JP2002084503A - 光ディスクについての編集装置、コンピュータ読取可能な記録媒体、編集プログラム。 - Google Patents

光ディスクについての編集装置、コンピュータ読取可能な記録媒体、編集プログラム。

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JP2002084503A
JP2002084503A JP2001193659A JP2001193659A JP2002084503A JP 2002084503 A JP2002084503 A JP 2002084503A JP 2001193659 A JP2001193659 A JP 2001193659A JP 2001193659 A JP2001193659 A JP 2001193659A JP 2002084503 A JP2002084503 A JP 2002084503A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 部分削除の実行によりかえって光ディスクに
おける空き領域が少なくなってしまうような事態を防ぐ
ことができる編集装置を提供する。 【解決手段】編集装置はユーザからの指示に従って、Ce
llの内部において削除区間のIN点,OUT点となるピクチャ
データを特定する。IN点となるピクチャデータを含むi
番目のVOBUから、OUT点となるピクチャデータを含むj番
目のVOBUまでに介在するVOBUの個数が、所定数uを上回
るか下回るかを判定し、所定数uを下回る場合、データ
サイズが増大してしまう旨の警告表示を行う。所定数u
を上回る場合、Cellにおいて削除区間に先行する区間及
び後続する区間が連続した2つの区間になるようCELL情
報を更新し、i+s+1番目のVOBUからj-t-1番目のVOBUまで
を空き領域に解放する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、DVD-RAM,DVD-R,
DVD-RW,DVD+RW等の光ディスクに対して記録されたビデ
オオブジェクトに対して編集処理を行う編集装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】 上述した編集装置は、DVDに記録され
たデータを編集するという、画期的な機能を具備してお
り、かかる編集機能に対して、編集装置には、市場関係
者や一般ユーザから大きな期待が寄せられている。され
ど、圧縮符号化されたデータを編集する場合、上述した
編集装置による編集機能には、何点かの制約が現れるこ
とは事実である。従って編集装置は、「DVDにビデオデ
ータを自由に編集できる」という潜入感をもったユーザ
から、様々な誤解を受けることがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した誤解のうち、
最も問題視されるのは、ビデオデータの部分削除に関す
るものである。一般に部分削除は、操作者から削除区間
の指定を受け付け、これに対応する部位のデータを削除
するという機能であり、記録されているデータに不要な
部分が存在する場合(1)、操作者が記録媒体の残り容量
に不足を感じた場合(2)に、部分削除は実行される。
【0004】操作者から削除区間が指定されたとはい
え、複数のピクチャデータから構成されたMPEGストリー
ムに対する部分削除は、削除区間をその通りにDVDから
削除してしまう訳にはいかない。この理由は以下の通り
である。MPEGストリームに含まれるピクチャデータは、
他のピクチャデータとの相関性に基づき圧縮符号化され
ているので、部分削除処理の後に光ディスクに残るべき
ピクチャデータが、削除すべき区間に含まれるピクチャ
データと依存関係を有することは少なくない。ユーザが
MPEGストリームの途中部分を削除区間として指定した場
合は、この削除区間に先行する部分、この削除区間に後
続する部分は、何れもが、この削除区間に含まれるピク
チャデータと依存関係を有する。更に削除区間が短けれ
ば、先行部分に含まれるピクチャデータと、後続部分に
含まれるピクチャデータとが削除区間に含まれる同じピ
クチャデータと依存関係を有してしまうこともある。こ
の場合、削除区間に先行する部分、後続する部分を独立
した2つのMPEGストリームにしようとすると、削除区間
内のピクチャデータを複製し、複製されたピクチャデー
タを、先行部分、後続部分に相当するMPEGストリームに
包含せねばならない。かかる複製を行わねばならないの
で、MPEGストリームに対する部分削除では、部分削除を
行う前と比較して、かえってデータ量が大きくなる場合
がある。
【0005】短い削除区間を指定した部分削除が、10
回、20回というオーダーで繰り返されれば、複製される
ピクチャデータの数も、10個、20個となり、データサイ
ズは短くなるどころか、増大の一途を辿ってしまう。部
分削除を繰り返したため、データサイズが増えてディス
クフルになれば、ユーザはその原因を全く理解すること
ができず、困惑してしまうことになる。厄介な事に、ユ
ーザは『部分削除を複数回行えば、空き領域は自然と増
えてゆく筈だ』という観念を抱いていることが多いの
で、かかる繰り返し操作によりディスクフルが編集装置
から告げられれば、「この編集装置は壊れているのでは
ないか」というあらぬ誤解を、編集装置の製造メーカー
に対して抱きかねない。
【0006】本発明の目的は、部分削除の実行によりか
えって光ディスクにおける空き領域が少なくなってしま
うような事態を防ぐことができる編集装置を提供するも
のである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的は、複数のブロ
ックからなるビデオオブジェクトと、区間情報とが記録
されていて、各ブロックは複数のピクチャデータを含ん
でおり、区間情報は、何れかのブロックに含まれるピク
チャデータから、別のブロックに含まれるピクチャデー
タまでを1つの再生区間に指定している光ディスクにつ
いての編集装置であって、操作者からの指示に従って、
再生区間の内部において削除区間の開始点となるピクチ
ャデータ及び削除区間の終了点となるピクチャデータを
特定する特定手段と、開始点となるピクチャデータを含
むi番目のブロックから、終了点となるピクチャデータ
を含むj番目のブロックまでに介在するブロック個数j-i
-1が、所定数uを上回るか下回るかを判定する判定手段
と(i,jは、整数)と、所定数uを下回る場合、ユーザに対
して警告を行う警告手段と、所定数uを上回る場合、再
生区間において削除区間に先行する区間及び削除区間に
後続する区間が連続した2つの区間になるよう区間情報
を更新し、i+s+1番目からj-t-1番目のブロックまでの記
録領域を空き領域に解放する部分削除手段と(s,tは、u=
s+tの関係を満たす整数。)を備えることを特徴としてい
る。
【0008】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)以下、本発明に
係る編集装置の第1実施形態を、図面を参照しながら説
明する。先ず最初に、編集装置による編集の対象となる
DVDについて説明する。DVDには、図1に示すディレクト
リやファイルが記録される。図1においてROOTディレク
トリの直下にVIDEO_RTAV(RealTime Recording Audio Vi
deo)ディレクトリが配され、その下に、1つのVOBが収録
されるAVファイルと、各種管理情報が収録される管理フ
ァイルとが配置される。
【0009】図2は、AVファイルに収録されるVOBの構
成を段階的に詳細化した図である。VOB(Video Object)
は、ビデオストリーム、オーディオストリームを多重化
することにより得られたISO/IEC13818-1規格準拠のプロ
グラムストリームであって、その終端部にprogram_end_
codeが付与されていないものをいう。本図において1段
目に位置するビデオストリームは、複数のピクチャデー
タからなるピクチャデータの配列である。これらピクチ
ャデータ列は、その2段目に示すように複数のGOPに分割
される。GOP単位のピクチャデータは、2KByte単位に複
数に分割される。一方、1段目の右側に位置するオーデ
