JP2002077419A - 多地点会議装置、多地点会議システム及び多地点会議方法 - Google Patents

多地点会議装置、多地点会議システム及び多地点会議方法

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JP2002077419A
JP2002077419A JP2000268992A JP2000268992A JP2002077419A JP 2002077419 A JP2002077419 A JP 2002077419A JP 2000268992 A JP2000268992 A JP 2000268992A JP 2000268992 A JP2000268992 A JP 2000268992A JP 2002077419 A JP2002077419 A JP 2002077419A
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JP2000268992A
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English (en)
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Yoshifumi Hishikawa
善文 菱川
Shinko Hamada
眞弘 濱田
Hideaki Yusa
英明 遊佐
Hisao Maki
久雄 牧
Hiroo Matsuda
裕男 松田
Toshiaki Kakii
俊昭 柿井
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Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 容易に他のユーザを会議に参加させることが
できる多地点会議システムを提供する。 【解決手段】 本発明に係る多地点会議システム10
は、多地点に存在するユーザがユーザ端末40を用いて
会議を行うための多地点会議システム10であって、多
地点会議装置20と複数のユーザ端末40とがインター
ネット12によって接続されて構成されている。多地点
会議装置20は、ユーザ及びユーザ端末40に関する情
報を格納したユーザ情報DB25を有し、ユーザ端末4
0から送信される他者参加要求によって参加が要求され
ているユーザのユーザ端末情報をユーザ情報DB25か
ら抽出し、抽出されたユーザ端末情報に基づいて多地点
会議装置20はユーザ端末40に接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多地点に存在する
ユーザのユーザ端末を接続して双方向通信を行わせるた
めの多地点会議装置、多地点会議システム、及び多地点
会議方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、多地点に存在する複数のユー
ザの間で同時通信を行うことができる多地点会議システ
ムが知られている。多地点会議システムは、MCU(Mu
lti Point Control Unit)と呼ばれる多地点制御装置に
複数の端末を接続し、各端末からMCUに送信された画
像や音声の情報を各端末に送信することによって、同時
通信を実現している。
【0003】このような多地点会議システムでは、ユー
ザは、以下のような流れによって会議に参加することと
なる。まず、会議の開催者がMCUに電話やインターネ
ット等、何らかの方法によって連絡をして、あらかじめ
会議の開催時間におけるMCUのポートを会議の参加人
数分だけ確保する。そして、会議の開催時間及びMCU
のポートアドレス等を会議に参加する予定のユーザに知
らせる。そして、会議の開始時刻になると各ユーザはM
CUにアクセスし、会議が開始することとなっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
多地点会議システムにおいては、ユーザを会議に参加さ
せるためには、MCUへのポート確保の連絡、参加させ
るユーザへの連絡というそれぞれ異なる手続きをとる必
要があり煩雑であった。特に、会議中には他のユーザを
参加させることは困難であるという問題点があった。
【0005】そこで、本発明は上記課題を解決し、容易
に他のユーザを会議に参加させることができる構成の多
地点会議装置、多地点会議システム、及び多地点会議方
法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る多地点会議
装置は、多地点に存在するユーザのユーザ端末を接続し
て双方向通信を行わせるための多地点会議装置であっ
て、ユーザ及びユーザ端末に関する情報をユーザ情報と
して格納したユーザ情報格納手段と、複数のユーザ端末
を接続するためのポートを有して各ユーザ端末の間の同
時通信を可能にする多地点制御手段と、ユーザ端末から
送信される他者参加要求を受信する他者参加要求受信手
段と、他者参加要求受信手段及び多地点制御手段に接続
された会議アレンジ手段とを備え、他者参加要求受信手
段は、ユーザ端末から送信された他者参加要求を受信し
て会議アレンジ手段に送信し、会議アレンジ手段は、他
者参加要求受信手段から送信された他者参加要求によっ
て参加が要求されているユーザのユーザ端末に関する情
報をユーザ情報格納手段から抽出し、抽出されたユーザ
端末に関する情報をユーザ端末接続指示と共に多地点制
御手段に送信し、多地点制御手段は、会議アレンジ手段
から送信されたユーザ端末に関する情報に基づいて、ユ
ーザ端末を多地点制御手段のポートに接続することを特
徴とする。
【0007】このように、本発明に係る多地点会議装置
は、ユーザ及びユーザ端末に関する情報を格納したユー
ザ情報格納手段を備えているので、ユーザ端末から送信
された他者参加要求を受信した場合に、ユーザ情報格納
手段を検索することによって、ユーザ端末のアドレス情
報を含むユーザ端末情報を抽出することができる。これ
により、多地点会議装置からユーザ端末に接続すること
ができる。また、他者参加要求において、参加を要求す
るユーザとして、他者参加要求を送信するユーザ自身を
指定することができる。これにより、ユーザは自分自身
を会議に参加させることが可能となる。
【0008】また、上記多地点会議装置において、ユー
ザ情報格納手段に格納されたユーザ情報には、他者参加
要求によって、当該ユーザに対して会議への参加を要求
できる権限を有する権限ユーザに関する情報が含まれて
おり、会議アレンジ手段は、ユーザ情報格納手段から抽
出したユーザ情報に基づいて、他者参加要求を送信した
ユーザが権限ユーザであるかの確認をし、ユーザが権限
ユーザである場合にユーザ端末に関する情報をユーザ端
末接続指示と共に多地点制御手段に送信することを特徴
としても良い。
【0009】このようにユーザ情報格納手段には、他者
参加要求によって会議への参加を要求することができる
権限を有する権限ユーザを指定する情報が格納されてい
るので、見ず知らずのユーザから会議への参加を要求さ
れることがなくなる。
【0010】また、上記多地点会議装置は、ユーザ情報
格納手段に格納されたユーザ情報をユーザ端末に送信す
るユーザ情報送信手段をさらに備えることを特徴として
も良い。
【0011】このようにユーザ情報を各ユーザ端末に送
信することができる構成とすれば、それぞれのユーザに
関する情報を各ユーザ端末で閲覧することができ、その
中から会議への参加を要求するユーザを選択することが
できる。
【0012】また、上記多地点会議装置は、会議の開催
時間及び会議への参加が要求されるユーザに関する会議
予約情報を会議識別番号に関連付けて格納した会議予約
情報格納手段をさらに備え、会議アレンジ手段は、会議
予約情報格納手段に格納された会議予約情報に基づい
て、会議の開始時刻になった際に、会議予約情報をユー
ザ情報格納手段から抽出し、抽出されたユーザ端末に関
する情報をユーザ端末接続指示と共に多地点制御手段に
送信し、多地点制御手段は、会議アレンジ手段から送信
されたユーザ端末に関する情報に基づいて、ユーザ端末
をポートに接続し、会議識別番号によって識別される会
議に参加する他のユーザのユーザ端末と双方向通信可能
とすることを特徴としても良い。
【0013】このように会議の開催時間及び会議への参
加ユーザの情報を格納した会議予約情報格納手段を備
え、会議アレンジ手段が会議予約情報格納手段に基づい
て、会議の開始時刻になると自動的に会議への参加ユー
ザのユーザ端末に接続するので、会議を円滑に開始する
ことができる。また、会議予約情報格納手段には、会議
の識別番号が格納されているので、同じ時間帯に複数の
会議が行われる場合にも、それぞれの会議に参加するユ
ーザのユーザ端末を接続することができる。
【0014】また、上記多地点会議装置において、他者
参加要求受信手段は、ユーザ端末から送信された会議予
約情報を受信して会議アレンジ手段に送信し、会議アレ
ンジ手段は、他者参加要求受信手段から送信された会議
予約情報に会議識別番号を付与し、会議識別番号と共に
会議予約情報を会議予約情報格納手段に格納することを
特徴としても良い。
【0015】このように会議の開催時間及び会議への参
加ユーザに関する情報(会議予約情報)をあらかじめ他
者参加要求受信手段によって受信し、会議アレンジ手段
が受信した会議予約情報に会議識別番号を付与して会議
予約情報格納手段に格納することによって、会議を予約
することができる。
【0016】また、上記多地点会議装置において、会議
アレンジ手段は、他者参加要求受信手段から会議予約情
報が送信された際に、その時点で会議予約情報格納手段
に格納されている会議予約情報に基づいて、多地点制御
手段が会議に参加が要求されているユーザ数分のポート
を会議の開催時間に確保できるかを確認し、ポートを確
保できることが確認された場合に会議識別番号と共に会
議予約情報を会議予約情報格納手段に格納することを特
徴としても良い。
【0017】このように会議アレンジ手段が会議の開催
時間において会議へ参加するユーザの人数分のポートを
確保できるか確認することによって、ポート数以上のユ
ーザ端末の接続が必要となるような会議の予約を防止す
ることができる。
【0018】また、上記多地点会議装置において、会議
予約情報格納手段には、会議の開催時間にユーザ端末と
接続されている使用ポートに関する使用ポート情報がさ
らに格納され、会議アレンジ手段は、会議予約情報格納
手段に格納された会議予約情報に基づいて、会議の終了
時刻になった際に、会議に使用されている使用ポート情
報を抽出し、抽出された使用ポート情報を使用ポートの
切断要求と共に多地点制御手段に送信し、多地点制御手
段は、会議アレンジ手段から送信された使用ポート情報
に基づいて、使用ポートとユーザ端末との接続を切断す
ることを特徴としても良い。
【0019】このように会議開催中に使用されている多
地点制御手段のポートに関する使用ポート情報が会議予
約情報格納手段に格納されていることにより、会議の終
了時刻になった場合に、会議アレンジ手段は使用ポート
