JP5839105B2 - 送電装置及び送電制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、物理的に接続することなく電力を伝送する電力伝送システムで用いる送電装置及び送電制御方法に関する。特に、複数の結合電極を備え、電力伝送とデータ通信との両方に用いることが可能な送電装置及び送電制御方法に関する。
近年、非接触で電力を伝送する電子機器が多々開発されている。電子機器において非接触で電力を伝送するためには、電力の送電ユニット(送電装置)と、電力の受電ユニット(受電装置)との双方にコイルモジュールを設けた磁界結合方式の電力伝送システムが採用されることが多い。
しかし、磁界結合方式の電力伝送システムでは、各コイルモジュールを通過する磁束の大きさが起電力に大きく影響され、電力を高い効率で伝送するためには、送電ユニット側(一次側)のコイルモジュールと受電ユニット側(二次側)のコイルモジュールとのコイルの平面方向の相対位置の制御に高い精度が要求される。また、結合電極としてコイルモジュールを用いているので、送電ユニット及び受電ユニットの小型化が難しくなる。さらに、携帯機器等の電子機器では、コイルの発熱による蓄電池への影響を考慮する必要があり、配置設計上のボトルネックになるおそれがあるという問題もあった。
そこで、例えば静電界を用いた電力伝送システムが開発されている。特許文献1には、送電ユニット側の結合電極と、受電ユニット側の結合電極とを容量結合させることにより高い電力伝送効率を具現化した伝送システムが開示されている。また、特許文献2には、送電台(送電装置)の携帯端末(受電装置)を載置する面に格子状に配置された矩形状の結合電極のうち、受電装置が載置される領域の結合電極に通電するよう制御する容量結合型充電器が開示されている。
図16は、従来の電力伝送システムの構成を示す模式図である。図16(a)は非対称型の容量結合を用いた電力伝送システムの構成を示す模式図である。図16(a)に示すように、送電ユニット(送電装置)1側には、大きいサイズの受動電極3と、小さいサイズの能動電極4と、電源回路(電源)100とを備え、受電ユニット(受電装置)2側には、大きいサイズの受動電極5と、小さいサイズの能動電極6と、負荷回路24とを備えている。送電ユニット1側の能動電極4と受電ユニット2側の能動電極6との間に強い電場7を形成することにより、高い電力伝送効率を実現している。
また、図16(b)は対称型の容量結合を用いた電力伝送システムの構成を示す模式図である。図16(b)に示すように、送電ユニット(送電装置)1側には、複数の能動電極4と電源回路(電源)100とを備え、受電ユニット(受電装置)2側には、複数の能動電極6と負荷回路24とを備えている。
特開2009−296857号公報 欧州特許第1689062号
図17は、特許文献2に開示されている従来の容量結合型充電器の構成を示す模式図である。図17では、送電台(送電装置)1の携帯端末(受電装置)2を載置する面に格子状に配置された矩形状の結合電極4のうち、受電装置2が載置される領域の結合電極4に通電するよう電源回路100との接続状態をスイッチ回路104で切り換えている。図17に示す容量結合型充電器では、図16(b)に示す対称型の容量結合を用いて電力伝送を行っており、結合電極4と互いに逆極性の2個の電圧端子との接続のオンオフ制御を行っている。しかし、図16(a)に示す非対称型の容量結合を用いる場合には、結合電極4と互いに逆極性の能動電圧端子、受動電圧端子、又は基準電位端子との接続のオンオフ制御を行う必要がある。特許文献2には、能動電圧端子、受動電圧端子、又は基準電位端子との接続のオンオフ制御や、該オンオフ制御を行う送電装置1の具体的な構成は開示されていない。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、非対称型の容量結合を用いる場合であっても、受電装置の形状、大きさ、載置される位置等に応じて結合電極の接続状態を切り換えることができる送電装置及び送電制御方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明に係る送電装置は、受電装置の第二の能動電極、第二の受動電極とそれぞれ対向配置して容量結合する第一の能動電極、第一の受動電極を送電電極として備える送電装置であって、能動端子及び該能動端子より低く、しかも基準電位とは異なる電位である受動端子を有する電源回路部と、基準電位と接続されている基準電位端子と、送電面に複数配置され、一又は複数の前記送電電極で構成された送電単位と、該送電単位ごとに、前記能動端子に接続する、前記受動端子に接続する、又は前記基準電位端子に接続する若しくはどの端子にも接続しないのいずれか一方、に接続状態を切り換えるスイッチ素子と、前記受電装置の前記第二の能動電極及び前記第二の受動電極の位置に関する情報に基づいて、前記スイッチ素子の動作を制御する制御回路部とを備え、該制御回路部は、少なくとも前記第二の能動電極と重なり合う面積が最も大きい前記送電単位を前記能動端子に接続し、少なくとも前記第二の受動電極と重なり合う面積が最も大きい前記送電単位を前記受動端子に接続し、前記第二の能動電極、前記第二の受動電極のいずれとも重なり合う面積を有さない前記送電単位を前記基準電位端子に接続する又はどの端子にも接続しない、のいずれかに接続状態を切り換えることを特徴とする。
上記構成では、少なくとも第二の能動電極と重なり合う面積が最も大きい送電単位を能動端子に接続し、少なくとも第二の受動電極と重なり合う面積が最も大きい送電単位を受動端子に接続し、第二の能動電極、第二の受動電極のいずれとも重なり合う面積を有さない送電単位を基準電位端子に接続する又はどの端子にも接続しない、のいずれかに接続状態を切り換えることができ、受電装置をどのような位置に載置した場合であっても、確実に高い効率で電力伝送することが可能となる。また、複数の受電装置を載置する場合であっても、載置する位置によって電力伝送の効率が変動しない。また、限られた送電単位にしか電圧を印加しないので、消費電力を節約することができるとともに、不要な電界が外部へ放射されることを防止することができる。
また、本発明に係る送電装置は、前記電源回路部を複数備えることが好ましい。
上記構成では、電源回路部を複数備えているので、受電装置が複数載置された場合であっても、安定して電力を伝送することができ、複数の受電装置を同時に充電することが可能となる。
また、本発明に係る送電装置は、前記送電単位は一の前記送電電極で構成されていることが好ましい。
