JP2002084688A - 分離型給電方法及びその装置 - Google Patents

分離型給電方法及びその装置

Info

Publication number
JP2002084688A
JP2002084688A JP2000271398A JP2000271398A JP2002084688A JP 2002084688 A JP2002084688 A JP 2002084688A JP 2000271398 A JP2000271398 A JP 2000271398A JP 2000271398 A JP2000271398 A JP 2000271398A JP 2002084688 A JP2002084688 A JP 2002084688A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power
piezoelectric element
power supply
mechanical vibration
vibration
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000271398A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Ogawa
浩司 小川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Furukawa Electric Co Ltd filed Critical Furukawa Electric Co Ltd
Priority to JP2000271398A priority Critical patent/JP2002084688A/ja
Publication of JP2002084688A publication Critical patent/JP2002084688A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Telephone Function (AREA)
  • Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 磁気ノイズの発生を防止するとともに、熱に
よる影響を低減する。 【解決手段】 電力供給側のアダプタ10からの交流電
力を第1の圧電素子13によって、一旦機械振動に変換
して受電側の携帯電話機20に伝え、受電側では第1の
圧電素子13と接触された第2の圧電素子21を用い
て、上記機械振動を再び交流電力に変換し、かつ整流回
路22で直流電力に整流して2次電池24に給電する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、圧電素子を用いて
電力を給電側から受電側に供給する分離型給電方法及び
その装置に関する。
【0002】
【関連する背景技術】従来、この種の装置では、例えば
特開平8−79976号に示すように、充電部の1次コ
イルと被充電部の2次コイルが電磁結合することで、2
次コイルに電力を誘起させ、この誘起した電力により2
次電池を充電させるものがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記装置で
は、電磁結合を利用しているため、外部に多量の磁気ノ
イズが放射され、他の電気機器が誤動作する原因となっ
ていた。また、高周波を駆動する際に、磁性体は発熱し
て熱損失が大きくなり、上記装置を使用する機器全体の
温度が上昇して使用温度が上がってしまう。このため、
使用機器の熱による暴走の可能性が発生したり、使用寿
命が短くなることがあった。
【0004】本発明は、上記実状に鑑みなされたもの
で、磁気ノイズの発生を防止するとともに、熱による影
響を低減することができる分離型給電方法及びその装置
を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明では、電力供給側からの電力を、該電力供給
側と分離されている受電側に供給する分離型給電にて、
電力供給手段に前記電力を機械振動に変換する第1の圧
電素子を、受電手段に前記機械振動に基づいて振動し、
当該振動を電力に変換する第2の圧電素子を備え、機械
振動を用いて電力を給電する分離型給電方法及びその装
