JP2002082419A - ハロゲン化銀カラー写真感光材料及びそれを用いたカラー画像形成方法 - Google Patents
ハロゲン化銀カラー写真感光材料及びそれを用いたカラー画像形成方法Info
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Abstract
期間放置した際に光照射すると発生するステインを抑制
したハロゲン化銀カラー写真感光材料を提供する。 【解決手段】 一般式(MC-I)で表されるマゼンタカプラ
ーと一般式(TS-I-α)〜(TS-III)で表される化合物を含
有する、支持体上に少なくとも1層のハロゲン化銀乳剤
層を有するハロゲン化銀カラー写真感光材料[式(MC-I)
中、R31,R32はH,アルキル,アリール基を表す。式(TS-I-
α)中、R2,R3、R5、R6はH又は置換基を表わし、-X1a-、
-X1b-は-O-,−N(R24)-{R24はR11と同義}等又は置換基
を表す。式(TS-II)中、R11〜R14はアルキル,アルケニル
基等を表し,X2はアルコキシ,オキシル基等を表し,X3は5
〜7員環を形成表する原子群を表す。式(TS-III)中、
R21,R 22はR24と同義,X4は-CO-R123,-CO-O-R123,-CO-NR
124(R125){R123はアルキル,アリール,ヘテロ環等を表
し,R124,R125はH,アルキル,アリール,アミノ,アルコキ
シ基を表す。] 【化1】
Description
ー化合物に関し、更には、それを用いたハロゲン化銀カ
ラー写真感光材料、及びそれを用いた画像形成方法に関
するものである。より詳しくはハロゲン化銀カラーリバ
ーサル写真感光材料及びそれを用いた画像形成方法に関
するものである。
高感度、高いシャープネス、優れた粒状性とともに色再
現性への要求が強い。従来からハロゲン化銀カラー写真
感光材料の分野では、マゼンタカプラーとして1−フェ
ニル−5−ピラゾロンカプラーが広く使用されてきた
が、画像形成色素として好ましい副吸収の少ない色相の
色素を生成するピラゾロトリアゾールマゼンタカプラー
も広く使用されるようになった。
は、色相が良いという特徴において魅力有る化合物であ
るが、芳香族第1級アミン現像薬の酸化体とカップリン
グする位置が水素原子である、いわゆる4当量型カプラ
ーには、現像処理後に経時でイエロー着色を生ずるとい
う欠点があった。一方、カップリング位に水素原子以外
の(例えばハロゲン原子)離脱基が置換した2当量型カ
プラーは4当量型カプラーに比べてイエロー着色を生じ
にくいという特長を有していた。
像につづき、反転処理してから発色現像処理を行うが、
このとき2当量型カプラーでは銀1モルあたりの発色性
が高いために4当量型カプラーに比較して感度が低下す
るという本質的な課題を有している。従ってカラーリバ
ーサル写真感光材料にピラゾロトリアゾールマゼンタカ
プラーを適用する場合、感度の観点からは4当量型カプ
ラーが望ましい。カラーリバーサル写真感光材料への4
当量型ピラゾロトリアゾールマゼンタカプラーの適用
は、例えば特開平5−100382号、特開昭63−1
53548号に開示されている。しかしながら、上記の
処理後経時でのイエロー着色の問題は解決出来ていなか
った。特に、処理後長期間放置したサンプルに光照射す
るとイエローのステインが上昇することが問題であっ
た。このステインは、カプラーの部分構造の変更により
改良できるが、不十分であった。
願発明の一般式(MC−I)に包含されるカプラーが記
載されている。また、その実施例には、本願発明の一般
式(TS−I−α)で表わされる化合物とよく似た構造
の化合物が記載されている。しかし、前記公報には、本
願発明に使用するカプラーがイエローの着色を生ずるこ
と、及びその着色に対して特定の構造の化合物が抑制効
果を示すことについては、全く開示されていない。
ー着色に関して、種々の化合物の抑制効果の点から鋭意
検討した結果、本発明者らが初めて特定の構造の化合物
と特定の構造のカプラーの組み合わせによりイエロー着
色を抑制できることを見出し、本発明を完成したもので
ある。
現性に優れ、画像の堅牢性(光堅牢性、暗熱堅牢性)に
優れ、ステインの発生が少ないハロゲン化銀カラー写真
感光材料を提供することである。本発明の他の目的は、
感光材料の保存性に優れ、現像処理の組成変動への耐性
が高いカラーリバーサル写真感光材料を提供することで
ある。また、本発明は、処理後長期間放置したサンプル
に光照射すると発生するイエローのステインを改良する
ことである。
ラゾロトリアゾールカプラーと共に用いる添加剤を鋭意
研究し、特定の構造の化合物が、ステインの発生を抑制
し、特に、処理後長期間放置したサンプルに光照射した
場合に発生するステインを効率良く抑制することを見出
した。また、色像の堅牢性を向上させることを見出し、
本発明を完成した。すなわち、本発明の課題は以下の構
成により達成された。
ゲン化銀乳剤層を有するハロゲン化銀カラー写真感光材
料において、下記一般式(MC−I)で表されるマゼン
タカプラーと、下記一般式(TS−I−α)で表される
化合物、一般式(TS−II)で表される化合物及び一般
式(TS−III)で表される化合物からなる群から選択
される少なくとも1種の化合物を含有することを特徴と
するハロゲン化銀カラー写真感光材料。
々独立に、水素原子、置換もしくは無置換のアルキル
基、置換もしくは無置換のアリール基を表す。
R5、R6は各々独立に、水素原子または、置換基を表わ
す。−X1a−、−X1b−は各々独立に−O−、−S−ま
たは−N(R24)−を表す。R1a、R1bは、水素原子、置
換もしくは無置換のアルキル基(シクロアルキル基、ビ
シクロアルキル基を含む)、置換もしくは無置換のアル
ケニル基(シクロアルケニル基、ビシクロアルケニル基
を含む)、置換もしくは無置換のアリール基、置換もし
くは無置換のヘテロ環基、置換もしくは無置換のアシル
基、置換もしくは無置換のアルコキシカルボニル基、置
換もしくは無置換のアリールオキシカルボニル基、置換
もしくは無置換のアルキルスルホニル基(シクロアルキ
ルスルホニル基、ビシクロアルキルスルホニル基を含
む)、置換もしくは無置換のアリールスルホニル基、置
換もしくは無置換のホスフィノ基、置換もしくは無置換
のホスフィニル基、又は−Si(R21)(R22)(R23)を表
す。ここで、R21、R22、R23は各々独立に、置換もし
くは無置換のアルキル基、置換もしくは無置換のアリー
ル基、置換もしくは無置換のアルコキシ基、置換もしく
は無置換のアルケニルオキシ基、置換もしくは無置換の
アリールオキシ基を表す。
2、R24とR6、R1aとR24は互いに結合して5〜7員環
を形成していても良い。さらに、R2とR3、R3と
R1b、R1 bとR5、R5とR6が互いに結合して、5〜7
員環またはスピロ環、ビシクロ環を形成しても良い。但
し、R1a、R2、R3、R1b、R5、R6、R24のすべてが
水素原子であることはない。
R13、R14は各々独立に、水素原子、置換もしくは無置
換のアルキル基(シクロアルキル基、ビシクロアルキル
基を含む)、置換もしくは無置換のアルケニル基(シク
ロアルケニル基、ビシクロアルケニル基を含む)を表
し、R11とR12、R13とR14は結合し5〜7員環を形成
しても良い。X2は水素原子、置換もしくは無置換のア
ルキル基(シクロアルキル基、ビシクロアルキル基を含
む)、置換もしくは無置換のアルケニル基(シクロアル
ケニル基、ビシクロアルケニル基を含む)、置換もしく
は無置換のアルコキシ基(シクロアルキルオキシ基と含
む)、置換もしくは無置換のアルケニルオキシ基、置換
もしくは無置換のアルキル及びアルケニルオキシカルボ
ニル基、置換もしくは無置換のアリールオキシカルボニ
ル基、置換もしくは無置換のアシル基、置換もしくは無
置換のアシルオキシ基、置換もしくは無置換のアルキル
オキシカルボニルオキシ基、置換もしくは無置換のアル
ケニルオキシカルボニルオキシ基、置換もしくは無置換
のアリールオキシカルボニルオキシ基、置換もしくは無
置換のアルキル及びアルケニルスルホニル基、置換もし
くは無置換のアリールスルホニル基、置換もしくは無置
換のアルキル及びアルケニルスルフィニル基、置換もし
くは無置換のアリールスルフィニル基、置換もしくは無
置換のスルファモイル基、置換もしくは無置換のカルバ
モイル基、ヒドロキシ基またはオキシル基を表す。X3
は5〜7員環を形成するに必要な非金属原子群を表す。
各々独立に、R24と同義である。X4は、置換もしくは
無置換のアルキル基、置換もくは無置換のアリール基、
置換もしくは無置換のヘテロ環基、または−CO−R
123、−CO−O−R123、−CO−NR124(R125)を
表す。R123は、置換もしくは無置換のアルキル基、置
換もしくは無置換のアリール基、置換もしくは無置換の
ヘテロ環基を表し、R124、R125は各々独立に、水素原
子、置換もしくは無置換のアルキル基、置換もしくは無
置換のアリール基、置換もしくは無置換のアミノ基、置
換もしくは無置換のアルコキシ基を表す。
カラー写真感光材料を、白黒現像したのちに反転処理
し、pHが11.5以上の発色現像液で発色現像処理す
るカラー画像形成方法であって、該発色現像液の補充量
が感光材料1m2処理あたり1.6L未満であることを
特徴とするカラー画像形成方法。
るマゼンタカプラーを含有するハロゲン化銀カラー写真
感光材料において、下記一般式(TS−I−α)及びま
たは(TS−II)及びまたは(TS−III)を含有する
ことにより、処理後長期間経時した後に光照射されるこ
とにより発生するステインを軽減させる方法。
