JP2002084459A - 放射線画像情報読取方法および装置 - Google Patents
放射線画像情報読取方法および装置Info
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Abstract
装置において、設定された読取条件に拘わらず、常に最
適な画像を出力できるようにする。 【解決手段】 読取条件を設定するためのIDコードリ
ーダ4を設ける。ゲイン設定手段29a,29bは、任意の読
取条件下において表裏の収録範囲が同じになるように、
logアンプ26a,26bのアンプゲインを設定する。ID
コードリーダ4によって設定された読取条件を表す情報
を感度設定手段30およびパラメータ設定手段50に入力す
る。感度設定手段30は、表面と裏面の各読取感度の比が
設定された読取条件に応じて好ましい値となるようにフ
ォトマル25a,25bに印加される高圧電圧の大きさを変更
することで読取感度比を設定し直す。パラメータ設定手
段50は、入力された読取条件を表す情報に基づいて、予
め用意されたテーブルを参照して、読取条件に対応する
パラメータを演算回路40に設定する。
Description
蓄積記録された蓄積性蛍光体シートに励起光を照射し
て、蓄積性蛍光体シートの両面から発せられる輝尽発光
光を各々検出することにより2つの画像信号を得た後、
2つの画像信号を使用して演算済画像信号を得る所謂両
面集光型の放射線画像情報読取方法および装置に関する
ものである。
れた被写体の放射線画像を読み取って画像データを得、
この画像データに所定の画像処理を施した後、画像をC
RTディスプレイなどの画像表示装置に表示したり、ま
たはLP(レーザープリンタ)などのプリンタによりフ
イルムに出力することが医療分野などの種々の分野で行
なわれており、前記放射線画像を読み取る装置として、
例えばコンピューターとの組合わせによるデジタル画像
処理技術を利用したCR(Computed Radiography)装置
が利用されている。
と、この放射線エネルギの一部が蓄積され、その後、可
視光や赤外光などの励起光を照射すると蓄積された放射
線エネルギに応じて輝尽発光を示す蓄積性蛍光体(輝尽
性蛍光体)を利用して、人体などの被写体の放射線画像
情報を一旦シート状の蓄積性蛍光体(蓄積性蛍光体シー
ト)に記録し、この蓄積性蛍光体シートを励起光で走査
して輝尽発光光を発生させ、発生した輝尽発光光をフォ
トマルなどの光電読取手段により光電的に読み取って画
像信号を得る放射線画像記録読取装置を意味し、近年は
広く普及し、実用に供されている(例えば、本願出願人
による特開昭55-12429号,同56-11395号,同55-163472
号,同56-104645 号,同55- 116340号など)。
を光電的に読み取る方法として、蓄積性蛍光体シートの
両側に上述した光電読取手段を配して、蓄積性蛍光体シ
ートの両面または片面にのみ励起光を走査し、この励起
光走査により発せられた輝尽発光光を蓄積性蛍光体シー
トの両面から光電的に読み取る両面集光読取方法を提案
している(例えば、特開昭55-87970号、特開平8-116435
号など)。この両面集光読取方法においては、透明支持
体の表面に蓄積性蛍光体を積層することにより蓄積性蛍
光体シートを形成し、透明なホルダー上に放射線画像が
蓄積記録された蓄積性蛍光体シートを装着し、その上下
に光電読取手段を配置している。すなわち、ホルダーの
上に配置された光電読取手段では、蓄積性蛍光体シート
の表面から射出した輝尽発光光を読み取り、ホルダーの
下に配置された光電読取手段では、蓄積性蛍光体シート
の裏面から射出した輝尽発光光を読み取ることとなる。
画像信号(表面画像信号と裏面画像信号)は対応する画
素ごとにそれぞれ加算演算されて加算画像信号(重合せ
画像信号)が求められる。この加算画像信号によれば、
