JP2002075542A - 極性プラグインコネクタ - Google Patents

極性プラグインコネクタ

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JP2002075542A JP2000265766A JP2000265766A JP2002075542A JP 2002075542 A JP2002075542 A JP 2002075542A JP 2000265766 A JP2000265766 A JP 2000265766A JP 2000265766 A JP2000265766 A JP 2000265766A JP 2002075542 A JP2002075542 A JP 2002075542A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 大電流用単芯ケーブルを接続するコネクタに
簡易な構成で極性を与え、誤嵌合を確実に防止する。 【解決手段】 導電性材料からなる柱状のピンと、ピン
に取り付けられる円筒部を有し、その内外面に、少なく
とも1つの凸部または凹部をそれぞれ有する、絶縁性材
料からなるピンカバーと、柱状ピンを嵌合させて電気的
接続を達成し、ピンカバー内に嵌合する略円筒状のコン
タクト部を有し、ピンカバー内面の凹部または凸部に係
合する凸部または凹部を有する、導電性材料からなるソ
ケットと、ソケットに取り付けられ、ピンカバーの円筒
部を嵌合させる円筒部を有し、内面に、ピンカバーの凹
部または凸部に係合する凸部または凹部を有する、絶縁
性材料からなるソケットカバーとを具備する極性プラグ
インコネクタを提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、プラグインコネ
クタに関し、特に、同じ場所で同時に使用される複数組
のコネクタの誤嵌合を防止するために用いられる極性プ
ラグインコネクタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、同じ場所で同時に使用される複数
組のコネクタの誤嵌合を防止するために用いられる極性
コネクタとしては、複数の信号用配線を同時に接続する
多芯ケーブル用のコネクタが知られている。
【0003】この種のコネクタは、雄雌両ハウジング内
に、それぞれ、点対称ではない所定の配列で固定された
複数のピンコンタクトまたはソケットコンタクトを有
し、両者を相互に嵌合させることにより、1通りの信号
線接続を可能としている。そして、同じ場所で、同種の
ハウジングを用いて他の信号用配線を接続する場合に
は、対となる雄雌両ハウジングに、ピンコンタクトとソ
ケットコンタクトとの嵌合位置において相互に嵌合する
キーまたはキー溝を設け、コネクタごとに、これらキー
およびキー溝の位相を異ならせることにより、誤嵌合を
防止することとしている。
【0004】すなわち、相互に嵌合可能なコンタクトの
配列を有するコネクタであっても、キーおよびキー溝の
位相が一致しない限り、相互に嵌合できないこととし
て、異なる信号線どうしが接続されてしまうことを防止
している。
【0005】これに対して、大電流用のケーブルを接続
するためのコネクタにおいては、このような極性コネク
タは知られていない。すなわち、信号配線用ケーブルで
は、多数の配線を使用するため、これら配線を目的に応
じて複数の配線群に分類して接続する必要性があり、こ
れら配線群に対しては、別の規格のコネクタを使用する
よりもむしろ、配線群ごとに、同種のコネクタを使い分
けることが一般的であるのに対し、大電流用のケーブル
では、その数が少ないために、同じ場所で複数のケーブ
ルを使用することが稀だからである。したがって、大電
流用ケーブルでは、コネクタの色、ラベル等によって、
誤嵌合を十分に防止することが可能であった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、大電流
用ケーブルであっても、ケーブルごとに使用電圧が異な
る複数のケーブルを同じの場所において接続する場合も
考えられる。すなわち、この場合には、流す電流値が同
程度であれば、同種類のコネクタを使用できるが、使用
電圧が異なるために、相互に接続する複数のコネクタ対
間で誤嵌合が生じないように管理する必要性が生じる。
【0007】多芯ケーブルであれば、配線が一定の配列
を有するために、ハウジングにキーおよびキー溝を設け
るだけで、コネクタに極性を持たせることが可能である
が、単芯の大電流用ケーブルでは、接続した状態で相互
に回転可能な円柱状のピンと、これを嵌合させる円筒状
のソケットとを使用することが一般的であり、ハウジン
グにキーおよびキー溝を設けただけでは、コネクタに極
性を持たせることができないという不都合がある。