記(1)の式(MC−I)のR31、R 32と同義である。
一般式(TS−I−α)中、R2、R3、R5、R6、−X
1a−、−X1b−、R1a、R1bは、上記(1)の式(TS
−I−α)のR2、R3、R5、R6、−X1a−、−X
1b−、R1a、R1bと同義である。一般式(TS−II)
中、R11、R12、R13、R14、X2、X3は、上記(1)
のR11、R12、R13、R14、X2、X3と同義である。一
般式(TS−III)中、R21、R22、X4は、上記(1)
のR21、R22、X4と同義である。
マゼンタカプラーと下記一般式(TS−III)を同一層
に含有することを特徴とするハロゲン化銀カラー写真感
光材料。一般式(MC−I)中、R31、R32は、(1)
の一般式(MC−I)のR31、R32と同義である。一般
式(TS−III)中、R21、R22、X4は、上記(1)の
R21、R22、X4と同義である。
る。一般式(MC−I)中、R31、R32は、各々独立
に、水素原子、置換もしくは無置換のアルキル基、置換
もしくは無置換のアリール基を表す。
原子、アルキル基(シクロアルキル基、ビシクロアルキ
ル基を含む)、アルケニル基(シクロアルケニル基、ビ
シクロアルケニル基を含む)、アルキニル基、アリール
基、ヘテロ環基、シアノ基、ヒドロキシル基、ニトロ
基、カルボキシル基、アルコキシ基、アリールオキシ
基、シリルオキシ基、ヘテロ環オキシ基、アシルオキシ
基、カルバモイルオキシ基、アルコキシカルボニルオキ
シ基、アリールオキシカルボニルオキシ、アミノ基(ア
ニリノ基を含む)、アシルアミノ基、アミノカルボニル
アミノ基、アルコキシカルボニルアミノ基、アリールオ
キシカルボニルアミノ基、スルファモイルアミノ基、ア
ルキル及びアリールスルホニルアミノ基、メルカプト
基、アルキルチオ基、アリールチオ基、ヘテロ環チオ
基、スルファモイル基、スルホ基、アルキル及びアリー
ルスルフィニル基、アルキル及びアリールスルホニル
基、アシル基、アリールオキシカルボニル基、アルコキ
シカルボニル基、カルバモイル基、アリール及びヘテロ
環アゾ基、イミド基、ホスフィノ基、ホスフィニル基、
ホスフィニルオキシ基、ホスフィニルアミノ基、シリル
基が例として挙げられる。
くは、次に列記するものを挙げることができる。ハロゲ
ン原子(例えば、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子)、
アルキル基〔直鎖、分岐、環状の置換もしくは無置換の
アルキル基を表す。それらは、アルキル基(好ましくは
炭素数1から30のアルキル基、例えばメチル、エチ
ル、n−プロピル、イソプロピル、t−ブチル、n−オ
クチル、エイコシル、2−クロロエチル、2−シアノエ
チル、2−エチルヘキシル)、シクロアルキル基(好ま
しくは、炭素数3から30の置換または無置換のシクロ
アルキル基、例えば、シクロヘキシル、シクロペンチ
ル、4−n−ドデシルシクロヘキシル)、ビシクロアル
キル基(好ましくは、炭素数5から30の置換もしくは
無置換のビシクロアルキル基、つまり、炭素数5から3
0のビシクロアルカンから水素原子を一個取り去った一
価の基である。例えば、ビシクロ[1,2,2]ヘプタ
ン−2−イル、ビシクロ[2,2,2]オクタン−3−
イル)、更に環構造が多いトリシクロ構造なども包含す
るものである。以下に説明する置換基の中のアルキル基
(例えばアルキルチオ基のアルキル基)もこのような概
念のアルキル基を表す。]。
しくは無置換のアルケニル基を表す。それらは、アルケ
ニル基(好ましくは炭素数2から30の置換または無置
換のアルケニル基、例えば、ビニル、アリル、プレニ
ル、ゲラニル、オレイル)、シクロアルケニル基(好ま
しくは、炭素数3から30の置換もしくは無置換のシク
ロアルケニル基、つまり、炭素数3から30のシクロア
ルケンの水素原子を一個取り去った一価の基である。例
えば、2−シクロペンテン−1−イル、2−シクロヘキ
セン−1−イル)、ビシクロアルケニル基(置換もしく
は無置換のビシクロアルケニル基、好ましくは、炭素数
5から30の置換もしくは無置換のビシクロアルケニル
基、つまり二重結合を一個持つビシクロアルケンの水素
原子を一個取り去った一価の基である。例えば、ビシク
ロ[2,2,1]ヘプト−2−エン−1−イル、ビシク
ロ[2,2,2]オクト−2−エン−4−イル)を包含
するものである。]。
30の置換または無置換のアルキニル基、例えば、エチ
ニル、プロパルギル、トリメチルシリルエチニル基、ア
リール基(好ましくは炭素数6から30の置換もしくは
無置換のアリール基、例えばフェニル、p−トリル、ナ
フチル、m−クロロフェニル、o−ヘキサデカノイルア
ミノフェニル)、ヘテロ環基(好ましくは5または6員
の置換もしくは無置換の、芳香族もしくは非芳香族のヘ
テロ環化合物から一個の水素原子を取り除いた一価の基
であり、更に好ましくは、炭素数3から30の5もしく
は6員の芳香族のヘテロ環基である。例えば、2−フリ
ル、2−チエニル、2−ピリミジニル、2−ベンゾチア
ゾリル)、シアノ基、ヒドロキシル基、ニトロ基、カル
ボキシル基、アルコキシ基(好ましくは、炭素数1から
30の置換もしくは無置換のアルコキシ基、例えば、メ
トキシ、エトキシ、イソプロポキシ、t−ブトキシ、n
−オクチルオキシ、2−メトキシエトキシ)。
から30の置換もしくは無置換のアリールオキシ基、例
えば、フェノキシ、2−メチルフェノキシ、4−t−ブ
チルフェノキシ、3−ニトロフェノキシ、2−テトラデ
カノイルアミノフェノキシ)、シリルオキシ基(好まし
くは、炭素数3から20のシリルオキシ基、例えば、ト
リメチルシリルオキシ、t−ブチルジメチルシリルオキ
シ)、ヘテロ環オキシ基(好ましくは、炭素数2から3
0の置換もしくは無置換のヘテロ環オキシ基、1−フェ
ニルテトラゾール−5−オキシ、2−テトラヒドロピラ
ニルオキシ)、アシルオキシ基(好ましくはホルミルオ
キシ基、炭素数2から30の置換もしくは無置換のアル
キルカルボニルオキシ基、炭素数7から30の置換もし
くは無置換のアリールカルボニルオキシ基、例えば、ホ
ルミルオキシ、アセチルオキシ、ピバロイルオキシ、ス
テアロイルオキシ、ベンゾイルオキシ、p−メトキシフ
ェニルカルボニルオキシ)。
数1から30の置換もしくは無置換のカルバモイルオキ
シ基、例えば、N,N−ジメチルカルバモイルオキシ、
N,N−ジエチルカルバモイルオキシ、モルホリノカル
ボニルオキシ、N,N−ジ−n−オクチルアミノカルボ
ニルオキシ、N−n−オクチルカルバモイルオキシ)、
アルコキシカルボニルオキシ基(好ましくは、炭素数2
から30の置換もしくは無置換アルコキシカルボニルオ
キシ基、例えばメトキシカルボニルオキシ、エトキシカ
ルボニルオキシ、t−ブトキシカルボニルオキシ、n−
オクチルカルボニルオキシ)、アリールオキシカルボニ
ルオキシ基(好ましくは、炭素数7から30の置換もし
くは無置換のアリールオキシカルボニルオキシ基、例え
ば、フェノキシカルボニルオキシ、p−メトキシフェノ
キシカルボニルオキシ、p−(n−ヘキサデシルオキ
シ)フェノキシカルボニルオキシ)。
は、無置換アミノ基、炭素数1から30の置換もしくは
無置換のアルキルアミノ基、炭素数6から30の置換も
しくは無置換のアニリノ基、例えば、メチルアミノ、ジ
メチルアミノ、アニリノ、N-メチル−アニリノ、ジフ
ェニルアミノ)、アシルアミノ基(好ましくは、ホルミ
ルアミノ基、炭素数2から30の置換もしくは無置換の
アルキルカルボニルアミノ基、炭素数7から30の置換
もしくは無置換のアリールカルボニルアミノ基、例え
ば、アセチルアミノ、ピバロイルアミノ、ラウロイルア
ミノ、ベンゾイルアミノ、3,4,5−トリ−(n−オ
クチルオキシフェニル)カルボニルアミノ)、アミノカ
ルボニルアミノ基(好ましくは、炭素数1から30の置
換もしくは無置換のアミノカルボニルアミノ、例えば、
カルバモイルアミノ、N,N−ジメチルアミノカルボニ
ルアミノ、N,N−ジエチルアミノカルボニルアミノ、
モルホリノカルボニルアミノ)。
は炭素数2から30の置換もしくは無置換アルコキシカ
ルボニルアミノ基、例えば、メトキシカルボニルアミ
ノ、エトキシカルボニルアミノ、t−ブトキシカルボニ
ルアミノ、n−オクタデシルオキシカルボニルアミノ、
N−メチル−メトキシカルボニルアミノ)、アリールオ
キシカルボニルアミノ基(好ましくは、炭素数7から3
0の置換もしくは無置換のアリールオキシカルボニルア
ミノ基、例えば、フェノキシカルボニルアミノ、p−ク
ロロフェノキシカルボニルアミノ、m−(n−オクチル
オキシ)フェノキシカルボニルアミノ)、スルファモイ
ルアミノ基(好ましくは、炭素数0から30の置換もし
くは無置換のスルファモイルアミノ基、例えば、スルフ
ァモイルアミノ、N,N−ジメチルアミノスルホニルア
ミノ、N−n−オクチルアミノスルホニルアミノ)。
(好ましくは炭素数1から30の置換もしくは無置換の
アルキルスルホニルアミノ、炭素数6から30の置換も
しくは無置換のアリールスルホニルアミノ、例えば、メ
チルスルホニルアミノ、ブチルスルホニルアミノ、フェ
ニルスルホニルアミノ、2,3,5−トリクロロフェニ
ルスルホニルアミノ、p−メチルフェニルスルホニルア
ミノ)、メルカプト基、アルキルチオ基(好ましくは、
炭素数1から30の置換もしくは無置換のアルキルチオ
基、例えばメチルチオ、エチルチオ、n−ヘキサデシル
チオ)、アリールチオ基(好ましくは炭素数6から30
の置換もしくは無置換のアリールチオ、例えば、フェニ
ルチオ、p−クロロフェニルチオ、m−メトキシフェニ
ルチオ)、ヘテロ環チオ基(ベンゼンのような芳香族環
