JP2020092514A - 給電装置 - Google Patents

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拓哉 荻島
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Abstract

【課題】 給電可能範囲の広い給電装置を提供する。【解決手段】 一実施形態に係る給電装置は、第1の給電コイル配列、第2の給電コイル配列、電源回路、給電回路群、及び制御回路を具備する。第1の給電コイル配列は、受電コイルと電磁結合する複数の給電コイルが二次元状に配列される。第2の給電コイル配列は、前記受電コイルと電磁結合する複数の給電コイルが前記第1の給電コイル配列を構成する複数の給電コイルの縁部に重なる位置に配置される。電源回路は、直流電圧を出力する。給電回路群は、前記各給電コイルごとに設けられ、前記電源回路から出力された直流電圧により、前記給電コイルにそれぞれ交流電流を供給する。制御回路は、前記給電コイルに交流電流を流した際の電流値に基づいて、給電に用いる給電コイルを選択し、選択した給電コイルに交流電流を流すように、前記給電回路群を制御する。【選択図】図2

Description

本発明の実施形態は、給電装置に関する。
給電コイルを備える給電装置から、受電コイルを備える受電装置に、電磁結合により電力を供給する給電システムが実用化されている。即ち、給電システムは、給電装置と受電装置とが電気的に接続されていない状態で、給電装置から受電装置に電力を供給する。
給電コイルを平面状に作製し、これを大きくすることにより、給電可能な面積(給電可能範囲)を広げることができる。しかし、給電コイルと受電コイルとの結合係数は、給電コイルと受電コイルとの面積差に応じて小さくなる。給電コイルと受電コイルとの面積差が大きくなり結合係数が小さくなると、十分な電力を給電することができないという課題がある。そこで、例えば、複数の給電コイルを備え、1つまたは複数の給電コイルにより、受電装置に給電する給電装置がある。
給電コイルにより生じる磁束は、コイル配線の中心から離れるほど、磁束密度が低くなる。この為、給電コイルの外側の配線の近傍(給電コイルの縁部近傍)と受電コイルとが重なるように受電装置が置かれた場合、給電装置から受電装置に十分な電力が供給されない可能性があるという課題がある。
特開2013−70606号公報
本発明が解決しようとする課題は、給電可能範囲の広い給電装置及を提供することである。
一実施形態に係る給電装置は、第1の給電コイル配列、第2の給電コイル配列、電源回路、給電回路群、及び制御回路を具備する。第1の給電コイル配列は、受電コイルと電磁結合する複数の給電コイルが二次元状に配列される。第2の給電コイル配列は、前記受電コイルと電磁結合する複数の給電コイルが前記第1の給電コイル配列を構成する複数の給電コイルの縁部に重なる位置に配置される。電源回路は、直流電圧を出力する。給電回路群は、前記各給電コイルごとに設けられ、前記電源回路から出力された直流電圧により、前記給電コイルにそれぞれ交流電流を供給する。制御回路は、前記給電コイルに交流電流を流した際の電流値に基づいて、給電に用いる給電コイルを選択し、選択した給電コイルに交流電流を流すように、前記給電回路群を制御する。
図1は、一実施形態に係る給電システムの構成例について説明する為の図である。 図2は、一実施形態に係る給電装置の構成例について説明する為の図である。 図3は、一実施形態に係る給電装置の給電コイルの構成例について説明する為の図である。 図4は、一実施形態に係る給電装置の給電コイルの構成例について説明する為の図である。 図5は、一実施形態に係る給電装置の給電コイルの構成例について説明する為の図である。 図6は、一実施形態に係る給電装置の給電コイルの構成例について説明する為の図である。 図7は、一実施形態に係る受電装置の構成例について説明する為の図である。 図8は、一実施形態に係る受電装置の動作の例について説明する為の図である。 図9は、一実施形態に係る給電装置の動作の例について説明する為の図である。 図10は、一実施形態に係る給電装置の給電コイルの他の構成例について説明する為の図である。
以下、一実施形態に係る給電装置について図面を参照して説明する。
給電システム1の概要について説明する。
図1は、給電システム1の構成例について説明する為の図である。図2は、給電装置2の構成例について説明する為の図である。
給電システム1は、電力を供給(給電)する給電装置2と、給電装置2から供給された電力を受け取る受電装置3とを備える。
給電装置2は、電磁誘導または磁界共振(共鳴)などの電磁結合を利用して、受電装置3に電力を供給する。即ち、給電装置2は、受電装置3と電気的に接続されていない状態(非接触状態)で、受電装置3に電力を供給する。給電装置2には、商用電源からACアダプタ4などの直流電源を介して直流電力が供給される。給電装置2は、直流電力をスイッチングによって交流電力に変換し、給電コイルに交流電力を供給することによって、給電コイルから磁束を発生させる。
受電装置3は、磁誘導または磁界共振(共鳴)などの電磁結合を利用して、給電装置2から給電された電力を受電する。受電装置3は、給電コイルと電磁結合された受電コイル11を有する。受電装置3は、給電コイルにより発生した磁束の変化によって受電コイル11に生じた電力を整流及び平滑することにより、受電装置3を駆動するための電力を得る。受電装置3は、例えばスマートフォン、タブレットPCなどの携帯情報端末として構成される。また、受電装置3は、スマートフォン、タブレットPCなどの携帯情報端末の端子に接続され、給電装置2から給電された電力を携帯情報端末に供給する構成であってもよい。