情報に基づいて多地点制御手段に接続されているユーザ
端末を切断して会議を終了させることができる。
【0020】また、上記多地点会議装置は、ユーザ端末
に会議の終了予告を送信する会議終了予告送信手段をさ
らに備え、会議アレンジ手段は、会議予約情報格納手段
に格納された会議予約情報に基づいて、会議の終了時刻
が近づいた場合に会議の終了予告及び会議に参加してい
るユーザのユーザ端末に関する情報を会議終了予告送信
手段に送信し、会議終了予告送信手段は、会議アレンジ
手段から送信されたユーザ端末に関する情報に基づい
て、各ユーザ端末に会議終了予告を送信することを特徴
としても良い。
【0021】このように会議アレンジ手段が会議予約情
報に基づいて会議の終了時刻が近づいたことを検出する
と、会議終了予告送信手段は会議に参加している各ユー
ザ端末に会議終了予告を送信する。これにより、各ユー
ザ端末を通じて会議を行っているそれぞれのユーザは会
議の終了時刻が近づいたことを知ることができる。
【0022】また、上記多地点会議装置は、ユーザ端末
から送信される、会議の延長要求を受信する会議延長要
求受信手段をさらに備え、会議延長要求受信手段は、延
長要求を会議アレンジ手段に送信し、会議アレンジ手段
は、延長要求を送信したユーザ端末が接続されている会
議の会議識別番号を会議予約情報格納手段から抽出し
て、会議識別番号によって特定される会議を延長するこ
とができるか会議予約情報格納手段に格納された会議予
約情報に基づいて判定し、会議の延長が可能であると判
定された場合に会議予約情報格納手段に格納された会議
予約情報を更新することを特徴としても良い。
【0023】このように会議延長要求受信手段を備え、
ユーザ端末から送信された延長要求を受信し、受信した
延長要求に基づいて会議アレンジ手段が会議予約情報格
納手段に格納された会議予約情報を更新して会議の終了
時刻を後の時刻(未来)にシフトさせることにより、会
議を延長することができる。また、会議予約情報を更新
する前に、会議予約情報に基づいて当該会議を延長する
ことができるか判定しているので、多地点制御装置のポ
ート数以上のユーザ端末の接続が必要となるような会議
の延長を防止することができる。
【0024】また、上記多地点会議装置は、ユーザ端末
から送信されるユーザ情報を受信するユーザ情報受信手
段をさらに備え、ユーザ情報受信手段によって受信した
ユーザ情報をユーザ情報格納手段に格納することを特徴
としても良い。
【0025】このようにユーザ情報受信手段によってユ
ーザ端末から送信されたユーザ情報を受信して、受信し
たユーザ情報をユーザ情報格納手段に格納する構成とす
ることにより、容易にユーザ情報を登録することができ
る。
【0026】また、上記多地点会議装置は、ユーザ端末
から配信ルート指定要求を受信する配信ルート指定要求
受信手段と、会議アレンジ手段及び多地点制御手段に接
続されると共に、多地点制御手段が送受信するパケット
をパケットに付されたIPアドレスに基づいてフィルタ
リングするパケットフィルタ手段とをさらに備え、配信
ルート指定要求受信手段は、ユーザ端末から受信した配
信ルート指定要求を受信して会議アレンジ手段に送信
し、会議アレンジ手段は、配信ルート指定要求受信手段
から送信された配信ルート指定要求に基づいて、パケッ
トフィルタ手段にパケットのフィルタリング指示を送信
することを特徴としても良い。
【0027】このようにパケットフィルタ手段を備えて
いることにより、配信ルート指定要求受信手段によって
受信した配信ルート指定に基づいて配信ルートを指定す
ることができる。例えば、あるユーザ端末に対して通信
の内容を秘匿したい場合には、当該端末へ配信されるべ
きパケットをその送り先のIPアドレスから判別して、
フィルタリングすることによって、その端末に対して通
信内容を秘匿することができる。
【0028】また、上記多地点会議装置は、多地点制御
手段に接続された各ユーザ端末の間における通信内容を
公開する会議公開手段をさらに備えることを特徴として
も良い。
【0029】このように会議公開手段を備えることによ
って、会議に参加していない第三者が会議を傍聴するこ
とができる。
【0030】また、上記多地点会議装置は、各ユーザ端
末と多地点制御手段との接続時間に関する接続時間情報
を格納する接続時間情報格納手段と、接続時間情報格納
手段に格納された接続時間情報に基づいて、各ユーザ端
末の利用者であるユーザに対する課金額を算出する課金
額算出手段とをさらに備えることを特徴としても良い。
【0031】このようにユーザ端末と多地点制御手段と
の接続時間に関する情報を格納した接続時間情報格納手
段を備え、接続時間情報格納手段に格納された接続時間
に基づいて課金額を算出することにより、実際の接続時
間に基づいた公正な課金額を算出することができる。
【0032】また、上記多地点会議装置において、接続
時間情報格納手段には、会議の開催中に他者参加要求に
よって参加を要求されて会議に参加したユーザであるか
否かを示す会議参加種別情報がさらに格納され、課金額
算出手段は、接続時間情報格納手段に格納された会議参
加種別情報に基づいて、ユーザに対する課金額を算出す
ることを特徴としても良い。
【0033】このように接続時間情報格納手段は、他者
参加要求によって参加を要求されて会議に参加したユー
ザと、それ以外のユーザとを区別する会議参加種別情報
をさらに有し、この会議参加種別情報に基づいて課金額
を算出することにより、例えば、他者参加要求によって
強制的に会議に参加させられたユーザに対する課金額を
減額する等のオプションを設けることができる。
【0034】また、上記多地点会議装置は、配信ルート
指定要求を送信したユーザ端末に関する情報及び配信ル
ート指定要求によってパケットフィルタ手段がフィルタ
リングしたデータ量に関する情報をパケットフィルタ情
報として格納するパケットフィルタ情報格納手段と、パ
ケットフィルタ情報格納手段に格納されたパケットフィ
ルタ情報に基づいて、ユーザ端末の利用者であるユーザ
に対する課金額を算出する課金額算出手段とをさらに備
えることを特徴としても良い。
【0035】このようにパケットフィルタ情報格納手段
に配信ルート指定要求をしたユーザとその要求によって
フィルタリングされたパケットのデータ量とがパケット
フィルタ情報として格納され、課金額算出手段はパケッ
トフィルタ情報に基づいて配信ルート指定要求を送信し
たユーザに対する課金額を算出することによって、配信
ルート指定要求を送信したユーザに課金することができ
る。
【0036】本発明に係る多地点会議システムは、多地
点に存在するユーザがユーザ端末を用いて会議を行うた
めの多地点会議システムであって、上記の多地点会議装
置と、多地点会議装置とインターネットを介して接続さ
れた複数のユーザ端末とを備えることを特徴とする。
【0037】このように上記の多地点会議装置と複数の
ユーザ端末とをインターネットで接続することにより、
多地点会議を実現することができる。また、パケット通
信プロトコルを有するインターネットによって接続する
ことで、会議中であっても一のユーザ端末から他者参加
要求を送信したり、配信ルート指定要求を送信すること
ができる。
【0038】本発明に係る多地点会議方法は、多地点会
議装置によって多地点に存在するユーザのユーザ端末を
接続して双方向通信を行わせるための多地点会議方法で
あって、ユーザ端末から多地点会議装置に他者参加要求
を送信する他者参加要求送信ステップと、ユーザ及びユ
ーザ端末に関する情報をユーザ情報として格納したユー
ザ情報格納手段から、他者参加要求送信ステップにおい
て送信された他者参加要求によって参加が要求されてい
るユーザのユーザ端末に関する情報を抽出するユーザ端
末情報抽出ステップと、ユーザ端末情報抽出ステップに
おいて抽出されたユーザ端末に関する情報に基づいて、
多地点会議装置がユーザ端末を接続するユーザ端末接続
ステップとを備えることを特徴とする。
【0039】このように、本発明に係る多地点会議方法
は、ユーザ端末から他者参加要求を送信された場合に、
ユーザ及びユーザ端末に関する情報を格納したユーザ情
報格納手段を検索することによって、ユーザ端末のアド
レス情報を含むユーザ端末情報を抽出することができ
る。これにより、多地点制御手段からユーザ端末に接続
することができる。また、他者参加要求において、参加
を要求するユーザとして、他者参加要求を送信するユー
ザ自身を指定することができる。これにより、ユーザは
自分自身を会議に参加させることが可能となる。
【0040】また、上記多地点会議方法において、ユー
ザ情報格納手段には、他者参加要求によって当該ユーザ
に対して会議への参加を要求できる権限を有する権限ユ
ーザに関する権限ユーザ情報が格納されており、ユーザ
端末接続ステップは、ユーザ情報格納手段から抽出され
る権限ユーザ情報に基づいて、他者参加要求を送信した
ユーザが権限ユーザであるかの確認をし、ユーザが権限
ユーザである場合に多地点会議装置はユーザ端末に接続
することを特徴としても良い。
【0041】このようにユーザ情報格納手段には、他者
参加要求によって会議への参加を要求することができる
権限を有する権限ユーザの情報が格納され、ユーザ端末
接続ステップにおいては、他者参加要求を送信したユー
ザが権限ユーザであるかを確認しているので、見ず知ら
ずのユーザから会議への参加を要求されることがなくな
る。
【0042】また、上記多地点制御方法は、ユーザ情報
格納手段に格納されたユーザ情報をユーザ端末に送信す
るユーザ情報送信ステップをさらに備えることを特徴と
しても良い。
【0043】このようにユーザ情報送信ステップにおい
て、ユーザ情報を各ユーザ端末に送信しているので、各
ユーザの情報を各ユーザ端末で閲覧することができ、そ
の中から会議への参加を要求するユーザを選択すること
ができる。
【0044】また、上記多地点制御方法において、ユー
ザ端末情報抽出ステップは、あらかじめ会議予約情報格
納手段に格納された会議の開催時間及び会議への参加が
要求されるユーザに関する会議予約情報に基づいて、会
議の開始時刻になった際にユーザ情報格納手段からユー
ザ端末情報を抽出することを特徴としても良い。
【0045】このようにあらかじめ格納された会議の開
催時間及び会議への参加ユーザに関する情報に基づい
て、会議の開始時刻になるとユーザ端末情報を抽出し、
これによって自動的に会議への参加ユーザのユーザ端末
に接続することとなるので、会議を円滑に開始させるこ
とができる。また、会議予約情報格納手段には、会議の
識別番号が格納されているので、同じ時間帯に複数の会
議が行われる場合にも、それぞれの会議に参加するユー
ザのユーザ端末を接続することができる。
【0046】また、上記多地点会議方法は、ユーザ端末
から多地点会議装置に会議予約情報を送信する会議予約
情報送信ステップと、会議予約情報送信ステップにおい
て送信された会議予約情報に会議識別番号を付与し、会
議識別番号と共に会議予約情報を会議予約情報格納手段
に格納する会議予約情報格納ステップとを備えることを
特徴としても良い。
