JP2002083635A - 携帯型電源装置,携帯型通信端末及び携帯型コンピュータ - Google Patents

携帯型電源装置,携帯型通信端末及び携帯型コンピュータ

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JP2002083635A
JP2002083635A JP2000272006A JP2000272006A JP2002083635A JP 2002083635 A JP2002083635 A JP 2002083635A JP 2000272006 A JP2000272006 A JP 2000272006A JP 2000272006 A JP2000272006 A JP 2000272006A JP 2002083635 A JP2002083635 A JP 2002083635A
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supply device
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昌浩 小橋
Noriyuki Aoshima
敬之 青島
Yuki Tanaka
由紀 田中
Shuichi Maeda
修一 前田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 携帯型電源装置において、小型化及び形状の
複雑化が進む携帯型電子機器に対しても安定して取り付
けることができ、さらに、低照度下でも充電を行なえる
とともに安価に且つ安定して製造できるようにし、ま
た、携帯型通信端末及びに携帯型コンピュータにおい
て、低照度下でも安定して使用できるようにする。 【解決手段】 携帯型電子機器20を駆動する二次電池
21に接続され少なくとも光電変換素子10Aと蓄電用
コンデンサ10Cとを有する携帯型電源装置10におい
て、光電変換素子10Aが、透明導電性電極と、細孔構
造を有する酸化微粒子からなる電子輸送層と、ホール輸
送層と、ホール集電電極と、該電子輸送層に付着又は固
着する光増感化合物とをそなえて構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯型電子機器を
駆動する二次電池のための携帯型電源装置、及び、この
携帯型電源装置をそなえた携帯型通信端末及び携帯型コ
ンピュータに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、携帯型通信端末や携帯型コンピュ
ータ等の携帯用電子機器が急速に発達している。このよ
うな背景において、携帯用電子機器の電源には、小型化
且つ大容量化できるように、より一層の高効率化が求め
られており、このような電源として、リチウム二次電池
のような二次電池の研究開発が精力的に行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、二次電
池を単体で電源として用い、携帯型電子機器を駆動させ
た場合、当然のことながら駆動時間に制限があり、この
ため一般電源から二次電池への充電を頻繁に行なわなけ
ればならないという課題がある。特に、二次電池を略完
全に放電させた状態から充電するような場合には、この
二次電池を充電するのに比較的長時間を要するという課
題がある。
【0004】また、駆動時間を長期化して充電回数を低
減すべく二次電池をさらに大容量化した場合には、携帯
型電子機器の重量が増加してしまうという課題が発生す
る。このような課題を解決すべく、二次電池に、一般的
なシリコン系太陽電池、及び、大容量電気二重層コンデ
ンサを組み合わせたハイブリッド電源装置の提案及び試
みがなされている(電子技術 2000年 4月号 8
7〜92頁、電子技術 2000年 6月号 58〜6
1頁)。このハイブリッド電源装置では、シリコン系太
陽電池により発生させた電気を大容量電気二重層コンデ
ンサを介して二次電池に充電することにより、特別な作
業を行なわなくとも二次電池を充電することが可能にな
っている。
【0005】しかし、ハイブリッド電源装置の発電機で
あるシリコン系太陽電池は、低照度下では、エネルギー
変換効率が顕著に低下してしまう(太陽エネルギー工学
太陽電池 培風館 233頁 1998年)。このた
め、曇天下や室内では、上記ハイブリッド電源装置にお
いても、二次電池を十分に充電することができず、二次
電池を単体で使用する場合と同様に、一般電源から二次
電池への充電を頻繁に行なわなければならない。
【0006】さらに、シリコン系太陽電池においては、
原料である金属シリコンを製造するのに大量のエネルギ
