JP2002077105A - 送信装置と受信装置及び送信方法と受信方法 - Google Patents

送信装置と受信装置及び送信方法と受信方法

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JP2002077105A
JP2002077105A JP2000264706A JP2000264706A JP2002077105A JP 2002077105 A JP2002077105 A JP 2002077105A JP 2000264706 A JP2000264706 A JP 2000264706A JP 2000264706 A JP2000264706 A JP 2000264706A JP 2002077105 A JP2002077105 A JP 2002077105A
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transmission
symbol
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JP2000264706A
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English (en)
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Kazunori Igai
和則 猪飼
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シンボルが多重されるユーザ数を増やし
ても、小型のユーザ送受信処理回路で全ユーザのシンボ
ルを多重/分離可能とすることによって、装置の小型
化、低価格化、低消費電力化を図ること。 【解決手段】 送信装置における周波数領域拡散による
ユーザ多重処理において、コード長と同じ長さの1ビッ
ト巡回シフトレジスタ114〜117にて、自己相関が
鋭いピークを持つ拡散コードを巡回的にシフトさせる。
このシフトによって全ユーザ識別コードを逐次発生させ
ながら、乗算器118〜121でコピー部109からの
各サブキャリアシンボルに掛け合わせる。この乗算結果
を、加算器122〜125及びレジスタ126〜129
で各サブキャリア毎に累積加算した後、乗算器134〜
137で、各サブキャリア波形と乗算し、この全ての結
果を加算器138で加算することによってユーザ多重を
行い、マルチキャリア伝送する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マルチキャリアC
DMA(Code Division Multiple Access)方式を適用
した移動体通信システムにおける携帯電話機や携帯電話
機能及びコンピュータ機能を備えた情報通信端末装置等
の移動局装置、及び移動局装置と無線通信を行う基地局
装置等に適用され、移動局装置や基地局装置の周波数領
域拡散によるユーザ多重/分離処理を行う送信装置と受
信装置及び送信方法と受信方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図7は、従来の周波数領域拡散を行うマ
ルチキャリアCDMA方式(以下MC−CDMAと記
す)による1ユーザ送信装置の構成を示すブロック図で
ある。
【0003】この図7において、送信入力端子701よ
り送信シンボル列(シンボル時間長Ts)が入力される
と、コピー部702にて各サブキャリアに対して同じ送
信シンボル列を発生する。
【0004】一方、各サブキャリアに対応するコード入
力端子703〜706には、拡散コード“1001”に
対して+1,−1,−1,+1がセットされる。これ
は、コード“1001”の1に対して+1、0に対して
−1を対応させるものである。
【0005】各サブキャリアの送信シンボル列に、コー
ド入力端子703〜706から入力されたコードを、乗
算器707〜710で掛け合わせる。以下、このサブキ
ャリア方向に拡散コードを掛ける処理を周波数領域拡散
という。
【0006】OFDM(Orthogonal Frequency Division
Multiple)部711における入力端子712〜715に
は、マルチキャリア伝送のためのサブキャリア波形(時
間Ts分)が入力される。このサブキャリア波形は、各
々シンボルレートTs-1の3/2,1/2,−1/2,
−3/2倍の周波数である。
【0007】これらのサブキャリアは、乗算器707〜
710の周波数拡散出力であるシンボルと、乗算器71
6〜719において、時間を合わせて掛け合わせられ、
加算器720で全て加算されて送信出力端子721から
送信信号として出力される。
【0008】図8は、従来の周波数領域拡散を行うMC
−CDMAによる4ユーザ送信装置の構成を示すブロッ
ク図である。
【0009】この図8において、第1〜第4ユーザ送信
シンボル列U1(k)〜U4(k)が、送信入力端子80
1〜804に入力され、図7の1ユーザ送信装置と同機
能の1ユーザ送信処理部805〜808で処理される。
各1ユーザ送信処理部805〜808での拡散コード
は、図示するように“1001”,“0110”,“0
101”,“1010”となっている。
【0010】1ユーザ送信処理部805〜808の出力
信号は、加算器809にて全て加算され、送信出力端子
810から送信信号として出力される。
【0011】但し、上記4つの拡散コードは、1に対し
て+1、0に対して−1を対応させて相互相関を取る
と、どの組合せでも零になるので、受信側で同じコード
を用いて逆拡散することによってユーザ毎にシンボルを
分離することができる。
【0012】例えば、“1001”と“0101”が多
重されていても、その相互相関は1×(−1)+(−
1)×1+(−1)×(−1)+1×1=0なので“1
001“のコードで受信すると”0101“で拡散され
たシンボルは0になる。
【0013】図9は、従来の周波数領域拡散を行うMC
−CDMAによる1ユーザ受信装置の構成を示すブロッ
ク図である。
【0014】この図9において、受信入力端子901よ
り受信信号が入力されると、乗算器902〜905にお
いて、サブキャリア入力端子906〜909より入力さ
れたサブキャリア波形と、受信信号上のシンボル時間と
が同期されながら掛け合わされる。
【0015】この乗算結果が、矩形LPF910〜91
3にて、1シンボル時間Ts積分されることにより、各
サブキャリアの受信シンボル列が得られる。
【0016】ここで上記のサブキャリア入力端子906
〜909に供給されるサブキャリア波形は、マルチキャ
リア伝送のためのもの(時間Ts分)で、各々シンボル
レートTs-1の3/2,1/2,−1/2,−3/2倍
の周波数である。
【0017】一方、コード入力端子914〜917は、
