。
【0012】本発明の第2の態様は、第1の態様におい
て、前記空間部が、前記圧力発生室の深さと略同一の深
さを有することを特徴とするインクジェット式記録ヘッ
ドにある。
【0013】かかる第2の態様では、各圧力発生室のコ
ンプライアンスの差が確実に小さく抑えられる。
【0014】本発明の第3の態様は、第1又は2の態様
において、前記圧力発生室と前記空間部との間の隔壁の
厚さが、隣接する圧力発生室間の隔壁の厚さよりも薄い
ことを特徴とするインクジェット式記録ヘッドにある。
【0015】かかる第3の態様では、空間部によって長
手方向に突出した圧力発生室のコンプライアンスが確実
に大きくなり、隣接する圧力発生室とのコンプライアン
スの差が確実に抑えられる。
【0016】本発明の第4の態様は、第1〜3の何れか
の態様において、前記空間部が、前記並設された複数の
圧力発生室に対応する領域に亘って連続的に形成されて
いることを特徴とするインクジェット式記録ヘッドにあ
る。
【0017】かかる第4の態様では、空間部が突出した
圧力発生室の端部の周囲に亘って形成されるため、圧力
発生室のコンプライアンスが確実に大きくなる。
【0018】本発明の第5の態様は、第4の態様におい
て、前記空間部が、前記圧力発生室の長手方向端部の形
状に沿って形成されていることを特徴とするインクジェ
ット式記録ヘッドにある。
【0019】かかる第5の態様では、空間部と圧力発生
室との間の隔壁の厚さが均一になるため、コンプライア
ンスが確実に小さくなり、且つインク吐出特性も向上さ
れる。
【0020】本発明の第6の態様は、第4又は5の態様
において、複数の圧力発生室が並設された列が、前記圧
力発生室の長手方向に複数設けられ、前記空間部が、隣
接する列の圧力発生室にインクを供給するリザーバを兼
ねていることを特徴とするインクジェット式記録ヘッド
にある。
【0021】かかる第6の態様では、空間部がリザーバ
を兼ねるため流路形成基板を小さくして、ヘッドを小型
化することができる。
【0022】本発明の第7の態様は、第1〜3の何れか
の態様において、前記空間部が、前記圧力発生室の長手
方向に並設された他の圧力発生室であり、且つ各圧力発
生室に連通する前記ノズル開口が、前記圧力発生室の長
手方向で異なる位置に設けられていることを特徴とする
インクジェット式記録ヘッドにある。
【0023】かかる第7の態様では、ノズル開口が高密
度に形成できるため、印刷品質を向上することができ
る。
【0024】本発明の第8の態様は、第1〜7の何れか
の態様において、前記ノズル開口が前記圧力発生室の長
手方向一端部近傍に連通され、他端部には各圧力発生室
の共通インク室であるリザーバが連通されていることを
特徴とするインクジェット式記録ヘッドにある。
【0025】かかる第8の態様では、リザーバから各圧
力発生室に供給されたインクが、各ノズル開口から均一
な吐出特性で吐出される。
【0026】本発明の第9の態様は、第1〜8の何れか
の態様において、前記圧力発生室がシリコン単結晶基板
に異方性エッチングにより形成され、前記圧電素子の各
層が薄膜及びリソグラフィ法により形成されたものであ
ることを特徴とするインクジェット式記録ヘッドにあ
る。
【0027】かかる第9の態様では、高密度のノズル開
口を有するインクジェット式記録ヘッドを大量に且つ比
較的容易に製造することができる。
【0028】本発明の第10の態様は、第1〜9の何れ
かの態様のインクジェット式記録ヘッドを具備すること
を特徴とするインクジェット式記録装置にある。
【0029】かかる第10の態様では、ヘッドのインク
吐出特性を向上したインクジェット式記録装置を実現す
ることができる。
【0030】
【発明の実施の形態】以下に本発明を実施形態に基づい
て詳細に説明する。
【0031】(実施形態1)図1は、本発明の実施形態
1に係るインクジェット式記録ヘッドを示す分解斜視図
であり、図2は、図1の上面図及びそのA−A’断面図
であり、図3は、図2のB−B’断面図及びC−C’断
面図である。
【0032】図示するように、流路形成基板10は、本
実施形態では面方位(110)のシリコン単結晶基板か
らなる。流路形成基板10としては、通常、150〜3