まず、給電装置2について説明する。
図1及び図2に示されるように、給電装置2は、筐体21、電源回路22、通信回路23、クロック回路24、給電コイル群25、給電回路群26、スイッチ群27、及び制御回路28を備える。
筐体21は、電源回路22、通信回路23、クロック回路24、給電コイル群25、給電回路群26、スイッチ群27、及び制御回路28を収容する容器である。また、筐体21の一部は、受電装置3が置かれる給電台29として構成されている。給電台29は、筐体21の一部が平板状に形成された部分である。
電源回路22は、ACアダプタ4などの外部の直流電源の電圧を各回路の動作に適した電圧に変換する。これにより、電源回路22は、給電回路群26の各給電回路に給電を行わせる為の電力(直流電圧)を生成し、各給電回路に供給する。また、電源回路22は、制御回路28、クロック回路24、及び通信回路23を動作させる為の電力(直流電圧)を生成し、制御回路28、クロック回路24、通信回路23に供給する。
通信回路23は、受電装置3と無線通信を行う為のインターフェースである。通信回路23は、電力伝送の周波数とは異なる周波数で無線通信を行う回路である。通信回路23は、例えば、2.4GHzまたは5GHz帯を使用する無線LAN、920MHz帯を使用する近距離無線通信装置、赤外線を利用した通信装置などである。具体的には、通信回路23は、Bluetooth(登録商標)またはWi−Fi(登録商標)などの規格に従って受電装置3と無線通信を行う。なお、通信回路23は、電力伝送の搬送波を負荷変調して受電装置3と通信を行う為の信号処理を行う回路であってもよい。
クロック回路24は、給電回路群26の各給電回路に組み込まれている半導体スイッチの、オンとオフとを切り替えるタイミングを示す信号(クロック信号)を、生成する回路である。すなわち、クロック回路24は、電力伝送の周波数のクロックを生成する回路である。クロック回路24は、生成したクロック信号を、給電回路群26の各給電回路に供給する。
例えば、電力伝送に電磁誘導方式を利用する場合、クロック回路24は、100kHz〜200kHz程度のクロック信号を生成する。また、例えば、クロック回路24は、6.78MHzまたは13.56MHz等のMHz帯のクロック信号を生成する。なお、クロック信号の周波数は、上記のものに限定されず、給電装置2及び受電装置3の仕様に応じて変更されてもよい。
給電コイル群25は、第1の給電コイル31、第2の給電コイル32、第3の給電コイル33、第4の給電コイル34、第5の給電コイル35、第6の給電コイル36、及び第7の給電コイル37を備える。なお、第1の給電コイル31、第2の給電コイル32、第3の給電コイル33、第4の給電コイル34、第5の給電コイル35、第6の給電コイル36、及び第7の給電コイル37は、同様の構成であるため、第1の給電コイル31を例に挙げて説明する。また、各給電コイルの配置については後述する。
第1の給電コイル31は、電流が流れた場合に磁束を発生させる素子である。第1の給電コイル31は、交流電流が流れた場合に、周期的に変化する磁束を発生させる。第1の給電コイル31は、筐体21の給電台29の面と平行に導線が配設されて構成される。例えば、第1の給電コイル31は、筐体21の給電台29の面と平行に配設されたプリント板上に形成される。また、例えば、第1の給電コイル31は、撚り線が平面状に作製されて構成されてもよい。第1の給電コイル31は、例えば、図示されない共振用のコンデンサと直列接続されることにより、共振回路を構成する。なお、共振用のコンデンサは必須ではない。
給電回路群26は、第1の給電回路41、第2の給電回路42、第3の給電回路43、第4の給電回路44、第5の給電回路45、第6の給電回路46、及び第7の給電回路47を備える。第1の給電回路41には、第1の給電コイル31が接続されている。第2の給電回路42には、第2の給電コイル32が接続されている。第3の給電回路43には、第3の給電コイル33が接続されている。第4の給電回路44には、第4の給電コイル34が接続されている。第5の給電回路45には、第5の給電コイル35が接続されている。第6の給電回路46には、第6の給電コイル36が接続されている。第7の給電回路47には、第7の給電コイル37が接続されている。なお、第1の給電回路41、第2の給電回路42、第3の給電回路43、第4の給電回路44、第5の給電回路45、第6の給電回路46、及び第7の給電回路47は、同様の構成であるため、第1の給電回路41を例に挙げて説明する。
第1の給電回路41は、電源回路22から供給される直流電力を用いて、第1の給電コイル31に交流電流を流す。第1の給電回路41は、制御回路28の制御に基づいてスイッチングを行うことにより、電源回路22から供給される直流電力を用いて、第1の給電コイル31に交流電流を流す駆動回路51を備える。駆動回路51は、制御回路28から供給される制御信号と、クロック回路24から供給されるクロック信号とに基づいて、半導体スイッチをオンオフ制御することにより、電源回路22から供給される直流電力を交流電流に変換する。また、第1の給電回路41は、第1の給電コイル31に流れる電流の値(電流値)を検出し、検出した電流値を制御回路28に出力する電流検出回路52を備える。