各サブキャリアに対応するものであり、拡散コード“1
001”に対して、+1,−1,−1,+1がセットさ
れる。即ち、コード“1001”の1に対して+1、0
に対して−1を対応させる。
【0018】乗算器918〜921では、矩形LPF9
10〜913からの各サブキャリアの受信シンボル列
に、コード入力端子914〜917からのコードがシン
ボル時間に同期して掛け合わされ、この結果が、最大比
合成部922にて合成され、受信シンボルとして受信出
力端子から出力される。
【0019】なお、この方式は各サブキャリアに同じシ
ンボルを送信し、受信側でこれを最大比合成する周波数
ダイバーシチを構成しているので、サブキャリア間で信
号に歪みを受けても良好な通信が可能である。
【0020】図10は、従来の周波数領域拡散を行うM
C−CDMAによる4ユーザ受信装置の構成を示すブロ
ック図である。この図10において、受信信号は受信入
力端子1001から入力され、各々が図9の1ユーザ送
信装置と同機能の1ユーザ受信処理部1002〜100
5で処理される。各1ユーザ受信処理部1002〜10
05での拡散コードは、図示するように“1001”,
“0110”,“0101”,“1010”となってい
る。
【0021】1ユーザ受信処理部1002〜1005
は、各ユーザの受信シンボル列を各々受信出力端子10
06〜1009へ出力する。
【0022】なお、上記従来例の構成では信号は、全て
実数値(BPSK変調を想定)として扱ってきたが、複
素数(QPSK変調を想定)の場合も同様に処理するこ
とができる。この場合は、信号、拡散コード、加算器及
び乗算器を、全て複素数対応に置き換えるだけでよい。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
装置において、MC−CDMA方式のユーザ送受信装置
では、シンボルが多重されるユーザ数に比例してサブキ
ャリア数と1ユーザ送受信処理部の数が増えるため、回
路規模がユーザ数の2乗に比例して増大する。特にユー
ザ数を増やして識別コードの種類を多くするとこれらを
記憶するための所要メモリ量も激増するため、装置が大
型となり、その分、高価格、高消費電力を招くことにな
るという問題がある。
【0024】本発明はかかる点に鑑みてなされたもので
あり、シンボルが多重されるユーザ数を増やしても、小
型のユーザ送受信処理回路で全ユーザのシンボルを多重
/分離可能とすることによって、装置の小型化、低価格
化、低消費電力化を図ることができる送信装置と受信装
置及び送信方法と受信方法を提供することを目的とす
る。
【0025】
【課題を解決するための手段】本発明の送信装置は、マ
ルチキャリアCDMA方式の周波数領域拡散処理におい
て、自己相関が鋭いピークを持つ拡散コードを巡回シフ
トさせることによりコード群を発生するシフトレジスタ
手段と、この手段で発生されたコード群をユーザ毎の各
サブキャリアシンボルに乗算する第1乗算手段と、この
手段での各乗算結果を各々において累積加算する加算手
段と、この手段での各累積加算結果をマルチキャリア伝
送のための各サブキャリアと乗算する第2乗算手段と、
この手段での各乗算結果を多重化する多重化手段と、を
具備する構成を採る。
【0026】この構成によれば、1ユーザ相当の回路規
模で全ユーザのシンボルを多重することができるので、
送信装置の小型化、低価格化、低消費電力化を図ること
ができる。
【0027】本発明の送信装置は、マルチキャリアCD
MA方式の周波数領域拡散処理において、自己相関が鋭
いピークを持つ拡散コードを巡回シフトさせることによ
りコード群を発生するシフトレジスタ手段と、この手段
で発生されたコード群をユーザ毎の各サブキャリアシン
ボルに乗算する第1乗算手段と、この手段での各乗算結
果を多重化する多重化手段と、この手段で得られた多重
化シンボルをマルチキャリア伝送のための各サブキャリ
アと乗算する第2乗算手段と、を具備する構成を採る。
【0028】この構成によれば、1ユーザ相当の回路規
模で全ユーザのシンボルを多重することができるので、
送信装置の小型化、低価格化、低消費電力化を図ること
ができる。
【0029】本発明の受信装置は、マルチキャリアCD
MA方式の周波数領域拡散処理において、自己相関が鋭
いピークを持つ拡散コードを巡回シフトさせることによ
りコード群を発生するシフトレジスタ手段と、受信信号
にマルチキャリア伝送のための各サブキャリア信号を乗
算する第1乗算手段と、この手段での各乗算結果を所定
シンボル時間積分してユーザ毎にサブキャリアシンボル
を分離する分離手段と、この手段で分離された各サブキ
ャリアシンボルと前記コード群とを乗算する第2乗算手
段と、この手段での各乗算結果を最大比合成する合成手
段と、を具備する構成を採る。
【0030】この構成によれば、1ユーザ相当の回路規
模で全ユーザのシンボルを分離することができるので、
受信装置の小型化、低価格化、低消費電力化を図ること
ができる。
【0031】本発明の受信装置は、マルチキャリアCD
MA方式の周波数領域拡散処理において、自己相関が鋭
いピークを持つ拡散コードを巡回シフトさせることによ
りコード群を発生するシフトレジスタ手段と、受信信号
を巡回シフトさせながら、マルチキャリア伝送のための
各サブキャリア信号に乗算する第1乗算手段と、この手
段での各乗算結果を所定シンボル時間積分してユーザ毎
にサブキャリアシンボルを分離する分離手段と、この手
段で分離された各サブキャリアシンボルと前記コード群
とを乗算する第2乗算手段と、この手段での各乗算結果
を各々において合成する合成手段と、を具備する構成を
採る。
【0032】この構成によれば、1ユーザ相当の回路規
模で全ユーザのシンボルを分離することができるので、
受信装置の小型化、低価格化、低消費電力化を図ること
ができる。
【0033】本発明の送受信装置は、上記いずれかと同
構成の送信装置、及び受信装置を具備する構成を採る。
【0034】この構成によれば、送受信装置において、
上記いずれかと同様の作用効果を得ることができる。
【0035】本発明の移動局装置は、上記いずれかと同
構成の送信装置、及び受信装置を具備する構成を採る。
【0036】この構成によれば、移動局装置において、
上記いずれかと同様の作用効果を得ることができる。
【0037】本発明の基地局装置は、上記いずれかと同
構成の送信装置、及び受信装置を具備する構成を採る。
【0038】この構成によれば、基地局装置において、
上記いずれかと同様の作用効果を得ることができる。
【0039】本発明の送信方法は、マルチキャリアCD
MA方式の周波数領域拡散処理において、自己相関が鋭
いピークを持つ拡散コードを巡回シフトさせることによ
りコード群を発生して、ユーザ毎の各サブキャリアシン
ボルに乗算し、この各乗算結果を各々において累積加算
