JP2002076816A - 複合振動子とそれを用いた圧電発振器 - Google Patents

複合振動子とそれを用いた圧電発振器

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JP2002076816A
JP2002076816A JP2000265511A JP2000265511A JP2002076816A JP 2002076816 A JP2002076816 A JP 2002076816A JP 2000265511 A JP2000265511 A JP 2000265511A JP 2000265511 A JP2000265511 A JP 2000265511A JP 2002076816 A JP2002076816 A JP 2002076816A
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Atsushi Ono
淳 小野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 周波数可変範囲が広範囲であると共に周波数
のジャンプ現象を防止した複合振動子を得る。 【解決手段】 上に凸の2次の周波数温度特性を有する
圧電振動子を3個並列接続してなる複合振動子であっ
て、圧電振動子の頂点温度が低温側及び高温側に位置す
る2個の圧電振動子のそれぞれ一方の端子に抵抗を挿入
して複合振動子を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は複合振動子とそれを
用いた電圧制御型圧電発振器に関し、特に周波数可変範
囲を広くすると共に安定な発振を持続するように改善し
た複合振動子とそれを用いた電圧制御型圧電発振器に関
する。
【0002】
【従来の技術】圧電振動子を用いた圧電発振器は、周波
数安定度、周波数温度特性、周波数エージング特性等が
他の電子部品を用いた発振器より優れているため、通信
機等に広く使用されている。圧電振動子、例えばATカ
ット水晶振動子を用いた圧電発振器においては、−35
℃から85℃の温度範囲において±10ppm程度の周波
数変動しか起こらないものの、このままでは高精度の周
波数源を必要とする通信装置には採用できない。そこ
で、広温度範囲における周波数を安定化する手段として
各種の温度補償手段が講じられているが、電圧制御型水
晶発振器(VCXO)として利用する場合にあっては、
周波数の可変範囲が狭くなるという問題があらたに生
じ、最近の通信機器用に要求される広可変範囲の規格を
満たすことができなかった。そこで、ATカット水晶振
動子を用いた温度補償型水晶発振器と同程度の周波数安
定度を実現する手段として、周波数温度特性が上に凸の
2次曲線を呈する圧電振動子を3個並列接続した複合振
動子、例えば特公昭51−36154が提案されてい
る。
【0003】図13は上記の温度補償複合振動子の構成
を示す図であって、同図(a)は3個のBTカット水晶
振動子Y1、Y2、Y3を並列接続すると共に、負荷容
量C Lを直列接続した回路図、同図(b)はその電気的
等価回路図、同図(c)は3個のBTカット水晶振動子
Y1、Y2、Y3のそれぞれの周波数温度特性を、横軸
を温度、縦軸を周波数として表示したものである。ここ
で、3個のBTカット水晶振動子Y1、Y2、Y3の頂
点温度(周波数温度特性が2次曲線を呈するとき、温度
に関する1次微分が零となる温度)をそれぞれt1、t
2、t3とし、該温度における周波数をそれぞれf1、
f2、f3とする。前記公報によれば、3個のBTカッ
ト水晶振動子Y1、Y2及びY3がf3≒f1、t3−
t2≒t2−t1等の条件を満たすときに、図13
(a)の複合振動子の周波数温度特性がほぼ平坦になる
と記されている。また、BTカット水晶振動子Y2のイ
ンダクタンスL2を他の水晶振動子Y1、Y3のインダ
クタンスL1、L3より大きくする設定することによ
り、負荷容量CLを変化させた場合においても周波数温度