スイッチ群27は、第1のスイッチ61、第2のスイッチ62、第3のスイッチ63、第4のスイッチ64、第5のスイッチ65、第6のスイッチ66、及び第7のスイッチ67を備える。第1のスイッチ61は、電源回路22と、第1の給電回路41との間に接続されている。第2のスイッチ62は、電源回路22と、第2の給電回路42との間に接続されている。第3のスイッチ63は、電源回路22と、第3の給電回路43との間に接続されている。第4のスイッチ64は、電源回路22と、第4の給電回路44との間に接続されている。第5のスイッチ65は、電源回路22と、第5の給電回路45との間に接続されている。第6のスイッチ66は、電源回路22と、第6の給電回路46との間に接続されている。第7のスイッチ67は、電源回路22と、第7の給電回路47との間に接続されている。なお、第1のスイッチ61、第2のスイッチ62、第3のスイッチ63、第4のスイッチ64、第5のスイッチ65、第6のスイッチ66、及び第7のスイッチ67は、同様の構成であるため、第1のスイッチ61を例に挙げて説明する。
第1のスイッチ61は、制御回路28の制御に基づいて、電源回路22と、第1の給電回路41との接続を切り替える。即ち、第1のスイッチ61は、制御回路28の制御に基づいて、電源回路22と第1の給電回路41とを接続する状態と、接続しない状態とを切り替える。なお、第1のスイッチ61は、第1の給電回路41内に設けられていてもよい。
制御回路28は、プロセッサとメモリとを備える。プロセッサは、演算処理を実行する演算素子である。プロセッサは、例えば、メモリに記憶されているプログラム及びプログラムで用いられるデータに基づいて種々の処理を行う。メモリは、プログラム及びプログラムで用いられるデータなどを記憶する。なお、制御回路28は、マイコンなどにより構成されていてもよい。また、制御回路28は、クロック回路24に相当する構成を備え、各給電回路にクロック信号を供給する構成であってもよい。
制御回路28は、スイッチ群27及び給電回路群26の動作をそれぞれ制御する。また、制御回路28は、クロック回路24を制御することにより、クロック信号の周波数を制御する。また、制御回路28は、通信回路23により、受電装置3と通信を行う。
制御回路28は、スイッチ群27の各スイッチのオンオフを制御することにより、電流を流す(給電に用いられる)給電コイルを切り替える。制御回路28は、受電装置3への給電に用いる給電コイルに応じて、スイッチ群27の各スイッチのオンオフを制御する。即ち、制御回路28は、受電装置3への給電に用いる給電コイルに電流を流す給電回路に、電源回路22から直流電力が供給されるように、スイッチ群27の各スイッチのオンオフを制御する。
例えば、制御回路28は、受電装置3への給電に第1の給電コイル31を用いる場合、第1のスイッチ61をオンし、第2のスイッチ62乃至第7のスイッチ67をオフする。これにより、第1の給電コイル31に電流を流す第1の給電回路41と電源回路22とが接続される。
また、例えば、制御回路28は、受電装置3への給電に第1の給電コイル31及び第5の給電コイル35を用いる場合、第1のスイッチ61及び第5のスイッチ65をオンし、第2のスイッチ62乃至第4のスイッチ64及び第6のスイッチ66乃至第7のスイッチ67をオフする。これにより、第1の給電コイル31に電流を流す第1の給電回路41と電源回路22とが接続され、且つ第5の給電コイル35に電流を流す第5の給電回路45と電源回路22とが接続される。
次に、給電装置2の給電コイル群25の各給電コイルの配置について説明する。
複数の給電コイルは、配置される位置によって、異なる群に分類される。本例では、第1の給電コイル31、第2の給電コイル32、第3の給電コイル33、及び第4の給電コイル34を第1の給電コイル配列71と称し、第5の給電コイル35及び第6の給電コイル36を第2の給電コイル配列72と称し、第7の給電コイル37を第3の給電コイル配列73と称する。なお、給電コイルの数及び分類は、この例に限定されるものではなく、給電台29の形状、及び受電装置3の受電コイル11の形状に応じて適宜変更されてもよい。
上記したように、第1の給電コイル31、第2の給電コイル32、第3の給電コイル33、第4の給電コイル34、第5の給電コイル35、第6の給電コイル36、及び第7の給電コイル37は、それぞれ同じサイズで構成される。第1の給電コイル31、第2の給電コイル32、第3の給電コイル33、第4の給電コイル34、第5の給電コイル35、第6の給電コイル36、及び第7の給電コイル37は、それぞれ長手方向(longer direction)と、短手方向(short direction)とを有する。例えば、長手方向は、短手方向に対して2倍の長さでコイルが形成される。
第1の給電コイル31、第2の給電コイル32、第3の給電コイル33、第4の給電コイル34、第5の給電コイル35、第6の給電コイル36、及び第7の給電コイル37のそれぞれの、コイルを形成する配線の、最も外周に位置する配線の内側を、各コイルの面積として説明する。第1の給電コイル31、第2の給電コイル32、第3の給電コイル33、第4の給電コイル34、第5の給電コイル35、第6の給電コイル36、及び第7の給電コイル37は、それぞれ受電コイル11よりも大きいサイズ(大きい面積)で形成されている。具体的には、第1の給電コイル31、第2の給電コイル32、第3の給電コイル33、第4の給電コイル34、第5の給電コイル35、第6の給電コイル36、及び第7の給電コイル37と、受電コイル11との面積の比率は、「1:0.3乃至0.4」の範囲である。
