JP2002079692A - インクジェットプリンタのメンテナンス装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 メンテナンスステーション２０に溜まった廃
インクを容易に取り出せるようにする。 【解決手段】 この装置は、インクジェットプリンタに
設けられノズル７ａをメンテナンスする装置であり、ワ
イパー２２とキャップ２３と本体フレーム２１とインク
回収部２４とを備えている。ワイパー２２は、ノズル７
ａに接触可能に配置され、ノズル７ａの清掃を行う。キ
ャップ２３はノズル７ａを覆う。本体フレーム２１はワ
イパー２２及びキャップ２３を支持する。インク回収部
２４は、本体フレーム２１に着脱自在に設けられ、廃イ
ンクを受ける。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、メンテナンス装
置、特に、インクジェットプリンタに設けられ、インク
ジェットノズルをメンテナンスするインクジェットプリ
ンタのメンテナンス装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】インクジェットプリンタは、インクカー
トリッジが記録紙の紙送り方向と垂直方向に往復動しな
がらノズルからインクを噴出し、記録紙上に印刷する装
置である。インクカートリッジはインクキャリアに取り
外し自在に装着されており、インクキャリアは紙送り方
向と垂直方向に延びるガイドシャフトに沿って移動自在
に設けられている。

【０００３】このようなインクジェットプリンタには、
インクカートリッジのノズルをメンテナンスするための
メンテナンスステーションが設けられている。従来のメ
ンテナンスステーションとしては、特許公報第2918858
号や特開平6-199007号公報に示されたものがある。

【０００４】前記公報等に示された従来の一般的なメン
テナンスステーションは、ガイドシャフトの一端側のホ
ームポジションに設けられており、ワイパー及びキャッ
プを有している。ワイパーは、移動するインクカートリ
ッジのノズルに接触して、ノズルに付着した余分なイン
クや埃等の異物を除去するための部材である。また、キ
ャップは、ホームポジションにおいて待機しているイン
クカートリッジのノズルを密閉状態にカバーするための
部材である。そして、これらのワイパー及びキャップは
ともに箱状の本体フレームに支持されている。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】インクジェットプリン
タでは、インクカートリッジにおけるノズルの目詰まり
を防止するために、メンテナンスステーションにおいて
スピットファイアと呼ばれるインク噴出を行っている。
このスピットファイアによって噴出されたインクは、メ
ンテナンスステーションの本体フレーム底部に溜められ
る。従来のメンテナンスステーションでは、本体フレー
ムの底部に綿あるいはフェルト等で形成された廃インク
・異物収集部材が設けられており、この収集部材によっ
てインクを吸収するようにしている。

【０００６】しかし、使用頻度の高い状況下において
は、本体フレームの底部に溜まるインクの量が増加し、
このようなプリンタを持ち運ぶ際に装置が傾くと、メン
テナンスステーションから廃インクがこぼれ出ることが
ある。

【０００７】そこで、廃インクの量が多くなってくる
と、そのインクを取り除く必要があるが、廃インクを取
り除くためにはメンテナンスステーションの本体フレー
ムをプリンタ本体から取り外す必要があり、その作業は
面倒である。

【０００８】本発明の課題は、メンテナンスステーショ
ンに溜まった廃インクを容易に取り出せるようにするこ
とにある。

【０００９】

【課題を解決するための手段】請求項１に係るメンテナ
ンス装置は、インクジェットプリンタに設けられ、イン
クジェットノズルをメンテナンスする装置であり、清掃
部材と、キャップと、本体フレームと、インク回収部と
を備えている。清掃部材は、ノズルに接触可能に配置さ
れ、ノズルの清掃を行う。キャップはノズルを覆う。本
体フレームは清掃部材及びキャップを支持する。インク
回収部は、本体フレームに着脱自在に設けられ、廃イン
クを受ける。

