JP2002085439A - 脱臭フィルター付き排泄物収容装具 - Google Patents

脱臭フィルター付き排泄物収容装具

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JP2002085439A JP2000286741A JP2000286741A JP2002085439A JP 2002085439 A JP2002085439 A JP 2002085439A JP 2000286741 A JP2000286741 A JP 2000286741A JP 2000286741 A JP2000286741 A JP 2000286741A JP 2002085439 A JP2002085439 A JP 2002085439A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 通気性を維持し、袋体内のガスの放出が容易
で、しかも袋体内の排泄物が漏出しないような脱臭フィ
ルター付き排泄物収容装具を提供する。 【解決手段】 人体に造設された開口に装着し開口より
排出される排泄物を受容する袋体2と、袋体2に設けた
ガス排出用貫通孔10と、ガス排出用貫通孔10と連通
するように配置した排泄物を脱臭するための脱臭フィル
ター12と、脱臭フィルター12を袋体2の内部空間1
1から隔離するように配置した通気性且つ疎水性の中間
壁13と、中間壁13の近傍において脱臭フィルター1
2と反対側に配置した親油性材料からなる遮蔽体14と
を備え、遮蔽体14は袋体2の内部空間11から中間壁
13へのガス通路を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、人体に造設された
開口に装着して、開口より排出された排泄物、排泄液等
(以下排泄物と総称する)を一時的に収容し、且つ排泄
物の臭気を除去するための脱臭フィルターを備えた排泄
物収容装具に関する。
【0002】
【従来の技術】便、尿の失禁者、消化器系、泌尿器系器
官の疾患のため外科的手術を行い腸管や尿管を体表まで
導き体表面にストーマを造設した人、或いはその他の疾
患で体表面にストーマやフィステルを造設した人は、そ
れらの造設された開口から排出される便、尿、体液等の
排泄物を処理するため、排泄物を一時的に貯留できる排
泄物収容装具を造設した開口に装着する。この排泄物収
容装具は一般に面板と袋体とから構成され、面板は体表
面の開口の周囲に粘着固定し、排泄物を漏れないように
袋体へ導くと共に袋体を保持する機能を持っている。排
泄物中には臭気を伴うガスを含むことがあり、排泄物の
排出と共にガスも袋体内に溜まってゆくから、適宜ガス
を抜かないと袋体が遂には破裂したり、面板が剥がれる
危険性があり、袋体が破裂すると排泄物も大量に漏出す
ることになる。このような事態になることを避けるため
に、袋体の一部に脱臭フィルターを設け、袋体内に排出
されたガスをこの脱臭フィルターを通して袋体外に放散
させるようにすることが行われている。この際脱臭フィ
ルターが直接排泄物に露出していると、フィルターの表
面に排泄物が付着してフィルターが目詰まりを起こし通
気性が低下したり、排泄物がフィルター内に浸透して遂
には外部に漏れ出ることがある。この点を解決すべく、
脱臭フィルターと袋体内部とを隔離するため透気防水性
を有するフィルター材料を中間壁として設け、ガスを良
好に透過せしめると共に、フィルターと排泄物との接触
を遮断することが提案されている(特許第276558
6号明細書)。
【0003】しかし、一般的に中間壁に使用されている
フィルター材は疎水性であるため水分の浸透及び付着は
生じないが、親油性であるために便中の油状成分がフィ
ルター材に浸透し、目詰まりを生じるため通気性が著し
く低下してガスが抜けなくなり、更には袋体外部への袋
体内容物漏出の原因となっている。この現象は特にイレ
オストミーで便の性状が柔らかい水便様及び泥状便の場
合に多く見られる。イレオストミーは回腸を体表面に引
き出して造設されているため、本来ならば回腸終端部で