ィオストリームも、3段目に示すように約2KByte単位に
複数に分割される。2KByteに分割されたGOP単位のピク
チャデータは、約2KByte単位に分割されたオーディオス
トリームとインターリーブ多重化されて、4段目に示す
パック列を形成している。このようなパック列は、5段
目に示す複数のVOBU(Video Object Unit)を形成して
おり、6段目に示すVOBは複数のVOBUが時系列に配列され
た構成を持つことがわかる。本図における破線に示す引
き出し線は、下段の論理フォーマットがその上段の論理
フォーマット内のどの部分を詳細化したかを明確にして
いる。この表記に基づいて図中の破線を参照すると、5
段目におけるVOBUは、4段目に示したパック列に対応し
ており、更に2段目に示すGOP単位のピクチャデータに対
応している。
【0010】破線に示した対応関係からも明らかなよう
にVOBUとは、その再生時間が約0.4秒〜1.0秒となるピク
チャデータからなる少なくとも1つ以上のGOPと、このピ
クチャデータと共に多重化されているオーディオデータ
を含む単位であり、MPEG規格におけるビデオパック−オ
ーディオパックを配列して構成されていることがわか
る。
【0011】続いてGOPに含まれるピクチャデータにつ
いて説明する。ピクチャデータは、過去方向および未来
方向に再生されるべき画像との相関性を用いて圧縮され
ているBidirectionally Predictive(B)ピクチャ、過去
方向に再生されるべき画像との相関性を用いて圧縮され
ているPredictive(P)ピクチャ、相関性を用いず、一フ
レーム分の画像内での空間周波数特性を利用して圧縮さ
れているIntra(I)ピクチャのうち何れかに変換される。
B,P,Iピクチャのデータサイズはバラバラであることに
留意されたい。他のピクチャデータとの相関性を用いて
圧縮されているPピクチャおよびBピクチャをデコードす
るには、過去方向および未来方向に再生されるべき画像
を参照せねばならない。例えばBピクチャのデコード
は、参照先である未来の画像のデコードが終わるのを待
たねばならない。
【0012】加えてGOPには、『Closed GOP』と呼ばれ
るものと、『Open GOP』と呼ばれるものがある。前者の
『Closed GOP』におけるピクチャデータは、同じ、GOP
に含まれるピクチャデータとの相関性に基づき圧縮符号
化されている。後者の『OpenGOP』におけるPピクチャ、
Bピクチャは、自身を含むGOPより1個前のGOP、及び、1
個先のGOPに含まれるピクチャデータとの相関性に基づ
き圧縮符号化されている。他のGOPとの相関性をも利用
しているので、『Open GOP』は『Closed GOP』よりデー
タサイズが大きく圧縮されている。
【0013】図3は、Open GOPに含まれるピクチャデー
タ間の相関性、VOBU間の依存関係の一例を示す図であ
る。図中のGOPg0,g1,g2は、Open GOPであり、これらはV
OBU#j-1,#j,#j+1に含まれている。一般にClosed GOP
は、先頭にIピクチャが存在し、これにPピクチャ、Bピ
クチャが後続するという形態を有する。これに対しOpen
GOPは、Iピクチャが先頭に存在するとは限らない。図
3においてGOPg1の先頭に存在するBピクチャb1は、GOPg
0に含まれるPピクチャとの相関性sk1と、GOPg1に含まれ
るIピクチャとの相関性sk2に基づき圧縮符号化されてい
る。また同じGOPg1に含まれるBピクチャb2も、GOPg2に
含まれるIピクチャとの相関性sk3に基づき圧縮符号化さ
れている。GOPg1に含まれるピクチャデータは、1つ前、
1つ後のGOPに含まれるピクチャデータとの相関性に基づ
き圧縮符号化されているので、図中の第4段目に示すよ
うに、GOPg1を含むVOBU#jは、その前後に位置するVOBU#
j-1、VOBU#j+1と依存関係を有することになる。
【0014】続いてオーディオデータとの同期再生に関
する依存関係について説明する。ピクチャデータは他の
ピクチャデータとの相関性に基づき圧縮符号化されてい
る関係上、DVDから読み出された時点の直後に再生され
るのではなく、後続するピクチャデータが再生されるの
を待たねばならない場合が殆どである。そのためピクチ
ャデータがDVDから読み出されてから、再生されるまで
の期間が長く、これは最大1秒になり得る。一方オーデ
ィオデータは、読み出しから再生されるまでの期間が短
いので、GOP内のピクチャデータは自身の読み出しか
ら、1秒経過後にDVDから読み出されるオーディオデータ
と同期再生される場合がある。
【0015】ピクチャデータの読み出しから、1秒以降
にDVDから読み出されるオーディオデータは、そのピク
チャデータから見て、1,2個先のVOBUであることが多い
ので、あるVOBUに含まれるピクチャデータは、そのVOBU
に後続する1,2個先のVOBUと依存関係を有する場合があ
る。図4は、VOBUに含まれるピクチャデータが、他のVO
BUに含まれるオーディオデータと依存関係をもつ場合の
一例を示す図である。本図においてVOBU#iに含まれるピ
クチャデータp1は、期間bp1にDVDから読み出され、矢印
bf1に示すようにDVD再生装置内のバッファ内に格納され
る。ところがこのピクチャデータp1がデコードされるの
は、デコード時刻dd1であり、再生されるのは再生時刻p
l1なので、この再生時刻pl1にDVDから読み出されるオー
ディオデータa1と同期再生されることになる(オーディ
オデータa1は、矢印bf2に示すように期間bp2にてDVDか
ら読み出され、DVD再生装置内のバッファに格納される
ものである。)。ピクチャデータp1はVOBU#iに含まれ、
オーディオデータa1はVOBU#i+2に含まれるので、VOBU#i
は、VOBU#i+2と依存関係をもつことになる。
【0016】続いて管理ファイルについて説明する。図
5は、管理ファイルの内部構成を示す図である。図5に
示すように管理ファイルは、VOBIテーブルと、PGCIテー
ブルとからなり、VOBIテーブルは、破線の矢印hy1に示
すように、AVファイルに含まれるVOBのそれぞれに対応
づけられたVOB情報(VOBI)#1〜#Lからなる。VOBIは、破
線の矢印hy2に示すようにTMAPIを含む。TMAPIは、破線
の矢印hy3に示すように『TMAP_GI』と、『TM_ENT#1〜#
S』と、『VOBU_ENT#1〜#T』とを含む。
【0017】『VOBU_ENT』は、各VOBUに対応づけられた
情報であり、破線の矢印hy4に示すように、対応するVOB
Uにおいて先頭に位置するIピクチャのサイズ『1STREF_S
Z』と、対応するVOBUの再生時間『VOBU_PB_TM』と、対
応するVOBUのサイズ『VOBU_SZ』とを含む。『TM_ENT』
は、10秒置きのタイムエントリーの所在を示す情報であ
り、破線の矢印hy5に示すようにこのタイムエントリー
を含むVOBUを示す『VOBU_ENTN』と、VOBU_ENTNにより示
されるVOBUの先頭からタイムエントリーまでのオフセッ
ト時間を示す『TM_DIFF』と、VOBの先頭からVOBU_ENTN
により示されるVOBUの先頭までのオフセットデータを示
す『VOBU_ADR』とからなる。
【0018】TMAP_GIは、TMAPI全体を管理する情報であ
り、破線の矢印hy6に示すようにVOBに設定されたタイム
エントリーの個数を示す『TM_ENT_Ns』と、TMAPIに含ま
れるVOBU_ENTの個数を示す『VOBU_ENT_Ns』と、VOB先頭
から1つのタイムエントリーまでのオフセットを示す『T
M_OFS』と、AVファイルの先頭から、VOBの先頭までのオ
フセットを示す『ADR_OFS』とを含む。
【0019】図6は、TMAPIとVOBUとの関係を模式的に
描いた図である。本図に示すように各VOBUの再生時間
と、VOBUのサイズとの対応は、VOBU_PB_TM(図中のPB_T
M)と、VOBU_SZとの組みによりとられている。またTM_EN
TにおけるTM_DIFFは、VOBUの再生開始から何秒後にタイ
ムエントリーに到達するかを示している。以上の構造を
もったTMAPIにより、任意のタイムコードに相当するVOB
Uがどれであるかを特定することができる。