【００１０】この装置では、ノズルが清掃部材によって
清掃され、また印刷動作を行っていない待機中のノズル
はキャップによって覆われている。そして、スピットフ
ァイアによって噴出されたインクは、廃インクとして本
体フレームに設けられたインク回収部に回収される。こ
こで、インク回収部は本体フレームに対して着脱自在で
あるので、本体フレームを取り外すことなくインク回収
部のみを取り外して廃インクを廃棄でき、廃インクの処
理が容易になる。

【００１１】請求項２に係るメンテナンス装置は、請求
項１の装置において、本体フレームは上部及び下部が開
口する箱形状であり、インク回収部は本体フレームの下
部開口を覆って着脱自在に設けられている。

【００１２】ここでは、インク回収部が本体フレームの
底部を兼ねており、構成が簡単になる。請求項３に係る
メンテナンス装置は、請求項２の装置において、インク
ジェットプリンタはシャーシフレーム及びシャーシフレ
ームを覆うハウジングを有している。そして、本体フレ
ームはシャーシフレームに装着されており、インク回収
部はハウジングから引き出し可能である。

【００１３】ここでは、インク回収部をプリンタのハウ
ジングから引き出し可能である。したがって、プリンタ
の例えばハウジングの一部を開放することなく、そのま
まインク回収部を引き出して廃インクを廃棄処理するこ
とが可能となり、作業がより簡単になる。

【００１４】請求項４に係るメンテナンス装置は、請求
項３の装置において、インク回収部は、上部が開口する
とともに、引き出し方向に沿った両側壁の上端部にガイ
ド部を有する箱形状に形成されている。そして、両側壁
のガイド部のそれぞれが本体フレーム底部の両側壁にス
ライド自在に係合している。

【００１５】ここでは、インク回収部の両側壁の一部が
移動ガイドとして機能している。したがって、別に移動
ガイド用の部材等が不要になり、構成が簡単になる。

【００１６】

【発明の実施の形態】図１に本発明の一実施形態が採用
されたインクジェットプリンタを示す。この図に示され
たインクジェットプリンタ１は、ハウジング２と、ハウ
ジング２の内部に移動自在に設けられたインクキャリア
３とを有している。

【００１７】ハウジング２は、シャーシフレーム４を外
部から覆うように設けられており、横方向に長い箱状に
形成されている。またこのハウジング２は、背面側に記
録紙の給紙口５を、前面側に開口部６を有している。記
録紙は給紙口５から給紙され、印刷されて前面の開口部
６から矢印方向に排出される。

【００１８】インクキャリア３は、インクカートリッジ
７が着脱自在であり、ガイドシャフト８及びレール９に
沿って往復動が可能である。ガイドシャフト８及びレー
ル９は、互いに平行に、ハウジング２の長手方向、すな
わち記録紙の搬送方向と直交する方向に沿って設けら
れ、それぞれの両端部はシャーシフレーム４に固定され
ている。そして、インクキャリア３の上部に設けられた
フック１０がレール９に移動自在に係止されている。な
お、インクカートリッジ７はその下面にインク噴出口と
してのノズル７ａを有している。

【００１９】図１及び図２に示すように、インクキャリ
ア３の背面側のシャーシフレーム４には、インクキャリ
ア３を往復駆動するための駆動機構１２が設けられてい
る。駆動機構１２は、シャーシフレーム４に回転自在に
設けられた１対のプーリ１３，１４と、これらのプーリ
１３，１４間にガイドシャフト８と平行に掛け渡された
ベルト１５と、一方のプーリ１４を回転駆動するための
モータ１６（図２参照）とを有している。

【００２０】また、このインクジェットプリンタ１の横
方向の一端側、すなわちインクキャリア３の往復動方向
の一端側には、インクカートリッジ７のノズル７ａをメ
ンテナンスするためのメンテナンスステーション２０が
設けられている。

【００２１】メンテナンスステーション２０は、図２に
詳細に示すように、本体フレーム２１と、この本体フレ
ーム２１に支持されたワイパー２２と、キャップ２３
と、本体フレーム２１の底部の装着されたインク回収部
２４とを有している。