【0008】また、使用電圧の異なる複数種のケーブル
に対して、それぞれ別々の部品を使用した異なるコネク
タを使用すれば、誤嵌合を防止することができることは
明らかであるが、これでは、部品の種類が多数に及び、
それらの部品の製造および組立が煩雑となり、コストが
高く付くという不都合が考えられる。
【0009】さらに、大電流ケーブルの誤接続を確実に
防止するために、極性の異なるコネクタどうしのピンコ
ンタクトとソケットコンタクトとの接続が不可能となる
ように構成する必要がある。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明は、上述した事
情に鑑みてなされたものであって、柱状のコンタクト部
を有する、導電性材料からなるピンと、該ピンに取り付
けられ、前記柱状コンタクト部の半径方向外方に間隔を
あけて配置される円筒部を有するとともに、該円筒部の
内面および外面に、少なくとも1つの凸部または軸方向
に延在する凹部をそれぞれ有する、絶縁性材料からなる
ピンカバーと、前記柱状コンタクト部を嵌合させて、該
柱状コンタクト部との間に電気的接続を達成するととも
に、前記ピンカバーの円筒部内に嵌合する略円筒状のコ
ンタクト部を有し、外面に前記ピンカバーの内面の凹部
または凸部に係合する凸部または軸方向に延在する凹部
を有する、導電性材料からなるソケットと、該ソケット
に取り付けられ、前記円筒状コンタクト部の半径方向外
方に間隔をあけて配置され、前記ピンカバーの円筒部を
嵌合させる円筒部を有するとともに、その内面に、前記
ピンカバーの凹部または凸部に係合する凸部または軸方
向に延在する凹部を有する、絶縁性材料からなるソケッ
トカバーとを具備する極性プラグインコネクタを提案し
ている。
【0011】上記極性プラグインコネクタにおいては、
柱状コンタクト部の断面が略円形であることとしてもよ
い。また、前記ピンカバーの円筒部の外面に、180よ
り小さい周方向の相対角度位置に配される2つの凸部ま
たは凹部が設けられていることとしてもよい。
【0012】また、前記ソケットの外面または前記ソケ
ットカバーの内面の一方に設けられた位置決め突起と、
他方に周方向に間隔をあけて複数設けられ、前記位置決
め突起を係合させる位置決め溝とをさらに具備すること
としてもよい。さらに、前記複数の位置決め溝が、前記
位置決め突起を周方向の複数の相対角度位置において係
合可能なセレーション構造からなることとしてもよい。
【0013】また、前記位置決め突起が、前記ソケット
または前記ソケットカバーに形成された半径方向のピン
孔に挿入したピンからなることとしてもよい。さらに、
上記極性プラグインコネクタを複数具備し、各ピンカバ
ーが、その内外面に形成された凸部または凹部どうしの
周方向の相対角度位置において相違し、前記ソケットと
前記ソケットカバーとの周方向の相対角度位置が、各ピ
ンカバーの内外面の凸部または凹部どうしの周方向の相
対角度位置に合わせて設定されていることとしてもよ
い。
【0014】
【作用】この発明によれば、ピンカバーの内外面にそれ
ぞれ設けた凸部または凹部の相対角度が、ソケットの外
面とソケットカバーの内面にそれぞれ設けた凸部または
凹部の相対角度と一致する場合に、ピンカバーを取り付
けたピンと、ソケットカバーを取り付けたソケットとを
相互に組み合わせることにより、ソケットをピンカバー
とソケットカバーとの間に挿入しながら、ピンとソケッ
トとを相互に嵌合させ、両者間に電気的な接続を達成す
ることができる。
【0015】すなわち、内外面に設けた凸部と凹部との
相対角度が異なる複数のピンカバーを用意し、これに合
わせて、ソケットとソケットカバーとの取付角度を調節
することにより、同種類のコネクタに複数の極性を持た
せることが可能となり、使用電圧の異なる複数のケーブ
ルを識別可能な複数対のコネクタを構成することができ
る。
【0016】この場合に、ピンの柱状コンタクト部の断
面形状を略円形とすれば、極性の異なる全てのコネクタ
においてソケットの筒状コンタクト部との間に、均一か
つ確実な電気的接続を達成することが可能となる。
【0017】また、ピンカバーの円筒部の外面に、18
0より小さい周方向の相対角度位置に配される2つの凸
部または凹部を設けることとすれば、該外面の凸部また
は凹部と内面の凸部または凹部との相対角度関係を識別
することが容易となり、コネクタの接続作業の作業性を
向上することができる。すなわち、作業者がソケットと
ソケットカバーとの組合せに対して嵌合可能なピンとピ
ンカバーとの組合せを視認により識別する場合に、ピン
カバーの外面の2つの凸部または凹部との関係において
ピンカバーの内面の凸部または凹部の位置を確認するこ
とができ、凸部または凹部が1つのみである場合より
も、識別を容易にすることができる。
【0018】また、ソケットの外面またはソケットカバ
