JP2002076093A - Foupオープナ - Google Patents

Foupオープナ

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JP2002076093A
JP2002076093A JP2000262337A JP2000262337A JP2002076093A JP 2002076093 A JP2002076093 A JP 2002076093A JP 2000262337 A JP2000262337 A JP 2000262337A JP 2000262337 A JP2000262337 A JP 2000262337A JP 2002076093 A JP2002076093 A JP 2002076093A
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port
port door
dock
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 第2制御空間の陽圧を維持しつつ、外部雰囲
気をFOUPドア周辺から排除して、FOUPドア開放
時、FOUP内に外部雰囲気が流入しないようにし、ウ
ェハにダメージを与えない信頼性の高いFOUPオープ
ナを提供する。 【解決手段】 FOUPオープナ1はFOUP10を載置
して位置決めするドックプレート31と、ドックプレート
31をFOUPドア13が着脱される位置近傍まで移動させ
るドック移動機構30と、FOUPドア13を着脱する着脱
機構とFOUPドア13を保持する保持機構とを有するポ
ートドア23と、ポートドア23を水平に移動させるポート
ドア進退機構40と、ポートドア23により閉塞される開口
部22を有するポートプレート21とからなり、FOUPド
ア13がポートドア23の係合面に衝突するようにされ、衝
突したFOUPドア13とポートドア23とを所定の位置ま
で追従して移動させることができる追従移動手段とが設
けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願の発明は、半導体ウェハを所
定の間隔で、水平に、複数枚収納して搬送する密閉可能
な容器を開閉するための容器開閉装置に関し、特に容器
がFOUP(Front Opening Unified Pod )である場合
に、FOUPフレームを密閉する蓋体(FOUPドア)
を開閉するとき、外部環境の雰囲気がFOUP内に流入
してウェハを汚染することのないようにしたFOUP開
閉装置(FOUPオープナ)に関する。
【0002】
【従来の技術】FOUPオープナの性能としては、第1
の制御空間(清浄度クラス1以上)であるFOUP内環
境と第2の制御空間(清浄度クラス1以上)であるウェ
ハ転送空間とを、ウェハを外部環境(クラス100〜1
0000)の雰囲気にさらすことなく、連通させて、ウ
ェハをロボット等で転送することが求められる。特に高
精細度の300mmウェハともなると、きわめて高価な
ものであり、塵埃によるウェハ汚染に対しては、オープ
ナ自体の発塵量を0.1μm 粒子で1個/10cft 以下
に抑えることが求められている。
【0003】図8を参照して、従来のFOUPオープナ
01において、FOUP010 が300mmウェハ専用の密
閉可能な第1制御空間100 を形成する搬送容器である場
合には、FOUP010 の内部にウェハ014 を所定のピッ
チで収納するための溝が形成され、該FOUP010 は、
前面を開口したFOUPフレーム011 と、該フレーム01
1 の開口012 を閉塞するための蓋体(FOUPドア)01
3 とからなっている。
【0004】FOUPドア013 には、FOUPドア013
をポートドア023 に向けて案内する2つの案内孔と、F
OUPフレーム011 とFOUPドア013 とを機械的に止
めるためのラッチ機構と、FOUPドア013 がFOUP
フレーム011 から外された際に、FOUPドア013 をポ
ートドア023 に保持させるための平らな吸引エリア(2
個所)とが設けられている(いずれも図示されず)。
【0005】FOUPオープナ01は、次の3つの機構を
備えている。 搬送されてきたFOUP010 を載置して位置決めし、
FOUPドア013 を開放するために、FOUPドア013
がポートドア023 の係合面に接触、衝突する位置(ドッ
ク位置)まで移動するドック移動機構030 。 FOUP010 (第1制御空間100 )と処理室(第3制
御空間)との間で、ウェハ014 を外部環境(第5空間)
500 にさらすことなく転送可能にするために、第2制御
空間200 に設けられた第1の開口(図示されず)を閉塞
するポートプレート021 と、第1制御空間100 と第2制
御空間200 とを連通するために、ポートプレート021 に
設けられた第2の開口022 を閉塞するポートドア023 と
からなる仕切り壁構造020 。ポートドア023 は、移動し