上記構成では、送電単位は一の送電電極で構成されているので、送電電極ごとに接続状態を切り換えることができ、受電装置をどのような位置に載置した場合であっても、確実に高い効率で電力伝送することが可能となる。
また、本発明に係る送電装置は、前記スイッチ素子は、すべての前記送電電極に接続されていることが好ましい。
上記構成では、スイッチ素子が、すべての送電電極に接続されているので、受電装置が載置される位置により適切に対応して、送電電極ごとに接続状態を切り換えることができる。
また、本発明に係る送電装置は、前記スイッチ素子を介して前記電源回路部に接続されている送電単位が配置されている領域を発光表示することが好ましい。
上記構成では、スイッチ素子を介して電源回路部に接続されている送電単位が配置されている領域を発光表示するので、受電装置の載置されている送電装置のどの部分が電力伝送に用いられているのかを目視で確認することができ、もう1台受電装置を載置することができるか否かを確認することが容易となる。
また、本発明に係る送電装置は、前記受電装置とデータ通信する通信部を備え、前記制御回路部は、前記通信部と前記送電単位とを順次接続して、前記受電装置とデータ通信することが可能な前記送電単位を特定し、特定された前記送電単位の位置に基づいて、前記スイッチ素子が、前記送電単位ごとに、前記能動端子に接続する、前記受動端子に接続する、又は前記基準電位端子に接続する若しくはどの端子にも接続しないのいずれか一方、に接続状態を切り換えるよう制御することが好ましい。
上記構成では、通信部と接続された場合に受電装置とデータ通信することが可能な送電単位の位置に基づいて、送電電極がそれぞれ第一の能動電極、第一の受動電極、基準電位電極、又は通信用結合電極として機能するよう、若しくはどの端子にも接続しないようスイッチ素子により接続状態を切り換えることが可能となる。
また、本発明に係る送電装置は、前記受電装置の前記第二の能動電極、第二の通信用電極及び前記第二の能動電極と前記第二の通信用電極との間に配置された前記第二の受動電極とそれぞれ対向配置して容量結合する前記第一の能動電極、第一の通信用電極及び前記第一の受動電極を前記送電電極として備えることが好ましい。
上記構成では、受電装置とデータ通信することにより受電装置の第二の通信用電極の位置を特定し、特定した第二の通信用電極の位置と受電装置の第二の能動電極及び第二の受動電極の位置との関係に基づいて、送電装置の送電電極ごとに接続状態を切り換えることができ、受電装置をどのような位置に載置した場合であっても、確実に高い効率で電力伝送することが可能となる。また、複数の受電装置を載置する場合であっても、載置する位置によって電力伝送の効率が変動しない。
次に、上記目的を達成するために本発明に係る送電制御方法は、受電装置の第二の能動電極、第二の受動電極とそれぞれ対向配置して容量結合する第一の能動電極、第一の受動電極を送電電極として備える送電装置の送電動作を制御する送電制御方法であって、前記送電装置は、能動端子及び該能動端子より低く、しかも基準電位とは異なる電位である受動端子を有する電源回路部と、基準電位と接続されている基準電位端子と、送電面に複数配置され、一又は複数の前記送電電極で構成された送電単位と、前記送電単位ごとに、前記能動端子に接続する、前記受動端子に接続する、又は前記基準電位端子に接続する若しくはどの端子にも接続しないのいずれか一方、に接続状態を切り換えるスイッチ素子と、該スイッチ素子の動作を制御する制御回路部とを備え、該制御回路部は、少なくとも前記第二の能動電極と重なり合う面積が最も大きい前記送電単位を前記能動端子に接続し、少なくとも前記第二の受動電極と重なり合う面積が最も大きい前記送電単位を前記受動端子に接続し、前記第二の能動電極、前記第二の受動電極のいずれとも重なり合う面積を有さない前記送電単位を前記基準電位端子に接続する又はどの端子にも接続しない、のいずれかの接続状態に切り換えるよう、前記スイッチ素子の動作を制御することを特徴とする。
上記構成では、少なくとも第二の能動電極と重なり合う面積が最も大きい送電単位を能動端子に接続し、少なくとも第二の受動電極と重なり合う面積が最も大きい送電単位を受動端子に接続し、第二の能動電極、第二の受動電極のいずれとも重なり合う面積を有さない送電単位を基準電位端子に接続する又はどの端子にも接続しない、のいずれかの接続状態に切り換えるよう、スイッチ素子の動作を制御することができ、受電装置をどのような位置に載置した場合であっても、確実に高い効率で電力伝送することが可能となる。また、複数の受電装置を載置する場合であっても、載置する位置によって電力伝送の効率が変動しない。
本発明に係る送電装置又は送電制御方法では、受電装置の第二の能動電極及び第二の受動電極の位置に関する情報に基づいて、送電装置の送電電極が、それぞれ第一の能動電極、第一の受動電極、又は基準電位電極として機能するよう、若しくはどの端子にも接続しないよう、スイッチ素子により接続状態を切り換えることができ、受電装置をどのような位置に載置した場合であっても、確実に高い効率で電力伝送することが可能となる。また、複数の受電装置を載置する場合であっても、載置する位置によって電力伝送の効率が変動しない。また、限られた送電単位にしか電圧を印加しないので、消費電力を節約することができるとともに、不要な電界が外部へ放射されることを防止することができる。
本発明の実施の形態1に係る送電装置を用いた電力伝送システムの構成を模式的に示すブロック図である。 本発明の実施の形態1に係る送電装置を用いた電力伝送システムの等価回路図である。 本発明の実施の形態1に係る送電装置の送電単位の例示図である。 本発明の実施の形態1に係る送電装置の送電電極の配置例及び切り換え状態を示す模式図である。 本発明の実施の形態1に係る送電装置のスイッチ回路の回路構成の例示図である。 本発明の実施の形態1に係る送電装置のスイッチ回路の回路構成の例示図である。 本発明の実施の形態1に係る送電装置の送電モジュールの制御部の処理手順を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態1に係る送電装置の送電電極の他の配置例及び切り換え状態を示す模式図である。 本発明の実施の形態1に係る送電装置の送電電極の他の配置例及び切り換え状態を示す模式図である。 本発明の実施の形態2に係る送電装置を用いた電力伝送システムの受電装置の構成を示す模式図である。 本発明の実施の形態2に係る送電装置の送電電極の配置例及び切り換え状態を示す模式図である。 本発明の実施の形態2に係る送電装置の送電電極の他の配置例及び切り換え状態を示す模式図である。 本発明の実施の形態3に係る送電装置を用いた電力伝送システムの構成を模式的に示すブロック図である。 本発明の実施の形態3に係る送電装置の送電電極の配置例及び切り換え状態を示す模式図である。 本発明の実施の形態3に係る送電装置のスイッチ回路の回路構成の例示図である。 本発明の実施の形態3に係る送電装置の制御部の処理手順を示すフローチャートである。 従来の電力伝送システムの構成を示す模式図である。 特許文献2に開示されている従来の容量結合型充電器の構成を示す模式図である。