【0047】このように会議の開催時間及び会議への参
加ユーザに関する情報(会議予約情報)をあらかじめ受
信し、受信した会議予約情報に会議識別番号を付与して
会議予約情報格納手段に格納することによって、会議を
予約することができる。
【0048】また、上記多地点会議方法は、他者参加要
求送信ステップにおいて会議予約情報が多地点会議装置
に送信された際に、その時点で会議予約情報格納手段に
格納されている会議予約情報に基づいて、送信された会
議予約情報に係る会議を開催できるか確認する予約確認
ステップをさらに備え、会議予約情報格納ステップは、
予約確認ステップにおいて会議を開催できることが確認
された場合に会議予約情報を会議予約情報格納手段に格
納することを特徴としても良い。
【0049】このように予約確認ステップにおいて、会
議の開催時間に会議の開催中に会議へ参加する人数分の
ユーザ端末を多地点会議装置に接続できるか確認するこ
とによって、多地点会議装置が接続できる数以上のユー
ザ端末の接続が必要となるような会議の予約を防止する
ことができる。
【0050】また、上記多地点会議方法は、会議予約情
報格納手段に格納された会議予約情報に基づいて、会議
の終了時刻になった際に、会議予約情報に基づいて会議
に参加しているユーザ端末を抽出し、ユーザ端末と多地
点会議装置との接続を切断する切断ステップをさらに備
えることを特徴としても良い。
【0051】このように会議の終了時刻になった場合
に、切断ステップにおいて会議予約情報に基づいて会議
に参加しているユーザ端末を抽出して、多地点会議装置
との接続を切断することにより、自動的に会議を終了さ
せることができる。
【0052】また、上記多地点会議方法は、会議予約情
報格納手段に格納された会議予約情報に基づいて、会議
の終了時刻が近づいた場合に、多地点会議装置からユー
ザ端末に会議の終了予告を送信する会議終了予告送信ス
テップをさらに備えることを特徴としても良い。
【0053】このように会議の終了時刻が近づくと、会
議終了予告送信ステップにおいて会議に参加している各
ユーザ端末に会議終了予告を送信するので、各ユーザ端
末を通じて会議を行っているそれぞれのユーザは会議の
終了時刻が近づいたことを知ることができる。
【0054】また、上記多地点会議方法は、会議の延長
要求をユーザ端末から多地点会議装置に送信する会議延
長要求送信ステップと、会議予約情報格納手段に格納さ
れている会議予約情報に基づいて、会議延長要求送信ス
テップにおいて送信された延長要求に係る会議を延長で
きるか確認する延長確認ステップと、延長確認ステップ
において会議を延長できることが確認された場合に会議
予約情報格納手段に格納された会議予約情報を更新する
会議予約情報更新ステップとを備えることを特徴として
も良い。
【0055】このように会議延長要求送信ステップにお
いて送信された会議の延長要求に基づいて、会議予約情
報格納手段に格納された会議予約情報を更新して会議の
終了時刻を後の時刻(未来)にシフトさせる会議予約情
報更新ステップを備えることにより、会議を延長するこ
とができる。また、会議予約情報格納手段に格納された
会議予約情報に基づいて当該会議を延長することができ
るか確認する延長確認ステップを備えているので、多地
点会議装置が接続できる数以上のユーザ端末の接続が必
要となるような会議の延長を防止することができる。
【0056】また、上記多地点会議方法は、ユーザ端末
から多地点会議装置にユーザ情報を送信するユーザ情報
送信ステップをさらに備え、ユーザ情報送信ステップに
おいて送信されたユーザ情報をユーザ情報格納手段に格
納することを特徴としても良い。
【0057】このようにユーザ情報送信ステップにおい
てユーザ端末から送信されたユーザ情報を受信し、多地
点会議装置が受信したユーザ情報をユーザ情報格納手段
に格納することにより、容易にユーザ情報を登録するこ
とができる。
【0058】また、上記多地点会議方法は、ユーザ端末
から多地点会議装置に配信ルート指定要求を送信する配
信ルート指定要求送信ステップと、配信ルート指定要求
送信ステップにおいて送信された配信ルート指定要求に
基づいて、多地点会議装置が送受信するパケットのフィ
ルタリングを行うパケットフィルタリングステップとを
備えることを特徴としても良い。
【0059】このようにパケットフィルタリングステッ
プでは、配信ルート指定要求受信ステップにおいて受信
した配信ルート指定に基づいて配信ルートを指定するこ
とができる。例えば、あるユーザ端末に対して通信の内
容を秘匿したい場合には、当該端末へ配信されるべきパ
ケットをその送り先のIPアドレスから判別して、フィ
ルタリングすることによって、その端末に対して通信内
容を秘匿することができる。
【0060】また、上記多地点会議方法において、配信
ルート指定要求送信ステップにおいて多地点会議装置に
送信された配信ルート指定は、特定のユーザ端末と他の
複数のユーザ端末との間で順番に通信を行うことができ
るような配信ルート指定であり、パケットフィルタリン
グステップは、他のユーザ端末に対して多地点会議装置
に接続した順番に特定のユーザ端末との通信を許可する
ようにパケットのフィルタリングを行うことを特徴とし
ても良い。
【0061】このようにパケットフィルタリングステッ
プにおいて、特定のユーザ端末と他のユーザ端末とが順
番に通信可能なように制御することにより、特定のユー
ザ端末との通信の順番を待つ待ち行列を作成することが
できる。例えば、特定のユーザがサービス提供者であ
り、その他の複数のユーザと順番に通信を行いたい場合
等には、当該サービス提供者と最初に接続したユーザ端
末とのみの間で通信可能とし、残りのユーザ端末との間
での通信を不可能とする。すなわち、残りのユーザ端末
からの受信したパケットをパケットフィルタリングステ
ップにおいて破棄することで、あたかもサービス提供者
に複数のユーザ端末が列をつくって順番待ちをしている
ような状態となる。また、サービス提供者であるユーザ
端末が複数ある場合にも上記とほぼ同様に、複数のサー
ビス提供者とそれぞれのサービス提供者と通信している
ユーザ端末以外のユーザ端末との通信を不可能とするこ
とができる。
【0062】また、上記多地点会議方法において、配信
ルート指定要求送信ステップにおいて多地点会議装置に
送信された配信ルート指定は、複数のユーザ端末のうち
の所定台数のユーザ端末の間で通信を行うことができる
ような配信ルート指定であり、パケットフィルタリング
ステップは、多地点会議装置に接続した順番に所定台数
のユーザ端末の通信を許可するようにパケットのフィル
タリングを行うことを特徴としても良い。
【0063】このようにパケットフィルタリングステッ
プにおいて、所定台数のユーザ端末とのみ通信が可能と
することにより、所定人数での会議を実現することがで
きる。例えば、一の会議に参加するユーザが多数あっ
て、そのうちの所定人数によって会議を行いたい場合に
は、多数のユーザ端末のうち多地点会議装置に接続した
順番の早い方から所定台数のユーザ端末とのみ通信可能
とし、その他のユーザ端末との通信を不可能にする。こ
れは、所定台数のユーザ端末以外のユーザ端末から受信
したパケットを、パケットフィルタリングステップにお
いて破棄することで、他のユーザ端末は会議に参加でき
ない状態とすることができる。
【0064】また、上記多地点会議方法は、多地点制御
手段に接続された各ユーザ端末の間における通信内容を
公開する会議公開ステップをさらに備えることを特徴と
しても良い。
【0065】このように会議公開ステップを備えること
によって、会議に参加していない第三者が会議を傍聴す
ることができる。
【0066】また、上記多地点会議方法は、各ユーザ端
末と多地点会議装置との接続時間に基づいて、各ユーザ
端末の利用者であるユーザに対する課金額を算出する課
金額算出ステップをさらに備えることを特徴としても良
い。
【0067】このようにユーザ端末と多地点制御装置と
の接続時間に基づいて課金額を算出することにより、実
際の接続時間に基づいた公正な課金額を算出することが
できる。
【0068】また、上記多地点会議方法において、課金
額算出ステップは、会議の開催中に他者参加要求によっ
て参加を要求されて会議に参加したユーザであるか否か
に基づいて、ユーザに対する課金額を算出することを特
徴としても良い。
【0069】このように課金額算出ステップは、他者参
加要求によって参加を要求されて会議に参加したユーザ
と、それ以外のユーザとを区別する会議参加種別情報に
基づいて課金額を算出することにより、例えば、他者参
加要求によって強制的に会議に参加させられたユーザに
対する課金額を減額する等のオプションを設けることが
できる。
【0070】また、上記多地点会議方法は、配信ルート
指定要求送信ステップにおいて配信ルート指定要求を送
信したユーザ端末に関する情報及びパケットフィルタリ
ングステップにおいてパケットをフィルタリングしたデ
ータ量に基づいて、ユーザ端末の利用者であるユーザに
対する課金額を算出する課金額算出ステップをさらに備
えることを特徴としても良い。
【0071】このように課金額算出ステップは、配信ル
ート指定要求をしたユーザとその要求によってフィルタ
リングされたパケットのデータ量とに基づいて配信ルー
ト指定要求を送信したユーザに対する課金額を算出する
ことによって、配信ルート指定要求を送信したユーザに
課金することができる。
【0072】また、上記多地点会議方法は、各ユーザ端
末と多地点制御手段との接続時間と、フィルタリングス
テップにおいてパケットのフィルタリングがなされて通
信がされなかった不通信時間とに基づいて、各ユーザ端
末の利用者であるユーザに対する課金額を算出する課金
額算出ステップをさらに備えることを特徴としても良
い。
【0073】このようにパケットフィルタリングによっ
て多地点会議装置に送信するパケット及び多地点会議装
置から送信されるパケットの両方がフィルタリングさ
れ、多地点会議装置と接続されているにもかかわらず、
実質的に通信ができなかった時間を考慮することによっ
て、公正な課金額を算出することができる。
【0074】
【発明の実施の形態】以下、図面と共に本発明に係る多
地点会議システムの好適な実施形態について詳細に説明
する。なお、図面の説明においては同一要素には同一符
号を付し、重複する説明を省略する。
【0075】図1は、多地点会議システム10の構成を
示すブロック図である。多地点会議システム10は、多
地点会議装置20と、複数のユーザ端末40とがインタ
ーネット12によって接続されて構成されている。
【0076】多地点会議装置20は、複数のユーザ端末
40を接続して同時通信を可能にする多地点制御ユニッ
ト21と、ユーザ端末40とのインターフェース部分で
あるユーザインターフェースユニット(以下、「ユーザ
IFユニット」という)23と、ユーザIFユニット2
3と多地点制御ユニット21とを接続する会議アレンジ
ユニット22とを有している。また、多地点会議装置2
0は、会議アレンジユニット22及びユーザIFユニッ
ト23に接続された会議予約情報データベース(以下、