行われる胆汁酸の吸収が不充分となり、排泄物中には脂
溶性である胆汁酸が多量に含まれることになる。また、
イレオストミーは回腸内での脂質の吸収不全も発生しや
すく、便中に脂質を多く含む場合が多い。このことか
ら、中間壁の親油性材料では便中の油状成分が浸透し、
更にはそれを通過することになり、袋体内容物の漏れを
引き起こす。また、コロストミーであっても摂取した食
事や体調によっては下痢となり、イレオストミーと同様
の状態となる。
【0004】このように従来の技術によれば、便に含ま
れる油状成分の中間壁への浸透や付着を完全には回避す
ることができず、袋体内容物の漏れを防止し、且つ良好
な通気性を維持し得る排泄物収容装具は得られていな
い。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、通気
性を維持し、袋体内のガスの放出が容易で、しかも袋体
内の排泄物が漏出しないような脱臭フィルター付き排泄
物収容装具を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
め、本発明によれば、人体に造設された開口に装着し開
口より排出される排泄物を受容する袋体と、袋体に設け
たガス排出用貫通孔と、排泄物からの臭いを脱臭するた
めガス排出用貫通孔と連通するように配置した脱臭フィ
ルターと、脱臭フィルターを袋体の内部空間から隔離す
るように配置した通気性且つ疎水性の中間壁と、中間壁
の近傍において脱臭フィルターと反対側に配置した親油
性材料からなる遮蔽体とを備え、遮蔽体は袋体の内部空
間から中間壁へのガス通路を有する。
【0007】本発明においては、袋体の内側表面におい
てガス排出用貫通孔に対向するように脱臭フィルターを
取り付け、脱臭フィルターのガス排出用貫通孔と反対側
に順次中間壁、遮蔽体を配置することができる。
【0008】また本発明においては、袋体の外側表面に
おいてガス排出用貫通孔に対向するように脱臭フィルタ
ーを取り付け、袋体の内側表面においてガス排出用貫通
孔に対向するように中間壁、遮蔽体を順次配置すること
ができる。
【0009】また本発明においては、袋体の外側表面に
おいてガス排出用貫通孔に対向するように遮蔽体を取り
付け、遮蔽体のガス排出用貫通孔と反対側に中間壁、脱
臭フィルターを順次配置することができる。
【0010】中間壁と遮蔽体との対向面間に間隙を有せ
しめ、両者間に生じた水分を間隙から下方に排出可能に
すると有利である。この間隙を設ける手段としては、遮
蔽体に熱処理を施して凸状に湾曲させたり、合成樹脂製
で一部凸状に湾曲した支持体上に遮蔽体を固定したりす
ることにより、遮蔽体を少なくとも部分的に凸状に湾曲
するように成形し、その凸側を中間壁に対向して設置す
る方法がある。
【0011】遮蔽体が中間壁の対向面を部分的に覆うよ
うにし、中間壁の遮蔽体より露出した部分を袋体の内部
空間から中間壁へのガス通路とすることができる。また
遮蔽体に通気性を持たせることにより遮蔽体自体をも袋
体の内部空間から中間壁へのガス通路としてもよく、こ
の場合には遮蔽体が中間壁の対向側全体を覆うようにす
ることもできる。遮蔽体に通気性を持たせる方法として
は、遮蔽体を通気性のある材料で形成するか、スリット
又は孔状の通気路を形成する方法がある。
【0012】袋体の内側表面においてガス排出用貫通孔
に対向するように脱臭フィルターを取り付け、脱臭フィ
ルターのガス排出用貫通孔と反対側の全面を覆い且つ脱
臭フィルターの表面と離間するように排泄物に対し非透
過性のフィルムを配置し、このフィルムに設けた通気孔
と対向するように中間壁及び通気性の遮蔽体をフィルム
に固定することもできる。また袋体の内側表面ではな
く、袋体の外側表面においてガス排出用貫通孔に対向す
るように脱臭フィルターを取り付け、ガス排出用貫通孔
を覆うように排泄物に対し非透過性のフィルムを配置
し、このフィルムに設けた通気孔と対向するように中間
壁及び通気性の遮蔽体をフィルムに固定するようにして
もよい。これらの場合、フィルムの脱臭フィルター側に
中間壁、反対側に遮蔽体を固定するか、フィルムの脱臭