以下、本発明の実施の形態に係る送電装置を用いた電力伝送システムについて、図面を用いて具体的に説明する。以下の実施の形態は、特許請求の範囲に記載された発明を限定するものではなく、実施の形態の中で説明されている特徴的事項の組み合わせの全てが解決手段の必須事項であるとは限らないことは言うまでもない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係る送電装置を用いた電力伝送システムの構成を模式的に示すブロック図である。図2は、本発明の実施の形態1に係る送電装置を用いた電力伝送システムの等価回路図である。図1及び図2では、電源(電源回路部)100の比較的高電位である能動端子81にスイッチ回路(スイッチ素子)104を介して能動電極11aが接続され、比較的低電位である受動端子82にスイッチ回路104を介して受動電極11pが接続されている。図1及び図2に示すように、電源(電源回路部)100は、高電圧高周波電源(交流電源)であり、低電圧高周波電源111、及び低電圧高周波電源111の出力電圧を昇圧する昇圧/共振回路105で構成されている。
低電圧高周波電源111は、直流電源110、インピーダンス切替部108、駆動制御部103及び直流交流変換素子114で構成されている。直流電源110は、例えば、所定の直流電圧(例えばDC5V)を供給する。駆動制御部103及び直流交流変換素子114は、直流電源110を電源として、例えば100kHz〜数10MHzの高周波電圧を発生する。昇圧/共振回路105は、昇圧トランスTG及びインダクタLGにより構成され、高周波電圧を昇圧して第一の能動電極11aに供給する。容量CGは、受動電極11pと能動電極11aとの間の容量を示している。インダクタLGと容量CGとにより直列共振回路が形成される。I/V検出器101は、直流電源110から供給された直流電圧値DCV及び直流電流値DCIを検出して制御部102へ渡す。制御部(制御回路部)102は、後述のとおりI/V検出器101、交流電圧計106の出力に基づいて駆動制御部103の動作を制御する。
制御部102は、I/V検出器101で検出した直流電圧値DCVを取得し、取得した直流電圧値DCVの周波数特性を解析して、受電装置2が載置されているか否かを検知する。具体的には、直流電源110の出力インピーダンスを切り替えるインピーダンス切替部108により定電流に切り替えて、受電装置2が載置されて送電を開始するまでは電源100を定電流電源として動作させ、比較的低電圧にて周波数掃引する。
周波数掃引した場合、受電装置2が載置されていない状態では共振周波数が発生しないので、直流電圧値DCVに極大値は生じない。すなわち単位周波数当たりの直流電圧値DCVの変動量が所定値より大きくなる周波数は存在しない。
一方、受電装置2が載置された場合には、載置された受電装置2ごとに固有の共振周波数が発生するので、電源100から見た受電装置2のインピーダンスが極大となり、共振周波数の近傍にて直流電圧値DCVは極大値となる。すなわち、単位周波数当たりの直流電圧値DCVの変動量が所定値より大きくなる周波数が存在するので、該周波数を検出した場合に、受電装置2が載置されたことを検知することができる。受電装置2が載置されたことを検知した場合、インピーダンス切替部108により電源100を定電圧電源に切り替えて、検出した共振周波数を動作周波数として設定することができる。
交流電圧計106は、昇圧/共振回路105の出力電圧の交流電圧値ACVを検出して制御部102へ渡す。制御部102は、交流電圧計106で検出した交流電圧値ACVを取得して、交流電圧値ACVの変動を監視する。
また、制御部102は、取得した交流電圧値ACVが一定の電圧値を超えた過電圧である場合には駆動制御部103へ電力伝送の停止指示を送信して送電を停止する。また、制御部102は、I/V検出器101で検出した直流電流値DCIを取得し、取得した直流電流値DCIが所定値より小さくなった場合には充電が完了したと判断して、送電を停止する。
制御部102は、電力伝送の開始指示/停止指示を駆動制御部103へ送信し、駆動制御部103が直流交流変換素子114にて直流電圧を交流電圧へDC−AC変換させる。直流交流変換素子114は、駆動制御部103の出力に応じて昇圧/共振回路105へ交流電圧を供給する。
昇圧/共振回路105は、供給された交流電圧を昇圧して、スイッチ回路104を介して、送電電極11(第一の能動電極11a、第一の受動電極11p)に供給する。図1では簡略化しているが、スイッチ回路104は、送電電極11ごと、あるいは後述する一又は複数の送電電極11で構成された送電単位10ごとに設けてある。送電装置1の送電電極11は、受電装置2の受電電極21(第二の能動電極21a、第二の受動電極21p)との間で容量結合し、電力を伝送する。受電装置2の受電電極21には、降圧トランスTL及びインダクタLLにより構成される降圧/共振回路201が接続されている。容量CLは、受動電極21pと能動電極21aとの間の容量を示している。インダクタLLと容量CLとにより直列共振回路が形成されている。直列共振回路は、固有の共振周波数を有している。容量CMは、送電電極11と受電電極21との結合容量を示している。
受電装置2は、伝送された電力を降圧/共振回路201で降圧し、整流器202で整流して、整流した電圧で負荷回路203(二次電池)を充電する。
本実施の形態1では、所望の送電電極11ごと、あるいは一又は複数の送電電極11で構成された送電単位10ごとに、比較的高い電圧を印加する、比較的低い電圧を印加する、又は基準電位と接続する若しくは電圧を印加しないのいずれか一方に、スイッチ回路104により接続状態を切り換える。比較的高い電圧が印加された送電電極11又は送電単位10は、第一の能動電極11aとして機能する。比較的低い電圧が印加された送電電極11又は送電単位10は、第一の受動電極11pとして機能する。基準電位と接続された送電電極11又は送電単位10は、基準電位電極として機能する。