ーを必要とするため製造コストが比較的高くなってしま
うという課題がある。また、シリコン系太陽電池に使用
されるシリコンは、一般的に、半導体用シリコンの製造
過程における残材が使用されるため、絶対量に限界があ
るとともに、製造量が半導体業界の需要動向に左右され
てしまうため供給が不安定であるという課題がある。さ
らに、非晶質シリコン太陽電池においては、その製造過
程で必要とされるシランガスの供給不足の問題が指摘さ
れている。
【0007】また、シリコン系太陽電池では、気相成長
法により基板にシリコンが形成される。例えばアモルフ
ァスシリコンは、プラズマCVD法でシリコンを基板に
気相成長させて製造され、この際、基板の温度は約30
0℃にまでなる。このため、基板としては、透明ポリマ
ー等の成型性は高いが耐熱性の低い材料を使用できず、
一般的にスチールが使用され、シリコン系太陽電池は、
硬度が比較的高くなってしまう。したがって、シリコン
系太陽電池は、成型加工性が悪く、電池形状は通常平面
形状となってしまい、このため、例えば曲面への取り付
けが困難である等、その適用範囲に比較的制約が多く、
小型化及び形状の複雑化が急速に進む携帯型電子機器に
対して安定して取り付けることが困難であるという課題
がある。
【0008】なお、ITO/PETのような成型加工性の高い
材料を基板に用いたシリコン系太陽電池もあるが、発電
効率が低く実用的とは言えない。本発明は、このような
課題に鑑み創案されたもので、小型化及び形状の複雑化
が進む携帯型電子機器に対しても安定して取り付けるこ
とができ、さらに、低照度下でも充電を行なえるととも
に安価に且つ安定して製造できるようにした、携帯型電
源装置、並びに、低照度下でも安定して使用できるよう
にした、携帯型通信端末及びに携帯型コンピュータを提
供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】このため、本発明の携帯
型電源装置は、携帯型電子機器を駆動する二次電池に接
続され少なくとも光電変換素子と蓄電用コンデンサとを
有する携帯型電源装置において、該光電変換素子が、透
明導電性電極と、細孔構造を有する酸化微粒子からなる
電子輸送層と、ホール輸送層と、ホール集電電極と、該
電子輸送層に付着又は固着する光増感化合物とをそなえ
て構成されていることを特徴としている(請求項1)。
【0010】この場合、光電変換素子の少なくとも一部
を曲面で構成してもよい(請求項2)。また、ホール輸
送層が、固体物質により構成されていることが好ましく
(請求項3)、さらに、この固体物質が、ホール輸送層
とホール集電電極とを兼用することが好ましい(請求項
4)。また、固体物質がπ共役系化合物を含有すること
が好ましい(請求項5)。
【0011】本発明の携帯型通信端末は、請求項1〜5
の何れかの項に記載の携帯型電源装置を装備しているこ
とを特徴としている(請求項6)。本発明の携帯型コン
ピュータは、請求項1〜5の何れかの項に記載の携帯型
電源装置を装備していることを特徴としている(請求項
7)。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。図1〜図5は本発明の一実
施形態としての携帯型電源装置について示す図である。
なお、本実施形態では、本発明の携帯型電源装置を、携
帯型電子機器及び携帯型通信端末として携帯電話に適用
した例を説明する。なお、携帯型とは、ここでは、一人
の力で持ち運び可能なことを意味する。 (A)携帯型電源装置の構造 本携帯型電源装置10は、図1に示すように、光電変換
モジュール10Aと、この光電変換モジュール10Aに
並列に接続される大容量の電気二重層コンデンサ(蓄電
用コンデンサ)10Cとをそなえるとともに、光電変換
モジュール10Aと電気二重層コンデンサ10Cとの間
に介装され、光電変換モジュール10A,電気二重層コ
ンデンサ10C間のインピーダンスのマッチングを図る
整流インピーダンス変換回路10Bをそなえたハイブリ
ッド電源装置として構成されている。そして、この携帯
型電源装置10は、電気二重層コンデンサ10C側の接
続部11,11を介して携帯電話(携帯型電子機器,携
帯型通信端末)20を駆動する二次電池21に接続され
ている。
【0013】そして、図2に示すように、光電変換モジ
ュール10Aは、ここでは複数(8個)の単一セル(光
電変換素子)10aが直列に接続されて構成されてお
り、携帯電話20のケーシング外面の側面角部の曲面に
沿って取り付けられている。これにより、単一セル10
aひいては光電変換モジュール10Aの少なくとも一部
が携帯電話20のケーシング外面の曲面に沿う曲面形状
を有していることとなる。