てくるFOUP010 の前面に位置するFOUPドア013
の2つの案内孔に案内される2つの案内ピンと、FOU
Pドア013 のラッチ機構を開閉するためのラッチ開閉機
構と、開放されたFOUPドア013 を吸引して保持する
ための吸引機構および保持機構とを有する(いずれも図
示されず)。 FOUPドア013 をFOUPフレーム011 に着脱する
ために、ポートドア023 を移動させる水平移動(進退)
機構040 と昇降機構050 。昇降機構050 には、サーボモ
ータ052 とボールネジ053 とからなるネジ送り機構が用
いられている。なお、ウェハ転送ロボット等のウェハ搬
送手段(図示されず)は、第2制御空間200 に配設され
ている。また、開放され、退避させられたFOUPドア
013 は、第2制御空間200 に格納されるようになってい
る。
【0006】次に、このようなFOUPオープナ01を用
いてFOUPドア013 を開放する動作を、図8ないし図
13を参照しつつ、説明する。先ず、図8に図示される
ように、FOUP010 がアンドック位置にあるドック移
動機構030 のドックプレート031 上に載置される。次い
で、図9に図示されるように、FOUPドア013 を開放
するために、ドック移動機構030 が作動して、そのドッ
クプレート031 がポートプレート021 まで移動し、これ
に伴い、FOUP010 もポートドア023 方向に移動し
て、FOUPドア013 がポートドア023 の係合面に衝突
する。次いで、図10に図示されるように、ポートドア
023 に設けられたラッチ開閉機構、吸引機構および保持
機構が作動して、FOUPドア013に設けられて該FO
UPドア013 をFOUPフレーム011 にラッチするラッ
チ機構が開放され、FOUPドア013 がポートドア023
により吸引、保持されて、ポートドア進退機構040 によ
り、水平に制御空間200 側へ退避(後退)させられる。
最後に、図11に図示されるように、退避したFOUP
ドア013 およびポートドア023 がポートドア昇降機構05
0 の作動により下降させられて、FOUPドア013 が第
2制御空間200 に格納される。図12は、FOUP010
がポートドア023 方向に移動している様子を拡大して示
し、図13は、FOUPドア013 がポートドア023 の係
合面に衝突し、係合した状態を拡大して示している。
【0007】次に、FOUPドア013 が開放される時
に、外部雰囲気500 がFOUP010 内に進入する状況
を、図13を参照しつつ、説明する。歪みを生じたり、
成形誤差が生じているFOUPフレーム011 からFOU
Pドア013 を開放すると、FOUPドア013 が移動する
際に、FOUPフレーム011内は負圧になる。すなわ
ち、FOUPフレーム011 内には、近傍に位置するガス
が流入する。従来の方法では、この流入するガスは、制
御空間外の雰囲気、すなわち、外部環境(第5空間)50
0 の雰囲気である。そこで、この制御空間外の雰囲気の
流入量を極力少なくするために、従来、FOUPドア01
3 が開放される直前のFOUP010 の待機状態におい
て、FOUPフレーム011 前面とポートプレート021 と
を非接触状態に維持し、両者の間隙を可能な限り狭くし
て、外部雰囲気の占める容積を小さくする方法が採られ
ている。
【0008】図13には、FOUPドア013 の開放に際
して、FOUPドア013 とポートプレート021 とポート
ドア023 とで形成される領域(空間400 )に外部環境
(第5空間)500 の汚染雰囲気が閉じ込められた状態が
示されている。すなわち、図13の状態でFOUPドア
013 の開放動作が行なわれると、FOUPフレーム011
内は負圧になり、閉じ込められた空間500 の汚染雰囲気
がFOUP010 内に進入する。
【0009】空間400 を空間500 の汚染雰囲気で充満さ
せない工夫として、図14に示すような方法が考えられ
る。すなわち、第2制御空間200 の雰囲気を空間500 側
に常に排出するようにしたものである。このようにする
と、図14の状態では、空間400 の雰囲気は、空間200
の制御された清浄空気であり、問題はない。
【0010】しかしながら、FOUPフレーム011 にF
OUPドア013 をラッチ係合させた状態での、FOUP
フレーム011 の前面とFOUPドア013 の係合面とを連
ねた面の平面度は、±1mmの範囲内であれば許容され
ることがSEMI規格で規格化されている。したがっ
て、図15や図16の状態があり得る。図15に示した
ように、FOUPドア013 の係合面がFOUPフレーム
011 の前面より出っ張った状態では、ポートプレート02
1 の外面とFOUPフレーム011 の前面とは非接触であ
り、両者で形成する間隙から空間200 の雰囲気が領域40
0 を通過して外部環境500 へ流れ、問題は無い。しか
し、逆に図16に示したように、FOUPドア013 がF
