JP2002081666A - 床暖房用パネル - Google Patents
床暖房用パネルInfo
- Publication number
- JP2002081666A JP2002081666A JP2000266800A JP2000266800A JP2002081666A JP 2002081666 A JP2002081666 A JP 2002081666A JP 2000266800 A JP2000266800 A JP 2000266800A JP 2000266800 A JP2000266800 A JP 2000266800A JP 2002081666 A JP2002081666 A JP 2002081666A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- floor heating
- surface material
- heating panel
- soaking plate
- double
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Central Heating Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 表面材と均熱板とが固着された床暖房用パネ
ルであって、発熱体の加熱を繰り返しても、均熱板の一
部が表面材からめくれたり、均熱板全体が表面材から剥
がれたりすることのない床暖房用パネルを提供する。 【解決手段】 表面材、均熱板及び発熱体を具備する長
方形の床暖房用パネルにおいて、表面材２と均熱板と
を、これらの間に幅方向に沿って所定間隔をあけて配置
された複数の両面粘着テープ２０により固着する。
ルであって、発熱体の加熱を繰り返しても、均熱板の一
部が表面材からめくれたり、均熱板全体が表面材から剥
がれたりすることのない床暖房用パネルを提供する。 【解決手段】 表面材、均熱板及び発熱体を具備する長
方形の床暖房用パネルにおいて、表面材２と均熱板と
を、これらの間に幅方向に沿って所定間隔をあけて配置
された複数の両面粘着テープ２０により固着する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、基材、均熱板及び
発熱体を具備する床暖房用パネルに関する。
発熱体を具備する床暖房用パネルに関する。
【０００２】
【従来の技術】発熱体を内蔵した床暖房用パネルとし
て、特開平１１−１１８１６９号に開示されたものがあ
る。この床暖房用パネルは、発熱体を内蔵するととも
に、内部に空洞部を有し、該空洞部に発熱体のリード線
を収容したものである。
て、特開平１１−１１８１６９号に開示されたものがあ
る。この床暖房用パネルは、発熱体を内蔵するととも
に、内部に空洞部を有し、該空洞部に発熱体のリード線
を収容したものである。
【０００３】上述したような床暖房用パネルでは、発熱
体の熱を表面材に均一に伝えるために、表面材と発熱体
との間にアルミニウム、ステンレス鋼等からなる均熱板
を配置することがある。その例を図３及び図４に示す。
図３は床暖房用パネルの裏面材を取り外した状態を示す
一部省略底面図、図４は同パネルの模式的断面図であ
る。
体の熱を表面材に均一に伝えるために、表面材と発熱体
との間にアルミニウム、ステンレス鋼等からなる均熱板
を配置することがある。その例を図３及び図４に示す。
図３は床暖房用パネルの裏面材を取り外した状態を示す
一部省略底面図、図４は同パネルの模式的断面図であ
る。
【０００４】本例の床暖房用パネルでは、表面材２、均
熱板４、発熱体６及び裏面材８が積層されているととも
に、長手方向一端部に空洞部１０が形成され、該空洞部
１０に発熱体６のリード線１２が収容されている。表面
材２は木質板、均熱板４はアルミニウム、裏面材８は厚
紙により形成され、表面材２と均熱板４とは接着剤で固
着されている。また、発熱体６は通電することにより発
熱するシート状の電気式低温発熱体であり、そのリード
線１２にはコネクタ１４が接続されている。さらに、表
面材２には、空洞部１０の側方３箇所に存して、施工時
に前記コネクタ１４を収容するためのコネクタ収容空間
部１６が形成されている。
熱板４、発熱体６及び裏面材８が積層されているととも
に、長手方向一端部に空洞部１０が形成され、該空洞部
１０に発熱体６のリード線１２が収容されている。表面