00μm程度の厚さのものが用いられ、後に研磨等によ
り70〜100μm程度の厚さとする。これは、隣接す
る圧力発生室間の隔壁の剛性を保ちつつ、配列密度を高
くできるからである。
【0033】流路形成基板10の一方の面は開口面とな
り、他方の面には予め熱酸化により形成した二酸化シリ
コンからなる、厚さ1〜2μmの弾性膜50が形成され
ている。
【0034】この流路形成基板10には、シリコン単結
晶基板を異方性エッチングすることにより、複数の隔壁
11により区画された圧力発生室12が幅方向に並設さ
れ、その長手方向外側には、後述するリザーバ形成基板
30のリザーバ部31に連通して各圧力発生室12の共
通のインク室となるリザーバ100の一部を構成する連
通部13が形成され、各圧力発生室12の長手方向一端
部とそれぞれインク供給路14を介して連通されてい
る。
【0035】各圧力発生室12は、隣接する圧力発生室
12の長手方向他端部の位置が、長手方向で異なる位置
となるように並設されている。本実施形態では、流路形
成基板10に、長手方向他端部が所定の位置となるよう
に設けられた第1の圧力発生室12Aと、長手方向他端
部が第1の圧力発生室12Aの端部よりもリザーバ10
0から離れた位置となるように、すなわち、第1の圧力
発生室の端部よりも突出して設けられた第2の圧力発生
室12Bとが交互に並設されている。本実施形態では、
第1の圧力発生室12Aの長手方向他端部と第2の圧力
発生室12Bの長手方向他端部との距離が、例えば、約
250μmとなるように各圧力発生室12が並設されて
いる。また、これら第1及び第2の圧力発生室12A,
12Bのそれぞれの長手方向他端部近傍には、後述する
ノズルプレート20に穿設されたノズル開口21が連通
されている。すなわち、本実施形態では、ノズル開口2
1が圧力発生室12の並設方向で、いわゆる千鳥状とな
るように設けられている。
【0036】ここで、異方性エッチングは、シリコン単
結晶基板をKOH等のアルカリ溶液に浸漬すると、徐々
に侵食されて(110)面に垂直な第1の(111)面
と、この第1の(111)面と約70度の角度をなし且
つ上記(110)面と約35度の角度をなす第2の(1
11)面とが出現し、(110)面のエッチングレート
と比較して(111)面のエッチングレートが約1/1
80であるという性質を利用して行われるものである。
かかる異方性エッチングにより、二つの第1の(11
1)面と斜めの二つの第2の(111)面とで形成され
る平行四辺形状の深さ加工を基本として精密加工を行う
ことができ、圧力発生室12を高密度に配列することが
できる。
【0037】本実施形態では、各圧力発生室12の長辺
を第1の(111)面で、短辺を第2の(111)面で
形成している。この圧力発生室12は、流路形成基板1
0をほぼ貫通して弾性膜50に達するまでエッチングす
ることにより形成されている。ここで、弾性膜50は、
シリコン単結晶基板をエッチングするアルカリ溶液に侵
される量がきわめて小さい。また各圧力発生室12の一
端に連通する各インク供給路14は、圧力発生室12よ
り浅く形成されており、圧力発生室12に流入するイン
クの流路抵抗を一定に保持している。すなわち、インク
供給路14は、シリコン単結晶基板を厚さ方向に途中ま
でエッチング(ハーフエッチング)することにより形成
されている。なお、ハーフエッチングは、エッチング時
間の調整により行われる。
【0038】また、流路形成基板10には、第2の圧力
発生室12Bの幅方向に隣接する領域、すなわち、第1
の圧力発生室12Aの長手方向他端部の外側に、第2の
圧力発生室12Bの長手方向他端部近傍から第1の圧力
発生室12Aの長手方向他端部の外側まで、流路形成基
板10を厚さ方向に貫通して設けられた空間部であるダ
ミーの圧力発生室15が形成されている。このダミーの
圧力発生室15は、第1及び第2の圧力発生室12A及
び12Bと同様に、流路形成基板10を異方性エッチン
グすることにより形成されている。
【0039】このようなダミーの圧力発生室15を設け
ることにより、第1の圧力発生室12Aと第2の圧力発
生室12Bとのコンプライアンスの差が比較的小さく抑
えられるため、各圧力発生室12に連通するノズル開口