【0014】また、携帯型電源装置10を構成する他の
部材(整流インピーダンス変換回路10B,電気二重層
コンデンサ10C,接続部11及び後述するパルス充電
器10D等)は、ここでは、携帯電話20のケーシング
内に内装され、接続部11,11は、例えば、二次電池
21に一般的に設けられている充電用の端子に接続され
ており、携帯型電源装置10と携帯電話20とが略一体
に形成されている。
【0015】そして、この光電変換モジュール10Aに
光を当てると、光電変換モジュール10Aが電気を出力
し、この電気により二次電池21を充電できるようにな
っている。また、電気二重層コンデンサ10Cは、大容
量であって、充電が極めて短時間に行なえ且つ放電が極
めて長時間にわたって行なえるものが使用される。例え
ば、日光の直射を受けるような場合には、光電変換モジ
ュール10Aから十分な電流供給が行なわれるが、二次
電池21は化学変化で貯電を行なうため貯電速度は比較
的遅く、したがって、光電変換モジュール10Aから二
次電池21に対して直接に電流供給を行なうと、光電変
換モジュール10Aからの電流供給速度に対して、二次
電池21の貯電速度が遅い、オーバフロー状態となる。
このため、携帯型電源装置10には上述したように大容
量の電気二重層コンデンサ10Cがそなえられている。
電気二重層コンデンサ10Cは、光電変換モジュール1
0Aから急速に電流供給が行なわれても、かかる電流を
急速に且つ大量に貯電可能であるとともに、二次電池2
1に対しては、比較的緩やかな速度で電流を供給するこ
とができる。したがって、光電変換モジュール10Aか
ら多量の電流が供給されるような場合でも、電気二重層
コンデンサ10Cを介して効率的に二次電池21に電流
を供給して充電できるようになっている。
【0016】また、反対に、日光が弱いため光電変換モ
ジュール10Aからの電流供給が不足気味となる場合で
も、電気二重層コンデンサ10Cに貯電された電気が二
次電池21に供給され充電されるようになっている。電
気二重層コンデンサ10Cは、上述したように、大容量
であって、充電が極めて短時間に行なえ且つ放電が極め
て長時間にわたって行なわれるものであれば特に材質や
形式に制限はなく、使用する目的や運用方法に応じて、
容量等の仕様が適宜決定される。
【0017】なお、図1中に二点鎖線で示すように、電
気二重層コンデンサ10Cよりも二次電池21側にパル
ス充電器10Dを設ける構成としても良い。この場合、
パルス充電器10Dを介して電気二重層コンデンサ10
Cに貯電された電気を二次電池21に一層安定して所定
速度で供給できるようになる。また、電気二重層コンデ
ンサ10Cと二次電池21との間に、直流/直流コンバ
ータを介装しても良い。
【0018】以下、単一セル(光電変換素子)10aに
ついて説明する。光電変換素子10aは、図3に示すよ
うに、基材1,透明導電性電極2,電子輸送層3,光増
感化合物4,ホール輸送層5,ホール集電電極6及び基
材7をこの順に積層して構成されている。基材1は、透
明導電性電極2を支持するもので、光透過性の公知の材
料が使用され、例えばガラス,透明ポリマー等が使用さ
れる。基材1の厚さは、使用用途に応じて適宜設定され
るものであるが、0.1〜2000μmが好ましく、
0.1〜1000μmがさらに好ましい。基材1の厚さ
を、このような範囲に設定することにより、基材1の強
度及び光透過性を確保できる。
【0019】透明導電性電極2としては、一般に透明導
電性電極に使用されている公知の材料が使用される。例
えば、インジウム・スズ酸化物,フッ素ドープした酸化
スズ等が使用され、これらの材料の内、特にフッ素ドー
プした酸化スズが好ましい。また、透明導電性電極2の
厚さは、0.01μmから1μmが好ましく、0.01
〜0.1μmがさらに好ましい。透明導電性電極2の厚
さを、このような範囲に設定することにより、光電変換
モジュール10Aの発電容量及び光透過性を確保でき
る。
【0020】電子輸送層3は、酸化物微粒子を焼結させ
て形成され複数の細孔構造を有する。酸化物微粒子は、
可視光を透過させ電子輸送能を有する酸化物であればよ
く、例えば、酸化チタン,酸化ジルコニウム,酸化亜
鉛,酸化スズ及びチタン酸バリウム等であるが、これら
に限定されない。酸化物微粒子の大きさ(直径)として
は5〜100nmが好ましく、15〜50nmが更に好
ましい。そして、このような大きさの酸化物微粒子を焼
結させた場合には、通常、直径10〜20nmの細孔が
形成されるようになる。細孔の径がこのような範囲で形
成されることにより、光増感化合物4を確実に且つ安定
して担持できるようになる。
【0021】また、電子輸送層3の厚さとしては、0.