表面および裏面の各画像信号にランダムに発生していた
高周波ノイズが加算演算によって平滑化され、また蓄積
性蛍光体シートの両面から輝尽発光光を集光するように
したものであるので集光効率が向上し、加算画像信号に
基づいて表示された重合せ画像は、S/N比が改善さ
れ、見易い画像となる。
を用いて放射線画像情報を得る方法として、互いに異な
った条件で撮影・記録された複数の放射線画像を読み取
って複数の画像信号を得た後、これらの複数の画像信号
に基づいてサブトラクション演算を施してサブトラクシ
ョン画像信号を求めることにより、上記複数の放射線画
像の差に対応する画像、即ち、放射線画像中の特定の被
写体部分(以下、組織または構造物などの陰影とも称す
る)のみを強調または抽出した放射線画像を得る方法が
知られている。このサブトラクション処理としては、基
本的には時間サブトラクション処理とエネルギーサブト
ラクション処理があり、本願出願人も蓄積性蛍光体シー
トを用いたエネルギーサブトラクション処理について提
案している(例えば、特開昭59-83486号、特開昭60-225
541 号など)。ここで、サブトラクション処理用の複数
の画像信号を得るに際して、上述した両面集光の形態を
利用することも考えられている。
ラクション処理を行なうに際して、演算により得られた
画像の全周波数帯域に亘ってS/N比が良好となるよう
に、例えば特開平7-319092号に示すように、表裏各面ご
と且つ各周波数帯域ごとに最適なパラメータ(重み付け
係数)を用いることができるように予め各面の画像信号
それぞれに対してマスク処理を施すことを提案してい
る。
信号を得る際には、励起エネルギ(励起光の照射強
度)、収録範囲(読取可能な放射線量の範囲;読取ゲイ
ンともいう)、読取画素密度、あるいは画素サンプリン
グ周波数などの読取条件(読取モード)が設定された後
に読取りが行なわれるが、これらの読取条件は画像性能
の要求に応じて設定される。ここで収録範囲としては、
表裏各面で同じ幅となるように設定される。
波数などが異なると、各面の収録範囲や画像信号の周波
数レスポンスなどが異なってくるため、一定の演算パラ
メータに基づいて加算演算やサブトラクション演算を行
なっていたのでは、必ずしも好ましい画像が得られない
という問題を生じる。
面の輝尽発光光の発光量が変わり、各面についての画像
信号の周波数レスポンスやノイズ特性が異なってくる。
したがって、各面の画像信号に同一の重み付けをして加
算演算などを行なったのでは、演算済画像のノイズ成分
が多くなるなど、必ずしも好ましい画像になるとは限ら
ない。
ネルギの大小に応じて表裏各面における輝尽発光光の発
光量の大きさだけでなくその比が変わり、表裏各面の読
取感度の比を一定にしていると、励起エネルギが変化し
たときに収録範囲が変わってしまうということが判っ
た。換言すれば、励起エネルギの大小に応じて読取感度
の比を調整しなければ表裏各面の収録範囲を同じに維持
することができず、演算済画像に不具合が生じる。
波数が異なるとマスク処理のパラメータを一定に維持し
たときには画像信号の空間周波数特性が異なってくるた
め、表裏各面ごと且つ各周波数帯域ごとに最適なパラメ
ータ(重み付け係数)を用いるということが困難にな
り、演算済画像に不具合が生じる。
であり、両面集光読取方法を採用する場合において、設
定された読取条件に拘わらず、常に適正な演算済画像を
得ることができる放射線画像情報読取方法および装置を
提供することを目的とするものである。
読取方法は、放射線画像情報が蓄積記録された蓄積性蛍
光体シートに励起光を照射し、該励起光の照射により蓄
積性蛍光体シートの両面から発せられる輝尽発光光を各
々検出することにより放射線画像情報を担持する2つの
画像信号を得、該2つの画像信号に対して所定の演算パ
ラメータに基づいて演算処理を施すことにより放射線画
像情報を担持する演算済画像信号を得る放射線画像情報
