JP2002084924A - 旋網の深度調節方法及び深度調節装置 - Google Patents

旋網の深度調節方法及び深度調節装置

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JP2002084924A
JP2002084924A JP2000321971A JP2000321971A JP2002084924A JP 2002084924 A JP2002084924 A JP 2002084924A JP 2000321971 A JP2000321971 A JP 2000321971A JP 2000321971 A JP2000321971 A JP 2000321971A JP 2002084924 A JP2002084924 A JP 2002084924A
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JP
Japan
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depth
net
adjusting
valve
air
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JP2000321971A
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Koichi Mori
好一 森
Masayuki Hamada
正行 濱田
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Kaiken KK
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Kaiken KK
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Abstract

(57)【要約】 旋網の上端部に深度調節可能に設けた浮力体を適宜取付
けて当該浮力体の浮力により網の敷設深度を調整する 【構成】 ダイヤルで深度設定可能に設けた圧力感知器
とエアバルブとを連結し、当該バルブの片側にはエアボ
ンベを着脱自在に取付け、反対側にはエアバルーンを取
付けた深度調節浮力体を、連結索で旋網の上端に装着し
て網の深度を調整する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は旋網の深度調節方法及び
深度調節装置に関する。
【0002】詳細には投網した網の敷設深度の調節方
法、及び当該網の深度調節のために使用される深度調節
装置に関するものである。
【0003】
【従来の技術】従来より行われている旋網の投網は網船
より海中に投網した網を水中にカーテン状に敷設して、
当該網をリング状に連結し、底に当たる部分を締め込ん
で魚を網内に閉じ込め、捕獲する方法がとられている。
【0004】ところが魚群というのは海中の上層から下
層までまんべんなくいるのではなくある一定の層に集団
で群泳しているもので、その游泳層によっては網の深さ
が浅いもので良い場合もあるが、海底付近で游泳してい
る場合は海面から海底にとどくほど深い網が必要にな
る。
【0005】ところが、出漁前に魚の游泳層をつかむこ
とは現実的に無理な事なので、実際は常に海底までとど
くほどの深い網を使用することになってしまう。
【0006】しかしながら浅い游泳層の魚を捕獲しよう
とするときは網の大きさがかえって仇となり、非常に無
駄な労力とエネルギーと時間を費やさねばならないので
効率が悪かった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上述したよう
な無駄を省き、魚の游泳層に合わせて網の深度を調整可
能な旋網の敷設の方法を提供することを目的とする。
【0008】従来より使用されている旋網漁法用の網
(以下網と称す)は網の最下層に錘である沈子を取付
け、最上部には網全体を浮力で支える浮子が取付けられ
てあり、投網後に水中でカーテン状に縦方向に広がるよ
うに設けてある。
【0009】従って、水深によって網の深度を調節する
方法はなく、常に上部は水面上であり、網の幅によって
最下層の位置を決定するという、極めて単純な方法がと
られており、網の交換以外に深度調節は出来なかった。
【0010】故に、効率や力率が悪いことは分かってい
ても、他に有効な方法がなかったため、従来よりの方法
を取らざるを得なかった。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は上述のように、
網の大きさに頼る方法しかなかった網の深度調節を可能
にする方法を提供するために以下の構成とする。すなわ
【0012】ダイヤル等で深度設定可能に設けた圧力感
知器とエアバルブとを連結する。
【0013】当該バルブには小型のエアボンベを着脱自
在に取付ける。
【0014】上記バルブの反対側には、エアバルーンを
取付けて、深度調節浮力体を形成する。
【0015】深度調節浮力体には連結索を取付けて、旋
網の上端に着脱自在に設けてある。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を元に説明する
と、図1は本発明の説明図、図2は深度調節浮力体の斜
視図である。
【0017】ダイヤル1を回して圧力の設定を行うだけ
で、設定圧力以上にて開閉バルブの解放可能で、設定圧
力より低い場合には閉鎖自在に設けた圧力感知器2と当
該感知器2にてコントロール自在に設けたエアバルブ3
を固着する。
【0018】当該エアバルブ3の片側には閉鎖弁4を有
し、且つエアボンベ5を固定したホルダーを、着脱自在
に捩子6で気密的に取付ける。
【0019】エアバルブ3のエアボンベ取付部の反対側
には、上記と同様に捩子で着脱自在に設けたエアバルー
ン7を気密的に取付ける。
【0020】上記圧力感知器2及びエアバルブ3とをケ
ーシング8に収納し、当該ケーシング8にはロープ等で
形成した5メートル長さの連結索9を固着して深度調節
浮力体10を形成する。
【0021】本発明に於ける深度調節浮力体10の使用
に於ては、図1に示すがごとく、網11が沈むのに十分
な重量の錘を取付けた沈子12を有する網の上端部浮子
13の部分に、網11の浮力を保つのに十分な数の深度
調節浮力体10を、連結索9にて固縛する。
【0022】網11を敷設しようとする水深が決定した
ら、深度調整浮力体10の圧力感知器2のダイヤル1を
回して設定水深の圧力に合せて調節し、そのまま投網す
る。
【0023】水中に没した網11はそのままカーテン状
に広がりながら沈んで行くが、浮子13部分が設定深度
に達したときに深度調節浮力体10の圧力感知器2が水
圧を感知してエアバルブ3を開き、エアボンベ5より高
圧空気がエアバルーン7に送り込まれてバルーン7が膨
らみ、沈み込みが停止する。
【0024】後はその状態で環締による底網を閉じる作
業を行い、沈子部分を一気に巻き上げると、それによっ
て網は浮子の浮力で水面まで浮上してくるので、後は平
常と同様に揚網作業を行うと良い。
【発明の効果】
【0025】本発明は旋網の上端部に深度調節可能に設
けた浮力体を適宜取付けて網の敷設深度を調整すること
ができるので、魚群の游泳深度によって網の交換を行う
必要がなく、一枚の網だけで様々な深度に対応すること
が可能で、省資源に貢献する。
【0026】また、余分な網を必要としないことは経済
的にも大きく貢献することに繋がるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 説明図
【図2】 深度調節浮力体の正面図
【符号の説明】
1 ダイヤル 2 圧力感知器 3 エアバルブ 4 閉鎖弁 5 エアボンベ 6 捩子 7 エアバルーン 8 ケーシング 9 連結索 10 深度調節浮力体 11 網 12 沈子 13 浮子

