JP2002078620A - グリルの汁受皿および調理用グリル - Google Patents

グリルの汁受皿および調理用グリル

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JP2002078620A
JP2002078620A JP2000268333A JP2000268333A JP2002078620A JP 2002078620 A JP2002078620 A JP 2002078620A JP 2000268333 A JP2000268333 A JP 2000268333A JP 2000268333 A JP2000268333 A JP 2000268333A JP 2002078620 A JP2002078620 A JP 2002078620A
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plate
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Yuji Wakasugi
裕司 若杉
Norimasa Nesasa
典政 根笹
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    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24CDOMESTIC STOVES OR RANGES ; DETAILS OF DOMESTIC STOVES OR RANGES, OF GENERAL APPLICATION
    • F24C15/00Details
    • F24C15/14Spillage trays or grooves

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Baking, Grill, Roasting (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高温度部分の発生を防止できるとともに全体
を低温度に維持でき、煙の発生や焦げつきの発生を低減
できる汁受皿およびグリルの提供。 【解決手段】 グリル庫2の底部に出し入れ自在に設置
される汁受皿3であって、厚さ0.5mm以上、3mm
以下のアルミニウム板を矩形の皿状にプレス成形し、フ
ッ素コーティングを施した。アルミニウム製であるため
熱伝導性に優れ高温度部分の発生が防止できる。また、
皿底30を屋根型としているため、焼き汁が下火バーナ
の火炎で高温度になりやすい中央33から温度の低い左
右両側32に流れ、煙の発生や焦げつきの発生が防止で
きる。また、皿底30とグリルの床板22との間に冷却
空気流路7を設けて汁受皿3を冷却しているため、煙の
発生や焦げつきの発生が低減する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、煙や焦げつきの
発生を防止したグリルの汁受皿、および該汁受皿を備え
た調理用グリルに関する。
【0002】
【従来の技術】ガスこんろなどに設けられ調理に使用さ
れる調理用グリルは、前面が扉付きの開口となっている
グリル庫と、該グリル庫の底部に出し入れ自在に設置さ
れた汁受皿とを備えている。汁受皿には焼き網が設置さ
れ、焼き網に載置した被調理物をグリルバーナで調理す
る。
【0003】汁受皿は、調理中に被調理物から生じた焼
き汁が付着ないし溜まるため、清掃を容易にしたり、防
錆または焦げつき防止のため、鉄板にホーロー仕上げを
したり、ステンレス板にフッ素コーティングが施されて
いる。とくに、熱効率の向上などのため水を入れない方
式の水無し汁受皿では、被調理物から滴下した焼き汁が
加熱されて煙発生の原因となったり、焦げつきが生じて
清掃に手間がかかる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】焼き網の下側に火炎を
吹出す下火バーナを備えたグリルでは、汁受皿は主に下
火バーナの火炎で加熱される。この加熱のばらつきや被
調理物の配置などにより、汁受皿は全体が均一的に高温
