JP2002085418A - 衝撃波源に対する電極配置 - Google Patents

衝撃波源に対する電極配置

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JP2002085418A
JP2002085418A JP2001235494A JP2001235494A JP2002085418A JP 2002085418 A JP2002085418 A JP 2002085418A JP 2001235494 A JP2001235494 A JP 2001235494A JP 2001235494 A JP2001235494 A JP 2001235494A JP 2002085418 A JP2002085418 A JP 2002085418A
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Wilfried Haaks
ハークス ヴィルフリート
Horst-Hartwig Schwieker
シュヴィーカー ホルスト−ハルトヴィック
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、著しく低いコストで使用され得、
より少ない整備作業を必要とする電極配置を提供するこ
とを目的とする。 【解決手段】 本発明は、電極チップ（１２，１３）間
で放電によって衝撃波を生成する電極配置に関わり、こ
の電極配置は、ESWL（体外衝撃波による砕石術）電極と
して、又は、体外衝撃波による治療（ESWT）のための装
置における電極として使用するに特に好適である。電極
配置は、少なくとも一方の電極チップ（１２，１３）が
関連する電極ホルダ（１４，１５）に置換可能に配置さ
れ、電極チップ及び電極ホルダが相互ロッキングを実現
するよう対応する嵌合する形状を具備することを特徴と
する。これは、ユーザによる、使用された電極チップの
非常に経済的な置換を可能にさせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、腎結石を粉砕する
砕石用装置の衝撃波源におけるESWL（体外衝撃波による
砕石術）電極として、又は、体外衝撃波による治療（ES
WT）のための装置における電極として特に好適であり、
電極チップ間の放電によって衝撃波を生成する電極配置
に関わる。
【０００２】
【従来の技術】この種類の電極配置は、例えば、第２の
焦点が患者の腎結石のような結石が粉砕される領域に向
けられる楕円リフレクタの第１の焦点における電極チッ
プ間に火花ギャップがある砕石用装置における水中衝撃
波生成のために使用される。
【０００３】電極チップは、比較的高い度合いで消費さ
れるため、ESWL又はESWT電極は１乃至３人の患者を治療
した後に一般的に置換されなくてはならない。これは、
経済上の理由において顕著な欠点となる。
【０００４】ＤＥ３８１４４６８は、一方の電極チップ
が置換可能となるようスリーブ中に挿入されるマンドレ
ルにはんだ付けされ、他方の電極チップがケージ中の対
応する開口部に再びはんだ付けによって固定される、腎
結石の粉砕のための電極を開示する。この目的は、新し
い電極チップをはんだ付けすることによって電極を再使
用できるようにすることである。
【０００５】しかしながら、前述のアプローチ法は、電
極がこの目的のために製造者に送られなくてはならず、
それにより、ユーザが新しい電極の購入と比較して僅か
に費用を節約することが出来たとしても、サービスコス
トは再使用され得ない電極の場合と同じである。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明は、著
しく低いコストで使用され得、より少ない整備作業を必
要とする、前述の種類の電極配置を提供することを特定
の目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記目的は、前述の種類
の電極配置を用いて実現され、この電極配置は、少なく
とも一方の電極チップが関連する電極ホルダに配置され