21から吐出されるインク吐出特性を均一化することが
できる。
【0040】また、このダミーの圧力発生室15と第2
の圧力発生室12Bとの間の隔壁11aは、第1の圧力
発生室12Aと第2の圧力発生室12Bとの間の隔壁1
1bよりも薄くなっていることが好ましい。これによ
り、より確実に第1の圧力発生室12Aと第2の圧力発
生室12Bとのコンプライアンスの差を小さく抑えるこ
とができる。
【0041】なお、ダミーの圧力発生室15の大きさ
は、特に限定されず、第1及び第2の圧力発生室12A
及び12Bの位置関係、すなわち、コンプライアンスの
差に応じて適宜決定すればよい。
【0042】また、流路形成基板10の開口面側には、
圧力発生室12の長手方向他端部、すなわち、インク供
給路14とは反対側の端部近傍で各圧力発生室12に連
通するノズル開口21が穿設されたノズルプレート20
が接着剤や熱溶着フィルム等を介して固着されている。
なお、ノズルプレート20は、厚さが例えば、0.1〜
1mmで、線膨張係数が300℃以下で、例えば2.5
〜4.5[×10-6/℃]であるガラスセラミックス、
又は不錆鋼などからなる。ノズルプレート20は、一方
の面で流路形成基板10の一面を全面的に覆い、シリコ
ン単結晶基板を衝撃や外力から保護する補強板の役目も
果たす。また、ノズルプレート20は、流路形成基板1
0と熱膨張係数が略同一の材料で形成するようにしても
よい。この場合には、流路形成基板10とノズルプレー
ト20との熱による変形が略同一となるため、熱硬化性
の接着剤等を用いて容易に接合することができる。
【0043】ここで、インク滴吐出圧力をインクに与え
る圧力発生室12の大きさと、インク滴を吐出するノズ
ル開口21の大きさとは、吐出するインク滴の量、吐出
スピード、吐出周波数に応じて最適化される。例えば、
1インチ当たり360個のインク滴を記録する場合、ノ
ズル開口21は数十μmの直径で精度よく形成する必要
がある。
【0044】一方、流路形成基板10に設けられた弾性
膜50の上には、厚さが例えば、約0.2μmの下電極
膜60と、厚さが例えば、約1μmの圧電体層70と、
厚さが例えば、約0.1μmの上電極膜80とが、後述
するプロセスで積層形成されて、圧電素子300を構成
している。ここで、圧電素子300は、下電極膜60、
圧電体層70、及び上電極膜80を含む部分をいう。一
般的には、圧電素子300の何れか一方の電極を共通電
極とし、他方の電極及び圧電体層70を各圧力発生室1
2毎にパターニングして構成する。そして、ここではパ
ターニングされた何れか一方の電極及び圧電体層70か
ら構成され、両電極への電圧の印加により圧電歪みが生
じる部分を圧電体能動部という。本実施形態では、下電
極膜60は圧電素子300の共通電極とし、上電極膜8
0を圧電素子300の個別電極としているが、駆動回路
や配線の都合でこれを逆にしても支障はない。何れの場
合においても、各圧力発生室毎に圧電体能動部が形成さ
れていることになる。また、ここでは、圧電素子300
と当該圧電素子300の駆動により変位が生じる振動板
とを合わせて圧電アクチュエータと称する。なお、上述
した例では、弾性膜50及び下電極膜60が振動板とし
て作用するが、下電極膜が弾性膜を兼ねるようにしても
よい。
【0045】また、圧電素子300の個別電極である上
電極膜80は、上電極膜80上から弾性膜50上まで延
設されたリード電極90を介して図示しない外部配線と
接続されている。
【0046】ここで、シリコン単結晶板からなる流路形
成基板10に圧力発生室12を形成する工程及び、この
圧力発生室に対応する領域に圧電素子300を形成する
プロセスを図4及び図5を参照しながら説明する。な
お、図4及び図5は、第1の圧力発生室12Aに対応す
る長手方向の断面図である。
【0047】まず、図4(a)に示すように、流路形成
基板10となるシリコン単結晶基板のウェハを約110
0℃の拡散炉で熱酸化して二酸化シリコンからなる弾性
膜50を形成する。なお、この弾性膜50の材質は、特
に限定されず、例えば、酸化ジルコニウム等であっても
よい。
【0048】次に、図4(b)に示すように、スパッタ
リングで下電極膜60を流路形成基板10の全面に亘っ