置が提供される。
【0006】すなわち、電力供給側からの電力を第1の
圧電素子によって一旦機械振動に変換して受電側に伝
え、受電側では当該機械振動を第2の圧電素子を用いて
再び電力に変換して給電することで、磁気ノイズ及び熱
の発生の低減及び防止を図る。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明に係る分離型給電方法及び
その装置の一実施形態を図1乃至図8の図面に基づいて
説明する。図1及び図2は、本発明に係る分離型給電装
置を用いた機器の一例である携帯電話機と充電用のアダ
プタを示す斜視図及び分離型給電装置の配置構成を示す
構成図である。これら図において、充電用のアダプタ1
0は本発明の電力供給手段を構成し、携帯電話機20は
本発明の受電手段を構成している。
【0008】アダプタ10内には、コンセント11を介
して交流電力が供給されるインバータ回路12と、イン
バータ回路12に接続された第1の圧電素子13が配設
されている。また、携帯電話機20内には、第2の圧電
素子21と、第2の圧電素子21に接続される整流回路
22と、充電調整回路23と、充電調整回路23に接続
された2次電池24が配設されている。
【0009】第1及び第2の圧電素子13,21は、圧
電性セラミックス(PZT、BaTiO3等)からな
り、第1の圧電素子13は、携帯電話機20の下部を収
納するアダプタ10の凹部に配設され、図3の斜視図に
示すように、側面に対向して設けられた2つの電極13
a,13b及び配線13c,13dを介してインバータ
回路12と接続されている。第2の圧電素子は、携帯電
話機20の下部に配設され、図3の斜視図に示すよう
に、側面に対向して設けられた2つの電極21a,21
b及び配線21c,21dを介して整流回路22に接続
されている。また、第1及び第2の圧電素子13,21
には、接触時に互いに係合するV溝13e,21eが複
数形成されており、アダプタ10の凹部に携帯電話機2
0が収納されると、第1の圧電素子13と第2の圧電素
子21が接触し、形成された互いのV溝13e,21e
が係合して、第1の圧電素子13の機械振動を第2の圧
電素子21に伝達できるように構成されている。
【0010】図4は、図2に示した分離型給電装置の等
価回路を示す回路図である。図において、第1の圧電素
子13と第2の圧電素子21は、1次コイルと2次コイ
ルに等価的に表されており、コンセント11を介して商
用電源1がインバータ回路12に供給されている。イン
バータ回路12は、高周波インバータからなり、商用電
源を高周波の交流電力に変換してから第1の圧電素子1
3に供給する。第1の圧電素子13は、印加される交流
電力によって高周波の振動を行い、上記振動は第1の圧
電素子3に係合した第2の圧電素子21に伝達され、第
2の圧電素子21は、上記振動を交流電力に変換して整
流回路22に供給する。上記交流電力は、整流回路22
で直流に整流され、充電調整回路23を介して2次電池
24に供給されて、上記2次電池24が充電される。そ
して、2次電池24が満充電の状態になると、充電調整
回路23は、上記満充電状態を検知して2次電池24へ
の電力供給を断にする。
【0011】このように、本実施形態では、電力供給側
からの電力を第1の圧電素子によって機械振動に変換し
て受電側に伝え、受電側の圧電素子によって上記機械的
振動を電力に変換してから2次電池に供給するので、機
械振動によって電力を伝送することができ、磁気ノイズ
の発生が防止できるとともに、磁性体の抵抗成分による
熱の発生がなくなるので、熱による影響を低減できる。
なお、本実施形態では、圧電素子の振動により、多少の
熱は発生するが、上記発熱は磁性体による発熱に比べれ
ばごく僅かな発熱量であり、本実施形態の分離型給電装
置を使用する機器への影響はほとんどない。
【0012】また、本実施形態では、装置の大型化の原
因となるコイルやコアの代わりに、小型の圧電性セラミ
ックスを用いることが可能となるので、部品点数の削減
及び装置の小型化が図られる。図5から図8は、本発明
に係る第1及び第2の圧電素子の第2の実施形態から第
5の実施形態を示す斜視図である。
【0013】図5の第2の実施形態は、図3の第1の実
施形態に示したV溝の代わりに、凹凸の溝部13f,2