図3は、本発明の実施の形態1に係る送電装置1の送電単位10の例示図である。図3(a)に示すように、一の送電電極11で送電単位10を構成しても良い。例えば送電装置1の受電装置2を載置する面に送電電極11をアレイ状に配置した場合、受電装置2の載置された位置に応じて、送電電極11がそれぞれ第一の能動電極11a、第一の受動電極11p、又は基準電位電極として機能するよう、若しくはどの端子にも接続しないよう接続状態を切り換えることができる。
少しでもコストダウンを図るために、例えば図3(b)〜(d)に示すように、それぞれ2個の送電電極11、3個の送電電極11、4個の送電電極11を一組として、送電単位10を構成することにより、送電電極11の大きさと受電装置2の大きさとを考慮した適切な大きさの送電単位10を構成することができる。もちろん、送電単位10は図3に示す構成に限定されるものではなく、効率良く電力伝送することができる大きさであればいくつの送電電極11で送電単位10を構成しても良い。以下、送電電極11には、一又は複数の送電電極11で構成された送電単位10も含まれることとする。
図4は、本発明の実施の形態1に係る送電装置1の送電電極11の配置例及び切り換え状態を示す模式図である。図4の例では、矩形状の送電電極11をアレイ状に配置してあり、しかも9個ずつ別個の送電モジュール1a、1b、1c、1dとして受電装置2へ電力を伝送する。例えば受電装置2を送電モジュール1aに載置する場合、送電モジュール1aの中央部の送電電極11を第一の能動電極11aとして機能させるために、比較的高い電圧を印加するようスイッチ回路104により接続状態を切り換える。また、送電モジュール1aの中央部の送電電極11の周囲に配置してある送電電極11を、第一の受動電極11pとして機能させるために、比較的低い電圧を印加するようスイッチ回路104により接続状態を切り換える。なお、送電電極11の形状は矩形状に限定されるものではなく、円形状であっても良いし、多角形状であっても良い。また、一の送電モジュールに含まれる送電電極11の数も9個に限定されるものではなく、送電電極11の個数及び配列に応じて自由に選択することができる。
受電装置2が載置されていない送電モジュール1b、1cについては、送電電極11に電圧を印加しないようスイッチ回路104により接続状態を切り換えることにより、消費電力を節約することができるとともに、不要な電界が外部へ放射されることを防止することができる。
もちろん、送電モジュール1a以外の送電モジュール、例えば送電モジュール1dに他の受電装置2を載置することもできる。この場合も同様に、送電モジュール1dの中央部の送電電極11を第一の能動電極11aとして機能させるために、比較的高い電圧を印加するようスイッチ回路104により接続状態を切り換える。また、送電モジュール1dの中央部の送電電極11の周囲に配置してある送電電極11を、第一の受動電極11pとして機能させるために、比較的低い電圧を印加するようスイッチ回路104により接続状態を切り換える。
図5A及び図5Bは、本発明の実施の形態1に係る送電装置1のスイッチ回路104の回路構成の例示図である。図5Aに示すように、複数の送電電極11を、受電装置2を載置する面(送電面)にアレイ状に配置している。そして、送電電極11ごとに、電源100との接続状態を切り換えている。
図5Aの例では、送電モジュール1aと送電モジュール1bとで、それぞれ接続する電源100が相違する。すなわち、送電モジュール1aは、電源100aと制御部102aとを備えており、送電モジュール1bは、電源100bと制御部102bとを備えている。
そして、スイッチ回路104は、それぞれ制御部102a、102bの指示により、各送電電極11と電源100a、100bとの接続状態を切り換える。すなわち、スイッチ回路104は、一端をそれぞれの送電電極11と接続してある。そして、他端を、能動端子91、能動端子より低電位である受動端子92、又は端子93のいずれかと接続するように切り換える。スイッチ回路104の能動端子91は、電源100a(又は電源100b)の能動端子81と接続されている。受動端子92は、電源100a(又は電源100b)の受動端子82と接続されている。
端子93は、基準電位(接地電位)と接続するべく、例えば送電装置1の回路基板の接地電極、送電装置1筺体のシールド部等と接続されている基準電位端子83と接続されている。基準電位とスイッチ回路104との間の配線が複雑化した場合、あるいは基準電位に接続された送電電極11の存在が第一の能動電極11aと第一の受動電極11pとの間の容量を増大させる原因になる場合には、図5Bに示すように端子93をどの端子にも接続しないようにすれば良い。送電電極11ごとに、能動端子91に接続する、受動端子92に接続する、又は端子93に接続する、すなわち基準電位端子83に接続する若しくはどの端子にも接続しないのいずれか一方、に接続状態を切り換える。
一方、図示はしないが、能動端子91、受動端子92、端子93とは別の端子(ダミー端子)を設けている場合、端子93を基準電位端子83と接続しておくことにより、送電電極11ごとに、能動端子91に接続する、受動端子92に接続する、端子93(基準電位端子83)に接続する、又はこれらのいずれにも接続しない(ダミー端子に接続する)よう接続状態を切り換えることができる。
なお、基準電位端子83に接続するか、どの端子にも接続しないかの判断は、第一の能動電極11aと第一の受動電極11pとの間の容量を低減するべきか(電力の伝送効率の向上)、十分なシールドを施してあるかに応じて、送電電極11ごとにすれば良い。そして、送電モジュール1aに受電装置2が載置された場合、制御部102aは以下の処理を実行する。
制御部102aは、順次、送電電極11を第一の能動電極11aとして機能させるために、能動端子91と接続するようスイッチ回路104の動作を制御する。そして、制御部102aは、定電流を送電電極11へ順次供給して周波数掃引することにより、I/V検出器101で検出した直流電圧値DCVの周波数特性を解析する。制御部102aは、送電電極11ごとに直流電圧値DCVが極大値となる周波数を有するか否かを判断し、極大値となる周波数を有すると判断した送電電極11に対応する位置に、受電装置2の第二の能動電極21aが配置されていると判断する。
