JP2002085932A - 燃焼ガス排ガスの間接水冷却法 - Google Patents
燃焼ガス排ガスの間接水冷却法Info
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- JP2002085932A JP2002085932A JP2000323337A JP2000323337A JP2002085932A JP 2002085932 A JP2002085932 A JP 2002085932A JP 2000323337 A JP2000323337 A JP 2000323337A JP 2000323337 A JP2000323337 A JP 2000323337A JP 2002085932 A JP2002085932 A JP 2002085932A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 この従来の技術では、直接冷却方式において
は排ガス中に直接に水を噴霧するため排ガス中のダスト
やダイオキシンと混合されて水が汚れてしまい、この汚
水を処理しなければならないし、排ガス中に散水された
水を気化するため、蒸気となって排ガス量を増加させ
て、大気に放散されるという重大な問題があった。ま
た、排ガス中に水を直接散水することによって、塩酸や
硫酸などが発生しやすく、その後工程の管や板などの設
備を腐食するという重大な問題があった。 【解決手段】本発明では、ストーカー炉、流動床炉、直
接溶融炉、ガス化溶融炉、アーク炉、プラズマ炉、シャ
フト炉等から排出される燃焼ガスや排ガスを通す管の外
側に管を設ける、すなわち２重の管とし、内側を通過す
るガスの管を外側より水や冷却溶液などの媒体を用いて
間接的に冷却し、冷却塔および減温塔の内部の排ガスの
流れを制御することによって上記課題を解決する。
は排ガス中に直接に水を噴霧するため排ガス中のダスト
やダイオキシンと混合されて水が汚れてしまい、この汚
水を処理しなければならないし、排ガス中に散水された
水を気化するため、蒸気となって排ガス量を増加させ
て、大気に放散されるという重大な問題があった。ま
た、排ガス中に水を直接散水することによって、塩酸や
硫酸などが発生しやすく、その後工程の管や板などの設
備を腐食するという重大な問題があった。 【解決手段】本発明では、ストーカー炉、流動床炉、直
接溶融炉、ガス化溶融炉、アーク炉、プラズマ炉、シャ
フト炉等から排出される燃焼ガスや排ガスを通す管の外
側に管を設ける、すなわち２重の管とし、内側を通過す
るガスの管を外側より水や冷却溶液などの媒体を用いて
間接的に冷却し、冷却塔および減温塔の内部の排ガスの
流れを制御することによって上記課題を解決する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般ごみや産業廃
棄物を焼却あるいは溶融する炉から排出する高温の排ガ
スあるいは燃焼ガスの冷却及び煤塵の集塵に関するもの
である。
棄物を焼却あるいは溶融する炉から排出する高温の排ガ
スあるいは燃焼ガスの冷却及び煤塵の集塵に関するもの
である。
【０００２】
【従来の技術】従来は減温塔あるいは冷却塔と称し、水
の蒸発潜熱を利用して直接水を排ガスあるいは燃焼ガス
に噴霧する方法、又は冷却水や冷却溶液や冷却ガスなど
の媒体を利用して排ガスを間接的に冷却していた。
の蒸発潜熱を利用して直接水を排ガスあるいは燃焼ガス
に噴霧する方法、又は冷却水や冷却溶液や冷却ガスなど
の媒体を利用して排ガスを間接的に冷却していた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】従来技術において、直
接冷却方式では直接水を排ガスに噴霧するため排ガス中
のダストやダイオキシンと混合されて水が汚れてしま
い、この汚水を処理しなければならないという重大な問
題があった。
接冷却方式では直接水を排ガスに噴霧するため排ガス中
のダストやダイオキシンと混合されて水が汚れてしま
い、この汚水を処理しなければならないという重大な問
題があった。
【０００４】また、排ガス中に散水された水を気化する
ため、蒸気となって排ガス量を増加させて、大気に放散
されるという重大な問題があった。
ため、蒸気となって排ガス量を増加させて、大気に放散
されるという重大な問題があった。
【０００５】また、排ガス中に水を直接散水することに
よって、塩酸や硫酸などが発生しやすく、その後工程の
管や板などの設備を腐食するという重大な問題があっ
た。
よって、塩酸や硫酸などが発生しやすく、その後工程の
管や板などの設備を腐食するという重大な問題があっ
た。
【０００６】従来方法は、この塩酸などによる設備の腐
蝕する事故を防止するために、排ガスの出口温度を１５
０℃から２００℃くらいに保持しなければならないとい
う重大な欠点があった。
蝕する事故を防止するために、排ガスの出口温度を１５
０℃から２００℃くらいに保持しなければならないとい
う重大な欠点があった。
【０００７】
【発明が解決しようとする手段】本発明では、ストーカ
ー炉、流動床炉、直接溶融炉、ガス化溶融炉、アーク
炉、プラズマ炉、シャフト炉等から排出される燃焼ガス
や排ガスを通す管の外側に管を設ける、すなわち２重の
管とし、内側を通過するガスの管を外側より水や冷却溶
液あるいは冷却ガスなどの媒体を用いて間接的に冷却
し、冷却塔および減温塔の内部の排ガスの流れを制御す
ることで、冷却効果を大幅に向上させ、上記課題を解決
する。
ー炉、流動床炉、直接溶融炉、ガス化溶融炉、アーク
炉、プラズマ炉、シャフト炉等から排出される燃焼ガス
や排ガスを通す管の外側に管を設ける、すなわち２重の