1〜3μmが好ましく、0.1〜1μmがさらに好まし
い。電子輸送層3の厚さを、このような範囲に設定する
ことにより、光電変換モジュール10Aの発電容量及び
光透過性を確保できる。光増感化合物4は、細孔内に入
り込むようして電子輸送層3の表面に付着又は固着して
おり、電子輸送層3とともに電化分離層を形成してい
る。光増感化合物4は、太陽光や蛍光灯からの放射光等
を効率良く吸収し、且つ効率良く電子を酸化物(電子輸
送層)3に渡すものであればよく、例えば、(シス−ジ
(チオシアン酸)−N,N'−ビス(2,2'−ビピリジ
ル−4,4'−ジカルボン酸)ルテニウム(II)のよ
うなルテニウム錯体系色素,ポルフィリンやフタロシア
ニンの金属錯体,ペリレン系色素やエオシン系色素のよ
うな有機色素であるが、これらに限定されない。また、
電子輸送層3に対する光増感化合物4の付着又は固着の
態様は、光増感化合物4が、電子輸送層4の表面に安定
して存在できるものであれば良く、物理的なものでも化
学的なものでも良いが、化学吸着によるものが好まし
い。
【0022】ホール輸送層5は、光増感化合物4におい
て光増感後に生成した光増感色素カチオンに電子を供与
するとともにホール集電電極6から電子を受容して元に
戻ることにより、ホールを輸送できるものであれば良
く、電解質を含む溶液(電解質溶液)やホール輸送能を
有する固体物質等により構成される。電解質溶液として
は、具体的には、例えば、ヨウ化リチウムとヨウ素のア
セトニトリル溶液、テトラプロピルアンモニウムヨージ
ドとヨウ素のアセトニトリル溶液、ヨウ化リチウム、
1,2−ヂメチル−3−プロピルイミダゾリウムヨージ
ド、ヨウ素及び4−ターシャリ−ブチルピリジンの3−
メトキシプロピオニトリル溶液等が挙げられるが、これ
らに限定されるものではない。
【0023】また、ホール輸送能を有する固体物質とし
ては、具体的には、例えば、ヒドラゾン系化合物、オリ
ゴチオフェン誘導体、オリゴアニリン誘導体、オリゴピ
ロール誘導体等のπ共役系オリゴマー、ポリチオフェン
誘導体、ポリパラフェニレン誘導体、ポリアニリン誘導
体等のπ共役系ポリマー等が挙げられるが、これらに限
定されるものではない。また、π共役系オリゴマー、π
共役系ポリマーにおいては、ホール輸送能及びフェルミ
準位を調節するために、ヨウ素、塩化鉄(III)等のドー
パントをドープしても良い。
【0024】さらに、ホール輸送層5に、ホール輸送能
を有する上述した固体物質を用いる場合、この固体物質
が、充分に大きな電気伝導度を有するものであれば、こ
の固体物質により、ホール輸送層5とホール集電電極6
を兼用させ一体化させて構成することができる。このよ
うに構成する具体的な方法としては、例えば、高濃度ド
ープされたポリアニリンや高濃度ドープされたポリ
(3,4−エチレンジオキシチオフェン)等を、電子輸
送相3の細孔内において重合時に形成させ且つホール輸
送層5の最表面層まで形成させる方法がある。
【0025】ホール輸送層5は、上述したように、電解
質溶液又は固体物質の何れにより構成しても良いが、液
漏れがないので固体物質により構成するのが好ましい。
また、上述したように、固体物質により、ホール輸送層
5とホール集電電極6とを兼用させ一体化させることが
好ましい。これにより、ホール輸送層5とホール集電電
極6との界面の電気的接合が良好なものとなる。さら
に、従来では、ホール輸送層を形成させた後に高真空下
で金等を蒸着してホール集電電極を形成するようにして
いるが、このような製造工程が省略されるので、簡便か
つ効率良く製造でき、製造コストを低減できる。
【0026】さて、ホール集電電極6は、ホールを集電
し得るものであれば良く、具体的には、例えば、白金,
炭素及び金等であるが、これらに限定されない。また、
上記のようにホール輸送層5がホール集電電極6を兼用
する場合は、当然であるが、ホール輸送層5とは別にホ
ール集電電極6を設ける必要はない。基材7は、ホール
集電電極6を支持するもので、その材質は、透明導電性
電極2を支持する基材1の材質に準ずる。但し、ホール
輸送層5を固体物質で構成するとともに、白金,金等を
この固体物質に蒸着してホール集電電極6とする場合に
は、ホール集電電極6はホール輸送層5に支持されるよ
うになるので、このような場合、基材7は必ずしも必要
ではない。同様に、ホール輸送層5とホール集電電極6
とを一体に構成する場合には、基材7は必ずしも必要で
はない。 (B)携帯型電源装置の作用・効果 本発明の一実施形態としての携帯型電源装置10は上述
したように構成されるので、日照下又は蛍光灯下におい
て光電変換モジュール10Aから出力される電流は、電
気二重層コンデンサ10Cに蓄電された後、電気二重層
コンデンサ10Cから放電されて、二次電池21が充電