が縮合していてもよく、好ましくは炭素数2から30の
置換または無置換のヘテロ環チオ基、例えば、2−ベン
ゾチアゾリルチオ、1−フェニルテトラゾール−5−イ
ルチオ)。
ら30の置換もしくは無置換のスルファモイル基、例え
ば、N−エチルスルファモイル、N−(3−ドデシルオ
キシプロピル)スルファモイル、N,N−ジメチルスル
ファモイル、N−アセチルスルファモイル、N−ベンゾ
イルスルファモイル、N−(N’−フェニルカルバモイ
ル)スルファモイル)、スルホ基、アルキル及びアリー
ルスルフィニル基(好ましくは、炭素数1から30の置
換または無置換のアルキルスルフィニル基、6から30
の置換または無置換のアリールスルフィニル基、例え
ば、メチルスルフィニル、エチルスルフィニル、フェニ
ルスルフィニル、p−メチルフェニルスルフィニル)。
しくは、炭素数1から30の置換または無置換のアルキ
ルスルホニル基、6から30の置換または無置換のアリ
ールスルホニル基、例えば、メチルスルホニル、エチル
スルホニル、フェニルスルホニル、p−メチルフェニル
スルホニル)、アシル基(好ましくはホルミル基、炭素
数2から30の置換または無置換のアルキルカルボニル
基、炭素数7から30の置換もしくは無置換のアリール
カルボニル基、炭素数4から30の置換もしくは無置換
の炭素原子でカルボニル基と結合しているヘテロ環カル
ボニル基、例えば、アセチル、ピバロイル、2−クロロ
アセチル、ステアロイル、ベンゾイル、p−(n−オク
チルオキシ)フェニルカルボニル、2−ピリジルカルボ
ニル、2−フリルカルボニル)、アリールオキシカルボ
ニル基(好ましくは、炭素数7から30の置換もしくは
無置換のアリールオキシカルボニル基、例えば、フェノ
キシカルボニル、o−クロロフェノキシカルボニル、m
−ニトロフェノキシカルボニル、p−(t−ブチル)フ
ェノキシカルボニル)、アルコキシカルボニル基(好ま
しくは、炭素数2から30の置換もしくは無置換アルコ
キシカルボニル基、例えば、メトキシカルボニル、エト
キシカルボニル、t−ブトキシカルボニル、n−オクタ
デシルオキシカルボニル)。
ら30の置換もしくは無置換のカルバモイル、例えば、
カルバモイル、N−メチルカルバモイル、N,N−ジメ
チルカルバモイル、N,N−ジ−(n−オクチル)カル
バモイル、N−(メチルスルホニル)カルバモイル)、
アリール及びヘテロ環アゾ基(好ましくは炭素数6から
30の置換もしくは無置換のアリールアゾ基、炭素数3
から30の置換もしくは無置換のヘテロ環アゾ基、例え
ば、フェニルアゾ、p−クロロフェニルアゾ、5−エチ
ルチオ−1,3,4−チアジアゾール−2−イルア
ゾ)、イミド基(好ましくは、N−スクシンイミド、N
−フタルイミド)、ホスフィノ基(好ましくは、炭素数
0から30の置換もしくは無置換のホスフィノ基、例え
ば、ジメチルホスフィノ、ジフェニルホスフィノ、メチ
ルフェノキシホスフィノ)ホスフィニル基(好ましく
は、炭素数0から30の置換もしくは無置換のホスフィ
ニル基、例えば、ホスフィニル、ジオクチルオキシホス
フィニル、ジエトキシホスフィニル)。
数2から30の置換もしくは無置換のホスフィニルオキ
シ基、例えば、ジフェノキシホスフィニルオキシ、ジオ
クチルオキシホスフィニルオキシ)、ホスフィニルアミ
ノ基(好ましくは、炭素数2から30の置換もしくは無
置換のホスフィニルアミノ基、例えば、ジメトキシホス
フィニルアミノ、ジメチルアミノホスフィニルアミ
ノ)、シリル基(好ましくは、炭素数3から30の置換
もしくは無置換のシリル基、例えば、トリメチルシリ
ル、t−ブチルジメチルシリル、フェニルジメチルシリ
ル)。以上が、R31、R32が置換する基である場合の当
該置換基の例である。
のは、これを取り去り更に上記の基で置換されていても
良い。そのような官能基の例としては、アルキルカルボ
ニルアミノスルホニル基、アリールカルボニルアミノス
ルホニル基、アルキルスルホニルアミノカルボニル基、
アリールスルホニルアミノカルボニル基が挙げられる。
その例としては、メチルスルホニルアミノカルボニル、
p−メチルフェニルスルホニルアミノカルボニル、アセ
チルアミノスルホニル、ベンゾイルアミノスルホニル基
が挙げられる。
炭素数1から30の置換もしくは無置換のアルキル基、
炭素数6から20の置換もしくは無置換のアリール基で
ある。更に好ましくは炭素数1から6の置換もしくは無
置換のアルキル基である。その中でも好ましくは、炭素
数3から6の第3級または第2級の無置換アルキル基で
ある。更には、炭素数4から6の第3級の無置換アルキ
ル基が好ましい。最も好ましくはt−ブチル基である。
置換もしくは無置換のアルキル基、炭素数6から30の
置換もしくは無置換のアリール基である。更に好ましく
は、炭素数2から30の置換もしくは無置換のアルキル
基である。更に好ましくは、炭素数2から30の置換ア
ルキル基である。
ミノ基、アルキルもしくはアリールスルホニルアミノ
基、アルコキシカルボニルアミノ基、アミノカルボニル
アミノ基である。これらは更にR32を置換できる置換基
として述べた置換基で置換されていて良い。
しい物は、以下の一般式(MC−II)の構造である。
C−I)のR31と同義である。L1は、置換または無置換
のアルキレン基、置換または無置換のアリーレン基を表
す。L2は、−SO2−または、−CO−を表す。L
3は、置換または無置換のアルキレン基、置換または無
置換のアリーレン基を表す。R33は、一般式(TS−
I)のR2と同義である(ただし、水素原子を除く。)。
nは、0から5の整数である。nが2以上であるとき、
2つ以上存在するR33は、それぞれ同じでも異なってい
ても良い。
置換もしくは無置換のアルキル基、置換もしくは無置換
のアリール基を表す。R31は、好ましくは、炭素数1か
ら30の置換もしくは無置換のアルキル基、炭素数6か
ら20の置換もしくは無置換のアリール基である。更に
好ましくは炭素数1から6の置換もしくは無置換のアル
キル基である。その中でも好ましくは、炭素数3から6
の第3級または第2級の無置換アルキル基である。更に
は、炭素数4から6の第3級の無置換アルキル基であ
る。最も好ましくはt−ブチル基である。
置換または無置換のアルキレン基または、炭素数6から
30の置換または無置換のアリーレン基である。L1を
置換する置換基としては、一般式(MC−I)のR31,
R32を置換する置換基のところで述べた置換基をその例
として挙げることができる。L1は、その中でも、炭素
数1から30の置換または無置換のアルキレン基が好ま
しい。アルキレン基を置換する置換基は、アルコキシ
基、アリールオキシ基、ハロゲン原子が好ましい。
無置換アルキレン基が好ましい。更には、炭素数1から
3の無置換アルキレン基(メチレン、1,2−エチレ
ン、1,3−プロピレン、1−メチルメチレン、1,1
−ジメチルメチレン、2−メチル−1,2−エチレン)
が好ましい。その中でも、1−メチルメチレンが最も好
ましい。
が、好ましくは−SO2−である。L3は、置換または無
置換のアルキレン基、置換または無置換のアリーレン基
を表す。L3は、好ましくは、炭素数1から30の置換
または無置換のアルキレン基または、炭素数6から30
の置換または無置換のアリーレン基である。L3を置換
する置換基としては、一般式(MC−I)のR31,R32
を置換する置換基のところで述べた置換基をその例とし
て挙げることができる。
置換もしくは無置換のアリーレン基が好ましい。更に
は、炭素数6から16の置換または無置換のアリーレン
基が好ましい。L3を置換する置換基は、アルコキシ
基、アリールオキシ基、ハロゲン原子、アルキル基が好
ましい。
義である。R33は、好ましくは、ハメットの置換基定数
σp値が0より大きい電子吸引性の置換基が好ましい。
その中でも、ハロゲン原子、アルコキシカルボニル基、
アリールオキシカルボニル基、カルバモイル基が好まし
い。
であるとき、2つ以上存在するR33は、それぞれ同じで
も異なっていても良い。nは、好ましくは、1または2
である。n=1のときは、R33の置換位置は、−NH−
SO2−に対してm−位が好ましい。n=2のときは、
−R33に対して、o−位もしくはm−位が好ましい。更
に好ましくは、−NH−SO2−を1位として、2,5
−位、もしくは3,5−位である。nは最も好ましく
は、2である。
31が、炭素数3から6の無置換3級アルキル基であり、
L1が、炭素数1から3の無置換アルキレン基であり、
L2が−SO2−または、−CO−であり、L3が炭素数
6から16の置換または無置換のアリーレン基であり、
R33が、ハロゲン原子、カルバモイル基、アルコキシカ
ルボニル基、アリールオキシカルボニル基であり、nが
1または2の構造である。
は、R31が、t−ブチル基であり、L 1が、炭素数1か
ら3の無置換アルキレン基であり、L2が−SO2−であ
り、L3が炭素数6から26のアルコキシ基で置換され
たアリーレン基であり、R33がカルバモイル基、アルコ
キシカルボニル基であり、nが1または2の構造であ
る。
を示すが本発明はこれら具体例に限定されない。
合成は公知の方法により合成できる。例えば、米国特許
第4,540,654号、同4,705,863号、同
5,451,501号、特開昭61−65245号、同
62−209457号、同62−249155号、同6
3−41851号、特公平7−122744号、同5−
105682号、同7−13309号、同7−8225
2号または米国特許第3,725,067号、同4,7
77,121号、特開平2−201442号、同2−1
01077号、同3−125143号、同4−2422
49号の明細書に記載されている。