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧力感知器及びエアバルーンを有する深
    度調節浮力体を旋網上端に着脱自在に取付け、当該圧力
    感知器により深度を設定し、設定深度において深度調節
    浮力体のエアバルーンを膨脹させることにより投網した
    網の沈降を停止させて深度を調節する、旋網の深度調節
    方法。
  2. 【請求項2】 ダイヤル等で深度設定可能に設けた公知
    の圧力感知器とエアバルブとを連結し、当該バルブには
    小型のエアボンベを着脱自在に取付け、上記バルブの反
    対側にはエアバルーンを取付けて深度調節浮力体を形成
    し、当該深度調節浮力体に連結索を取付け、旋網の上端
    に深度調節浮力体を着脱自在に設けて網の深度を調整す
    る旋網の深度調節装置。
JP2000321971A 2000-09-14 2000-09-14 旋網の深度調節方法及び深度調節装置 Pending JP2002084924A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105028354A (zh) * 2015-06-30 2015-11-11 浙江海洋学院 围网养殖的沉浮式板网捕捞设备
CN105165746A (zh) * 2015-08-07 2015-12-23 美佩斯(北京)顾问有限公司 一种内河综合捕捞装置及其捕捞方法
CN105660552A (zh) * 2016-01-22 2016-06-15 山东省友发水产有限公司 一种采用诱集物驯化收捕养殖物的方法
CN113728984A (zh) * 2021-08-31 2021-12-03 兴化市现代农业发展服务中心 捕捞龙虾的装置

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