【００２２】本体フレーム２１は、上部及び下部が開口
する箱形状に形成されており、背面側に突出して形成さ
れた１対の支持突起２５（図２では一方のみ表れてい
る）によりシャーシフレーム４に固定されている。この
ようにしてシャーシフレーム４に固定された状態では、
シャーシフレーム４の本体フレーム２１の背面及び底面
との間には、それぞれ所定の空間が確保されている。こ
の背面側の空間はインクキャリア３の移動のためのもの
であり、また底面側の空間はインク回収部２４を配置す
るためのものである。

【００２３】ワイパー２２は、ゴムあるいはフェルト等
の樹脂製の部材であり、第１支持部材２８に支持されて
いる。第１支持部材２８は、前後の両側方に突出する１
対のガイドピン２９と、上方に突出する解除部材３０と
を有している。そして、１対のガイドピン２９は本体フ
レーム２１に形成された傾斜ガイド溝２１ａに係合して
おり、これにより第１支持部材２８は横及び上下方向に
移動自在に本体フレーム２１に支持されている。ここで
は、１対のガイドピン２９が傾斜ガイド溝２１ａに沿っ
て移動することにより、ワイパー２２及びそれを支持す
る第１支持部材２８は、横方向に移動しながら上下に移
動し、下方の待機位置と上方の清掃位置とを取ることが
可能である。また、解除部材３０は、インクキャリア３
がメンテナンスステーション２０から印刷領域に移動す
る際にインクキャリア３と当接し、上方に移動したワイ
パー２２を下方に移動させるための部材である。

【００２４】キャップ２３は、インクカートリッジ７の
ノズル７ａをカバーして密閉するものであり、ワイパー
２２と横方向に並べて配置されている。このキャップ２
３は第２支持部材３２に支持されており、第２支持部材
３２は、前後の両側方に突出する２対のガイドピン３
３，３４と、上方に突出する突出部材３５とを有してい
る。２対のガイドピン３３，３４は本体フレーム２１に
形成された傾斜ガイド溝２１ｂ，２１ｃに係合してお
り、これにより第２支持部材３２は横及び上下方向に移
動自在に本体フレーム２１に支持されている。ここで
は、ガイドピン３３，３４が傾斜ガイド溝２１ｂ，２１
ｃに沿って移動することにより、前記同様に、キャップ
２３及び第２支持部材３２は横方向に移動しながら上下
し、下方の待機位置と上方のカバー位置を取ることが可
能である。

【００２５】なお、第１支持部材２８と第２支持部材３
２とは、図２のＡ方向（印刷領域からメンテナンスステ
ーションへの移動方向）には連動して移動し、逆方向に
は連動しないように連結されている。また、突出部材３
５はこのメンテナンスステーション２０に移動してくる
インクキャリア３の側面に係合するように配置されてい
る。したがって、インクキャリア３が移動して突出部材
３５に当接し、さらにこの突出部材３５を押せば、両支
持部材２８，３２は横方向及び上下方向に連動して移動
する。

【００２６】なお、本体フレーム２１の前後方向の両側
壁の下端部にはガイド用の凹部２１ｄが形成されてお
り、このガイド用の凹部２１ｄはインク回収部２４のス
ライドガイドとして機能している。

【００２７】インク回収部２４は、底を有し上部が開口
する断面Ｕ字状の箱形状に形成されており、横方向（イ
ンクキャリア３の移動方向）において本体フレーム２１
とほぼ同じ長さを有している。そして、このインク回収
部２４は、本体フレーム２１に対してインクキャリア３
の移動方向に沿ってスライドし、本体フレーム２１に着
脱自在である。したがって、プリンタのハウジング２の
側面に形成された開口２ａ（図２の二点鎖線で示す）か
ら引き出すことが可能である。