S−II)及び一般式(TS-III)で表わされる化合物に
ついて詳細に説明する。
R5、R6は各々独立に、水素原子または、置換基を表わ
す。−X1a−、−X1b−は各々独立に−O−、−S−ま
たは−N(R24)−を表す。R1a、R1bは、水素原子、置
換もしくは無置換のアルキル基(シクロアルキル基、ビ
シクロアルキル基を含む)、置換もしくは無置換のアル
ケニル基(シクロアルケニル基、ビシクロアルケニル基
を含む)、置換もしくは無置換のアリール基、置換もし
くは無置換のヘテロ環基、置換もしくは無置換のアシル
基、置換もしくは無置換のアルコキシカルボニル基、置
換もしくは無置換のアリールオキシカルボニル基、置換
もしくは無置換のアルキルスルホニル基(シクロアルキ
ルスルホニル基、ビシクロアルキルスルホニル基を含
む)、置換もしくは無置換のアリールスルホニル基、置
換もしくは無置換のホスフィノ基、置換もしくは無置換
のホスフィニル基、又は−Si(R21)(R22)(R23)を表
す。ここで、R21、R22、R23は各々独立に、置換もし
くは無置換のアルキル基、置換もしくは無置換のアリー
ル基、置換もしくは無置換のアルコキシ基、置換もしく
は無置換のアルケニルオキシ基、置換もしくは無置換の
アリールオキシ基を表す。R24はR1a、R1bと同義であ
る。
R2、R3、R5、R6が、各々独立に、水素原子、炭素数
1から20の置換もしくは無置換のアルキル基、ハロゲ
ン原子、炭素数1から20の置換もしくは無置換のアル
コキシ基、炭素数1から20のアシルアミノ基であるも
のが好ましい。X1a、X1b、は、各々独立に、−O−ま
たは、−N(R24)−であるものが好ましい。R24は、
水素原子または、炭素数1から20の置換もしくは無置
換のアルキル基であるものが好ましい。R1a、R 1bは、
各々独立に、炭素数1から20の置換もしくは無置換の
アルキル基、炭素数6から20の置換もしくは無置換の
アリール基が好ましい。
あるか、または、一つが−N(R24)−であり他の一つ
が−O−であるものが好ましい。R1a、R1bは、炭素数
1から20の置換もしくは無置換のアルキル基が好まし
い。
11、R12、R13、R14が、炭素数1から10の無置換ア
ルキル基、炭素数2から10のアルケニル基であるもの
が好ましい。R11、R12、R13、R14は、全て等しく、
炭素数1から3の無置換アルキル基であるものが更に好
ましい。更には、全てメチル基のものが好ましい。R 11
とR12、R13とR14は結合し、5〜7員環を形成しても
良い。X2は水素原子、アルキル基(シクロアルキル
基、ビシクロアルキル基を含む)、アルケニル基(シク
ロアルケニル基、ビシクロアルケニル基を含む)基、ア
ルコキシ基(シクロアルキルオキシ基と含む)、アシル
基、アシルオキシ基、ヒドロキシ基またはオキシル基が
好ましい。その中でも、炭素数1から20の無置換アル
コキシ基(シクロアルキルオキシ基を含む)、オキシル
基が好ましい。X3は含窒素6員環を形成するに必要な
原子団が好ましい。
11、R12、R13、R14が全てメチル基で、X2が炭素数
1から20の無置換アルコキシ基(シクロアルキルオキ
シ基を含む)、オキシル基であり、X3が含窒素6員環
を形成する原子団のものである。
各々独立に、R24と同義であるが、R21は好ましくは、
水素原子である。R22は、炭素数1から20の置換もし
くは無置換のアルキル基、炭素数6から20のアリール
基が好ましい。その中でも、R22は、炭素数1から5の
無置換のアルキル基が好ましい。X4は、−CO−
R1 23、−CO−O−R123、−CO−NR124(R125)
が好ましい。R123は、置換もしくは無置換のアルキル
基、置換もしくは無置換のアリール基が好ましい。R
124、R125は各々独立に、水素原子、置換もしくは無置
換のアルキル基、置換もしくは無置換のアリール基が好
ましい。その中でも、X4は、−CO−R123が最も好ま
しく、そのときのR123は、置換もしくは無置換のアル
キル基である。
は、R21が水素原子であり、R22が炭素数1から5の無
置換のアルキル基であり、X4は、−CO−R123、−C
O−O−R123、−CO−NR124(R125)であり、R
123は、置換もしくは無置換のアルキル基であり、
R124、R125は各々独立に、水素原子、置換もしくは無
置換のアルキル基、置換もしくは無置換のアリール基で
あるものが好ましい。
(TS−III)で表される化合物の中でも、一般式(T
S−III)で表される構造の防止剤が効果が高く好まし
い。
は、1種又は2種以上を感光材料中に添加することがで
きる。この場合、同一層に添加することも異なる層に添
加することもできる。一般式(TS−II)、一般式(T
S−III)で表される化合物についても同様である。ま
た、一般式(TS−I−α)、(TS−II)、(TS−I
II)で表される化合物を感光材料中で併用することもで
きる。一般式(TS−I−α)、(TS−II)、(TS
−III)で表される化合物は、一般式(MC−I)で表さ
れるカプラーと同一層に添加されることが好ましい。
(TS−III)で表される化合物の分子量は、150以
上が好ましく、200以上が更に好ましく、250以上
が更に好ましい。300以上が最も好ましい。分子量
は、1000以下が好ましく、800以下が更に好まし
い。一般式(TS−I−α)、(TS−II)、(TS−I
II)で表される化合物の添加量は、0.05〜50mo
l/m2、好ましくは0.1〜10mol/m2、より好
ましくは0.5〜5mol/m2である。また、一般式
(TS−I−α)、(TS−II)、(TS−III)で表さ
れる化合物は一般式(MC−I)で表されるカプラーが
含有される層に添加することが好ましく、その層の全カ
プラーに対して1〜300mmol%、より好ましくは
10〜100mmol%を添加する。
−II)、(TS−III)で表される防止剤の化合物例を
挙げる。本発明は、下記具体例に限定されない。
(TS−III)で表される化合物については、既に公知
の化合物であり、例えば、リサーチデスクロージャー
No.17643の第IVのI〜Jの項、同15162、
同18716の650頁の左欄、同36544の527
頁、同307105の872頁、同15162に特許が
引用されている。
(MC−II)で表されるカプラーの感光材料中の含有量
は、感光材料1m2あたり0.01g〜10g、好まし
くは1m2あたり0.1g〜2gであり、同一感光性乳
剤層中のハロゲン化銀1モルあたり1×10-3モル〜1
モルが適当であり、好ましくは2×10-3モル〜3×1
0-1モルである。
は、1種又は2種以上を感光材料中に添加することがで
きる。この場合、同一層に添加することも異なる層に添
加することもできる。一般式(MC−II)で表されるカ
プラーについても同様である。また、一般式(MC−
I)で表されるカプラーと一般式(MC−II)で表され
るカプラーを感光材料中で併用することもできる。
以上の感光性乳剤層からなるユニット構成である場合、
ハロゲン化銀1モルあたりの含有量は低感度層では2×
10 -3モル〜1×10-1モルが好ましく、中間感度層で
は3×10-2モル〜3×10 -1モルが好ましく、高感度
層では3×10-2モル〜3×10-1モルが好ましい。
(MC−II)で表されるカプラーは、種々の公知分散法
により感光材料に導入でき、高沸点有機溶媒(必要に応
じて低沸点溶媒を併用)に溶解し、界面活性剤を併用し
てゼラチン水溶液に乳化分散してハロゲン化銀乳剤に添
加する水中油滴分散法が好ましい。
例は米国特許第2,322,027号などに記載されて
いる。また、ポリマー分散法のひとつとしてのラテック
ス分散法の工程、効果、含浸用のラテックスの具体例
は、米国特許第4,199,363号、西独特許出願第
(OLS)2,541,274号、同2,541,23
0号、特公昭53−41091号及び欧州特許公開第0
29104号などに記載されており、また有機溶媒可溶
性ポリマーによる分散についてはPCT国際公開第WO
88/00723号明細書に記載されている。
る高沸点溶媒としては、フタール酸エステル類(例え
ば、ジブチルフタレート、ジオクチルフタレート、ジシ
クロヘキシルフタレート、ジ−2−エチルヘキシルフタ
レート、デシルフタレート、ビス(2,4−ジ−ter
t−アミルフェニル)イソフタレート、ビス(1,1−
ジエチルプロピル)フタレート)、リン酸またはホスホ
ン酸のエステル類(例えば、ジフェニルホスフェート、
トリフェニルホスフェート、トリクレシルホスフェー
ト、2−エチルヘキシルジフェニルホスフェート、ジオ
クチルブチルホスフェート、トリシクロヘキシルホスフ
ェート、トリ−2−エチルヘキシルホスフェート、トリ
ドデシルホスフェート、ジ−2−エチルヘキシルフェニ
ルホスフェート)、安息香酸エステル類(例えば、2−
エチルヘキシルベンゾエート、2,4−ジクロロベンゾ
エート、ドデシルベンゾエート、2−エチルヘキシル−
p−ヒドロキシベンゾエート)、アミド類(例えば、
N,N−ジエチルドデカンアミド、N,N−ジエチルラ
ウリルアミド)、アルコール類またはフェノール類(例
えば、イソステアリルアルコール、2,4−ジ−ter
t−アミルフェノール、グリセリンモノオレイル)、脂
肪族エステル類(例えば、コハク酸ジブトキシエチル、
コハク酸ジ−2−エチルヘキシル、テトラデカン酸2−
ヘキシルデシル、クエン酸トリブチル、ジエチルアゼレ
ート、イソステアリルラクテート、トリオクチルトシレ
ート)、アニリン誘導体(例えば、N,N−ジブチル−
2−ブトキシ−5−tert−オクチルアニリン)、塩
