JP2002081900A - 誘導装置 - Google Patents

誘導装置

Info

Publication number
JP2002081900A
JP2002081900A JP2000271808A JP2000271808A JP2002081900A JP 2002081900 A JP2002081900 A JP 2002081900A JP 2000271808 A JP2000271808 A JP 2000271808A JP 2000271808 A JP2000271808 A JP 2000271808A JP 2002081900 A JP2002081900 A JP 2002081900A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
speed
target
command
acceleration command
flying object
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000271808A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3885475B2 (ja
Inventor
Rui Hirokawa
類 廣川
Hitomi Tawa
仁美 田和
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2000271808A priority Critical patent/JP3885475B2/ja
Publication of JP2002081900A publication Critical patent/JP2002081900A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3885475B2 publication Critical patent/JP3885475B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Aiming, Guidance, Guns With A Light Source, Armor, Camouflage, And Targets (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 目標へ誘導することを目的として飛しょう体
の飛しょう経路を制御する誘導装置において、母機から
投下後終末誘導開始までの間に適当な速度範囲に飛しょ
う速度を制御する手段を付加することにより、飛しょう
体の誘導性能を向上させることを目的とする。 【解決手段】 飛しょう体の速度、位置情報および目標
の位置情報から目標との相対運動を計算する相対運動計
算手段3と、飛しょう体の速度指令を出力する速度指令
計算器5と、速度指令及び速度により速度制御用の加速
度指令を生成する加速度指令計算手段6と、相対運動情
報を用いて加速度指令を生成する加速度指令計算器10
と、加速度指令の切替器2とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、航空機から投下さ
れ、目標に会合すべく飛行する飛しょう体の飛しょう経
路を制御する誘導装置に関する。
【0002】
【従来の技術】以下に、当該飛しょう体の誘導装置の従
来実施例を説明する。図9は誘導装置を搭載した飛しょ
う体の簡略化した構成例を示す。図において、1は飛し
ょう体の速度及び位置を検出する慣性装置、4は目標の
相対位置、相対速度情報を検出するシーカ、3は飛しょ
う体の位置及び速度情報と目標位置情報から相対距離、
平均接近速度、目視線角の時間変化を計算する相対運動
計算手段、10はシーカ4または相対運動計算手段3か
らの目標との平均接近速度、目視線角の時間変化からピ
ッチ系及びヨー系の横加速度指令を計算する加速度指令
計算器、14は誘導飛しょう体の発生加速度を制御する
ために操舵翼17の舵角指令を生成する制御装置、16
は制御装置14より操舵翼舵角指令15を受け操舵翼1
7を駆動する操舵装置である。更に、18は誘導装置全
体、21は飛しょう体全体を表す。
【0003】従来の誘導装置は上記のように構成され
る。つづいて飛しょう体21を目標22に誘導するまで
のシーケンスについて説明する。目標に関する誘導は鉛
直面内と水平面内の誘導により3次元的に定義される
が、両者は同じ構成となるため、鉛直面について説明す
る。なお、鉛直面内の信号をピッチ系、水平面内の信号
をヨー系として定義する。図10に示すように、上記の
誘導装置を装備した飛しょう体21が母機20から投下
され、目標22に誘導されるとする。誘導を行う際に
は、目標へと向かうためのピッチ加速度指令acpおよ
びヨー加速度指令acyを加速度指令計算器10におい
て計算するが、この際には目標との相対位置、相対速度
情報が必要である。シーカ4が目標の情報を検出可能な
距離に達するまでの間は母機20より与えられた目標位