特性の劣化が最小になると記されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、実際に
上記の公報に基づき3個のBTカット水晶振動子からな
る複合振動子を用いて電圧制御型発振器を構成すると、
周波数温度特性は広温度範囲にわたって平坦な特性が得
られるものの、負荷容量CLを変化させ、周囲温度を広
範囲に可変すると発振周波数がジャンプするという問題
があった。本発明は上記問題を解決するためになされた
ものであって、広温度範囲にわたって周波数が安定であ
り、可変範囲の広い圧電発振器を提供することを目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明に係る複合振動子とそれを用いた圧電発振器の
請求項1記載の発明は、上に凸の2次の周波数温度特性
を有する圧電振動子を3個並列接続してなる複合振動子
において、前記圧電振動子が呈する頂点温度が低温側及
び高温側に位置する2個の圧電振動子のそれぞれ一方の
端子に抵抗を挿入したことを特徴とする複合振動子であ
る。請求項2記載の発明は、前記抵抗を前記圧電振動子
の基板上に薄膜あるいは厚膜にて形成したことを特徴と
する請求項1に記載の複合振動子である。請求項3記載
の発明は、前記抵抗を前記圧電振動子のエネルギー閉じ
込めを浅くして形成するかあるいは、支持部に損失を付
加して形成したことを特徴とする請求項1に記載の複合
振動子である。請求項4記載の発明は、請求項1乃至3
の複合振動子を用いて構成したことを特徴とする圧電発
振器である。
【0006】
【発明の実施の形態】以下本発明を図面に示した実施の
形態に基づいて詳細に説明する。図1(a)は本発明に
係る複合振動子の構成を示す図であって、上に凸の2次
の周波数温度特性を有する3個の圧電振動子Y1、Y
2、Y3を並列接続すると共に、圧電振動子Y1、Y3
の一方の端子にそれぞれ直列に抵抗R11、R31を挿入し
て複合振動子を構成する。そして、複合振動子を構成す
る圧電振動子Y1、Y2、Y3のそれぞれの頂点温度t
1、t2、t3及び該頂点温度における共振周波数f
1、f2、f3を、f3≒f1及びt3−t2≒t2−
t1を満たすように配置する。図1(b)は複合振動子
の電気的等価回路である。
【0007】図2は3個のYカットランガサイト振動子
Y1、Y2、Y3を並列接続して構成した複合振動子の
例で、該複合振動子を用いた電圧制御型圧電発振器の周
波数を約20MHzに設定すべく、Yカットランガサイ
ト振動子Y1、Y2、Y3のそれぞれの頂点温度t1、
t2、t3を-195℃、25℃、245℃と220℃間隔に設定す
ると共に、Y1とY3との頂点温度における共振周波数
f1、f3を等し、Y2の頂点温度における共振周波数
f2をf1、f3より967ppm程度高く設定している。さ
らに、Y1、Y3の等価インダクタンスL1、L3をそれ
ぞれ2mH、Y2の等価インダクタンスL2を4倍の8mHと
し、並列容量C0は3個の振動子の合成容量で3pFとす
る。また、Yカットランガサイト振動子Y1、Y2、Y
3のそれぞれの等価直列抵抗R1、R2、R3は25Ω、100
Ω、25Ω程度であり、外付抵抗R 11、R31としては75Ω
程度を設定する。
【0008】ここで、従来の複合振動子を用いた電圧制
御型圧電発振器において、負荷容量を変化する、あるい
は周囲温度を変動すると、発振器の発振周波数がジャン
プする現象について、その原因を検討してみた。まず、
図1(a)に示す複合振動子の外付直列抵抗R11、R31
を零とした場合、該複合振動子の25℃における2端子
インピーダンスを求めて、それをリアクタンス分X
(Ω)(1で示す曲線)と抵抗分R(Ω)(2で示す曲
線)とに分離し、これらを周波数に対して表示したもの
が図3である。図1(a)の複合振動子に直列に負荷容
量と増幅器とを接続して圧電発振器を構成するわけであ
るが、負荷容量と増幅器の容量との合成容量を負荷容量
CLとする。いま、負荷容量CLの可変範囲を8pFから