読取方法において、画像信号を得る際の読取条件に応じ
て、各面の読取感度の比および/または少なくとも一方
の面についての前記所定の演算パラメータを制御するこ
とを特徴とするものである。
線画像情報が蓄積記録された蓄積性蛍光体シートに励起
光を照射する励起光照射手段と、該励起光の照射により
蓄積性蛍光体シートの両面から発せられる輝尽発光光を
各々検出することにより放射線画像情報を担持する2つ
の画像信号を得る画像信号取得手段と、該2つの画像信
号に対して所定の演算パラメータに基づいて演算処理を
施すことにより放射線画像情報を担持する演算済画像信
号を得る演算済画像信号生成手段とを備えた放射線画像
情報読取装置において、画像信号を得る際の読取条件に
応じて、各面の読取感度の比および/または少なくとも
一方の面についての前記所定の演算パラメータを制御す
る制御手段をさらに備えたことを特徴とするものであ
る。
ータに基づいて演算処理を施すとは、具体的には上述し
た加算演算やサブトラクション演算が代表的なものであ
るが、必ずしもこれらに限定されるものではない。
は、一方の面についての読取感度を制御することで読取
感度の比を制御するようにしてもよいし、両方の面につ
いての読取感度をともに制御することで読取感度の比を
制御するようにしてもよい。
所望読取範囲の中心に対応する画像信号の中心値など所
望読取範囲のX線照射量に対応する画像信号の大きさを
変更できる方法であればどのような方法を用いてもよ
い。読取範囲の中心に対応する画像信号の中心値を変更
する方法としては、例えば、輝尽発光光を光電的に読み
取るフォトマルへの印加電圧(高圧)を変更する方法
や、本願出願人が特開平2−108175号などに提案した先
読みを行なわないEDR(Exposure Data Recognizer)
処理における読取感度(S値)に応じたデータ変換など
を用いるとよい。
ゲイン)を所定の値に設定するのが一般的である。この
収録範囲を設定するに際しては、所望収録範囲に対応す
る画像信号の幅を変更できる方法であればどのような方
法を用いてもよく、例えば、前記フォトマルにより得ら
れる信号を増幅するアンプのゲインを変更する方法や、
前記先読みを行なわないEDR処理におけるラチチュー
ド(L値)に応じたデータ変換などを用いるとよい。
御するに際しては、予め種々の読取条件と該読取条件に
対応する好ましい読取感度比とを対応づけたテーブルを
用意しておき、このテーブルを参照して、実際の読取に
おける読取条件に対応する読取感度比を設定するように
するとよい。
タを制御するに際しては、予め種々の読取条件と該読取
条件に対応する好ましい演算のパラメータとを対応づけ
たテーブルを用意しておき、このテーブルを参照して、
実際の読取における読取条件に対応するパラメータを設
定するようにするとよい。
が設定されたり、両面読取モードであるにも拘わらず片
面読取用のシートが使用されることがある。このような
場合には、演算のパラメータとして、事実上片面のみで
画像を構成することになるパラメータを設定するように
するとよい。
装置によれば、画像信号を得る際の読取条件に応じて、
各面の読取感度の比および少なくとも一方の面について
の演算パラメータのうちの少なくとも一方を制御するよ
うにしたので、どのような読取条件が設定されても、設
定された読取条件に応じた適正な読取感度比や演算パラ
メータを設定して読取りが行なわれ、適正な画像を得る
ことができる。
ある場合には、演算のパラメータとして、事実上片面の
みで画像を構成することになるパラメータを設定するよ
うにすれば、一方の面(例えば表面)から正常に読み取
られた画像信号のみに基づいて画像出力する、つまり、
シートの仕様に関わる読取条件が設定される場合であっ
ても、常に最適な読取処理が行なわれるようになり、常
に最適な画像を得ることができる。
施の形態について詳細に説明する。
光型の放射線画像情報読取装置の概略構成図、図2は信