置情報及び慣性装置1による飛しょう体21の位置及び
速度情報から相対距離R、平均接近速度Vc、目視線角
の時間変化sdp、sdyを相対運動計算手段3において数1
により計算して用いる。
【0004】
【数1】
【0005】シーカ4が目標を検出した後はシーカ4が
出力する相対距離、平均接近速度,目視線角の時間変化
を用いる。加速度指令計算器10における加速度指令の
計算手段としては種々の誘導則が考えられるが、比例航
法を用いた場合には数2のようにして計算される。
【0006】
【数2】
【0007】制御装置14においては、加速度指令計算
機10による加速度指令に基づき加速度を発生するよう
な操舵指令を計算する。操舵装置16においては操舵指
令に対して実際に操舵翼17を操舵する。これにより、
飛しょう体の空力的姿勢が変化することにより、指令方
向に加速度を発生し、誘導誤差が修正される。
【0008】ここで、会合する際の誘導飛しょう体21
と目標22との相対距離の最小値をミスディスタンスと
いう。ミスディスタンスを小さくすることにより目標2
2の破壊確率が向上するため、ミスディスタンスが小さ
くなるような誘導を行なうことが目的とされる。シーカ
が目標を捕捉するまでの間は母機から得られた情報によ
り目標へと誘導を行うため、真の目標との会合位置に対
して速度方向に誤差を発生する可能性が高い。このた
め、シーカが目標を捕捉し、真の目標方向に近い情報が
得られた後にこの誤差を修正する必要がある。ここでシ
ーカが目標を捕捉し、目標の情報が得られる状態に移行
することをロックオンと言い、ロックオンから会合まで
の時間を終末誘導時間と定義する。シーカが目標を捕捉
可能な距離は特定の目標を対象とした場合にはほぼ一定
値R1となる。したがって、飛しょう体の速度Vmを一
定とすると、終末誘導時間tfは数3により計算でき
る。
【0009】
【数3】
【0010】図11に一定の速度方向誤差に対して速度
方向誤差により発生するミスディスタンスの会合させる
までの終末誘導時間による変化を示す。図より、会合さ
せるまでの終末誘導時間が短くなるにつれてミスディス
タンスが相対的に大きくなることが解かる。したがっ
て、ミスディスタンスを小さくするためには適度な終末
誘導時間が必要となる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】誘導飛しょう体21に
おいて、終末誘導開始時の飛しょう速度が過大である
と、限られた終末誘導距離を誘導し目標22に会合させ
るまでの誘導時間が短くなってしまうため、終末誘導開
始時の速度方向誤差を修正することが出来ず、目標22
の近傍を通過できないため誘導性能が劣化するという問
題があった。
【0012】本発明は、かかる課題を解決するためにな
されたものであり、母機20から投下後終末誘導開始ま
での間に適当な速度範囲に速度を制御する手段を付加す
ることにより、誘導飛しょう体21の誘導性能を向上さ
せることを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】第1の発明による誘導装
置は、飛しょう体の速度、位置情報および目標の位置情
報から目標との相対運動を計算する相対運動計算手段
と、飛しょう体の速度指令を出力する速度指令計算器
と、上記速度指令及び慣性装置より得られた飛しょう体
の速度により速度制御用の加速度指令を生成する加速度
指令計算手段と、上記相対運動計算手段により計算され
た相対運動情報を用いて加速度指令を生成する加速度指
令計算機と、飛しょう体の速度情報に基づき上記加速度
指令計算手段からの加速度指令と上記加速度指令計算機
からの加速度指令とを切り替える切替器とを備えたもの
である。
【0014】また、第2の発明による誘導装置は、第1
の発明による誘導装置の構成に加えて上記相対運動計算
手段より得られた相対運動情報により目標とのクロスレ
ンジを計算するクロスレンジ計算手段と、上記クロスレ
ンジによりヨー方向の指令の符号を切替えて上記切替器
に出力する符号切替手段とを備えたものである。
【0015】第3の発明による誘導装置は、第2の発明
による誘導装置の構成の符号切替手段において相対距離
情報の基づき符号を切替えるクロスレンジの値を変更す
る機能を設けたものである。
【0016】また、第4の発明による誘導装置は、第1
の発明による誘導装置の構成の加速指令計算手段におい
て飛しょう体の誘導制御系の安定性を確保するために飛
しょう体の速度及び高度に応じて適切な加速度指令リミ
ット計算を行うようにしたものである。
【0017】第5の発明による誘導装置は、第1の発明
による誘導装置の構成の速度指令計算機において目標と
の相対距離に応じて速度指令計算を行う機能を設けたも
のである。
【0018】
【発明の実施の形態】実施の形態1.以下に、本発明を
図面にしたがって説明する。図1は本発明による誘導装
置を搭載した誘導飛しょう体21の簡略化した構成例を
示す。1は飛しょう体の速度及び位置を検出する慣性装
置、2は加速度指令の切替器、3は飛しょう体の位置及