ーの内面の一方に位置決め突起を設け、他方に周方向に
間隔をあけて、位置決め溝を複数設けることとすれば、
該位置決め突起を係合させる位置決め溝を変更すること
により、両者の取付相対角度を調節して複数種の極性コ
ネクタを同一部品から構成することが可能となる。
【0019】さらに、複数の位置決め溝をセレーション
構造とすれば、該セレーション構造のピッチに対応した
異なる極性のコネクタを同一部品から構成することが可
能となる。また、位置決め突起を、ソケットまたはソケ
ットカバーに形成した半径方向のピン孔に挿入するピン
により構成すれば、極めて簡易な構成によって、上記作
用を達成することが可能となる。
【0020】さらに、上記極性プラグインコネクタを複
数具備し、各ピンカバーを、その内外面に形成された凸
部または凹部どうしの周方向の相対角度位置において相
違させ、ソケットとソケットカバーとの周方向の相対角
度位置を、各ピンカバーの内外面の凸部または凹部どう
しの周方向の相対角度位置に合わせて設定することによ
り、内外面の凸部または凹部どうしの相対角度位置が異
なる複数種類のピンカバーを用意するだけで、他の部品
を共通部品とした極性プラグインコネクタセットを構成
することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態に係る
極性プラグインコネクタについて、図面を参照しながら
説明する。本実施形態に係る極性プラグインコネクタ1
は、図1に示されるように、雄コネクタ2と雌コネクタ
3とからなる。
【0022】前記雄コネクタ2は、導電性材料からなる
ピン4と絶縁性材料からなるピンカバー5とを具備し、
前記雌コネクタ3は、導電性材料からなるソケット6と
絶縁性材料からなるソケットカバー7とを具備してい
る。前記ピン4は、図2に示されるように、一端に略円
柱状のコンタクト部8を具備し、他端に、図示しないケ
ーブルに接続するための接続部9を具備している。図
中、符号10は、ピンカバー5に対して軸方向位置を定
めるためのフランジ部である。
【0023】前記ピンカバー5は、図3および図4に示
されるように、一端に円筒部11を具備し、他端側から
挿入した前記ピン4のフランジ部10を突き当てる肩部
12を具備している。図中、符号13は、雄コネクタ2
を雌コネクタ3に締結するための環状の締結部材であ
り、符号14は、締結部材13を軸方向に突き当てるフ
ランジ部である。
【0024】前記ピンカバー5の円筒部11は、前記ピ
ン4を内部に収容したときに、該ピン4の半径方向外方
に間隔をあけて配される半径方向寸法と、前記ピン4を
内部に完全に収容する長手方向寸法とを有し、その先端
11aは内部に収容したピン4の先端4aよりも嵌合方
向の前方に突出して配されるようになっている。
【0025】この円筒部11の外面11bには、図4に
示されるように、この円筒部11の先端11aから軸方
向に延在する2本のキー15が設けられている。これら
キー15は、周方向に、例えば、120゜の相対角度を
おいて形成されている。また、この円筒部11の内面1
1cには、その円筒内面の周方向の1カ所を内側に突出
させた平坦部16が形成されている。
【0026】これらピン4とピンカバー5とは、図1に
示されるように、ピンカバー5の肩部12にピン4のフ
ランジ部10が突き当たるまで挿入した後に、該フラン
ジ部10を肩部12との間に挟むように締結される固定
部材17をピンカバー5に締結することにより、その軸
方向位置および周方向位置を固定された状態に組み付け
られる。
【0027】次に、前記ソケット6は、図5および図6
に示されるように、一端に、前記ピン4の円柱状コンタ
クト部8を嵌合させる円筒状コンタクト部18を有し、
他端に、図示しない配線を固定する接続部19を具備し
ている。
【0028】前記円筒状コンタクト部18は、前記ピン
4の円柱状コンタクト部8を嵌合可能な内径寸法と、前
記ピンカバー5の内側に嵌合可能な外径寸法とを有して
いる。また、この円筒状コンタクト部18の内部には、
弾性材料からなる接触片20が配置されており、該円筒
状コンタクト部18に円柱状コンタクト部8が挿入され
たときに、両コンタクト部8,18間で接触片20が弾
性変形させられることにより両コンタクト部8,18の
表面に一定の接触圧力で接触し、両コンタクト部8,1
8を安定した電気的接続状態とするようになっている。
【0029】また、前記円筒状コンタクト部18の外面
18aには、その周方向の1カ所において円筒外面18
aを半径方向内側に凹ませて形成した平坦部21が設け
られている。その結果、前記円筒状コンタクト部18の
横断面の外側輪郭形状は、前記ピンカバー5の横断面の
内側輪郭形状に対して相補的な形状に形成され、前記円
筒状コンタクト部18は、その外面18aの平坦部21
を、前記ピンカバー5内面の平坦部16に一致させたと