フィルターと反対側に順次中間壁、遮蔽体を固定する
か、又はフィルムの脱臭フィルター側に順次遮蔽体、中
間壁を固定する方法がある。
【0013】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態を図面に
示す実施例について説明する。
【0014】図1は本発明の実施例の、aは正面図、b
はaのB−B線に沿う縦断面図、cは要部の拡大断面
図、dは要部を拡大した分解斜視図である。1は面板、
2は袋体である。面板1はフランジ層3、粘着層4及び
剥離紙5を有し、粘着層4を接皮側にして一体に形成さ
れ、中心部に開口6を備えている。袋体2は面板1の非
接皮側のフランジ層3上に固定され、粘着層4でもって
連結した人体の開口から面板1の開口6を通して排出さ
れる排泄物を受容し得るようになっている。袋体2は内
側(身体側)フィルム7、外側(身体と反対側)フィル
ム8を有し、内側フィルム7の肌側には肌と内側フィル
ム7との接触によるべたつき感及び蒸れを防止するため
不織布9が配設され、内側フィルム7、外側フィルム8
及び不織布9は外周部で例えば熱溶着により封着されて
いる。10は外側フィルム8の上部に設けたガス排出用
貫通孔で、袋体2の内部空間11と外界と連通し、この
ガス排出用貫通孔10に対向するように脱臭フィルター
12が外側フィルム8の内側表面上に取り付けられ、内
部空間11に排出された排泄物から発する臭気を吸収し
ながらガスを外界へ放出する。脱臭フィルター12のガ
ス排出用貫通孔10と反対側には脱臭フィルター12を
袋体2の内部空間11から隔離するように中間壁13が
設けられ、外側フィルム8の内面上に熱溶着等により固
定されている。14は親油性材料からなる遮蔽体で、中
間壁13の近傍で脱臭フィルター12と反対側に配置さ
れ、中間壁13の上部部分を覆うように外側フィルム8
の内面上又は中間壁13上に熱溶着等により固定され、
中間壁13と遮蔽体14との対向面間にはごく小さい間
隙15が存在している。遮蔽体14の下方において中間
壁13は部分的に露出しており、袋体2の内部空間11
から中間壁13を経て脱臭フィルター12、貫通孔10
に至るガス通路が形成されている。
【0015】面板1を構成する素材には従来と同様のも
のを使用することができ、フランジ層3には、ポリエチ
レン、エチレン・酢酸ビニルコポリマー、エチレン・ア
クリル酸エチルコポリマー、エチレン・アクリル酸メチ
ルコポリマー、ポリプロピレン、塩化ビニル、ポリエス
テル、ポリアミド等の材料を単独で、又は組合せて使用
することができる。粘着層4には親水性ポリマーと疎水
性粘着ポリマーとからなる皮膚保護剤を使用することが
できる。袋体2のフィルム7、8には、ポリ塩化ビニリ
デン、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル、塩素化ポリエチ
レン、又はこれらに酢酸ビニル、 ポリアクリル酸等を
ブレンド又は共重合させた単体フィルム、複合フィルム
を使用することができる。不織布9としては例えばポリ
プロピレン/ポリエチレン・コンジュゲート不織布を使
用することができる。
【0016】脱臭フィルター12は、従来知られている
種々のものを使用することができる。例えば、紙、不織
布、織編ネット、連続発泡成形シート、樹脂フィルム等
に無機又は有機吸着剤、例えば活性炭、アルコール化合
物を担持させたもの、紙、不織布、織編ネット、連続発
泡成形シート、樹脂フィルム等に光触媒例えば酸化亜鉛
を担持させたものを使用することができる。
【0017】脱臭フィルター12を覆う中間壁13は、
通気性で疎水性の材料からなり、表面が撥水性且つ疎油
性であり、耐水圧の高いものが適している。ここで疎水
性とは水を吸着したり吸収したりせず、水となじまない
性質をいい、撥水性とは水を吸着したり吸収したりせ
ず、水となじまず、水をはじく性質をいい、疎油性とは
油を吸着したり吸収したりせず、油となじまない性質を
いう。例えばアクリル共重合体、骨材、シリコーン樹脂
及びフッ素樹脂を混合した塗料組成物、弗化ビニリデ