び速度情報と目標位置情報から相対距離、平均接近速
度、目視線角の時間変化を計算する相対運動計算手段、
4は目標の相対位置及び相対速度情報を検出し、相対距
離、平均接近速度、目視線角の時間変化を計算するシー
カ、5は飛しょう体の速度指令を出力する速度指令計算
器、6は速度指令及び速度により速度制御用の加速度指
令を生成する加速度指令計算手段、10はシーカ4また
は相対運動計算手段3からの目標との平均接近速度、目
視線角の時間変化からピッチ系及びヨー系の横加速度指
令を計算する加速度指令計算器、14は誘導飛しょう体
の発生加速度を制御するために操舵翼17の舵角指令を
生成する制御装置、16は制御装置14の操舵指令を受
け操舵翼17を駆動する操舵装置、18は誘導装置全
体、21は飛しょう体全体を表す。
【0019】誘導装置は上記のように構成される。従来
の実施例と同様にシーカが目標情報を検出可能な相対距
離に達するまでは、相対運動計算手段3により計算した
平均接近速度、目視線角の時間変化を用いて加速度指令
計算器10により加速度指令を計算する。速度指令計算
器5においては、速度の上限値を指令値として出力する
が、これは次のように計算する。目標とするミスディス
タンスを実現するために必要な終末誘導時間をtf1以
上とすると、数3よりロックオン時から目標会合までの
平均接近速度Vcは数4の関係を満たす必要がある。
【0020】
【数4】
【0021】ここで目標の移動速度が飛しょう体21の
速度に比べて十分に遅い場合には接近速度と飛しょう体
21の速度はほぼ等しいとして近似できることから、数
5により飛しょう速度の上限値Vm1を設定する。
【0022】
【数5】
【0023】続いて、数5による速度上限値Vm1と慣
性装置1による速度情報Vmから加速度指令計算手段6
においてヨー系加速度指令acy1を計算する。ここで
速度に関する時間変化は、空気抵抗Dを用いて数6のよ
うな運動方程式で記述される。
【0024】
【数6】
【0025】また、揚力Lと空気抵抗Dの間には数7の
ような関係がある。
【0026】
【数7】
【0027】数6及び数7より速度を減少させるために
は、抵抗を増大させる必要があり、抵抗を増大させるた
めには揚力を増大させる必要があることが分かる。揚力
Lは水平面内の成分Lhと鉛直面内の成分Lvに分ける
ことができるが、速度を低下させるために揚力を増加さ
せた場合、目標との会合点に向かう経路を逸脱する可能
性がある。特に鉛直面内の経路を変化させた場合には当
初の経路よりも高度が上昇または下降し、大気密度が変
化することにより空気抵抗が変化し、速度が増加または
減少する可能性がある。そこで、本発明においては水平
面内の揚力Lhのみを制御することにより、速度制御を
行なうものとする。具体的には、速度上限値Vm1およ
び速度Vmを用いて数8のようにヨー系加速度指令ac
y1を計算する。
【0028】
【数8】
【0029】切替器2においては、母機投下からロック
オンまでの間は加速度指令計算手段6によるヨー系加速
度指令acy1を出力とし、ロックオン後は加速度指令
計算器10によるヨー加速度指令acyを出力とする切
替処理を行う。
【0030】数8によるヨー系加速度を発生することに
より空気抵抗が増加し、速度が上限値Vm1を超過する
ことを防止することができる。これにより、終末誘導時
間をtf1以上確保することが可能となる。
【0031】実施の形態2.図3を用いて本発明の実施
の形態2について説明する。図3は実施の形態2に基づ
く誘導装置を搭載した飛しょう体の構成を示すものであ
る。11は相対運動計算手段3と慣性装置1に基づき目
標に対するクロスレンジを計算するクロスレンジ計算
器、12はクロスレンジ情報に基づき符号を反転させる
符号切替器である。その他の構成品は実施の形態1に基
づく誘導装置と同じである。
【0032】誘導装置は上記のように構成される。ここ
で、飛しょう体21が母機20を離脱してから目標へと
誘導される間の水平面における軌跡の例を図4に示す。
図4において、23はクロスレンジによる符号切替を行
わない場合の水平面における飛しょう経路、24はクロ
スレンジによる符号切替を行った場合の水平面における
飛しょう経路、25は符号切替を生じるクロスレンジの
上限を示す。母機20から飛しょう体21が投下された
地点を基準とし、目標22の方向をダウンレンジ方向、
直交する向きをクロスレンジ方向とし、各方向における
飛しょう体21と目標22の距離をそれぞれダウンレン
ジおよびクロスレンジと定義する。実施の形態1と同様
に速度を制御することを目的として、水平面に加速度を
発生する場合を考えると、この際、数8により水平方向
に加速度を発生させた場合には符号が常に正であるた
め、クロスレンジ方向の速度及びクロスレンジは単調に
増加し、軌跡23のような経路をとることになる。ロッ
クオン後には、シーカの情報を用いて目標に対する速度
方向誤差を修正する必要があるが、軌跡23を通った場
合には、水平方向に大きな速度誤差が発生する可能性が
