JP2002078753A - 電動車椅子の操作レバー装置 - Google Patents

電動車椅子の操作レバー装置

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JP2002078753A
JP2002078753A JP2000268751A JP2000268751A JP2002078753A JP 2002078753 A JP2002078753 A JP 2002078753A JP 2000268751 A JP2000268751 A JP 2000268751A JP 2000268751 A JP2000268751 A JP 2000268751A JP 2002078753 A JP2002078753 A JP 2002078753A
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operating lever
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tray
operating
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JP2000268751A
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English (en)
Inventor
Seishirou Kaneda
征四朗 金田
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Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 操作レバーを握って操作することが楽にでき
るようになり、長時間搭乗し操作していても疲労が少な
く快適に走行できる電動車椅子の操作レバー装置を提供
する。 【解決手段】 操作レバー6が上部に立設された操作ボ
ックス5を片側のアームレスト4の前側に設け、該操作
レバー6の操作ボックス5から露出している部分下部
に、乗員が操作レバー6を握った状態で手の小指側を乗
せるための受け皿部11を操作レバーに6一体または別
体に設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、身体の不自由な人
等が搭乗する電動車椅子の操作レバー装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、電動車椅子は、図5に示すよう
に、前後に前輪1と後輪2をそれぞれ2ずつ配置した4
輪車の構成を呈し、後ろの2つ後輪2は各々別の電動モ
ーターで駆動するようになっており、2つの前輪1、1
は、それぞれキャスター3、3に取り付けられて2つの
後輪2、2の駆動力に追従するようになっている。
【0003】前記電動車椅子においては、搭乗した乗員
の両側に肘掛4、4が設けられており、片側の肘掛4の
前側には、操作ボックス5が取り付けられている。そし
て、この操作ボックス5には、上部に操作レバー6が突
出して設けられており、操作レバー6は、スプリングの
弾発力に抗して前後左右に傾けることができるようにな
っていて、シートの座部7の下側に配置した主コントロ
ーラを介して、左右後輪2,2の電動モーターの駆動を
制御するようになっている。すなわち、乗員は操作レバ
ー6を揺動・復帰させることにより、走行・停止などの
操作が可能になっている。
【0004】操作レバー6は、前側に傾けると前進し、
後ろ側に傾けると後進し、傾きを大きくすると速度が速
くなるようになっている。また、左右方向に傾けると左
右の電動モーターに回転差ができて、傾けた方向に操舵
していき、傾きを大きくすると小回りになるようにして
ある。操作レバー6は、スプリングで直立した原位置に
戻るようになり、原位置に戻ると停止する。このように
して、一つの操作レバー6で操舵できるようにしてあ
る。
【0005】
【発明の解決しようとする課題】しかしながら、電動車
椅子の使用者には、筋ジストロフィー症の人などのよう
に、手指の力が弱く、操作レバーの操作が困難な人もい
る。また、腕や手指が健常な人であっても長い時間操作
レバーを握って操作していると、手首や腕などに疲れが
生じて疲労が溜まることもあり、快適に運転できない不
都合が生じる。
【0006】本発明は、前記の問題点に鑑みてなされた
ものであって、操作レバーを握って操作することが楽に
できるようになり、長時間搭乗し操作していても疲労が
少なく快適に走行できる電動車椅子の操作レバー装置を
提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するため、次の構成を有する。すなわち、本発明は、
操作レバーが上部に立設された操作ボックスを片側のア
ームレストの前側に設け、該操作レバーの操作ボックス
から露出している部分下部に、乗員が操作レバーを握っ
た状態で手の小指側を乗せるための受け皿部を操作レバ
ーに一体または別体に設けたことを特徴とする電動車椅
子の操作レバー装置である。