1fを第1及び第2の圧電素子13,21に形成させ、
接触時に互いの凹凸の溝部13f,21fが係合して、
第1の圧電素子13の機械振動を第2の圧電素子21に
伝達できるように構成したものである。なお、上記凹凸
の溝部は、複数形成されていても良い。本実施形態で
は、第1の実施形態と同様に、第1の圧電素子の振動を
第2の圧電素子に伝達できる。
【0014】図6の第3の実施形態は、第1の圧電素子
13の中央部に穴部13gを設け、接触時に上記穴部に
第2の圧電素子21が嵌め込まれて互いに係合し、第1
の圧電素子13の機械振動を第2の圧電素子21に伝達
できるように構成したものである。本実施形態では、図
中の前後及び左右の振動に対して効率良く上記振動を第
1の圧電素子から第2の圧電素子に伝達することができ
る。
【0015】図7の第4の実施形態は、図3の第1の実
施形態と同様に、接触時に互いに係合するV溝13e,
21eを形成させるとともに、第1の圧電素子13を図
中上方に付勢する弾性体13hと、第2の圧電素子21
を図中下方に付勢する弾性体21gとを設け、接触時に
第1及び第2の圧電素子13,21を弾性体13h,2
1gで上下から付勢して、第1の圧電素子13の機械振
動を第2の圧電素子21に伝達できるように構成したも
のである。本実施形態では、図中の前後及び左右の振動
の他に、上下の振動に対しても効率良く上記振動を第1
の圧電素子から第2の圧電素子に伝達することができ
る。
【0016】図8の第5の実施形態は、第1の実施形態
に示したV溝の代わりに、吸引用のホース13iに繋が
る穴部13jを第1の圧電素子13に設け、接触時に上
記吸引用ホース13iに接続された吸引機(図示せず)
によって吸引を行うことによって、第1の圧電素子13
と第2の圧電素子21とを吸着させて、第1の圧電素子
13の機械振動を第2の圧電素子21に伝達できるよう
に構成したものである。本実施形態では、第4の実施形
態と同様に、図中の前後、左右及び上下の振動の振動に
対して効率良く上記振動を第1の圧電素子から第2の圧
電素子に伝達することができる。
【0017】なお、本実施形態では、第1の圧電素子と
第2の圧電素子を直接接触させた場合について説明した
が、本発明はこれに限らず、第1の圧電素子と第2の圧
電素子を直接接触させずに、例えば圧電素子間に別の部
材を介在させて第1の圧電素子13の機械振動を第2の
圧電素子21に伝達できるように構成することも可能で
ある。
【0018】本発明は、これら実施形態に限定されるも
のではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変
形実施が可能である。携帯電話機への実施の他に、分離
して使用する蓄電手段を有する電気機器、例えば電気シ
ェーバ、カセットテープやCDやMDの携帯用プレー
ヤ、電動歯ブラシ、電気自動車等にも実施可能である。
また、蓄電手段を備えずに、電力供給を行う電源供給装
置全般にも実施可能である。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、分離
された2つの圧電素子を用いて、接触時に電力供給側か
らの電力を、機械的振動に変換して受電側に供給するの
で、磁気ノイズの発生を防止するとともに、熱による影
響を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る分離型給電装置を用いた機器の一
例である携帯電話機と充電用のアダプタを示す斜視図で
ある。
【図2】図1に示した携帯電話機と充電用のアダプタに
分離型給電装置の配置構成を示す構成図である。
【図3】図2に示した圧電素子の第1の実施形態を示す
斜視図である。
【図4】図2に示した分離型給電装置の等価回路を示す
回路図である。
【図5】同じく、圧電素子の第2の実施形態を示す斜視
図である。
【図6】同じく、圧電素子の第3の実施形態を示す斜視
図である。
【図7】同じく、圧電素子の第4の実施形態を示す斜視
図である。
【図8】同じく、圧電素子の第5の実施形態を示す斜視
図である。
【符号の説明】
1 交流電源 10 アダプタ 11 コンセント 12 インバータ回路 13 第1の圧電素子 13a,13b,21a,21b 電極 20 携帯電話機 21 第2の圧電素子 22 整流回路 23 充電調整回路 23 2次電池