ある。ロックオン後にこの誤差を収斂させることができ
ない場合にはミスディスタンスが増大することにより誘
導性能が劣化する。
【0033】実施の形態2に基づく誘導装置において
は、クロスレンジ計算器において相対運動計算手段3の
情報を用いてクロスレンジCRを数9により計算する。
【0034】
【数9】
【0035】符号切替器12においてはクロスレンジC
Rの大きさとあらかじめ設定したスレッシュホルドLY
より数10により加速度指令acy1’の符号を出力す
る。
【0036】
【数10】
【0037】これにより、クロスレンジがLYを超えた
場合に負の水平方向加速度ayが発生し、クロスレンジ
は減少する。また、クロスレンジがーLYを下回った場
合には正の加速度ayが発生するためクロスレンジは増
大する。よって、図4の24のような軌跡をとることに
なり、ロックオン時の速度方向誤差が減少する。これに
より、誘導性能が向上する。
【0038】実施の形態3.図5を用いて本発明の実施
の形態3について説明する。図5は実施の形態2に基づ
く誘導装置を搭載した飛しょう体の構成を示すものであ
る。12は実施の形態2と同じく符号切替器である。符
号切替器12においてはクロスレンジ計算器11による
クロスレンジCR及びスレッシュホルドLYにより数1
0により加速度指令の符号を出力する。スレッシュホル
ドLYは相対距離Rにより数11のように計算する。
【0039】
【数11】
【0040】ここで、図4と同様の定義により水平面内
の軌跡の例を図6に示す。図6において、26はダウン
レンジに応じて設定した符号切替を生じるクロスレンジ
の上限、27はダウンレンジによらず符号切替の上限を
一定とした場合の水平面における飛しょう経路、28は
ダウンレンジにより符号切替の上限を変化させた場合の
水平面における飛しょう経路を示す。数11によるLY
は図6における26のように相対距離Rが小さくなるに
従って減少する。従って実施の形態2に基づく水平面内
の軌跡が27のようになるのに対して、28のような軌
跡となる。軌跡27においてはロックオン時に目標に対
して比較的大きな速度方向誤差を発生する可能性がある
のに対して、数11によりLYを計算した場合はLYが
26の如くなるため、軌跡28のような経路となる。L
Yは相対距離Rが小さいところで小さくなるように設定
されているため、速度方向誤差は軌跡27の場合と比べ
て小さくなる。これにより、誘導性能が向上する。
【0041】実施の形態4.図7を用いて本発明の実施
の形態4について説明する。図7は実施の形態4に基づ
く誘導装置を搭載した飛しょう体の構成を示すものであ
る。13は水平方向の加速度指令の出力の大きさをリミ
ット値Lay以下に制限するリミッタである。その他の
構成は実施の形態1と同じである。ここで、飛しょう体
21が機体制御系の安定性を確保しつつ発生可能な横加
速度の最大値Laは速度Vmおよび高度hにより数12
のように定められる。
【0042】
【数12】
【0043】リミット値Layはピッチ方向加速度指令
acpeおよびLaにより数13のように計算する。
【0044】
【数13】
【0045】このようにLayを定めることにより発生
するヨー方向の加速度はLay以下となり、数12より
発生加速度はLa以下となる。よって飛しょう体21が
速度Vm、高度hにおいて機体制御系の安定性を保ちつ
つ発生可能な横加速度を超えるような加速度を発生する
ことがなく、機体制御系の安定性を向上することができ
る。
【0046】実施の形態5.図8を用いて本発明の実施
の形態5について説明する。図8は実施の形態5に基づ
く誘導装置を搭載した飛しょう体の構成を示すものであ
る。5は相対運動計算手段3からの相対距離情報Rに基
づき速度指令Vmcを計算する速度指令計算器である。
ここで、相対距離Rのところに飛しょう体21がいると
すると目標を検知可能な距離R1まで飛行する間の速度
減少量DVは抵抗の平均値Dbにより近似的に定まり、
数14で表される。
【0047】
【数14】
【0048】Vcは目標捕捉時の速度の上限Vc1及び
数13によるDVを用いて数15のように計算する。
【0049】
【数15】
【0050】Vc1をそのまま速度上限値の指令とした
場合には、目標検知までに速度が更にDV減少すること
により速度が減少しすぎてしまう可能性がある。速度方
向の誤差を修正するために発生可能な横加速度の最大値
は速度のほぼ二乗に比例するため、速度が減少すると発
生可能な横加速度は減少する。このため、速度が減少し
すぎると速度方向の誤差を修正するために必要な横加速
度を発生できなくなる可能性がある。数14に基づき速
度指令を計算することにより、目標捕捉までに速度がD
V減少しても速度方向を修正するために十分な速度を確
保することが可能であり、誘導性能が向上する。
【0051】
【発明の効果】本発明による誘導装置は、以上のように
構成されているので、以下に記載するような効果を奏す
る。
【0052】第1の発明によれば、ミスディスタンスを
小さくするために必要な終末誘導時間を確保することが