材２は木質板、均熱板４はアルミニウム、裏面材８は厚
紙により形成され、表面材２と均熱板４とは接着剤で固
着されている。また、発熱体６は通電することにより発
熱するシート状の電気式低温発熱体であり、そのリード
線１２にはコネクタ１４が接続されている。さらに、表
面材２には、空洞部１０の側方３箇所に存して、施工時
に前記コネクタ１４を収容するためのコネクタ収容空間
部１６が形成されている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】前記のような木質系材
料からなる表面材と金属系材料からなる均熱板とを接着
剤で固着してなる床暖房用パネルの発熱体を加熱した場
合、表面材は収縮し均熱板は膨張する。したがって、両
者を固定している接着剤層には表面材側で縮もうとする
力、均熱板側で伸びようとする力が加わる。すなわち、
接着剤層の表面側及び裏面側には互いに相反する力が加
わる。しかし、接着剤層は完全に硬化しているので上記
相反する力の逃げ場がなく、そのため接着剤層には大き
なストレスが発生する。その結果、従来の床暖房用パネ
ルは、発熱体の加熱を繰り返すことにより、均熱板の一
部が表面材からめくれたり、均熱板全体が表面材から剥
がれたりすることがあった。
料からなる表面材と金属系材料からなる均熱板とを接着
剤で固着してなる床暖房用パネルの発熱体を加熱した場
合、表面材は収縮し均熱板は膨張する。したがって、両
者を固定している接着剤層には表面材側で縮もうとする
力、均熱板側で伸びようとする力が加わる。すなわち、
接着剤層の表面側及び裏面側には互いに相反する力が加
わる。しかし、接着剤層は完全に硬化しているので上記
相反する力の逃げ場がなく、そのため接着剤層には大き
なストレスが発生する。その結果、従来の床暖房用パネ
ルは、発熱体の加熱を繰り返すことにより、均熱板の一
部が表面材からめくれたり、均熱板全体が表面材から剥
がれたりすることがあった。
【０００６】本発明は、前述した事情に鑑みてなされた
もので、基材（表面材や裏面材）、均熱板及び発熱体を
具備し、基材と均熱板とが固着された床暖房用パネルで
あって、発熱体の加熱を繰り返しても、均熱板の一部が
基材からめくれたり、均熱板全体が基材から剥がれたり
することのない床暖房用パネルを提供することを目的と
する。
もので、基材（表面材や裏面材）、均熱板及び発熱体を
具備し、基材と均熱板とが固着された床暖房用パネルで
あって、発熱体の加熱を繰り返しても、均熱板の一部が
基材からめくれたり、均熱板全体が基材から剥がれたり
することのない床暖房用パネルを提供することを目的と
する。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するため、基材、均熱板及び発熱体を具備し、基材と
均熱板とが固着された長方形の床暖房用パネルにおい
て、基材と均熱板とが、これらの間に幅方向に沿って所
定間隔をあけて配置された複数の両面粘着テープにより
固着されていることを特徴とする床暖房用パネルを提供
する。
成するため、基材、均熱板及び発熱体を具備し、基材と
均熱板とが固着された長方形の床暖房用パネルにおい
て、基材と均熱板とが、これらの間に幅方向に沿って所
定間隔をあけて配置された複数の両面粘着テープにより
固着されていることを特徴とする床暖房用パネルを提供
する。
【０００８】両面粘着テープは、基材テープの両面に粘
着剤層が設けられたものであり、また粘着剤は接着剤の
ように完全に硬化はしないので、柔軟性を有する。した
がって、基材と均熱板とを両面粘着テープで固着した場
合、この両面粘着テープ層が柔軟性を有するため、両面
粘着テープ層の表面側及び裏面側に互いに相反する力が
加わっても、この相反する力が両面粘着テープ層から逃
げることができ、両面粘着テープ層には大きなストレス
が発生しない。また、均熱板の伸び及び基材の収縮は幅
方向よりも長手方向の方が大きいため、両面粘着テープ
を基材及び均熱板の幅方向に沿って所定間隔をあけて配
置することにより、両面粘着テープ層に発生するストレ
スを可及的に小さくすることができる。そのため、本発
明の床暖房用パネルでは、基材と均熱板とを固着する両
面粘着テープ層に大きなストレスが発生しないので、発
熱体の加熱を繰り返しても、均熱板の一部が基材からめ
くれたり、均熱板全体が基材から剥がれたりすることが
ない。
着剤層が設けられたものであり、また粘着剤は接着剤の