「会議予約情報DB」という)24と、ユーザ情報デー
タベース(以下、「ユーザ情報DB」という)25と、
接続時間情報データベース(以下、「接続時間情報D
B」という)27を有している。さらに、多地点会議装
置20は、会議の様子を公開するための会議公開ユニッ
ト26と、接続時間情報DB27に格納された接続時間
情報等に基づいて課金額を算出する課金額算出ユニット
28と、多地点制御ユニット21によって送受信される
パケットの配信ルートを制御するためのパケットフィル
タユニット30とを有している。ここで、本実施形態で
いう「会議」の意味について説明する。「会議」とは、
複数のユーザ端末40が多地点会議装置20に接続さ
れ、それぞれのユーザ端末40の間において双方向通信
が可能な状態とされていることを言う。また、多地点会
議装置20は同時に複数の会議を実現することも可能で
ある。例えば、多地点会議装置20に8台のユーザ端末
40が接続されていても、4台ずつのユーザ端末40の
グループ内でそれぞれ双方向通信が可能とし、互いのグ
ループの間では通信不可能とすることができる。また、
会議に「参加」しているとは、多地点制御ユニット21
に接続されて、双方向通信が可能となっている状態をい
う。
【0077】次に、多地点会議装置20を構成する各要
素について説明する。
【0078】多地点制御ユニット21は、各ユーザ端末
40から送信された通信内容を受信し、合成し、接続さ
れたそれぞれのユーザ端末40に一斉に送信する中継器
の機能を有する。多地点制御ユニット21は、ユーザ端
末40を接続するための複数のポートを有している。
【0079】ユーザIFユニット23は、ウェブサーバ
によって構成されており、ユーザ端末40からの他者参
加要求、配信ルート指定要求等の様々な要求を受信した
り、ユーザ端末40にユーザ情報を送信する機能を有し
ている。なお、ユーザIFユニット23は、請求項の
「他者参加要求受信手段」、「ユーザ情報受信手段」、
「ユーザ情報送信手段」、「配信ルート指定要求受信手
段」、「会議終了予告送信手段」、「会議延長要求受信
手段」に相当する。
【0080】会議アレンジユニット22は、多地点制御
ユニット21のポートの接続や切断等の指示を多地点制
御ユニット21に送信する機能を有する。
【0081】会議公開ユニットは、多地点制御ユニット
21に接続された複数のユーザ端末40の間における通
信内容を公開するためのウェブサーバである。
【0082】パケットフィルタユニット30は、送信フ
ィルタ31と受信フィルタ32の2個のフィルタを有
し、多地点制御ユニット21とユーザ端末40との間で
送受信されるパケットをフィルタリングする機能を有す
る。パケットのフィルタリングは、パケットに付されて
いIPアドレスに基づいて行われる。送信フィルタ31
は、多地点制御ユニット21からユーザ端末40に送信
されるパケットのうち、所定の送信先のIPアドレスが
付されたパケットをフィルタリングして破棄し、当該ユ
ーザ端末40への配信を停止することができる。また、
受信フィルタ32は、所定の送信元のIPアドレスが付
されたパケットをフィルタリングして破棄し、当該ユー
ザ端末40からの受信を停止することができる。
【0083】ユーザ情報DB25は、ユーザ及びユーザ
端末40に関する情報を格納するデータベースである。
図2は、ユーザ情報DB25に格納されたデータの例を
示す図である。ユーザ情報DB25は、図2に示すよう
に、「会員番号」、「ユーザ名」、「パスワード」、
「E−mail」、「自己紹介」、「参加要求権限者」
のユーザに関する情報と、「IPアドレス」、「回線速
度」、「クライアントソフト」、「解像度」のユーザ端
末40に関する情報とを有している。「会員番号」は、
多地点制御装置に登録されたユーザに付与された番号で
あり、これによってユーザを一意に特定することができ
る。「ユーザ名」は、ユーザの名称である。「パスワー
ド」は、多地点会議装置20に接続するためのパスワー
ドであり、これにより多地点会議システム10のセキュ
リティの向上を図っている。「E−mail」は、ユー
ザのメールアドレスである。「自己紹介」は、ユーザの
紹介であり、これによってユーザのバックグラウンドや
得意分野等を知ることができる。「参加要求権限者」
は、当該ユーザに会議への参加を要求できる権限を有す
るユーザについての情報である。例えば、会員番号10
01のユーザAAAに会議への参加を要求できる権限を
有するユーザは、会員番号1008、1010、103
5のユーザである。このように会議への参加要求を行え
る権限ユーザの情報を有することにより、会議への参加
を要求するユーザと会議への参加を要求されるユーザ
(以下、「被参加要求ユーザ」という)の間にあらかじ
め合意が得られることとなる。「IPアドレス」は、ユ
ーザが会議に用いるユーザ端末40のアドレスである。
「回線速度」、「クライアントソフト」、「解像度」
は、ユーザ端末40の性能を表す情報である。
【0084】会議予約情報DB24は、会議の予約情報
及び会議の開催状況に関するデータを格納するデータベ
ースである。図3は、会議予約情報DB24に格納され
るデータの例を示す図である。会議予約情報DB24
は、「会議識別番号」、「開催時間」、「会議名」、
「参加者会員番号」、「IPアドレス」、「開催状
況」、「使用ポート」の各情報を有している。「会議識
別番号」は、開催中又は開催が予定されている会議を識
別して一意に特定するための番号である。「開催時間」
は、会議の開始時刻及び終了時刻についての情報であ
る。「会議名」は、会議によって検討される内容を示す
会議の名称である。これによって、会議に参加するユー
ザ以外のユーザはどのような会議が行われているか知る
ことができる。「参加者会員番号」は、会議に参加して
いる、又は参加予定のユーザの会員番号を示す情報であ
る。「IPアドレス」は、それぞれのユーザが通信に用
いるユーザ端末40のIPアドレスについての情報であ
る。「開催状況」は、会議が予定されているか、開催中
であるのか、あるいは既に終了しているかを示す情報で
ある。「使用ポート」は、会議の開催中にそれぞれのユ
ーザ端末40が、多地点制御ユニット21のどのポート
に接続されているかを示す情報である。
【0085】接続時間情報DB27は、各ユーザ端末4
0と多地点制御ユニットとの接続時間に関する情報を格
納するデータベースである。図4は、接続時間情報DB
27に格納されたデータの例を示す図である。接続時間
情報DB27は、「会員番号」、「ユーザ名」、「接続
時間」、「パケットフィルタ時間」、「通信履歴」、
「会議参加種別」の各情報を有している。「会員番号」
及び「ユーザ名」は、ユーザ情報DB25に格納された
「会員番号」及び「ユーザ名」と同様である。「接続時
間」は、会員番号によって特定されるユーザが有するユ
ーザ端末と多地点制御ユニットとの接続時間についての
情報であり、課金額を算出するための基本的な情報であ
る。「パケットフィルタ時間」は、パケットフィルタユ
ニットによって、当該ユーザのユーザ端末と多地点制御
ユニットとの通信ができない状態となっていた時間につ
いての情報である。「通信履歴」は、ユーザ端末と多地
点制御ユニットとの接続履歴である。この通信履歴に基
づいて前述の接続時間が求められている。「会議参加種
別」は、ユーザ端末と多地点制御ユニットとが接続され
ることとなった経緯についての情報である。会議参加種
別には、予約による参加と、会議開催中における他者参
加要求による参加の2種類がある。
【0086】次に、本実施形態に係る多地点会議システ
ム10の動作について説明し、併せて本実施形態に係る
多地点会議方法について説明する。
【0087】本実施形態に係る多地点会議システム10
では、会議の予約及び開催、他ユーザへの参加要
求、ユーザ登録、配信ルートの指定、会議の終
了、会議の延長を行うことができる。これらの動作に
ついて、順番に説明する。
【0088】まず、会議の予約及び開催について図5に
示すフローチャートを参照しながら説明する。以下の説
明においては、会議開催者が使用するユーザ端末40を
ユーザ端末A、会議への参加を要求されるユーザのユー
ザ端末40をユーザ端末Bとする。なお、ユーザ端末B
は複数であっても良い。まず、会議開催者がユーザ端末
Aから会議予約情報を多地点会議装置20に送信する
(S10)。ここで、会議予約情報は、会議の開催時
間、会議に参加するユーザに関する情報である。多地点
会議装置20のユーザIFユニット23は、ユーザ端末
Aから送信された会議予約情報を受信する(S12)
と、受信した会議予約情報を会議アレンジユニット22
に送信する。
【0089】そして、会議アレンジユニット22は、ユ
ーザIFユニット23から受信した会議予約情報に基づ
いて、会議開催者が被参加要求ユーザを指定する権限を
有するかをチェックする(S14)。具体的には、被参
加要求ユーザに関するユーザ情報をユーザ情報DB25
から抽出し、その「参加要求権限者」として会議開催者
が含まれているかを確認する。会議開催者が含まれてい
ない場合には、そのユーザについては会議への参加要求
がなかったものとして扱う。
【0090】次に、会議アレンジユニット22は、会議
の開催時間に多地点制御ユニット21のポートを確保で
きるかをチェックする(S16)。これは、会議の開催
時間に他の会議によって、予約しようとしている会議に
必要な数のポートが使用されている場合には、会議を行
うことができないからである。具体的には、会議予約情
報DB24から会議の開催時間が一部でも重複している
会議をすべて抽出し、それらの会議に必要なポート数を
求める。そして、多地点制御ユニット21のポート数と
比較して、空いているポートが会議に参加する予定のユ
ーザ数分あれば良い。なお、多地点制御ユニット21の
ポートの使用予定状況、すなわち会議の予約状況をユー
ザ端末40に表示させることとしても良い。このよう
に、多地点制御ユニット21のポートの使用予定状況を
ユーザ端末40に表示させることとすれば、会議予約時
にユーザは会議の予約が混んでいない時間帯を指定する
ことができ、円滑に会議予約をすることができる。
【0091】そして、多地点制御ユニット21のポート
を確保できることを確認した後に、会議アレンジユニッ
ト22は、予約する会議に会議識別番号を付与して会議
予約情報DB24に格納する(S18)。続いて、会議
の予約が完了した場合には、会議に参加する予定となっ
ているユーザのユーザ端末40に会議予定を送信する
(S20)。すなわち、会議の開催時間、会議名、参加
ユーザ等の情報を各ユーザ端末40に送信する。ここで
は、会議開催者のユーザ端末Aと会議の参加ユーザのユ
ーザ端末Bとに送信される。そして、ユーザ端末A,B
が多地点会議装置20から送信された会議予定を受信し
て(S22)、会議の予約は完了する。
【0092】会議アレンジユニット22は、定期的に会
議予約情報DB24から未開催の会議の開催時間を抽出
し(S24)、現在時刻と比較する(S26)。そし
て、当該会議の開始時刻となった場合に、多地点会議装
置20は当該会議に参加するユーザのユーザ端末40に