OUPフレーム011 の前面より引っ込んだ場合は、FO
UPドア013とポートドア023 との間に隙間ができ、こ
の空間600 に空間500 の汚染雰囲気が閉じ込められ、こ
れがFOUPドア013 の開放時にFOUP010 内に進入
するという問題がある。
【0011】この問題を解消するのに、ポートドア023
の係合面をポートプレート011 の外面より突き出す方法
が考えられ、図17、図18に示されている。しかしな
がら、この方法によると、空間200 の雰囲気を空間500
側に流出させる量がなお問題となる。図17に示される
ように、流出する隙間を広くすればするほど、目的は達
成されるが、第2制御空間200 から常時大量の雰囲気が
流出することになり、第2制御空間200 の陽圧を維持す
ることが困難となる。また、これを防ぐために、大容量
のブロアやフィルター性能が求められ、運転コストはU
Pする。他方、図18に示されるように、流出する隙間
を狭くすれば、流出量が少ないために、その効果が薄れ
たり、長時間その状態を維持しなければならないといっ
た問題がある。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本願の発明は、従来の
FOUPオープナが有する前記のような問題点を解決し
て、第2制御空間の陽圧を維持し、即座に外部雰囲気を
FOUPドア周辺から排除し、FOUPドアを離脱開放
するときに負圧になるFOUP内に外部雰囲気が流入し
ない手段を提供し、ウェハにダメージを与えない信頼性
の高いFOUPオープナを提供することを課題とする。
【0013】
【課題を解決するための手段および効果】本願の発明
は、前記のような課題を解決したFOUPオープナに係
り、その請求項1に記載された発明は、FOUPオープ
ナが、少なくとも、半導体ウェハを所定の間隔で、水平
に、複数枚収納したFOUPと、前記FOUPを載置し
て位置決めするドックプレートと、前記ドックプレート
を、FOUPドアが着脱される位置の近傍まで移動させ
るドック移動機構と、前記FOUPドアを着脱する着脱
機構と前記FOUPドアを保持する保持機構とを有する
ポートドアと、前記ポートドアを水平に移動させるポー
トドア進退機構と、前記FOUPドアを格納するため
に、前記ポートドアが前記FOUPドアを保持した状態
で、前記ポートドアを垂直に移動させるポートドア昇降
機構と、前記ポートドアにより閉塞される開口部を有す
るポートプレートとからなり、前記ポートドアの前記F
OUPドアとの係合面が、前記ポートプレートの開口部
を貫通して突出させられ、前記ドック移動機構の作動に
伴い、前記FOUPが前進して、前記FOUPドアが前
記ポートドアの係合面に衝突するようにされ、衝突した
前記FOUPドアと前記ポートドアとを所定の位置まで
追従して移動させることができる追従移動手段が設けら
れたことを特徴とするFOUPオープナである。
【0014】請求項1に記載された発明は、前記のよう
に構成されているので、FOUPオープナにおいて、F
OUPドアをFOUPフレームから離脱開放するに際し
て、ドック移動機構を作動させて、ドックプレートを、
FOUPドアが着脱される位置の近傍のドック位置まで
移動させると、ドック移動機構のこの作動に伴い、ドッ
クプレートに載置されたFOUPがドックプレートとと
もに前進して、FOUPドアが、ポートプレートの開口
部を貫通して突出させられたポートドアの係合面に、追
従移動手段の作動により、弾発的に衝突する。次いで、
ポートドア進退機構を作動させて、ポートドアを水平方
向に退避(後退)させると、これらFOUPドアとポー
トドアとは、追従移動手段の作動により、その衝突状態
を維持したまま、所定の位置(例えば、FOUPフレー
ムがポートプレートに衝突する位置)まで、追従移動す
ることができる。なお、ここで、FOUPドアが着脱さ
れる位置の近傍の「ドック位置」は、FOUPドアがポ
ートドアの係合面に弾発的に衝突する位置として定めら
れる。
【0015】この結果、仮にFOUPフレームの前面と
FOUPドアの係合面とを連ねた面が平滑でなく、FO
UPドアの係合面がFOUPフレームの前面より引っ込
んでいたとしても、FOUPドアとポートドアとの間に
外部環境の汚染雰囲気が閉じ込められる虞がなくなる。
【0016】また、少なくとも衝突したFOUPドアと
ポートドアとの追従移動の間、ポートプレートの開口部
と該開口部を閉塞するポートドアの閉塞部との間隙(第
4空間)から第2制御空間の雰囲気が外部環境(第5空
間)に流出して、外部環境の汚染雰囲気をFOUPドア
周辺から排除するので、FOUPドアを離脱開放すると
きに負圧になるFOUP内に外部環境の汚染雰囲気が流
入する虞がなくなり、ウェハにダメージを与えない信頼
性の高いFOUPオープナを提供することが可能にな
る。
【0017】しかも、ポートプレートの開口部と該開口
部を閉塞するポートドアの閉塞部との間隙(第4空間)