される。したがって、特別な作業を行なうことなく二次
電池21を充電することが可能であるという利点があ
る。
【0027】また、電気二重層コンデンサ10Cは、充
電速度が早く且つ放電速度が遅いので、光電変換モジュ
ール10Aから比較的早い速度で供給される電流を、充
電速度の比較的遅い二次電池21に対し比較的遅い速度
で供給することができる。したがって、二次電池21に
対し適切な速度で充電を行なえるという利点がある。
【0028】また、日照下又は蛍光灯下において光電変
換モジュール10Aで出力された電気は電気二重層コン
デンサ10Cや二次電池21に蓄電/充電されるので、
夜間や光が得られない環境でも、携帯電話20を安定し
て使用することが可能となる。また、単一セル10aで
は、100mW/cm2の強度の擬似太陽光下における
最大出力電圧は、0.64Vであるのに対し、単結晶シ
リコンを用いた光電変換素子の単一セルでは、同条件下
における最大出力電圧は、0.4V(アト゛ハ゛ンストエレクトロニクスシ
リース゛ I-3 太陽エネルキ゛ー工学 培風館 247頁)である。この
ように、本発明にかかる光電変換素子(単一セル)10
aの最大出力電圧は、単結晶シリコンを用いた光電変換
素子(単一セル)における最大出力電圧よりも大きいた
め、集積化して定格電圧を満たす素子を作成する場合、
本光電変換素子10aを使用すれば、光電変換モジュー
ルを、単結晶シリコンを用いた光電変換素子を使用する
よりも小さい面積とすることができ、小型化及び軽量化
できるという利点がある。
【0029】さらに、本発明にかかる単一セル10aに
おける最大出力電圧,最大出力電流密度は、100mW
/cm2の光強度の擬似太陽光下においては、エネルギ
ー変換効率が略同等の非晶質シリコンを用いた太陽電池
単一セルの最大出力電圧,最大出力電流密度と略同じで
あるが、図4に示すように、光強度が100mW/cm
2よりも低くなるにしたがって、図中に点線bで示す単
結晶シリコンを用いた単一セルや、図中に破線cで示す
非晶質シリコンを用いた単一セルでは、エネルギー変換
効率が低下してしまうのに対し、図中に実線aで示すよ
うに、本光電変換モジュール10Aの単一セル10aで
は、光強度が100mW/cm2よりも低い領域(低照
度下)でも高いエネルギー変換効率を維持できる。
【0030】したがって、光電変換モジュール10Aを
用いることにより、曇天下,蛍光灯下のような光量の少
ない場所や、日照時間の短い地域においても、二次電池
を充電することが可能であり、また、携帯電話が比較的
屋内で使用される時間が長いような場合でも二次電池を
充電することが可能であるという利点がある。さらに、
光電変換素子10aでは、基材1,7の材料として例え
ば透明ポリマーを使用できる等、必ずしもガラスのよう
な成形加工性の低い材質を使用する必要がないため、光
電変換素子10aひいては光電変換モジュール10Aの
形状を適宜に設計することが可能であり、図2に示すよ
うに、曲面(ここでは携帯電話20の側部角面)に沿わ
せるように取り付けることも可能である。
【0031】携帯電話を始めとする携帯型電子機器で
は、光電変換素子が取付可能なスペースは従来から僅か
なものであるが、近年、携帯型電子機器はますます小型
化されており、光電変換素子の取付可能なスペースは、
今後、さらに少なくなっていくことは確実である。ま
た、特に、普及率の高い携帯電話では、最近、他商品と
の差別化を図るべくデザイン性が重視される方向に進ん
でおり、多数の曲面を有する複雑な形状のものも多く、
このような曲面に対して安定して取り付けるためには、
光電変換素子の形状も複雑なものにせざる得ない。
【0032】本発明に使用される光電変換素子は、エネ
ルギ変換効率が高く従来よりも小型化できることとあわ
せて成形加工が容易であることから、このように携帯型
電子機器が小型化し、その形状が複雑化するなか、携帯
型電子機器に安定して取り付けることができるという、
従来に対し極めて有利な利点を有する。また、従来より
一般的に使用されているシリコン系光電変換素子では、
製造に必要なシリコンやシランガス等の材料の供給が不
安定であるのに対し、本光電変換素子10aに必要な材
料は比較的安定して供給されるので、光電変換素子10
aひいては光電変換モジュール10A及び電源装置10
を安定して製造できるという利点がある。 (C)その他 なお、上述の実施形態では、本発明の携帯型電源装置
を、携帯型電子機器及び携帯通信端末として携帯電話に
適用した例を説明したが、本発明の携帯型電源装置は、
どのような携帯型電子機器にも広く適用できるものであ
り、例えば、携帯型コンピュータにも適用できる。図5
に示すように、携帯型コンピュータ30は、一般的に、
キーボードをそなえる本体部31と、ディスプレー部3