号処理に着目した回路ブロック図である。
取装置においては、蓄積性蛍光体シート(以下単にシー
トともいう)1が、図示しないモーターにより回転せし
められるエンドレスベルト9a,9b,9c上に配置さ
れる。エンドレスベルト9a,9bの間には、シート1
の仕様を識別する識別手段としてのバーコードリーダ3
が設けられている。また、読取条件を設定するための手
段としてIDカードリーダ4が設けられ、バーコードリ
ーダ3の出力が該IDカードリーダ4に入力されてい
る。
に配置された状態における、該シート1の上方には、励
起光である光ビーム11を発するレーザ光源10と、そ
の光ビーム11を反射偏向し、シート1を主走査する不
図示のモータにより回転される回転多面鏡12および反
射偏向された光ビーム11をシート1上に収束させ、か
つ等速度で走査させるための走査レンズ19が配されて
いる。さらに、光ビーム11が走査される位置の上方に
は、その光ビーム11の走査により発せられる輝尽発光
光を上方より集光する集光ガイド24aが近接して配置
され、その位置の下方には、輝尽発光光を下方より集光
する集光ガイド24bがシート1と垂直に配置されてい
る。各集光ガイド24a,24bには、輝尽発光光を光
電的に検出するフォトマル(光電子増倍管)25a,2
5bがそれぞれ対応して接続されている。フォトマル2
5aには制御手段の一態様である感度設定手段30を構
成する電圧印加手段(HV)30aが接続され、同様に
フォトマル25bには電圧印加手段30bが接続されて
いる。なお、レーザ光源10と回転多面鏡12と走査レ
ンズ19とで本発明に係る励起光照射手段が構成され、
また集光ガイド24a,24bとフォトマル25a,2
5bとで、本発明に係る画像信号取得手段が構成され
る。
力はlogアンプ(対数増幅器)26aに接続され、l
ogアンプ26aの出力はフィルタ27aに接続され、
フィルタ27aの出力はA/D変換器28aに接続され
ている。同様に、フォトマル25bの出力はlogアン
プ26bに接続され、logアンプ26bの出力はフィ
ルタ27bに接続され、フィルタ27bの出力はA/D
変換器28bに接続されている。A/D変換器28a,
28bの各出力は演算済画像信号生成手段としての演算
回路40に接続され、演算回路40の出力は画像処理回
路60に接続されている。また、演算回路40にはパラ
メータ設定手段50が接続されている。
変ゲインアンプ構成のものが使用されており、このlo
gアンプ26a,26bには、ゲイン設定手段29a,
29bが、それぞれ対応するように接続されている。
読取条件下において、シート1の表面と裏面についての
アンプ出力幅(画像信号の幅)が略同等となるように、
すなわち表裏の収録範囲が同じになるように、logア
ンプ26a,26bのアンプゲインを設定しておく。こ
れにより、表裏各面の収録範囲が同じに設定される。
段50にはIDカードリーダ4の出力が接続され、設定
された読取条件に関する情報がそれぞれに入力されてい
る。
射線画像信号を得るに際しては、先ず、励起エネルギ
(励起光の照射強度)、収録範囲、読取画素密度、画素
サンプリング周波数などの読取条件が、IDカードリー
ダ4でIDカードを読み取ることによって設定される。
読取条件によっては、シート1の仕様も設定される。
た前記読取条件に適合するシート1がエンドレスベルト
9a上にセットされ、矢印Y方向に搬送(副走査)さ
れ、エンドレスベルト9b側に移動する。シート1に
は、該シート1の仕様を表したバーコードが付されてお
り、シート1がエンドレスベルト9aから9bに移動す
る際に、シート1に付されたバーコードがバーコードリ
ーダ3によって読み取られる。バーコードの内容として
は、シート1の感度、蓄積性蛍光体の粒子サイズ、層構
成などの情報が含まれており、バーコードリーダ3によ
って読み取られた前記情報がIDカードリーダ4に入力