から第2制御空間の雰囲気が外部環境(第5空間)に流
出する量は、そのほとんどが、FOUPドアがポートド
アの係合面に衝突してからこれら両ドアが前記所定の位
置まで追従移動する間の短い期間に流出する量であるの
で、短時間で大流量が流出するが、その全体量はわずか
であり、第2制御空間の雰囲気が外部環境の汚染雰囲気
をFOUPドア周辺から排除しつつも、第2制御空間の
陽圧を維持することができる。さらに、短時間で外部環
境の汚染雰囲気の排除が可能になるので、FOUPドア
の開放動作も、短時間で行なうことができる。
【0018】また、請求項2に記載のように請求項1に
記載の発明を構成することにより、追従移動手段は、ド
ック移動機構とポートドア進退機構とのいずれか一方に
スプリングを介在させることにより構成される。この結
果、追従移動手段を、汎用の部品を使用して簡単に構成
することができる。
【0019】さらに、請求項3に記載のように請求項1
に記載の発明を構成することにより、追従移動手段は、
ドック移動機構とポートドア進退機構との少なくともい
ずれか一方がエアーシリンダにより駆動されることによ
り構成される。この結果、追従移動手段を、汎用の部品
を使用して簡単に構成することができる。
【0020】また、請求項4に記載のように請求項1な
いし請求項3のいずれかに記載の発明を構成することに
より、ポートプレートの開口部形状と該開口部を閉塞す
るポートドアの閉塞部形状とが、ともに略嵌合するよう
なテーパ形状にされる。この結果、ポートプレートの開
口部とポートドアの閉塞部との間隙(第4空間)から第
2制御空間の雰囲気が外部環境(第5空間)に流出する
量は、FOUPドアがポートドアの係合面に衝突してか
らこれら両ドアが所定の位置まで追従移動する間の短い
期間でありながらも、漸次拡大する流通断面積により、
単位時間当たりさらに大流量とすることができて、第2
制御空間の雰囲気が外部環境の汚染雰囲気をFOUPド
ア周辺から効果的に排除することができる。しかも、そ
の全体量をわずかに抑えることができるので、第2制御
空間の陽圧を維持することができる。
【0021】さらにまた、請求項5に記載のように請求
項1ないし請求項4のいずれかに記載の発明を構成する
ことにより、ポートプレートとポートドアとは、相互に
非接触状態で開口部(ポートプレートの開口部)を閉塞
するような空気シールを形成しているようにされる。こ
の結果、簡単な方法により、第2制御空間と外部環境
(第5空間)とのシールが可能になるとともに、ポート
プレートとポートドアとの接触による塵埃の発生も防が
れるので、第2制御空間の陽圧を維持するのに資すると
ともに、第2制御空間のクリーン度を維持することがで
きる。
【0022】
【発明の実施の形態】次に、図1ないし図6に図示され
る本願の請求項1ないし請求項5に記載の発明の一実施
形態について説明する。図1は、本実施形態におけるF
OUPオープナの概略縦断面図、図2ないし図6は、同
FOUPオープナにおいて、FOUPドアがFOUPフ
レームから離脱開放される一連の過程を示す図であっ
て、図2は、FOUPが前進して、FOUPドアがポー
トプレートの開口部を貫通して突出させられたポートド
アの係合面に接触、衝突した状態を示す概略縦断面図、
図3は、FOUPドアとポートドアとが衝突状態を維持
したまま、追従移動している途中経過を示す概略縦断面
図、図4は、FOUPドアが所定の位置に到達して停止
した状態を示す概略縦断面図、図5は、FOUPドアが
開放されている状態を示す概略縦断面図、図6は、FO
UPドアが開放限まで到達した状態を示す概略縦断面図
である。なお、従来のFOUPオープナと対応する部分
には、従来のFOUPオープナに付した符号の頭数字の
0を除去した符号を付して示すこととする。
【0023】FOUPオープナは、FOUP内ウェハの
転送のために、外部汚染空間500 の雰囲気にウェハをさ
らすことなくFOUPドアを開放して、FOUP内第1
制御空間100 と第2制御空間200 とを連通させる役割を
担う。そのための第1の課題は、ポートプレート開口部
と該開口部を閉塞するためのポートドア閉塞部とで形成
される間隙の領域(空間400 )内に閉じ込められる外部
環境500 の汚染雰囲気を如何にしてFOUP内に進入さ
せずに、FOUPドアを開放するかという点にある。そ
こで、本実施形態においては、このような課題がどのよ
うにして解決されているかを、以下に、図1ないし図6
を参照しながら、詳細に説明する。
【0024】本実施形態におけるFOUPオープナ1の
構成要素は、従来のFOUPオープナ01の構成要素と異
なるものではなく、図1に図示されるように、少なくと
も、半導体ウェハ14を所定の間隔で、水平に、複数枚収
納したFOUP10と、該FOUP10を載置して位置決め
するドックプレート31と、該ドックプレート31をFOU
Pドア13が着脱される位置まで移動させるドック移動機
構30と、FOUPドア13を着脱する着脱機構とFOUP