図3は、第1の給電コイル配列71における各給電コイルの配列について説明する為の図である。
第1の給電コイル配列71は、給電台29の面と平行な第1の方向に配列された2つ以上のコイル列が、給電台29の面と平行である且つ第1の方向に直交する第2の方向に2つ以上配列されて構成される。なお、第1の方向は、第1の給電コイル配列71の各給電コイルの長手方向と平行な方向であり、第2の方向は、第1の給電コイル配列71の各給電コイルの短手方向と平行な方向であるとする。即ち、第1の給電コイル配列71のコイル列は、給電コイルの長手方向における縁部、即ち、給電コイルの短辺同士が隣接するように配列されて構成される。また、2つのコイル列は、給電コイルの短手方向における縁部、即ち、給電コイルの長辺同士が隣接するように配列される。言い換えると、第1の給電コイル配列71は、4つ以上の給電コイルが、第1の方向及び第2の方向に配列されて構成される。
より具体的には、第1の給電コイル31の短辺と第2の給電コイル32の短辺とが隣接するように、第1の給電コイル31及び第2の給電コイル32が配列され、1つのコイル列が形成される。また、第3の給電コイル33の短辺と第4の給電コイル34の短辺とが隣接するように、第3の給電コイル33及び第4の給電コイル34が配列され、もう1つのコイル列が形成される。第1の給電コイル31の長辺と第3の給電コイル33の長辺とが隣接し、且つ第2の給電コイル32の長辺と第3の給電コイル33の長辺とが隣接するように、2つのコイル列が配列され、第1の給電コイル配列71が形成される。
図4は、第2の給電コイル配列72における各給電コイルの配列について説明する為の図である。
第2の給電コイル配列72は、第1の方向に配列された2つ以上のコイル列により構成される。第2の給電コイル配列72のコイル列は、給電コイルの長手方向における縁部、即ち、給電コイルの短辺同士が隣接するように配列されて構成される。
より具体的には、第5の給電コイル35の短辺と第6の給電コイル36の短辺とが隣接するように、第5の給電コイル35及び第6の給電コイル36が配列されて、第2の給電コイル配列72が形成される。
第2の給電コイル配列72は、第1の方向及び第2の方向に直交する第3の方向、即ち給電台29の面に直交する方向において、第1の給電コイル配列71を構成する給電コイルの縁部と重なる位置に配置される。即ち、第2の給電コイル配列72は、第2の給電コイル配列72を構成する給電コイルが、第1の給電コイル配列71を構成する給電コイルの縁部同士が隣接する位置に重なるように配置される。より具体的には、第5の給電コイル35は、第1の給電コイル31及び第3の給電コイル33の長辺同士が隣接する位置に配置される。また、第6の給電コイル36は、第2の給電コイル32及び第4の給電コイル34の長辺同士が隣接する位置に配置される。
図5は、第3の給電コイル配列73における給電コイルの配列について説明する為の図である。
第3の給電コイル配列73は、第7の給電コイル37により構成される。第3の給電コイル配列73は、第1の方向及び第2の方向に直交する第3の方向、即ち給電台29の面に直交する方向において、第2の給電コイル配列72を構成する給電コイルの縁部と重なる位置に配置される。即ち、第3の給電コイル配列73は、第3の給電コイル配列73を構成する給電コイルが、第2の給電コイル配列72を構成する給電コイルの縁部同士が隣接する位置に重なるように配置される。より具体的には、第7の給電コイル37は、第5の給電コイル35及び第6の給電コイル36の短辺同士が隣接する位置に配置される。また、第7の給電コイル37は、第1の給電コイル配列71の第1の給電コイル31と第2の給電コイル32の短辺同士が隣接する位置、及び第3の給電コイル33と第4の給電コイル34の短辺同士が隣接する位置に亘って配置される。
図6は、図1、及び図3乃至図5の線AAで給電装置2及び受電装置3の受電コイル11を切断した断面図を示す。
第1の給電コイル配列71は、筐体21内の最も給電台29から離れた位置に配置されている。第2の給電コイル配列72は、第1の給電コイル配列71と給電台29との間に配置されている。第3の給電コイル配列73は、第2の給電コイル配列72と給電台29との間に配置されている。即ち、第1の給電コイル配列71、第2の給電コイル配列72、第3の給電コイル配列73の順に、第3の方向に給電コイルが重ねられている。なお、第3の方向における第1の給電コイル配列71、第2の給電コイル配列72、及び第3の給電コイル配列73の順番は、如何なる順番であってもよい。
次に、受電装置3について説明する。
図7は、受電装置3の構成例について説明する為の図である。受電装置3は、受電コイル11、受電回路81、充電回路82、二次電池83、抵抗回路84、通信回路85、制御回路86、及び負荷87を備える。
受電コイル11は、磁束の変化に基づいて電流を発生させる素子である。受電コイル11は、受電装置3の筐体のいずれかの面と平行に導線が配設されて構成される。例えば、受電コイル11は、受電装置3のいずれかの面と平行に配設されたプリント板上に形成される。また、例えば、受電コイル11は、撚り線が平面状に作製されて構成されてもよい。受電コイル11は、図示されないコンデンサと直列あるいは並列接続されることにより、共振回路を構成する。受電コイル11は、受電装置3が給電装置2の給電台29に設置された場合、給電装置2の給電コイル群25の給電コイルと電磁結合する。受電コイル11は、給電装置2の給電コイルから発生させた磁束によって、誘導電流を発生する。即ち、受電コイル11と図示されないコンデンサとから構成される共振回路は、共振回路に接続された受電回路81に交流電力を供給する交流電源として機能する。