度になるのではなく温度分布が生じる。汁受皿の高温度
部分に焼き汁が存在すると、多量の煙が発生したり、焦
げつきが生じやすい。このため、高温度部分から低温度
部分に迅速に熱伝導(熱引き)ができたり、焼き汁が高
温度部分から低温度部分に流下したり、汁受皿全体が冷
却できることが望ましい。
【0005】請求項1に記載の発明の目的は、温度分布
を均一にでき、高温度部分の発生を少なくして、煙の発
生や焦げつきの発生を低減できるグリルの汁受皿の提供
にある。請求項2に記載の発明の目的は、熱引きに優れ
かつ耐久性に優れたグリルの汁受皿の提供にある。請求
項3に記載の発明の目的は、剛性が高く構造強度の大き
いグリルの汁受皿の提供にある。請求項4に記載の発明
の目的は、焼き汁が高温度部分から低温度部分に流下す
るグリルの汁受皿の提供にある。
【0006】請求項5に記載の発明の目的は、軽量、安
価であるとともに、コーティングしたフッ素被覆層が強
固に固着できるグリルの汁受皿の提供にある。請求項6
に記載の発明の目的は、汁受皿を冷却でき、汁受皿の全
体を低温度に維持できる調理用グリルの提供にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、調理用のグ
リル庫の底部に出し入れ自在に設置されるグリル汁受皿
であって、厚さ0.5mm以上、3mm以下で、熱伝導
率0.2cal/cm・s・℃以上の金属を皿状に成形
して形成されたことを特徴とする。金属材としては、ア
ルミニウム(熱伝導率0.53cal/cm・s・
℃)、および銅(熱伝導率0.94cal/cm・s・
℃)が、いずれも熱伝導率0.5cal/cm・s・℃
以上であり、安価で実用成形に適するため最も望まし
い。なお、熱伝導率0.2cal/cm・s・℃以上の
金属材としては、銀、ベリリウム、マグネシウム、モリ
ブデン、ニッケル、亜鉛、これらの合金も使用可能であ
る。また、グリル汁受皿の形成方法は、プレス成形のほ
か、ダイキャスト、鋳造、鍛造であってもよい。
【0008】
【発明の作用効果】この発明では、熱伝導率が0.2c
al/cm・s・℃以上の熱伝導性に優れた金属を用い
て適性な厚さに成形しているので、加熱を受けやすい部
分の熱が加熱を受けにくい部分へ迅速に伝達(熱引き)
される。また、汁受皿の全体から効率よく放熱し放熱効
率も良くなるので、高温度部分の発生は防止でき、煙の
発生と焦げつきが低減できる。とくに、アルミニウム、
銅の如く、熱伝導率が0.5cal/cm・s・℃以上
であると、効果が著しい。
【0009】請求項2に記載の構成では、熱伝導率が
0.2cal/cm・s・℃以上の熱伝導性に優れた金
属板と、鋼板、ステンレス鋼板など強靱で耐熱性、耐腐
食性、耐磨耗性に優れた他の金属板とを積層したクラッ
ド材で汁受皿をプレス成型している。たとえば、鋼板ま
たはステンレス鋼板(他の金属板)の間にアルミニウム
または銅を挟み込んだり、鋼板またはステンレス鋼板の
片面にアルミニウム板または銅板を積層した積層材(ク
ラッド材)を形成し、プレス成型しているので、熱引き
および耐久性が同時に達成できる。なお、積層材は皿底
部分のみで、皿縁の他の金属板のみで形成してもよい。
【0010】請求項3に記載の構成では、皿縁の外周に
垂下部および水平部からなる略鍵状断面の外縁を周設し
ている。これにより、皿縁の構造強度が大きくなり、鉄
板製またはステンレス板製に比較して強度が小さいアル
ミニウム、銅などの金属板製の汁受皿の耐久性が向上す
る。
【0011】請求項4に記載の構成では、皿底を屋根型
としているため、左右の下火バーナの火炎で高温度にな
りやすい皿底の中央部から温度の低い左右両側部に焼き
汁が流れ、煙の発生や焦げつきの発生を防止する効果が
大きい。また、皿底の中央部の通路断面積が大きく確保
されて冷却空気が多く流れる結果、冷却効果が増大でき
るため、温度分布の均一化が確実となる。
【0012】請求項5に記載の構成では、アルミニウム
板の表面にフッ素コーティングを施している。プレス成
形したアルミニウム板は、微細なひびが表面に生じるた
め表面粗度がフッ素層の固着に最適であり、長期間フッ
素コーティングを維持できる。なお、点火15分後で、