【0008】本発明によれば、操作レバーを握る手の小
指側の側面を受け皿部上に置くことができることによっ
て、手の側面と受け皿との摩擦で、指による操作レバー
の傾動操作をでき、操作を楽にできる。そして、手の側
面を受け皿部上に置けるので、腕の重量を支えることが
でき長時間操作しても、疲労が少なくてすむ。
【0009】なお、本発明において、受け皿部を円形皿
に形成したことが好適である。このように円形皿にすれ
ば、操作ボックスを左右のどちら側に取り付けても受け
皿部に手の側面を置くことができる。
【0010】また、操作ボックスの取付け位置が左右ど
ちらかに決まっている場合は、手の側面が当たらない小
指の指先の下側を切り欠いた欠円形状に受け皿部にする
ことで足りる。そして、受け皿部は操作レバーと一体に
形成するか、または別体に形成したもので組み込むよう
にしてもよい。
【0011】また、受け皿部を軟質弾性材で形成したこ
とが好適である。受け皿部を軟質弾性材で形成すれば、
手の側面の当たりが柔らかくなって、感触のよいものに
できる。そして、受け皿部上面に滑り止め用の多数の凹
溝を形成することが好適であり、手の側面と受け皿部と
のすべりを止め、手の側面による操作レバーの操作の補
助ができる。さらには、受け皿部の底部に水抜き孔を形
成したことが好適であって、雨水が受け皿部に溜まるこ
とを防止でき、水によって滑ることを防止出来る。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を詳細に説明する。
【0013】図1は本発明の実施形態に係る電動車椅子
の操作ボックスの縦断面説明図、図2は前記操作ボック
スの平面視説明図、図3は他の実施形態に係る操作レバ
ー部の側面図、図4はさらに他の実施形態に係る操作レ
バー部の平面図である。
【0014】電動車椅子の全体構成は、前記図5に示し
たものと同様であり同様部分に同一符号を付している。
【0015】実施形態の電動車椅子においては、片側の
肘掛(アームレスト)4の前側に操作レバー6が上部に
立設された操作ボックス5を設ける。該操作レバー6
は、金属より柔らかい適度の弾性のあるエラストマーや
硬質ゴムなどを用いて筒状に成形したものであり、レバ
ー軸8上部を下部孔内に挿入して装着する。このように
して、操作レバー6は手の握りが柔らかくできるものに
なっている。
【0016】操作ボックス5は、その操作レバー6の操
作具合に応じて電動車椅子を操作するいわゆるステアリ
ングのことである。その上面には、突球部20が一体成
形され、レバー軸8は、操作レバー6下方を覆う凹球カ
バー22とともに突球部20の下方の操作ボックス5内
に支持軸9で支持されてスプリング10で弾発されてお
り、スプリング10の弾発力に抗していずれの方向にも
傾けることができる。
【0017】操作レバー6は、前方に傾ければ左右の電
動モーターが後輪を前方に駆動することによって車椅子
が前進し、一方、後方に傾ければ後輪が後方に駆動する
ことによって車椅子が後進する。また、操作レバー6を
左右方向に傾けると、左右の電動モーターに回転差がで
きて、操作レバー6を傾けた側に走行方向が回転する。
そして、操作レバー6の傾きを大きくするほど、左右の
電動モーターの回転差が大きくなって小回りになる。
【0018】ここで、該操作レバー6の操作ボックス5
から露出している部分下部には、乗員が操作レバー6を
握った状態で手の小指側を乗せるための受け皿部11を
操作レバー6に取り付ける。
【0019】これにより、操作レバー6を握る手の小指
側の側面を受け皿部11上に置くことができることによ
って、手の側面と受け皿部11との摩擦で、指による操
作レバー6の傾動操作をでき、操作を楽にできる。そし
て、手の側面を受け皿部11上に置けるので、腕の重量
を支えることができ長時間操作しても、疲労が少なくて
すむ。また、凹球カバー22と突球部との間で手小指側
肉部がはさまれることもない。
【0020】なお、実施形態では、図2に示すように、
受け皿部11を円形皿に形成したので、操作ボックス5
を左右のどちら側に取り付けても受け皿部11に手の側
面を置くことができる。
【0021】また、他の実施形態では、操作ボックス5
の取付け位置が左右どちらかに決まっている場合は、図
3、図4に一例を示すように、手の側面が当たらない小
指の指先の下側に位置する部分11aを切り欠いた欠円
形状に受け皿部11にすることで足りる。そして、受け
皿部11は操作レバー6と一体に形成するか、または別
体に形成したもので組み込むようにしてもよい。
【0022】また、受け皿部11をエラストマーあるい
はゴムなどの軟質弾性材で形成したので、手の側面の当
たりが柔らかくなって、感触のよいものにでき、また、
手との摩擦も大きくできることによって、操作レバー6
を少ない力で容易に操作することが可能である。そし
て、図4に示すように、受け皿部11上面に滑り止め用
の多数の凹溝12を放射状に形成しており、手の側面と
受け皿部とのすべりを止め、手の側面による操作レバー
6の操作の補助ができる。
【0023】さらには、受け皿部11の中央寄りの底部
に水抜き孔13を形成したので、雨水が受け皿部11に