した結果を、マルチキャリア伝送のための各サブキャリ
アと乗算したのち多重化することを特徴とする送信方
法。
【0040】この方法によれば、1ユーザ相当の回路規
模で全ユーザのシンボルを多重することができるので、
送信装置の小型化、低価格化、低消費電力化を図ること
ができる。
【0041】本発明の送信方法は、マルチキャリアCD
MA方式の周波数領域拡散処理において、自己相関が鋭
いピークを持つ拡散コードを巡回シフトさせることによ
りコード群を発生して、ユーザ毎の各サブキャリアシン
ボルに乗算し、この各乗算結果を多重化したのちマルチ
キャリア伝送のための各サブキャリアと乗算するように
した。
【0042】この方法によれば、1ユーザ相当の回路規
模で全ユーザのシンボルを多重することができるので、
送信装置の小型化、低価格化、低消費電力化を図ること
ができる。
【0043】本発明の受信方法は、マルチキャリアCD
MA方式の周波数領域拡散処理において、受信信号にマ
ルチキャリア伝送のための各サブキャリア信号を乗算
し、この各乗算結果を所定シンボル時間積分してユーザ
毎にサブキャリアシンボルを分離し、この分離された各
サブキャリアシンボルと、自己相関が鋭いピークを持つ
拡散コードを巡回シフトさせることにより発生させたコ
ード群とを乗算し、この各乗算結果を最大比合成するよ
うにした。
【0044】この方法によれば、1ユーザ相当の回路規
模で全ユーザのシンボルを分離することができるので、
受信装置の小型化、低価格化、低消費電力化を図ること
ができる。
【0045】本発明の受信方法は、マルチキャリアCD
MA方式の周波数領域拡散処理において、受信信号を巡
回シフトさせながら、マルチキャリア伝送のための各サ
ブキャリア信号に乗算し、この各乗算結果を所定シンボ
ル時間積分してユーザ毎にサブキャリアシンボルを分離
し、この分離された各サブキャリアシンボルと、自己相
関が鋭いピークを持つ拡散コードを巡回シフトさせるこ
とにより発生させたコード群とを乗算し、この各乗算結
果を各々において合成するようにした。
【0046】この方法によれば、1ユーザ相当の回路規
模で全ユーザのシンボルを分離することができるので、
受信装置の小型化、低価格化、低消費電力化を図ること
ができる。
【0047】本発明の送受信方法は、マルチキャリアC
DMA方式の周波数領域拡散処理において、自己相関が
鋭いピークを持つ拡散コードを巡回シフトさせることに
よりコード群を発生して、ユーザ毎の各サブキャリアシ
ンボルに乗算し、この各乗算結果を各々において累積加
算した結果を、マルチキャリア伝送のための各サブキャ
リアと乗算したのち多重化して送信し、この送信処理で
送信された信号を受信し、この受信信号にマルチキャリ
ア伝送のための各サブキャリア信号を乗算し、この各乗
算結果を所定シンボル時間積分してユーザ毎にサブキャ
リアシンボルを分離し、この分離された各サブキャリア
シンボルと、自己相関が鋭いピークを持つ拡散コードを
巡回シフトさせることにより発生させたコード群とを乗
算し、この各乗算結果を最大比合成するようにした。
【0048】この方法によれば、1ユーザ相当の回路規
模で全ユーザのシンボルを多重/分離することができる
ので、送受信装置の小型化、低価格化、低消費電力化を
図ることができる。
【0049】本発明の送受信方法は、マルチキャリアC
DMA方式の周波数領域拡散処理において、自己相関が
鋭いピークを持つ拡散コードを巡回シフトさせることに
よりコード群を発生して、ユーザ毎の各サブキャリアシ
ンボルに乗算し、この各乗算結果を多重化したのちマル
チキャリア伝送のための各サブキャリアと乗算して送信
し、この送信処理で送信された信号を受信し、この受信
信号にマルチキャリア伝送のための各サブキャリア信号
を乗算し、この各乗算結果を所定シンボル時間積分して
ユーザ毎にサブキャリアシンボルを分離し、この分離さ
れた各サブキャリアシンボルと、自己相関が鋭いピーク
を持つ拡散コードを巡回シフトさせることにより発生さ
せたコード群とを乗算し、この各乗算結果を最大比合成
するようにした。
【0050】この方法によれば、1ユーザ相当の回路規
模で全ユーザのシンボルを多重/分離することができる
ので、受信装置の小型化、低価格化、低消費電力化を図
ることができる。
【0051】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して詳細に説明する。
【0052】(実施の形態1)図1は、本発明の実施の
形態1に係るマルチキャリアCDMA方式による送信装
置の構成を示すブロック図である。
【0053】この図1に示す送信装置は、送信入力端子
101〜104と、レジスタ(図にはT/4と記載、他
も同様)105〜108と、コピー部109と、コード
入力端子110〜113と、レジスタ114〜117
と、乗算器118〜121と、加算器122〜125
と、サブキャリア入力端子130〜133と、乗算器1
34〜137と、加算器138と、送信出力端子139
とを備えて構成されている。
【0054】ここで、本発明の原理を説明しておく。
【0055】その原理は、従来例で説明したMC−CD
MA受信処理において、周波数領域拡散がサブキャリア
に拡散コードを掛け合わせ、この乗算結果を加算(最大
比合成)する処理であり、従来の時間領域拡散に較べて
以下の特長があることに着目したものである。 (1)拡散コードの開始時刻(開始サブキャリア)が決
まっている。但し、拡散コードのサンプリング間隔は、
時間領域拡散ではチップ時間、周波数領域拡散ではサブ
キャリア周波数間隔である。 (2)時間領域拡散に対しては、チップ時間を超えて時
間軸方向にずれて重畳してくる遅延波が存在するが、周
波数領域拡散ではサブキャリア周波数間隔を越えて周波
数軸方向にずれて重畳してくる波は存在しないと考えて
よい。
【0056】この(1)及び(2)から周波数領域拡散
は、あるコードをサブキャリア周波数間隔単位で巡回シ
フトして発生させたコードでも識別可能である。但し、
時間領域拡散では、遅延波と区別が付かない。
【0057】従って、このようなコード群を用いれば、
全ユーザの識別コードを1ビット巡回シフトレジスタで
発生することが可能になるので、多くのユーザの多重/
分離を行う際の回路規模を低減できる。
【0058】このように、MC−CDMAの周波数領域
拡散では、巡回シフトにて容易に発生させたコードを用
いることにより、全ユーザの識別コードを1ビット巡回
シフトレジスタで発生することが可能になるので、多く
のユーザの多重/分離を行う際の回路規模を低減でき
る。
【0059】この目的のためには、コードが鋭い巡回自
己相関関数を持つ必要がある。そこで、コードC
(k);k=0,1,2,・・・n−1の巡回自己相関関数
R(m)は下式(1)にて与えられる。