【0020】続いて図5を参照しながら、PGCIテーブル
について説明する。PGCIテーブルは、図5の破線の矢印
hy7に示すように、1つ以上のPGCIを含む。PGCIは、破線
の矢印hy8に示すように、このPGCIに対応するPGCに含ま
れるCellの個数『C_Ns』と、複数のセル情報『CELLI#1
〜#N』とを含む。CELLIは、破線の矢印hy9に示すよう
に、自身に対応するVOBIを示す『VOBI_SRP』と、VOBに
おいてどこからどこまでをCellとして指定するかを指定
する『Cell_Start_PTM』、『Cell_End_PTM』とを含む。
本実施形態においてCellとはタイムコードの組みにより
特定される再生区間であり、PGCとは1つ以上の再生区間
から構成される再生経路である。
【0021】図7は、DVDにおける再生単位の階層構造
を示す図である。本図においてCELL情報に含まれるCell
_Start_PTM、Cell_End_PTMの組みは、Cellの開始点、終
了点を指定している。このCellを包含するPGCは、PGCI
により特定され、Cellの再生経路を規定するものであ
る。以上でDVDについての説明を終え、続いて編集装置
について説明する。図8は、本実施形態に係る編集装置
の内部構成を示す図である。本図に示すように編集装置
は、システム制御部1(アドレス・タイムコード変換部
7を含む)、ディスクドライブ2、MPEGデコーダ3、信
号出力部4、トラックバッファ5、ユーザインターフェ
イス部6からなる。
【0022】システム制御部1は、再生点の指定を操作
者から受け付け、再生点が指定されれば、VOBに含まれ
るVOBUのうちどのVOBUがこの再生点を包含するか、更に
このVOBUに含まれる複数のピクチャデータのうち、どれ
が再生点に対応するかをTMAPIを参照して特定する。そ
して特定されたVOBUを読み出すようディスクドライブ2
を指示し、読み出されたVOBUにおいて再生点により指定
されたピクチャデータのみを表示するようMPEGデコーダ
3に指示する。再生点が2つ指定され、それらが削除区
間の開始点(IN点)、削除区間の終了点(OUT点)として設
定され、部分削除が命じられた場合には、削除区間に先
行する部分、後続する部分を独立したVOB、TMAPI、Cell
とするよう管理ファイル、AVファイルについて更新を行
う。
【0023】以上の再生点指定、IN点、OUT点の設定及
び部分削除操作は、図9に示すような対話画面を通じて
行われる。図9は、編集処理に用いられる対話画面の一
例を示す図である。本図に示すように、対話画面は、レ
ール11、スライドバー12、再生ウィンドゥ13、IN
ボタン14、OUTボタン15、削除実行ボタン16、IN
点サムネールウィンドゥ17、OUT点サムネールウィン
ドゥ18を含む。スライドバー12は、ユーザのカーソ
ルキーの操作に応じてレール11上を移動する。スライ
ドバー12の位置が確定されれば、レール11における
スライドバー12の位置を、システム制御部1は再生点
として解釈する。例えばVOBが2時間であり、スライドバ
ー12の位置がこのレール11上の丁度中間付近で確定
された場合、VOB先頭から1時間が経過した時点を再生点
として解釈する。
【0024】再生ウィンドゥ13は、再生点に存在する
ピクチャデータが表示される。INボタン14、OUTボタ
ン15は、IN点、OUT点の設定操作を受け付けるボタン
であり、削除実行ボタン16は、削除区間の削除処理の
実行操作を受け付けるボタンである。サムネールウィン
ドゥ17、サムネールウィンドゥ18は、IN点、OUT点
として設定された部分に位置するピクチャデータのサム
ネールを表示するウィンドゥである。
【0025】ディスクドライブ2は、DVDを装填し、ア
クセスする装置であり、ピクチャデータの再生時にはそ
のピクチャデータを含むVOBUを読み出すようDVDを制御
し、VOBの部分削除時には、部分削除により得られる2つ
のVOBの何れにも属さない部分を空き領域に解放するよ
う、AVファイルの管理情報を更新する。MPEGデコーダ3
は、ピクチャデータの再生が指示された場合、ディスク
ドライブ2によりDVDから読み出されたVOBUをデコード
し、映像信号を得て、この映像信号のうち、システム制
御部1により出力されたタイムコードに相当するものの
みを出力する。
【0026】信号出力部4は、MPEGデコーダ3のデコー
ドにより得られた映像信号を、接続されたテレビなどに
出力する。トラックバッファ5は、ディスクドライブ2
によるDVDからのVOBUの読み出し速度と、MPEGデコーダ
3によるピクチャデータのデコード速度との速度差を吸
収するためのバッファである。このバッファのオーバー
フロー又はアンダーフローが生じない限り、複数のピク
チャデータの連続再生が可能となる。
【0027】ユーザインターフェイス部6は、リモコ
ン、キーパネルを介して、INボタン14、OUTボタン1
5を指定する操作やスライドバー12を指定する操作、
スライドバー12を移動する操作、部分削除を実行する
操作を受け付ける。リモコンにてこれらの操作を受け付
ける場合のユーザインターフェイス部6の処理を以下に
説明する。ユーザインターフェイス部6は、一般のリモ
コンに備えられている左右カーソルキー、Enterキーを
介して、上述した移動操作、指定操作を受け付ける。即
ち、右カーソルキーの押下に従い、図9においてユーザ
インターフェイス部6は、カーソルをスライドバー12
→INボタン14→OUTボタン15→削除実行ボタン16
→スライドバー12の順に移動する。逆に左カーソルキ
ーの押下に従い、本図においてユーザインターフェイス
部6はカーソルを、削除実行ボタン16→OUTボタン1
5→INボタン14→スライドバー12→削除実行ボタン
16の順に移動させる。カーソルがINボタン14、OUT
ボタン15、削除実行ボタン16にある状態で、Enter
キーが押下されると、INボタン14〜削除実行ボタン1
6のうち、カーソルにあるものが指定されたものとす
る。
【0028】一方、カーソルがスライドバー12にある
状態で、Enterキーが指定されると、スライドバーが指
定されたことする。スライドバーの指定後に、左右カー
ソルキーが押下されれば、この移動操作に従い、スライ
ドバーを左右に移動させる(これをスライドバーの移動
操作という)。本実施形態では、編集装置が民生機器で
あり、ユーザからの操作をリモコンにて受け付ける場合
を想定して説明を行ったが、編集装置がパーソナルコン
ピュータであり、マウスやパッド、トラックボール等、
パソコンならではの入力機器にてユーザの指定を受け付
ける場合は、クリック操作、ドラッグ操作でこれらの操
作を受け付けてもよい。
【0029】アドレス・タイムコード変換部7は、タイ
ムコードからAVファイル内のVOBUのアドレスを特定する
ものである。タイムコードには、再生点、削除区間のIN
点、OUT点を指定するものがあり、アドレス・タイムコ
ード変換部7はこれらがユーザにより設定された際、こ
れがどのVOBUに含まれ、そのVOBUのどのピクチャデータ
にタイムコードが対応するかをTMAPIを参照して特定す
るものである。図10〜図12は、アドレス・タイムコ
ード変換部7がタイムコードからVOBUのアドレスを特定
する過程を示す図である。以降IN点を一例にして、この
特定の過程について説明を行う。図10に示すように、
VOB先頭からの相対時刻TxにてIN点が指定されると、図
11に示すように式1を満たすx,y,zを求める。
【0030】(式1) IN点のタイムコードTx=10秒×x-TM_ENT#x+1のTM_DIFF+T
M_OFS+(VOBU_PB_TM)×y+z x,yが求められれば、x,yを以下の式2に適用して、図1
2に示すようにVOBU#iのアドレスを求める。
【0031】(式2) VOBU#iのアドレス=ADR_OFS+TM_ENT#x+1のVOBU_ADR+VOB
U_SZ×y こうして求められたアドレスから、VOBUをDVDから読み
出させ、このVOBUの再生開始時刻から時間zが経過する
際に現れるピクチャデータの再生をシステム制御部1が
命じれば、IN点に相当するピクチャデータが表示される
ことになる。以上のように構成された編集装置による編
集処理は、図13に示すフロ−チャ−トの手順をシステ