ドア13を保持する保持機構とを有するポートドア23と、
該ポートドア23を水平に移動させるポートドア進退機構
40と、FOUPドア13を格納するために、ポートドア23
がFOUPドア13を保持した状態で、該ポートドア23を
垂直に移動させるポートドア昇降機構50と、該ポートド
ア23により閉塞される開口部22を有するポートプレート
21とからなっている。FOUP10は、FOUPフレーム
11とFOUPドア13とからなり、FOUPドア13は、F
OUPフレーム11の前方開口12を開閉する蓋体をなす。
【0025】しかしながら、本実施形態におけるFOU
Pオープナ1は、以下の点において、従来のFOUPオ
ープナ01とは異なる特徴点を有している。先ず、ポート
ドア23のFOUPドア13との係合面が、ポートプレート
21の開口部22を貫通して突出させられている。その突出
量は、数mm以上が望ましい。なお、ポートドア23とF
OUPドア13との係合状態において、FOUPドア13は
可能な限りポートドア23の全面で受けられるようにする
のが望ましいので、ポートドア23のこの係合面は、平坦
面とされている。
【0026】次に、ポートプレート21の開口部22の形状
と該開口部22を閉塞するポートドア23の閉塞部形状と
は、ともに略嵌合するようなテーパ形状にされている。
このテーパの傾斜角度は、30度以上、好ましくは45
度以上である。また、ポートプレート21とポートドア23
とは、相互に非接触状態で開口部22を閉塞するような空
気シールを形成している(図2参照)。この空気シール
の隙間は、1mm以下、好ましくは0.5mm以下であ
る。
【0027】さらに次に、FOUPドア13をFOUPフ
レーム11から離脱開放するに際して、ドック移動機構30
を作動させて、ドックプレート31を、後述するFOUP
ドア13が着脱されることになる位置の近傍のドック位置
まで移動させると、このドック移動機構30の作動に伴
い、ドックプレート31に載置されたFOUP10がドック
プレート31とともに前進して、FOUPドア13がポート
ドア23の係合面に衝突する(図2参照)。ここで、この
「ドック位置」は、このようにしてFOUPドア13がポ
ートドア23の係合面に衝突する位置として定められる。
次いで、ポートドア進退機構40を作動させて、ポートド
ア23を水平方向に退避(後退)させるが(図3参照)、
このとき、本実施形態においては、衝突したFOUPド
ア13とポートドア23とが、その衝突状態を維持したま
ま、所定の位置まで相互に追従しながら移動するように
作動する追従移動手段が設けられている。この追従移動
手段は、後で詳細に説明されるように、ドック移動機構
30とポートドア進退機構40とのいずれか一方にスプリン
グを介在させることにより、構成することができる。
【0028】なお、前記したFOUPドア13のポートド
ア23の係合面への衝突(図2参照)は、追従移動手段の
存在により、弾発的に行なわれている。また、「所定の
位置」は、FOUPフレーム11がポートプレート21に衝
突する位置(図4参照)とするのが望ましいが、必ずし
もこれに限定されず、この位置の直前の位置として、F
OUPフレーム11がポートプレート21に非接触の状態で
停止するようにしてもよい。この場合、非接触部の間隙
は、第2制御空間200 の陽圧を維持するために、可能な
限り小さくすることが望ましい。
【0029】ドック移動機構30、ポートドア進退機構40
およびポートドア昇降機構50は、従来と異なるものでは
ない。詳細には図示されないが、ドック移動機構30は、
前記のとおり、ドックプレート31を、FOUP10を載置
した状態で、FOUPドア13が着脱される所定の位置
(ドック位置)まで移動させるものであり、ポートドア
進退機構40は、ポートドア23の支持台41をレール43に沿
って進退方向(図8において左右方向)に移動させるも
のであり、支持台41からは、ポートドア23に届く支持腕
42が伸びている。また、ポートドア昇降機構50は、レー
ル43をポートプレート21に形成された案内溝51に沿って
昇降動させるものであり、この昇降動を可能にするため
に、サーボモータ52とボールネジ53とからなるネジ送り
機構が用いられている。
【0030】追従移動手段を、ドック移動機構30にスプ
リングを介在させることにより構成する場合には、次の
ようにして行なうことができる。詳細な図示は省略する
が、ドックプレート31を載置する走行基台とドックプレ
ート31との間に、ドックプレート31を常時ポートプレー
ト21に向けて付勢するように、第1のスプリングを介在
させる。さらに、FOUP10を載置するドックプレート
31とFOUP10との間に、FOUP10を常時ポートドア
23に向けて付勢するように、第2のスプリングを介在さ
せる。これにより、前述のように作用する追従移動手段
を得ることができる。
【0031】そこで、次に、本実施形態におけるFOU
Pオープナ1を使用してFOUPドア13を開放する動作