【数1】 ここで右辺のC(k+m mod n)は、C(k)をm
回巡回シフトして発生させた他ユーザの識別コードでも
あるから、理想的には下式(2)が成り立つことが望ま
しく、自コードを振幅1で検出する際に受信信号の中に
巡回コードである他コードが重畳していても全く干渉を
受けない。
【数2】 この式(2)に基づく、系列“+1,+1,+1,−
1”の巡回的自己相関関数のイメージ図を図2に示す。
この図2は、“1110”,“0111”,“101
1”,“1101”のコードについて、横軸m,縦軸R
(m)として描いたものであるが、明らかに式(2)を
満たしている。
【0060】ところで、コード長5以上では式(2)を
満たすコードはあまり知られていないが、その場合は、
図3に示す疑似雑音系列の巡回的自己相関関数及び下式
(3)で与えられる巡回自己相関関数R(m)を有する
PN系列(擬似雑音系列)を用いることができる。
【数3】 PN系列を用いる場合、自コードを振幅1で検出する際
に、受信信号の中に巡回コードである他コードが重畳し
ていると、振幅で±1/nの干渉(複号はそのコードで
の伝送シンボル値によって決まる)を受ける。但し干渉
振幅の復号はユーザによってランダムであり電力加算に
なるので、kユーザ多重の時の信号/干渉比(以後SI
Rと記す)は下式(4)になる。
【数4】 この式(4)よりSIRが最小になるnユーザ多重の時
でもなので、コード長nが大きいほどよい性能が得られ
る。一般にこのようなPN系列としては、以下の4種類
が知られているので、多くのコード長に対して適用可能
である。
【0061】 (1)M系列:n=2t−1,tは自然数の系列 (2)平方剰余系列(ルジ ャンドル系列):n=4t−1,tは自然数が素数となる系列 (3)双素数系列:n=p(p+2),pとp+2は素数の系列 (4)ホ−ル系列:n=4×2+27,xは整数が素数の系列 但し、同一周波数で同相及び直交の2本のサブキャリア
を用いて伝送する場合(QRSK伝送の場合)には、サ
ブキャリア数を2n本と見なし、長さ2n以上で上述の
ような鋭い巡回自己相関を有するコードを割り当てるだ
けでよい。また同相及び直交の2本のサブキャリアを分
離識別できる場合は、長さnのコードを同相及び直交サ
ブキャリアに対して共通に用いることもできる。
【0062】本実施の形態1は、上記原理に基づいたM
C−CDMA方式の送信装置の周波数領域拡散によるユ
ーザ多重処理において、コード長と同じ長さの1ビット
巡回シフトレジスタにて自己相関が鋭いピークを持つ拡
散コードを、巡回的にシフトさせて全ユーザ識別コード
を逐次発生させながら、各サブキャリアシンボルに掛け
合わせ、この乗算結果を、各サブキャリア毎に累積加算
してユーザ多重を行い、マルチキャリア伝送することに
より1ユーザ相当の回路規模で全ユーザのシンボルを多
重できるようにしたものである。
【0063】次に、図1を参照して本実施の形態1の送
信装置の動作を、ステップ1〜ステップ6で説明する。
【0064】ステップ1では、送信入力端子101〜1
04より各ユーザの送信シンボルU 1(k)〜U4(k)
が各々入力され、シフトレジスタを構成する各レジスタ
105〜108にロードされる。このうち最初に、コピ
ー部109にシンボルU1(k)が供給される。
【0065】この時、1ビット巡回シフトレジスタを構
成するレジスタ114〜117に、ユーザシンボルU1
(k)の識別コード“+1,+1,+1,−1”(実際
にはコードの+1は"1"、1は"0"が対応する)がロー
ドされる。これによって、ユーザ多重用のレジスタ12
6〜129の内容がクリアされる。
【0066】ステップ2では、ステップ1で説明したコ
ピー部109にユーザシンボルU1(k)が入力される
と、コピー部109が各サブキャリアに対して同じ送信
シンボルU1(k)を発生する。
【0067】一方、レジスタ114〜117からは、U
1(k)の識別コード“+1,+1,+1,−1”が出
力されているので、乗算器118〜121は各々、コピ
ー部109からのU1(k)シンボルと、レジスタ11
4〜117からのコードとを掛け合わせる。
【0068】この乗算結果を、各々ユーザ多重用のレジ
スタ126〜129(ステップ1にてクリアされてい
る)の内容と、加算器122〜125で各々加算し、再
びレジスタ126〜129に戻す。
【0069】ステップ3では、コピー部109の前段の
シフトレジスタが、レジスタ104からレジスタ101
の方向に順次シフトされることによって、コピー部10
9にシンボルU2(k)が供給される。
【0070】この時、1ビット巡回シフトレジスタもレ
ジスタ114からレジスタ117、この後114に戻る
方向に巡回シフトされることにより、ユーザシンボルU
2(k)の識別コード“−1,+1,+1,+1”が発
生する。
【0071】ステップ4では、ステップ2においてコピ
ー部109にユーザシンボルU2(k)が入力される
と、コピー部109は各サブキャリアに対して同じ送信
シンボルU2(k)を発生する。
【0072】一方、1ビット巡回シフトレジスタを構成
するレジスタ114〜117からはU2(k)の識別コ
ード“−1,+1,+1,+1”がロードされているの
で、乗算器118〜121は各々、コピー部109から
のU2(k)シンボルとレジスタ114〜117からの
コードを掛け合わせる。
【0073】この乗算結果を、各々ユーザ多重用のレジ
スタ126〜129(ステップ2にて周波数領域拡散さ
れたU1(k)シンボルがセットされている)の内容
と、加算器122〜125で各々加算してユーザ多重
し、再びレジスタ126〜129に戻す。
【0074】ステップ5では、ステップ3及び4を繰返
し、シンボルU1(k)〜U4(k)を多重化する。但
し、ステップ2,3,4,5の動作は、シンボルレート
の4倍のクロック(=4Ts-1)で実行されるので、ス
テップ5終了までの実行時間は1シンボル時間(=T
s)である。
【0075】ステップ6では、入力端子130〜133
に、マルチキャリア伝送のためのサブキャリア波形(時
間Ts分)が入力される。それらのサブキャリアは、各
々シンボルレートTs-1の3/2,1/2,−1/2,
−3/2倍の周波数である
【0076】入力された各サブキャリアは、ユーザ多重
用のレジスタ126〜129内のユーザ多重シンボル
と、乗算器134〜137で時間を合わせて掛け合わさ
れる。この乗算結果が加算器138で全て加算され、送
信出力端子139へ送信信号として出力される。このス
テップ6の処理後、ステップ1に戻る。
【0077】但し、ステップ6の処理においても、シン
ボルレートの4倍のクロック(=4Ts-1)で実行され
るが、FFT回路を用いて低演算量にて実行することも
可能である。
【0078】なお、上述したステップ1〜6の動作を行
う図1の送信装置により1ユーザ相当の回路規模で4ユ