て形成すると共に所定形状にパターニングする。この下
電極膜60の材料としては、白金、イリジウム等が好適
である。これは、スパッタリング法やゾル−ゲル法で成
膜する後述の圧電体層70は、成膜後に大気雰囲気下又
は酸素雰囲気下で600〜1000℃程度の温度で焼成
して結晶化させる必要があるからである。すなわち、下
電極膜60の材料は、このような高温、酸化雰囲気下で
導電性を保持できなければならず、殊に、圧電体層70
としてチタン酸ジルコン酸鉛(PZT)を用いた場合に
は、酸化鉛の拡散による導電性の変化が少ないことが望
ましく、これらの理由から白金、イリジウムが好適であ
る。
【0049】次に、図4(c)に示すように、圧電体層
70を成膜する。例えば、本実施形態では、金属有機物
を触媒に溶解・分散したいわゆるゾルを塗布乾燥してゲ
ル化し、さらに高温で焼成することで金属酸化物からな
る圧電体層70を得る、いわゆるゾル−ゲル法を用いて
形成した。圧電体層70の材料としては、PZT系の材
料がインクジェット式記録ヘッドに使用する場合には好
適である。なお、この圧電体層70の成膜方法は、特に
限定されず、例えば、スパッタリング法又はMOD法
(有機金属熱塗布分解法)等のスピンコート法により成
膜してもよい。
【0050】さらに、ゾル−ゲル法又はスパッタリング
法もしくはMOD法等によりチタン酸ジルコン酸鉛の前
駆体膜を形成後、アルカリ水溶液中での高圧処理法にて
低温で結晶成長させる方法を用いてもよい。
【0051】次に、図4(d)に示すように、上電極膜
80を成膜する。上電極膜80は、導電性の高い材料で
あればよく、アルミニウム、金、ニッケル、白金等の多
くの金属や、導電性酸化物等を使用できる。本実施形態
では、白金をスパッタリングにより成膜している。
【0052】次いで、図5(a)に示すように、圧電体
層70及び上電極膜80のみをエッチングして圧電素子
300のパターニングを行う。
【0053】その後、図5(b)に示すように、リード
電極90を流路形成基板10の全面に亘って形成すると
共に、各圧電素子300毎にパターニングする。
【0054】以上が膜形成プロセスである。このように
して膜形成を行った後、図5(c)に示すように前述し
たアルカリ溶液によるシリコン単結晶基板の異方性エッ
チングを行い、圧力発生室12、連通部13、インク供
給路14及びダミーの圧力発生室15を形成する。
【0055】以上説明した一連の膜形成及び異方性エッ
チングは、一枚のウェハ上に多数のチップを同時に形成
し、プロセス終了後、図1に示すような一つのチップサ
イズの流路形成基板10毎に分割する。
【0056】また、このように圧力発生室12等が形成
された流路形成基板10の圧電素子300側には、流路
形成基板10の連通部13と共にリザーバ100を構成
するリザーバ部31を有するリザーバ形成基板30が接
合されている。このリザーバ部31は、本実施形態で
は、リザーバ形成基板30を厚さ方向に貫通して圧力発
生室12の幅方向に亘って形成されている。そして、流
路形成基板10の連通部13と、弾性膜50等を貫通し
て設けられる連通口51を介して連通されて各圧力発生
室12の共通のインク室となるリザーバ100を構成し
ている。
【0057】このリザーバ形成基板30としては、例え
ば、ガラス、セラミック材料等の流路形成基板10の熱
膨張率と略同一の材料を用いることが好ましく、本実施
形態では、流路形成基板10と同一材料のシリコン単結
晶基板を用いて形成した。これにより、上述のノズルプ
レート20の場合と同様に、両者を熱硬化性の接着剤を
用いた高温での接着であっても両者を確実に接着するこ
とができる。したがって、製造工程を簡略化することが
できる。
【0058】さらに、このリザーバ形成基板30には、
封止膜41及び固定板42とからなるコンプライアンス
基板40が接合されている。ここで、封止膜41は、剛
性が低く可撓性を有する材料(例えば、厚さが6μmの
ポリフェニレンスルフィド(PPS)フィルム)からな
り、この封止膜41によってリザーバ部31の一方面が
封止されている。また、固定板42は、金属等の硬質の
材料(例えば、厚さが30μmのステンレス鋼(SU
S)等)で形成される。この固定板42のリザーバ10