溜まることを防止でき、水によって滑ることを防止出来
る。この場合に前記凹溝12は、中央部に向けて放射状
に形成することによって、凹溝12によって雨水が流れ
て水抜き孔13に確実に導いて排水することができる。
【0024】なお、本発明は前記実施形態に限定され
ず、種々に変形実施できる。例えば、操作レバーは直線
的に形成することに限定されず曲がったものとしてもよ
く、例えば図3に二点鎖線で示す操作レバー6のよう
に、手の平の握った形に合わせて曲げて形成することが
できる。
【0025】
【発明の効果】以上説明したとおり本発明によれば、操
作レバーを握る手の小指側の側面を受け皿部上に置くこ
とができることによって、手の側面と受け皿との摩擦
で、指による操作レバーの傾動操作をでき、操作を楽に
できる。そして、手の側面を受け皿部上に置けるので、
腕の重量を支えることができ長時間操作しても、疲労が
少なくてすむという効果を奏する。また、受け皿部を円
形皿に形成すれば、操作ボックスを左右のどちら側に取
り付けても受け皿部に手の側面を置くことができる。
【0026】また、操作ボックスの取付け位置が左右ど
ちらかに決まっている場合は、手の側面が当たらない小
指の指先の下側を切り欠いた欠円形状に受け皿部にする
ことで足りる。そして、受け皿部は操作レバーと一体に
形成するか、または別体に形成したもので組み込むよう
にしてもよい。
【0027】また、受け皿部を軟質弾性材で形成すれ
ば、手の側面の当たりが柔らかくなって、感触のよいも
のにできる。そして、受け皿部上面に滑り止め用の多数
の凹溝を形成することが好適であり、手の側面と受け皿
部とのすべりを止め、手の側面による操作レバーの操作
の補助ができる。さらには、受け皿部の底部に水抜き孔
を形成したことが好適であって、雨水が受け皿部に溜ま
ることを防止でき、水によって滑ることを防止出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る電動車椅子の操作ボッ
クスの縦断面説明図である。
【図2】前記操作ボックスの平面視説明図である。
【図3】他の実施形態に係る操作レバー部の側面図であ
る。
【図4】さらに他の実施形態に係る操作レバー部の平面
図である。
【図5】電動車椅子の全体構成である。
【符号の説明】
4 肘掛 5 操作ボックス 6 操作レバー 8 レバー軸 11 受け皿部 12 凹溝 13 水抜き孔

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操作レバーが上部に立設された操作ボッ
    クスを片側のアームレストの前側に設け、該操作レバー
    の操作ボックスから露出している部分下部に、乗員が操
    作レバーを握った状態で手の小指側を乗せるための受け
    皿部を操作レバーに一体または別体に設けたことを特徴
    とする電動車椅子の操作レバー装置。
  2. 【請求項2】 受け皿部を円形皿に形成したことを特徴
    とする請求項1に記載の電動車椅子の操作レバー装置。
  3. 【請求項3】 受け皿部を乗員が操作レバーを握った状
    態で小指の先側を切り欠いた切欠き円形状に形成したこ
    とを特徴とする請求項1または2に記載の電動車椅子の
    操作レバー装置。
  4. 【請求項4】 受け皿を軟質弾性材で形成したこと特徴
    とする請求項1ないし3のうちのいずれか1項に記載の
    電動車椅子の操作レバー装置。
  5. 【請求項5】 受け皿部上面に滑り止め用の多数の凹溝
    を形成したことを特徴とする請求項1ないし4のうちの
    いずれか1項に記載の電動車椅子の操作レバー装置。
  6. 【請求項6】 受け皿部の底部に水抜き孔を形成したこ
    とを特徴とする請求項2ないし5のうちのいずれか1項
    に記載の電動車椅子の操作レバー装置。
JP2000268751A 2000-09-05 2000-09-05 電動車椅子の操作レバー装置 Pending JP2002078753A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006507789A (ja) * 2002-11-22 2006-03-02 本田技研工業株式会社 ハイブリッド動力装置
JP2011020606A (ja) * 2009-07-17 2011-02-03 Nissan Motor Co Ltd 走行モード切換装置
JP2013226227A (ja) * 2012-04-25 2013-11-07 Aisin Seiki Co Ltd 電動車いすの操作装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006507789A (ja) * 2002-11-22 2006-03-02 本田技研工業株式会社 ハイブリッド動力装置
JP2011020606A (ja) * 2009-07-17 2011-02-03 Nissan Motor Co Ltd 走行モード切換装置
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