ム制御部1が実行することにより実現される。以降、本
フロ−チャ−トを参照しながら、本実施形態に係る編集
装置の処理について説明する。
【0032】本編集装置が起動されると、ステップS1
〜ステップS3のループ処理に移行する。本ループ処理
は、スライドバー12、INボタン14、OUTボタン1
5、削除実行ボタン16が指定されるのを待つものであ
る。スライドバー12が指定されると、ステップS1か
らステップS4に移行してスライドバー12の移動操作
がなされるのを待つ。スライドバー12の移動操作がな
されると、ステップS5において、その移動操作に応じ
て、スライドバー12を移動する。以降、ユーザによる
スライドバー12の移動操作が継続している間、ステッ
プS4〜ステップS5により、スライドバー12が左右
の方向に移動することになる。スライドバー12に対す
る移動操作が中断すれば、ステップS4がNoになってス
テップS6に移行し、レール11左端を基点としたスラ
イドバー12の相対位置に基づき、タイムコードを生成
し、このタイムコードを再生点とする。ここで、編集の
対象となるCellが1.5時間長であるとすると、レール1
1左端を00時00分00.00秒、レール11右端を01時30分0
0.00秒と考え、このレール11におけるスライドバー1
2の位置を時分秒で表す。ここでレール11の中間位置
にスライドバー12が存在するものとすると、00時45分
00.00秒が再生点となる。
【0033】その後ステップS7において、タイムコー
ドにて特定されるピクチャデータを再生ウィンドゥ13
に表示する。これにより、スライドバー12の移動操作
にて、削除区間内の任意の再生点が指定されることにな
る。その後ステップS1〜ステップS3からなるループ
処理に移行する。スライドバー12に対する移動操作に
て、所望の再生点が指定されなかった場合、ステップS
1においてユーザはスライドバー12を再度指定し、ス
テップS4、ステップS5において、移動操作を再度行
うことにより、再生点の位置の微調整を行う。
【0034】微調整を経て操作者が所望する再生点が指
定され、INボタン14が押下されたものとする。この場
合、ステップS8において、再生点をIN点として指定
し、ステップS9では、レール11においてIN点として
指定された位置に▽マークを表示する。ステップS10
では、IN点を示すタイムコードを時:分:秒の表記で表示
し、ステップS11ではIN点におけるピクチャデータの
サムネールをサムネールウィンドゥ17に表示する。以
上の過程を経て、IN点が設定されることになる。IN点が
設定された後、スライドバー12が指定され、このスラ
イドバー12を移動する操作が再度行われて、OUT設定
ボタンが指定されれば、IN点と同様の手順を経てOUT点
が設定される。
【0035】以上の過程を経てIN点、OUT点が設定され
れば、削除区間が確定されたことになる。その後ステッ
プS1〜ステップS3のループ処理に移行し、削除実行
ボタン16が指定されたとする。削除実行ボタン16が
指定されれば、ステップS3がYesになって、ステップ
S12に移行する。ステップS12では、IN点を含むVO
BU#iを特定し、OUT点を含むVOBU#jを特定する。図14
は、図7に示した階層構造を有する再生単位に対して、
削除区間がどのように設定されるかを示す図である。IN
点からOUT点までの削除区間は、時間長dt1を有してお
り、Cell#qに設定されている。IN点に相当するピクチャ
データはVOBU#iに含まれ、OUT点に相当するピクチャデ
ータは、VOBU#jに含まれる。このようにIN点、OUT点が
設定された後、ステップS13では、VOBU#iと、VOBU#j
との間に『j-i-1≦t+s』の関係が成立するかを判定す
る。
【0036】以下、t=1,s=2とした場合の、i,j間の幾つ
かの関係を図15(a)から図15(d)に例示列挙す
る。図15(a)は、i+2=jの関係が成立している場合
の、VOBU#i、VOBU#jの位置関係を示す図である。この場
合、VOBU#i+1、VOBU#i+2がVOBU#j-1、VOBU#jと重複して
いる。この場合、指定された削除区間を削除しようとす
ると、VOBU#j-1、VOBU#jを複製せねばならない。削除区
間の削除に、VOBUの複製が伴うので、この場合、ステッ
プS14に移行し、データが増大してしまう旨の警告表
示と、禁止マークの表示とを行う。
【0037】図15(b)は、i+2=j-1の関係が成立し
ている場合のVOBU#i、VOBU#jの位置関係を示す図であ
る。この場合、VOBU#i+2がVOBU#j-1に重複しているの
で、指定された削除区間を複製しようとすると、VOBU#j
-1を複製せねばならない。この図15(b)のケースで
もVOBUの複製が伴うので、図15(a)の場合と同様、
ステップS14に移行し、警告表示と、禁止マークの表
示とを行う。
【0038】図15(c)は、i+3=j-1の関係が成立し
ている場合のVOBU#i、VOBU#jの位置関係を示す図であ
る。この場合、削除区間を削除しようとすると、VOBUの
複製は伴わず、サイズは増大しないが、削除していると
いうのにサイズが減らないというのはユーザに誤解を招
きかねない。そのため、このケースでも、原則的に削除
を禁じる。
【0039】図15(d)は、i+4≦j-1の関係が成立し
ている場合の、VOBU#i、VOBU#jの位置関係を示す図であ
る。この場合、削除区間を削除しようとすれば、1つ以
上のVOBUを確実に空き領域にすることができるので、削
除によりDVDの空き領域を増やすことができる。よって
このケースではステップS15〜ステップS18にて削
除区間の削除を実行する。つまりステップS13からス
テップS15に移行して、Cell#qのCell_Start_PTMから
IN点迄をCell#qとし、OUT点からCellのCell_End_PTM迄
をCell#q+1とする。続いてステップS16においてVOB#
qの先頭からVOBU#i+sまでをVOB#qとし、VOBU#j-tから元
のVOB#qの末尾までをVOB#q+1とする。ステップS17で
は、TMAPIを分割し、ステップS18では、VOBU#i+s+1
からVOBU#j-t-1迄を空き領域に解放する。図16は、ス
テップS18にて空き領域に解放された後に得られるVO
B、TMAPI、Cellを示す図である。本図に示すように、VO
BU#i+2からVOBU#j-1までのj-i-4個のVOBUが空き領域に
解放されることになる。
【0040】図17は、部分削除処理実行後の階層構造
を示す図である。ステップS15により削除区間に先行
する区間は、Cell#qになっており、削除区間に後続する
区間はCell#q+1になっている。Cell#qのCell_End_PTMは
IN点の時刻に更新され、Cell#q+1のCell_Start_PTMは、
OUT点の時刻に設定されている。よってCell#q、Cell#q+
1は2つの連続する再生区間を構成している。削除区間が
削除され、削除区間に先行する区間と、削除区間に後続
する区間とが連続になったので、Cell#q及びCell#q+1を
含むPGCの再生時間は破線bk1に示すように、時間長dt1
だけ短縮されたことになる。
【0041】一方ステップS17によりTMAPIは、削除
区間に相当する部位が無効化され、無効区間に先行する
部分がTMAPI#qに更新され、後続する部分はTMAPI#q+1に
更新される。更にVOBは、ステップS18により先頭のV
OBUからVOBU#i+2までがVOB#qに更新される。一方、VOBU
#j-1からVOBの末尾までがVOB#q+1に更新される。ここで
VOBU#i+3からVOBU#j-2までのi-j-4個のVOBUは空き領域
に更新されるので、ここに新たなデータを記録すること
ができる。
【0042】以上の過程を経て部分削除が遂行されれ
ば、ステップS19では、AVファイルにおいて、VOBU#i
+2とVOBU#j-1との間のリンク情報を生成して、VOB#q、V
OB#q+1をリンクさせる 図18(a)〜(c)は、VOBUが削除された場合の、AV
ファイルの収録内容の変遷を示す図である。図18
(a)に示すようにVOB#qは図2に示したAVファイルに
収録されているものとする。ステップS16、S18に