管とし、内側を通過するガスの管を外側より水や冷却溶
液あるいは冷却ガスなどの媒体を用いて間接的に冷却
し、冷却塔および減温塔の内部の排ガスの流れを制御す
ることで、冷却効果を大幅に向上させ、上記課題を解決
する。
【０００８】
【実施の形態】本発明は間接冷却塔において、図２のよ
うに冷却前の高温燃焼ガスや排ガスの入口のガス流れ
が、冷却塔や減温塔の内径の接線と平行になるように導
入させる高温排ガス管の入口を取り付ける。これによっ
て、導入された高温の燃焼ガスや排ガスは塔の内面に直
接衝突し、内面の外側の冷却媒体の冷却効果を強く受
け、冷却効果が画期的に向上する。
うに冷却前の高温燃焼ガスや排ガスの入口のガス流れ
が、冷却塔や減温塔の内径の接線と平行になるように導
入させる高温排ガス管の入口を取り付ける。これによっ
て、導入された高温の燃焼ガスや排ガスは塔の内面に直
接衝突し、内面の外側の冷却媒体の冷却効果を強く受
け、冷却効果が画期的に向上する。
【０００９】また図３のように、冷却後の低温排ガスの
出口のガス流れが、冷却塔や減温塔の内径の接線と平行
になるように排出する低温排ガス管の出口を取り付け
る。
出口のガス流れが、冷却塔や減温塔の内径の接線と平行
になるように排出する低温排ガス管の出口を取り付け
る。
【００１０】また、冷却前の高温排ガスに対し、冷却後
の低温排ガスを１８０度反対側に流出させるために、図
４のように冷却塔および減温塔の高温排ガスの入口と低
温排ガスの出口を１８０度反対に取り付ける。これによ
って塔に導入された燃焼ガスや排ガスは、塔の内面に強
く衝突しながら外側からの冷却媒体の冷却効果を受け、
螺旋状に旋回して排出口に流出し、冷却効果が大幅に向
上される。
の低温排ガスを１８０度反対側に流出させるために、図
４のように冷却塔および減温塔の高温排ガスの入口と低
温排ガスの出口を１８０度反対に取り付ける。これによ
って塔に導入された燃焼ガスや排ガスは、塔の内面に強
く衝突しながら外側からの冷却媒体の冷却効果を受け、
螺旋状に旋回して排出口に流出し、冷却効果が大幅に向
上される。
【００１１】また、高温排ガスを導入する導入高温排ガ
ス管の径と較べて、冷却後流出する低温排ガス管の径を
小さくし、燃焼ガスや排ガスが冷却塔や減温塔の内面を
流れるガスの流速を一定に保つという効果がある。
ス管の径と較べて、冷却後流出する低温排ガス管の径を
小さくし、燃焼ガスや排ガスが冷却塔や減温塔の内面を
流れるガスの流速を一定に保つという効果がある。
【００１２】
【発明の効果】表１に従来法と本発明による冷却の効果
を示す。従来法に較べて冷却効果が大幅に改善された。
を示す。従来法に較べて冷却効果が大幅に改善された。
【００１３】また、本発明の冷却が１５０℃以下となる
ためにダイオキシンの濃度も、表２に示すごとく大幅に
低下し、環境改善に画期的な効果を示した。
ためにダイオキシンの濃度も、表２に示すごとく大幅に
低下し、環境改善に画期的な効果を示した。
【００１４】
【図１】間接冷却塔内のガス流れ図
【図２】高温排ガス入口及び低温排ガス出口の取り付け
図
図
【図３】冷却塔上部ガス流れ図
【図４】冷却塔下部ガス流れ図
１ 間接冷却装置 ２ クーリングタワー等への循環水の流れ ３ 排ガスあるいは燃焼ガス流れ ４ 内管 ５ 外管 ６ クーリングタワー等からの循環水の流れ ７ ホッパー ８ 高温排ガス入口 ９ 低温排ガス出口
Claims (6)
- 【請求項１】 一般ごみや産業廃棄物を焼却するストー
カー炉、流動床炉や電気炉等の焼却炉あるいは一般ごみ
や産業廃棄物を溶融するという直接溶融炉やガス化溶融
炉やアーク炉やプラズマ炉やシャフト炉などの、いわゆ
る廃棄物を処理する炉から発生する燃焼ガスや排ガスの
冷却塔および減温塔において、冷却前の高温排ガスの導
入口に対し、冷却後の低温排ガスの排出口を１８０度反
対側に流出させる冷却塔、減温塔システム。 - 【請求項２】 一般ごみや産業廃棄物を焼却するストー
カー炉、流動床炉や電気炉等の焼却炉あるいは一般ごみ
や産業廃棄物を溶融するという直接溶融炉やガス化溶融
炉やアーク炉やプラズマ炉やシャフト炉などの、いわゆ
る廃棄物を処理する炉から発生する燃焼ガスや排ガスの
冷却塔および減温塔において、冷却前の高温排ガスの入
口のガス流れもしくはその導入管が、冷却塔や減温塔の
内径の接線と平行になるように導入する、高温ガス導入
法。 - 【請求項３】 一般ごみや産業廃棄物を焼却するストー
カー炉、流動床炉や電気炉等の焼却炉あるいは一般ごみ
や産業廃棄物を溶融するという直接溶融炉やガス化溶融
炉やアーク炉やプラズマ炉やシャフト炉などの、いわゆ
る廃棄物を処理する炉から発生する燃焼ガスや排ガスの
冷却塔および減温塔において、冷却後の低温排ガスの出
口のガス流れもしくはその排出管の軸が冷却塔や減温塔
の内径の接線と平行になるように排出する、低温ガス排
出法。 - 【請求項４】 一般ごみや産業廃棄物を焼却するストー
カー炉、流動床炉や電気炉等の焼却炉あるいは一般ごみ
や産業廃棄物を溶融するという直接溶融炉やガス化溶融
炉やアーク炉やプラズマ炉やシャフト炉などの、いわゆ
る廃棄物を処理する炉から発生する燃焼ガスや排ガスの
冷却塔および減温塔において、高温排ガスを導入する導
入高温排ガス管の径と較べて、冷却後流出する低温排ガ
ス管の径を小さくする方法。 - 【請求項５】 請求項１並びに請求項２並びに請求項３
並びに請求項４を用いて、冷却塔並びに減温塔を２基以
上の複数基を並べて成る冷却法。 - 【請求項６】 請求項１並びに請求項２並びに請求項３
並びに請求項４並びに請求項５を用いて、冷却塔あるい
は減温塔の出口の排ガス温度を１５０℃以下にコントロ