2とを折り重ね可能に構成されており、例えば、ディス
プレー部32の背面(本体部に向き合わない面)32a
に、複数のシート状の光電変換素子10aからなる光電
変換モジュールを取り付けておくことができる。携帯電
源装置のこの他の部材(電気二重層コンデンサ,接続部
等)については、パソコンの本体部31のケース内又は
ディスプレー部32のケース内に内装すればよい。
【0033】最近では、デザイン性が重視されており、
曲面をそなえた形状のパソコンもあり、光電変換素子
を、このような形状のパソコンにも安定して取り付ける
ことができる。また、本発明の携帯型電源装置は、上述
の実施形態のように携帯型電子機器と一体型である必要
はなく、別体としても良い。例えば、携帯電話に使用す
るのであれば、現在一般的に使用されている携帯電話の
充電器と同様に、携帯電話を差し込むことにより、携帯
電話に取り付けられた二次電池の充電用端子と携帯型電
源装置の接続部とが電気的に接続されるようにすればよ
い。この場合、光電変換素子は、携帯型電源装置のケー
シング外表面に取り付けられる。或いは、ケーシング内
に蓄電用コンデンサや整流インピーダンス等を内装し、
ケーシング外部において、ケーシングから引き出したケ
ーブルに光電変換素子を接続するようにしても良い。こ
の場合、例えば、携帯型電子機器及び携帯型電源装置を
バッグ等に収容しておき、光電変換素子だけを止め金具
等を用いてバッグ外部に設置することもできる。
【0034】
【実施例】ここで、実施例として、特に本発明にかかる
光電変換モジュールについてさらに図面を用いて具体的
に説明する。図6〜図8は本発明の一実施例にかかる光
電変換モジュールについて示す図である。また、実施形
態の説明で用いた図3についても流用して説明する。な
お、本発明にかかる光電変換モジュールは、この実施例
に限定されるものではない。 (A)実施例の説明 図3を参照しながら説明すると、ガラス基板(基材)1
上に、フッ素ドープした酸化スズを透明導電性電極2と
してコートして透明導電性ガラスを構成し、この透明導
電性ガラスの透明導電性電極2側に、電子輸送層3とし
て酸化チタン微粒子(結晶系アナターゼ80%,粒子径
約20nm)の懸濁液を塗布し空気中で450℃で焼結
する。その後、光増感化合物4として(シス−ジ(チオ
シアン酸)−N,N'−ビス(2,2'−ビピリジル−
4,4'−ジカルボン酸)ルテニウム(II)を、電子
輸送層3に化学吸着させ光増感型電極を作成した。
【0035】また、ヨウ化リチウム 0.134g、
1,2−ジメチル−3−プロピルイミダゾリウムヨージ
ド 1.596g、ヨウ素 0.126g、4−ターシ
ャリ−ブチルピリジン 1.478gを、3−メトキシ
プロピオニトリルに溶解して10mlの電解質溶液を調
製した。また、ガラス基板(基材)7上に、フッ素ドー
プした酸化スズをコートして透明導電性ガラスを構成
し、この透明導電性ガラスに、酸化スズの上から白金を
コートしてホール集電電極6を構成した。
【0036】そして、上記光増感型電極1〜4と、上記
ホール集電電極6との間に上記電解質溶液をホール輸送
層5として充填して単一セル10aを作成した。400
nm以下及び1000nm以上の波長をカットしたキセ
ノンランプを光源として用い、強度1.3mW/cm2
の励起光下で上記単一セル10aの電流−電圧特性を測
定したところ、電圧(V)−電流密度(J)特性は、図
6に示すようになり、最大出力電圧VMAXは0.48
V、最大出力電流密度JMAXは0.39mA/cm2であ
った。
【0037】したがって、1cm×2cmの単一セル1
0aを、図7に示すように、リード線12により12個
直列に集積してモジュール10Aを作成した場合には、
400nm以下及び1000nm以上の波長をカットし
たキセノンランプを光源として用い、強度1.3mW/
cm2の励起光下では、このモジュール10Aの最大出
力電圧は5.7V、最大出力電流は0.774mAと計
算できる。このときモジュールの寸法は、図7に示すよ
うに49mm×85mmであった。
【0038】この集積化したモジュールを用いて、強度
1.3mW/cm2の励起光下において、5V,0.1
Fの容量の電気二重層コンデンサ10C(図2参照)を
満充電する場合、コンデンサ1層を充電するのに要する
時間は646秒(=10.8分)と計算できる。そし
て、飽和電離に要する時間、即ちコンデンサ2重層とし
ての充電時間は、コンデンサ1層における充電時間の約
8倍程度とすると5168秒(=86分)と推算でき
る。 (B)比較例の説明 400nm以下及び1000nm以上の波長をカットし
た強度1.3mW/cm2のキセノンランプ光下におい
て、PIN型非晶質シリコン太陽電池の単一セル110
の最大出力電圧は0.38V,最大出力電流密度は0.