よりVOB#qにおいて空き領域ep1に先行する部分がVOB#q
とされ、空き領域ep1に後続する部分がVOB#q+1とされ
て、空き領域ep1が得られたものとする。その後、図1
8(c)に示すようにステップS19により、VOB#q、V
OB#q+1がAVファイルのリンク情報にてリンクされれば、
部分削除により得られた空き領域ep1は、AVファイルか
ら除外されることになる。これにより、このAVファイル
に別のデータを記録することが可能になり、DVDの記録
容量を増やすことができる。
【0043】図19は、ステップS4〜ステップS7、
ステップS8〜ステップS11の過程を経て、削除区間
が設定された時点における対話画面の一例を示す図であ
る。本図のレール11においてスライドバー12には、
IN点、OUT点を示す▽マーク、△マークが示されてお
り、IN点サムネールウィンドゥ17、OUT点サムネール
ウィンドゥ18にはこれらIN点、OUT点におけるピクチ
ャデータがサムネール表示されている。この対話画面に
対して部分削除を実行すると、ステップS12によりIN
点、OUT点を含むVOBU#i、VOBU#jが特定され、ステップ
S13において個数j-i-1がt+sを上回るか否かが判定さ
れる。この対話画面のIN点サムネールウィンドゥ17、
OUT点サムネールウィンドゥ18に示されているよう
に、IN点、OUT点に相当するピクチャデータは類似して
おり、削除区間の連続長も1.0秒以下であったものとす
る。そうすると、ステップS14に移行し、データが増
大してしまう旨の警告表示と、禁止マークの表示とを行
う。図20は、部分削除によるデータサイズ増大を警告
する際の対話画面の一例を示す図である。本図に示すよ
うにOUT点サムネールウィンドゥ18に削除区間が短か
すぎ、データサイズがかえって増大する旨の警告表示
と、禁止マークの表示とがなされ、その後、処理はステ
ップS1〜ステップS3からなるループ処理に移行す
る。
【0044】この警告表示を見て操作者がスライドバー
12を指定し、これを右側に更に移動させて、削除区間
を延長させたとする。図21は、操作者によるスライド
バー12移動後の対話画面を示す図である。図19と比
較して本図では、OUT点を指示する△マークが右側に寄
せられており、OUT点サムネールウィンドゥ18には図
19に示したサムネール画像と異なるサムネール画像が
表示されていることがわかる。OUT点を改めて指定した
後、削除実行ボタン16を押下すると、ステップS13
がNoになってステップS12に移行する。
【0045】ステップS12ではIN点を含むVOBU#i、OU
T点を含むVOBU#jが特定され、ステップS13ではj-i-1
≦t+sの関係が成立するかどうかが判定される。OUT点が
移動されているため、ステップS13がNoになって、ス
テップS15〜ステップS19に移行する。図22は、
部分削除後の対話画面の一例を示す図である。本図に示
すようにIN点サムネールウィンドゥ17、OUT点サムネ
ールウィンドゥ18に部分削除が実行された旨が表示さ
れる。
【0046】以上のように本実施形態によれば、削除区
間に相当するVOBUの個数がs+t個以下であれば部分削除
を実行せず、s+t個を上回る場合のみ部分削除を実行す
るので、部分削除に削除区間に含まれるピクチャデータ
の複製が伴うことはない。削除区間が短い場合に部分削
除は一切行わないので、部分削除にあたって「故障では
ないか」と編集装置を疑うこともない。よって編集装置
に対する信用を高めることができる。
【0047】(第2実施形態)第1実施形態では、部分
削除すべき削除区間がVOBU3個以下であれば部分削除を
禁じていたが、第2実施形態では編集装置が空き領域の
確保を優先するよう設定されている場合に、VOBU3個以
下の部分削除を禁じ、編集装置が編集の自由度を優先す
るよう設定されている場合は、VOBU3個以下の部分削除
であっても、遂行するのである。そのため、第2実施形
態に係る編集装置には、空き領域の確保を優先するモー
ド(容量確保優先モード)、編集の自由度を優先するモー
ド(編集操作性優先モード)の2つが編集装置に設けら
れている。図23は、第2実施形態に係る2つのモード
を設定するためのメニュー画面の一例を示す図である。
この対話画面において、編集装置が容量確保優先モード
に設定されれば、第1実施形態に示した通りの処理を行
う。即ち、削除区間がVOBU3個以下か否かを判定し、3個
以下ならば部分削除は行わない。編集操作性優先モード
に設定されれば、削除区間が3個以下であっても部分削
除を行う。
【0048】図24、図25は、第2実施形態に係る部
分削除が行われる過程を示す図である。図24に示すよ
うに、Cell#qの途中部分が削除区間に指定されたものと
する。この場合、第1実施形態同様、Cell#qの先頭から
IN点までをCell#qとし、OUT点から末尾迄を新たなCell#
q+1とする。続いてVOBについて更新を行う。IN点に相当
するピクチャデータを含むVOBU#iを特定し、VOB#q先頭
からVOBU#i+2迄をVOB#qとする。続いて、OUT点に相当す
るピクチャデータを含むVOBU#jを特定し、このVOBU#jの
1つ前にあるVOBU#j-1を特定する。削除区間がVOBU1個分
なので、VOBU#jから1個前にあるVOBU#j-1は、VOBU#i+1
と同一であり、VOBU#jもVOBU#i+2と同一である。これら
は既に、VOB#qの一部として組み込まれているので、こ
のままではVOBU#j、VOBU#j-1が存在しないことになる。
そこで図25に示すようにVOBU#i+1、VOBU#i+2を複製
し、これらをVOBU#j-1、VOBU#jとする(ハッチングされ
た部位はこれらがVOBUの複製により得られたことを示
す。)。そしてVOBU#j-1からVOB#qの末尾迄を新たなVOB
#q+1とする。
【0049】図26は、第2実施形態に係る部分削除が
繰り返された結果、DVDに現れる再生点を示す図であ
る。本図に示すように、かかる部分削除では、ハッチン
グが付された重複部分が生じるので、かえってサイズが
増大しているが、そのようなサイズ増大に拘らず、部分
削除が遂行されていることがわかる。この旨をユーザに
伝えるべく第2実施形態では、部分削除を行う度に、図
27に示すような警告表示、即ち、データサイズがかえ
って増大してしまう旨の警告表示と、警告マーク「!」
の表示とを行い、図26のような部分削除にあたって、
データサイズがかえって増大していることをユーザに通
知する。かかる警告表示を行った上、それでもなお部分
削除を行うか否かの指定を受け付けるメニュー50を表
示し、このメニュー50に対してYesが確定されれば、
部分削除を行う。Noが確定されれば部分削除は行わな
い。
【0050】以上のように本実施形態によれば、1秒の
区間に目障りな部分があり、この前後の部分を削除した
い場合、ユーザは編集装置を編集操作性優先モードに設
定することにより、この目障りな部分のみを削除するこ
とができる。データサイズがかえって大きくなるような
部分削除を、編集操作性優先モードへの切り換え時に行
うので、ユーザはデータサイズが増大したことに疑念を
抱くことはない。
【0051】以上実施形態に基づいて説明してきたが、
現状において最善の効果が期待できるシステム例として
提示したに過ぎない。本発明はその要旨を逸脱しない範
囲で変更実施することができる。代表的な変更実施の形
態として、以下(a)(b)(c)・・・・のものがある。 (a)本実施形態においてDVDプレーヤは、従来の据え
置き型家庭用VTRに代用することを前提とした構成を示
したが、DVD-RAMがコンピュータの記録媒体としても使
用される場合には、次のような構成とすればよい。すな
わち、ドライブ装置は、DVD-RAMドライブ装置としてSCS
I、IDE、IEEE1394準拠のインターフェイスを介してコン
ピュータバスに接続される。また、同図のドライブ装置
以外の構成要素はコンピュータのハードウェア上でOS及
びアプリケーションプログラムが実行されることに実現
される。
【0052】(b)本実施形態では、VOBには、ビデオ
ストリームとオーディオストリームとが多重されている
としたが、字幕文字をランレングス圧縮した副映像デー