【００２８】また、インク回収部２４の前後の両側壁２
４ａ，２４ｂは、上端部が突出してガイド部となってお
り、このガイド部が本体フレーム２１の底部のガイド用
凹部２１ｄにスライド自在に係合している。すなわち、
インク回収部２４の本体フレーム２１への連結部がガイ
ド部としても機能している。インク回収部２４の底面
は、図３に示すように、中央部が上方に窪んでおり、ガ
イド溝２４ｃとなっている。そして、シャーシフレーム
４の対応する位置には、ガイド溝２４ｃにスライド自在
に係合するガイドレール３７が設けられている。

【００２９】なお、インク回収部２４の引き出し側の端
部にはハウジング２の開口２ａを覆うカバー部材３８が
固定されており、カバー部材３８の中央部には引き出し
操作のためのつまみ３９が設けられている。

【００３０】次にメンテナンスステーション２０におけ
る動作について説明する。印刷時には、インクキャリア
３は印刷領域を往復動しながら記録紙に対してインクを
噴出し、印刷が行われる。この場合は、メンテナンスス
テーション２０のワイパー２２及びキャップ２３はとも
に待機位置に下降している。

【００３１】印刷が終了すると、インクキャリア３は印
刷領域からメンテナンスステーション２０側（図１にお
いて正面から見て右側）に移動し、ワイパー２２上を通
過する。この時点ではワイパー２２は下方の待機位置に
位置しているので、ワイパー２２がノズル７ａに接触す
ることはない。

【００３２】インクキャリア３がさらに右側に移動し、
キャップ２３の上部を通過すると、インクキャリア３が
突出部材３５を押す。すると、この突出部材３５は第２
支持部材３２及びキャップ２３とともに右側に移動させ
られる。このとき、第２支持部材３２はガイドピン３
３，３４及びガイド溝２１ｂ，２１ｃの案内によって右
側に移動しながら上方に移動することとなる。したがっ
て、インクキャリア３がホームポジションに移動した際
には、インクカートリッジ７のノズル７ａはキャップ２
３にカバーされて密閉された状態となる。

【００３３】ここで、第２支持部材３２と第１支持部材
２８とは、Ａ方向には連動しているので、前記のような
キャップ動作に伴って第１支持部材２８も右側に移動す
る。このとき、ガイドピン２９及びガイド溝２１ａによ
り、第１支持部材２８及びワイパー２２は横方向に移動
しながら上方に移動し、ワイパー２２はノズル７ａを清
掃可能な上方の清掃位置まで移動する。

【００３４】次に、印刷開始が制御部により指示される
と、インクキャリア３は右端のホームポジションから印
刷領域側（図１において左側）に移動する。すると、キ
ャップ２３及び第２支持部材３２もインクキャリア３と
ともに左側に移動し、ガイドピン３３，３４及びガイド
溝２１ｂ，２１ｃの案内により、前記とは逆に左側に移
動しながら下方に移動する。このため、キャップ２３は
インクカートリッジ７のノズル７ａから離れる。なお、
第２支持部材３２が左側に移動する際は、第２支持部材
３２と第１支持部材２８とは連動していない。したがっ
て、第２支持部材３２が下方に移動しても、第１支持部
材２８及びワイパー２２は上方に位置したままである。

【００３５】ノズル７ａからキャップ２３が離れた後
に、ノズル７ａの目詰まりを防止するためにインクを噴
出する（スピットファイア）。このときに噴出されたイ
ンクは下方のインク回収部２４に回収される。

【００３６】インクキャリア３がさらに左側に移動する
と、ノズル７ａがワイパー２２に接触し、ワイパー２２
によってノズル７ａが清掃される。この清掃によって取
り除かれた異物及びインクは、前記同様に下方のインク
回収部２４に回収される。

【００３７】そしてインクキャリア３がさらに左側に移
動すると、インクキャリア３が解除部材３０に当接し、
この解除部材３０が左側に押されることによってワイパ
ー２２及び第１支持部材２８が下方の待機位置に移動す
る。