0に対向する領域は、厚さ方向に完全に除去された開口
部43となっているため、リザーバ100の一方面は可
撓性を有する封止膜41のみで封止され、内部圧力の変
化によって変形可能な可撓部32となっている。
【0059】また、このリザーバ100の長手方向略中
央部外側のコンプライアンス基板40上には、リザーバ
100にインクを供給するためのインク導入口35が形
成されている。さらに、リザーバ形成基板30には、イ
ンク導入口35とリザーバ100の側壁とを連通するイ
ンク導入路36が設けられている。
【0060】一方、リザーバ形成基板30の圧電素子3
00に対向する領域には、圧電素子300の運動を阻害
しない程度の空間を確保した状態で、その空間を密封可
能な圧電素子保持部33が設けられ、圧電素子300が
この圧電素子保持部33内に密封されている。なお、本
実施形態では、圧電素子保持部33は幅方向に並設され
た複数の圧電素子300を覆う大きさで形成されてい
る。
【0061】なお、このような本実施形態のインクジェ
ット式記録ヘッドは、図示しない外部インク供給手段と
接続したインク導入口35からインクを取り込み、リザ
ーバ100からノズル開口21に至るまで内部をインク
で満たした後、図示しない外部の駆動回路からの記録信
号に従い、圧力発生室12に対応するそれぞれの下電極
膜60と上電極膜80との間に電圧を印加し、弾性膜5
0、下電極膜60及び圧電体層70をたわみ変形させる
ことにより、各圧力発生室12内の圧力が高まりノズル
開口21からインク滴が吐出する。
【0062】以上説明したように、本実施形態では、流
路形成基板10に、長手方向の端部の位置が異なる第1
及び第2の圧力発生室12A及び12Bを並設し、第1
の圧力発生室12Aの長手方向端部の外側にダミーの圧
力発生室15を設けるようにした。これにより、隣接す
る第2の圧力発生室12Bと第1の圧力発生室12Aと
のコンプライアンスの差が比較的小さく抑えられ、第1
及び第2の圧力発生室12A及び12Bのインク吐出特
性を均一化することができる。
【0063】ここで、上述のようにダミーの圧力発生室
15を形成した場合(実施例)の第1及び第2の圧力発
生室12A,12Bのインク吐出特性をそれぞれ測定
し、ダミーの圧力発生室15を形成しない以外は同様の
構造のもの(比較例)と比較した。この結果を表1に示
す。なお、本試験では、第1の圧力発生室12Aの長手
方向端部と第2の圧力発生室12Bの長手方向端部の間
の距離が、141.1μm,282.2μmの2種類の
ものについて試験を行った。
【0064】
【表1】
【0065】表1の結果からも明らかなように、本実施
例であるダミーの圧力発生室15を設けた場合には、第
1の圧力発生室12Aと第2の圧力発生室12Bとのイ
ンク吐出特性が、略均一化されていることが分かる。
【0066】一方、比較例であるダミーの圧力発生室を
設けていない場合には、表1に示すように、第2の圧力
発生室12Bのインク量及びインク速度は、第1の圧力
発生室12Aよりも明らかに多くなっていることが分か
る。すなわち、第1の圧力発生室12Aと第2の圧力発
生室12Bとのインク吐出特性に比較的大きな差が生
じ、印刷ムラ等が発生してしまうことになる。
【0067】このように、本実施形態の構成では、圧力
発生室の位置関係に拘わらずインク吐出特性を均一化す
ることができ、ノズル開口を比較的自由に配列すること
ができる。また、既存のノズル製造技術を用いて、ヘッ
ドの高密度化及び小型化を図ることができる。
【0068】なお、本実施形態では、流路形成基板10
の第1の圧力発生室12Aの長手方向端部の外側に対応
する領域のみに、個別のダミーの圧力発生室15を設け
るようにしたが、これに限定されず、例えば、図6
(a)に示すように、圧力発生室12の並設方法に亘っ
て連続する空間部(ダミーの圧力発生室)15Aを形成
するようにしてもよい。この場合には、空間部15Aを
第2の圧力発生室12Bの端部の形状に沿って形成する
のが好ましい。これにより、第2の圧力発生室12Bの
コンプライアンスを確実に小さく抑えることができ、第
1及び第2の圧力発生室12A及び12Bのコンプライ
アンスの差をより確実に小さく抑えることができる。