置換可能であり、電極チップ及び電極ホルダが相互ロッ
キングを実現するよう対応する嵌合する形状を具備する
ことを特徴とする。
【０００８】この解決策の重要な利点は、電極チップが
ユーザ自身によって簡単に置換され得る点である。これ
は、電極を完全に置換することよりも効率的であるだけ
でなく、コストも著しく下げられる。
【０００９】従属項は、本発明の更なる有利な実施例に
関する。
【００１０】請求項２記載の実施例、及び、請求項３記
載のその更なる詳細は、電極チップが簡単に製造され
得、公知の電極ホルダを僅かな程度だけ構造的に変更す
る必要があるといった利点を提供する。
【００１１】しかしながら、請求項４又は５記載の実施
例が選択されるとき、製造が僅かに複雑になり得るので
あれば、幾つかの場合において取り付けがより簡単にな
るようどの張力装置も必要とされない。
【００１２】最後に、本発明による電極配置は、衝撃波
電極、又は、腎結石或いは他の結石の粉砕のための衝撃
波源において使用するESWL電極として特に好適である。
【００１３】本発明の更なる特徴及び利点は、添付の図
面に示すように好ましい実施例の以下の説明から明らか
になる。
【００１４】
【発明の実施の形態】砕石術のための典型的な治療ステ
ーション、つまり、砕石用装置は、図１に示すように、
患者台１と、衝撃波源２と、Ｘ線装置３と、様々な制御
ユニット４とを有する。既知の通り、衝撃波源は、発生
される衝撃波を患者の体に可能な限り平滑に送信するこ
とを実現するために、水で充填され患者台１の上の患者
と接触されるゴム容器５を含む。
【００１５】衝撃波は、ゴム容器内、つまり、楕円リフ
レクタの第１の焦点におかれる電極配置（衝撃波電極、
又は、ＥＳＷＬ電極とも称される）の電極ギャップによ
って発生される。既知の構造及び向きは、第２の焦点が
患者の体内、つまり、腎結石又は他の結石が粉砕される
べき場所におかれるような構造及び向きである。
【００１６】図２は、筐体１０を有する単一の電極配置
の外側の図である。筐体１０は、電極を衝撃波源中に配
置し、並びに、電気電圧の供給のために接触させる公知
のロッキング手段を含む。一方の側には、第１及び第２
の電極チップ１２及び１３が火花放電キャップを画成す
るケージ１１が設けられる。
【００１７】図３は、上記電極配置の内部構造、及び、
電極チップ１２並びに１３の形状を示す。火花放電キャ
ップから遠隔なこれら電極チップの端では、電極チップ
は、夫々のペデスタルのような周囲の延長部を有して設
けられ、これら延長部は夫々の突出部１２１並びに１３
１を形成する。第１の電極チップ１２は、第１の電極ホ
ルダ１４の中に設けられ、第２の電極ホルダ１５は第２
の電極チップ１３のために設けられる。両方の電極ホル
ダは中空であり、火花放電ギャップから遠隔な夫々の
（第１の）端において開いており、それにより電極チッ
プはこの第１の端に挿入され、電極１４並びに１５の第
２の反対側の端までこの電極ホルダを通じて送られ得
る。
【００１８】電極ホルダ１４並びに１５夫々の第２の端
において夫々のボアが設けられ、このボアは、対応する
外側形状を有する夫々の突出部１２１並びに１３１まで
火花放電空間に到達するよう、電極チップ１２並びに１
３が中を通るような形状（内側形状）を有する。
【００１９】電極チップ及び電極ホルダの第２の端にお
ける対応する嵌合する形状は、火花放電空間における電
極チップの自由端の簡単且つ正確な位置決めを可能にす
る。
【００２０】電極チップは、形状の嵌合が圧入である
点、又は、図３に示す場合のように、軸方向に夫々の電
極ホルダの中に導入され、電極ホルダの内壁上に設けら
れるねじ山を用いて電極チップに対して螺合される第１
及び第２の圧力ねじ１６及び１７の形態にある夫々の張
力装置によってロックされる点のいずれかにおいて定位
置に固定される。同時に、電極チップ１２及び１３と、
対応する電極ホルダ１４及び１５、又は、この領域に設
けられる電気的端子との間に電気的接続が確立される。
【００２１】最後に、図４は、突出部１２１並びに１３
１を特に示す電極チップ１２及び１３の一方の電極チッ
プの拡大図である。
【００２２】１乃至約３人の患者の治療後に火花放電が