【００３８】以上のようにして、廃インクや異物が本体
フレーム２１の下方に配置されたインク回収部２４に回
収される。そこで、所定時間使用した後に、インク回収
部２４を本体フレーム２１から引き出し、内部に溜まっ
ている廃インクや異物を除去する。このとき、インク回
収部２４は、ガイド部及びレール３７に沿ってスムーズ
に本体フレーム２１から引き出したり、逆に装着するこ
とが可能である。

【００３９】このような実施形態では、メンテナンスス
テーション２０に溜まった廃インクや異物をインク回収
部２４に回収し、インク回収部２４を本体フレーム２１
から取り外しできるようにしたので、廃インクや異物を
容易に廃棄できる。また、プリンタ本体の持ち運びの際
に、インク回収部２４を取り外しておけば、メンテナン
スステーション２０から廃インクが漏れ出す等の不具合
を防止できる。

【００４０】さらに、インク回収部２４はプリンタ１の
ハウジング２に設けられた開口２ａから直接引き出しが
可能である。したがって、インク回収部２４の着脱に際
してハウジング２を開閉する必要がなく、作業がより容
易になる。

【００４１】［他の実施形態］ （ａ）メンテナンスステーション２０の具体的な構成は
前記実施形態に限定されない。

【００４２】（ｂ）前記実施形態では、インク回収部２
４を本体フレーム２１の底部全体に配置したが、底部の
一部にのみ設けてもよい。また、インク回収部２４を本
体フレーム２１に対してスライドさせて着脱するように
したが、着脱のための機構は前記実施形態に限定されな
い。また、前記実施形態では、プリンタのハウジング２
の側部開口２ａからインク回収部２４を引き出せるよう
にしたが、ハウジング２の一部を開けて取り出せるよう
な構造にしてもよい。

【００４３】

【発明の効果】以上のように本発明では、メンテナンス
装置のインク回収部を容易に着脱でき、廃インクの廃棄
作業が容易になる。また、プリンタを持ち運ぶ際にイン
ク回収部を取り外しておけば、持ち運び時に廃インクが
こぼれ出ることがない。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施形態が採用されたインジェット
プリンタの斜視図。

【図２】前記プリンタのメンテナンスステーションの斜
視図。

【図３】インク回収部の断面図。

【符号の説明】

１ インクジェットプリンタ ２ ハウジング ２ａ 開口 ３ インクキャリア ４ シャーシフレーム ７ａ ノズル ２０ メンテナンスステーション ２１ 本体フレーム ２２ ワイパー ２３ キャップ ２４ インク回収部

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】インクジェットプリンタに設けられ、イン
   クジェットノズルをメンテナンスするメンテナンス装置
   であって、 前記ノズルに接触可能に配置され、前記ノズルの清掃を
   行う清掃部材と、 前記ノズルを覆うキャップと、 前記清掃部材及びキャップを支持する本体フレームと、 前記本体フレームに着脱自在に設けられ、廃インクを受
   けるインク回収部と、を備えたインクジェットプリンタ
   のメンテナンス装置。
2. 【請求項２】前記本体フレームは上部及び下部が開口す
   る箱形状であり、 前記インク回収部は前記本体フレームの下部開口を覆っ
   て着脱自在に設けられている、請求項１に記載のインク
   ジェットプリンタのメンテナンス装置。
3. 【請求項３】前記インクジェットプリンタはシャーシフ
   レーム及び前記シャーシフレームを覆うハウジングを有
   しており、 前記本体フレームは前記シャーシフレーム装着され、 前記インク回収部は前記ハウジングから引き出し可能で
   ある、請求項２に記載のインジェットプリンタのメンテ
   ナンス装置。
4. 【請求項４】前記インク回収部は、上部が開口するとと
   もに、引き出し方向に沿った両側壁の上端部にガイド部
   を有する箱形状に形成されており、 前記両側壁のガイド部のそれぞれが前記本体フレーム底
   部の両側壁にスライド自在に係合している、請求項３に
   記載のインクジェットプリンタのメンテナンス装置。