接続する。具体的には、会議予約情報DB24から抽出
した会議予約情報によって会議に参加するユーザを抽出
し(S28)、当該ユーザのユーザ端末40のIPアド
レスを会議予約情報DB24から抽出する(S30)。
このIPアドレス情報に基づいて会議アレンジユニット
22は、多地点制御ユニット21にユーザ端末40の接
続指示を送信する。そして、このIPアドレス情報を受
信した多地点制御ユニット21が各ユーザ端末40に接
続する(S32)。これにより、各ユーザ端末40は多
地点制御ユニット21のポートに接続され(S34)、
各ユーザ端末40の間での通信が可能となる。なお、多
地点制御ユニット21は、ユーザ端末40を接続した後
に、どのポートにユーザ端末40を接続したかを表すポ
ート使用情報を会議アレンジユニット22に送信し、会
議アレンジユニット22は多地点制御ユニット21から
受信したポート使用情報を会議予約情報DB24に格納
する。これにより、多地点制御ユニット21のポート使
用状況を知ることができる。
【0093】また、多地点会議装置20に接続された各
ユーザ端末40の間での通信内容は、会議公開ユニット
によってインターネット12上に公開することとしても
良い。会議の内容は、多地点制御ユニット21を送受信
されるデータを会議公開ユニットに送信すれば、会議公
開ユニットによって公開することができる。
【0094】次に、会議の参加ユーザが会議開催中に他
のユーザを参加させる動作について、図6に示すフロー
チャートを参照しながら説明する。以下の説明において
は、他のユーザの参加を要求する参加要求ユーザの端末
をユーザ端末C、参加を要求される被参加要求ユーザの
端末をユーザ端末Dとする。
【0095】まず、ユーザ端末Cから多地点会議装置2
0にユーザ検索要求を送信する(S40)。この際にユ
ーザ端末Cは、ユーザの検索条件を定めることができ
る。例えば、ユーザの自己紹介を参照して、「サッカ
ー」のキーワードが含まれているユーザというように指
定することができる。多地点会議装置20のユーザIF
ユニット23は、ユーザ端末Cから送信されたユーザ検
索要求を受信する(S42)と、ユーザ情報DB25を
検索する(S44)。そして、ユーザIFユニット23
は、検索結果をユーザ端末Cに送信する(S46)。ユ
ーザ端末Cは、多地点会議装置20から送信されたユー
ザ検索結果を受信すると、ユーザ検索結果を表示する
(S48)。そして、表示されたユーザ検索結果を閲覧
することにより、参加要求ユーザは会議への参加を要求
するユーザを選択することができる。ユーザ端末Cは、
参加要求ユーザによって選択された被参加要求ユーザを
指定して他者参加要求を多地点会議装置20に送信する
(S50)。なお、参加要求ユーザが参加させたいユー
ザをあらかじめ認識している場合には、必ずしもユーザ
検索(S40〜S48)を行う必要はない。また、ここ
で説明したユーザ検索及び検索結果表示(S40〜S4
8)の動作は、上記で説明した会議予約において、会議
に参加を要求するユーザを検索する場合にも適用するこ
とができる。
【0096】多地点会議装置20のユーザIFユニット
23は、ユーザ端末Cから送信された他者参加要求を受
信する(S52)と、受信した他者参加要求を会議アレ
ンジユニット22に送信する。会議アレンジユニット2
2は他者参加要求を受信すると、他者参加要求によって
指定された被参加要求ユーザのユーザ情報をユーザ情報
DB25から抽出する(S54)。そして、他者参加要
求を送信したユーザが被参加要求ユーザを指定する権限
を有しているか確認する。また、会議アレンジユニット
22は会議予約情報DB24からユーザ端末Cが接続さ
れている会議の会議識別番号を抽出し(S56)、会議
識別番号、ユーザ端末情報と共にユーザ端末接続指示を
多地点制御ユニット21に送信する。多地点制御ユニッ
ト21は、会議アレンジユニット22から送信されたユ
ーザ端末情報に基づいて、ユーザ端末Dを会議識別番号
で識別される会議に接続する(S58,S60)。な
お、上記動作において、会議アレンジユニット22が会
議識別番号及びユーザ端末情報を多地点制御ユニット2
1に送信する前に、会議予約情報DB24を参照して多
地点制御ユニット21のポートの空き状況を確認するこ
ととしても良い。
【0097】次に、ユーザ情報DB25にユーザ情報を
登録する動作について図7に示すフローチャートを参照
しながら説明する。まず、ユーザ端末40から多地点会
議装置20にユーザの登録要求を送信する(S70)。
多地点会議装置20のユーザIFユニット23は、ユー
ザ端末40から送信された登録要求を受信する(S7
2)と、登録用フォーマットをユーザ端末40に送信す
る(S74)。登録用フォーマットは、登録するユーザ
から同レベルの情報を得られるようにするため、ユーザ
に対する質問項目が掲載されたアンケートである。登録
用フォーマットには、例えば、氏名、住所、ユーザの得
意分野やバックグラウンド等のユーザ固有の情報につい
ての質問、ユーザ端末のIPアドレスや、画面解像度等
のユーザ端末に関する情報についての質問が掲載されて
いる。ユーザ端末40は、多地点会議装置20から送信
された登録用フォーマットを受信する(S76)と、登
録用フォーマットをユーザ端末40に表示する。そし
て、ユーザによる登録用フォーマットへの入力が完了す
ると、ユーザ端末40は、登録用フォーマットに入力さ
れたユーザ情報を多地点会議装置20に送信する(S7
8)。そして、多地点会議装置20のユーザIFユニッ
ト23は、ユーザ端末40から送信されたユーザ情報を
受信する(S80)と、ユーザに会員番号を付与してユ
ーザ情報DB25に格納する(S82)。これにより、
ユーザ登録は完了する。
【0098】次に、配信ルート指定の動作について説明
する。ここでは、図8に示すようにユーザ端末E,F,
Gの間で会議が行われている場合を例とし、ユーザ端末
Eからユーザ端末Fへの送信をフィルタリングする場合
について説明する。
【0099】まず、ユーザ端末Eから多地点会議装置2
0に配信ルート指定要求を送信する。配信ルートは、図
9に示すような画面をユーザ端末Eに表示することによ
って、ユーザに指定させる。図9に示す画面において、
チェックボックスにチェックすることによって、「ユー
ザ名」「会員番号」によって特定されるユーザに対する
データの送受信を行うかどうか決定する。チェックボッ
クスにチェックすることは、当該ユーザへの送信又は当
該ユーザからの受信を許可することを意味する。なお、
配信ルート指定画面には、ユーザが会議に参加中である
か参加予定であるかを示すステータス、及びユーザの自
己紹介の情報が表示されている。
【0100】多地点会議装置20のユーザIFユニット
23は、ユーザ端末Eからの配信ルート指定要求を受信
して、会議アレンジユニット22に送信する。会議アレ
ンジユニット22は、ユーザIFユニット23から受信
した配信ルート指定要求に基づいてパケットフィルタユ
ニット30にパケットフィルタの指示を送信する。パケ
ットフィルタユニット30は、図8に示すようなテーブ
ルを有しており、会議アレンジユニット22はこのテー
ブルを更新し、パケットフィルタユニット30はこのテ
ーブルに基づいてパケットのフィルタリングを行う。こ
こでは、送信元がIPアドレス100.100.100.100のユー
ザ端末Eから、送信先のIPアドレス100.100.100.200
のユーザ端末Fへの送信について、「フィルタ」が
「有」となっているので、パケットフィルタユニット3
0は、パケットフィルタユニット30を通過する送信先
IPアドレス及び送信元IPアドレスをチェックして、
ユーザ端末Eからユーザ端末Fへ送信されるパケットを
破棄する。このように、所定のユーザ端末40(この場
合はユーザ端末F)へのデータの配信を停止することに
よって、特定のユーザ端末40(この場合はユーザ端末
G)と秘密の会話をすることができる。
【0101】上記のように配信ルートを指定することに
より、次のような業務や会議に応用することも可能であ
る。
【0102】まず、多地点会議装置20に接続する一の
ユーザがサービス提供者であり、他のユーザは当該サー
ビス提供者からサービスを享受するサービス享受者であ
る場合に応用できる。ここで、サービス提供者は、例え
ば、法律相談等のように一度に複数のユーザにそのサー
ビスを提供できないものであるとする。このような場合
に、多地点会議装置20に接続されているすべてのユー
ザと通信可能であるとすると収拾がつかなくなってしま
うが、上記の配信ルート指定によって、サービス享受者
がサービスを受ける順番待ちの行列をつくることによ
り、円滑にサービスを提供することができる。図10
(a)は、この待ち行列のイメージを示す図である。領
域Rは、双方向通信が可能な領域を示す。最初にサービ
ス提供者Sと一のユーザ1stとのみを通信可能とし、
当該一のユーザ1stとサービス提供者Sとの通信が終
了した場合に、行列を作っている次のユーザ2ndとサ
ービス提供者Sとを接続するように配信ルートを指定す
ることとすれば、サービス提供業務を順番に行うことが
できる。なお、ユーザを接続する順番、すなわち待ち行
列の順序は、多地点会議装置20に接続した順番である
ことが好ましいが、特に他のユーザを優先すべき事情が
ある場合には、必ずしも多地点会議装置20への接続順
でなくても良い。
【0103】また、上記のような待ち行列を作成する配
信ルートの指定と、他者参加要求とを組み合わせること
によって、会議の案内窓口業務を実現することも可能と
なる。すなわち、多地点会議装置20において複数の会
議R1〜R3が同時に行われていて、多地点会議装置2
0に接続したユーザが目的の会議に参加できるように案
内する業務である。図10(b)は、この窓口業務のイ
メージを示す図である。サービス享受者であるユーザ
は、サービス提供者Sが提供する会議に参加するために
待ち行列を作る。そして、サービス提供者Sはユーザと
個別に通信し、ユーザがどの会議への参加を希望するか
を聞いて、希望に合致する会議を会議予約情報DB24
によって検索する。そして、サービス提供者Sは、自身
が参加要求ユーザとなって、サービス享受ユーザの他者
参加要求をすることにより、検索された会議にユーザを
参加させる。
【0104】次の応用例としては、会議に参加するユー
ザの人数が多くて収拾がつかない場合に、多地点会議装
置20に接続されているユーザ数より少ない所定人数に
よって会議を進めることができる。上記の待ち行列の場
合と同様に最初に接続したユーザから順に所定人数まで
のユーザを相互に通信可能となるように配信ルートを指
定し、その他のユーザについては通信を停止しておく。
そして、所定人数で会議を進め、例えばユーザ1stが
会議から抜けた場合に、順番待ちをしているユーザ2n
dを会議に参加させることによって、常に一定の人数で
活発に会議を進めることができると共に、多くのユーザ
と通信して様々な意見を取り入れることができる。
【0105】次に、会議終了の動作について図11に示
すフローチャートを参照しながら説明する。会議の開催