素化パラフィン類(塩素含有量10%〜80%のパラフ
ィン類)、トリメシン酸エステル類(例えば、トリメシ
ン酸トリブチル)、ドデシルベンゼン、ジイソプロピル
ナフタレン、フェノール類(例えば、2,4−ジ−te
rt−アミルフェノール、4−ドデシルオキシフェノー
ル、4−ドデシルオキシカルボニルフェノール、4−
(4−ドデシルオキシフェニルスルホニル)フェノー
ル)、カルボン酸類(例えば、2−(2,4−ジ−te
rt−アミルフェノキシ酪酸、2−エトキシオクタンデ
カン酸)、アルキルリン酸類(例えば、ジ−(2−エチ
ルヘキシル)リン酸、ジフェニルリン酸)等が挙げられ
る。また、上記高沸点溶媒以外に、例えば特開平6−2
58803に記載の化合物を高沸点溶媒として用いるこ
とも好ましい。これらのうち、リン酸エステル類が好ま
しく、またそれと併せてアルコール類またはフェノール
類を使用することも好ましい。
般式(MC−II)で表されるカプラーに対して併用する
高沸点有機溶媒の量の比は、質量比で0から2.0が好
ましく、より好ましくは0.01から1.0であり、特
に0.01から0.5が好ましい。
60℃以下の有機溶剤(例えば、酢酸エチル、酢酸ブチ
ル、プロピオン酸エチル、メチルエチルケトン、シクロ
ヘキサノン、2−エトキシエチルアセテート、ジメチル
ホルムアミド)を併用してもよい。
C−I)又は一般式(MC−II)で表されるカプラーを
含有するハロゲン化銀乳剤層(好ましくは、緑感性乳剤
層)を支持体上に少なくとも1層有すればよい。一般的
な感光材料は、支持体上に青感性ハロゲン化銀乳剤層、
緑感性ハロゲン化銀乳剤層、及び赤感性ハロゲン化銀乳
剤層を少なくとも一層づつこの順で塗設して構成するこ
とができるが、これと異なる順序であってもよい。
ゲン化銀乳剤層、緑感性ハロゲン化銀乳剤層、青感性ハ
ロゲン化銀乳剤層の順に塗設する事が好ましく、また各
感色性層は感度の異なる2層以上の感光性乳剤層を含む
ユニット構成であることが好ましく、特にそれぞれが支
持体に近い側から低感度層、中感度層、高感度層の3つ
の感光性乳剤層からなる3層ユニット構成であることが
好ましい。本発明の一般式(MC−I)又は一般式(M
C−II)で表されるカプラーは低感度層、中感度層、高
感度層のいずれに添加しても良いが、低感度層に添加す
ることが好ましい。
性に分光増感されるが、各感光性層の感度の最大値を与
える波長は、青感性層で430〜460nm、緑感性層
で520〜560nm、赤感性層で600〜650nm
が好ましい。
青感性、緑感性、赤感性以外の波長域に感度を有する感
光性乳剤層を有していても良い。特に感度の最大値を与
える波長が480〜530nmであるような第4の感光
性層を設置し、該層の現像の関数として赤感性層の現像
を抑制することにより色再現の忠実性を向上させるこが
でき、本発明の感光材料に適用することは好ましい。
る色素を形成するカプラーに加えて他の色相に発色する
カプラーを混合して用いても良い。例えば緑感性乳剤ユ
ニットの高感度層、中感度層には本発明の一般式(MC
−I)のカプラーに加えてシアン発色性のカプラーや黒
発色性のカプラーを混合することにより陰影描写力を向
上させることができる。
式(MC−II)で表されるカプラーと他のマゼンタカプ
ラーを併用しても良い。併用するマゼンタカプラーとし
ては、1−フェニル−3−アシルアミノ−5−ピラゾロ
ンマゼンタカプラーが好ましく、特に好ましくは、下記
のMCP−1、MCP−2、MCP−3で表されるカプ
ラーである。
(MC−II)で表されるカプラーと他のマゼンタカプラ
ーを併用する場合には、本発明の一般式(MC−I)又
は一般式(MC−II)で表されるカプラーがモル比で3
0%以上であることが好ましく、より好ましくは50%
以上である。
(MC−II)で表されるカプラーを他のマゼンタカプラ
ーと併用する場合の感光材料中のカプラー総含有量は、
1m2あたり0.01g〜10g、好ましくは1m2あた
り0.1g〜2gであり、同一感光性乳剤層中のハロゲ
ン化銀1モルあたり1×10-3モル〜1モルが適当であ
り、好ましくは2×10-3モル〜3×10-1モルであ
る。
形成カプラーと競争して発色現像薬酸化体と反応し、か
つ色素画像を形成しない化合物)を併用しても良い。競
争化合物としては、ハイドロキノン類、カテコール類、
ヒドラジン類、スルホンアミドフェノール類などの還元
性化合物、または発色現像薬酸化体とカップリングする
が実質的にカラー画像を形成しない化合物(例えばドイ
ツ国特許1,155,675号、英国特許861,13
8号、米国特許3,876,428号、同3,912,
513号に開示されたような無呈色カプラー、あるいは
特開平6−83002号に開示されたような流出カプラ
ーなど)が挙げられる。
I)又は一般式(MC−II)で表されるマゼンタカプラ
ーを含有する感光性乳剤層または非感光性層に添加する
ことが好ましく、特に好ましくは本発明の一般式(MC
−I)又は一般式(MC−II)で表されるカプラーと同
一の感光性乳剤層に添加する。競争化合物の添加量は光
材料1m2あたり0.01g〜10gであり、好ましく
は0.05g〜5.0gであって、本発明の一般式(M
C−I)又は一般式(MC−II)で表されるカプラーに
対して1〜1000モル%、好ましくは20〜500モ
ル%で使用する。
性の感光性ユニット中に非発色性の中間層を有しても良
く、さらに該中間層には上記競争化合物として選択しう
る化合物を含有させることが好ましい。本発明の感光材
料には、ホルムアルデヒドガスによる写真性能の劣化を
防止するために米国特許第4,411,987号や、同
4,435,503号に記載されたホルムアルデヒドガ
スと反応して固定化できる化合物を感光材料中に含有す
ることが好ましい。
を用いたハロゲン化銀写真感光材料に用いることのでき
る種々の技術や無機・有機の素材については一般にはリ
サーチ・ディスクロージャーNo.308119(19
89年)や同37038(1995年)、同40145
(1997年)に記載されたものが使用できる。
本発明のハロゲン化銀写真乳剤が適用できるカラー写真
感光材料に用いることができる技術及び無機・有機素材
については、欧州特許第436,938A2号の下記の
箇所及び下記に引用の特許に記載されている。
現像を行うことができる。現像処理に用いる発色現像液
のpHは9.5以上であるが、本発明の効果が著しく発
現されるのは発色現像液のpHが11.0以上の処理の
場合に更に優れた効果を示す。発色現像液のpHが1
1.5以上の処理の場合が最も優れた効果を示す。
理について述べる。本発明に用いられる第一白黒現像液
及びその補充液には公知の現像主薬を用いることができ
る。現像主薬としては、ジヒドロキシベンゼン類(例え
ば、ハイドロキノン、ハイドロキノンモノスルホン酸
塩)、3−ピラゾリドン類(例えば、1−フェニル−3
−ピラゾリドン)、アミノフェノール類、アスコルビン
酸及び米国特許第4,067,872号に記載の1,
2,3,4−テトラヒドロキノリン環とインドレン環と
が縮合したような複素環化合物などを単独もしくは組み
合わせて用いることができ、好ましい現像主薬はハイド
ロキノンモノスルホン酸カリウムまたはハイドロキノン
モノスルホン酸ナトリウムである。
れる保恒剤は、亜硫酸塩、重亜硫酸塩などが好ましく、
該現像液中の亜硫酸濃度として0.01〜10モル/リ
ットル(以下、リットルを「L」とも表記する。)であ
り、好ましくは0.1〜1モル/Lである。また、特開
平3−144446号公報の一般式(I)のヒドロキシ
ルアミン類を使用することもできる。
液には、緩衝剤(例えば炭酸塩、硼酸塩、アルカノール
アミン、スルホサリチル酸)、水酸化物(例えば水酸化
カリウム、水酸化ナトリウム)、溶解助剤(例えば、ポ
リエチレングリコール類)、増感剤(例えば四級アンモ
ニウム塩)、ハロゲン化銀溶剤(例えば、KSCN、N
aSCN)、現像促進剤、界面活性剤、硬膜剤などを使
用することができる。
は8.0〜11.0であるのが好ましく、より好ましく
は9.0〜10.5であり、特に好ましくは9.5〜1
0.0である。本発明の第一白黒現像液の標準的処理時
間は6分であり、該処理時間を適宜に変更することによ
り、増減感処理をすることができる。通常は3分〜18
分の間で処理時間を変更する。本発明の第一白黒現像液
への補充量は、一般に処理する感光材料1平方メートル
当たり2〜2.5Lであり、近年廃液量を低減するため
に0.5〜1.5Lで処理することも行われている。
気の接触面積は小さいほど酸化劣化が防げるため好まし
い。処理槽及び補充液槽での写真処理液と空気との接触
面積は、以下に定義する開口率で表わすことができる。
即ち、 開口率=[処理液と空気との接触面積(cm2)]÷[処
理液の容量(cm3)] 上記の開口率は、0.1以下であることが好ましく、よ
り好ましくは0.001〜0.05である。開口率を低
減させる方法としては、処理槽及び補充液槽の写真処理
液面に浮き蓋等の遮蔽物を設けるほかに、特開平1−8
2033号に記載された可動蓋を用いる方法、特開昭6
3−216050号に記載されたスリット現像処理方法
を挙げることができる。開口率を低減させることはカラ
ー現像及び黒白現像の両工程のみならず、後続の諸工
程、例えば、漂白、漂白定着、定着、水洗、安定化など
の全ての工程に適用することが好ましい。また、現像液
中の臭化物イオンの蓄積を抑える手段を用いることによ
り補充量を低減することもできる。
浴又は光かぶらし工程は、本発明においては省略するこ
とができる。しかし行う場合には、その反転浴には公知
のかぶらし剤、すなわち第1スズイオン−有機リン酸錯
塩(米国特許第3,617,282号)、第1スズイオ