例えば、電力伝送に磁界共振方式を利用する場合、受電コイル11を含む共振回路の自己共振周波数が、給電装置2の給電コイルを含む共振回路の自己共振周波数と同一、或いはほぼ同一となるように構成されることが望ましい。これにより、給電コイルと受電コイルとが電磁結合した場合の電力の伝送効率が向上する。
受電回路81は、受電コイル11に発生する交流電力を整流し、直流に変換し、且つ平滑する。受電回路81は、例えば複数のダイオードにより構成された整流ブリッジと、整流ブリッジの出力端子に接続されたコンデンサとを備える。整流ブリッジの一対の入力端子は、受電コイル11に接続されている。整流ブリッジは、受電コイル11に生じた交流電流を全波整流することにより、直流電流(脈動電流)を一対の出力端子から出力する。受電回路81のコンデンサは、整流ブリッジの一対の出力端子から出力される直流電流により電荷を蓄積し、並列に接続された後段の回路に直流電力を供給する。これにより、受電回路81は、充電回路82に直流電力を供給する。
充電回路82は、受電回路81から供給される直流電力を、充電処理に用いられる直流電力(例えば定電流定電圧充電)に変換し、二次電池83に供給する。これにより、充電回路82は、二次電池83を充電する。
二次電池83は、充電回路82から供給される直流電力により充電される。また、二次電池83は、受電装置3の種々の構成、例えば負荷87に電力を供給する。例えば、二次電池83は、リチウムイオン電池である。
抵抗回路84は、受電コイル11が受電した電力を短時間の間消費する抵抗Rを備える回路である。例えば、抵抗回路84は、抵抗Rと、抵抗Rに直列接続されたスイッチSとを備える。抵抗Rは、給電装置2の給電回路において、電流に変化が生じる程度の抵抗値であることが望ましい。例えば、抵抗Rは、0.3W程度の負荷の抵抗である。スイッチSの他方の端子はGNDに接続されている。スイッチSは、制御回路86により制御される。スイッチSは、オンされた場合に抵抗RをGNDに接続する。
通信回路85は、給電装置2と無線通信を行う為のインターフェースである。通信回路85は、電力伝送の周波数とは異なる周波数で無線通信を行う回路である。通信回路85は、例えば、2.4GHzまたは5GHz帯を使用する無線LAN、920MHz帯を使用する近距離無線通信装置、赤外線を利用した通信装置などである。具体的には、通信回路85は、Bluetooth(登録商標)またはWi−Fi(登録商標)などの規格に従って給電装置2と無線通信を行う。なお、通信回路85は、電力伝送の搬送波を負荷変調して給電装置2と通信を行う為の信号処理を行う抵抗回路84で兼用してもよい。
制御回路86は、プロセッサとメモリとを備える。プロセッサは、演算処理を実行する演算素子である。プロセッサは、例えば、メモリに記憶されているプログラム及びプログラムで用いられるデータに基づいて種々の処理を行う。メモリは、プログラム及びプログラムで用いられるデータなどを記憶する。なお、制御回路86は、マイコンなどにより構成されていてもよい。
制御回路86は、受電回路81、充電回路82、抵抗回路84のスイッチS、及び通信回路85などの動作をそれぞれ制御する。制御回路86は、受電回路81及び充電回路82を制御することにより、二次電池83への充電処理を制御する。また、制御回路86は、抵抗回路84のスイッチSを制御することにより、抵抗Rを介して受電コイル11を接地させる状態と、接地させない状態とを切り替える。また、制御回路86は、通信回路85により、給電装置2と通信を行う。
次に、動作について説明する。
まず受電装置3の動作について説明する。
図8は、受電装置3の動作の例について説明する為の説明図である。
受電装置3の制御回路86は、抵抗をオンする(ACT11)。制御回路86は、給電装置2から電力を受電したか否か判断する。制御回路86は、給電装置2から電力を受電したと判断した場合、抵抗回路84のスイッチSをオンする。これにより、受電コイル11をGNDに接続する。例えば、制御回路86は、受電コイル11に流れる図示されない電流検出器により、給電装置2から電力を受電したか否か判断する。
制御回路86は、抵抗をオンしてからの経過時間が、0.2秒に達したか否か判断する(ACT12)。なお、判断基準の時間は、0.2秒に限定されず、任意で設定されてもよい。即ち、制御回路86は、抵抗オン状態を維持できたか否か判断する。制御回路86は、抵抗をオンしてからの経過時間が、0.2秒に達しておらずオン状態を維持できていないと判断した場合(ACT12、NO)、処理を終了する。なお、制御回路86は、抵抗をオンしてから所定時間が経過せずに、給電装置2からの電力の供給が途絶えた場合に、処理を終了する構成であってもよい。
制御回路86は、抵抗をオンしてからの経過時間が0.2秒に達しオン状態を維持していると判断した場合(ACT12、YES)、通信回路85を介して給電装置2と情報を送受信することにより、認証処理を行う(ACT13)。認証処理は、給電装置2と受電装置3との間において、電力の伝送を行う相手の機器が正しい機器であるか否かを判断する処理である。給電装置2と受電装置3とは、互いに所定の情報を送受信することにより、認証処理を行う。