され、設定された読取条件に適合するものか否かがチェ
ックされる。
む種々の読取条件と各読取条件に応じた好ましい読取感
度比P、すなわち表裏各面の読取感度であるところの所
望読取範囲の中心に対応するフォトマル出力(画像信
号)の中心値の比とを対応づけたテーブルを予め用意し
ておく。本実施形態においては、表面についての読取感
度をPaとし、裏面についての読取感度をPbとしたと
き、読取感度比P=Pa/Pbとする。
から入力された読取条件に関する情報に基づいて、シー
ト1の仕様を含む設定された読取条件に適合する読取感
度比となるように、前記テーブルを参照して、フォトマ
ル25a,25bの少なくとも一方の読取感度を設定し
直す。ここで、読取感度の設定は、フォトマル25a,
25bに印加される高圧電圧の大きさを変更設定するこ
とにより行なう。
ト1の仕様を含む種々の読取条件と各読取条件に応じた
好ましい演算のパラメータとを対応づけたテーブルを予
め用意しておく。そして、パラメータ設定手段50は、
IDカードリーダ4から入力された読取条件に関する情
報に基づいて、シート1の仕様を含む設定された読取条
件に適合するパラメータを演算回路40に設定する。こ
こで、シート1の仕様が片面読取用のものである場合、
パラメータ設定手段50は、演算のパラメータとして、
事実上片面のみで画像を構成することになるパラメータ
を設定する。
b,9cにより、矢印Y方向に搬送(副走査)される。
一方、レーザ光源10から発せられた光ビーム11は不
図示のモータにより駆動され矢印方向に高速回転する回
転多面鏡12によって反射偏向され、シート1に入射し
副走査の方向(矢印Y方向)と略垂直な矢印X方向に主
走査する。この光ビーム11が照射されたシート1の箇
所からは、蓄積記録されている放射線画像情報に応じ
て、シート1の上方側から輝尽発光光13aが、シート
1の下方側から輝尽発光光13bが、それぞれ発光され
る。
13aは集光ガイド24aの入射端面に入射し、入射し
た輝尽発光光13aは、集光ガイド24aの内部を全反
射を繰り返して進み、出射端面から出射してフォトマル
25aに受光され、放射線画像を表す輝尽発光光13a
の光量に応じたアナログの電気信号SA に変換される。
同様に、シート1の下方側から発光した輝尽発光光13
bは集光ガイド24bによって導かれ、フォトマル25
bによって光電的に検出され、アナログの電気信号SB
に変換される。これにより、放射線画像を担持する2つ
の画像信号が得られる。
SA は、logアンプ26a、フィルタ27a、A/D
変換器28aに順次入力され、最終的には電気信号SA
が画像信号S1に変換されてA/D変換器28aから出
力され演算回路40に入力される。同様に、フォトマル
25bから出力された電気信号SB は、logアンプ2
6b、フィルタ27b、A/D変換器28bに順次入力
され、最終的には電気信号SB が画像信号S2に変換さ
れてA/D変換器28bから出力され演算回路40に入
力される。ここで、シート1の上方側から発光した輝尽
発光光13aに基づく画像信号S1を、以下、表面画像
信号S1といい、シート1の下方側から発光した輝尽発
光光13bに基づく画像信号S2を、以下、裏面画像信
号S2という。
が入力された演算回路40においては、パラメータ設定
手段50によって設定された演算パラメータと、表面画
像信号S1と裏面画像信号S2とを用いて、加算演算を
行なって重合せ画像を表す加算画像信号S3を生成す
る。演算回路40から出力された加算画像信号S3は、
画像処理回路60に入力され所定の画像処理が施された
後に、CRTディスプレイなどの不図示の画像出力手段
に入力され、可視画像が出力される。
に示すように、表面画像信号S1に対してマスク演算を
施すマスク演算回路41、裏面画像信号S2に対してマ
スク演算を施すマスク演算回路42、およびマスク演算
が施された表面画像信号S1’とマスク演算が施された