について説明する。FOUPドア13をFOUPフレーム
11から離脱開放するに際して、ドック移動機構30を作動
させると、ドックプレート31が、FOUPドア13が着脱
されることになる位置の手前近傍のドック位置まで移動
する。このドック移動機構30の作動に伴い、ドックプレ
ート31に載置されたFOUP10もドックプレート31とと
もに前進して、FOUPドア13がポートドア23の突出係
合面に、追従移動手段の作用により、弾発的に衝突する
(図2参照)。
【0032】次いで、ポートドア進退機構40を作動させ
ると、ポートドア23が水平方向に退避(後退)する。ポ
ートドア23のこの退避動とともに、衝突したFOUPド
ア13とポートドア23とは、その衝突状態を維持したま
ま、追従移動手段の作用により、FOUPフレーム11が
ポートプレート21に衝突する位置まで相互に追従しなが
ら移動する(図3、図4参照)。
【0033】この場合、追従移動手段(スプリング)が
ドック移動機構30に介在させられているとすると、ドッ
ク移動機構30はストローク限まで移動するが、ポートプ
レート21およびポートドア23がストッパの役目を担い、
両スプリングを圧縮し、ドックプレート31およびFOU
P10は停止状態となる。そこで、ポートドア進退機構40
を退避作動させると、FOUP10は、FOUPフレーム
11がポートプレート21に衝突する位置まで追従移動し、
衝突したFOUPドア13とポートドア23とは、衝突状態
を維持したまま、同位置まで追従移動する(図3、図4
参照)。
【0034】次いで、この位置において、FOUPドア
13の開放動作が行なわれることになる(図5、図6参
照)。前記した「FOUPドア13が着脱されることにな
る位置」とは、この位置に相当している。したがって、
「FOUPドア13が着脱されることになる位置の近傍の
ドック位置」とは、具体的には、ポートドア23がポート
プレート21の開口部22を貫通して所定量突出させられる
位置を指しており、この位置において、FOUPドア13
がポートドア23の係合面に弾発的に衝突することにな
る。なお、ポートドア進退機構40にスプリングを設けて
も、同様の効果を期待することができる。
【0035】FOUPドア13の開放に際しては、ポート
ドア23に設けられたラッチ開閉機構、吸引機構および保
持機構(いずれも図示されず)が作動して、FOUPド
ア13に設けられて該FOUPドア13をFOUPフレーム
11にラッチするラッチ機構が開放され、FOUPドア13
がポートドア23により吸引、保持されることになるが、
これらラッチ開閉機構、吸引機構および保持機構の作動
は、ポートドア23に設けられたFOUPドア検出手段
(図示されず)により、FOUPドア13が検出されたこ
とをもって行なわれる。図5に図示されるFOUPドア
13の開放動作は、これらの機構の作動が完了したことが
ラッチ開閉機構の動作限センサや吸着確認センサにより
確認されてから、行なわれるようになっている。
【0036】FOUP10が前進して、FOUPドア13が
ポートドア23の係合面に接触、衝突してから(図2)、
FOUPフレーム11がポートプレート21に衝突してFO
UP10が停止するまで(図4)、FOUPドア13とポー
トドア23とは衝突状態を維持したまま追従移動するが、
この間、両者の移動に伴い、開口部22がポートドア23に
より閉塞されて形成される間隙領域(空間400 )は漸次
広くなり、大流量の第2制御空間200 の雰囲気を流出さ
せることができる。しかしながら、その期間は短時間で
あるので、その全体量はわずかであり、第2制御空間20
0 の陽圧は維持される。
【0037】追従移動手段は、スプリングに代えてエア
ーシリンダを用いて、例えば、ドック移動機構30、ポー
トドア進退機構40の少なくともいずれか一方をエアーシ
リンダ駆動とし、片方がエアスプリング、他方がストッ
パの役目を担うように力関係に差を設けることによって
も構成することができ、これにより、前記と同様の効果
を期待することができる。
【0038】本実施形態は、前記のように構成されてい
るので、次のような効果を奏することができる。FOU
Pオープナ1において、FOUPドア13をFOUPフレ
ーム11から離脱開放するに際して、ドック移動機構30を
作動させて、ドックプレート31をドック位置まで移動さ
せると、ドック移動機構30のこの作動に伴い、ドックプ
レート31に載置されたFOUP10がドックプレート31と
ともに前進して、FOUPドア13が、ポートプレート21
の開口部22を貫通して突出させられたポートドア23の係
合面に弾発的に衝突する。次いで、ポートドア進退機構
40を作動させて、ポートドア23を水平方向に退避(後
退)させると、これらFOUPドア13とポートドア23と
は、追従移動手段の作動により、その衝突状態を維持し
たまま、FOUPフレーム11がポートプレート21に衝突
する位置まで、互いに追従して移動することができる。