12pFまでとし、該負荷容量によるリアクタンス曲線の
符号を反転し、破線にて図3に重ね書きしたとき、該曲
線と複合振動子の呈するリアクタンス曲線1との交差し
た点が、複合振動子を用いた発振器が発振する周波数に
なる。図3の場合は領域P1とP2との2つの発振可能
領域がある。そこで、この発振可能領域を詳細に調べる
ため、複合振動子の抵抗値Rを横軸に、リアクタンスX
を縦軸にとり、領域P1、P2の近傍における抵抗値R
とリアクタンスXの変動の様子を図示したものが図4で
あり、領域P1の近傍のインピーダンスが曲線αに、領
域P2の近傍のインピーダンスが曲線βに対応してい
る。図4より負荷容量CLを8pFから12pFまで変化さ
せると、曲線αとβが交差し、負荷容量CLの値によっ
ては曲線αよりβの抵抗分の方が小さくなる場合があ
る。即ち、負荷容量CLが8pFから大きくしていくと、
はじめは曲線αに沿って発振を継続するが、負荷容量C
Lが12pFに近づくと曲線βの抵抗分が小さくなり、周
波数のジャンプ現象が生ずる可能性があることが分か
る。
【0009】図5は、図1(a)の複合振動子の外付直
列抵抗R11、R31を零とした場合、該複合振動子の85
℃における2端子インピーダンスを求め、リアクタンス
分X(Ω)(1で示す曲線)あるいは抵抗分R(Ω)
(2で示す曲線)とに分離し、これらを周波数に対して
表示したものである。図3と同様に、負荷容量CL(8
pFから12pF)によるリアクタンス曲線の符号を反転し
て、破線にて重ね書きしてある。負荷容量曲線と複合振
動子の呈するリアクタンス曲線1との交差は、周波数領
域P1、P2、P3で生じ、これらの領域で発振が起こ
る可能性がある。これらの周波数領域近傍における複合
振動子の抵抗分とリアクタンス分とを図示したものが図
6であり、周波数領域P1、P2、P3の近傍における
インピーダンスに対応するものが曲線α、β、γで表示
してある。負荷容量CLを変化させたときに、楕円で囲
む領域の抵抗分が小さい値の曲線αにて通常は発振する
はずであるが、負荷容量が大きいと曲線αとβの抵抗分
の差が僅かであるため、外的要因(急激な温度変動等)
により、曲線βで発振する、所謂周波数のジャンプ現象
が生ずる場合があることが分かる。
【0010】上述のように2次曲線の周波数温度特性を
有する3個の圧電振動子Y1、Y2、Y3を並列接続し
て複合振動子とし、該複合振動子を用いて電圧制御型圧
電発振器を構成する方式では、周波数ジャンプ現象が生
ずるおそれがある。そこで本発明は負荷容量CLを変化
させた周波数温度特性の劣化が最小となるように、圧電
振動子Y2のインダクタンスを大きくすると共に、圧電
振動子Y2の等価抵抗と他の圧電振動子Y1、Y3の等
価抵抗とをほぼ等しく、Y1、Y2に直列に外付抵抗R
11、R13を付加した点が特徴である。以下、本発明にか
かる複合振動子を詳細に説明する。図7は、図1(a)
に示す複合振動子の25℃における2端子インピーダン
スをリアクタンス分1と抵抗分2との分離し、それらを
周波数に対して図示したものである。負荷容量CLを8
pFから12pFまで変化させるとき、複合振動子を用いた
発振器が発振可能領域は、図中のP1、P2で示す2つ
の周波数領域となる。この2つの周波数領域の近傍にお
いて、横軸を抵抗分R、縦軸をリアクタンス分Xとして
その変動の様子を図示したものが図8で、それぞれ曲線
α、βに対応している。この図から明らかなように、負
荷容量CLを8pFから12pFまで変化させたとき、曲線
αの抵抗分Rは曲線βの抵抗分Rよりかなり小さくな
り、周波数のジャンプ現象がおこる可能性がないことが
わかる。
【0011】また、図9は図1(a)に示す複合振動子
の85℃における2端子インピーダンスをリアクタンス
分1と抵抗分2との分離し、それらを周波数の変化に対
して図示したものである。負荷容量CLを8pFから12
pFまで変化させるとき、複合振動子を用いた発振器が発
振可能領域は、図中のP1、P2及びP3で示す周波数