ン有機ホスホノカルボン酸錯塩(特公昭56−3261
6号)、第1スズイオン−アミノポリカルボン酸錯塩
(米国特許第1,209,050号)などの第1スズイ
オン錯塩、水素化ホウ素化合物(米国特許第2,98
4,567号)、複素環アミンボラン化合物(英国特許
第1,011,000号)などのホウ素化合物などが用
いられる。反転浴のpHは、かぶらし剤の種類によって
酸性側からアルカリ性側まで広い範囲に亘っており、p
H2〜12、多くは2.5〜10、特に3〜9の範囲で
ある。
1級アミン発色現像主薬を含有する。発色現像主薬の使
用量は、発色現像液1L当たり1〜20g、好ましくは
2〜15gである。
もよいし、2種類以上を併用してもよい。以下具体的な
化合物を記載するがこれらに限定はされない。 D−1 N,N−ジエチル−p−フェニレンジアミン D−2 2−アミノ−5−ジエチルアミノトルエン D−3 2−アミノ−5−(N−エチル−N−ラウリル
アミノ)トルエン D−4 4−[N−エチル−N−(β−ヒドロキシエチ
ル)アミノ]アニリン D−5 2−メチル−4−[N−エチル−N−(β−ヒ
ドロキシエチル)アミノ]アニリン D−6 4−アミノ−3−メチル−N−エチル−N−
[β−(メタンスルホンアミド)エチル]−アニリン D−7 N−(2−アミノ−5−ジエチルアミノフェニ
ルエチル)メタンスルホンアミド D−8 N,N−ジメチル−p−フェニレンジアミン D−9 4−アミノ−3−メチル−N−エチル−N−メ
トキシエチルアニリン D−10 4−アミノ−3−メチル−N−エチル−N−β
−エトキシエチルアニリン D−11 4−アミノ−3−メチル−N−エチル−N−β
−ブトキシエチルアニリン。
酸塩、燐酸塩、p−トルエンスルフォン酸塩などの塩の
形で、あるいは塩の水和物の形で用いられる。本発明に
おいて好ましい発色現像主薬はD−4、D−5及びD−
6である。
として、亜硫酸ナトリウム、亜硫酸カリウム、重亜硫酸
ナトリウム、重亜硫酸カリウム、メタ亜硫酸ナトリウム
およびメタ亜硫酸カリウム等亜硫酸塩や、カルボニル化
合物亜硫酸付加物を必要に応じて添加することができ
る。好ましい添加量は、発色現像液1L当り20g以
下、更に好ましくは10g以下であり、特に好ましくは
0.05〜5gである。
えるために発色現像液に無呈色競争カプラーを含有させ
てもよい。無呈色競争カプラーとしては米国特許第2,
742,832号、同第3,520,690号、同第
3,645,737号、特公昭44−9504号、同4
4−9506号、同44−9507号に記載されている
が、特に好ましく使用される化合物としてはシトラジン
酸、J酸、H酸、レゾルシンなどが挙げられる。これら
の中ではシトラジン酸が特に好ましい。発色現像液中に
無呈色競争カプラーを添加する場合、その添加量は1〜
10mmol/Lである。
キシルアミンを使用することは好ましくない。その理由
は、非発色性の現像活性があるために発色現像液との相
性が悪く、望ましい写真性(階調)が得られないからで
ある。他の発色現像液用保恒剤としてはスルフィン酸
類、特開昭63−44656号記載のα−ヒドロキシケ
トン類やα−アミノケトン類、同63−36244号記
載の各種糖類、特開昭63−4235号、同63−24
254号、同63−21647号、同63−14604
0号、同63−27841号、および同63−2565
4号等の各々に記載のモノアミン類、特開昭63−30
845号、同63−146040号、同63−4343
9号等の各々に記載のジアミン類、特開昭63−216
47号および同63−26655号の各々に記載のポリ
アミン類、特開昭63−44655号に記載のポリアミ
ン類、特開昭63−43140号、および同63−53
549号の各々に記載のアルコール類、特開昭63−5
6654号に記載のオキシム類、および特開昭63−2
39447号に記載の3級アミン類が挙げられる。
148号および同57−53749号の各々に記載の各
種金属類、特開昭59−180588号記載のサリチル
酸類、特開昭54−3532号記載のアルカノールアミ
ン類、特開昭56−94349号記載のポリエチレンイ
ミン類、米国特許第3,746,544号に記載の芳香
族ポリヒドロキシ化合物類等を必要に応じて含有しても
良い。本発明に使用される発色現像液には、その他の既
知の現像液成分の化合物を含ませることができる。
たpH範囲を維持するために、適当なアルカリ剤とpH
緩衝剤を使用する。アルカリ剤およびpH緩衝剤として
は、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウ
ム、炭酸水素カリウムなどの炭酸塩、水酸化ナトリウ
ム、水酸化カリウムなどの水酸化アルカリ、りん酸三ナ
トリウム、リン酸二カリウムなどのりん酸塩、ホウ酸カ
リウム、四ホウ酸ナトリウムなどのホウ酸塩、5−スル
ホサリチル酸二カリウム、4−スルホサリチル酸二ナト
リウムなどの有機酸塩を用いることができる。
への添加量は、0.01モル/L〜0.5モル/Lであ
り、0.01モル/L〜0.2モル/Lであることが好
ましい。
グネシウムの沈澱防止剤として、あるいは発色現像液の
安定性向上のために、各種キレート剤を用いることがで
きる。キレート剤としては有機酸化合物が好ましく、例
えばアミノポリカルボン酸類、有機ホスホン酸類、ホス
ホノカルボン酸類を挙げることができる。具体例として
はニトリロ三酢酸、ジエチレントリアミン五酢酸、エチ
レンジアミン四酢酸、N,N,N−トリメチレンスルホ
ン酸、エチレンジアミン−N,N,N’,N’−テトラ
メチレンホスホン酸、トランスシクロヘキサンジアミン
四酢酸、1,2−ジアミノプロパン四酢酸、ヒドロキシ
エチルイミノジ酢酸、グリコールエーテルジアミン四酢
酸、エチレンジアミンオルトヒドロキシフェニル酢酸、
1−ホスホノブタン−1,2,4−トリカルボン酸、1
−ヒドロキシエチリデン−1,1−ジホスホン酸、N,
N’−ビス(2−ヒドロキシベンジル)エチレンジアミ
ン−N,N’−ジ酢酸、1,2−ジヒドロキシオキシベ
ンゼン−3,5−ジスルホン酸などが挙げられる。これ
らのキレート剤は必要に応じて2種以上併用しても良
い。
1L当たり0.01〜20g以下であり、特に好ましく
は0.1g/10gである。発色現像液には必要により
任意の現像促進剤を添加することができる。特に現像活
性を最大に引き出すためにチオエーテル系のかぶらし促
進剤を加えてもよい。チオエーテル系のかぶらし剤とし
ては、特公昭37−16088号、同37−5987
号、同38−7826号、同44−12380号、同4
5−9019号および米国特許第3,813,247号
等の各々に記載されるチオエーテル系化合物を使用す
る。その他、エチレンジアミンのようなアミン化合物を
使用することができる。これら化合物の中では3,6−
ジチアオクタン−1,8−ジオールが好ましい。発色現
像液中にはかぶらし剤を添加する場合には、その添加量
は1〜20mmol/Lの程度である。
0〜4000ミリリットル/m2で処理できるが、でき
るだけ補充量を少なくすることにより廃液を少なくする
ことができるので、現像液が安定であるかぎり、少ない
ほうが好ましい(以下、ミリリットルを「mL」とも表記
する。)。好ましい補充量は2000mL/m2未満であ
り、より好ましくは1600mL/m2未満である。
能を有する処理液によって脱銀処理が行われる。脱銀処
理には、漂白液、漂白定着液あるいはその両方が用いら
れ、これらの処理液には漂白剤が含まれている。漂白剤
としては例えば鉄(III)などの多価金属の化合物、過
酸類、キノン類、ニトロ化合物等が用いられる。代表的
な漂白剤としては鉄(III)の有機錯塩、例えばエチレ
ンジアミン四酢酸、ジエチレントリアミン五酢酸、シク
ロヘキサンジアミン四酢酸、メチルイミノ二酢酸、グリ
コールエーテルジアミン四酢酸、特開平4−12173
9号、第4ページ右下欄から第5ページ左上欄の1,3
−プロピレンジアミン四酢酸鉄錯塩をはじめとする漂白
剤、特開平4−73647号に記載のカルバモイル系の
漂白剤、特開平4−174432号に記載の複素環を有
する漂白剤、N−(2−カルボキシフェニル)イミノ二
酢酸第二鉄錯塩をはじめとする欧州特許公開第5204
57号に記載の漂白剤、エチレンジアミン−N−2−カ
ルボキシフェニル−N,N’,N’−三酢酸第二鉄をは
じめとする欧州特許公開第530828A1号記載の漂
白剤、欧州特許公開第501479号に記載の漂白剤、
特開平4−127145号に記載の漂白剤、特開平5−
303186号、特開平3−144446号の11ペー
ジに記載のアミノポリカルボン酸第二鉄塩又はその塩が
好ましく用いられる。
白液においても、漂白定着液においても特に有用であ
る。これらの有機アミノカルボン酸鉄(III)錯塩を用
いた漂白液又は漂白定着液のpHは通常4.0〜8.0
であるが、処理の迅速化のためにさらに低いpHで処理
することもできる。
漂白剤の他に前述の特開平3−144446号の12ペ
ージに記載の再ハロゲン化剤、pH緩衝剤及び公知の添
加剤、アミノポリカルボン酸類、有機ホスホン酸類等が
使用できる。
前浴(調整液)には各種漂白促進剤を添加することがで
きる。このような漂白促進剤については、例えば米国特
許第3,893,858号、ドイツ特許第1,290,
821号、英国特許第1,138,842号、特開昭5
3−95630号、リサーチ・ディスクロージャー第1
7129号(1978年7月)に記載のメルカプト基ま
たはジスルフィド基を有する化合物、特開昭50−14
0129号に記載のチアゾリジン誘導体、米国特許第
3,706,561号に記載のチオ尿素誘導体、特開昭