中に会議アレンジユニット22は、定期的に会議予約情
報DB24から当該会議の終了時刻(開催時間)の情報
を抽出する(S90)。そして、現在時刻と終了時刻と
を比較することによって、会議の終了時刻が近づいてい
るかどうかを判定する。具体的には、現在時刻が会議終
了時刻のN分以内となっているかどうか判定する(S9
2)。この際に用いられる判定の閾値Nは、会議を行っ
ているユーザによって変更することとしても良い。そし
て、会議アレンジユニット22が会議の終了時刻が近づ
いていることを検出した際には、会議の終了予告及び当
該会議に参加しているユーザ端末40に関する情報をユ
ーザIFユニット23に送信し、終了予告を受信したユ
ーザIFユニット23は、各ユーザ端末40に会議終了
予告を送信する(S94)。各ユーザ端末40は、多地
点会議装置20から送信された会議終了予告を受信する
(S96)と、会議終了予告を出力し、ユーザに会議の
終了時刻が近づいていることを知らせる。
【0106】会議アレンジユニット22は、引き続き会
議終了時刻と現在時刻との比較をして、会議の終了時刻
になったどうかを判定する(S98)。そして、会議の
時刻となった場合には、会議アレンジユニット22は、
多地点制御ユニット21に当該会議に参加しているユー
ザ端末40に関する情報とユーザ端末40との切断指示
を送信する。多地点制御ユニット21は、会議アレンジ
ユニット22からユーザ端末40との切断指示を受信す
ると、ユーザ端末40との切断をする(S100,S1
02)。続いて、会議アレンジユニット22は、当該会
議における多地点制御ユニット21とユーザ端末40と
の接続時間を接続時間情報DB27に格納して(S10
4)、会議終了の動作が完了する。
【0107】次に、会議延長の動作について図12に示
すフローチャートを参照しながら説明する。まず、ユー
ザ端末40から多地点会議装置20に会議延長要求を送
信する(S110)。会議延長要求は、会議の開催中で
あればユーザ端末40が会議終了予告を受信した後でも
送信することができる。多地点会議装置20のユーザI
Fユニット23は、ユーザ端末40から送信された会議
延長要求を受信すると(S112)、会議アレンジユニ
ット22に会議延長要求と送信元のユーザ情報とを送信
する。会議アレンジユニット22は会議延長要求を受信
すると、送信元のユーザ情報に基づいて延長要求の対象
となる会議を特定し、当該会議を延長することができる
かチェックする(S114)。具体的には、会議予約情
報に基づいて、延長要求がされている時間帯に他の会議
予約が入っていないか、また、会議予約が入っている場
合には多地点制御ユニット21の空きポートで延長する
会議のユーザ端末40を接続することができるかを判定
する。そして、会議の延長が可能であると判定された場
合には、会議アレンジユニット22は、会議予約情報D
B24の会議開催時間を更新し、会議の終了時刻を後の
時間にシフトさせる(S116)。続いて、会議アレン
ジユニット22は、ユーザIFユニット23を通じて、
会議が延長されたことを示す会議延長完了を各ユーザ端
末40に送信し(S118)、各ユーザ端末40が会議
延長完了を受信して(S120)、会議延長の動作は完
了する。
【0108】次に、本実施形態に係る多地点会議装置2
0における課金について説明する。多地点会議装置20
の使用に対する課金は、接続時間情報DB27に格納さ
れた接続時間情報に基づいて行われる。課金額算出ユニ
ット28による課金額の算出は、それぞれの会議が終了
するタイミングに行っても良いし、定期的に行うことと
しても良い。課金額は、基本的には多地点制御ユニット
21と各ユーザ端末40との接続時間に基づいて算出さ
れ、接続時間に比例して増大することとなる。ここで、
接続時間情報DB27は、会議参加種別、パケットフィ
ルタ時間の情報を有しているので、よりきめ細かく課金
額を算出することができる。すなわち、会議参加種別に
基づいて、ユーザ端末40と多地点制御ユニット21と
の接続が会議開催中に他者参加要求によって接続された
ものか、あらかじめ予約されていたものかを判定し、こ
れによって時間当たりの課金単価を変えることができ
る。他者参加要求によって参加させられたユーザに対し
て、他のユーザと同様に課金すると、他者参加要求に応
じるユーザが減少するおそれという点でこのような課金
額算出方法は有効である。また、パケットフィルタ時間
に基づいて、パケットフィルタユニットによってユーザ
端末40と多地点制御ユニット21との間の通信が実質
的に許可されない時間は、接続時間としてカウントしな
いこともできる。
【0109】また、配信ルートの指定を要求したユーザ
に対しては、その配信ルート指定によってフィルタリン
グされたパケットデータ量に基づいて課金することも可
能である。
【0110】続いて、本実施形態に係る多地点会議装置
20、多地点会議システム10及び多地点会議方法の作
用について説明する。
【0111】本実施形態に係る多地点会議装置20は、
ユーザ及びユーザ端末40に関する情報を格納したユー
ザ情報DB25を有しているので、会議アレンジユニッ
ト22はユーザ端末40のIPアドレスを検索すること
ができる。これにより、ユーザ端末40から多地点会議
装置20に他者参加要求を送信することによって、多地
点会議装置20はユーザ端末40のIPアドレスを検索
してユーザ端末40に接続することができる。
【0112】また、本実施形態に係る多地点会議装置2
0は、会議の予約情報を格納した会議予約情報DB24
を有し、会議アレンジユニット22は定期的に会議の予
約情報を抽出して会議の開始時刻になったか確認してい
る。これにより、予約された会議の開始時刻になると、
多地点会議装置20は、自動的に会議の参加ユーザに接
続することができる。
【0113】また、本実施形態に係る多地点会議装置2
0は、パケットフィルタユニット30を有しているの
で、所定のユーザ端末40から送信されたパケットを破
棄したり、所定のユーザ端末40へ送信されるパケット
を破棄することができる。これにより、通信内容の一部
を所定のユーザに秘匿することができる。
【0114】また、本実施形態に係る多地点会議装置2
0は、会議公開ユニット26を有しているので、会議内
容、すなわち多地点制御ユニット21を通じての各ユー
ザ端末間での通信内容を、会議公開ユニット26を通じ
て公開することができる。さらに、会議公開ユニット2
6を通じて会議を傍聴している第三者は、多地点会議装
置20にユーザ登録をすれば、公開中の会議に参加する
ことも可能となる。
【0115】本実施形態に係る多地点会議システム10
は、パケット通信プロトコルを採用するインターネット
12を介して多地点会議装置20とユーザ端末40とが
接続されているので、映像や音声の送受信を行うユーザ
端末40と同じ端末から他者参加要求や配信ルート指定
要求を送信したり、ユーザ検索結果を受信したりするこ
とができる。
【0116】本実施形態に係る多地点会議方法は、上記
の多地点会議装置20を用いており、多地点会議装置2
0かたユーザ端末40に接続できるという作用や、通信
内容の一部を所定のユーザに対して秘匿できる作用があ
る。
【0117】また、本実施形態に係る多地点会議方法
は、配信ルートを指定することによって、サービス提供
者とサービス享受者とが順番に通信可能となるように待
ち行列を作ることが可能となる。
【0118】以上、本発明の実施形態について詳細に説
明してきたが、本発明は上記実施形態に限定されるもの
ではない。
【0119】上記実施形態においては、会議の予約をす
る際には、会議の開催時間及び会議に参加するユーザに
関する情報を会議予約情報として送信しているが、会議
に参加するユーザが未定の場合には、参加ユーザの情報
に代えて会議に参加するユーザ数を会議予約情報として
送信しても良い。そして、会議開催中に、他者参加要求
によってユーザの参加を促す。このように会議予約情報
として会議に参加するユーザ数を送信することにより、
会議を開催するためのポートを確保し、会議開催中にユ
ーザに参加要求をすることによって、不特定のユーザが
参加する会議を予約することができる。
【0120】また、上記実施形態においては、会議予約
の動作について説明しているが、一旦予約された会議を
キャンセルすることや、会議の参加ユーザの一部をキャ
ンセルすることも可能である。具体的には、多地点会議
装置20からユーザ端末40に会議予約情報DB24の
内容を送信し、予約した会議の会議識別番号をユーザ端
末40で検索する。そして、検索された会議識別番号を
指定して、会議のキャンセル又は参加者のキャンセルを
多地点会議装置20に送信すれば、多地点会議装置20
は会議予約情報DB24を更新することができる。
【0121】また、上記実施形態においては、会議への
参加を要求できる権限を有するユーザの情報をユーザ情
報DB25に格納しているが、この情報は上記実施形態
のように個別に指定するものに限定されない。例えば、
ユーザの所属組織等によってグループ化し、当該グルー
プ内のユーザには被参加要求ユーザとして指定を許可す
ることとしても良い。
【0122】また、ユーザ端末40から他者参加要求を
送信する際に、会議への参加を要求するユーザとして、
当該ユーザ端末40を有するユーザ自身を指定すること
も可能である。これにより、ユーザは能動的に会議に参
加することができる。これは、例えば多地点会議装置2
0からユーザ端末40に対して接続をする際に、ユーザ
端末40が起動されておらず、ユーザ端末40と多地点
会議装置20との接続が確立できなかった場合に有効で
ある。すなわち、ユーザが自身を指定してユーザ端末4
0から他者参加要求を送信することにより、会議に参加
することができる。また、ユーザがインターネットプロ
バイダと契約している一般的なダイアルアップユーザで
ある場合にも有効である。この場合、ユーザ端末40の
IPアドレスは、毎回異なるIPアドレスがプロバイダ
に接続する際に与えられるので、ユーザ端末40のIP
アドレスを固定することができない。従って、このよう
な場合にユーザ端末40から多地点会議装置20にユー
ザ自身を指定して他者参加要求を送信することにより、
多地点会議装置20はユーザ端末20がネットワークロ
グオン時に取得したIPアドレスを取得することがで
き、ユーザ端末40と接続することができる。
【0123】
【発明の効果】本発明によれば、ユーザ及びユーザ端末
に関する情報を格納したユーザ情報格納手段を備えてお
り、多地点会議装置はユーザ端末の情報を検索すること
ができるので、多地点会議装置からユーザ端末に接続す
ることが可能である。
【0124】また、会議の識別番号、会議の開催時間及
び会議への参加が要求されるユーザを会議予約情報とし
て格納した会議予約情報格納手段を備えているので、会
議の開始時刻になると、多地点会議装置は自動的に会議
に参加するユーザのユーザ端末に接続することができ
る。
【0125】また、多地点制御装置が送受信するパケッ
トをパケットに付与されたIPアドレスに基づいてフィ
ルタリングするパケットフィルタ手段を備えているの