領域である。この3つの周波数領域の近傍において、複
合振動子のインピーダンスの振る舞いを詳しく調べた。
即ち、横軸を抵抗分R、縦軸をリアクタンス分Xとして
図示したものが図10で、周波数領域P1、P2、P3
の近傍におけるインピーダンスの振る舞いがそれぞれ曲
線α、β、γに対応している。この図から明らかなよう
に、負荷容量CLを8pFから12pFまで変化させたと
き、曲線αの抵抗分Rは曲線β、γの抵抗分Rよりかな
り小さくなり、周波数領域P2、P3で発振する周波数
のジャンプ現象がおこることはないことがわかる。
【0012】図11は、図1(a)に示す複合振動子の
圧電振動子Y1、Y2、Y3にYカットランガサイト振
動子を用い、発振器の周波数を約20MHzに設定すべ
く、ランガサイト振動子Y1、Y2、Y3の諸定数を図
2に示したものと同様に設定した場合の周波数温度特性
である。負荷容量が8〜10pFに変化しても、-35℃
から85℃にわたって、最大でも±3ppm程度の変動に
抑えられており、良好な温度特性となっている。なお、
本発明になる複合振動子を用いた電圧制御型圧電発振器
では周波数ジャンプ現象は起こらないことを実験により
確認した。
【0013】図12に示した曲線Aは図1に示す複合振
動子を用いて、負荷容量CLが8pF、10pF、12pFと
なるように可変容量素子(バラクターダイオード)の印
加電圧を3V、2.5V、2Vと変化させた場合の制御
電圧Vcontと周波数変動Δf/fとの関係を示す曲線で
ある。比較のため、ATカット水晶振動子を用いて構成
したVCXOの制御電圧−周波数変動曲線Bも重ね書き
した。図12から明らかなように、ATカット水晶振動
子を用いたVCXOの電圧感度が133ppm/Vである
のに対し、ランガサイト振動子を3個並列接続した複合
振動子を用いたVCXOの電圧感度は553ppm/V
と、約4倍の周波数可変特性を示していることが分か
る。
【0014】以上の説明では図1(a)に示した直列抵
抗R11、R31を外付抵抗として説明したが、圧電基板上
に薄膜あるいは厚膜を用いて前記抵抗R11、R31を形成
してもよく、また圧電振動子Y1、Y3の等価抵抗をY
2の等価抵抗と同程度になるように劣化させてもよい。
例えば、圧電振動子Y1、Y3のエネルギー閉じ込め程
度を圧電振動子Y2よりも浅くするとか、圧電基板を保
持する接着剤を多目にするなどして質量を付加してして
損失を増大させ、等価抵抗を大きくすればよい。
【0015】また、以上では圧電基板にYカット近傍の
ランガサイト基板を用いた場合について説明したが、本
発明はこれのみに限定するものではなく、他の圧電材
料、例えば四硼酸リチウム、LGT(La3Ga5.5Ta
0.5O14)、LGN(La3Ga5.5Nb0.5O14)等の上に凸の2
次関数の周波数温度特性を有する圧電基板を用いた場合
であってもよい。
【0016】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成した
ので、請求項1記載の発明ではこの複合振動子を発振回
路に用いれば、発振周波数の可変範囲が広くなると共
に、発振の安定度が大幅に改善させる。請求項2記載の
発明では上記特徴に加え、圧電基板上に抵抗を形成する
ので小型になるという特徴を有する。請求項3の発明で
は外付の抵抗を必要としないので小型化に貢献する。請
求項4記載の発明では発振周波数の可変範囲が広くなる
と共に、発振の安定度が大幅に改善させるという優れた
効果を表す。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a)は本発明に係る複合振動子の構成を
示す図、(b)はその電気的等価回路である。
【図2】3個の圧電振動子Y1、Y2、Y3の頂点温度
とその共振周波数の配置を示す図である。
【図3】図1(a)に示す複合振動子のR11、R31を零
としたとき、該複合振動子が25℃において呈するイン
ピーダンスをリアクタンス分と抵抗分に分離したときの