この発明のアルミニウム板製の汁受皿は、ステンレス板
にフッ素コーティングを施した従来の汁受皿に較べ高温
度部分の温度が30℃程度低くなる。
【0013】請求項6に記載の構成では、汁受皿の皿底
と前記グリル庫の床板との間に設けた隙間、前記グリル
庫の扉の下部に開けた冷却空気入口、およびグリル庫の
奥に設けた空気の出口からなる冷却空気通路を設け、汁
受皿を底面から冷却している。これにより、汁受皿の温
度を低く維持でき、煙の発生と焦げつきの発生が確実に
防止できる。この冷却空気による冷却により、点火35
分後で汁受皿の最高温度を約40℃低下させることがで
きる。
【0014】
【発明の実施の形態】図1、図2はシステムキッチンに
設置されるビルトイン式ガスこんろCを示し、カウンタ
ーAに設けた設置穴Bから落とし込んで装着されてい
る。ガスこんろCには調理用グリル1が設けられてお
り、グリル庫2と、該グリル庫2の底部に出し入れ自在
に収容されている汁受皿3とを備える。この実施例のグ
リル1は両面焼き式であり、グリルバーナとして上火バ
ーナ11および下火バーナ12を備える。
【0015】グリル庫2は、天板21、床板22および
左右の側壁23、23を備えた略矩形断面の筒状体から
なり、左右が略対象の構造を有する。グリル庫2は、前
端が前面開口24となっており、後端の下部に背板25
が垂直的に設けられている。背板25の上端からは上方
に傾斜した排気路26が形成され、排気路26は、ガス
こんろCのハウジングHの天井板後端部Eに開口した排
気口27に連なっている。
【0016】グリル庫2には、天板21の中央に燃焼板
式の上火バーナ11が設置され、左右の側壁23、23
の下部に下火バーナ12の左右の炎口管(ラインバー
ナ)13、13が配されている。炎口管13、13は、
左右の側壁23、23の各々から内側に突設されている
下がり庇14およびその下方の上がり縁15により形成
されたバーナ室16、16内に配置されている。
【0017】バーナ室16の内側端は火炎吹出窓3B、
3Bとなっており、炎口管13、13の炎口列17、1
7から下火バーナ12の火炎3A、3Aがグリル庫2の
下部中央に吹出す。この実施例では、上がり縁15は、
3個の先端切り欠き18が設けられており、火炎3A、
3Aの吹出方向が調整されている。バーナ室16、16
の下方には、汁受皿3を床板22から浮かした状態で、
引出し自在に、水平的に懸架するためのレール4、4が
取り付けられている。
【0018】汁受皿3は、図3〜図6に示す如く、厚さ
1.0mmのアルミニウム板をプレス成形して形成さ
れ、表面にフッ素コーティングが施されている。このプ
レス成形は、加工硬化により汁受皿の強度が増大すると
同時に、表面に微細な傷を生じさせ、コーティングされ
たフッ素被膜が強硬にアルミニウム板の表面に固着する
作用を奏する。
【0019】この実施例では汁受皿3は、前後方向に長
い矩形の平面形状を有し、皿底30の全周に水平の皿縁
31が設けられている。皿底30は、左右両側32、3
2が低く中央33が高い屋根状となっている。この実施
例では、グリル庫2の床板22の前部の下側がガスパイ
プスペースPSとなっている床板22の形状に合わせ
て、皿底30の前部には浅い平面部34が設けられてい
る。
【0020】皿縁31の外周には、後端を除く外周に垂
下部351および水平部352からなる鍵状断面の外縁
35が周設され、後端には切り欠き36、36を有する
大垂下縁37が形成されている。皿縁31の前部および
後部には、焼き網6を設置するためのスリット38が前
部に2つ、後部に1つ設けられている。皿底30の後部
の中央には下方膨出部39が形成され、グリル庫2の底
板22の前端部に設けた係止部28に係止するストッパ
ーとなっている。
【0021】汁受皿3は、主に下火バーナ12の火炎3
A、3Aによって加熱され、火炎3A、3Aが下側に偏
向している部分ほど高くなりやすい。この実施例では、
汁受皿3を熱伝導性に優れたアルミニウム板で形成する
とともに、板厚を1.0mmとしている。このため、高
温度部分から低温度部分に迅速に熱伝達されて温度分布
が均一になる。この温度分布の均一化には、板厚が1.