ーザ多重を実行できることが明らかである。また、本実
施の形態1では、実数演算で実現できるBPSKの場合
について述べたが、前述したようにQPSKの場合につ
いても、データ及び演算器を複素数対応に置き換えるこ
とによって、同様に実現可能である。
【0079】このように、実施の形態1のMC−CDM
A方式の送信装置によれば、周波数領域拡散によるユー
ザ多重処理において、コード長と同じ長さの1ビット巡
回シフトレジスタにて自己相関が鋭いピークを持つ拡散
コードを、巡回的にシフトさせて全ユーザ識別コードを
逐次発生させながら、各サブキャリアシンボルに掛け合
わせ、この乗算結果を、各サブキャリア毎に累積加算し
てユーザ多重を行い、マルチキャリア伝送するようにし
た。
【0080】これによって、1ユーザ相当の回路規模で
全ユーザのシンボルを多重することができるので、通信
装置の小型化、低価格化、低消費電力化を図ることがで
きる。
【0081】(実施の形態2)図4は、本発明の実施の
形態2に係るマルチキャリアCDMA方式による送信装
置の構成を示すブロック図である。
【0082】この図4に示す送信装置は、送信入力端子
401〜404と、コード入力端子405〜408と、
レジスタ409〜412と、乗算器413〜416と、
加算器417と、サブキャリア入力端子418〜421
と、セレクタ422と、乗算器423と、加算器424
と、レジスタ425〜428と、送信出力端子429と
を備えて構成されている。
【0083】このような構成の実施の形態2の送信装置
の動作を、次のステップ1〜ステップ7で説明する。
【0084】ステップ1では、送信入力端子401〜4
04より各ユーザの送信シンボルU 1(k)〜U4(k)
が各々入力される。この時、1ビット巡回シフトレジス
タを構成するレジスタ409〜412に、第1サブキャ
リア上でユーザシンボルU1(k)〜U4(k)に掛けら
れる識別コード“+1,−1,+1,+1”(実際には
コードの+1は"1"、1は"0"が対応する)が、コード
入力端子405〜408から各々ロードされ、また、サ
ブキャリア加算用の巡回レジスタ425〜428の内容
がクリアされる。
【0085】ステップでは、ステップ1によりユーザシ
ンボルU1(k)〜U4(k)が入力された際に、レジス
タ409〜412からは識別コード“+1,−1,+
1,+1”が出力されているので、乗算器413〜41
6で、各々U1(k)〜U4(k)シンボルと識別コード
“+1,−1,+1,+1”とが掛け合わされ、この結
果が加算器417で多重(ユーザ多重)される。
【0086】この時、マルチキャリア伝送のためのサブ
キャリア波形(各々シンボルレートTs-1の3/2,1
/2,−1/2,−3/2倍の周波数、時間Ts分)入
力端子418〜421から入力された第1サブキャリア
の周波数をセレクタ422で選択する。但し、ステップ
2の動作はシンボルレートの4倍のクロック(=4Ts
-1)で実行される。
【0087】ステップ3では、ステップ2により得られ
た第1サブキャリアのユーザ多重シンボルに対して、セ
レクタ422で選択された第1サブキャリアの波形を乗
算器423で掛け合わせる。
【0088】この乗算結果を、レジスタ425〜428
から成るサブキャリア加算用の巡回シフトレジスタ(ス
テップ1にてクリアされている)を、レジスタ425か
らレジスタ428に向かってレジスタ425に戻る方向
に巡回シフトしながら加算器424で逐次加算(この例
では4回行う)し、再びレジスタ425〜428に戻
す。但し、ステップ3の動作はシンボルレートの16倍
のクロック(=16Ts -1)で実行される。
【0089】ステップ4では、上記1ビット巡回シフト
レジスタも、レジスタ409〜412に向かいレジスタ
9に戻る方向に巡回シフトする。これによって、第2サ
ブキャリア上のユーザシンボルU1(k)〜U4(k)に
掛けられる識別コード“+1,+1,−1,+1”が発
生する。
【0090】ステップ5では、ステップ3において1ビ
ット巡回シフトレジスタを構成するレジスタ409〜4
12から、第2サブキャリア上のユーザシンボルU
1(k)〜U4(k)に掛けられる識別コード“+1,+
1,−1,+1”がロードされているので、乗算器41
3〜416で、各々U1(k)〜U4(k)シンボルとレ
ジスタ409〜412からのコードを掛け合わせ、この
乗算結果を、加算器417でユーザ多重する。
【0091】この時、マルチキャリア伝送のためのサブ
キャリア波形(各々シンボルレートTs-1の3/2,1
/2,−1/2,−3/2倍の周波数、時間Ts分)の
入力端子418〜421から入力された第2サブキャリ
アの周波数をセレクタ422で選択する。但し、ステッ
プ5の動作はシンボルレートの4倍のクロック(=4T
-1)で実行される。
【0092】ステップ6では、ステップ5により得られ
た第2サブキャリアのユーザ多重シンボルに対して、セ
レクタ422で選択された第2サブキャリアの波形を乗
算器423掛け合わせる。この結果を、レジスタ425
〜428から成るサブキャリア加算用の巡回シフトレジ
スタ(ステップ3にてユーザ多重と周波数変換された第
1サブキャリアのシンボルが記憶されている)を、レジ
スタ425〜428に向かいレジスタ425に戻る方向
に巡回シフトしながら加算器424で逐次加算し、再び
レジスタ425〜428に戻す。但し、ステップ6の動
作はシンボルレートの16倍のクロック(=16T
-1)で実行される。
【0093】ステップ7では、ステップ4,5,6を繰
返し、ユーザ多重と周波数変換された第1〜第4サブキ
ャリアのシンボルを多重化し、送信出力端子429から
出力する。そして、ステップ1に戻る。
【0094】なお、上述の動作を行う図4より1ユーザ
相当の回路規模で4ユーザ多重を実行できることが明ら
かである。また本実施の形態2では実数演算で実現でき
るBPSKの場合について述べたが、上記実施の形態1
で述べたようにQPSKの場合についてもデータ及び演
算器を複素数対応に置き換えることによって、同様に実
現可能である。
【0095】このように、実施の形態2のMC−CDM
A方式の送信装置によれば、周波数領域拡散によるユー
ザ多重処理において、コード長と同じ長さの1ビット巡
回シフトレジスタにて、自己相関が鋭いピークを持つ拡
散コードを、巡回的にシフトさせ、これによって各サブ
キャリア毎の全ユーザ識別コードを逐次発生させながら
累積加算してユーザ多重を行い、マルチキャリア伝送す
ることにより1ユーザ相当の回路規模で全ユーザのシン
ボルを多重できるようにした。
【0096】これによって、1ユーザ相当の回路規模で
全ユーザのシンボルを多重することができるので、通信
装置の小型化、低価格化、低消費電力化を図ることがで
きる。
【0097】(実施の形態3)図5は、本発明の実施の
形態3に係るマルチキャリアCDMA方式による受信装