周波数に対するそれぞれの値を図示した曲線である。
【図4】図3の周波数領域P1、P2の近傍において複
合振動子が呈するリアクタンス分と抵抗分とを図示した
ものである。
【図5】図1(a)に示す複合振動子のR11、R31を零
としたとき、該複合振動子が85℃において呈するイン
ピーダンスをリアクタンス分と抵抗分に分離したときの
周波数に対するそれぞれの値を図示した曲線である。
【図6】図5の周波数領域P1、P2、P3の近傍にお
いて複合振動子が呈するリアクタンス分と抵抗分とを図
示したものである。
【図7】図1(a)に示す複合振動子が25℃において
呈するインピーダンスをリアクタンス分と抵抗分に分離
したときの周波数に対するそれぞれの値を図示した曲線
である。
【図8】図7の周波数領域P1、P2の近傍において複
合振動子が呈するリアクタンス分と抵抗分とを図示した
ものである。
【図9】図1(a)に示す複合振動子が85℃において
呈するインピーダンスをリアクタンス分と抵抗分に分離
したときの周波数に対するそれぞれの値を図示した曲線
である。
【図10】図9の周波数領域P1、P2、P3の近傍に
おいて複合振動子が呈するリアクタンス分と抵抗分とを
図示したものである。
【図11】本発明の複合振動子を用いた電圧制御型圧電
発振器の周波数温度特性を示す図である。
【図12】本発明に係る電圧制御型圧電発振器の制御電
圧を可変した場合の周波数変動曲線Aを示す曲線と、比
較のためATカット水晶振動子を用いた電圧制御型圧電
発振器の周波数変動曲線Bを示す図である。
【符号の説明】
1・・複合振動子のリアクタンス分 2・・複合振動子の抵抗分 Y1、Y2、Y3・・圧電振動子 R11、R31・・抵抗 P1、P2、P3・・発振可能な周波数領域 α、β、γ・・周波数を可変したときの抵抗−リアクタ
ンス曲線 CL・・負荷容量
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年9月18日(2000.9.1
8)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図13
【補正方法】追加
【補正内容】
【図13】従来の複合圧電振動子の構成を示す図で、
(a)は3個圧電振動子を並列接続したものに負荷容量
を直列接続した回路図、(b)はその電気的等価回路
図、(c)は3個の圧電振動子のそれぞれの頂点温度と
その周波数とを表した図である。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上に凸の2次の周波数温度特性を有し、
    その頂点温度が互いに異なる圧電振動子を3個並列接続
    してなる複合振動子において、前記頂点温度が低温側及
    び高温側に位置する2個の圧電振動子のそれぞれ一方の
    端子に抵抗を挿入したことを特徴とする複合振動子。
  2. 【請求項2】 前記抵抗を前記圧電振動子の基板上に薄
    膜あるいは厚膜にて形成したことを特徴とする請求項1
    に記載の複合振動子。
  3. 【請求項3】 前記圧電振動子のエネルギー閉じ込めを
    頂点温度が中央に位置する圧電振動子よりも浅くするか
    あるいは、支持部に質量を付加して損失を増大させて等
    価抵抗を大きくすることにより、前記抵抗の挿入を等価
    的に実現したことを特徴とする請求項1に記載の複合振
    動子。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3の複合振動子を用いて構
    成したことを特徴とする圧電発振器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112968686A (zh) * 2021-01-19 2021-06-15 深圳微步信息股份有限公司 一种可兼容两种晶振的电路、电路板及终端装置

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