タを多重化させてもよい。 (c)本実施形態でフローチャートを参照して説明した
手順(図13のフローチャート)等を機械語プログラム
により実現し、これを記録媒体に記録して流通・販売の
対象にしても良い。このような記録媒体には、ICカード
や光ディスク、フロッピー(登録商標)ディスク等があ
るが、これらに記録された機械語プログラムは汎用コン
ピュータにインストールされることにより利用に供され
る。この汎用コンピュータは、インストールした機械語
プログラムを逐次実行して、本実施形態に示したDVDプ
レーヤの機能を実現するのである。
【0053】(d)第1実施形態、第2実施形態では、
部分削除の単位をVOBUとしたが、ビデオオブジェクトを
構成する他の単位であってもよい。また、ビデオストリ
ーム、オーディオストリームを多重化することにより得
られたビデオオブジェクトを部分削除の対象としたが、
ビデオオブジェクトはビデオストリームのみを含んでい
てもよい。更に、ビデオオブジェクトに多重化されるべ
きビデオストリームは、MPEG2規格に基づき圧縮符号化
されているものとしたが、他のピクチャデータとの相関
性に基づく圧縮符号化方式であれば、他の圧縮符号化方
式で圧縮されていてもよい。
【0054】
【発明の効果】以上のように本発明に係る編集装置は、
複数のブロックからなるビデオオブジェクトと、区間情
報とが記録されていて、各ブロックは複数のピクチャデ
ータを含んでおり、区間情報は、何れかのブロックに含
まれるピクチャデータから、別のブロックに含まれるピ
クチャデータまでを1つの再生区間に指定している光デ
ィスクについての編集装置であって、操作者からの指示
に従って、再生区間の内部において削除区間の開始点と
なるピクチャデータ及び削除区間の終了点となるピクチ
ャデータを特定する特定手段と、開始点となるピクチャ
データを含むi番目のブロックから、終了点となるピク
チャデータを含むj番目のブロックまでに介在するブロ
ック個数j-i-1が、所定数uを上回るか下回るかを判定す
る判定手段と(i,jは、整数)と、所定数uを下回る場合、
ユーザに対して警告を行う警告手段と、所定数uを上回
る場合、再生区間において削除区間に先行する区間及び
削除区間に後続する区間が連続した2つの区間になるよ
う区間情報を更新し、i+s+1番目からj-t-1番目のブロッ
クまでの記録領域を空き領域に解放する部分削除手段と
(s,tは、u=s+tの関係を満たす整数。)を備えてるので、
個数j-i-1が所定数u(=s+t)を上回る場合のみ部分削除を
実行するので、削除区間の一部を複製するような作業は
発生しない。削除区間が短い場合に部分削除は行わない
ので、部分削除にあたって「故障ではないか」と編集装
置を疑うこともない。よって編集装置に対する信用を高
めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 DVDに記録されるディレクトリやファイルを
示す図である。
【図2】 AVファイルに収録されるVOBの構成を段階的
に詳細化した図である。
【図3】 Open GOPに含まれるピクチャデータ間の相関
性、VOBU間の依存関係の一例を示す図である。
【図4】 VOBUに含まれるピクチャデータが、他のVOBU
に含まれるオーディオデータと依存関係をもつ場合の一
例を示す図である。
【図5】 管理ファイルの内部構成を示す図である。
【図6】 TMAPIとVOBUとの関係を模式的に描いた図で
ある。
【図7】 DVDにおける再生単位の階層構造を示す図で
ある。
【図8】 本実施形態に係る編集装置の内部構成を示す
図である。
【図9】 編集処理に用いられる対話画面の一例を示す
図である。
【図10】 アドレス・タイムコード変換部7がタイム
コードからVOBUのアドレスを特定する過程を示す図であ
る。
【図11】 アドレス・タイムコード変換部7がタイム
コードからVOBUのアドレスを特定する過程を示す図であ
る。
【図12】 アドレス・タイムコード変換部7がタイム
コードからVOBUのアドレスを特定する過程を示す図であ
る。
【図13】 第1実施形態に係る編集装置による編集処
理の処理手順を示すフロ−チャ−トである。
【図14】 図7に示した階層構造を有する再生単位に
対して、削除区間がどのように設定されるかを示す図で
ある。
【図15】(a) i+2=jの関係が成立している場合
の、VOBU#i、VOBU#jの位置関係を示す図である。 (b) i+2=j-1の関係が成立している場合のVOBU#i、V
OBU#jの位置関係を示す図である。 (c) i+3=j-1の関係が成立している場合のVOBU#i、V
OBU#jの位置関係を示す図である。 (d) i+4≦j-1の関係が成立している場合の、VOBU#
i、VOBU#jの位置関係を示す図である。
【図16】 ステップS18にて空き領域に解放された
後に得られるVOBを示す図である。
【図17】 部分削除処理実行後の階層構造を示す図で
ある。
【図18】(a) VOBUが削除された場合の、AVファイ
ルの収録内容の変遷を示す図である。 (b) VOBUが削除された場合の、AVファイルの収録内
容の変遷を示す図である。 (c) VOBUが削除された場合の、AVファイルの収録内
容の変遷を示す図である。
【図19】 ステップS4〜ステップS7、ステップS
8〜ステップS11の過程を経て、削除区間が設定され
た時点における対話画面の一例を示す図である。
【図20】 部分削除によるデータ増大を警告する際の
対話画面の一例を示す図である。
【図21】 操作者によるスライドバー12移動後の対
話画面を示す図である。
【図22】 部分削除後の対話画面の一例を示す図であ
る。
【図23】 第2実施形態に係る2つのモードを設定す
るためのメニュー画面の一例を示す図である。
【図24】 第2実施形態に係る部分削除が行われる過
程を示す図である。
【図25】 第2実施形態に係る部分削除が行われる過
程を示す図である。
【図26】 第2実施形態に係る部分削除が繰り返され
た結果、DVDに現れる再生点を示す図である。
【図27】 第2実施形態に係る警告表示の一例を示す
図である。
【符号の説明】
1 システム制御部 2 ディスクドライブ 3 MPEGデコーダ 4 信号出力部 5 トラックバッファ 6 ユーザインターフェイス部 7 タイムコード変換部 11 レール 12 スライドバー 13 再生ウィンドゥ 14 INボタン 15 OUTボタン 16 削除実行ボタン 17 IN点サムネールウィンドゥ 18 OUT点サムネールウィンドゥ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/44 H04N 5/92 H 5/445 5/91 N 5/91 C G11B 27/02 K Fターム(参考) 5C025 BA28 CA09 CB07 DA10 5C053 FA14 FA24 GA11 GB06 GB08 GB11 GB37 JA03 JA16 JA22 5D044 AB05 AB07 BC06 CC04 DE02 DE03 DE37 GK08 HL14 5D110 CA05 CA06 CA08 CB04 CC02 CD01 CD04 CL01

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のブロックからなるビデオオブジェ
    クトと、区間情報とが記録されていて、各ブロックは複
    数のピクチャデータを含んでおり、区間情報は、何れか
    のブロックに含まれるピクチャデータから、別のブロッ
    クに含まれるピクチャデータまでを1つの再生区間に指
    定している光ディスクについての編集装置であって操作
    者からの指示に従って、再生区間の内部において削除区
    間の開始点となるピクチャデータ及び削除区間の終了点
    となるピクチャデータを特定する特定手段と、 開始点となるピクチャデータを含むi番目のブロックか
    ら、終了点となるピクチャデータを含むj番目のブロッ
    クまでに介在するブロック個数j-i-1が、所定数uを上回
    るか下回るかを判定する判定手段と(i,jは、整数)と、 所定数uを下回る場合、ユーザに対して警告を行う警告
    手段と、 所定数uを上回る場合、再生区間において削除区間に先