制御回路86は、認証処理を完了すると、充電処理を開始する(ACT14)。即ち、制御回路86は、抵抗回路84のスイッチSをオフし、受電コイル11に生じた電力により二次電池83を充電するように、受電回路81及び充電回路82を制御する。
制御回路86は、充電処理を終了するか否か判断する(ACT15)。制御回路86は、二次電池83の充電状態を監視し、二次電池83が十分に充電されたか否か判断する。制御回路86は、二次電池83が十分に充電されたと判断した場合、充電処理を終了すると判断する。
制御回路86は、充電処理を終了すると判断した場合(ACT15、YES)、充電処理を終了し(ACT16)、図8の処理を終了する。
次に、給電装置2の動作について説明する。
図9は、給電装置2の動作の例について説明する為の説明図である。
給電装置2の制御回路28は、起動されると待機状態になる。制御回路28は、所定のタイミングで、図9の処理を実行する。例えば、制御回路28は、給電コイル群25の各給電コイルに交流電流を流し、電流値を検出することにより、給電台29に受電装置3が置かれたか否か判断する。制御回路28は、給電台29に受電装置3が置かれたと判断した場合、図9の処理を実行する。
制御回路28は、まずカウンタnの値を初期値である「1」に設定する。(ACT21)。制御回路28は、例えば、メモリの所定の記憶領域を、カウンタnとして使用する。即ち、制御回路28は、メモリの所定の記憶領域の値を初期値に設定する。
制御回路28は、給電コイル群25の複数の給電コイルのうち、カウンタnの値に相当する給電コイルに交流電流を流すように、スイッチ群27及び給電回路群26を制御する(ACT22)。例えば、制御回路28は、カウンタnの値が「1」である場合、第1の給電コイル31を通電する。また、例えば、制御回路28は、カウンタnの値が「2」である場合、第2の給電コイル32を通電する。また、制御回路28は、給電コイルに交流電流を流している間の電流値を電流検出回路52から取得する。
制御回路28は、電流検出回路52から取得した電流値Iが、予め設定された電流Ithより大きいか否か判断する(ACT23)。制御回路28は、電流検出回路52から取得した電流値Iが、予め設定された電流Ithより大きいと判断した場合(ACT23、YES)、通電した給電コイルを給電に用いる(通電する)と判断する(ACT24)。また、制御回路28は、電流検出回路52から取得した電流値Iが、予め設定された電流Ith以下であると判断した場合(ACT23、NO)、通電した給電コイルを給電に用いない(通電しない)と判断する(ACT25)。
制御回路28は、給電コイルへの通電を開始してからの経過時間が、0.2秒に達したか否か判断する(ACT26)。なお、判断基準の時間は、0.2秒に限定されず、任意で設定されてもよい。即ち、制御回路28は、通電を開始してから所定時間が経過したか否か判断する。制御回路28は、通電を開始してからの経過時間が、0.2秒に達していないと判断した場合(ACT26、NO)、ACT22の処理に移行する。
また、制御回路28は、通電を開始してからの経過時間が、0.2秒に達したと判断した場合(ACT26、YES)、通電するか否かの判断結果を保存する(ACT27)。例えば、制御回路28は、ACT24及びACT25における通電するか否かの判断結果を、メモリの所定の記憶領域に記憶する。
制御回路28は、カウンタnの値が、予め設定されたmと同じ値であるか否か判断する(ACT28)。制御回路28は、カウンタnの値が、予め設定されたmと同じ値ではないと判断した場合(ACT28、NO)、カウンタnの値を加算(例えば+1)し(ACT29)、ACT22の処理に移行する。
制御回路28は、カウンタnの値が、予め設定されたmと同じ値であると判断した場合(ACT28、YES)、通電する給電コイルがあるか否か判断する(ACT29)。即ち、制御回路28は、判断結果が「通電する」である給電コイルが存在するかを、メモリを参照することにより判断する。制御回路28は、通電する給電コイルが存在しないと判断した場合(ACT29、NO)、ACT21の処理に移行する。これにより、制御回路28は、カウンタnの値を再度初期値に設定し、通電可能な給電コイルを判断する処理を繰り返し行う。なお、制御回路28は、通電する給電コイルが存在しないと判断した場合(ACT29、NO)、図9の処理を終了してもよい。
制御回路28は、通電する給電コイルが存在すると判断した場合(ACT29、YES)、制御回路28は、通信回路23を介して受電装置3と情報を送受信することにより、認証処理を行う(ACT30)。
制御回路28は、認証処理を完了すると、通常給電を開始する(ACT31)。通常給電は、判断結果が「通電する」である給電コイルを用いて、受電装置3に給電を行う処理である。
例えば、図1に示されるように、給電台29に置かれた受電装置3の受電コイル11の位置が、第3の給電コイル33及び第5の給電コイル35に重なる位置である場合、第3の給電コイル33及び第5の給電コイル35に交流電流を流した場合の電流値は、他の給電コイルに交流電流を流した場合の電流値に比べて大きくなることが推測される。この為、ACT22乃至ACT29の処理で、第3の給電コイル33及び第5の給電コイル35に対して「通電する」の判断結果が付与される。即ち、制御回路28は、各給電コイルに交流電流を所定時間流した場合の電流値に基づいて、受電装置3への給電に用いる給電コイルを決定する。この状態で、ACT31の処理に移行した場合、制御回路28は、第3の給電コイル33及び第5の給電コイル35により受電装置3に給電を行うように、第3のスイッチ63及び第5のスイッチ65をオンし、第3の給電回路43及び第5の給電回路45を動作させる。これにより、制御回路28は、第3の給電コイル33及び第5の給電コイル35に交流電流を流すことにより、受電装置3に給電を行う。