ように完全に硬化はしないので、柔軟性を有する。した
がって、基材と均熱板とを両面粘着テープで固着した場
合、この両面粘着テープ層が柔軟性を有するため、両面
粘着テープ層の表面側及び裏面側に互いに相反する力が
加わっても、この相反する力が両面粘着テープ層から逃
げることができ、両面粘着テープ層には大きなストレス
が発生しない。また、均熱板の伸び及び基材の収縮は幅
方向よりも長手方向の方が大きいため、両面粘着テープ
を基材及び均熱板の幅方向に沿って所定間隔をあけて配
置することにより、両面粘着テープ層に発生するストレ
スを可及的に小さくすることができる。そのため、本発
明の床暖房用パネルでは、基材と均熱板とを固着する両
面粘着テープ層に大きなストレスが発生しないので、発
熱体の加熱を繰り返しても、均熱板の一部が基材からめ
くれたり、均熱板全体が基材から剥がれたりすることが
ない。
【０００９】本発明の床暖房用パネルでは、両面粘着テ
ープとして、不織布製テープの両面に粘着剤層を設けた
ものを用いることが好ましい。これにより、両面粘着テ
ープの柔軟性を高めて、基材と均熱板との間の両面粘着
テープ層に大きなストレスが発生することを効果的に防
止することができる。
ープとして、不織布製テープの両面に粘着剤層を設けた
ものを用いることが好ましい。これにより、両面粘着テ
ープの柔軟性を高めて、基材と均熱板との間の両面粘着
テープ層に大きなストレスが発生することを効果的に防
止することができる。
【００１０】また、本発明の床暖房用パネルでは、通常
は木質系材料からなる表面材と均熱板とを粘着テープで
固着するが、必要に応じ、木質系材料や紙系材料からな
る裏面材と均熱板とを粘着テープで固着してもよい。す
なわち、本発明において、基材とは表面材及び／又は裏
面材を意味する。
は木質系材料からなる表面材と均熱板とを粘着テープで
固着するが、必要に応じ、木質系材料や紙系材料からな
る裏面材と均熱板とを粘着テープで固着してもよい。す
なわち、本発明において、基材とは表面材及び／又は裏
面材を意味する。
【００１１】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て説明する。図１は本発明の一実施形態に係る床暖房用
パネルの裏面材、発熱体及び均熱板を取り外した状態を
示す底面図、図２は同パネルの模式的断面図である。本
例の床暖房用パネルは、表面材と均熱板との固着態様が
異なること以外は、図３、図４に示した床暖房用パネル
と同じであるため、図３、図４のパネルと同一構成の部
分には同一参照符号を付してその説明を省略する。
て説明する。図１は本発明の一実施形態に係る床暖房用
パネルの裏面材、発熱体及び均熱板を取り外した状態を
示す底面図、図２は同パネルの模式的断面図である。本
例の床暖房用パネルは、表面材と均熱板との固着態様が
異なること以外は、図３、図４に示した床暖房用パネル
と同じであるため、図３、図４のパネルと同一構成の部
分には同一参照符号を付してその説明を省略する。
【００１２】本例の床暖房用パネルは、表面材２と均熱
板４とが、これらの間に幅方向に沿って所定間隔をあけ
て配置された複数の両面粘着テープ２０により固着され
ている。より具体的には、本例の床暖房用パネルは、幅
ａが約３００ｍｍ、長さｂが約１８００ｍｍの長方形の
もので、幅ｃが約４０ｍｍの７本の両面粘着テープ２０
により表面材２と均熱板４とが固着されている。両面粘
着テープ２０同士の間隔ｄは約３００ｍｍであり、これ
らの両面粘着テープ２０はいずれも不織布製テープの両
面に粘着剤層が設けられたものである。なお、図中２２
は隣接するパネルの連結に用いる雄実を示す。
板４とが、これらの間に幅方向に沿って所定間隔をあけ
て配置された複数の両面粘着テープ２０により固着され
ている。より具体的には、本例の床暖房用パネルは、幅
ａが約３００ｍｍ、長さｂが約１８００ｍｍの長方形の
もので、幅ｃが約４０ｍｍの７本の両面粘着テープ２０
により表面材２と均熱板４とが固着されている。両面粘
着テープ２０同士の間隔ｄは約３００ｍｍであり、これ
らの両面粘着テープ２０はいずれも不織布製テープの両
面に粘着剤層が設けられたものである。なお、図中２２
は隣接するパネルの連結に用いる雄実を示す。
【００１３】本例の床暖房用パネルは、表面材２と均熱
板４とを固着する両面粘着テープ２０が良好な柔軟性を
有し、かつこの両面粘着テープを幅方向に沿って所定間
隔をあけて配置してあるので、両面粘着テープ層には大
きなストレスが発生しない。そのため、本例の床暖房用
パネルでは、発熱体６の加熱を繰り返しても、均熱板の
一部が表面材からめくれたり、均熱板全体が表面材から
剥がれたりすることがない。
板４とを固着する両面粘着テープ２０が良好な柔軟性を
有し、かつこの両面粘着テープを幅方向に沿って所定間
隔をあけて配置してあるので、両面粘着テープ層には大
きなストレスが発生しない。そのため、本例の床暖房用
パネルでは、発熱体６の加熱を繰り返しても、均熱板の
一部が表面材からめくれたり、均熱板全体が表面材から
剥がれたりすることがない。
【００１４】
【発明の効果】本発明の床暖房用パネルは、基材と均熱
板とを固着する両面粘着テープ層に大きなストレスが発
生しないので、発熱体の加熱を繰り返しても、均熱板の
一部が基材からめくれたり、均熱板全体が基材から剥が
れたりすることがない。
板とを固着する両面粘着テープ層に大きなストレスが発
生しないので、発熱体の加熱を繰り返しても、均熱板の
一部が基材からめくれたり、均熱板全体が基材から剥が
れたりすることがない。
【図１】本発明の一実施形態に係る床暖房用パネルの裏
面材、発熱体及び均熱板を取り外した状態を示す底面図
である。
面材、発熱体及び均熱板を取り外した状態を示す底面図
である。
【図２】同パネルの模式的断面図である。
【図３】従来の床暖房用パネルの裏面材を取り外した状
態を示す一部省略底面図である。
態を示す一部省略底面図である。
【図４】同パネルの模式的断面図である。
２ 表面材 ４ 均熱板 ６ 発熱体 ８ 裏面材 ２０ 両面粘着テープ
Claims (3)
- 【請求項１】 基材、均熱板及び発熱体を具備し、基材
と均熱板とが固着された長方形の床暖房用パネルにおい
て、基材と均熱板とが、これらの間に幅方向に沿って所
定間隔をあけて配置された複数の両面粘着テープにより
固着されていることを特徴とする床暖房用パネル。 - 【請求項２】 両面粘着テープが、不織布製テープの両
面に粘着剤層が設けられたものである請求項１に記載の
床暖房用パネル。 - 【請求項３】 基材が表面材及び／又は裏面材である請
求項１又は２に記載の床暖房用パネル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000266800A JP2002081666A (ja) | 2000-09-04 | 2000-09-04 | 床暖房用パネル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000266800A JP2002081666A (ja) | 2000-09-04 | 2000-09-04 | 床暖房用パネル |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002081666A true JP2002081666A (ja) | 2002-03-22 |
Family
ID=18753827
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000266800A Pending JP2002081666A (ja) | 2000-09-04 | 2000-09-04 | 床暖房用パネル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002081666A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011070964A (ja) * | 2009-09-25 | 2011-04-07 | Panasonic Electric Works Co Ltd | 面状発熱体及びこれを用いた暖房パネル |
-
2000
- 2000-09-04 JP JP2000266800A patent/JP2002081666A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011070964A (ja) * | 2009-09-25 | 2011-04-07 | Panasonic Electric Works Co Ltd | 面状発熱体及びこれを用いた暖房パネル |
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