094mA/cm2であった。したがって、図7に示す
ように、12個の1cm×2cmの単一セル110をリ
ード線12で直列に接続してモジュールを集積し、40
0nm以下及び1000nm以上の波長をカットしたキ
セノンランプを光源とした強度1.3mW/cm2の励
起光下に、このモジュールをセットした時の最大出力電
圧は4.56V、最大出力電流は0.188mAと計算
できる。
【0039】このように最大出力電圧が4.56Vであ
るため、上記励起光条件下では、PIN型非晶質シリコ
ン太陽電池のモジュールでは、5V,0.1Fの容量の
電気二重層コンデンサ10C(図2参照)を満充電する
ことはできない。また、図8に示すように、1cm×2
cmの単一セル110をリード線12により14個直列
に集積してモジュールを構成し、400nm以下及び1
000nm以上の波長をカットしたキセノンランプを光
源とした強度1.3mW/cm2の励起光下に、このモ
ジュールをセットした時の最大出力電圧は5.32V、
最大出力電流は0.188mAと計算できる。したがっ
て、上記励起光条件下で、5V,0.1Fの容量の電気
二重層コンデンサ2Cを満充電する場合には、コンデン
サ1層を充電するのに要する時間は2660秒(=44
分)と計算できる。そして、飽和電離に要する時間、即
ちコンデンサ2重層を充電するのに要する時間は、コン
デンサ1層の充電時間の約8倍程度とすると21280
秒=355分と推算でき、本発明にかかる光電変換モジ
ュールに対し4倍以上の充電時間となってしまう。さら
に、モジュールの寸法は、図8に示すように49mm×
98mmとなり、図7に示す本発明にかかるモジュール
(光電変換素子)10Aの寸法(49mm×85mm)
よりも大きくなってしまう。 (C)結果 以上のことから、本発明の携帯型電源装置の場合、強度
1.3mW/cm2という太陽光の100分の1の強度
のような低照度下においても、シリコン系太陽電池とコ
ンデンサとを組み合わせた電源装置に比べると、効率良
く蓄電でき、この分、従来よりも、モジュールの大きさ
を小型化でき、ひいては携帯型電源装置を小型化できる
ことがわかった。
【0040】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明(請求項
1)では、透明導電性電極と、細孔構造を有する酸化微
粒子からなる電子輸送層と、ホール輸送層と、ホール集
電電極と、電子輸送層に付着又は固着する光増感化合物
とを有する光電変換素子を、携帯型電源装置に使用して
いるので、携帯性をいかんなく発揮しながら、低照度下
でもエネルギー変換効率が高く光電変換素子から出力さ
れる電流を蓄電用コンデンサに蓄電して二次電池を効率
的に充電できるという利点がある。
【0041】また、光電変換素子において、透明導電性
電極やホール集電電極を支持する基材として必ずしもガ
ラスのような成形加工性の低い材料を用いる必要がな
く、したがって、形状加工が容易に行なえ、また、上述
のように低照度下でもエネルギー変換効率が高いので小
型できる。したがって、形状やサイズを適宜設定するこ
とができるので、小型化及び形状の複雑化が進む携帯型
電子機器に対しても、重量の増加を招くことなく安定し
て取り付けることができるという利点がある。
【0042】また、従来より一般的に使用されているシ
リコン系光電変換素子では、製造に必要なシリコンやシ
ランガス等の材料の供給が不安定であるのに対し、本発
明にかかる光電変換素子に必要な材料は比較的安定して
供給されるので、光電変換素子ひいては携帯型電源装置
を安定して製造できるという利点がある。この場合、光
電変換素子の少なくとも一部を曲面で構成することによ
り、形状の複雑化が進む携帯型電子機器に対しても、一
層安定して取り付けられるという利点がある(請求項
2)。
【0043】また、ホール輸送層を固体物質により構成
することにより、液漏れがなく携帯性に優れているとい
う利点がある(請求項3)。さらに、固体物質により、
ホール輸送層とホール集電電極とを兼用させることによ
り、ホール輸送層とホール集電電極とを一体に形成する
ことができるので、ホール輸送層とホール集電電極とを
別々に設ける構成に比べ、軽量化を図りながら製造を簡
素化して製造コストを低減できるという利点がある(請
求項4)。
【0044】また、固体物質がπ共役系化合物を含有す
ることにより、請求項3又は請求項4の携帯型電源装置
の効果が確実に得られるという利点がある(請求項
5)。本発明の携帯型通信端末によれば、請求項1〜5
の何れかの項に記載の携帯型電源装置を装備しているの
で、携帯性に支障をきたすことなく、低照度下でも、特
に人手により充電作業を行なうことなく携帯型電源装置
により二次電池が充電され安定して使用できる他、軽量
性に優れ携帯性に優れているという利点がある(請求項
6)。
【0045】本発明の携帯型コンピュータによれば、請
求項1〜5の何れかの項に記載の携帯型電源装置を装備