ン、テトラフルオロエチレン及びヘキサフルオロプロピ
レンを共重合させた共重合体、アクリル樹脂にフッ素樹
脂粉末やシリコーン樹脂を配合した塗料組成物、又は弗
化ビニリデン、テトラフルオロエチレン及びヘキサフル
オロプロピレンを共重合させた共重合体とアクリル樹脂
にフッ素樹脂粉末やシリコーン樹脂を配合した塗料組成
物との混合物をそれぞれ紙、繊維、プラスチックフィル
ム等の基材表面に処理したものを使用することができ
る。中間壁の通気度は60sec以下、耐水圧は800mmH2O以
上あることが好ましい。
【0018】親油性材料からなる遮蔽体は、排泄物中の
油状成分を選択的に吸収ないし吸着しそこに保持する材
料から形成するのが適しており、例えばポリプロピレン
系繊維、ポリエチレン系繊維、ポリエステル系繊維を原
料に、ニードルパンチ法又はスパンボンド法等によって
不織布化したもの、親油性を有する材料からなる吸収体
を繊維と混合したものを用いて不織布化したもの又は編
織りしたものや、吸収体を吸収体より目の細かいネット
材から構成した袋材に充填したもの等を使用することが
できる。ここで親油性とは油を吸着、吸収し、油に親和
性を示す性質をいう。この親油性を有する材料からなる
吸収体としては種々のものがあるが、高分子ポリマー
(例えば、ポリスルホン、ポリエーテルスルホン、ポリ
アリレート、ポリ(メタ)アクリレート、ポリスチレ
ン、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、
ポリ塩化ビニリデン、1,2-ポリブタジエン、1,4-ポリブ
タジエン、ポリスチレン-ポリブタジエンブロックポリ
マー、ポリイソプレン、ポリクロロプレン等)、アルキ
ルケテルダイマーやメタン、エタンなどから成るパラフ
ィン系樹脂や、エチレン、プロピレンなどから成るポリ
オレフィン系樹脂によって撥水処理を施したセルロース
系繊維から成るパルプ、上記パルプとポリエチレン、ポ
リプロピレンなどの合成繊維又はその粉砕状物とを混合
させたもの、又は、砂、木質片、多孔質無機材などの粒
状物を使用することができる。繊維としては天然繊維
(例えば綿、毛、絹、麻)、化学繊維(例えばレーヨ
ン、キュプラ、アセテート、トリアセテート、ポリエチ
レン、ポリプロピレン、ポリアミド樹脂、ポリエステ
ル、アクリル、アクリル系、ビニロン、ポリ塩化ビニ
ル、ビニリデン、ポリウレタン等)を使用することがで
きる。なお、遮蔽体はその構成の仕方、即ち例えば不織
布を形成する場合の通気度、繊維の開口率の調整によっ
て通気性を持たせることにより、遮蔽体をガス通路の一
部とすることができる。
【0019】次に図1に示す装具の使用方法について説
明する。面板1の剥離紙5を取除き、人体に造設された
開口と面板1の開口6とが合うようにして粘着層4でも
って人体表面に粘着固定する。袋体2の下端にある開放
部16は適宜の手段で閉じられる。排泄物は人体の開口
から面板1の開口6を通って袋体2内に排出される。排
泄物から発生するガス、臭気は実線矢印で示すように遮
蔽体14の下方に露出した中間壁13を通過して脱臭フ
ィルター12に達し、そこで臭気は吸収され、ガスは外
側フィルム8の貫通孔10を通り外界に放出される。ガ
スが袋体2内に充満したときは、袋体2を手等で押し付
けることにより強制的に放出させることができる。排泄
物は遮蔽体14、中間壁13によって遮られ、脱臭フィ
ルター12の存在する領域に浸入することはなく、特に
排泄物中に含まれる油状成分は遮蔽体14に吸収ないし
吸着され、中間壁13の表面には部分的に少量の油状成
分が付着するだけであり、中間壁13が目詰まりを生じ
るまでの期間が延び、従来に比し中間壁13の通気性は
長時間に亘って有効に保持される。なお遮蔽体14が親
油性に加えて通気性を有する場合には、ガスは中間壁1
3のみならず破線矢印で示すように遮蔽体14をも通過
して脱臭フィルター12に達する。遮蔽体14、中間壁
13間に生じた水分又は両者間に浸入した水分は両者間
に存在する間隙15を通って下方に排出され、両者の通
気性を更に良好に保持するように作用する。
【0020】図2は本発明の異なる実施例の要部の拡大
断面図で、脱臭フィルターが袋体の外表面に取り付けら
れた例である。図1の実施例と同等の部分には同符号を
付してある。脱臭フィルター12は外側フィルム8の外
表面上に取り付けられ、ガス排出用貫通孔10により袋
体の内部空間11と連通しており、このガス排出用貫通
孔10を覆うように中間壁13が外側フィルム8の内表
面上に熱溶着等の手段により取り付けられ、その結果脱
臭フィルター12は袋体2の内部空間11から中間壁1
3により隔離されている。更に中間壁13のガス排出用
貫通孔10と反対側の近傍に親油性材料からなる遮蔽体
14が配置され、遮蔽体14は中間壁13の上部部分を
覆うが中間壁13の下部の小部分は覆わないように取り
付けられ、中間壁13と遮蔽体14の対向面間には間隙
15が存在している。この装具によれば、排泄物から発
生するガス、臭気は袋体2の内部空間11に露出してい
る中間壁13の領域から、袋体2の外側フィルム8のガ
ス排出用貫通孔10を通過して脱臭フィルター12に達
し、そこで臭気は吸収され、ガスは外界に放出される。
排泄物は遮蔽体14、中間壁13に遮られ、脱臭フィル
ター12に達することはない。特に排泄物中の油状成分
は遮蔽体14に吸収ないし吸着され、中間壁13の表面
には部分的に少量の油状成分が付着するだけであり、中
間壁13が目詰まりを生じるまでの期間が延び、中間壁
13の通気性は長時間良好に保たれる。この形式の装具
は、脱臭フィルター12を外部から簡単に交換すること
ができる。
【0021】図1、図2の実施例においては、遮蔽体1
4は中間壁13の上部部分を覆い、中間壁13の下部部
分が遮蔽体14より露出しているが、遮蔽体は必ずしも
中間壁の上部部分を覆う必要はなく、中間壁の側方部分
又は下部部分を部分的に覆うようにしてもよい。
【0022】図3は本発明の更に異なる実施例の要部の
拡大断面図で、脱臭フィルター、中間壁、遮蔽体が総て
袋体の外表面に取り付けられた例である。図1の実施例
と同等の部分には同符号を付してある。親油性材料から
なる遮蔽体14は袋体2の外側フィルム8の外側表面に
ガス排出用貫通孔10と対向するように熱溶着等で取り
付けられ、ガス排出用貫通孔10により袋体2の内部空
間11と連通している。遮蔽体14の外側に中間壁13
が配置され、中間壁13の一部は遮蔽体14により覆わ
れることなくガス排出用貫通孔10に露出してガスの通
路が形成されている。中間壁13の更に外側には中間壁
の外側全面を覆うように脱臭フィルター12が配置さ
れ、脱臭フィルター12は遮蔽体14、中間壁13によ
り袋体の内部空間11から隔離されている。この装具に
よれば、排泄物から発生するガス、臭気は袋体2のガス
排出用貫通孔10を通り、ガス排出用貫通孔10に露出
している中間壁13の領域から脱臭フィルター12に達
し、そこで臭気は吸収され、ガスは外界に放出される。
排泄物は遮蔽体14、中間壁13に遮られ、脱臭フィル
ター12に達することはない。特に排泄物中の油状成分
は遮蔽体14に吸収ないし吸着され、中間壁13の表面
には部分的に少量の油状成分が付着するだけであり、中
間壁13が目詰まりを生じるまでの期間が延び、中間壁
13の通気性は長時間良好に保たれる。この形式の装具
も、脱臭フィルターを外部から簡単に交換することがで
きる。
【0023】上述の実施例においては、遮蔽体は中間壁
の対向側を全面に亘って覆わないようになっているが、
遮蔽体は中間壁の対向側を全面に亘って覆うようにして
もよい。図4のaはこのような実施例の要部の拡大断面
図、bはその分解斜視図を示す。図1と同等部分には同
符号を付してある。遮蔽体14は中間壁13より若干大
きく形成され、中間壁13の全体を覆って外側フィルム
8の内側表面上に取り付けられている。この場合には遮
蔽体14は前述の各実施例のようにその下方に中間壁1
3の露出した部分を有しないから、親油性のほかに通気
性を持つように構成することが必要である。ガス通路は
実線矢印で示すように、遮蔽体14、中間壁13、脱臭
フィルター12を経て形成される。図4は脱臭フィルタ
ー、中間壁、遮蔽体がすべて袋体の内部にある例を示し
たが、図2、図3のような三者の配置にも同様に適用し
得ることは勿論である。
【0024】図5は本発明の更に異なる実施例の、aは
要部の拡大断面図、bはその分解斜視図である。図1と
同等部分には同符号を付してある。脱臭フィルター12
はガス排出用貫通孔10に対向するように袋体2の内側
表面に取り付けられ、この脱臭フィルター12のガス排
出用貫通孔10と反対側の全面を覆い、且つ脱臭フィル
ター12の表面と離間するようにフィルム17が袋体2
の内側に溶着固定されている。即ち脱臭フィルター12
はフィルム17により袋体2の内部空間から隔離された
形に構成されている。フィルム17は貫通する孔で形成
された通気孔18を有し、この通気孔18と対向するよ
うに脱臭フィルター12側に中間壁13が固定され、脱
臭フィルター12と反対側には遮蔽体14が同じく通気
孔18と対向するように固定されている。この構成によ
れば、フィルム17に中間壁13と遮蔽体14とが一体
となって固定され、脱臭フィルター12から独立してい
るから、脱臭フィルター12に対する矢印で示すガス排
出流路が確保され、ガスの排出が良好に行われ、しかも
脱臭フィルターの位置に関係なく任意の位置に中間壁、
遮蔽体を設けることができる。フィルム17に形成され
る通気孔18は中間壁13、遮蔽体14の大きさより小
さい孔であることが必要である。遮蔽体はこの場合通気
性を持つことが必要である。フィルムの材質は特に問わ
ないが、排泄物に対し非透過性であることが必要であ
り、袋体の材料と同じ材料を使用すると袋体に溶着等で
取り付けるときに有利である。
【0025】図5のcは、aの一部を変形し、フィルム
17の脱臭フィルター12と反対側に順次中間壁13、
遮蔽体14を取り付けるようにした例、図5のdはaの
一部を変形し、フィルム17の脱臭フィルター12の側
に順次遮蔽体14、中間壁13を取り付けるようにした
例で、同様の効果を得ることができる。
【0026】また、図5の各実施例において、フィルム
17に複数個の中間壁、遮蔽体を分散配置し、更にガス
の排出を高めるようにすることもできる。
【0027】なお図5に示す実施例においては脱臭フィ
ルター12は袋体の内側表面に配置したものを示した
が、脱臭フィルター12を袋体2の外側表面上にガス排
出用貫通孔10と対向するように取り付け、袋体2の内
側においてガス排出用貫通孔10を覆うように排泄物に
対し非透過性のフィルム17を配置し、このフィルム1
7に設けた通気孔18と対向するように中間壁13及び
通気性の遮蔽体14をフィルム17に固定するようにし
てもよい。
【0028】以上本発明を面板と袋体とが直結された所
謂1ピース型の実施例について説明したが、面板と袋体
とを分離し得る所謂2ピース型についても同様に本発明
を適用することができる。
【0029】次に本発明による脱臭フィルター付き排泄
物収容装具と従来の脱臭フィルター付き排泄物収容装具
とについて、ガス抜けと袋体内容物の漏れの有無とにつ
いて比較試験を行った結果を示す。本発明の脱臭フィル
ター付き排泄物収容装具は図1に示す実施例に従い作製
し、脱臭フィルターとして直径25mm、厚さ3mmの
円板状の活性炭シートの両面にポリエチレンフィルムを
重ね、一方のポリエチレンフィルムに袋体の脱臭フィル
ター取付個所に設けたガス排出用貫通孔と同じ孔を開け
たものを使用し、中間壁として直径40mm、厚さ20
0μmの円状でポリアミド樹脂フィルム上にアクリル共
重合体を成型した通気度0.07sec/100mlのもの
を使用し、遮蔽体として直径40mm、厚さ4mmの円
状でポリプロピレン多孔質繊維からなる通気度0.07
sec/100mlのものを使用し、これらの脱臭フィルタ
ー、中間壁、遮蔽体をポリエチレン/ポリ塩化ビニリデ
ン/ポリエチレンの3層ラミネートからなる袋体の内面
にそのガス排出用貫通孔と脱臭フィルターの一方のポリ
エチレンフィルムに設けた貫通孔とが一致するように取
り付けた。なお遮蔽体は中間壁の2/3を覆うようにし
た。また比較例1として、上述の本発明の排泄物収容装
具から遮蔽体を除いたものを作製し、比較例2として、
比較例1から更に中間壁を除いたものを作製した。
【0030】上述の各試験体に空気を充填して密封状態
としたものを作成し、手で袋体に圧力を加えることによ
りガス抜け試験を行った。また上述の各試験体の中間
壁、遮蔽体の排泄物接触側露出面を上に向け、その上面
に油状成分としてオレイン酸(純正化学社製)5mlを
均一に広がるように滴下し、その上に10×10cmの
脱脂綿を乗せ、脱脂綿の自重で自然に吸収できる程度に
オレイン酸を吸収せしめ、余分のオレイン酸を除去し、
この状態で上述と同様に各試験体に空気を充填して密封
状態としたものを作成し、手で袋体に圧力を加えること
により、遮蔽体、中間壁の部分に油状成分が付着した状
態を模擬したもののガス抜け試験を行った。
【0031】また上述の各試験体の袋体内に水を充填し
て密封状態としたものを作成し、手で袋体に圧力を加え
ることにより、フィルター部分からの水の漏れの有無を
確認した。
【0032】以上のガス抜け試験、水漏れ試験の結果を
表1に示す。ガス抜け試験の評価は次の段階に従って行
った。即ち、Aは軽く押さえただけでガスが抜ける、B
は若干の力を加えればガスが抜ける、Cは相当の力を加
えないとガスが抜けない、Dは力を加えても殆どガスが
抜けない。
【0033】
【表1】
【0034】この表から分かるように、本発明の脱臭フ
ィルター付き排泄物収容装具は油状成分塗布後も若干力
を加えるだけでガスは良好に抜け、しかも内容物の漏れ
は全くないという結果が得られた。これに対し、中間壁
を有するものは内容物の漏れはないものの油状成分が付
着するとガス抜けが顕著に低下し、脱臭フィルターだけ
のものはガス抜けは油状成分付着後も良好であるが内容
物の漏れが生じ、いずれも使用上大きな問題があった。
【0035】
【発明の効果】(1) 本発明によれば、排泄物に油状成
分が含まれていても、遮蔽体で有効に吸収ないし吸着
し、脱臭フィルターに前置した中間壁に油状成分が付着
してその通気性を損なったり、排泄物が中間壁を通して
漏出するようなことがなく、袋体内に存在するガスを外
界に容易に排出可能となり、装着者は排泄物の漏れを懸
念することなく、また袋体内のガスの貯留による不快
感、違和感を持たずに日常生活を送ることができる。 (2) 脱臭フィルターを全面的に覆い且つ脱臭フィルター
と離間するフィルムを付加し、このフィルムに中間壁及
び遮蔽体を設ける構成を使用することにより、袋体の内
部空間から脱臭フィルターへのガス排出流路が確実に保
持され、袋体内に発生したガスを良好に排出させること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の、aは正面図、bはaのB−
B線に沿う縦断面図、cは要部の拡大断面図、dは要部
を拡大した分解斜視図である。
【図2】本発明の異なる実施例の要部の拡大断面図であ
る。
【図3】本発明の更に異なる実施例の要部の拡大断面図
である。
【図4】本発明の更に異なる実施例の、aは要部の拡大
断面図、bは要部を拡大した分解斜視図である。
【図5】本発明の更に異なる実施例の、aは要部の拡大
断面図、bは要部を拡大した分解斜視図、c、dはそれ
ぞれaの一部の変形例の拡大断面図である。
【符号の説明】
1 面板 2 袋体 3 フランジ層 4 粘着層 5 剥離紙 6 開口 7 内側フィルム 8 外側フィルム 9 不織布 10 ガス排出用貫通孔 11 内部空間 12 脱臭フィルター 13 中間壁 14 遮蔽体 15 間隙 16 開放部 17 フィルム 18 通気孔

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 人体に造設された開口に装着し開口より
    排出される排泄物を受容する袋体と、袋体に設けたガス
    排出用貫通孔と、排泄物からの臭いを脱臭するためガス
    排出用貫通孔と連通するように配置した脱臭フィルター
    と、脱臭フィルターを袋体の内部空間から隔離するよう
    に配置した通気性且つ疎水性の中間壁と、中間壁の近傍
    において脱臭フィルターと反対側に配置した親油性材料