本実施の形態1では、制御部102は、受電装置2の第二の能動電極21a及び第二の受動電極21pの位置に関する情報を事前に記憶している。ここで、受電装置2の第二の能動電極21a及び第二の受動電極21pの位置に関する情報とは、例えば第二の能動電極21aを基準とした第二の受動電極21pの配置に関する情報である。したがって、受電装置2の第二の能動電極21aが配置されている位置を判断するだけで、第二の受動電極21pの位置を把握することができ、制御部102aの演算処理負荷を軽減することができる。もちろん、受電装置2の第二の能動電極21a及び第二の受動電極21pの位置に関する情報は、これに限定されるものではなく、例えば基準電位電極(接地電極)と第二の能動電極21a及び第二の受動電極21pとの相対的な位置関係に関する情報であっても良いし、データ通信を行う場合には通信用結合電極と第二の能動電極21a及び第二の受動電極21pとの相対的な位置関係に関する情報であっても良い。
その場合、まず、受電装置2の第二の能動電極21aが配置されている位置を判断し、対応する位置の送電電極11を第一の能動電極11aとして決定する。次に、受電装置2の第二の能動電極21a及び第二の受動電極21pの位置に関する情報に基づいて、受電装置2の第二の受動電極21pの位置を把握し、対応する位置の送電電極11を第一の受動電極11pとして決定する。
図5の例では、制御部102は、受電装置2の第二の能動電極21aを中心として、その周囲に第二の受動電極21pが配置されているとの情報を記憶しているので、第一の能動電極11aとして決定した送電電極11の周囲に配置されている送電電極11を第一の受動電極11pとして決定することができる。制御部102aは、決定した送電電極11が、それぞれ比較的高電位である能動端子91、又は比較的低電位である受動端子92と接続するようスイッチ回路104の動作を制御する。能動端子91は、電源100の能動端子81に、受動端子92は、電源100の受動端子82に、それぞれ接続されている。
送電装置1は、送電モジュール1aと同様に、送電モジュール1bについても、どの送電電極11が第一の能動電極11a又は第一の受動電極11pとして、それぞれ機能するかを決定する。図6は、本発明の実施の形態1に係る送電装置1の送電モジュール1aの制御部102aの処理手順を示すフローチャートである。図6において、制御部102aは、コンセント等の接続を検知して送電装置1を起動し(ステップS601)、受電装置2が載置されたか否かを検知する(ステップS602)。具体的には、上述したように送電電極11ごとに周波数掃引した結果、直流電圧値が極大値となる周波数を有する送電電極11が存在するか否かで判断する。
制御部102aは、直流電圧値が極大値となる周波数を有する送電電極11を第一の能動電極11aとして決定し(ステップS603)、受電装置2の第二の能動電極21a及び第二の受動電極21pの位置に関する情報に基づいて、第一の受動電極11pとして機能させる送電電極11を決定する(ステップS604)。
制御部102aは、決定に合わせてスイッチ回路104により送電電極11ごとの接続状態を切り換える(ステップS605)。これにより、受電装置2の載置された位置に応じて、送電電極11を第一の能動電極11a又は第一の受動電極11pとして機能させることができる。制御部102aは、送電電極11ごとに再度周波数掃引して(ステップS606)、直流電圧値が極大値となる周波数を電力伝送時の動作周波数として設定して、駆動制御部103に対して電力伝送の開始指示を送信して送電を開始する(ステップS607)。
なお、受電装置2が複数の送電モジュールにまたがって載置される場合もある。この場合、送電装置1の制御部102は、送電モジュールごとの制御部102a、102b等とデータ通信しながら、どの送電モジュールのどの送電電極11を第一の能動電極11aとして、どの送電モジュールのどの送電電極11を第一の受動電極11pとして、それぞれ機能させるかを決定する。
図7は、本発明の実施の形態1に係る送電装置1の送電電極11の他の配置例及び切り換え状態を示す模式図である。図7の例では、矩形状の送電電極11をアレイ状に配置してあり、6個ずつ別個の送電モジュール1a、1b、1c、1dとして受電装置2へ電力を伝送する。中央にある送電電極11に対する接続状態の切り換えは、送電モジュール1aの制御部102aが制御する。
例えば、受電装置2を送電モジュール1a、1cにまたがって載置する場合、送電モジュール1aの制御部102aは、上述した手順と同様に受電装置2の第二の能動電極21aが配置されている位置を判断する。送電モジュール1aの制御部102aは、記憶してある受電装置2の第二の能動電極21a及び第二の受動電極21pの位置に関する情報に基づいて、第一の受動電極11pとして機能させる送電電極11を決定する。制御部102aは、第一の受動電極11pとして決定した送電電極11が他の送電モジュール1cにも存在していると検知した場合、制御部102を介して送電モジュール1cの制御部102cとデータ通信し、送電モジュール1cの送電電極11に対する接続状態の切り換えは、送電モジュール1cの制御部102cが制御する。
すなわち、送電モジュール1aの下段中央の送電電極11を、第一の能動電極11aとして機能させるために、比較的高電位である能動端子91と接続するようスイッチ回路104により接続状態を切り換える。また、送電モジュール1aの下段中央の送電電極11の周囲に配置してある送電電極11を、第一の受動電極11pとして機能させるために、比較的低電位である受動端子92と接続するようスイッチ回路104により接続状態を切り換える。
それ以外の送電電極11については、電圧を印加しないようスイッチ回路104によりダミー素子(図示せず)あるいはどの端子にも接続されていない端子93と接続するよう切り換える。どの端子にも接続しないようスイッチ回路104により接続状態を切り換えることにより、消費電力を節約することができるとともに、不要な電界が外部へ放射されることを防止することができる。
なお、受電装置2を載置する位置によっては、第一の能動電極11aとして機能させる送電電極11を一意に決定することが困難である場合も生じうる。図8は、本発明の実施の形態1に係る送電装置1の送電電極11の他の配置例及び切り換え状態を示す模式図である。図8に示すように、受電装置2が送電電極11の配列方向に対して傾斜して載置された場合、2つの送電電極11’、11”が第一の能動電極11aの候補となる。
この場合、一定のルールに基づいて、いずれかの送電電極11を第一の能動電極11aとして決定する。例えば、送電電極11’、11”に対して周波数掃引し、直流電圧値の極大値が大きい送電電極11を選択する。両者がほぼ同一の値である場合には、より送電装置1の中央に近い送電電極11を選択する。その他、いずれか一方に決定することができるルールであれば、特に限定されるものではない。選択されなかった送電電極11’は、電源100と接続しないようスイッチ回路104により接続状態を切り換える。これにより、消費電力を節約することができるとともに、不要な電界が外部へ放射されることを防止することができる。また、両者がほぼ同一の値である場合に、送電電極11’、11”の両方を第一の能動電極11aとして決定しても良い。例えば、送電電極11’又は送電電極11”のいずれかを選択した場合には、第一の能動電極11aと第二の能動電極21aとの結合容量が不足することも生じうる。このときには、両方を能動電極とすることで電力伝送効率を高めることができるからである。