【0069】さらに、図6(b)に示すように、空間部
15Bが、第1及び第2の圧力発生室12A及び12B
の長手方向に隣接される他の圧力発生室12C及び12
Dにインクを供給するリザーバを兼ねるようにしてもよ
い。何れにしても、このような空間部(ダミーの圧力発
生室)は、第2の圧力発生室12Bのコンプライアンス
を調整できればよい。
【0070】(実施形態2)図7は、実施形態2に係る
インクジェット式記録ヘッドの上面図である。
【0071】本実施形態は、図7に示すように、ダミー
の圧力発生室15を設ける替わりに、第1の圧力発生室
12A及び12Bとは、連通しない圧力発生室12E及
び12Fの列を、各圧力発生室12のノズル開口21側
端部が対向するように配設した以外、実施形態1と同様
である。
【0072】このような本実施形態の構成では、実施形
態1と同様に、各圧力発生室12のインク吐出特性の均
一化を図ることができると共に、ノズル開口21をより
高密度に配設することができ、印刷品質を向上すること
ができる。
【0073】(他の実施形態)以上、本発明の各実施形
態を説明したが、インクジェット式記録ヘッドの基本的
構成は上述したものに限定されるものではない。
【0074】例えば、上述の実施形態では、成膜及びリ
ソグラフィプロセスを応用して製造される薄膜型のイン
クジェット式記録ヘッドを例にしたが、勿論これに限定
されるものではなく、例えば、グリーンシートを貼付す
る等の方法により形成される厚膜型のインクジェット式
記録ヘッドにも本発明を採用することができる。
【0075】また、これら各実施形態のインクジェット
式記録ヘッドは、インクカートリッジ等と連通するイン
ク流路を具備する記録ヘッドユニットの一部を構成し
て、インクジェット式記録装置に搭載される。図8は、
そのインクジェット式記録装置の一例を示す概略図であ
る。
【0076】図8に示すように、インクジェット式記録
ヘッドを有する記録ヘッドユニット1A及び1Bは、イ
ンク供給手段を構成するカートリッジ2A及び2Bが着
脱可能に設けられ、この記録ヘッドユニット1A及び1
Bを搭載したキャリッジ3は、装置本体4に取り付けら
れたキャリッジ軸5に軸方向移動自在に設けられてい
る。この記録ヘッドユニット1A及び1Bは、例えば、
それぞれブラックインク組成物及びカラーインク組成物
を吐出するものとしている。
【0077】そして、駆動モータ6の駆動力が図示しな
い複数の歯車およびタイミングベルト7を介してキャリ
ッジ3に伝達されることで、記録ヘッドユニット1A及
び1Bを搭載したキャリッジ3はキャリッジ軸5に沿っ
て移動される。一方、装置本体4にはキャリッジ軸5に
沿ってプラテン8が設けられており、図示しない給紙ロ
ーラなどにより給紙された紙等の記録媒体である記録シ
ートSがプラテン8に巻き掛けられて搬送されるように
なっている。
【0078】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、流路
形成基板に、隣接する各圧力発生室の長手方向一端部の
位置が長手方向に異なるように設けると共に、長手方向
一端部が突出する圧力発生室の幅方向に隣接する領域に
空間部を設けるようにしたので、各圧力発生室のコンプ
ライアンスの差を比較的小さく抑えることができ、各圧
力発生室のインク吐出特性を均一化することができる。
【0079】また、圧力発生室の位置関係に拘わらずイ
ンク吐出特性を均一化できるので、ノズル開口を高密度
に配設することができ、ヘッドを小型化することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1に係るインクジェット式記
録ヘッドの概略を示す斜視図である。
【図2】本発明の実施形態1に係るインクジェット式記
録ヘッドの上面図及び断面図である。
【図3】本発明の実施形態1に係るインクジェット式記
録ヘッドの断面図である。
【図4】本発明の実施形態1に係るインクジェット式記
録ヘッドの製造工程を示す断面図である。
【図5】本発明の実施形態1に係るインクジェット式記
録ヘッドの製造工程を示す断面図である。
【図6】本発明の実施形態1に係るインクジェット式記
録ヘッドの他の例を示す上面図である。
【図7】本発明の実施形態2に係るインクジェット式記