置の構成を示すブロック図である。
【0098】この図5に示す受信装置は、受信入力端子
501と、サブキャリア入力端子502〜505と、乗
算器506〜509と、矩形フィルタ510〜513
と、レジスタ(図にはTと記載)514〜517と、乗
算器518〜521と、レジスタ522〜525と、サ
ブキャリア入力端子526〜529と、合成部530
と、レジスタ531〜534と、受信出力端子535〜
538とを備えて構成されている。
【0099】このような構成の実施の形態3の受信装置
の動作を、次のステップ1〜ステップ5で説明する。
【0100】ステップ1では、受信入力端子501より
受信信号が1シンボル時間(=Ts、シンボル同期は得
られているものとする)分入力されると、サブキャリア
入力端子502〜505からマルチキャリア伝送のため
のサブキャリア波形(時間Ts分、各々シンボルレート
Ts-1の3/2,1/2,−1/2,−3/2倍の周波
数)が入力され、上記受信信号と乗算器506〜509
で時間を合わせて各々掛け合わせられる。
【0101】この乗算結果が、矩形LPF510〜51
3にて1シンボル時間(=Ts)に渡って積分されるこ
とによって各サブキャリアシンボルが分離され、レジス
タ514〜517に記憶される。
【0102】同時にコード入力端子526〜529から
1ビット巡回シフトレジスタを構成するレジスタ522
〜525に、ユーザシンボルU1(k)の識別コード
“+1,+1,+1,−1”(実際にはコードの+1
は"1"、1は"0"が対応する)がロードされる。
【0103】ステップ2では、1ビット巡回シフトレジ
スタを構成するレジスタ514〜517からU1(k)
の識別コード“+1,+1,+1,−1”が出力されて
いるので、乗算器518〜521は、各々レジスタ51
4〜517の内容と掛け合わされる。
【0104】この乗算結果を、合成部530で合成する
ことによってU1(k)シンボルを抽出し、レジスタ5
31〜534で構成されるシフトレジスタに入力する。
【0105】ステップ3では、1ビット巡回シフトレジ
スタをレジスタ522〜525に向かいレジスタ522
に戻る方向に巡回シフトし、ユーザシンボルU2(k)
の識別コード“−1,+1,+1,+1”を発生させ
る。
【0106】ステップ4では、1ビット巡回シフトレジ
スタを構成するレジスタ514〜517からU2(k)
の識別コード“+1,+1,+1,−1”が出力されて
いるので、乗算器518〜521は、各々レジスタ51
4〜517の内容と掛け合わせ、合成部530で合成す
ることによってU2(k)シンボルを抽出し、これをレ
ジスタ531〜534に向かいレジスタ531に戻る方
向に巡回シフトさせながらシフトレジスタに入力する。
【0107】ステップ5では、ステップ3と4を繰返
し、シンボルU1(k)〜U4(k)を分離してレジスタ
531〜534で構成されるシフトレジスタに逐次入力
し、最後に受信出力端子535〜538に各々出力す
る。
【0108】但し、ステップ2,3,4,5の動作はシ
ンボルレートの4倍のクロック(=4Ts-1)で実行さ
れるので、ステップ5終了までの実行時間は1シンボル
時間(=Ts)である。この後、ステップ1に戻る。
【0109】なお、上述の動作を行う図5より1ユーザ
相当の回路規模で4ユーザ分離を実行できることが明ら
かである。また本実施の形態3では、実数演算で実現で
きるBPSKの場合について述べたが、上記実施の形態
1で述べたようにQPSKの場合についてもデータ及び
演算器を複素数対応に置き換えることによって、同様に
実現可能である。
【0110】このように、実施の形態3のMC−CDM
A方式の受信装置によれば、周波数領域拡散によるユー
ザ分離処理において、コード長と同じ長さの1ビット巡
回シフトレジスタにて、自己相関が鋭いピークを持つ拡
散コードを、巡回的にシフトさせて全ユーザ識別コード
を逐次発生させながら、各サブキャリアシンボルに掛け
合わせ、この乗算結果を各サブキャリアを合成すること
によりユーザ分離を行うようにした。
【0111】これによって、1ユーザ相当の回路規模で
全ユーザのシンボルを分離することができるので、通信
装置の小型化、低価格化、低消費電力化を図ることがで
きる。
【0112】(実施の形態4)図6は、本発明の実施の
形態4に係るマルチキャリアCDMA方式による受信装
置の構成を示すブロック図である。
【0113】この図6に示す受信装置は、受信入力端子
601と、セレクタ602と、レジスタ603〜606
と、サブキャリア入力端子607〜610と、セレクタ
611と、乗算器612と、矩形フィルタ613と、レ
ジスタ614と、乗算器615〜618と、レジスタ6
19〜622と、コード入力端子623〜626と、レ
ジスタ627〜630と、合成部631と、受信出力端
子632と、レジスタ633〜636と、合成部631
と、受信出力端子638と、レジスタ639〜642
と、合成部643と、受信出力端子644と、レジスタ
645〜648と、合成部649と、受信出力端子65
0とを備えて構成されている。
【0114】このような構成の実施の形態4の受信装置
の動作を、次のステップ1〜ステップ6で説明する。
【0115】ステップ1では、受信入力端子601より
受信信号が1シンボル時間(=Ts、シンボル同期は得
られているものとする)分入力されると、セレクタ60
2は受信信号を選択し、シフトレジスタ603〜606
に入力する。このシフトレジスタは、レジスタ603か
ら606の方向に受信信号をシフトする。
【0116】その後、セレクタ602が、レジスタ60
3〜606で構成されるシフトレジスタ出力を選択する
ことにより、巡回シフトレジスタを構成する。
【0117】但し、ステップ1の動作はシンボルレート
の4倍のクロック(=4Ts-1)で実行されるので1シ
ンボル時間の受信信号は4データで与えられる。
【0118】ステップ2では、マルチキャリア伝送のた
めのサブキャリア波形(各々シンボルレートTs-1の3
/2,1/2,−1/2,−3/2倍の周波数、時間T
s分)の入力端子607〜610から入力された第1サ
ブキャリアの周波数をセレクタ611で選択する。
【0119】この選択信号は、レジスタ603〜606
とセレクタ602で構成される巡回シフトレジスタ出力
を、レジスタ603から606の方向にシフトしなが
ら、第1サブキャリア波形を乗算器612にて逐次掛け
合わせ(この例では4回行う)、矩形フィルタ613に
て1シンボル時間(=Ts)に渡って積分し、これで得
られた第1サブキャリアのユーザ多重シンボルをレジス
タ614に記憶する。但し、ステップ2の動作はシンボ
ルレートの16倍のクロック(=16Ts-1)で実行さ
れる。
【0120】ステップ3では、ステップ2にて第1サブ
キャリアのユーザ多重シンボルが得られると、第1サブ