【0039】この結果、仮にFOUPフレーム11の前面
とFOUPドア13の係合面とを連ねた面が平滑でなく、
FOUPドア13の係合面がFOUPフレーム11の前面よ
り引っ込んでいたとしても、FOUPドア13とポートド
ア23との間に外部環境500 の汚染雰囲気が閉じ込められ
る虞がなくなる。
【0040】また、少なくとも衝突したFOUPドア13
とポートドア23との追従移動の間、ポートプレート21の
開口部22と該開口部22を閉塞するポートドア23の閉塞部
との間隙(第4空間400 )から第2制御空間200 の雰囲
気が外部環境(第5空間)500 に流出して、外部環境50
0 の汚染雰囲気をFOUPドア13周辺から排除するの
で、FOUPドア13を離脱開放するときに負圧になるF
OUP10内に外部環境500 の汚染雰囲気が流入すること
がなくなり、ウェハ14にダメージを与えることがなく、
信頼性の高いFOUPオープナ1を提供することが可能
になる。
【0041】しかも、ポートプレート21の開口部22と該
開口部22を閉塞するポートドア23の閉塞部との間隙(第
4空間400 )から第2制御空間200 の雰囲気が外部環境
(第5空間)500 に流出する量は、そのほとんどが、F
OUPドア13がポートドア23の係合面に衝突してからこ
れら両ドアが衝突状態を維持したまま追従移動する間の
短い期間に流出する量であるので、短時間で大流量が流
出するが、その全体量はわずかであり、第2制御空間20
0 の雰囲気が外部環境500 の汚染雰囲気をFOUPドア
13周辺から排除しつつも、第2制御空間200 の陽圧を維
持することができる。さらに、短時間で外部環境500 の
汚染雰囲気の排除が可能になるので、FOUPドア13の
開放動作も、短時間で行なうことができる。
【0042】また、追従移動手段は、ドック移動機構30
とポートドア進退機構40とのいずれか一方にスプリング
を介在させるようにされているか、ドック移動機構30と
ポートドア進退機構40との少なくともいずれか一方がエ
アーシリンダにより駆動されることにより構成されるよ
うにされているので、追従移動手段を、汎用の部品を使
用して、簡単に構成することができる。
【0043】さらに、ポートプレート21の開口部22の形
状と該開口部22を閉塞するポートドア23の閉塞部の形状
とが、ともに略嵌合するようなテーパ形状にされている
ので、ポートプレート21の開口部22とポートドア23の閉
塞部との間隙(第4空間400)から第2制御空間200 の
雰囲気が外部環境(第5空間)500 に流出する量は、F
OUPドア13がポートドア23の係合面に衝突してからこ
れら両ドアが衝突状態を維持したまま追従移動する間の
短い期間でありながらも、漸次拡大する流通断面積によ
り、単位時間当たりさらに大流量とすることができて、
第2制御空間200 の雰囲気が外部環境500 の汚染雰囲気
をFOUPドア13周辺から効率的に排除することができ
る。しかも、その全体量をわずかに抑えることができる
ので、第2制御空間200 の陽圧を維持することができ
る。
【0044】さらにまた、ポートプレート21とポートド
ア23とは、相互に非接触状態で開口部22を閉塞するよう
な空気シールを形成するようにされているので、簡単な
方法により、第2制御空間200 と外部環境(第5空間)
500 とのシールが可能になるとともに、ポートプレート
21とポートドア23との接触による塵埃の発生も防がれ、
第2制御空間200 の陽圧を維持するのに資するととも
に、第2制御空間200 のクリーン度を維持することが容
易になる。
【0045】本実施形態においては、ポートプレート21
の開口部22の形状と該開口部22を閉塞するポートドア23
の閉塞部形状とが、ともに略嵌合するようなテーパ形状
にされたが、必ずしもこれに限定されず、図7に図示さ
れるように、中心軸方向に同寸法の方形孔形状(開口部
22)と、これに嵌まり合う中心軸方向に同寸法の角柱形
状(ポートドア23の閉塞部)とされてもよく、このよう
にすることによっても、略同様の効果を奏することがで
きる。
【0046】また、本実施形態においては、ポートドア
23のFOUPドア13との係合面は平坦面とされたが、こ
れに限定されず、ポートドア23の外周部を矩形上に盛り
上げてFOUPドア13を受ける様にし、外部環境(第5
空間)500 の雰囲気をこの矩形空間の中に閉じ込めて、
外部環境500 の雰囲気を可能限り、係合部領域から排除
するか、隔離するようにしてもよい。その他、本願の発
明の要旨を変更しない範囲において、種々の変形が可能
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願の請求項1ないし請求項5に記載の発明の
一実施形態におけるFOUPオープナの概略縦断面図で
ある。
【図2】FOUPがドック位置まで前進して、FOUP
ドアがポートドアの係合面に衝突した状態を示す概略縦
断面図である。
【図3】FOUPドアとポートドアとが衝突状態を維持
