JP2002086265A - 鋳片のスカーフ装置 - Google Patents

鋳片のスカーフ装置

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JP2002086265A
JP2002086265A JP2000279833A JP2000279833A JP2002086265A JP 2002086265 A JP2002086265 A JP 2002086265A JP 2000279833 A JP2000279833 A JP 2000279833A JP 2000279833 A JP2000279833 A JP 2000279833A JP 2002086265 A JP2002086265 A JP 2002086265A
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JP
Japan
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slab
scarf
unit
tapered
roller
Prior art date
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Pending
Application number
JP2000279833A
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English (en)
Inventor
Masatsugu Kuroki
雅嗣 黒木
Hidenori Nishikawa
秀則 西川
Toshiaki Kawase
敏昭 川瀬
Yoichi Yamaguchi
洋一 山口
Toshiharu Ichiyama
敏治 一山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Speng Co Ltd
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Speng Co Ltd
Nippon Steel Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 鋳造時のモールド幅可変などにより発生した
テーパースラブをスカーフすることができるスカーフ装
置を提供する。 【解決手段】 スラブ短片を溶削するためのスカーフユ
ニットに対し、テーパースラブ1の形状に対応した構造
にし、且つスラブ短片に追従するためのローラー10を
配置してスラブ短片の動きに追従する構造とすることで
テーパースラブ1をスカーフすることができる装置であ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鋳造時のモールド
幅可変などにより発生した鋳片幅あるいは厚み方向が暫
時変化し、テーパー部を有した鋳片に対し、効率的にス
カーフを実施する鋳片のスカーフ装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】連続鋳造において製造されたスラブには
割れ、介在物といった表面欠陥が発生することから、表
面欠陥が発生しやすいスラブや品質厳格材への対策とし
てスラブなどの鋳片表面を溶削するスカーフ装置があ
る。例えば特開平7−251265号公報などのように
割れ感受性の高いスラブに対してはスラブの物性等から
スカーフの処理温度を規定して処理している方法なども
ある。
【0003】しかしながら、例えば、連続鋳造では要求
される成品幅に応じて鋳造中にもモールドの鋳造幅を変
えるモールド幅可変を適用するため、1スラブの内でス
ラブ長さ方向に幅が異なるスラブが発生することが頻繁
にある。このような場合には、1枚のスラブ内でテーパ
ー部をはさんで幅が異なるスラブ(以下、テーパースラ
ブと称す)が発生する。
【0004】スカーフ装置は通常、鋳片の短片側および
長片側の4面をスカーフユニットで囲う構造となってお
り、且つ、固定式であるため、一度セットすると、従来
はスカーフ装置の構造上、スラブ内の幅差がある一定以
上、例えば100mm以上あるスラブについてはスカー
フすることが出来なかった。このため、スラブ内の幅差
が100mm以上あるスラブについては、先にテーパー
部及び幅広部の幅両端を切断してスラブ内の幅差を10
0mm未満としてからスカーフ処理をする必要があり、
スラブ物流、及び高温出片化を阻害する要因となってい
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記の如くスラブ内の
幅差の大きいスラブを直接スカーフ処理するためには、
幅方向を例にとると、テーパースラブを処理する時にス
カーフ装置の短片側スカーフユニット(側面ユニット)
とスラブが接触しないことが必要である。また、安定し
て精度良くスカーフを実施するために、テーパースラブ
の形状に追従して短片側のスカーフユニットが移動可能
であれば良い。
【0006】本発明は、これらの課題を解決するために
なされたものであり、スカーフユニットがテーパースラ
ブに対して衝突しない形状とし、且つ、テーパースラブ
の形状変化にスカーフユニットが追従する鋳片のスカー
フ装置を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、鋳片の表面を
溶削(以下、スカーフと称す)するスカーフ装置におい
て、鋳片短片側のスカーフユニットが、スカーフ時に鋳
片の幅の変化に応じて追従可能な機構としたことを特徴
とする鋳片のスカーフ装置。鋳片の表面をスカーフする
スカーフ装置において、鋳片長片側のスカーフユニット
が、スカーフ時の鋳片の厚みの変化に応じて追従可能な
機構としたことを特徴とする鋳片のスカーフ装置。前記
鋳片の幅あるいは厚みの変化に応じてスカーフユニット
が追従する機構が、当該スカーフユニットの鋳片に面し
た側にローラーを設け、スカーフ時に当該ローラーが鋳
片に接することによることを特徴とする前記の鋳片のス
カーフ装置。および、前記ローラー冷却用の水あるい
は、ガスを吹き付けるノズルを有したことを特徴とする
前記の鋳片のスカーフ装置。である。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一例を図面によっ
て説明する。図1はテーパースラブを上から見た模式図
である。スラブ1において角度θのテーパーをもつテー
パー部2があり、その両側にそれぞれ幅狭部20、幅広
部21がある。このようなスラブをテーパースラブ1と
呼んでいる。
【0009】図2はスカーフ装置をスラブのC断面側よ
り見た概要図である。スカーフユニットは、上部ユニッ
ト3、下部ユニット5、側面ユニット7に分類できる。