可能となり、誘導性能が向上する。
【0053】また、第2、第3の発明によれば、第1の
発明による効果を保ちつつ水平面内の誘導誤差の発生を
防止することが可能で、結果として誘導性能が向上す
る。
【0054】第4の発明によれば、第1の発明による効
果を保ちつつ過大な加速度を発生することにより機体制
御が不安定になることを防止することができる。
【0055】また、第5の発明によれば、第1の発明に
おいてより適切な速度指令を用いることにより、速度が
減少しすぎることを防止することが可能で、より遠方の
目標に対して会合することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1による誘導制御装置の
構成を示すブロック図である。
【図2】 本発明の実施の形態1による飛しょう体の誘
導方法を示す図である。
【図3】 本発明の実施の形態2による誘導装置の構成
を示すブロック図である。
【図4】 本発明の実施の形態2による水平面内の誘導
を示す図である。
【図5】 本発明の実施の形態3による誘導装置の構成
を示すブロック図である。
【図6】 本発明の実施の形態3による水平面内の誘導
を示す図である。
【図7】 本発明の実施の形態4による誘導装置の構成
を示すブロック図である。
【図8】 本発明の実施の形態5による誘導装置の構成
を示すブロック図である。
【図9】 従来の形態による誘導装置の構成を示すブロ
ック図である。
【図10】 速度方向誤差により発生するミスディスタ
ンスと会合までの終末誘導時間との関係を示す図であ
る。
【図11】 誘導飛しょう体と目標との位置関係を示す
図である。
【符号の説明】
1 慣性装置、2 切替器、3 相対運動計算手段、4
シーカー、5 速度指令計算器、6 加速度指令計算
手段、7 ピッチ系慣性系加速度指令、8 バイアス加
速度指令、9 スイッチ、10 加速度指令計算器、1
1 クロスレンジ計算器、12 符号切替器、13 リ
ミッタ、14 制御装置、16 操舵装置、17 操舵
翼、18 従来の誘導装置、19 本発明による誘導装
置、20母機、21 飛しょう体、22 目標。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 目標へ誘導することを目的として飛しょ
    う体の飛しょう経路を制御する誘導装置において、飛し
    ょう体の速度、位置情報および目標の位置情報から目標
    との相対運動を計算する相対運動計算手段と、飛しょう
    体の速度指令を出力する速度指令計算器と、上記速度指
    令及び慣性装置より得られた飛しょう体の速度により速
    度制御用の加速度指令を生成する加速度指令計算手段
    と、上記相対運動計算手段により計算された相対運動情
    報を用いて加速度指令を生成する加速度指令計算機と、
    飛しょう体の速度情報に基づき上記加速度指令計算手段
    からの加速度指令と上記加速度指令計算機からの加速度
    指令とを切り替え、制御装置へ出力する切替器とを備え
    ることを特徴とした誘導装置。
  2. 【請求項2】 上記相対運動計算手段より得られた相対
    運動情報により目標とのクロスレンジを計算するクロス
    レンジ計算手段と、上記クロスレンジによりヨー方向の
    指令の符号を切替えて上記切替器に出力する符号切替手
    段とを備えることを特徴とする請求項1記載の誘導装
    置。
  3. 【請求項3】 上記符号切替手段において目標との相対
    距離情報に基づき符号を切替えるクロスレンジの値を変
    更することを特徴とする請求項2記載の誘導装置。
  4. 【請求項4】 上記加速度指令計算手段において飛しょ
    う体の速度および高度に応じて適切な加速度指令リミッ
    ト計算を行うことを特徴とする請求項1記載の誘導装
    置。
  5. 【請求項5】 速度指令計算において目標との相対距離
    に応じて適切な速度指令計算を行うことを特徴とする請
    求項1記載の誘導装置。
JP2000271808A 2000-09-07 2000-09-07 誘導装置 Expired - Fee Related JP3885475B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000271808A JP3885475B2 (ja) 2000-09-07 2000-09-07 誘導装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000271808A JP3885475B2 (ja) 2000-09-07 2000-09-07 誘導装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002081900A true JP2002081900A (ja) 2002-03-22
JP3885475B2 JP3885475B2 (ja) 2007-02-21