もはや生じなくなるまで電極チップが消費されるとき、
ユーザは、２つの圧力ねじ１６及び１７を緩め、除去
し、電極チップを電極ホルダ１４及び１５から除去す
る。新しい電極チップ１２及び１３の挿入後、圧力ねじ
が挿入され、再び締め付けられ、それにより動作が続け
られる。
【００２３】記載する圧力ねじの代替品として、電極チ
ップ自体にねじ山が設けられてもよく、このとき電極チ
ップは電極ホルダの中でロックされるよう、電極ホルダ
中の対応するねじ山に螺合される。
【００２４】更なる可能性は、上記ロッキングを実現す
るために電極チップと電極ホルダとの間に差込キャッチ
を設けることから成る。
【００２５】上記の実施例において、電極チップはロッ
クされるよう毎回内側から電極ホルダの中に送られる。
反対に、当然のことながら、電極チップが外側つまり、
火花放電ギャップの側から電極ホルダの中に挿入され、
ねじ山又は差込キャッチを用いて電極ホルダに固定され
るようにロッキングを構成することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図１】砕石用装置を示す図である。
【図２】電極配置を示す図である。
【図３】図２に示す電極配置の断面図である。
【図４】電極チップを拡大されたスケールにおいて示す
図である。
【符号の説明】
１ 患者台 ２ 衝撃波源 ３ Ｘ線装置 ４ 制御ユニット ５ ゴム容器 １０ 筐体 １１ ケージ １２，１３ 電極チップ １４，１５ 電極ホルダ １６，１７ 圧力ねじ １２１，１３１ 突出部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 590000248 Ｇｒｏｅｎｅｗｏｕｄｓｅｗｅｇ １, 5621 ＢＡ Ｅｉｎｄｈｏｖｅｎ， Ｔｈ ｅ Ｎｅｔｈｅｒｌａｎｄｓ (72)発明者 ホルスト−ハルトヴィック シュヴィーカ ー ドイツ連邦共和国，22605 ハンブルク, トレンクナーヴェーク 21 Ｆターム(参考） 4C060 EE17

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 電極チップ間で放電によって衝撃波を生
    成する電極配置であって、 少なくとも一方の上記電極チップは関連する電極ホルダ
    に配置され置換可能になり得、 上記電極チップ及び上記電極ホルダは、相互ロッキング
    を実現するよう対応する嵌合形状を有することを特徴と
    する電極配置。
  2. 【請求項２】 上記嵌合形状は、上記電極チップ上の少
    なくとも一つの本質的に半径方向に延在する突出部、並
    びに、上記電極ホルダ中の対応する凹所によって形成さ
    れ、上記突出部を有する上記電極チップは張力装置を用
    いて上記電極ホルダに押し付けられることを特徴とする
    請求項１記載の電極配置。
  3. 【請求項３】 上記張力装置は、上記電極ホルダ中の上
    記電極チップに対して螺合され得る圧力ねじによって形
    成され、同時に、上記電極チップと上記電極ホルダとの
    間に電気的接続が確立されることを特徴とする請求項２
    記載の電極配置。
  4. 【請求項４】 上記嵌合形状は、上記電極ホルダ及び上
    記電極チップ上の対応するねじ山によって形成されるこ
    とを特徴とする請求項１記載の電極配置。
  5. 【請求項５】 上記嵌合形状は、上記電極ホルダと上記
    電極チップとの間の差込キャッチによって形成されるこ
    とを特徴とする請求項１記載の電極配置。
  6. 【請求項６】 請求項１乃至５のうちいずれか一項記載
    の電極配置を具備する衝撃波電極（ESWL電極）。
  7. 【請求項７】 請求項１乃至５のうちいずれか一項記載
    の電極配置に配置され置換可能である電極チップ。
  8. 【請求項８】 請求子１記載の電極配置を具備する衝撃
    波源。
  9. 【請求項９】 請求項８記載の衝撃波源を具備する砕石
    用装置。
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