しているので、携帯性に支障をきたすことなく、低照度
下でも、特に人手により充電作業を行なうことなく携帯
型電源装置により二次電池が充電され安定して使用でき
る他、軽量性に優れ携帯性に優れているという利点があ
る(請求項7)。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態としての携帯型電源装置の
構成を示す模式図である。
【図2】本発明の一実施形態にかかる携帯型電子機器及
び携帯型通信端末としての携帯電話の構成を示す模式的
な斜視図である。
【図3】本発明の一実施形態としての携帯型電源装置に
かかる光電変換素子の構成を拡大して示す模式的な断面
図である。
【図4】本発明の一実施形態にかかる光電変換素子の単
一セル,従来の単結晶シリコン型太陽電池の単一セル及
び従来の非晶質シリコン型太陽電池の単一セルにおける
各光強度−相対エネルギ変換効率特性を示す図である。
【図5】本発明の一実施形態にかかる携帯型電子機器と
しての携帯型コンピュータの構成を示す模式的な斜視図
である。
【図6】本発明の一実施例にかかる光電変換素子の電圧
−電流密度特性図である。
【図7】本発明の一実施例にかかる光電変換モジュール
の構成図である。
【図8】従来のPIN型非晶質シリコン太陽電池モジュ
ールの構成図である。
【符号の説明】
1,7 基材 2 透明導電性電極 3 電子輸送層 4 光増感化合物 5 ホール輸送層 6 ホール集電電極 10 携帯型電源装置 10a 光電変換素子の単一セル 10A 光電変換モジュール 10B 整流インピーダンス変換回路 10C 電気二重層コンデンサ(蓄電用コンデンサ) 10D パルス充電器 11 接続部 12 リード線 20 携帯電話(携帯型電子機器,携帯型通信端末) 21 二次電池 30 携帯型コンピュータ(携帯型電子機器)
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // H01M 14/00 H01L 31/04 Z (72)発明者 田中 由紀 神奈川県横浜市青葉区鴨志田町1000番地 三菱化学株式会社横浜総合研究所内 (72)発明者 前田 修一 神奈川県横浜市青葉区鴨志田町1000番地 三菱化学株式会社横浜総合研究所内 Fターム(参考) 5B011 DA06 DA11 DA13 EA04 EA10 5F051 AA14 BA04 FA03 FA04 JA17 5G003 AA06 BA01 DA06 FA08 5H030 AS11 BB01 BB21 DD04 DD20 5H032 AA06 AS16 EE16

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 携帯型電子機器を駆動する二次電池に接
    続され少なくとも光電変換素子と蓄電用コンデンサとを
    有する携帯型電源装置において、 該光電変換素子が、透明導電性電極と、細孔構造を有す
    る酸化微粒子からなる電子輸送層と、ホール輸送層と、
    ホール集電電極と、該電子輸送層に付着又は固着する光
    増感化合物とをそなえて構成されていることを特徴とす
    る、携帯型電源装置。
  2. 【請求項2】 該光電変換素子の少なくとも一部が曲面
    で構成されていることを特徴とする、請求項1記載の携
    帯型電源装置。
  3. 【請求項3】 該ホール輸送層が、固体物質により構成
    されていることを特徴とする、請求項1又は2記載の携
    帯型電源装置。
  4. 【請求項4】 該固体物質が、該ホール輸送層と該ホー
    ル集電電極とを兼用することを特徴とする、請求項3記
    載の携帯型電源装置。
  5. 【請求項5】 該固体物質がπ共役系化合物を含有する
    ことを特徴とする、請求項3又は4記載の携帯型電源装
    置。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5の何れかの項に記載の携帯
    型電源装置を装備していることを特徴とする、携帯型通
    信端末。
  7. 【請求項7】 請求項1〜5の何れかの項に記載の携帯
    型電源装置を装備していることを特徴とする、携帯型コ
    ンピュータ。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010097156A (ja) * 2008-10-20 2010-04-30 Delta Electronics (Japan) Inc 記憶型表示装置の電源
JP2012090452A (ja) * 2010-10-20 2012-05-10 Rohm Co Ltd 自立型電源装置及びこれを用いた光関連機器
JP2014082340A (ja) * 2012-10-17 2014-05-08 Masstech Corp 内部電界が抑制された太陽光発電装置

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