ールする方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000323337A JP2002085932A (ja) | 2000-09-16 | 2000-09-16 | 燃焼ガス排ガスの間接水冷却法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000323337A JP2002085932A (ja) | 2000-09-16 | 2000-09-16 | 燃焼ガス排ガスの間接水冷却法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002085932A true JP2002085932A (ja) | 2002-03-26 |
Family
ID=18801026
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000323337A Pending JP2002085932A (ja) | 2000-09-16 | 2000-09-16 | 燃焼ガス排ガスの間接水冷却法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002085932A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101049645B1 (ko) | 2011-02-24 | 2011-07-14 | 주식회사 엠텍이엔지 | 분사냉각방식의 연소실 |
| CN105066162A (zh) * | 2015-08-10 | 2015-11-18 | 宜兴福鼎环保工程有限公司 | 一种高效急冷罐 |
| CN107036117A (zh) * | 2017-06-02 | 2017-08-11 | 陈文杰 | 一种燃煤锅炉净化器 |
| CN107917432A (zh) * | 2017-11-23 | 2018-04-17 | 云南硕力科技有限公司 | 一种生活垃圾焚烧废气处理装置 |
| CN109663428A (zh) * | 2018-12-29 | 2019-04-23 | 中国神华能源股份有限公司 | 烟气处理系统 |
Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS527053A (en) * | 1975-07-08 | 1977-01-19 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | Bleeding device for absorption system refrigerator |
| JPS5369957A (en) * | 1976-12-03 | 1978-06-21 | Kubota Ltd | Gas cooling tower |
| JPS5736426U (ja) * | 1980-08-07 | 1982-02-26 | ||
| JPS59108153U (ja) * | 1983-01-10 | 1984-07-20 | 渡部 晃弥 | 放熱器 |
-
2000
- 2000-09-16 JP JP2000323337A patent/JP2002085932A/ja active Pending
Patent Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS527053A (en) * | 1975-07-08 | 1977-01-19 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | Bleeding device for absorption system refrigerator |
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Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101049645B1 (ko) | 2011-02-24 | 2011-07-14 | 주식회사 엠텍이엔지 | 분사냉각방식의 연소실 |
| CN105066162A (zh) * | 2015-08-10 | 2015-11-18 | 宜兴福鼎环保工程有限公司 | 一种高效急冷罐 |
| CN107036117A (zh) * | 2017-06-02 | 2017-08-11 | 陈文杰 | 一种燃煤锅炉净化器 |
| CN107917432A (zh) * | 2017-11-23 | 2018-04-17 | 云南硕力科技有限公司 | 一种生活垃圾焚烧废气处理装置 |
| CN107917432B (zh) * | 2017-11-23 | 2019-12-20 | 云南硕力科技有限公司 | 一种生活垃圾焚烧废气处理装置 |
| CN109663428A (zh) * | 2018-12-29 | 2019-04-23 | 中国神华能源股份有限公司 | 烟气处理系统 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20070915 |
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| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100615 |
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| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20101207 |