以上のように本実施の形態1によれば、受電装置2の第二の能動電極21a及び第二の受動電極21pの位置に関する情報に基づいて、送電装置1の送電電極11又は送電単位10が、それぞれ第一の能動電極11a、第一の受動電極11p、又は基準電位電極として機能するよう、若しくはどの端子にも接続しないよう、スイッチ回路104により接続状態を切り換えることができ、受電装置2をどのような位置に載置した場合であっても、高い効率で電力伝送することが可能となる。また、複数の受電装置2を載置する場合であっても、載置する位置によって電力伝送の効率が変動しない。
なお、本実施の形態1において、スイッチ回路104を介して電源100に接続されている送電電極11が配置されている領域を、例えばLED等を用いて発光表示することが好ましい。受電装置2が載置されている送電装置1のどの部分が電力伝送に用いられているのかを目視で確認することができ、もう1台受電装置2を載置することができるか否かを確認することが容易となるからである。
(実施の形態2)
本発明の実施の形態2では、実施の形態1と同一の機能を有する構成要素には同一の符号を付することにより、詳細な説明は省略する。本実施の形態2に係る送電装置1を用いた電力伝送システムは、受電装置2に接地電極を備えており、制御部102が受電装置2の接地電極に対応する位置の送電電極11を基準電位端子83に接続するようスイッチ回路104の動作を制御する点で実施の形態1とは相違する。
図9は、本発明の実施の形態2に係る送電装置1を用いた電力伝送システムの受電装置2の構成を示す模式図である。図9に示すように、受電装置2は、中央近傍に第二の能動電極21aを備えており、第二の能動電極21aの周囲を囲むように第二の受動電極21pを備えている。さらに、第二の受動電極21pの周囲を囲むように、接地電極31を設けてある。接地電極31は、例えば受電装置2の筐体の一部として構成しても良いし、別個に備えても良い。
図10は、本発明の実施の形態2に係る送電装置1の送電電極11の配置例及び切り換え状態を示す模式図である。図10の例では、矩形状の送電電極11をアレイ状に配置してある単体の送電モジュールについて説明する。
図10に示すように、図9に示す受電装置2を送電装置1に載置した場合、受電装置2の中央近傍に備えている第二の能動電極21aに対応する位置の送電電極11を、第一の能動電極11aとして機能させるために、比較的高電位である能動端子91と接続するようスイッチ回路104により接続状態を切り換える。受電装置2の第二の能動電極21aの位置は、実施の形態1と同様に判断する。すなわち、送電装置1の制御部102は、送電電極11ごとに周波数掃引して、直流電圧値が極大値となる周波数を有するか否かを判断する。制御部102が、極大値となる周波数を有すると判断した送電電極11に対応する位置に、受電装置2の第二の能動電極21aが配置されていると判断する。
また、受電装置2の第二の能動電極21a及び第二の受動電極21pの位置に関する情報に基づいて、受電装置2の第二の受動電極21pの位置を把握する。そして、受電装置2の第二の受動電極21pに対応する位置の送電電極11を、第一の受動電極11pとして機能させるために、比較的低電位である受動端子92と接続するようスイッチ回路104により接続状態を切り換える。
さらに、本実施の形態2では、受電装置2の第二の能動電極21a及び第二の受動電極21pの位置に関する情報に、第二の受動電極21pと接地電極31との相対的な位置関係に関する情報も含まれる。したがって、第二の受動電極21pの位置を把握することにより、接地電極31の位置も把握することができる。送電装置1の制御部102は、受電装置2の接地電極31に対応する位置の送電電極11を、基準電位電極41として機能させるために、基準電位端子83と接続するようスイッチ回路104により接続状態を切り換える。
なお、受電装置2は、送電電極11の配列方向に対して傾斜して載置しても良い。図11は、本発明の実施の形態2に係る送電装置1の送電電極11の他の配置例及び切り換え状態を示す模式図である。図11に示すように、受電装置2が送電電極11の配列方向に対して傾斜して載置された場合、2つの送電電極11が第一の能動電極11aの候補となる。実施の形態1と同様のルールで、選択された送電電極11を第一の能動電極11aとして機能させるために、能動端子91と接続するようスイッチ回路104により接続状態を切り換える。そして、選択されなかった送電電極11は、電源100と接続しないようスイッチ回路104により接続状態を切り換える。
また、送電装置1の制御部102は、受電装置2の第二の受動電極21pと重なり合っている割合の大きい送電電極11を第一の受動電極11pとして機能させるために、受動端子92と接続するようスイッチ回路104により接続状態を切り換える。同様に、送電装置1の制御部102は、受電装置2の接地電極31と重なり合っている割合の大きい送電電極11を基準電位電極41として機能させるために、基準電位端子83と接続するようスイッチ回路104により接続状態を切り換える。このようにすることで、受電装置2の載置された位置に応じて各送電電極11と電源100との接続状態を切り換えることにより、送電電極11を、それぞれ第一の能動電極11a、第一の受動電極11p、又は基準電位電極41として機能させることが可能となる。
以上のように本実施の形態2によれば、受電装置2の第二の能動電極21a及び第二の受動電極21pの位置に関する情報に基づいて、送電装置1の送電電極11又は送電単位10が、それぞれ第一の能動電極11a、第一の受動電極11p、又は基準電位電極41として機能するよう、若しくはどの端子にも接続しないよう、スイッチ回路104により接続状態を切り換えることができ、受電装置2をどのような位置に載置した場合であっても、高い効率で電力伝送することが可能となる。また、複数の受電装置2を載置する場合であっても、載置する位置によって電力伝送の効率が変動しない。
(実施の形態3)