0mm〜2.0mmの範囲であることが最適であるが、
0.5mm〜3.0mmの範囲にあれば実用性がある。
【0022】焼き汁のこびりつきを防止するため、フッ
素コートを行うと、清掃が容易になる。アルミニウム板
は、ステンレス板に較べて表面に微細な凹凸が多く、コ
ーティング層の接着強度が大きいが、アルミニウム板を
プレス成形すると表面に微細なひびが生じてフッ素被膜
の固着が強力になるとともに、加工硬化により機械的強
度も増大できる利点がある。このため、プレス成形した
アルミニウム板にフッ素コーティングを行うと耐久性に
優れた汁受皿3が得られる。
【0023】レール4、4は、左右の側壁23、23に
沿って上下方向に変位可能に設置されており、下位に設
定された状態(グリルの使用時の状態)で汁受皿3と床
板22との間には冷却空気の流路となる隙間19が形成
される。この実施例では、床板22の前部から背板25
の後方まで、下方膨出部20を設けて隙間19の断面積
を増大させている。汁受皿3は、皿縁31の左右部分
が、一対のレール4、4(図6参照)に滑動可能に嵌め
込まれ、開口24を開閉自在に塞ぐグリルの扉5ととも
に、前方(図1の左方)への引出し可能となっている。
【0024】レール4は、左右の皿縁31を摺動自在に
保持するガイド部41および該ガイド部41を左右の側
壁23、23に係止する足板部42からなる。ガイド部
41は、内端に上向きの縁43を有し内側に水平的に突
き出した幅広の上板部44、上板部44の外端から略直
角に下方に折り曲げた外板部45、外板部45の下端を
略直角に内側に折り曲げた幅狭の下板部46からなる。
【0025】足板部42は、下板部46の内側端を略直
角に下方に折り曲げた帯板部47、該帯板部47から下
方に突設した前後のガイド爪48、48からなる。ガイ
ド爪48、48は、左右の側壁23、23に沿って床板
22に形成された左右各一対の係止スリット29、29
に上下動自在に差し込まれている。この実施例では、レ
ール4、4は約2mm上下動できるようになっている。
なお、レール4、4を左右の側壁23、23に直接的に
係止し、上下動可能とする構造を採用してもよい。
【0026】グリルの扉5は、該扉5の裏面下部に皿保
持枠50が連結されており、皿保持枠50には汁受皿3
が着脱可能に嵌め込まれている。汁受皿3の上には焼き
網6が着脱自在に設置され、焼き網6の上には被調理物
(図示せず)が載置される。皿保持枠50は、鉄線を略
コ字形に折り曲げた平面形状を有し、左右の側枠部5
1、51を有する。側枠部51、51の先端は上方に直
角的に折り曲げられて扉5の下部への締結部52、52
となっており、後端は後枠部53により連結されてい
る。
【0027】側枠部51は、前側低位部54、後側上位
部55および後端をV字形に折り曲げた後脚部56から
なり、後枠部53には、中間に後方突出し部57が設け
られている。皿保持枠50は、皿底30の左右両側およ
び後側の三方を包囲するとともに、後側上位部55およ
び後枠部53が皿縁31の下面の内側部分に当接して汁
受皿3を保持する。後枠部53の後方突出し部57は、
切り欠き36、36を挿通して中央の大垂下縁37の後
面を保持している。
【0028】焼き網6は鉄線製で形成され、矩形枠部材
61と、該矩形枠部材61に両端が熔接された多数の横
桟部材62とからなる。矩形枠部材61の前端には2つ
の爪63が左右に突設された前脚板64が固着され、後
端には1つの爪63が中央に突設された後脚板65が固
着されている。焼き網6は、前脚板64および後脚板6
5の3つの爪63が前記3つのスリット38に差し込ま
れて汁受皿3に水平的に載置されている。
【0029】焼き網6に載せられた被調理物の調理が行
われると、主に下火バーナ12の火炎3A、3Aにより
汁受皿3が加熱される。汁受皿3は加熱により徐々に昇
温するが、火炎3A、3Aによる加熱は均一ではなく、
被調理物の設置状態にも左右されて高温度部分と低温度
部分とが生じる。通常は皿底30の前端を除く中央部分
が最も高温度になる。なお、上火バーナ11は、燃焼面
からの距離が長く、途中に被調理物があるため、汁受皿
3を加熱する作用は少ない。
【0030】焼き調理により被調理物から焼き汁が生
じ、汁受皿3に落下すると、皿底30は中央33が高い
屋根構造となっているため、被調理物から落下した焼き
汁は左右両側32、32に流下して溜まる。この左右両
側32、32は、下火バーナ12の火炎3A、3Aの基
部(内炎)に近く、火炎3A、3Aの先端部(外炎)で
加熱される中央33に比較して低温度である。このた
め、油煙の発生が少なく、かつ焦げつきも防止できる。
【0031】この発明では、汁受皿3を冷却するための
冷却空気流路7を設けている。冷却空気流路7は、グリ
ルの扉5の下部に設けた把手部58に開けた冷却空気入
口71、皿底30と床板22との隙間19、背板25の
下端と床板22との間に設けた冷却空気出口72、およ
び排気路26の後部に並設した冷却空気排出路73から
なる。冷却空気排出路73は排気口27の後方のハウジ
ングHの天井板後端部Eに開口した冷却空気排出口74
に連なっている。
【0032】グリル1の使用中は、冷却空気流路7を冷