録ヘッドを示す上面図である。
【図8】本発明の一実施形態に係るインクジェット式記
録装置の概略図である。
【符号の説明】
10 流路形成基板 11 隔壁 12 圧力発生室 13 連通部 14 インク供給路 15 ダミーの圧力発生室(空間部) 20 ノズルプレート 30 リザーバ形成基板 40 コンプライアンス基板 50 弾性膜 60 下電極膜 70 圧電体層 80 上電極膜 300 圧電素子

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ノズル開口に連通する圧力発生室が複数
    の隔壁によって画成される流路形成基板と、前記圧力発
    生室の一部を構成する振動板を介して前記圧力発生室に
    対応する領域に設けられて前記圧力発生室内に圧力変化
    を生じさせる圧電素子とを具備するインクジェット式記
    録ヘッドにおいて、 前記圧力発生室のそれぞれは、隣接する各圧力発生室の
    長手方向一端部の位置が長手方向に異なるように配設さ
    れ、前記長手方向一端部が突出した圧力発生室の幅方向
    に隣接する領域には、前記流路形成基板の厚さ方向の少
    なくとも一部を除去した空間部が形成されていることを
    特徴とするインクジェット式記録ヘッド。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記空間部が、前記
    圧力発生室の深さと略同一の深さを有することを特徴と
    するインクジェット式記録ヘッド。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において、前記圧力発生
    室と前記空間部との間の隔壁の厚さが、隣接する圧力発
    生室間の隔壁の厚さよりも薄いことを特徴とするインク
    ジェット式記録ヘッド。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3の何れかにおいて、前記空
    間部が、前記並設された複数の圧力発生室に対応する領
    域に亘って連続的に形成されていることを特徴とするイ
    ンクジェット式記録ヘッド。
  5. 【請求項5】 請求項4において、前記空間部が、前記
    圧力発生室の長手方向端部の形状に沿って形成されてい
    ることを特徴とするインクジェット式記録ヘッド。
  6. 【請求項6】 請求項4又は5において、複数の圧力発
    生室が並設された列が、前記圧力発生室の長手方向に複
    数設けられ、前記空間部が、隣接する列の圧力発生室に
    インクを供給するリザーバを兼ねていることを特徴とす
    るインクジェット式記録ヘッド。
  7. 【請求項7】 請求項1〜3の何れかにおいて、前記空
    間部が、前記圧力発生室の長手方向に並設された他の圧
    力発生室であり、且つ各圧力発生室に連通する前記ノズ
    ル開口が、前記圧力発生室の長手方向で異なる位置に設
    けられていることを特徴とするインクジェット式記録ヘ
    ッド。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7の何れかにおいて、前記ノ
    ズル開口が前記圧力発生室の長手方向一端部近傍に連通
    され、他端部には各圧力発生室の共通インク室であるリ
    ザーバが連通されていることを特徴とするインクジェッ
    ト式記録ヘッド。
  9. 【請求項9】 請求項1〜8の何れかにおいて、前記圧
    力発生室がシリコン単結晶基板に異方性エッチングによ
    り形成され、前記圧電素子の各層が薄膜及びリソグラフ
    ィ法により形成されたものであることを特徴とするイン
    クジェット式記録ヘッド。
  10. 【請求項10】 請求項1〜9の何れかのインクジェッ
    ト式記録ヘッドを具備することを特徴とするインクジェ
    ット式記録装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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