キャリア上のユーザシンボルU1(k)〜U4(k)に掛
けられる識別コード“+1,−1,+1,+1”が、コ
ード入力端子623〜626からレジスタ619〜62
2にロードされ、レジスタ614に記憶されている第1
サブキャリアのユーザ多重シンボルと、乗算器615〜
618にて掛け合わせられる。
【0121】乗算器615の出力はレジスタ627〜6
30で構成されるシフトレジスタへ、乗算器616の出
力はレジスタ633〜636で構成されるシフトレジス
タへ、乗算器617の出力はレジスタ639〜642で
構成されるシフトレジスタへ、乗算器618の出力はレ
ジスタ645〜648で構成されるシフトレジスタへ、
各々入力される。
【0122】ステップ4では、レジスタ619〜622
から構成される1ビット巡回シフトレジスタが、レジス
タ619〜622の方向に向かってレジスタ919に戻
る巡回シフトすることにより、第2サブキャリア上のユ
ーザシンボルU1(k)〜U4(k)に掛けられる識別コ
ード“+1,+1,−1,+1”が発生し、レジスタ6
14内の第1サブキャリアのユーザ多重シンボルに対し
て各々乗算器615〜618にて掛け合わせられる。
【0123】乗算器615の出力はレジスタ627〜6
30で構成されるシフトレジスタへ、乗算器616の出
力はレジスタ633〜636で構成されるシフトレジス
タへ、乗算器617の出力はレジスタ639〜642で
構成されるシフトレジスタへ、乗算器618の出力はレ
ジスタ645〜648で構成されるシフトレジスタへ、
各々入力される。
【0124】ステップ5では、ステップ4を全サブキャ
リアに対して繰り返す。但し、ステップ3,4,5の動
作はシンボルレートの4倍のクロック(=4Ts-1)で
実行される。
【0125】ステップ6では、合成部631はレジスタ
627〜630内の各サブキャリアで伝送されてきた第
1ユーザのシンボルを合成して受信出力端子632にU
1(k)を、合成部637はレジスタ633〜636内
の各サブキャリアで伝送されてきた第2ユーザのシンボ
ルを合成して受信出力端子638にU2(k)を、合成
部643はレジスタ639〜642内の各サブキャリア
で伝送されてきた第3ユーザのシンボルを合成して受信
出力端子644にU3(k)を、合成部649はレジス
タ645〜648内の各サブキャリアで伝送されてきた
第4ユーザのシンボルを合成して受信出力端子650に
4(k)を各々出力する。この後、ステップ1に戻
る。
【0126】なお、上述の動作を行う図6より1ユーザ
相当の回路規模で4ユーザ分離を実行できることが明ら
かである。また本実施の形態4では実数演算で実現でき
るBPSKの場合について述べたが、上記実施の形態1
の最後部で述べたようにQPSKの場合についてもデー
タ及び演算器を複素数対応に置き換えることによって、
同様に実現可能である。
【0127】このように、実施の形態4のMC−CDM
A方式の受信装置によれば、周波数領域拡散によるユー
ザ分離処理において、コード長と同じ長さの1ビット巡
回シフトレジスタにて、自己相関が鋭いピークを持つ拡
散コードを、巡回的にシフトさせて各サブキャリア毎の
全ユーザ識別コードを逐次発生させながらユーザ分離を
行い、この分離されたユーザ毎にサブキャリア合成を行
うようにした。
【0128】これによって、1ユーザ相当の回路規模で
全ユーザのシンボルを分離することができるので、通信
装置の小型化、低価格化、低消費電力化を図ることがで
きる。
【0129】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
シンボルが多重されるユーザ数を増やしても、小型のユ
ーザ送受信処理回路で全ユーザのシンボルを多重/分離
可能とすることによって、装置の小型化、低価格化、低
消費電力化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係るマルチキャリアC
DMA方式による送信装置の構成を示すブロック図
【図2】本発明の原理を説明するための系列“+1,+
1,+1,−1”の巡回的自己相関関数のイメージ図
【図3】本発明の原理を説明するための疑似雑音系列の
巡回的自己相関関数のイメージ図
【図4】本発明の実施の形態2に係るマルチキャリアC
DMA方式による送信装置の構成を示すブロック図
【図5】本発明の実施の形態3に係るマルチキャリアC
DMA方式による受信装置の構成を示すブロック図
【図6】本発明の実施の形態4に係るマルチキャリアC
DMA方式による受信装置の構成を示すブロック図
【図7】従来の周波数領域拡散を行うマルチキャリアC
DMA方式による1ユーザ送信装置の構成を示すブロッ
ク図
【図8】従来の周波数領域拡散を行うマルチキャリアC
DMA方式による4ユーザ送信装置の構成を示すブロッ
ク図
【図9】従来の周波数領域拡散を行うマルチキャリアC
DMA方式による1ユーザ受信装置の構成を示すブロッ
ク図
【図10】従来の周波数領域拡散を行うマルチキャリア
CDMA方式による4ユーザ受信装置の構成を示すブロ
ック図
【符号の説明】
101〜104,401〜404 送信入力端子 105〜108,114〜117,126〜129,4
09〜412,425〜428,514〜517,52
2〜525,531〜534,603〜606,61
4,619〜622,627〜630,633〜63
6,639〜642,645〜648 レジスタ 109 コピー部 110〜113,405〜408,623〜626 コ
ード入力端子 118〜121,134〜137,413〜416,4
23,506〜509,518〜521,612,61
5〜618 乗算器 122〜125,138,417,424 加算器 130〜133,418〜421,502〜505,5
26〜529,607〜610 サブキャリア入力端子 139,429 送信出力端子 422,602,611 セレクタ 501,601 受信入力端子 510〜513,613 矩形LPF 530,631,637,643,649 合成部 535〜538,632,638,644,650 受
信出力端子

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マルチキャリアCDMA方式の周波数領
    域拡散処理において、自己相関が鋭いピークを持つ拡散
    コードを巡回シフトさせることによりコード群を発生す
    るシフトレジスタ手段と、この手段で発生されたコード
    群をユーザ毎の各サブキャリアシンボルに乗算する第1
    乗算手段と、この手段での各乗算結果を各々において累
    積加算する加算手段と、この手段での各累積加算結果を
    マルチキャリア伝送のための各サブキャリアと乗算する
    第2乗算手段と、この手段での各乗算結果を多重化する