本発明の実施の形態3では、実施の形態1及び2と同一の機能を有する構成要素には同一の符号を付することにより、詳細な説明は省略する。本実施の形態3に係る送電装置1を用いた電力伝送システムは、受電装置2に第二の通信用結合電極を備えており、受電装置2の第二の通信用結合電極に対応する位置の送電電極11を第一の通信用結合電極として機能させる点で実施の形態1及び2とは相違する。
図12は、本発明の実施の形態3に係る送電装置1を用いた電力伝送システムの構成を模式的に示すブロック図である。図12に示すように、本実施の形態3に係る電力伝送システムの送電装置1は、電源100、第一の能動電極11a、第一の受動電極11p、又は第一の通信用結合電極61として機能する送電電極11及び第一の通信部(通信部)13を備えている。受電装置2は、整流回路、負荷回路等とともに、第二の能動電極21a、第二の受動電極21p、第二の通信用結合電極51、及び第二の通信部23を備えている。
本実施の形態3では、送電装置1の第一の通信用結合電極61は、送電装置1の第一の通信部13を介して接地電位に、受電装置2の第二の通信用結合電極51は、受電装置2の第二の通信部23を介して接地電位、例えば受電装置2の回路基板の接地電極、受電装置2のシールド部等に、それぞれ接続されている。送電装置1の第一の通信部13は、一端を第一の通信用結合電極61に、他端を送電装置1の接地電位に、それぞれ接続してある。また、受電装置2の第二の通信部23は、一端を第二の通信用結合電極51に、他端を受電装置2の接地電位に、それぞれ接続してある。
そして、第一の能動電極11a及び第二の能動電極21aと、第一の通信用結合電極61及び第二の通信用結合電極51との間に、それぞれ第一の受動電極11p及び第二の受動電極21pを配置することにより、通信感度を高めることができるとともに、データ通信の安定性を高めることが可能となる。
そして、データ通信を安定して行うことができる位置をサーチすることで、第一の通信用電極61及び第二の通信用結合電極51を位置合わせすることができる。図13は、本発明の実施の形態3に係る送電装置1の送電電極11の配置例及び切り換え状態を示す模式図である。図13の例では、矩形状の送電電極11をアレイ状に配置してある。接続状態の切り換えは、実施の形態1及び2と同様、スイッチ回路104で行う。
図14は、本発明の実施の形態3に係る送電装置1のスイッチ回路104の回路構成の例示図である。図14に示すように、複数の送電電極11を、受電装置2を載置する面にアレイ状に配置している。そして、送電電極11ごとに、電源100との接続状態を切り換えている。
スイッチ回路104は、制御部102の指示により各送電電極11と電源100との接続状態を切り換える。例えば図14のように受電装置2が載置された場合、制御部102は以下の処理を実行する。
制御部102は、順次、送電電極11を第一の通信用結合電極61として機能させるようスイッチ回路104により接続状態を切り換える。すなわち、送電電極11を順次第一の通信部13と接続されている通信端子94と接続し、制御部102は受電装置2とデータ通信を確立することができたか否かを判断する。なお、通信端子94は、通信部13の通信端子84と接続されている。
制御部102が、受電装置2とデータ通信を確立することができたと判断した送電電極11に対応する位置に受電装置2の第二の通信用結合電極51が配置されていると判断する。本実施の形態3では、受電装置2の第二の能動電極21a及び第二の受動電極21pの位置に関する情報に、第二の通信用結合電極51と第二の能動電極21a及び第二の受動電極21pとの相対的な位置関係に関する情報も含まれる。したがって、受電装置2の第二の通信用結合電極51が配置されている位置を判断するだけで、第二の能動電極21a及び第二の受動電極21pの位置を把握することができる。
まず、受電装置2の第二の通信用結合電極51に対応する位置の送電装置1の送電電極11を第一の通信用結合電極61として決定する。次に、受電装置2の第二の能動電極21a及び第二の受動電極21pの位置に関する情報に基づいて、受電装置2の第二の能動電極21a、第二の受動電極21pの位置を把握し、対応する位置の送電電極11を、それぞれ第一の能動電極11a、第一の受動電極11pとして決定する。
図14の例では、制御部102は、受電装置2の第二の能動電極21aを中心として周囲の電極が第二の受動電極21pであり、第2の受動電極21pを挟んで対向する位置に第二の通信用結合電極51が配置されているとの情報を記憶している。そこで、最初にデータ通信を確立することができたと判断した送電電極11を第一の通信用結合電極61として決定する。そして、2つの第一の通信用結合電極61で挟まれた領域の中央に位置する送電電極11を第一の能動電極11aとして、第一の能動電極11aを中心として周囲の送電電極11を第一の受動電極11pとして、それぞれ決定する。制御部102は、第一の能動電極11a又は第一の受動電極11pとして決定した送電電極11を、それぞれ比較的高電位である能動端子91、比較的低電位である受動端子92に接続するようスイッチ回路104により接続状態を切り換える。能動端子91は、電源100の能動端子81に、受動端子92は、電源100の受動端子82に、それぞれ接続されている。また、図14では、端子93は、基準電位(接地電位)と接続するべく、例えば送電装置1の回路基板の接続電極、送電装置1筺体のシールド部等と接続されている基準電位端子83と接続されているが、どの端子とも接続されていなくても良い。
図15は、本発明の実施の形態3に係る送電装置1の制御部102の処理手順を示すフローチャートである。図15において、制御部102は、コンセント等の接続を検知して送電装置1を起動し(ステップS1501)、受電装置2が載置されたか否かを検知する(ステップS1502)。具体的には、実施の形態1と同様、送電電極11ごとに周波数掃引した結果、直流電圧値が極大値となる周波数を有する送電電極11が存在するか否かで判断する。
制御部102は、順次、送電電極11を第一の通信用結合電極61として機能させるようスイッチ回路104により接続状態を切り換えてデータ通信する(ステップS1503)。そして、制御部102は、データ通信を確立することができたと判断した送電電極11を第一の通信用結合電極61として決定する(ステップS1504)。制御部102は、直流電圧値が極大値となる周波数を有する送電電極11の位置に基づいて、第一の通信用結合電極61となりうる送電電極11の位置を推定することができる。推定された位置の送電電極11から優先的にスイッチ回路104により接続状態を切り換えるように順序を決めることで、より短時間で通信用結合電極61となる送電電極11を決定することができる。