Family

ID=18758038

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000271808A Expired - Fee Related JP3885475B2 (ja) 2000-09-07 2000-09-07 誘導装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3885475B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101385451B1 (ko) 2012-12-12 2014-04-15 국방과학연구소 비행체의 탄착속도 제어 방법 및 그 장치

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101385451B1 (ko) 2012-12-12 2014-04-15 국방과학연구소 비행체의 탄착속도 제어 방법 및 그 장치

Also Published As

Publication number Publication date
JP3885475B2 (ja) 2007-02-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH05197423A (ja) 移動体の制御装置
CN108534614A (zh) 一种三维全向实时预测制导方法
KR101139790B1 (ko) 무인 항공기의 항로점 유도 시스템 및 유도기법
CN113126644A (zh) 基于自适应视线法的无人机三维航迹跟踪方法
CN112817335B (zh) 激光驾束制导飞行器的制导控制方法
CN110764523A (zh) 基于抗饱和平滑变换的比例积分前置导引攻击目标的方法
CN108268960B (zh) 驾驶轨迹优化系统
CN111897223A (zh) 一种考虑自动驾驶仪动态特性的速度追踪制导方法
JP2002081900A (ja) 誘導装置
KR102066975B1 (ko) 유도탄의 타격 정확도를 향상시키기 위한 유도 비행 제어 장치 및 그 방법
CN114995517A (zh) 一种基于弹道偏角纠偏的亚音速飞行器轨迹规划方法
CN107167146B (zh) 一种返回式飞行器离轨制动末期指令姿态确定方法
KR102180984B1 (ko) 비행체의 가속도 제어 종료 시점을 고려한 제어 명령 생성 방법 및 장치
JP3391869B2 (ja) 移動体の誘導方法
KR101862715B1 (ko) 유도발사체의 유도 제어 방법
JP5995734B2 (ja) 飛しょう体の制御装置、飛しょう体及び飛しょう体の制御方法
JP2940693B2 (ja) 飛しょう体の誘導方法
CN114167885B (zh) 一种升力式飞行器多模式解析制导方法
JP3879240B2 (ja) 誘導装置
KR101602311B1 (ko) 비행체의 유도 조종 방법 및 그 장치
CN114646238B (zh) 飞行体状态感知自适应方案弹道跟踪方法
CN113917841B (zh) 基于二阶滑模的前向拦截制导方法及系统
JPH08278098A (ja) 飛翔体誘導装置
JP3899803B2 (ja) 誘導制御装置
JP2021148355A (ja) 飛しょう体誘導装置、飛しょう体、飛しょう体システム及び飛しょう体誘導方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040223

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20040701

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060214

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060228

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060425

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20061031

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20061113

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091201

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101201

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees