JP2002080031A - 自動包装可能な持ち手付ケース - Google Patents
自動包装可能な持ち手付ケースInfo
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- JP2002080031A JP2002080031A JP2000276170A JP2000276170A JP2002080031A JP 2002080031 A JP2002080031 A JP 2002080031A JP 2000276170 A JP2000276170 A JP 2000276170A JP 2000276170 A JP2000276170 A JP 2000276170A JP 2002080031 A JP2002080031 A JP 2002080031A
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- box
- flap
- flaps
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 セットアップケーサ等の自動包装機に適用で
きる構造のA式箱でしかも自動包装時の機械化による組
立が可能な把手ケースの提供。 【解決手段】 A式箱の上四辺部において、各側板の上
辺側に、交互に2枚の内フラップと外フラップを連接
し、かつ2枚の内フラップの長さを外フラップの長さの
略1/2とすると共に、2枚の外フラップの長さを内フ
ラップが取付けられている側板の幅と略等しくなし、さ
らに、外フラップの一方の中央部にコ字形またはアーチ
型の形状を有する把手を形成させ、かつ、該把手の根元
部を折れ線によりフラップ本体と接続した後、該折れ線
を箱本体の中心線に位置させた上で、前記把手の大きさ
に対応する面積を有する切欠を残りの外フラップに形成
させた持ち帰り用ケース。
きる構造のA式箱でしかも自動包装時の機械化による組
立が可能な把手ケースの提供。 【解決手段】 A式箱の上四辺部において、各側板の上
辺側に、交互に2枚の内フラップと外フラップを連接
し、かつ2枚の内フラップの長さを外フラップの長さの
略1/2とすると共に、2枚の外フラップの長さを内フ
ラップが取付けられている側板の幅と略等しくなし、さ
らに、外フラップの一方の中央部にコ字形またはアーチ
型の形状を有する把手を形成させ、かつ、該把手の根元
部を折れ線によりフラップ本体と接続した後、該折れ線
を箱本体の中心線に位置させた上で、前記把手の大きさ
に対応する面積を有する切欠を残りの外フラップに形成
させた持ち帰り用ケース。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動包装機に適用
できるA式箱形式の構造を有し、かつ自動車輸送などの
物流手段を経由した後の、個人による持ち帰りにも適し
たキャリーケースに関する。
できるA式箱形式の構造を有し、かつ自動車輸送などの
物流手段を経由した後の、個人による持ち帰りにも適し
たキャリーケースに関する。
【0002】
【従来の技術】現在では、物資の流通に多くの包装箱が
使用されているが、その中でも手持ちを可能としたキャ
リーケースは、これまで自動包装機に適用できるものが
殆んど存在しなかった。その理由は、キャリーを形成す
る把手の部分が箱蓋を構成するフラップの裏側から箱の
天面側に向かって差し込む形式が大部分であったから、
機械組み立てに馴染まず、勢い手作業による組み立て方
式が主流とならざるを得なかったからである。
使用されているが、その中でも手持ちを可能としたキャ
リーケースは、これまで自動包装機に適用できるものが
殆んど存在しなかった。その理由は、キャリーを形成す
る把手の部分が箱蓋を構成するフラップの裏側から箱の
天面側に向かって差し込む形式が大部分であったから、
機械組み立てに馴染まず、勢い手作業による組み立て方
式が主流とならざるを得なかったからである。
【0003】従来型の持ち帰り可能なケースで、自動包
装機にかけて包装体を完成させているものは、例えば、
ダース単位のビール缶包装体のように、ラップラウンド
形式で自動包装した後に、該包装体の一部を切れ線を介
して立ち上げてキャリー機能を有する持ち手を形成させ
るようにしたものが多い。それ以外は、包装箱内へ物品
を収納した後、箱を閉鎖するに際して、包装後に持ち手
が蓋の裏側から上方に向けて突出するようにしたもので
あって、手作業により組み立てる以外に、組み立て作業
それ自体を機械化することはできない構造であった。こ
のように従来形のキャリーケースは、殆んどがセットア
ップケーサー等の汎用の自動包装機を使用しえるもので
はなかった。
装機にかけて包装体を完成させているものは、例えば、
ダース単位のビール缶包装体のように、ラップラウンド
形式で自動包装した後に、該包装体の一部を切れ線を介
して立ち上げてキャリー機能を有する持ち手を形成させ
るようにしたものが多い。それ以外は、包装箱内へ物品
を収納した後、箱を閉鎖するに際して、包装後に持ち手
が蓋の裏側から上方に向けて突出するようにしたもので
あって、手作業により組み立てる以外に、組み立て作業
それ自体を機械化することはできない構造であった。こ
のように従来形のキャリーケースは、殆んどがセットア
ップケーサー等の汎用の自動包装機を使用しえるもので
はなかった。
【0004】具体的に述べると、例えば、実公昭44−
9182号公報また実開昭48−86029号公報等に
開示されているように、箱そのものに持ち運び用の把手
を形成させてキャリー機能を持たせたものは、数多く知
られているが、これらは前記各公報に図解されているよ
うに、箱を閉塞する際、持ち手があるために自動包装機
での通常の閉塞手段では持ち手が組み上がらず、その都
度、人手による組み立てを必要としていた。特に、箱を
閉塞する際に、持ち手部分を箱の上蓋に対して内面(裏
側)から上方に向けて挿入する形式であったから、自動
包装には馴染まず、勢い、手組みを余儀なくされていた
という実情にある。
9182号公報また実開昭48−86029号公報等に
開示されているように、箱そのものに持ち運び用の把手
を形成させてキャリー機能を持たせたものは、数多く知
られているが、これらは前記各公報に図解されているよ
うに、箱を閉塞する際、持ち手があるために自動包装機
での通常の閉塞手段では持ち手が組み上がらず、その都
度、人手による組み立てを必要としていた。特に、箱を
閉塞する際に、持ち手部分を箱の上蓋に対して内面(裏
側)から上方に向けて挿入する形式であったから、自動
包装には馴染まず、勢い、手組みを余儀なくされていた
という実情にある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ここにおいて本発明
は、自動包装機であるセットアップケーサー等の機械化
包装を適用することができる構造となし、かつ自動包装
でありながら、持ち帰り用ケースとしても使用できる機
能を備えたケースが市場において望まれているので、そ
の要望に合致するような箱構造を提案せんとしたもので
ある。すなわち、自動包装機である前記のセットアップ
ケーサー等は、一般に、胴貼りされた箱を包装機の前段
に配設されたマガジンから一枚づつ取出して箱に組み立
て、次いで組み立て後に被包装品を充填、封緘するよう
にした構成で、JIS Z1507で規定される形式の
箱が適性を有するものとして取り扱われている。さらに
詳しく述べると、箱の構造としては、形式A―1ないし
A―4形の構造が好ましく、本発明は、これらの要望に
合致するA式箱の形態を有し、かつ一旦箱詰めしたもの
を、必要に応じ、箱ごと持ち運ぶことのできる形態の箱
を提供しようとしたものである。
は、自動包装機であるセットアップケーサー等の機械化
包装を適用することができる構造となし、かつ自動包装
でありながら、持ち帰り用ケースとしても使用できる機
能を備えたケースが市場において望まれているので、そ
の要望に合致するような箱構造を提案せんとしたもので
ある。すなわち、自動包装機である前記のセットアップ
ケーサー等は、一般に、胴貼りされた箱を包装機の前段
に配設されたマガジンから一枚づつ取出して箱に組み立
て、次いで組み立て後に被包装品を充填、封緘するよう
にした構成で、JIS Z1507で規定される形式の
箱が適性を有するものとして取り扱われている。さらに
詳しく述べると、箱の構造としては、形式A―1ないし
A―4形の構造が好ましく、本発明は、これらの要望に
合致するA式箱の形態を有し、かつ一旦箱詰めしたもの
を、必要に応じ、箱ごと持ち運ぶことのできる形態の箱
を提供しようとしたものである。
【0006】また、箱の用途面でいうと、需要の高い、
次のような利便性を有する箱が要望されているので、そ
の用途にも適した箱を得んとしたものである。すなわ
ち、現在、病院等の療養施設に通院している患者は、必
要に応じて医師から家庭で服用する薬や栄養剤を処方さ
れるが、それら薬剤の一種として小袋に入れられた錠剤
や散薬以外の嵩高な薬剤が存在し、それらは小袋に収ま
りきらないので、比較的小型のキャリーケースに収納し
て持ち帰ることが多い。
次のような利便性を有する箱が要望されているので、そ
の用途にも適した箱を得んとしたものである。すなわ
ち、現在、病院等の療養施設に通院している患者は、必
要に応じて医師から家庭で服用する薬や栄養剤を処方さ
れるが、それら薬剤の一種として小袋に入れられた錠剤
や散薬以外の嵩高な薬剤が存在し、それらは小袋に収ま
りきらないので、比較的小型のキャリーケースに収納し
て持ち帰ることが多い。
【0007】一方、病院等の療養施設に納入する製薬業
者または薬品の物流業者が、必要とされる薬剤を納入す
る場合にもそれらの薬剤を段ボールケース等に箱詰めし
て配達することが多い。
者または薬品の物流業者が、必要とされる薬剤を納入す
る場合にもそれらの薬剤を段ボールケース等に箱詰めし
て配達することが多い。
【0008】
【発明が解決すべき課題】上記の実情に鑑み、本発明
は、自動包装が可能な構造で、しかも一旦箱を開封した
後でも、或いは、開封前であっても、単に箱の上辺部に
取付けた外フラップの一部を立ち上げるだけで、簡単に
持ち運びのできるキャリー容器を提供できるようにした
ものである。また、それにより納入された種々の物を、
箱内に入ったそのままの状態で、特に開封することな
く、持ち帰ることができる把手つきのケースとして流通
部門の省力化に役立つ箱を得んとしたものである。
は、自動包装が可能な構造で、しかも一旦箱を開封した
後でも、或いは、開封前であっても、単に箱の上辺部に
取付けた外フラップの一部を立ち上げるだけで、簡単に
持ち運びのできるキャリー容器を提供できるようにした
ものである。また、それにより納入された種々の物を、
箱内に入ったそのままの状態で、特に開封することな
く、持ち帰ることができる把手つきのケースとして流通
部門の省力化に役立つ箱を得んとしたものである。
【0009】ここにおいて、自動包装機にかけられるよ
うな箱で、しかも自動包装された内容物の全部または一
部を納品状態にある箱を壊さずに持ち帰ることができる
ように意図したのが本発明である。
うな箱で、しかも自動包装された内容物の全部または一
部を納品状態にある箱を壊さずに持ち帰ることができる
ように意図したのが本発明である。
【0010】本発明は、既に述べたような諸課題を解決
するために、次のような手段を採用したものである。す
なわち、請求項1の発明は、罫線を介して連接した4枚
の側板と、この側板の下辺側に罫線を介して延長させた
底板とを有する箱形式において、主として前記各側板の
上辺側には、交互に2枚の内フラップ8、8と外フラッ
プ9及び10を連接し、かつ2枚の内フラップ8の長さ
を外フラップ9及び10の幅の略1/2とすると共に、
2枚の外フラップの幅を内フラップの幅と略等しくな
し、さらに、外フラップの一方の中央部にコ字形または
アーチ型の形状を有する把手11を切れ線11bにより
形成させ、かつ、該把手の根元部を折れ線12によりフ
ラップ本体と接続した後、該折れ線を箱本体の中心線に
位置させた上で、前記把手の幅と長さが納まるだけの面
積を有する切り欠きを、残りの外フラップに形成させて
前記の課題を解決するようにしたものである。
するために、次のような手段を採用したものである。す
なわち、請求項1の発明は、罫線を介して連接した4枚
の側板と、この側板の下辺側に罫線を介して延長させた
底板とを有する箱形式において、主として前記各側板の
上辺側には、交互に2枚の内フラップ8、8と外フラッ
プ9及び10を連接し、かつ2枚の内フラップ8の長さ
を外フラップ9及び10の幅の略1/2とすると共に、
2枚の外フラップの幅を内フラップの幅と略等しくな
し、さらに、外フラップの一方の中央部にコ字形または
アーチ型の形状を有する把手11を切れ線11bにより
形成させ、かつ、該把手の根元部を折れ線12によりフ
ラップ本体と接続した後、該折れ線を箱本体の中心線に
位置させた上で、前記把手の幅と長さが納まるだけの面
積を有する切り欠きを、残りの外フラップに形成させて
前記の課題を解決するようにしたものである。
【0011】請求項2の発明は、前記把手を起立させ易
いように、把手を有する外フラップに接する側板の上辺
中央部に当該側板の一部を毟り取ることができる切り込
みを設けると共に、該切り込みを把手の下側に位置させ
たことを特徴とする。
いように、把手を有する外フラップに接する側板の上辺
中央部に当該側板の一部を毟り取ることができる切り込
みを設けると共に、該切り込みを把手の下側に位置させ
たことを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の自動包装可能な持ち手付
ケースは、一例として、これを段ボールシートを用いて
製函することもできるが、板紙を原材料に用いて製函し
てもよく、要するに、紙を主体に用いたケースとするの
が、使用後のリサイクルにも便利である。
ケースは、一例として、これを段ボールシートを用いて
製函することもできるが、板紙を原材料に用いて製函し
てもよく、要するに、紙を主体に用いたケースとするの
が、使用後のリサイクルにも便利である。
【0013】また、後記実施例のケースにおいては、箱
の底部を閉塞する底板構造として、典型的なA式函構造
を採用したが、4枚の底板を2枚づつ、予め接着させて
おいて箱の胴部分を広げると、即座に底板が組みあがる
ワンタッチ底としてもよい。
の底部を閉塞する底板構造として、典型的なA式函構造
を採用したが、4枚の底板を2枚づつ、予め接着させて
おいて箱の胴部分を広げると、即座に底板が組みあがる
ワンタッチ底としてもよい。
【0014】さらにまた、図示の実施例では、把手その
ものの形状を切れ線によりコ字形に形成させたが、U字
形またはアーチ形の把手としてもよい。
ものの形状を切れ線によりコ字形に形成させたが、U字
形またはアーチ形の把手としてもよい。
【0015】詳しくは下記の実施例に基づいて説明する
が、本発明は、下記の実施例に限定されるものではな
い。
が、本発明は、下記の実施例に限定されるものではな
い。
【0016】図1は、本発明の持ち手付ケースのブラン
クシートを示す展開図であって、符号1〜4は、箱の4
周壁を形成する側板にして、一方向に連接され、かつ該
側板相互の境にはそれぞれ罫線が刻設され、さらに端部
に位置する側板には接着代5が取付けられる。また、各
側板の下辺には、箱の底部分を形成する2枚の内底板6
と、2枚の外底板7が延長され、一方、前記各側板1〜
4の上辺には、本発明の要部である把手を取り込んでな
る上辺部の構成を組み込むようにする。すなわち、箱本
体を形成する4枚の側板1〜4のうち、一例として短辺
側の側板2,4の上辺には、側板の長辺Aの1/2の長さ
を有する内フラップ8を取付けると共に、長辺側の側板
1及び3の上辺には、それぞれ短辺側の側板の幅Bを覆
うに足りるだけの長さを有する外フラップを形成させる
もので、それらを符号9と10で示す。
クシートを示す展開図であって、符号1〜4は、箱の4
周壁を形成する側板にして、一方向に連接され、かつ該
側板相互の境にはそれぞれ罫線が刻設され、さらに端部
に位置する側板には接着代5が取付けられる。また、各
側板の下辺には、箱の底部分を形成する2枚の内底板6
と、2枚の外底板7が延長され、一方、前記各側板1〜
4の上辺には、本発明の要部である把手を取り込んでな
る上辺部の構成を組み込むようにする。すなわち、箱本
体を形成する4枚の側板1〜4のうち、一例として短辺
側の側板2,4の上辺には、側板の長辺Aの1/2の長さ
を有する内フラップ8を取付けると共に、長辺側の側板
1及び3の上辺には、それぞれ短辺側の側板の幅Bを覆
うに足りるだけの長さを有する外フラップを形成させる
もので、それらを符号9と10で示す。
【0017】前記外フラップ9には、該フラップの略中
央部に、比較的幅広のコ字形把手11を切れ線11bに
より形成させ、かつ把手の付け根部分には、折れ線12
を設けると共に、この折れ線が箱本体の中心線に合致す
る位置となるようにしておくのがよい。また、他方の外
フラップ10には、前記のコ字形把手11の幅Cに対応
した幅を有するコ字形の切込み13を形成させ、組み立
て時において前記の把手11を立ち上げた際に、該把手
11がコ字形の切り込み13内にすっぽりと納まるよう
に構成する。
央部に、比較的幅広のコ字形把手11を切れ線11bに
より形成させ、かつ把手の付け根部分には、折れ線12
を設けると共に、この折れ線が箱本体の中心線に合致す
る位置となるようにしておくのがよい。また、他方の外
フラップ10には、前記のコ字形把手11の幅Cに対応
した幅を有するコ字形の切込み13を形成させ、組み立
て時において前記の把手11を立ち上げた際に、該把手
11がコ字形の切り込み13内にすっぽりと納まるよう
に構成する。
【0018】前記構成の箱を組み立てる場合には、側板
1〜4を角筒状に立ち上げて接着代5を介して無端状に
接着する。次いで、常法に従い、2枚の内底板6を折り
込んだ上で、外底板7を重ねて一例としてホットメルト
接着剤を吹き付ける等の手段により底板部を互いに接着
する。箱の上方における蓋部分についても略同様に組み
立てるものであるが、その際、2枚の内フラップ8を罫
線を介して折り込むと、該フラップの長さはA/2に設
定されているので、箱の上面部はぴったりと覆われて外
フラップとは無関係に箱内が被覆されるから、内容物が
箱外にこぼれ出ることがない。一方、前記内フラップを
折り込んだ後、該フラップに隣接する把手11を有する
外フラップ9を前記内フラップに重ね、次いで、このフ
ラップに重なるように別の外フラップ10を上から被せ
てフラップ相互を符号Dで示す接着剤で封緘する。
1〜4を角筒状に立ち上げて接着代5を介して無端状に
接着する。次いで、常法に従い、2枚の内底板6を折り
込んだ上で、外底板7を重ねて一例としてホットメルト
接着剤を吹き付ける等の手段により底板部を互いに接着
する。箱の上方における蓋部分についても略同様に組み
立てるものであるが、その際、2枚の内フラップ8を罫
線を介して折り込むと、該フラップの長さはA/2に設
定されているので、箱の上面部はぴったりと覆われて外
フラップとは無関係に箱内が被覆されるから、内容物が
箱外にこぼれ出ることがない。一方、前記内フラップを
折り込んだ後、該フラップに隣接する把手11を有する
外フラップ9を前記内フラップに重ね、次いで、このフ
ラップに重なるように別の外フラップ10を上から被せ
てフラップ相互を符号Dで示す接着剤で封緘する。
【0019】このように封緘すると、下側に位置する内
フラップ9に付設された把手11の部分は、他方の外フ
ラップ10に形成されたコ字形切り込み13の内部にす
っぽりと納まると共に、前記把手11は、これを切り込
み13内において上方に立ちあげることができる。すな
わち、把手11の根元部は折れ線12を介してフラップ
9と一体になっているので、前記折れ線を介して把手を
L字形に折り曲げることができるので、この把手により
箱全体を把持することが可能となる。このようにして把
手11を立ちあげると、把手内には符号11aで示す透
し窓が形成されるので、この窓部を把持して箱全体を容
易に持ち運ぶことができる。把手11は、これを図示の
ようなコ字形に限らず、半円環状、アーチ形等、任意の
形状とすることができる。要するに把手としての機能を
奏するように内側に手指を差し込むだけの透し窓状の空
間があれば、把手そのものの形状は問わない。
フラップ9に付設された把手11の部分は、他方の外フ
ラップ10に形成されたコ字形切り込み13の内部にす
っぽりと納まると共に、前記把手11は、これを切り込
み13内において上方に立ちあげることができる。すな
わち、把手11の根元部は折れ線12を介してフラップ
9と一体になっているので、前記折れ線を介して把手を
L字形に折り曲げることができるので、この把手により
箱全体を把持することが可能となる。このようにして把
手11を立ちあげると、把手内には符号11aで示す透
し窓が形成されるので、この窓部を把持して箱全体を容
易に持ち運ぶことができる。把手11は、これを図示の
ようなコ字形に限らず、半円環状、アーチ形等、任意の
形状とすることができる。要するに把手としての機能を
奏するように内側に手指を差し込むだけの透し窓状の空
間があれば、把手そのものの形状は問わない。
【0020】また、把手を立ち上げ易いように、該把手
の取っ手部分に近接する側板の上辺には、一部に切り込
み14を設けておき、それによって当該側板の一部を毟
り取ることができるようにするのがよいが、この切り込
みを入れることは必ずしも必要でない。
の取っ手部分に近接する側板の上辺には、一部に切り込
み14を設けておき、それによって当該側板の一部を毟
り取ることができるようにするのがよいが、この切り込
みを入れることは必ずしも必要でない。
【0021】
【発明の効果】本発明は上記のような構成となし、特に
全体構造をA式構造の箱体に仕上げたから、セットアッ
プケーサー等の自動包装機にそのまま適用できるので、
箱内に収納物を自動充填した上で、機械化手段により容
易に封緘できると同時に、封緘後の箱を持ち運び可能の
キャリーケースとして使用せんとしたときには、箱の城
辺部に設けた把手を、包装状態のままL字形に立ちあげ
るだけで足りるから、自動車輸送などの物流手段を経由
した後の、個人による持ち帰りにも適したキャリーケー
スとして使用し得る効果を奏する。
全体構造をA式構造の箱体に仕上げたから、セットアッ
プケーサー等の自動包装機にそのまま適用できるので、
箱内に収納物を自動充填した上で、機械化手段により容
易に封緘できると同時に、封緘後の箱を持ち運び可能の
キャリーケースとして使用せんとしたときには、箱の城
辺部に設けた把手を、包装状態のままL字形に立ちあげ
るだけで足りるから、自動車輸送などの物流手段を経由
した後の、個人による持ち帰りにも適したキャリーケー
スとして使用し得る効果を奏する。
【図1】 本発明の自動包装可能な持ち手付ケースのブ
ランクシートを示す展開図。
ランクシートを示す展開図。
【図2】 本発明の実施の一例である自動包装可能な持
ち手付ケースの斜視図。
ち手付ケースの斜視図。
【図3】 互いに突合せに構成された箱上辺部の内フラ
ップに、外フラップを重ねて封緘した状態を示した本ケ
ースの斜視図。
ップに、外フラップを重ねて封緘した状態を示した本ケ
ースの斜視図。
【図4】 封緘後の箱の天面に設けられた外フラップの
一部をL字形に立ちあげてキャリーケースとして使用す
る状態を示した斜視図。
一部をL字形に立ちあげてキャリーケースとして使用す
る状態を示した斜視図。
1、2、3、4 側板 5 接着代 6 内底板 7 外底板 8 内フラップ 9 把手を有する外フラップ 10 外フラップ 11 把手 11a 透し窓 11b 切れ線 12 折れ線 13 コ字状の切り込み 14 切り込み A 外フラップ10の幅 B 内フラップ8の幅 C 把手11の幅 D 接着剤
Claims (2)
- 【請求項1】 罫線を介して連接した4枚の側板と、こ
の側板の下辺側に罫線を介して延長させた4枚の底板と
を備えた箱のブランクシートにおいて、前記各側板の上
辺側には、交互に2枚の内フラップ8、8と外フラップ
9及び10を連接し、かつ2枚の内フラップ8の長さを
外フラップ9及び10の幅の略1/2とすると共に、2
枚の外フラップの長さを内フラップの幅と略等しくな
し、さらに、外フラップの一方9の中央部にコ字形また
はアーチ型の形状を有する把手11を切れ線11bによ
り形成させ、かつ、該把手の根元部を折れ線12により
フラップ本体と接続した後、該折れ線を箱本体の中心線
に位置させた上で、前記把手の幅と長さが納まるだけの
面積を有する切り欠き13を残りの外フラップ10に形
成させたことを特徴とする自動包装可能な持ち手付ケー
ス。 - 【請求項2】 把手を起立させ易いように、把手を有す
る外フラップに接する側板の上辺中央部に当該側板の一
部を毟り取ることができる切り込みを設けると共に、該
切り込みを把手の下側に位置させた請求項1記載の自動
包装可能な持ち手付ケース。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000276170A JP2002080031A (ja) | 2000-09-12 | 2000-09-12 | 自動包装可能な持ち手付ケース |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000276170A JP2002080031A (ja) | 2000-09-12 | 2000-09-12 | 自動包装可能な持ち手付ケース |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002080031A true JP2002080031A (ja) | 2002-03-19 |
Family
ID=18761682
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000276170A Pending JP2002080031A (ja) | 2000-09-12 | 2000-09-12 | 自動包装可能な持ち手付ケース |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002080031A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101320691B1 (ko) * | 2011-11-21 | 2013-10-18 | 김용진 | 손잡이 일체형 포장상자 |
-
2000
- 2000-09-12 JP JP2000276170A patent/JP2002080031A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101320691B1 (ko) * | 2011-11-21 | 2013-10-18 | 김용진 | 손잡이 일체형 포장상자 |
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