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電力供給側からの電力を、該電力供給側
    と分離されている受電側に供給する分離型給電方法にお
    いて、 前記電力供給側からの電力を機械振動に変換し、当該機
    械振動を前記受電側に伝え、当該受電側で当該機械振動
    を電力に変換して給電することを特徴とする分離型給電
    方法。
  2. 【請求項2】 電力供給手段からの電力を、該電力供給
    手段と分離されている受電手段に供給する分離型給電装
    置において、 前記電力供給手段は、前記電力を機械振動に変換する第
    1の圧電素子を備え、 前記受電手段は、前記機械振動に基づいて振動し、当該
    振動を電力に変換する第2の圧電素子を備えたことを特
    徴とする分離型給電装置。
JP2000271398A 2000-09-07 2000-09-07 分離型給電方法及びその装置 Pending JP2002084688A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000271398A JP2002084688A (ja) 2000-09-07 2000-09-07 分離型給電方法及びその装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000271398A JP2002084688A (ja) 2000-09-07 2000-09-07 分離型給電方法及びその装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002084688A true JP2002084688A (ja) 2002-03-22

Family

ID=18757691

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000271398A Pending JP2002084688A (ja) 2000-09-07 2000-09-07 分離型給電方法及びその装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002084688A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102097853A (zh) * 2011-03-10 2011-06-15 上海大学 利用压电材料发电为手机供电的方法及其压电发电装置
WO2011162085A1 (ja) * 2010-06-24 2011-12-29 株式会社村田製作所 電力伝送素子及び電力伝送装置
US8648564B2 (en) 2012-05-23 2014-02-11 Kabushiki Kaisha Toshiba Power transmitting device
CN105811559A (zh) * 2016-04-20 2016-07-27 高秋红 一种为手机提供电能的方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011162085A1 (ja) * 2010-06-24 2011-12-29 株式会社村田製作所 電力伝送素子及び電力伝送装置
CN102097853A (zh) * 2011-03-10 2011-06-15 上海大学 利用压电材料发电为手机供电的方法及其压电发电装置
US8648564B2 (en) 2012-05-23 2014-02-11 Kabushiki Kaisha Toshiba Power transmitting device
CN105811559A (zh) * 2016-04-20 2016-07-27 高秋红 一种为手机提供电能的方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5417907B2 (ja) 送電制御装置、送電装置、受電制御装置、受電装置、電子機器および無接点電力伝送システム
US20040189246A1 (en) System and method for inductive charging a wireless mouse
TWI460957B (zh) 電力輸送控制裝置、電力輸送裝置、受電控制裝置、受電裝置、電子機器、電力輸送控制方法及受電控制方法
US20070046256A1 (en) Contactless battery charger
JP4852829B2 (ja) 非接触電力伝送装置
JP5521665B2 (ja) コイルユニット、それを用いた送電装置及び受電装置
EP2579427B1 (en) Power receiver for wireless charging, and portable electronic device having same
JP5686769B2 (ja) 無線電力送信装置用コアアセンブリ及びそれを備える無線電力送信装置
JP5773224B2 (ja) 誘導充電式電源パック
US20080174267A1 (en) Power transmission control device, power reception control device, non-contact power transmission system, power transmission device, power reception device and electronic instrument
JP2006314181A (ja) 非接触充電装置及び非接触充電システム並びに非接触充電方法
JP5550785B2 (ja) 非接触型の誘導電力伝送システムの回路
US20160049801A1 (en) Power reception control device and power reception control method for non-contact power transmission
JP2004519853A (ja) 一次及び二次巻線間の相互自己インダクタンスの容量性並列補償を備える電磁結合システム
JP5839105B2 (ja) 送電装置及び送電制御方法
JP2018023275A (ja) 受信装置を充電するためのシステムおよび方法
JP2002262468A (ja) コアレス超薄型プリント回路基板変圧器及びそれを利用した無接点バッテリ充電器
CN102005784A (zh) 一种无线充电系统
JP2002084688A (ja) 分離型給電方法及びその装置
JP2002170725A (ja) 電源装置
JPH10189369A (ja) 非接触型電力伝送装置
US6291969B1 (en) Charging paddle which prevents damage of the surface of the primary core and method of manufacturing the same
JP2978100B2 (ja) 非接触充電器
JP2002017046A (ja) 非接触充電器
KR100301430B1 (ko) 배터리및그를충전하기위한배터리충전시스템

Legal Events

Date Code Title Description
RD05 Notification of revocation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7425

Effective date: 20050922