制御部102は、受電装置2の第二の能動電極21a及び第二の受動電極21pの位置に関する情報に基づいて、送電装置1の第一の能動電極11aとして機能させる送電電極11及び第一の受動電極11pとして機能させる送電電極11を決定する(ステップS1505)。
制御部102は、決定に合わせてスイッチ回路104により送電電極11ごとの接続状態を切り換える(ステップS1506)。これにより、受電装置2の載置された位置に応じて、送電電極11を第一の通信用結合電極61、第一の能動電極11a、又は第一の受動電極11pとして機能させるよう切り換えることができる。
制御部102は、送電電極11ごとに再度周波数掃引して(ステップS1507)、直流電圧値が極大値となる周波数を電力伝送時の動作周波数として設定して、駆動制御部103に対して電力伝送の開始指示を送信して送電を開始する(ステップS1508)。
以上のように本実施の形態3によれば、受電装置2の第二の能動電極21a及び第二の受動電極21pの位置に関する情報に基づいて、送電装置1の送電電極11又は送電単位10が、それぞれ第一の能動電極11a、第一の受動電極11p、基準電位電極、又は第一の通信用結合電極61として機能するよう、若しくは電源100と接続しないようスイッチ回路104により接続状態を切り換えることができ、受電装置2をどのような位置に載置した場合であっても、高い効率で電力伝送することが可能となる。また、複数の受電装置2を載置する場合であっても、載置する位置によって電力伝送の効率が変動しない。
その他、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨の範囲内であれば多種の変形、置換等が可能であることは言うまでもない。
1 送電装置
2 受電装置
10 送電単位
11 送電電極
11a 第一の能動電極
11p 第一の受動電極
13 第一の通信部(通信部)
21a 第二の能動電極
21p 第二の受動電極
51 第二の通信用結合電極
61 第一の通信用結合電極
81、91 能動端子
82、92 受動端子
83 基準電位端子
84、94 通信端子
93 端子
100 電源(電源回路部)
102、102a 制御部(制御回路部)
104 スイッチ回路(スイッチ素子)

Claims (8)

  1. 受電装置の第二の能動電極、第二の受動電極とそれぞれ対向配置して容量結合する第一の能動電極、第一の受動電極を送電電極として備える送電装置であって、
    能動端子及び該能動端子より低く、しかも基準電位とは異なる電位である受動端子を有する電源回路部と、
    基準電位と接続されている基準電位端子と、
    送電面に複数配置され、一又は複数の前記送電電極で構成された送電単位と、
    該送電単位ごとに、前記能動端子に接続する、前記受動端子に接続する、又は前記基準電位端子に接続する若しくはどの端子にも接続しないのいずれか一方、に接続状態を切り換えるスイッチ素子と、
    前記受電装置の前記第二の能動電極及び前記第二の受動電極の位置に関する情報に基づいて、前記スイッチ素子の動作を制御する制御回路部と
    を備え、
    該制御回路部は、少なくとも前記第二の能動電極と重なり合う面積が最も大きい前記送電単位を前記能動端子に接続し、少なくとも前記第二の受動電極と重なり合う面積が最も大きい前記送電単位を前記受動端子に接続し、前記第二の能動電極、前記第二の受動電極のいずれとも重なり合う面積を有さない前記送電単位を前記基準電位端子に接続する又はどの端子にも接続しない、のいずれかに接続状態を切り換えることを特徴とする送電装置。
  2. 前記電源回路部を複数備えることを特徴とする請求項1に記載の送電装置。
  3. 前記送電単位は一の前記送電電極で構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の送電装置。
  4. 前記スイッチ素子は、すべての前記送電電極に接続されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の送電装置。
  5. 前記スイッチ素子を介して前記電源回路部に接続されている送電単位が配置されている領域を発光表示することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の送電装置。
  6. 前記受電装置とデータ通信する通信部を備え、
    前記制御回路部は、前記通信部と前記送電単位とを順次接続して、前記受電装置とデータ通信することが可能な前記送電単位を特定し、特定された前記送電単位の位置に基づいて、前記スイッチ素子が、前記送電単位ごとに、前記能動端子に接続する、前記受動端子に接続する、又は前記基準電位端子に接続する若しくはどの端子にも接続しないのいずれか一方、に接続状態を切り換えるよう制御することを特徴とする請求項1、2乃至4のいずれか一項に記載の送電装置。
  7. 前記受電装置の前記第二の能動電極、第二の通信用電極及び前記第二の能動電極と前記第二の通信用電極との間に配置された前記第二の受動電極とそれぞれ対向配置して容量結合する前記第一の能動電極、第一の通信用電極及び前記第一の受動電極を前記送電電極として備えることを特徴とする請求項6に記載の送電装置。
  8. 受電装置の第二の能動電極、第二の受動電極とそれぞれ対向配置して容量結合する第一の能動電極、第一の受動電極を送電電極として備える送電装置の送電動作を制御する送電制御方法であって、
    前記送電装置は、
    能動端子及び該能動端子より低く、しかも基準電位とは異なる電位である受動端子を有する電源回路部と、
    基準電位と接続されている基準電位端子と、
    送電面に複数配置され、一又は複数の前記送電電極で構成された送電単位と、
    前記送電単位ごとに、前記能動端子に接続する、前記受動端子に接続する、又は前記基準電位端子に接続する若しくはどの端子にも接続しないのいずれか一方、に接続状態を切り換えるスイッチ素子と、
    該スイッチ素子の動作を制御する制御回路部と
    を備え、
    該制御回路部は、少なくとも前記第二の能動電極と重なり合う面積が最も大きい前記送電単位を前記能動端子に接続し、少なくとも前記第二の受動電極と重なり合う面積が最も大きい前記送電単位を前記受動端子に接続し、前記第二の能動電極、前記第二の受動電極のいずれとも重なり合う面積を有さない前記送電単位を前記基準電位端子に接続する又はどの端子にも接続しない、のいずれかの接続状態に切り換えるよう、前記スイッチ素子の動作を制御することを特徴とする送電制御方法。
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