却空気が流れ、汁受皿3の皿底30を冷却し、汁受皿3
を低温度に保つ。これにより、汁受皿3に焼き汁が落下
しても、油煙や焦げつきが生じることが防止される。冷
却空気は、皿底30の中央33が高く、かつ床板22に
下方膨出部20が設けられているため、隙間19および
冷却空気出口72の断面積が中央33で十分に大きく確
保される。このため、冷却空気は、中央33に多く流
れ、下火バーナ12の火炎3A、3Aによる加熱が大き
く最も高温度になりやすい中央33が確実に冷却され
る。
【0033】冷却空気通路7と、汁受皿3の上部のグリ
ル庫2内の空間とは、シール手段8により区隔されてい
る。シール手段8は、皿縁31が、扉5の把手部58の
後面に設けた棚板81、レール4のガイド部41の上板
部43、および背板25の下端を前方に直角に折り曲げ
て形成した縁板82に圧接される構成を有する。
【0034】汁受皿3は、皿保持枠50に載置された状
態で、皿縁31の前部の外縁35は、水平部352が棚
板81に当接して汁受皿3の前部をシールする。汁受皿
3がグリル庫2に収納されると、後脚部56、56が床
板22の後端部の左右両側に設けた上方膨出部83、8
3に乗り上げる。図2に示す如く、このとき皿縁31の
左右部分の上面が上板部44の下面に圧接してシールが
なされると同時に、皿縁31の後部は縁板82の下面に
圧接してシールがなされる。
【0035】このシール手段8により、冷却空気流路7
から汁受皿3の上部空間への冷却空気が侵入することを
有効に阻止できる。この結果、下火バーナ12の火炎3
A、3Aが侵入する冷却空気により偏向したり、グリル
庫2内が冷やされたりして、グリル庫2内の温度分布に
悪影響を及ぼし、調理むらが起きる不具合が確実に防止
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】グリルの側面断面図である。
【図2】グリルの正面断面図である。
【図3】汁受皿の平面図である。
【図4】汁受皿の側面図および側面断面図である。
【図5】汁受皿の正面図および背面図である。
【図6】汁受皿およびレールの斜視図である。
【符号の説明】
1 グリル 11 上火バーナ 12 下火バーナ 19 隙間 2 グリル庫 21 天板 22 床板 23 側壁 24 前面開口(扉つき開口) 25 背板 26 排気路 27 排気口 3 汁受皿 30 皿底 31 皿縁 35 外縁 351 垂下部 352 水平部 4 レール 5 グリルの扉 50 皿保持枠 6 焼き網 7 冷却空気通路 71 冷却空気入口 72 冷却空気出口 73 冷却空気排出路 8 シール手段

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 グリル庫に出し入れ自在に設置される汁
    受皿であって、厚さ0.5mm以上、3mm以下で、熱
    伝導率0.2cal/cm・s・℃以上の金属を成形し
    て形成したことを特徴とするグリルの汁受皿。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の汁受皿であって、厚さ
    0.5mm以上、3mm以下で、熱伝導率0.2cal
    /cm・s・℃以上の金属板と他の金属板との接合金属
    板をプレス成形して形成したことを特徴とするグリルの
    汁受皿。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の汁受皿であっ
    て、皿底と、該皿底の全周に設けた皿縁とを有し、該皿
    縁の外周に垂下部および水平部からなる略鍵状断面の外
    縁を周設したグリルの汁受皿。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載の汁受皿
    であって、皿底は左右が低く中央が高い略屋根型を呈す
    ることを特徴とするグリルの汁受皿。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載の汁受皿
    であって、前記金属はアルミニウムであり、プレス成形
    後に表面にフッ素コーティングを施したことを特徴とす
    るグリルの汁受皿。
  6. 【請求項6】 前面に扉つき開口を有し、後端の下部を
    塞ぐ背板の上部に排気路が設けられ、左右の側壁に下火
    バーナが装着されたグリル庫と、該グリル庫の底部に出
    し入れ自在に収容されるとともに、請求項1〜4のいず
    れかに記載の汁受皿とを備えた調理用グリルにおいて、 前記扉の下部に形成した冷却空気入口、前記グリル庫の
    床板と前記汁受皿の皿底との間に設けた隙間、前記背板
    の下端と前記床板との間に開けた冷却空気出口、および
    前記排気路の後方に並設され、前記該空気出口と外部と
    を連通する空気排出路からなる冷却空気通路を設けたこ
    とを特徴とする調理用グリル。
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Cited By (3)

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