なお、上記のように、複数の給電コイルにより給電を行う場合、複数の給電コイルに流れる交流電流が、同位相になるように、給電回路群26を制御する。即ち、制御回路28は、複数の給電回路の半導体スイッチを同じタイミングでオンオフ制御することにより、複数の給電コイルにより生じる磁束が互いに打ち消さないように制御する。
制御回路28は、通常給電中に、給電を終了するか否か判断する(ACT32)。例えば、制御回路28は、給電台29から受電装置3が取り除かれた場合、または受電装置3において満充電となった場合、給電を終了すると判断する。例えば、制御回路28は、給電コイルに流れる電流値の変化を監視することにより、給電台29から受電装置3が取り除かれたか否か判断する。また、制御回路28は、受電装置3から所定の情報を通信回路23を介して取得した場合、受電装置3の二次電池83が満充電の為、給電を終了すると判断する。
制御回路28は、給電を停止すると判断した場合(ACT32、YES)、スイッチ群27のすべてのスイッチをオフし、給電回路を停止させ、図9の処理を終了する。制御回路28は、給電を停止しないと判断した場合(ACT32、NO)、給電処理を継続しつつ、ACT32の判断を定期的に実行する。
上記したように、給電装置2は、電源回路22、給電コイル群25、給電回路群26、スイッチ群27、及び制御回路28を備える。
給電コイル群25は、複数の給電コイルにより構成される第1の給電コイル配列71と、複数の給電コイルにより構成される第2の給電コイル配列72とを備える。第1の給電コイル配列71の複数の給電コイルは、二次元状に配列されている。第2の給電コイル配列72の複数の給電コイルは、第1の給電コイル配列71を構成する複数のコイルの縁部に重なる位置に配置されている。電源回路22は、直流電圧を出力する。給電回路群26は、給電コイル群25の給電コイルごとに設けられ、電源回路22から出力された直流電圧により、給電コイルにそれぞれ交流電流を供給する。スイッチ群27は、電源回路22と給電回路群26の各給電回路との接続を切り替える。制御回路28は、スイッチ群27により、交流電流を流す給電コイルを切り替えつつ、電流値を取得する。制御回路28は、電流値に基づいて、給電に用いる給電コイルを選択する。
制御回路28は、選択した給電コイルに交流電流を流すように、スイッチ群27及び給電コイル群25を制御する。これにより、制御回路28は、選択した給電コイルによる受電装置3への給電を行う。
上記の構成によると、第1の給電コイル配列71の給電コイルの磁束密度が低い位置(縁部)に、第2の給電コイル配列72の給電コイルが重なるように配置されている。この為、給電装置2は、給電台29上の受電装置3の置かれた位置に因らず、十分な電力を給電することができる。この結果、給電可能範囲の広い給電装置を提供することができる。
また、給電装置2は、複数の給電コイルに個別に交流電流を短時間流し、その時の電流値に基づいて、給電に用いる給電コイルを選択する。これにより、給電装置2は、受電装置3と通信することなく、給電に適したコイルを選択することができる。
また、給電装置2の制御回路28は、複数の給電コイルにより給電を行う場合、複数の給電コイルに流れる交流電流が、同位相になるように、給電回路群26を制御する。これにより、給電装置2は、複数の給電コイルにより生じる磁束が互いに打ち消すことを防ぐことができる。
また、第2の給電コイル配列72の複数の給電コイルは、第1の給電コイル配列71を構成する複数のコイルの縁部と縁部とが隣接する位置に重なるように配置されている。これにより、給電装置2は、第1の給電コイル配列71の給電コイルにより生じる磁束密度が低い領域を、第2の給電コイル配列72の給電コイルにより生じる磁束によって補うことができる。
また、給電コイル群25は、第2の給電コイル配列72の複数の給電コイルの縁部と縁部とが隣接する位置に重なるように配置された給電コイルを備える第3の給電コイル配列73をさらに備える。これにより、給電装置2は、第2の給電コイル配列72の給電コイルにより生じる磁束密度が低い領域を、第3の給電コイル配列73の給電コイルにより生じる磁束によって補うことができる。
また、第1の給電コイル配列71の複数の給電コイルは、受電装置3が置かれる給電台29と平行な第1の方向及び第2の方向にそれぞれ配列されている。
また、第2の給電コイル配列72の複数の給電コイルは、第1の方向及び第2の方向に配列されている。第2の給電コイル配列72の複数の給電コイルは、第2の方向において、第1の給電コイル配列71の給電コイルの縁部と縁部とが隣接する位置に重なる位置に配列されている。
また、第3の給電コイル配列73の給電コイルは、第1の方向において第2の給電コイル配列72の給電コイルの縁部と縁部とが隣接する位置に重なる位置に、配列されている。