で、配信ルートを指定することができる。これにより、
所定のユーザに通信内容を秘匿することができる。
【0126】また、多地点制御装置に接続された各ユー
ザ端末の間の通信内容を公開する会議公開手段を備える
ことにより、会議の内容を会議に参加していない第三者
に公開することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に係る多地点会議装置を示すブロック
図である。
【図2】ユーザ情報DBに格納されたデータの例を示す
図である。
【図3】会議予約情報DBに格納されたデータの例を示
す図である。
【図4】接続時間情報DBに格納されたデータの例を示
す図である。
【図5】会議予約及び会議開催の動作を示すフローチャ
ートである。
【図6】他者参加要求の動作を示すフローチャートであ
る。
【図7】ユーザ登録の動作を示すフローチャートであ
る。
【図8】パケットフィルタユニットを説明する説明図で
ある。
【図9】配信ルート指定画面の例を示す図である。
【図10】(a)待ち行列のイメージを示す図である。
(b)窓口業務のイメージを示す図である。(c)所定
人数による会議のイメージを示す図である。
【図11】会議終了の動作を示すフローチャートであ
る。
【図12】会議延長の動作を示すフローチャートであ
る。
【符号の説明】
10・・・多地点会議システム、12・・・インターネット、
20・・・多地点会議装置、21・・・多地点制御ユニット、
22・・・会議アレンジユニット、23・・・ユーザインター
フェースユニット、24・・・会議予約情報データベー
ス、25・・・ユーザ情報データベース、26・・・会議公開
ユニット、27・・・接続時間情報データベース、28・・・
課金額算出ユニット、30・・・パケットフィルタユニッ
ト、31・・・送信フィルタ、32・・・受信フィルタ、40
・・・ユーザ端末。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 遊佐 英明 神奈川県横浜市栄区田谷町1番地 住友電 気工業株式会社横浜製作所内 (72)発明者 牧 久雄 神奈川県横浜市栄区田谷町1番地 住友電 気工業株式会社横浜製作所内 (72)発明者 松田 裕男 神奈川県横浜市栄区田谷町1番地 住友電 気工業株式会社横浜製作所内 (72)発明者 柿井 俊昭 神奈川県横浜市栄区田谷町1番地 住友電 気工業株式会社横浜製作所内 Fターム(参考) 5B049 BB00 CC06 CC36 DD01 EE01 EE07 FF03 FF04 GG04 GG07 5K015 AE01 AF05 AF08 JA01 5K030 GA17 HB08 KA06 KX24 LD08

Claims (34)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多地点に存在するユーザのユーザ端末を
    接続して双方向通信を行わせるための多地点会議装置で
    あって、 前記ユーザ及び前記ユーザ端末に関する情報をユーザ情
    報として格納したユーザ情報格納手段と、 複数の前記ユーザ端末を接続するためのポートを有して
    前記各ユーザ端末の間の同時通信を可能にする多地点制
    御手段と、 前記ユーザ端末から送信される他者参加要求を受信する
    他者参加要求受信手段と、 前記他者参加要求受信手段及び前記多地点制御手段に接
    続された会議アレンジ手段と、 を備え、 前記他者参加要求受信手段は、前記ユーザ端末から送信
    された前記他者参加要求を受信して前記会議アレンジ手
    段に送信し、 前記会議アレンジ手段は、前記他者参加要求受信手段か
    ら送信された前記他者参加要求によって参加が要求され
    ている前記ユーザのユーザ端末に関する情報を前記ユー
    ザ情報格納手段から抽出し、抽出された前記ユーザ端末
    に関する情報をユーザ端末接続指示と共に前記多地点制
    御手段に送信し、 前記多地点制御手段は、前記会議アレンジ手段から送信
    された前記ユーザ端末に関する情報に基づいて、前記ユ
    ーザ端末を前記多地点制御手段の前記ポートに接続す
    る、 ことを特徴とする多地点会議装置。
  2. 【請求項2】 前記ユーザ情報格納手段に格納された前
    記ユーザ情報には、前記他者参加要求によって、当該ユ
    ーザに対して前記会議への参加を要求できる権限を有す
    る権限ユーザに関する情報が含まれており、 前記会議アレンジ手段は、前記ユーザ情報格納手段から
    抽出した前記ユーザ情報に基づいて、前記他者参加要求
    を送信したユーザが権限ユーザであるかの確認をし、前
    記ユーザが権限ユーザである場合に前記ユーザ端末に関
    する情報をユーザ端末接続指示と共に前記多地点制御手
    段に送信することを特徴とする請求項1に記載の多地点
    会議装置。
  3. 【請求項3】 前記ユーザ情報格納手段に格納された前
    記ユーザ情報を前記ユーザ端末に送信するユーザ情報送
    信手段をさらに備えることを特徴とする請求項1又は2
    に記載の多地点会議装置。
  4. 【請求項4】 前記会議の開催時間及び前記会議への参
    加が要求されるユーザに関する会議予約情報を会議識別
    番号に関連付けて格納した会議予約情報格納手段をさら
    に備え、 前記会議アレンジ手段は、前記会議予約情報格納手段に
    格納された前記会議予約情報に基づいて、前記会議の開
    始時刻になった際に、前記会議予約情報を前記ユーザ情
    報格納手段から抽出し、抽出された前記ユーザ端末に関
    する情報を前記ユーザ端末接続指示と共に前記多地点制
    御手段に送信し、 前記多地点制御手段は、前記会議アレンジ手段から送信
    された前記ユーザ端末に関する情報に基づいて、前記ユ
    ーザ端末を前記ポートに接続し、前記会議識別番号によ
    って識別される会議に参加する他のユーザのユーザ端末
    と双方向通信可能とする、 ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の
    多地点会議装置。
  5. 【請求項5】 前記他者参加要求受信手段は、前記ユー
    ザ端末から送信された前記会議予約情報を受信して前記
    会議アレンジ手段に送信し、 前記会議アレンジ手段は、前記他者参加要求受信手段か
    ら送信された前記会議予約情報に会議識別番号を付与
    し、前記会議識別番号と共に前記会議予約情報を会議予
    約情報格納手段に格納することを特徴とする請求項4に
    記載の多地点会議装置。
  6. 【請求項6】 前記会議アレンジ手段は、前記他者参加
    要求受信手段から前記会議予約情報が送信された際に、
    その時点で前記会議予約情報格納手段に格納されている
    前記会議予約情報に基づいて、前記多地点制御手段が前
    記会議に参加が要求されているユーザ数分の前記ポート
    を前記会議の開催時間に確保できるかを確認し、前記ポ
    ートを確保できることが確認された場合に前記会議識別
    番号と共に前記会議予約情報を前記会議予約情報格納手
    段に格納することを特徴とする請求項4又は5に記載の
    多地点会議装置。
  7. 【請求項7】 前記会議予約情報格納手段には、前記会
    議の開催時間に前記ユーザ端末と接続されている使用ポ
    ートに関する使用ポート情報がさらに格納され、 前記会議アレンジ手段は、前記会議予約情報格納手段に
    格納された前記会議予約情報に基づいて、前記会議の終
    了時刻になった際に、前記会議に使用されている使用ポ
    ート情報を抽出し、抽出された前記使用ポート情報を前
    記使用ポートの切断要求と共に前記多地点制御手段に送
    信し、 前記多地点制御手段は、前記会議アレンジ手段から送信
    された前記使用ポート情報に基づいて、前記使用ポート
    と前記ユーザ端末との接続を切断する、 ことを特徴とする請求項4〜6のいずれか一項に記載の
    多地点会議装置。
  8. 【請求項8】 前記ユーザ端末に会議の終了予告を送信
    する会議終了予告送信手段をさらに備え、 前記会議アレンジ手段は、前記会議予約情報格納手段に
    格納された前記会議予約情報に基づいて、前記会議の終
    了時刻が近づいた場合に前記会議の終了予告及び前記会
    議に参加している前記ユーザの前記ユーザ端末に関する
    情報を前記会議終了予告送信手段に送信し、 前記会議終了予告送信手段は、前記会議アレンジ手段か
    ら送信された前記ユーザ端末に関する情報に基づいて、
    前記各ユーザ端末に前記会議終了予告を送信することを
    特徴とする請求項4〜7のいずれか一項に記載の多地点
    会議装置。
  9. 【請求項9】 前記ユーザ端末から送信される、会議の
    延長要求を受信する会議延長要求受信手段をさらに備
    え、 前記会議延長要求受信手段は、前記延長要求を前記会議
    アレンジ手段に送信し、 前記会議アレンジ手段は、前記延長要求を送信した前記
    ユーザ端末が接続されている前記会議の会議識別番号を
    前記会議予約情報格納手段から抽出して、前記会議識別
    番号によって特定される会議を延長することができるか
    前記会議予約情報格納手段に格納された前記会議予約情
    報に基づいて判定し、前記会議の延長が可能であると判
    定された場合に前記会議予約情報格納手段に格納された
    前記会議予約情報を更新する、 ことを特徴とする請求項4〜8のいずれか一項に記載の
    多地点会議装置。
  10. 【請求項10】 前記ユーザ端末から送信される前記ユ
    ーザ情報を受信するユーザ情報受信手段をさらに備え、 前記ユーザ情報受信手段によって受信した前記ユーザ情
    報を前記ユーザ情報格納手段に格納することを特徴とす
    る請求項1〜9のいずれか一項に記載の多地点会議装
    置。
  11. 【請求項11】 前記ユーザ端末から配信ルート指定要
    求を受信する配信ルート指定要求受信手段と、 前記会議アレンジ手段及び前記多地点制御手段に接続さ
    れると共に、前記多地点制御手段が送受信するパケット
    を前記パケットに付されたIPアドレスに基づいてフィ
    ルタリングするパケットフィルタ手段とをさらに備え、 前記配信ルート指定要求受信手段は、ユーザ端末から受
    信した配信ルート指定要求を受信して会議アレンジ手段
    に送信し、 前記会議アレンジ手段は、前記配信ルート指定要求受信
    手段から送信された前記配信ルート指定要求に基づい
    て、前記パケットフィルタ手段にパケットのフィルタリ
    ング指示を送信することを特徴とする請求項1〜10の
    いずれか一項に記載の多地点会議装置。
  12. 【請求項12】 前記多地点制御手段に接続された前記
    各ユーザ端末の間における通信内容を公開する会議公開
    手段をさらに備えることを特徴とする請求項1〜11の