    行する区間及び削除区間に後続する区間が連続した2つ
    の区間になるよう区間情報を更新し、i+s+1番目からj-t
    -1番目のブロックまでの記録領域を空き領域に解放する
    部分削除手段と(s,tは、u=s+tの関係を満たす整数。)を
    備えることを特徴とする編集装置。
  2. 【請求項2】 i番目のブロックに含まれる少なくとも1
    つのピクチャデータは、i+s番目のブロックに含まれる
    ピクチャデータとの相関性に基づき圧縮符号化されてい
    て、 j番目のブロックに含まれる少なくとも1つのピクチャデ
    ータは、j-t番目ブロックに含まれるピクチャデータと
    の相関性に基づき圧縮符号化されていることを特徴とす
    る請求項1記載の編集装置。
  3. 【請求項3】 前記各ブロックは、複数のピクチャデー
    タの他に、オーディオデータを含み、 i+s番目のブロックは、i番目のブロックに含まれるピク
    チャデータと同期再生されるべきオーディオデータを含
    み、 j番目のブロックに含まれる少なくとも1つのピクチャデ
    ータは、j-t番目ブロックに含まれるピクチャデータと
    の相関性に基づき圧縮符号化されていることを特徴とす
    る請求項1記載の編集装置。
  4. 【請求項4】 前記編集装置は更に、 個数j-i-1が所定数uを下回る場合、i番目のブロックか
    らi+s番目のブロックまでと、j-t番目のブロックからj
    番目のブロックまでとの重複部分を複製し、ビデオオブ
    ジェクト先頭からi+s番目のブロックまでのブロック列
    と、複製された重複部分からビデオオブジェクト末尾ま
    でのブロック列とを2つの独立したビデオオブジェクト
    として、それら2つのビデオオブジェクトを2つの連続し
    た再生区間とする分割手段を備え、 前記警告手段は、前記重複部分の複製に伴うデータ増大
    を警告することを特徴とする請求項1記載の編集装置。
  5. 【請求項5】 前記編集装置は、 自機が、光ディスクの空き領域確保を優先するモードで
    ある容量確保優先モードである旨を示すモード情報を保
    持している保持手段と、 操作者からの指示に応じて、編集操作の自由度を優先す
    るモードである編集操作性優先モードを示すようモード
    情報を更新する更新手段とを備え、前記分割手段は、 編集操作性優先モードの設定時においてのみ、重複部分
    を複製を行うことを特徴とする請求項4記載の編集装
    置。
  6. 【請求項6】 前記特定手段は、 容量確保優先モードの設定時において、個数j-i-1が所
    定数uを下回る場合と判定された場合、削除区間がより
    長くなるよう、ユーザの操作に従い、開始点となるピク
    チャデータ又は削除区間の終了点となるピクチャデータ
    を再度特定することを特徴とする請求項5記載の編集装
    置。
  7. 【請求項7】 複数のブロックからなるビデオオブジェ
    クトと、区間情報とが記録されていて、ブロックは複数
    のピクチャデータを含んでおり、区間情報は、何れかの
    ブロックに含まれるピクチャデータから、別のブロック
    に含まれるピクチャデータまでを1つの再生区間に指定
    している光ディスクについての編集装置であって、 操作者からの指示に従って、再生区間の内部において削
    除区間の開始点となるピクチャデータ及び削除区間の終
    了点となるピクチャデータを特定する特定手段と、 開始点となるピクチャデータを含むi番目のブロックか
    ら、終了点となるピクチャデータを含むj番目のブロッ
    クまでに介在するブロック個数j-i-1が、所定数uを上回
    るか下回るかを判定する判定手段と(i,jは、整数であ
    る。)、 所定数uを下回る場合、削除禁止を意味する表示を行う
    表示手段と、 所定数uを上回る場合、再生区間において削除区間に先
    行する区間及び削除区間に後続する区間が連続した2つ
    の区間になるよう区間情報を更新し、i+s+1番目からj-t
    -1番目のブロックまでの記録領域を空き領域に解放する
    部分削除手段と(s,tは、u=s+tの関係を満たす整数。)を
    備えることを特徴とする編集装置。
  8. 【請求項8】 i番目のブロックに含まれる少なくとも1
    つのピクチャデータは、i+s番目のブロックに含まれる
    ピクチャデータとの相関性に基づき圧縮符号化されてい
    て、 j番目のブロックに含まれる少なくとも1つのピクチャデ
    ータは、j-t番目ブロックに含まれるピクチャデータと
    の相関性に基づき圧縮符号化されていることを特徴とす
    る請求項7記載の編集装置。
  9. 【請求項9】 前記各ブロックは、複数のピクチャデー
    タの他に、オーディオデータを含み、 i+s番目のブロックは、i番目のブロックに含まれるピク
    チャデータと同期再生されるべきオーディオデータを含
    み、 j番目のブロックに含まれる少なくとも1つのピクチャデ
    ータは、j-t番目ブロックに含まれるピクチャデータと
    の相関性に基づき圧縮符号化されていることを特徴とす
    る請求項7記載の編集装置。
  10. 【請求項10】 前記特定手段は、 個数j-i-1が所定数uを下回る場合と判定された場合、削
    除区間がより長くなるよう、ユーザの操作に従い、開始
    点となるピクチャデータ又は削除区間の終了点となるピ
    クチャデータを再度特定することを特徴とする請求項7
    記載の編集装置。
  11. 【請求項11】 複数のブロックからなるビデオオブジ
    ェクトと、区間情報とが記録されていて、ブロックは複
    数のピクチャデータを含んでおり、区間情報は、何れか
    のブロックに含まれるピクチャデータから、別のブロッ
    クに含まれるピクチャデータまでを1つの再生区間に指
    定している光ディスクについての編集をコンピュータに
    行わせるコンピュータ読取可能な記録媒体であって、 操作者からの指示に従って、再生区間内部において削除
    区間の開始点となるピクチャデータ及び削除区間の終了
    点となるピクチャデータを特定する特定ステップと、 開始点となるピクチャデータを含むi番目のブロックか
    ら、終了点となるピクチャデータを含むj番目のブロッ
    クまでに介在するブロック個数j-i-1が、所定数uを上回
    るか下回るかを判定する判定ステップと(i,jは、整数で
    ある。)、 所定数uを下回る場合、ユーザに対して警告を行う警告
    ステップと、 所定数uを上回る場合、再生区間において削除区間に先
    行する区間及び削除区間に後続する区間が連続した2つ
    の区間になるよう区間情報を更新し、i+s+1番目からj-t
    -1番目のブロックまでの記録領域を空き領域に解放する
    部分削除ステップと(s,tは、u=s+tの関係を満たす整
    数。)をコンピュータに行わせるプログラムが記録され
    ていることを特徴とするコンピュータ読取可能な記録媒
    体。
  12. 【請求項12】 前記編集プログラムは個数j-i-1が所
    定数uを下回る場合、i番目のブロックからi+s番目のブ
    ロックまでと、j-t番目のブロックからj番目のブロック
    までとの重複部分を複製し、ビデオオブジェクト先頭か
    らi+s番目のブロックまでのブロック列と、複製された
    重複部分からビデオオブジェクト末尾までのブロック列
    とを2つの独立したビデオオブジェクトとして、それら2
    つのビデオオブジェクトを2つの連続した再生区間とす
    る分割ステップを備え、 前記警告ステップは、前記重複部分の複製に伴うデータ
    増大を警告することを特徴とする請求項11記載のコン
    ピュータ読取可能な記録媒体。
  13. 【請求項13】 前記コンピュータは、自機が光ディス
    クの空き領域確保を優先するモードである容量確保優先
    モードである旨を示すモード情報を保持している保持手
    段を有し、 編集プログラムは更に、 操作者からの指示に応じて、編集操作の自由度を優先す
    るモードである編集操作性優先モードを示すようモード
    情報を更新する更新ステップを備え、 前記分割ステップは、 編集操作性優先モードの設定時においてのみ、重複部分
    を複製を行うことを特徴とする請求項12記載のコンピ
    ュータ読取可能な記録媒体。
  14. 【請求項14】 前記特定ステップは、 容量確保優先モードの設定時において、個数j-i-1が所
    定数uを下回る場合と判定された場合、削除区間がより
    長くなるよう、ユーザの操作に従い、開始点となるピク
    チャデータ又は削除区間の終了点となるピクチャデータ
    を再度特定することを特徴とする請求項13記載のコン
    ピュータ読取可能な記録媒体。
  15. 【請求項15】 複数のブロックからなるビデオオブジ
    ェクトと、区間情報とが記録されていて、各ブロックは
    複数のピクチャデータを含んでおり、区間情報は、何れ
    かのブロックに含まれるピクチャデータから、別のブロ
    ックに含まれるピクチャデータまでを1つの再生区間に
    指定している光ディスクについての編集をコンピュータ
    に行わせるコンピュータ読取可能な記録媒体であって、 操作者からの指示に従って、再生区間の内部において削
    除区間の開始点となるピクチャデータ及び削除区間の終
    了点となるピクチャデータを特定する特定ステップと、 開始点となるピクチャデータを含むi番目のブロックか
    ら、終了点となるピクチャデータを含むj番目のブロッ
    クまでに介在するブロック個数j-i-1が、所定数uを上回
    るか下回るかを判定する判定ステップと(i,jは、整数で
    ある。)、 所定数uを下回る場合、削除禁止を意味する表示を行う
    表示ステップと、 所定数uを上回る場合、再生区間において削除区間に先
    行する区間及び削除区間に後続する区間が連続した2つ
    の区間になるよう区間情報を更新し、i+s+1番目からj-t
    -1番目のブロックまでの記録領域を空き領域に解放する
    部分削除ステップと(s,tは、u=s+tの関係を満たす整
    数。)をコンピュータに行わせるプログラムが記録され
    ていることを特徴とするコンピュータ読取可能な記録媒
    体。
  16. 【請求項16】 前記特定ステップは、 個数j-i-1が所定数uを下回る場合と判定された場合、削
    除区間がより長くなるよう、ユーザの操作に従い、開始
    点となるピクチャデータ又は削除区間の終了点となるピ
    クチャデータを再度特定することを特徴とする請求項1
    5記載のコンピュータ読取可能な記録媒体。
  17. 【請求項17】 複数のブロックからなるビデオオブジ
    ェクトと、区間情報とが記録されていて、ブロックは複
    数のピクチャデータを含んでおり、区間情報は、何れか
    のブロックに含まれるピクチャデータから、別のブロッ
    クに含まれるピクチャデータまでを1つの再生区間に指
    定している光ディスクについての編集をコンピュータに
    行わせる編集プログラムであって、 操作者からの指示に従って、再生区間の内部において削
    除区間の開始点となるピクチャデータ及び削除区間の終
    了点となるピクチャデータを特定する特定ステップと、 開始点となるピクチャデータを含むi番目のブロックか
    ら、終了点となるピクチャデータを含むj番目のブロッ
    クまでに介在するブロック個数j-i-1が、所定数uを上回
    るか下回るかを判定する判定ステップと(i,jは、j≧iの
    関係を満たす整数である。)、 所定数uを下回る場合、ユーザに対して警告を行う警告
    ステップと、 所定数uを上回る場合、再生区間において削除区間に先
    行する区間及び削除区間に後続する区間が連続した2つ
    の区間になるよう区間情報を更新し、i+s+1番目からj-t
    -1番目のブロックまでの記録領域を空き領域に解放する
    部分削除ステップと(s,tは、u=s+tの関係を満たす整
    数。)をコンピュータに行わせることを特徴とする編集
    プログラム。
  18. 【請求項18】 前記編集プログラムは個数j-i-1が所
    定数uを下回る場合、i番目のブロックからi+s番目のブ
    ロックまでと、j-t番目のブロックからj番目のブロック
    までとの重複部分を複製し、ビデオオブジェクト先頭か
    らi+s番目のブロックまでのブロック列と、複製された
    重複部分からビデオオブジェクト末尾までのブロック列
    とを2つの独立したビデオオブジェクトとして、それら2
    つのビデオオブジェクトを2つの連続した再生区間とす
    る分割ステップを有し、 前記警告ステップは、前記重複部分の複製に伴うデータ
    増大を警告することを特徴とする請求項17記載の編集
    プログラム。
  19. 【請求項19】 前記コンピュータは、自機が光ディス
    クの空き領域確保を優先する容量確保優先モードである
    旨を示すモード情報を保持している保持手段を有してお
    り、 前記編集プログラムは、 操作者からの指示に応じて、編集操作の自由度を優先す
    るモードである編集操作性優先モードを示すようモード
    情報を更新する更新ステップと、 前記分割ステップは、 編集操作性優先モードの設定時においてのみ、重複部分
    を複製を行うことを特徴とする請求項18記載の編集プ
    ログラム。
  20. 【請求項20】 前記特定ステップは、 容量確保優先モードの設定時において、個数j-i-1が所
    定数uを下回る場合と判定された場合、削除区間がより
    長くなるよう、ユーザの操作に従い、開始点となるピク
    チャデータ又は削除区間の終了点となるピクチャデータ
    を再度特定することを特徴とする請求項19記載の編集
    プログラム。
  21. 【請求項21】 複数のブロックからなるビデオオブジ
    ェクトと、区間情報とが記録されていて、ブロックは複
    数のピクチャデータを含んでおり、区間情報は、何れか
    のブロックに含まれるピクチャデータから、別のブロッ
    クに含まれるピクチャデータまでを1つの再生区間に指
    定している光ディスクについての編集をコンピュータに
    行わせる編集プログラムであって、 操作者からの指示に従って、再生区間の内部において削
    除区間の開始点となるピクチャデータ及び削除区間の終
    了点となるピクチャデータを特定する特定ステップと、 開始点となるピクチャデータを含むi番目のブロックか
    ら、終了点となるピクチャデータを含むj番目のブロッ
    クまでに介在するブロック個数j-i-1が、所定数uを上回
    るか下回るかを判定する判定ステップと(i,jは、j≧iの
    関係を満たす整数である。)、 所定数uを下回る場合、削除禁止を意味する表示を行う
    表示ステップと、 所定数uを上回る場合、再生区間において削除区間に先
    行する区間及び削除区間に後続する区間が連続した2つ
    の区間になるよう区間情報を更新し、i+s+1番目からj-t
    -1番目のブロックまでの記録領域を空き領域に解放する
    部分削除ステップと(s,tは、u=s+tの関係を満たす整
    数。)をコンピュータに行わせることを特徴とする編集
    プログラム。
  22. 【請求項22】 前記特定ステップは、 個数j-i-1が所定数uを下回る場合と判定された場合、削
    除区間がより長くなるよう、ユーザの操作に従い、開始
    点となるピクチャデータ又は削除区間の終了点となるピ
    クチャデータを再度特定するを備えることを特徴とする
    請求項21記載の編集プログラム。
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KR101323472B1 (ko) 2006-08-10 2013-10-31 소니 주식회사 편집 장치, 편집 방법, 편집 프로그램이 기록된 기록 매체 및 편집 시스템

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