また、各給電コイルは、それぞれ同じ形状で形成され、且つそれぞれ長手方向と短手方向を備える。また、第1の給電コイル配列71及び第2の給電コイル配列72の各給電コイルは、長手方向が第1の方向と一致し、且つ短手方向が第2の方向と一致するように配列される。また、第3の給電コイル配列73の給電コイルは、長手方向が第2の方向と一致し、且つ短手方向が第1の方向と一致するように配列される。さらに、各給電コイルの長手方向の長さは、短手方向に対して2倍の長さで形成されている。このような構成によると、第1の給電コイル配列71が4つの給電コイルにより構成されており、且つ第2の給電コイル配列72が2つの給電コイルにより構成されている場合、第3の給電コイル配列73を1つの給電コイルにより構成することができる。
なお、上記の実施形態では、第1の給電コイル配列71は、複数の給電コイルが、長辺同士または短辺同士で隣接して配列されることにより構成されると説明したが、この構成に限定されない。第1の給電コイル配列71は、複数の給電コイルは、長辺同士または短辺同士が、所定の間隔を隔てて配列されていてもよい。
図10は、第1の給電コイル配列71は、複数の給電コイルが、所定の間隔を隔てて配列された例を示す。
図10に示されるように、第1の給電コイル配列71は、複数の給電コイルの長辺同士が、第2の方向において、所定間隔隔てて配列されている。この場合、第2の給電コイル配列72の給電コイルは、少なくとも第2の方向に並んだ第1の給電コイル配列71の複数の給電コイルの長辺と重なるように設けられる。また、第3の給電コイル配列73の給電コイルは、少なくとも第1の方向に並んだ第1の給電コイル配列71及び第2の給電コイル配列72の複数の給電コイルの短辺と重なるように設けられる。
このような構成によると、給電装置2は、給電コイル群25の給電コイルの数を増やすことなく、給電コイル群25により給電可能な領域を広げることができる。
また、上記の実施形態では、給電コイル群25の各給電コイルは、長手方向と短手方向とを備えると説明したが、この構成に限定されない。給電コイル群25の各給電コイルは、円形、正方形など如何なる形状であってもよい。
なお、上述の各実施の形態で説明した機能は、ハードウエアを用いて構成するに留まらず、ソフトウエアを用いて各機能を記載したプログラムをコンピュータに読み込ませて実現することもできる。また、各機能は、適宜ソフトウエア、ハードウエアのいずれかを選択して構成するものであっても良い。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…給電システム、2…給電装置、3…受電装置、4…ACアダプタ、11…受電コイル、21…筐体、22…電源回路、23…通信回路、24…クロック回路、25…給電コイル群、26…給電回路群、27…スイッチ群、28…制御回路、29…給電台、31…第1の給電コイル、32…第2の給電コイル、33…第3の給電コイル、34…第4の給電コイル、35…第5の給電コイル、36…第6の給電コイル、37…第7の給電コイル、41…第1の給電回路、42…第2の給電回路、43…第3の給電回路、44…第4の給電回路、45…第5の給電回路、46…第6の給電回路、47…第7の給電回路、51…駆動回路、52…電流検出回路、61…第1のスイッチ、62…第2のスイッチ、63…第3のスイッチ、64…第4のスイッチ、65…第5のスイッチ、66…第6のスイッチ、67…第7のスイッチ、71…第1の給電コイル配列、72…第2の給電コイル配列、73…第3の給電コイル配列、81…受電回路、82…充電回路、83…二次電池、84…抵抗回路、85…通信回路、86…制御回路、87…負荷。

Claims (5)

  1. 受電コイルを備える受電装置に電力を給電する給電装置であって、
    前記受電コイルと電磁結合する複数の給電コイルが二次元状に配列された第1の給電コイル配列と、
    前記受電コイルと電磁結合する複数の給電コイルが前記第1の給電コイル配列を構成する複数の給電コイルの縁部に重なる位置に配置された第2の給電コイル配列と、
    直流電圧を出力する電源回路と、
    前記各給電コイルごとに設けられ、前記電源回路から出力された直流電圧により、前記給電コイルにそれぞれ交流電流を供給する給電回路群と、
    前記給電コイルに交流電流を流した際の電流値に基づいて、給電に用いる給電コイルを選択し、選択した給電コイルに交流電流を流すように、前記給電回路群を制御する制御回路と、
    を具備する給電装置。
  2. 前記制御回路は、複数の給電コイルにより給電を行う場合、複数の給電コイルに流れる交流電流が、同位相になるように、前記給電回路群を制御する請求項1に記載の給電装置。
  3. 前記第2の給電コイル配列の複数の給電コイルは、前記第1の給電コイル配列を構成する複数のコイルの縁部と縁部とが隣接する位置に重なるように配置されている請求項2に記載の給電装置。
  4. 前記第2の給電コイル配列の複数の給電コイルの縁部と縁部とが隣接する位置に重なるように配置された給電コイルを備える第3の給電コイル配列をさらに具備する請求項3に記載の給電装置。
  5. 前記各給電コイルは、それぞれ同じ形状で形成され、且つそれぞれ短手方向と、短手方向の二倍の長さの長手方向とを備え、
    受電装置が置かれる給電台と平行な第1の方向と長手方向とが一致し、前記給電台と平行且つ前記第1の方向に直交する第2の方向と短手方向とが一致するように前記第1の給電コイル配列及び前記第2の給電コイル配列の給電コイルが配列され、
    長手方向が第2の方向と一致し、且つ短手方向が第1の方向と一致するように、前記第3の給電コイル配列の給電コイルが配列される請求項4に記載の給電装置。
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