58−16235号に記載の沃化物、ドイツ特許第2,
748,430号に記載のポリエチレンオキサイド類、
特公昭45−8836号に記載のポリアミン化合物など
を用いることができる。更に、米国特許第4,552,
834号に記載の化合物も好ましい。これらの漂白促進
剤は感光材料中に添加してもよい。撮影用のカラー感光
材料を漂白定着するときにこれらの漂白促進剤は特に有
効である。好ましくは英国特許第1,138,842
号、特開平2−190856号に記載のメルカプト化合
物が好ましい。
液)には上記の化合物の他に漂白ステインを防止する目
的で有機酸を含有させることが好ましい。特に好ましい
有機酸は、酸解離定数(PKa)が2〜5である化合物
で、具体的には酢酸、乳酸、マロン酸、マレイン酸、グ
ルタル酸、コハク酸、プロピオン酸、ヒドロキシ酢酸な
どが好ましい。
1L当たり0.005〜3モル含有させることが好まし
い。漂白処理は発色現像後に直ちに行なうことが好まし
いが、反転処理の場合には調整液(漂白促進液であって
もよい。)等を介して行なうことが一般である。
酸、ジエチレントリアミン五酢酸、1,3−ジアミノプ
ロパン四酢酸、シクロヘキサンジアミン四酢酸のような
アミノポリカルボン酸キレート剤;亜硫酸ナトリウム、
亜硫酸アンモニウムのような亜硫酸塩及びチオグリセリ
ン、アミノエタンチオール、スルホエタンチオールなど
後述する各種漂白促進剤を含有させることができる。ま
たスカム防止の目的で、米国特許4,839,262号
に記載のエチレンオキシドで置換された脂肪酸のソルビ
タンエステル類、米国特許4,059,446号及びリ
サーチ・ディスクロージャー誌191巻、19104
(1980)に記載されたポリオキシエチレン化合物等
を含有させることが好ましい。これらの化合物は、調整
液1L当たり0.1g〜20gの範囲で使用することが
できるが、好ましくは1g〜5gの範囲である。
させることもできる。調整液のpHは、通常3〜11の
範囲で用いられるが、好ましくは4〜9、更に好ましく
は4.5〜7である。調整液での処理時間は、20秒〜
15分であることが好ましい。より好ましくは20秒〜
100秒であり、最も好ましくは20秒〜60秒であ
る。また、調整液の補充量は、感材1m2当たり30mL
〜3000mLが好ましいが、特に50mL〜1500mLで
あることが好ましい。調整液の処理温度は20℃〜50
℃が好ましいが、特に30℃〜40℃であることが好ま
しい。
を経てから安定浴で処理を行なってよいし、水洗処理を
行なうことなく直接に安定液で処理を行なってもよい。
水洗工程での水洗水量は、感材の特性(例えばカプラー
等使用素材による)、用途、更には水洗水温、水洗タン
クの数(段数)、向流、順流等の補充方式、その他種々
の条件によって広範囲に設定し得る。このうち、多段向
流方式における水洗タンク数と水量の関係はJournal of
the Society of Motion Picture and Television Engi
neers第64巻、P.248〜253(1955年5月
号)に記載の方法で、求めることができる。前記文献に
記載の多段向流方式によれば、水洗水量を大幅に減少し
得るが、タンク内における水の滞留時間の増加により、
バクテリアが繁殖し、生成した浮遊物が感材に付着する
等の問題が生じる。本発明の処理において、このような
問題の解決策として、特開昭62−288838号に記
載のカルシウムイオン、マグネシウムイオンを低減させ
る方法を極めて有効に用いることができる。また、特開
昭57−8542号に記載のイソチアゾロン化合物やサ
イアベンダゾール類、塩素化イソシアヌール酸ナトリウ
ム等の塩素系殺菌剤、その他ベンゾトリアゾール等、堀
口博著「防菌防黴剤の化学」(1986年)三共出版、
衛生技術会編「微生物の滅菌、殺菌、防黴技術」(19
82年)工業技術会、日本防菌防黴学会編「防菌防黴剤
事典」(1986年)に記載の殺菌剤を用いることが好
ましい。
ドを含有する安定液が一般的であるが、その他米国特許
第4,786,583号、同第4,859,574号、
特開平3−33847号、同4−270344号、同4
−313753号、同4−359249号、同5−34
889号、同5−165178号、特開昭57−854
3号、同58−14834号、同60−220345号
等に記載の公知安定液及び処理方法が適用できる。
安定化させる化合物(以下、画像安定化剤という)が含
有されるが、例えば、ホルマリン、m−ヒドロキシベン
ズアルデヒド等のベンズアルデヒド類、ホルムアルデヒ
ド重亜硫酸付加物、ヘキサメチレンテトラミン及びその
誘導体、ヘキサヒドロトリアジン及びその誘導体、ジメ
チロール尿素、N−メチロールピラゾールなどのN−メ
チロール化合物等があげられる。本発明においては、液
中の遊離ホルムアルデヒド濃度が0〜0.01%の場
合、更には0〜0.005%の場合に効果が大きく好ま
しい。このような遊離ホルムアルデヒド濃度にする画像
安定化剤としては、m−ヒドロキシベンズアルデヒド、
ヘキサメチレンテトラミン、N−メチロールピラゾール
などの特開平4−270344号記載のN−メチロール
アゾール類、N,N’−ビス(1,2,4−トリアゾー
ル−1−イルメチル)ピペラジン等の特開平4−313
753号記載のアゾリルメチルアミン類が好ましい。
定液1Lあたり0.001〜0.1モルが好ましく、
0.001〜0.05モルが更に好ましい。本発明の安
定液は、処理後の感材の乾燥時の水滴ムラを防止するた
め、種々の界面活性剤を含有することが好ましい。この
ような界面活性剤としてはポリエチレングリコール型非
イオン性界面活性剤、多価アルコール型非イオン性界面
活性剤、アルキルベンゼンスルホン酸塩型アニオン性界
面活性剤、高級アルコール硫酸エステル塩型アニオン性
界面活性剤、アルキルナフタレンスルホン酸塩型アニオ
ン性界面活性剤、4級アンモニウム塩型カチオン性界面
活性剤、アミン塩型カチオン性界面活性剤、アミノ塩型
両性界面活性剤、ベタイン型両性界面活性剤が挙げられ
る。ノニオン性界面活性剤を用いるのが好ましく、特に
アルキルポリエチレンオキサイド類、アルキルフェノキ
シポリエチレンオキサイド類やアルキルフェノキシポリ
ヒドロキシプロピレンオキサイド類のノニオン性界面活
性剤が好ましい。
ート剤を含有させることが、安定液の安定性を向上し、
汚れの発生を低減するうえで好ましい。キレート剤とし
ては、前記の現像液及び漂白液に添加したものと同じ化
合物を用いることができる。本発明の安定液は、菌の黴
の発生を防止する目的で、防菌・防黴剤を添加すること
が好ましく、これらは市販のものを使用できる。
9であり、好ましくは5〜8である。処理温度、処理時
間も、感材の特性、用途等で種々設定し得るが、一般に
は、15〜45℃で20秒〜10分、好ましくは25〜
40℃で30秒〜2分である。更に、本発明の安定液
は、水洗を行なうことなく、脱銀処理に引き続き直接安
定液で処理する場合、汚れの防止効果が顕著に現れる。
り200〜2000mLが好ましい。上記水洗及び/又は
安定液の補充に伴うオーバーフロー液は脱銀工程等他の
工程において再利用することもできる。
交換、あるいは限外濾過を用いてもよく、とくに限外濾
過を用いるのが好ましい。本発明における各種処理液は
10℃〜50℃において使用される。通常は33℃〜3
8℃の温度が標準的であるが、より高温にして処理を促
進し処理時間を短縮したり、逆に、より低温にして画質
の向上や処理液の安定性の改良を達成することができ
る。
するがこれに限定されるものではない。
下記の組成の2層より成るカラー感光材料を作製し、試
料101とした。数字はm2当りの添加量を表わす。ハ
ロゲン化銀は銀量に換算して示した。また、ハロゲン化
銀に添加した増感色素はハロゲン化銀1molあたりの
添加量を示す。
うに等モルの他のカプラーに置き換えた以外は、試料1
01と同様の内容で作製した。
0luxの白色光を1秒与えて下記現像処理を施した。
得られた試料を60℃70%の雰囲気下で1週間放置し
たものと、処理直後に2万luxの蛍光灯を2週間照射
させた2条件のイエローステインの濃度を測定した。評
価は、蛍光灯照射後のイエロー濃度から蛍光灯照射前の
濃度を引いた値を示した。この値が小さい程イエロース
テインの発生が少ない。
のピラゾロン型のカプラーを用いた試料101及び、本
発明に使用するカプラーと構造異性体のカプラーを用い
た試料103は、処理直後及び高温、高湿経時後の光ス
テインが高いことがわかる。また、ステイン防止剤を添
加しても防止効果が見られない(試料102、10
4)。
試料105は、処理直後の光ステインが少なく好まし
い。しかし、高温、高湿経時後の光ステインが高いこと
がわかる。このことから、試料を長期間保存した後の光
照射によるステインの発生の懸念があることがわかる。
加した試料106〜111、113、114、116〜
131は、防止剤を使用しない試料105、112、1
15に比べ処理直後及び、高温、高湿経時後とも、光イ
エローステインの発生が小さくなっていることがわか
る。更に、一般式(TS−III)の防止剤と一般式(M
C−II)のカプラーの組み合わせである、試料108〜
111、113、114、118〜125、131は、
ステイン発生が少なく、より好ましいことがわかる。な
お、本発明の試料は、光堅牢性、暗熱堅牢性も優れてい
た。
ム支持体上に、下記の組成の各層より成る多層カラー感
光材料を作製し、試料201とした。数字はm 2当りの
添加量を表わす。なお添加した化合物の効果は記載した
用途に限らない。