    多重化手段と、を具備することを特徴とする送信装置。
  2. 【請求項2】 マルチキャリアCDMA方式の周波数領
    域拡散処理において、自己相関が鋭いピークを持つ拡散
    コードを巡回シフトさせることによりコード群を発生す
    るシフトレジスタ手段と、この手段で発生されたコード
    群をユーザ毎の各サブキャリアシンボルに乗算する第1
    乗算手段と、この手段での各乗算結果を多重化する多重
    化手段と、この手段で得られた多重化シンボルをマルチ
    キャリア伝送のための各サブキャリアと乗算する第2乗
    算手段と、を具備することを特徴とする送信装置。
  3. 【請求項3】 マルチキャリアCDMA方式の周波数領
    域拡散処理において、自己相関が鋭いピークを持つ拡散
    コードを巡回シフトさせることによりコード群を発生す
    るシフトレジスタ手段と、受信信号にマルチキャリア伝
    送のための各サブキャリア信号を乗算する第1乗算手段
    と、この手段での各乗算結果を所定シンボル時間積分し
    てユーザ毎にサブキャリアシンボルを分離する分離手段
    と、この手段で分離された各サブキャリアシンボルと前
    記コード群とを乗算する第2乗算手段と、この手段での
    各乗算結果を最大比合成する合成手段と、を具備するこ
    とを特徴とする受信装置。
  4. 【請求項4】 マルチキャリアCDMA方式の周波数領
    域拡散処理において、自己相関が鋭いピークを持つ拡散
    コードを巡回シフトさせることによりコード群を発生す
    るシフトレジスタ手段と、受信信号を巡回シフトさせな
    がら、マルチキャリア伝送のための各サブキャリア信号
    に乗算する第1乗算手段と、この手段での各乗算結果を
    所定シンボル時間積分してユーザ毎にサブキャリアシン
    ボルを分離する分離手段と、この手段で分離された各サ
    ブキャリアシンボルと前記コード群とを乗算する第2乗
    算手段と、この手段での各乗算結果を各々において合成
    する合成手段と、を具備することを特徴とする受信装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項1又は請求項2記載の送信装置、
    及び請求項3又は請求項4記載の受信装置を具備するこ
    とを特徴とする送受信装置。
  6. 【請求項6】 請求項1又は請求項2記載の送信装置、
    及び請求項3又は請求項4記載の受信装置を具備するこ
    とを特徴とする移動局装置。
  7. 【請求項7】 請求項1又は請求項2記載の送信装置、
    及び請求項3又は請求項4記載の受信装置を具備するこ
    とを特徴とする基地局装置。
  8. 【請求項8】 マルチキャリアCDMA方式の周波数領
    域拡散処理において、自己相関が鋭いピークを持つ拡散
    コードを巡回シフトさせることによりコード群を発生し
    て、ユーザ毎の各サブキャリアシンボルに乗算し、この
    各乗算結果を各々において累積加算した結果を、マルチ
    キャリア伝送のための各サブキャリアと乗算したのち多
    重化することを特徴とする送信方法。
  9. 【請求項9】 マルチキャリアCDMA方式の周波数領
    域拡散処理において、自己相関が鋭いピークを持つ拡散
    コードを巡回シフトさせることによりコード群を発生し
    て、ユーザ毎の各サブキャリアシンボルに乗算し、この
    各乗算結果を多重化したのちマルチキャリア伝送のため
    の各サブキャリアと乗算することを特徴とする送信方
    法。
  10. 【請求項10】 マルチキャリアCDMA方式の周波数
    領域拡散処理において、受信信号にマルチキャリア伝送
    のための各サブキャリア信号を乗算し、この各乗算結果
    を所定シンボル時間積分してユーザ毎にサブキャリアシ
    ンボルを分離し、この分離された各サブキャリアシンボ
    ルと、自己相関が鋭いピークを持つ拡散コードを巡回シ
    フトさせることにより発生させたコード群とを乗算し、
    この各乗算結果を最大比合成することを特徴とする受信
    方法。
  11. 【請求項11】 マルチキャリアCDMA方式の周波数
    領域拡散処理において、受信信号を巡回シフトさせなが
    ら、マルチキャリア伝送のための各サブキャリア信号に
    乗算し、この各乗算結果を所定シンボル時間積分してユ
    ーザ毎にサブキャリアシンボルを分離し、この分離され
    た各サブキャリアシンボルと、自己相関が鋭いピークを
    持つ拡散コードを巡回シフトさせることにより発生させ
    たコード群とを乗算し、この各乗算結果を各々において
    合成することを特徴とする受信方法。
  12. 【請求項12】 マルチキャリアCDMA方式の周波数
    領域拡散処理において、自己相関が鋭いピークを持つ拡
    散コードを巡回シフトさせることによりコード群を発生
    して、ユーザ毎の各サブキャリアシンボルに乗算し、こ
    の各乗算結果を各々において累積加算した結果を、マル
    チキャリア伝送のための各サブキャリアと乗算したのち
    多重化して送信し、この送信処理で送信された信号を受
    信し、この受信信号にマルチキャリア伝送のための各サ
    ブキャリア信号を乗算し、この各乗算結果を所定シンボ
    ル時間積分してユーザ毎にサブキャリアシンボルを分離
    し、この分離された各サブキャリアシンボルと、自己相
    関が鋭いピークを持つ拡散コードを巡回シフトさせるこ
    とにより発生させたコード群とを乗算し、この各乗算結
    果を最大比合成することを特徴とする送受信方法。
  13. 【請求項13】 マルチキャリアCDMA方式の周波数
    領域拡散処理において、自己相関が鋭いピークを持つ拡
    散コードを巡回シフトさせることによりコード群を発生
    して、ユーザ毎の各サブキャリアシンボルに乗算し、こ
    の各乗算結果を多重化したのちマルチキャリア伝送のた
    めの各サブキャリアと乗算して送信し、この送信処理で
    送信された信号を受信し、この受信信号にマルチキャリ
    ア伝送のための各サブキャリア信号を乗算し、この各乗
    算結果を所定シンボル時間積分してユーザ毎にサブキャ
    リアシンボルを分離し、この分離された各サブキャリア
    シンボルと、自己相関が鋭いピークを持つ拡散コードを
    巡回シフトさせることにより発生させたコード群とを乗
    算し、この各乗算結果を最大比合成することを特徴とす
    る送受信方法。
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