したまま、追従移動している途中経過を示す概略縦断面
図である。
【図4】FOUPドアが所定の位置に到達して停止した
状態を示す概略縦断面図である。
【図5】FOUPドアが開放されている状態を示す概略
縦断面図である。
【図6】FOUPドアが開放限まで到達した状態を示す
概略縦断面図である。
【図7】図1の実施形態の変形例を示す図2と同様の図
である。
【図8】従来のFOUPオープナの概略縦断面図であ
る。
【図9】FOUPドアがポートドアと衝突した状態にお
ける図8と同様の図である。
【図10】FOUPドアがポートドアにより吸引、保持
されて、第2制御空間側に退避した状態における図8と
同様の図である。
【図11】FOUPドアが第2制御空間に格納された状
態における図8と同様の図である。
【図12】図8の従来のFOUPオープナにおいて、F
OUPがポートプレート方向に移動している様子を拡大
して示した図である。
【図13】図8の従来のFOUPオープナにおいて、F
OUPドアがポートドアに衝突して、係合した状態を拡
大して示した図である。
【図14】図8の従来のFOUPオープナにおいて、F
OUPドアの周辺から外部環境の汚染雰囲気を排除する
方法を示した図である。
【図15】図14の従来のFOUPオープナにおいて、
FOUPドアがポートドアに衝突して、係合した状態を
示した図である。
【図16】図15の変形例を示した図である。
【図17】他の従来のFOUPオープナにおいて、FO
UPドアが突出するポートドアに衝突して、係合した状
態を拡大して示した図である。
【図18】図17の変形例を示した図である。
【符号の説明】
1…FOUPオープナ、10…FOUP、11…FOUPフ
レーム、12…開口、13…FOUPドア、14…半導体ウェ
ハ、20…仕切り壁構造、21…ポートプレート、22…開口
部、23…ポートドア、30…ドック移動機構、31…ドック
プレート、40…ポートドア進退機構、41…支持台、42…
支持腕、43…レール、50…ポートドア昇降機構、51…案
内溝、52…サーボモータ、53…ボールネジ、100 …第1
制御空間、200 …第2制御空間、400 …間隙領域(第4
空間)、500 …外部環境(第5空間)、600 …間隙(空
間)。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 FOUPオープナが、少なくとも、 半導体ウェハを所定の間隔で、水平に、複数枚収納した
    FOUPと、 前記FOUPを載置して位置決めするドックプレート
    と、 前記ドックプレートを、FOUPドアが着脱される位置
    の近傍まで移動させるドック移動機構と、 前記FOUPドアを着脱する着脱機構と前記FOUPド
    アを保持する保持機構とを有するポートドアと、 前記ポートドアを水平に移動させるポートドア進退機構
    と、 前記FOUPドアを格納するために、前記ポートドアが
    前記FOUPドアを保持した状態で、前記ポートドアを
    垂直に移動させるポートドア昇降機構と、 前記ポートドアにより閉塞される開口部を有するポート
    プレートとからなり、 前記ポートドアの前記FOUPドアとの係合面が、前記
    ポートプレートの開口部を貫通して突出させられ、 前記ドック移動機構の作動に伴い、前記FOUPが前進
    して、前記FOUPドアが前記ポートドアの係合面に衝
    突するようにされ、 衝突した前記FOUPドアと前記ポートドアとを所定の
    位置まで追従して移動させることができる追従移動手段
    が設けられたことを特徴とするFOUPオープナ。
  2. 【請求項2】 前記追従移動手段は、前記ドック移動機
    構と前記ポートドア進退機構とのいずれか一方にスプリ
    ングを介在させることにより構成されていることを特徴
    とする請求項1に記載のFOUPオープナ。
  3. 【請求項3】 前記追従移動手段は、前記ドック移動機
    構と前記ポートドア進退機構との少なくともいずれか一
    方がエアーシリンダにより駆動されることにより構成さ
    れていることを特徴とする請求項1に記載のFOUPオ
    ープナ。
  4. 【請求項4】 前記ポートプレートの開口部形状と該開
    口部を閉塞するポートドアの閉塞部形状とが、ともに略
    嵌合するようなテーパ形状にされていることを特徴とす
    る請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のFOUP
    オープナ。
  5. 【請求項5】 前記ポートプレートと前記ポートドアと
    は、相互に非接触状態で前記開口部を閉塞するような空
    気シールを形成していることを特徴とする請求項1ない
    し請求項4のいずれかに記載のFOUPオープナ。
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