JP2002085339A - 内視鏡の送気送水ノズル - Google Patents

内視鏡の送気送水ノズル

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JP2002085339A
JP2002085339A JP2000279989A JP2000279989A JP2002085339A JP 2002085339 A JP2002085339 A JP 2002085339A JP 2000279989 A JP2000279989 A JP 2000279989A JP 2000279989 A JP2000279989 A JP 2000279989A JP 2002085339 A JP2002085339 A JP 2002085339A
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water supply
air
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endoscope
small holes
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JP2000279989A
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Yoshinori Fujii
喜則 藤井
Hiroyuki Katsurada
弘之 桂田
Seiichi Kato
清一 加藤
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Pentax Corp
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Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】製品毎にバラツキがないように、観察窓の表面
に流体を勢いよく吹き付けて良好な洗浄効果を得ること
ができる内視鏡の送気送水ノズルを提供すること。 【解決手段】噴出口6aを、観察窓3の表面に沿う方向
に広がって配置された複数の小孔によって形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、内視鏡の観察窓
に空気や水を吹き付けるように配置された内視鏡の送気
送水ノズルに関する。
【0002】
【従来の技術】内視鏡の送気送水ノズルは一般に、流体
が送られてくる管路の先端に接続されていて、挿入部に
配置された観察窓の表面に向かって開口する噴出口が形
成されている。
【0003】そのような噴出口は、従来は、観察窓の表
面に沿う方向に細長い偏平状に形成されているのが一般
的である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】内視鏡の送気送水ノズ
ルの噴出口が観察窓の表面に向けられているのは、観察
窓の表面が体内の汚液等によって汚れたとき、まず観察
窓の表面に向かって水を吹き付けて汚れを洗い流し、次
いで空気を吹き付けて観察窓の表面に残った水滴を吹き
飛ばすためである。
【0005】したがって、内視鏡の送気送水ノズルの噴
出口の開口面積が大き過ぎると、観察窓に向かって吹き
付けられる水や空気の勢いが弱くなって洗浄効果が低下
するので、ノズルの噴出口の開口面積はある程度より小
さくする必要がある。
【0006】しかし、そのためにこれまでのように噴出
口を偏平状に形成すると、噴出口の開口の大きさが例え
ば1.2×0.2mm程度と著しく狭幅なものになるの
で、その寸法に製造誤差による僅かな相違が生じても噴
出能に大きな影響が出て、観察窓の洗浄能力が低下して
しまう。
【0007】そこで本発明は、製品毎にバラツキがない
ように、観察窓の表面に流体を勢いよく吹き付けて良好
な洗浄効果を得ることができる内視鏡の送気送水ノズル
を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の内視鏡の送気送水ノズルは、流体が送られ
てくる管路の先端に接続され、内視鏡の挿入部に配置さ
れた観察窓の表面に向かって開口する噴出口が形成され
た内視鏡の送気送水ノズルにおいて、噴出口を、観察窓
の表面に沿う方向に広がって配置された複数の小孔によ
って形成したものである。
【0009】なお、管路として可撓性の送気チューブが
挿入部内のほぼ全長にわたって挿通配置されていて、複
数の小孔の開口面積の合計が、送気チューブの管路断面
積の20%を越えないように形成されていれば送気が十
分に勢いよく行われる。
【0010】また、管路として可撓性の送水チューブが
挿入部内のほぼ全長にわたって挿通配置されていて、複
数の小孔の開口面積の合計が、送水チューブの管路断面
積の20%を越えないように形成されていれば、送水が
十分に勢いよく行われる。
【0011】また、管路として可撓性の送気チューブと
送水チューブが並列に挿入部内のほぼ全長にわたって挿
通配置されている場合でも、複数の小孔の開口面積の合
計が送気チューブの管路断面積の20%を越えないよう
に形成されていれば送気が十分に勢いよく行われ、送水
チューブの管路断面積の20%を越えないように形成さ
れていれば送水が十分に勢いよく行われる。
【0012】
【発明の実施の形態】図面を参照して本発明の実施例を
説明する。図1と図2は、本発明の第1の実施例の内視
鏡の挿入部1の先端部分を示しており、図1は外観斜視
図、図2は側面断面図である。
【0013】図1に示されるように、可撓管状の挿入部
1の先端に設けられた先端部本体2の先端面に観察窓
3、照明窓4、処置具突出口5、送気送水ノズル6等が
配置されている。
【0014】そして、図2に示されるように、観察窓3
の奥には対物光学系7が配置され、その対物光学系7に
よる被写体の結像位置に固体撮像素子8の撮像面が配置
されている。9は、撮像信号等を伝送するための信号ケ
ーブルである。
【0015】挿入部1内には、可撓性チューブからなる
送気チューブ11と送水チューブ12が全長にわたって
並列に挿通配置されており、先端部本体2に形成された
流路孔10に両チューブ11,12の先端が並んで接続
されている。
【0016】そして、図示されていない操作部における
操作により、送気チューブ11と送水チューブ12に
は、必要なときにだけ空気と水のいずれか一方を選択的
に送ることができるようになっている。
【0017】流路孔10は先端側で一つの出口孔に合流
していて、その部分に送気送水ノズル6が取り付けられ
ている。そして、送気チューブ11と送水チューブ12
の双方に連通して観察窓3の表面に向けて開口する噴出
口6aが送気送水ノズル6に形成されており、観察窓3
の表面に向けて空気と水が吹き付けられる。
【0018】図1に示されるように、噴出口6aは断面
形状が略正円形の三つの小孔であり、観察窓3の表面に
沿う方向に広がって配置されている。したがって、噴出
口6aから噴出される空気と水は、観察窓3の表面に向
かって幅のある流れとして吹き付けられる。
【0019】ただし、噴出口6aを形成する複数の小孔
が一列に並んでいる必要はなく、この実施例において
は、両側の二つの小孔が先端部本体2の表面から等距離
に配置され、真ん中の小孔はそれよりやや高い位置に配
置されている。
【0020】送気チューブ11と送水チューブ12の内
径寸法(直径)は、共に例えば1.2mmであり、それ
に対して、噴出口6aの各小孔の直径は0.3mmであ
る。したがって、噴出口6aの開口面積は、送気チュー
ブ11及び送水チューブ12の各管路断面積の18.7
5%である。
【0021】このように、噴出口6aの総開口面積(三
つの小孔の開口面積の合計)が、送気チューブ11の管
路断面積の20%を越えないように形成されていると、
観察窓3の表面に向かって空気が十分に勢いよく吹き付
けられ、送水チューブ12の管路断面積の20%を越え
ないように形成されていると、水が十分に勢いよく吹き
付けられる。
【0022】そして、このように噴出口6aを丸い小孔
で形成すれば高い寸法精度を容易に得ることができるの
で、観察窓3の表面を洗浄する機能において、製品毎に
バラツキのない良好な品質を得ることができる。
【0023】図3は、本発明の第2の実施例の内視鏡の
挿入部1の先端部分を示している。この実施例では、先
端部本体2に対して着脱自在に取り付けられた弾力性部
材からなる円筒状部材20に送気送水ノズル6が一体に
形成されている。図4は、円筒状部材20の背面図であ
り、送気送水ノズル6の裏面の形状が図示されている。
【0024】送気送水ノズル6は、この実施例において
は横一列に並んで配置された三つの小孔によって形成さ
れているが、各小孔はいずれも例えば半径2mmの半円
形の断面形状であり、噴出口6aの開口面積は、送気チ
ューブ11及び送水チューブ12の各管路断面積の1
6.67%である。
【0025】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、例えば噴出口6aを形成する小孔の数は複
数であれば何個でもよく、ノズル6に接続されているの
が送気チューブ11のみ、或いは送水チューブ12のみ
であってもよい。
【0026】
【発明の効果】本発明によれば、噴出口を複数の小孔に
よって形成したことにより噴出口の開口面積を容易に精
度よく形成することができると共に、複数の小孔を観察
窓の表面に沿う方向に広がって配置したことにより流体
がノズルから観察窓の表面に向かって幅のある流れとし
て吹き付けられるので、製品毎にバラツキがないよう
に、観察窓の表面に流体を勢いよく吹き付けて良好な洗
浄効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の内視鏡の挿入部の先端
部分の外観斜視図である。
【図2】本発明の第1の実施例の内視鏡の挿入部の先端
部分の側面断面図である。
【図3】本発明の第2の実施例の内視鏡の挿入部の先端
部分の外観斜視図である。
【図4】本発明の第2の実施例の内視鏡の送気送水ノズ
ルの裏面形状を示す円筒状部材の背面図である。
【符号の説明】
1 挿入部 2 先端部本体 3 観察窓 6 送気送水ノズル 6a 噴出口 11 送気チューブ 12 送水チューブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 加藤 清一 東京都板橋区前野町2丁目36番9号 旭光 学工業株式会社内 Fターム(参考) 4C061 BB02 CC06 GG05 HH02 HH04 HH08 JJ06 LL02 MM00 NN10

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】流体が送られてくる管路の先端に接続さ
    れ、内視鏡の挿入部に配置された観察窓の表面に向かっ
    て開口する噴出口が形成された内視鏡の送気送水ノズル
    において、 上記噴出口を、上記観察窓の表面に沿う方向に広がって
    配置された複数の小孔によって形成したことを特徴とす
    る内視鏡の送気送水ノズル。
  2. 【請求項2】上記管路として可撓性の送気チューブが上
    記挿入部内のほぼ全長にわたって挿通配置されており、
    上記複数の小孔の開口面積の合計が、上記送気チューブ
    の管路断面積の20%を越えないように形成されている
    請求項1記載の内視鏡の送気送水ノズル。
  3. 【請求項3】上記管路として可撓性の送水チューブが上
    記挿入部内のほぼ全長にわたって挿通配置されており、
    上記複数の小孔の開口面積の合計が、上記送水チューブ
    の管路断面積の20%を越えないように形成されている
    請求項1記載の内視鏡の送気送水ノズル。
  4. 【請求項4】上記管路として可撓性の送気チューブと送
    水チューブが並列に上記挿入部内のほぼ全長にわたって
    挿通配置されており、上記複数の小孔の開口面積の合計
    が、上記送気チューブの管路断面積の20%を越えない
    ように形成されている請求項1記載の内視鏡の送気送水
    ノズル。
  5. 【請求項5】上記複数の小孔の開口面積の合計が、上記
    送水チューブの管路断面積の20%を越えないように形
    成されている請求項4記載の内視鏡の送気送水ノズル。
JP2000279989A 2000-09-14 2000-09-14 内視鏡の送気送水ノズル Withdrawn JP2002085339A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005000567A (ja) * 2003-06-16 2005-01-06 Fuji Photo Optical Co Ltd 内視鏡の観察窓洗浄装置
JP2007190118A (ja) * 2006-01-18 2007-08-02 Pentax Corp 内視鏡の送気送水配管
DE102010037098B4 (de) 2009-08-20 2018-12-20 Hoya Corporation Endoskop mit einer Reinigungsdüse
US20210177249A1 (en) * 2019-03-27 2021-06-17 Hoya Corporation Endoscope

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