    からなる遮蔽体とを備え、遮蔽体は袋体の内部空間から
    中間壁へのガス通路を有することを特徴とする脱臭フィ
    ルター付き排泄物収容装具。
  2. 【請求項2】 袋体の内側表面においてガス排出用貫通
    孔に対向するように脱臭フィルターを取り付け、脱臭フ
    ィルターのガス排出用貫通孔と反対側に順次中間壁、遮
    蔽体を配置したことを特徴とする請求項1記載の脱臭フ
    ィルター付き排泄物収容装具。
  3. 【請求項3】 袋体の外側表面においてガス排出用貫通
    孔に対向するように脱臭フィルターを取り付け、袋体の
    内側表面においてガス排出用貫通孔に対向するように中
    間壁、遮蔽体を順次配置したことを特徴とする請求項1
    記載の脱臭フィルター付き排泄物収容装具。
  4. 【請求項4】 袋体の外側表面においてガス排出用貫通
    孔に対向するように遮蔽体を取り付け、遮蔽体のガス排
    出用貫通孔と反対側に中間壁、脱臭フィルターを順次配
    置したことを特徴とする請求項1記載の脱臭フィルター
    付き排泄物収容装具。
  5. 【請求項5】 中間壁と遮蔽体との対向面間に間隙を有
    することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記
    載の脱臭フィルター付き排泄物収容装具。
  6. 【請求項6】 遮蔽体が中間壁の対向側を部分的に覆
    い、中間壁の遮蔽体より露出した部分が袋体の内部空間
    から中間壁へのガス通路を形成することを特徴とする請
    求項1〜5のいずれか1つに記載の脱臭フィルター付き
    排泄物収容装具。
  7. 【請求項7】 遮蔽体が通気性を有し、袋体の内部空間
    から遮蔽体を介して中間壁へのガス通路が形成されるこ
    とを特徴とする請求項1〜6のいずれか1つに記載の脱
    臭フィルター付き排泄物収容装具。
  8. 【請求項8】 遮蔽体が中間壁の対向側の全部分を覆
    い、遮蔽体が通気性を有することにより袋体の内部空間
    から中間壁へのガス通路を形成することを特徴とする請
    求項1〜5のいずれか1つに記載の脱臭フィルター付き
    排泄物収容装具。
  9. 【請求項9】 袋体の内側表面においてガス排出用貫通
    孔に対向するように脱臭フィルターを取り付け、脱臭フ
    ィルターのガス排出用貫通孔と反対側の全面を覆い且つ
    脱臭フィルターの表面と離間するように排泄物に対し非
    透過性のフィルムを配置し、このフィルムに設けた通気
    孔と対向するように中間壁及び通気性の遮蔽体をフィル
    ムに固定したことを特徴とする請求項1記載の脱臭フィ
    ルター付き排泄物収容装具。
  10. 【請求項10】 袋体の外側表面においてガス排出用貫
    通孔に対向するように脱臭フィルターを取り付け、袋体
    の内側においてガス排出用貫通孔を覆うように排泄物に
    対し非透過性のフィルムを配置し、このフィルムに設け
    た通気孔と対向するように中間壁及び通気性の遮蔽体を
    フィルムに固定したことを特徴とする請求項1記載の脱
    臭フィルター付き排泄物収容装具。
  11. 【請求項11】 排泄物に対し非透過性のフィルムの脱
    臭フィルター側に中間壁、反対側に遮蔽体を固定したこ
    とを特徴とする請求項9又は10記載の脱臭フィルター
    付き排泄物収容装具。
  12. 【請求項12】 排泄物に対し非透過性のフィルムの脱
    臭フィルターと反対側に順次中間壁、遮蔽体を固定した
    ことを特徴とする請求項9又は10記載の脱臭フィルタ
    ー付き排泄物収容装具。
  13. 【請求項13】 排泄物に対し非透過性のフィルムの脱
    臭フィルター側に順次遮蔽体、中間壁を固定したことを
    特徴とする請求項9又は10記載の脱臭フィルター付き
    排泄物収容装具。
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