裏面画像信号S2’とを使用して加算演算を行なう加算
手段43を有しており、マスク演算によるフィルタリン
グ処理(以下マスク処理ともいう)が施された後の画像
信号S1’,S2’を用いて加算演算を行なうようにし
ている。
ては、例えば特開平7-319092号に開示されているよう
に、画像信号をウェーブレット変換して各周波数帯域ご
との係数信号を求める処理など、周知の何れの方法を用
いてもよい。なお、特開平7-319092号に開示されている
方法を用いる場合には、加算手段313は、同公報に記
載のように、表裏各面ごと且つ各周波数帯域ごとに最適
な重み付け係数を用いて加算演算を行なうようにする。
ト1の仕様を含む当該読取りにおける読取条件に適合し
た演算パラメータが設定されているので、マスク演算回
路41およびマスク演算回路42は、設定された演算パ
ラメータに応じて、各周波数で画質が最良となるための
重み付け係数を用いてマスク演算を行なう。これによ
り、加算手段43からは、実際の読取条件に適した加算
画像信号S3が出力される。
である場合には、上述のように演算のパラメータとして
事実上片面のみで画像を構成することになるパラメータ
が設定されるので、加算画像信号S3としては、例え
ば、裏面から読み取られた電気信号SB は無視され、表
面から正常に読み取られた電気信号SA のみに基づく信
号が出力される。
(設定)方法の一例について説明する。
素サンプリング周波数などの読取条件は、画像性能の要
求に応じて設定される。
ば表裏各面の輝尽発光光の発光量が変わり、各面につい
ての画像信号の周波数レスポンスやノイズ特性が異なっ
てくる。この場合、各面の画像信号に同一の重み付けを
して加算演算などを行なったのでは、必ずしも好ましい
画像が得られない。
ネルギの大小に応じて表裏各面における輝尽発光光の発
光量の大きさだけでなくその比が変わり、読取感度を各
面ごとに調整するにしても、多くの場合、表裏各面の読
取感度の比を一定にしていると、励起エネルギが変化し
たときに収録範囲が変わってしまうということ、換言す
れば、励起エネルギの大小に応じて読取感度の比を調整
することにより表裏各面の収録範囲を一定に維持するこ
とができ、これにより、演算済画像の不具合を軽減する
ことができるということである。
は相対的に裏からの発光量が増え、発光量比(=表面の
発光量/裏面の発光量)が小さくなる。したがって、相
対的には裏面の読取感度を小さくする、つまり読取感度
比Pを大きくすることによって演算済画像の品位をある
程度の水準に維持することができる。
は、両面の画像信号をそれぞれ得るという両面集光型の
もにおいて初めて得られるパラメータであり、片面読取
系の場合には、いずれか一方の面の画像信号しか得ない
ので、当然のごとく「読取感度比」というパラメータを
考えることはできない。本願発明は、単に各面の読取感
度をそれぞれ制御するというのではなく、両面集光型に
おいて得られる「読取感度比」という新規なパラメータ
を制御することによって、読取条件としての励起エネル
ギの大小に拘わらず、適正な演算済画像を得ることがで
きるようにしたという点に特徴がある。
数ごとに表画像/裏画像の加算比を望みの値に制御する
ように設定される。このとき、例えば表画像/裏画像の
加算比が、通常読取りにおいて、0.5サイクル時4:
6、1サイクル時5:5、2サイクル時6:4となるよ
うになマスクパラメータが設定されている場合、同様の
パラメータを画素密度の低い画像(例えば1/2)に適
用すると、各空間周波数での加算比は、0.25サイク
ル時4:6、0.5サイクル時5:5、1サイクル時
6:4と変わってしまい、この結果、演算済画像信号の
空間周波数特性が異なってくる。
の通常画像と同様な空間周波数に対する加算比を得るた
めには、マスクパラメータとしてはより中心部の重みが
大きいようなパラメータを設定する必要がある。例え