スラブ1に対して上面に配置されているのがスカーフ装
置の上部ユニット3でありその上方に当該ユニットをス
ラブ幅方向に動かすマニホールド4がある。下面側につ
いてはスラブ1の下方に配置されているのが下部ユニッ
ト5であり、その下方に上面と同じく下部ユニット5用
のマニホールド6がある。一方、スラブの短片方向(図
2では左右方向)に配置されているのが側面ユニット7
であり、これがテーパースラブ1に追従して動くことが
できる機能を有している。
【0010】図3は側面ユニット7を上部より見た詳細
図であり、スラブを溶削するための予熱ブロック8を保
有し、スラブ搬送方向に対してその後面にシュー9とロ
ーラー10がある。スラブに面する側において、シュー
9とローラー10との間の段差は、テーパースラブ1の
テーパー角度θを吸収できるクリアランスを側面ユニッ
ト7とスラブ1との間に確保するために必要な値を確保
する。これにより、テーパー部においてスラブ1と側面
ユニット7が衝突することなくスカーフ処理ができるよ
うにしている。また、ローラー10がスラブに接してい
るので、スカーフを受けながらスラブが移動してスカー
フユニットに対面する鋳片幅が変化しても、それに応じ
てスカーフユニット位置が追従する機構としている。
【0011】なお、この時、ユニット〜スラブ間のクリ
アランスができるので、酸素が逆流してシュー9、ロー
ラー10などが焼損する現象が見られ、特にローラーボ
ルトが焼損すると、装置の動きが不安定となる問題が見
られた。この対策として、ローラーなどに、冷却用の水
あるいはガスを吹きつけるノズルを設置すると効果的で
ある。
【0012】スカーフユニットとスラブとの接触部につ
いては、上記のようにローラー10を用いるかわりにス
キッドを用いて、スラブ表面を摺動させることもでき
る。しかし、スキッドではテーパー部2における追従性
が十分ではなく、テーパー部の角度θが大きい場合には
シュー9とスラブとが接触して摺動不可能となる場合が
ある。従って、スカーフユニットとスラブとの接触部の
機構としてはローラー10の採用が好ましい。
【0013】図2において、左側の側面ユニット7は上
部マニホールド4に連結され、右側の側面ユニット7は
下部マニホールド6に連結されている。上部マニホール
ド4、下部マニホールド6は、それぞれエアシリンダ1
1、12によって左右に移動可能である。スカーフ時に
おいて、エアシリンダ11、12を作動させて左右の側
面ユニット7をスラブ1の短辺に押し付ける。側面ユニ
ット7のローラー10がスラブ1の短辺に接触して上部
マニホールド4及び下部マニホールド6の位置が決定す
る。例えばスカーフ開始部に幅狭部20を有するテーパ
ースラブ1のスカーフ時において、スカーフユニットが
スラブテーパー部2にさしかかると、スラブ幅の増大に
伴って側面ユニット7のローラー10がスラブに押さ
れ、これにエアシリンダ11、12が追従し、上部マニ
ホールド4及び下部マニホールド6の位置が変化する。
これにより、テーパースラブ1のテーパー部2において
も、上面、下面、側面のスカーフユニットは常に最適な
位置を確保することができ、テーパースラブ1のスカー
フを行うことができる。
【0014】以上、本発明を鋳片幅方向の変化に応じて
追従する機構について説明したが、鋳片の厚み方向の変
化に応じて追従する機構についても全く同様に本発明を
適用できる。
【0015】
【発明の効果】本発明のテーパースラブ用のスカーフ装
置により、テーパースラブの幅切断を実施することなく
スカーフ処理が実施でき、スラブ物流阻害要因の排除、
並びに直送化による高温出片化が可能となり省力化、及
びスラブ歩留まりの向上に顕著な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】テーパースラブの模式図である。
【図2】スカーフ装置をスラブC断面側から見た概要図
である。
【図3】短片側ユニットの詳細図である。
【符号の説明】
1 テーパースラブ 2 スラブテーパー部 θ テーパー部の角度 3 上部ユニット 4 上部マニホールド 5 下部ユニット 6 下部マニホールド 7 側面ユニット 8 予熱ブロック 9 シュー 10 ローラー 11、12 エアシリンダ 20 幅狭部 21 幅広部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西川 秀則 君津市君津1番地 新日本製鐵株式会社君 津製鐵所内 (72)発明者 川瀬 敏昭 君津市君津1番地 新日本製鐵株式会社君 津製鐵所内 (72)発明者 山口 洋一 東京都台東区台東4丁目29番5号 日本ス ピング株式会社内 (72)発明者 一山 敏治 東京都台東区台東4丁目29番5号 日本ス ピング株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鋳片の表面を溶削(以下、スカーフと称
    す)するスカーフ装置において、鋳片短片側のスカーフ
    ユニットが、スカーフ時に鋳片の幅の変化に応じて追従
    可能な機構としたことを特徴とする鋳片のスカーフ装
    置。
  2. 【請求項2】 鋳片の表面をスカーフするスカーフ装置
    において、鋳片長片側のスカーフユニットが、スカーフ
    時の鋳片の厚みの変化に応じて追従可能な機構としたこ
    とを特徴とする鋳片のスカーフ装置。
  3. 【請求項3】 前記鋳片の幅あるいは厚みの変化に応じ
    てスカーフユニットが追従する機構が、当該スカーフユ
    ニットの鋳片に面した側にローラーを設け、スカーフ時
    に当該ローラーが鋳片に接することによることを特徴と
    する請求項1又は2記載の鋳片のスカーフ装置。
  4. 【請求項4】 前記ローラー冷却用の水あるいは、ガス
    を吹き付けるノズルを有したことを特徴とする請求項3
    記載の鋳片のスカーフ装置。
JP2000279833A 2000-09-14 2000-09-14 鋳片のスカーフ装置 Pending JP2002086265A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101448602B1 (ko) * 2012-12-28 2014-10-08 주식회사 포스코 주편 스카핑 장치
JP2017013131A (ja) * 2015-06-30 2017-01-19 ポスコPosco スカーフィング装置

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KR101448602B1 (ko) * 2012-12-28 2014-10-08 주식회사 포스코 주편 스카핑 장치
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