0.11μm)銀量 5.0mg ゼラチン 0.50 g 比較カプラーa 0.33 g 化合物Cpd−B 0.030g 化合物Cpd−D 0.020g 化合物Cpd−F 0.050g 化合物Cpd−G 2.0mg 高沸点有機溶媒oil−1 0.10g。
0.11μm)銀量 0.010g ゼラチン 0.90 g カプラーC−4 0.050 g カプラーC−5 0.020g カプラーC−7 0.30g 化合物Cpd−N 2.0mg 高沸点有機溶媒oil−1 0.080g。
モル%)銀量 0.10g ゼラチン 0.50g。
体(平均粒径1.5 μm) 0.10g シリコーンオイルSO−1 0.050g 界面活性剤W−2 3.0mg 界面活性剤W−3 8.0mg 界面活性剤W−1 0.040g 界面活性剤W−7 0.015g。
に添加剤F−1〜F−9を添加した。さらに各層には上
記組成物の他にゼラチン硬化剤H−1(実施例1と同じ
もの)及び塗布用、乳化用界面活性剤W−3、W−4、
W−5、W−6を添加した。更に防腐、防黴剤としてフ
ェノール、1,2−ベンズイソチアゾリン−3−オン、
2−フェノキシエタノール、フェネチルアルコール、p
−安息香酸ブチルエステルを添加した。試料201に用
いた感光性乳剤を表2〜3に示す。
化合物を下記に示す。
ーキ(E−1の正味量として270g)にBASF社製P
luronic F88(エチレンオキシド−プロピレンオキシド
ブロック共重合体)100gおよび水を加えて攪拌し
4000gとした。次に、アイメックス(株)製ウルト
ラビスコミル(UVM−2)に平均粒径0.5mmのジル
コニアビースを1700mL充填し、スラリーを通して周
速約10m/sec 、吐出量0.5L/minで2時間粉砕し
た。ビーズを濾過して除き、水を加えて染料濃度3%に
希釈した後、安定化のために90℃で10時間加熱し
た。得られた染料微粒子の平均粒径は0.30μmであ
り、粒径の分布の広さ(粒径標準偏差×100/平均粒
径)は20%であった。
0質量%含むE−2のウエットケーキ1400gに水及
びW−4を270g加えて攪拌し、E−2濃度40質量
%のスラリーとした。次に分砕機、アイメックス(株)
製ウルトラビスコミル(UVM−2)に平均粒径0.5
mmのジルコニアビーズを1700mL充填し、スラリー
を通して周速約10m/sec、吐出量0.5L/min
で8時間粉砕し、E−2の固体微粒子分散物を得た。こ
れをイオン交換水で、20質量%に希釈し、固体微粒子
分散物を得た。平均粒子サイズは、0.15μmであっ
た。
緑感性乳剤層のカプラーを等モルで表4に示すように変
更した試料202〜237を作製した。このようにして
得られた試料201〜237を、実施例1と同様に光照
射におけるイエローステインの評価を行なった。この結
果を表4に示す。
実施例1に示した結果とほぼ同様の効果が見られ、重層
塗布膜系においてもイエローステインの発生防止に優れ
ていることが分かる。本発明の試料は、色再現性に優
れ、現像処理の組成変動に対する依存性が低く好ましか
った。
Claims (2)
- 【請求項1】 支持体上に少なくとも1層のハロゲン化
銀乳剤層を有するハロゲン化銀カラー写真感光材料にお
いて、下記一般式(MC−I)で表されるマゼンタカプ
ラーと、下記一般式(TS−I−α)で表される化合
物、一般式(TS−II)で表される化合物及び一般式
(TS−III)で表される化合物からなる群から選択さ
れる少なくとも1種の化合物を含有することを特徴とす
るハロゲン化銀カラー写真感光材料。 【化1】 【化2】 一般式(MC−I)中、R31、R32は、各々独立に、水
素原子、置換もしくは無置換のアルキル基、置換もしく
は無置換のアリール基を表す。一般式(TS−I−α)
中、R2、R3、R5、R6は各々独立に、水素原子また
は、置換基を表わす。−X1a−、−X1b−は各々独立に
−O−、−S−または−N(R24)−を表す。R1a、R1b
は、水素原子、置換もしくは無置換のアルキル基(シク
ロアルキル基、ビシクロアルキル基を含む)、置換もし
くは無置換のアルケニル基(シクロアルケニル基、ビシ
クロアルケニル基を含む)、置換もしくは無置換のアリ
ール基、置換もしくは無置換のヘテロ環基、置換もしく
は無置換のアシル基、置換もしくは無置換のアルコキシ
カルボニル基、置換もしくは無置換のアリールオキシカ
ルボニル基、置換もしくは無置換のアルキルスルホニル
基(シクロアルキルスルホニル基、ビシクロアルキルス
ルホニル基を含む)、置換もしくは無置換のアリールス
ルホニル基、置換もしくは無置換のホスフィノ基、置換
もしくは無置換のホスフィニル基、又は−Si(R21)(R
22)(R23)を表す。ここで、R21、R22、R23は各々独
立に、置換もしくは無置換のアルキル基、置換もしくは
無置換のアリール基、置換もしくは無置換のアルコキシ
基、置換もしくは無置換のアルケニルオキシ基、置換も
しくは無置換のアリールオキシ基を表す。R24はR1a、
R1bと同義である。R1aとR2、R24とR6、R1aとR24
は互いに結合して5〜7員環を形成していても良い。さ
らに、R2とR3、R3とR1b、R1 bとR5、R5とR6が互
いに結合して、5〜7員環またはスピロ環、ビシクロ環
を形成しても良い。但し、R1a、R2、R3、R1b、
R5、R6、R24のすべてが水素原子であることはない。
一般式(TS−II)中、R11、R12、R13、R14は各々
独立に、水素原子、置換もしくは無置換のアルキル基
(シクロアルキル基、ビシクロアルキル基を含む)、置
換もしくは無置換のアルケニル基(シクロアルケニル
基、ビシクロアルケニル基を含む)を表し、R11と
R12、R13とR14は結合し5〜7員環を形成しても良
い。X2は水素原子、置換もしくは無置換のアルキル基
(シクロアルキル基、ビシクロアルキル基を含む)、置
換もしくは無置換のアルケニル基(シクロアルケニル
基、ビシクロアルケニル基を含む)、置換もしくは無置
換のアルコキシ基(シクロアルキルオキシ基と含む)、
置換もしくは無置換のアルケニルオキシ基、置換もしく
は無置換のアルキル及びアルケニルオキシカルボニル
基、置換もしくは無置換のアリールオキシカルボニル
基、置換もしくは無置換のアシル基、置換もしくは無置
換のアシルオキシ基、置換もしくは無置換のアルキルオ
キシカルボニルオキシ基、置換もしくは無置換のアルケ
ニルオキシカルボニルオキシ基、置換もしくは無置換の
アリールオキシカルボニルオキシ基、置換もしくは無置
換のアルキル及びアルケニルスルホニル基、置換もしく
は無置換のアリールスルホニル基、置換もしくは無置換
のアルキル及びアルケニルスルフィニル基、置換もしく
は無置換のアリールスルフィニル基、置換もしくは無置
換のスルファモイル基、置換もしくは無置換のカルバモ
イル基、ヒドロキシ基またはオキシル基を表す。X3は
5〜7員環を形成するに必要な非金属原子群を表す。一
般式(TS−III)中、R21、R22は、各々独立に、R
24と同義である。X4は、置換もしくは無置換のアルキ
ル基、置換もしくは無置換のアリール基、置換もしくは
無置換のヘテロ環基、−CO−R123、−CO−O−R
123、−CO−NR124(R125)を表す。R123は、置換
もしくは無置換のアルキル基、置換もしくは無置換のア
リール基、置換もしくは無置換のヘテロ環基を表し、R
124、R1 25は各々独立に、水素原子、置換もしくは無置
換のアルキル基、置換もしくは無置換のアリール基、置
換もしくは無置換のアミノ基、置換もしくは無置換のア
ルコキシ基を表す。 - 【請求項2】 請求項1に記載のハロゲン化銀カラー写
真感光材料を、白黒現像したのちに反転処理し、pHが
11.5以上の発色現像液で発色現像処理するカラー画
像形成方法であって、該発色現像液の補充量が感光材料
1m2処理あたり1.6リットル未満であることを特徴
とするカラー画像形成方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001193608A JP2002082419A (ja) | 2000-07-04 | 2001-06-26 | ハロゲン化銀カラー写真感光材料及びそれを用いたカラー画像形成方法 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000202488 | 2000-07-04 | ||
JP2000-202488 | 2000-07-04 | ||
JP2001193608A JP2002082419A (ja) | 2000-07-04 | 2001-06-26 | ハロゲン化銀カラー写真感光材料及びそれを用いたカラー画像形成方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002082419A true JP2002082419A (ja) | 2002-03-22 |
Family
ID=26595363
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001193608A Pending JP2002082419A (ja) | 2000-07-04 | 2001-06-26 | ハロゲン化銀カラー写真感光材料及びそれを用いたカラー画像形成方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002082419A (ja) |
-
2001
- 2001-06-26 JP JP2001193608A patent/JP2002082419A/ja active Pending
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