ば、図4に示すように、5×5画素分のマスクパラメー
タを設定する場合において、通常読取り時のマスクパラ
メータ11111,12221,12321,1222
1,11111に対して、画素密度1/2時のマスクパ
ラメータを、00000,01110,01310,0
1110,00000とすればよい。これにより、画素
密度が異なる場合においても、演算済画像の品位をある
程度の水準に維持することができる。
きにもマスク処理のパラメータを一定に維持したときに
は画像信号の空間周波数特性が異なってくる。ここで、
励起パワーが一定と考えると、サンプリング周波数が高
いということは、1画素当たりの励起エネルギが低下す
ることを意味する。よって、上述した励起エネルギが違
う場合と同様な対応を行なうことにより、画素サンプリ
ング周波数が異なる場合においても、演算済画像の品位
をある程度の水準に維持することができる。
仕様をシートに付したバーコードを読み取ることによっ
て識別するようにしていたが、例えば、シートの仕様を
表すIDコードをキーボードなどから入力するようにし
てもよい。
パラメータの双方を読取条件に応じて制御(設定)する
ようにしていたが、読取感度と演算パラメータの何れか
一方のみを制御するようにしてもよい。
して、読取条件に適合するように読取感度や演算パラメ
ータを制御していたが、読取条件に適合する読取感度や
演算パラメータをその都度所定のルールに従って求める
ようにしてもよい。
が加算演算を行なうとしていたが、本発明は必ずしもこ
れに限定されるものではない。例えば、エネルギーサブ
トラクション処理用の高圧画像と低圧画像とが記録され
たシートを使用して、フォトマル25aにより前記高圧
画像を表す高圧画像信号を取得し、フォトマル25bに
より前記低圧画像を表す低圧画像信号を取得すると共
に、演算回路40により高圧画像信号と低圧画像信号と
を使用してサブトラクション演算を行なうものとしても
よい。
装置の概略構成図
理に着目した回路ブロック図
メータの一例を示す図
Claims (2)
- 【請求項1】 放射線画像情報が蓄積記録された蓄積
性蛍光体シートに励起光を照射し、該励起光の照射によ
り前記蓄積性蛍光体シートの両面から発せられる輝尽発
光光を各々検出することにより前記放射線画像情報を担
持する2つの画像信号を得、該2つの画像信号に対して
所定の演算パラメータに基づいて演算処理を施すことに
より前記放射線画像情報を担持する演算済画像信号を得
る放射線画像情報読取方法において、 前記画像信号を得る際の読取条件に応じて、各面の読取
感度の比および/または少なくとも一方の面についての
前記所定の演算パラメータを制御することを特徴とする
放射線画像情報読取方法。 - 【請求項2】 放射線画像情報が蓄積記録された蓄積
性蛍光体シートに励起光を照射する励起光照射手段と、
該励起光の照射により前記蓄積性蛍光体シートの両面か
ら発せられる輝尽発光光を各々検出することにより前記
放射線画像情報を担持する2つの画像信号を得る画像信
号取得手段と、該2つの画像信号に対して所定の演算パ
ラメータに基づいて演算処理を施すことにより前記放射
線画像情報を担持する演算済画像信号を得る演算済画像
信号生成手段とを備えた放射線画像情報読取装置におい
て、 前記画像信号を得る際の読取条件に応じて、各面の読取
感度の比および/または少なくとも一方の面についての
前記所定の演算パラメータを制御する制御手段をさらに
備えたことを特徴とする放射線画像情報読取装置。
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JP2000275256A JP2002084459A (ja) | 2000-09-11 | 2000-09-11 | 放射線画像情報読取方法および装置 |
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