    いずれか一項に記載の多地点会議装置。
  13. 【請求項13】 前記各ユーザ端末と前記多地点制御手
    段との接続時間に関する接続時間情報を格納する接続時
    間情報格納手段と、 前記接続時間情報格納手段に格納された前記接続時間情
    報に基づいて、前記各ユーザ端末の利用者であるユーザ
    に対する課金額を算出する課金額算出手段と、 をさらに備えることを特徴とする請求項1〜12のいず
    れか一項に記載の多地点会議装置。
  14. 【請求項14】 前記接続時間情報格納手段には、会議
    の開催中に他者参加要求によって参加を要求されて前記
    会議に参加したユーザであるか否かを示す会議参加種別
    情報がさらに格納され、 前記課金額算出手段は、前記接続時間情報格納手段に格
    納された前記会議参加種別情報に基づいて、前記ユーザ
    に対する課金額を算出することを特徴とする請求項13
    に記載の多地点会議装置。
  15. 【請求項15】 前記配信ルート指定要求を送信した前
    記ユーザ端末に関する情報及び前記配信ルート指定要求
    によって前記パケットフィルタ手段がフィルタリングし
    たデータ量に関する情報をパケットフィルタ情報として
    格納するパケットフィルタ情報格納手段と、 前記パケットフィルタ情報格納手段に格納された前記パ
    ケットフィルタ情報に基づいて、前記ユーザ端末の利用
    者であるユーザに対する課金額を算出する課金額算出手
    段と、 をさらに備えることを特徴とする請求項11に記載の多
    地点会議装置。
  16. 【請求項16】 多地点に存在するユーザがユーザ端末
    を用いて会議を行うための多地点会議システムであっ
    て、 請求項1〜15のいずれか一項に記載の多地点会議装置
    と、 前記多地点会議装置とインターネットを介して接続され
    た複数のユーザ端末と、 を備えることを特徴とする多地点会議システム。
  17. 【請求項17】 多地点会議装置によって多地点に存在
    するユーザのユーザ端末を接続して双方向通信を行わせ
    るための多地点会議方法であって、 前記ユーザ端末から前記多地点会議装置に他者参加要求
    を送信する他者参加要求送信ステップと、 前記ユーザ及びユーザ端末に関する情報をユーザ情報と
    して格納したユーザ情報格納手段から、前記他者参加要
    求送信ステップにおいて送信された前記他者参加要求に
    よって参加が要求されている前記ユーザのユーザ端末に
    関する情報を抽出するユーザ端末情報抽出ステップと、 前記ユーザ端末情報抽出ステップにおいて抽出された前
    記ユーザ端末に関する情報に基づいて、前記多地点会議
    装置が前記ユーザ端末を接続するユーザ端末接続ステッ
    プと、 を備えることを特徴とする多地点会議方法。
  18. 【請求項18】 前記ユーザ情報格納手段には、前記他
    者参加要求によって当該ユーザに対して前記会議への参
    加を要求できる権限を有する権限ユーザに関する権限ユ
    ーザ情報が格納されており、 前記ユーザ端末接続ステップは、前記ユーザ情報格納手
    段から抽出される前記権限ユーザ情報に基づいて、前記
    他者参加要求を送信したユーザが権限ユーザであるかの
    確認をし、前記ユーザが権限ユーザである場合に前記多
    地点会議装置は前記ユーザ端末に接続することを特徴と
    する請求項17に記載の多地点会議方法。
  19. 【請求項19】 前記ユーザ情報格納手段に格納された
    前記ユーザ情報を前記ユーザ端末に送信するユーザ情報
    送信ステップをさらに備えることを特徴とする請求項1
    7又は18に記載の多地点会議方法。
  20. 【請求項20】 前記ユーザ端末情報抽出ステップは、
    あらかじめ会議予約情報格納手段に格納された前記会議
    の開催時間及び前記会議への参加が要求されるユーザに
    関する会議予約情報に基づいて、前記会議の開始時刻に
    なった際に前記ユーザ情報格納手段から前記ユーザ端末
    情報を抽出することを特徴とする請求項17〜19のい
    ずれか一項に記載の多地点会議方法。
  21. 【請求項21】 前記ユーザ端末から前記多地点会議装
    置に前記会議予約情報を送信する会議予約情報送信ステ
    ップと、 前記会議予約情報送信ステップにおいて送信された前記
    会議予約情報に会議識別番号を付与し、前記会議識別番
    号と共に前記会議予約情報を前記会議予約情報格納手段
    に格納する会議予約情報格納ステップと、 を備えることを特徴とする請求項20に記載の多地点会
    議方法。
  22. 【請求項22】 前記他者参加要求送信ステップにおい
    て前記会議予約情報が前記多地点会議装置に送信された
    際に、その時点で前記会議予約情報格納手段に格納され
    ている前記会議予約情報に基づいて、送信された前記会
    議予約情報に係る会議を開催できるか確認する予約確認
    ステップをさらに備え、 前記会議予約情報格納ステップは、前記予約確認ステッ
    プにおいて前記会議を開催できることが確認された場合
    に前記会議予約情報を前記会議予約情報格納手段に格納
    することを特徴とする請求項20又は21に記載の多地
    点会議方法。
  23. 【請求項23】 前記会議予約情報格納手段に格納され
    た前記会議予約情報に基づいて、前記会議の終了時刻に
    なった際に、前記会議予約情報に基づいて前記会議に参
    加している前記ユーザ端末を抽出し、前記ユーザ端末と
    前記多地点会議装置との接続を切断する切断ステップを
    さらに備えることを特徴とする請求項20〜22のいず
    れか一項に記載の多地点会議方法。
  24. 【請求項24】 前記会議予約情報格納手段に格納され
    た前記会議予約情報に基づいて、前記会議の終了時刻が
    近づいた場合に、前記多地点会議装置から前記ユーザ端
    末に前記会議の終了予告を送信する会議終了予告送信ス
    テップをさらに備えることを特徴とする請求項20〜2
    3のいずれか一項に記載の多地点会議方法。
  25. 【請求項25】 前記会議の延長要求を前記ユーザ端末
    から前記多地点会議装置に送信する会議延長要求送信ス
    テップと、 前記会議予約情報格納手段に格納されている前記会議予
    約情報に基づいて、前記会議延長要求送信ステップにお
    いて送信された前記延長要求に係る会議を延長できるか
    確認する延長確認ステップと、 前記延長確認ステップにおいて前記会議を延長できるこ
    とが確認された場合に前記会議予約情報格納手段に格納
    された前記会議予約情報を更新する会議予約情報更新ス
    テップと、 を備えることを特徴とする請求項20〜24のいずれか
    一項に記載の多地点会議方法。
  26. 【請求項26】 前記ユーザ端末から前記多地点会議装
    置に前記ユーザ情報を送信するユーザ情報送信ステップ
    をさらに備え、 前記ユーザ情報送信ステップにおいて送信された前記ユ
    ーザ情報を前記ユーザ情報格納手段に格納することを特
    徴とする請求項17〜25のいずれか一項に記載の多地
    点会議方法。
  27. 【請求項27】 前記ユーザ端末から前記多地点会議装
    置に配信ルート指定要求を送信する配信ルート指定要求
    送信ステップと、 前記配信ルート指定要求送信ステップにおいて送信され
    た前記配信ルート指定要求に基づいて、前記多地点会議
    装置が送受信するパケットのフィルタリングを行うパケ
    ットフィルタリングステップと、 を備えることを特徴とする請求項17〜26のいずれか
    一項に記載の多地点会議方法。
  28. 【請求項28】 前記配信ルート指定要求送信ステップ
    において前記多地点会議装置に送信された配信ルート指
    定は、特定の前記ユーザ端末と他の複数の前記ユーザ端
    末との間で順番に通信を行うことができるような配信ル
    ート指定であり、 前記パケットフィルタリングステップは、前記他のユー
    ザ端末に対して前記多地点会議装置に接続した順番に前
    記特定のユーザ端末との通信を許可するように前記パケ
    ットのフィルタリングを行うことを特徴とする請求項2
    7に記載の多地点会議方法。
  29. 【請求項29】 前記配信ルート指定要求送信ステップ
    において前記多地点会議装置に送信された配信ルート指
    定は、複数の前記ユーザ端末のうちの所定台数の前記ユ
    ーザ端末の間で通信を行うことができるような配信ルー
    ト指定であり、 前記パケットフィルタリングステップは、前記多地点会
    議装置に接続した順番に所定台数の前記ユーザ端末の通
    信を許可するように前記パケットのフィルタリングを行
    うことを特徴とする請求項27に記載の多地点会議方
    法。
  30. 【請求項30】 前記多地点制御手段に接続された前記
    各ユーザ端末の間における通信内容を公開する会議公開
    ステップをさらに備えることを特徴とする請求項17〜
    29のいずれか一項に記載の多地点会議方法。
  31. 【請求項31】 前記各ユーザ端末と前記多地点会議装
    置との接続時間に基づいて、前記各ユーザ端末の利用者
    であるユーザに対する課金額を算出する課金額算出ステ
    ップをさらに備えることを特徴とする請求項17〜30
    のいずれか一項に記載の多地点会議方法。
  32. 【請求項32】 前記課金額算出ステップは、会議の開
    催中に他者参加要求によって参加を要求されて前記会議
    に参加したユーザであるか否かに基づいて、前記ユーザ
    に対する課金額を算出することを特徴とする請求項31
    に記載の多地点会議方法。
  33. 【請求項33】 前記配信ルート指定要求送信ステップ
    において前記配信ルート指定要求を送信した前記ユーザ
    端末に関する情報及び前記パケットフィルタリングステ
    ップにおいてパケットをフィルタリングしたデータ量に
    基づいて、前記ユーザ端末の利用者であるユーザに対す
    る課金額を算出する課金額算出ステップをさらに備える
    ことを特徴とする請求項27に記載の多地点会議方法。
  34. 【請求項34】 前記各ユーザ端末と前記多地点制御手
    段との接続時間と、前記フィルタリングステップにおい
    てパケットのフィルタリングがなされて通信がされなか
    った不通信時間とに基づいて、前記各ユーザ端末の利用
    者であるユーザに対する課金額を算出する課金額算出ス
    テップをさらに備えることを特徴とする請求項28又は
    29に記載の多地点会議方法。
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