きにのみピンカバー5内部に嵌合できるようになってい
る。
【0030】前記ソケット6の長手方向の略中央には、
前記円筒状コンタクト部18を半径方向に貫通するピン
孔22が設けられ、該ピン孔22にはスプリングピン2
3が圧入されている。このスプリングピン23は、その
一端をソケット6の外面から突出させた状態に固定さ
れ、この突出した先端によって、位置決め突起24が構
成されている。
【0031】前記接続部19は、前記円筒状コンタクト
部18より小径のボルト状に構成されている。この接続
部19には、円筒状コンタクト部18の一段大きな外径
によって形成された肩部25との間に後述するソケット
カバー7の内鍔部26を挟んで、ソケットカバー7をソ
ケット6に固定するためのナット27が螺合されてい
る。
【0032】前記ソケットカバー7は、図7および図8
に示されるように、内部に前記ソケット6の円筒状コン
タクト部18を収容したときに、該円筒状コンタクト部
18の半径方向外方に間隔をあけて配される程度の半径
方向寸法と、該円筒状コンタクト部18を完全に収容す
る軸方向長さとを有する略円筒状部材である。該ソケッ
トカバー7の一端7aは、内部に収容されたソケット6
の先端6aよりも嵌合方向の前方に突出するように構成
され、他端には、半径方向内方に延びる内鍔部26を有
している。
【0033】前記ソケットカバー7は、その内面7b
に、前記ピンカバー5の円筒部11の外面11bに形成
された2本のキー15を収容可能な2本のキー溝28を
有している。すなわち、これらキー溝28は、周方向に
120゜の相対角度をおいて、ソケットカバー7の先端
7aから軸方向に沿って形成されている。
【0034】また、前記ソケットカバー7の内部の奥に
は、例えば、周方向に36゜の相対角度をおいて10個
の位置決め溝29が形成されている。この位置決め溝2
9の溝幅は、前記位置決め突起24を構成するスプリン
グピン23の外径よりも若干大きく、該位置決め突起2
4を収容することができるようになっている。さらに、
前記ソケットカバー7の外面7cには、その先端側に、
前記ピンカバー5に取り付けられた締結部材13を締結
させる雄ネジ30と、外部構造物(図示略)に固定する
ための取付フランジ31とが設けられている。
【0035】このように構成された本実施形態に係る極
性プラグインコネクタ1の作用について、以下に説明す
る。本実施形態では、図4に示すように、外面11bの
キー15と内面11cの平坦部16との相対角度位置が
36゜ずつ異なる10種類のピンカバー5と、各1種類
のピン4、ソケット6およびソケットカバー7他の部品
を用意する。
【0036】本実施形態の極性プラグインコネクタ1を
組み立てるには、まず、ピンカバー5の内部に、接続部
9にケーブルを接続したピン4を挿入し、ピンカバー5
の外部に締結部材13を遊嵌した後に、固定部材17を
締結してピン4のフランジ部10をピンカバー5の肩部
12との間に挟むことにより、ピン4とピンカバー5と
を固定する。
【0037】次に、ピン孔22にスプリングピン23を
圧入し、内部に接触片20を配置したソケット6をソケ
ットカバー7内に挿入する。その際に、前記ピンカバー
5の内外面11b,11cに設けられているキー15と
平坦部16との相対角度と、ソケット6の平坦部21と
ソケットカバー7のキー溝28との相対角度とが一致す
るように、スプリングピン23によって構成された位置
決め突起24を、複数の位置決め溝29のいずれかに係
合させる(図9参照)。その状態で、接続部19に螺合
させたナット27を締結して、ソケット6とソケットカ
バー7とを固定する。
【0038】これにより、相互に嵌合してピン4とソケ
ット6との間に電気的接続を達成可能な一対の雄コネク
タ2と雌コネクタ3とが構成される。他の9種類のピン
カバー5についても同様にして、相互に嵌合する9対の
雄コネクタ2と雌コネクタ3とを構成することができ、
各雄コネクタ2には、対応する雌コネクタ3以外の雌コ
ネクタ3とは接続できないように極性が設定されること
になる。
【0039】このように構成された雄コネクタ2と雌コ
ネクタ3とを接続するには、該雄コネクタ2および雌コ
ネクタ3の嵌合先端側から、ピンカバー5のキー15と
平坦部16との相対角度位置と、ソケット6の平坦部2
1とソケットカバー7のキー溝28との相対角度位置と
を目視により確認し、両者の嵌合を行う。この場合に、
本実施形態に係るコネクタ1では、ピンカバー5のキー
15が180゜ではない相対角度位置に2本設けられて
いるので、キー15と平坦部16との相対角度位置およ
び平坦部21とキー溝28との相対角度位置が一致する
か否かの判断を容易に行うことができる。
【0040】そして、雄コネクタ2および雌コネクタ3
は、上記キー15と平坦部16および平坦部21とキー
溝28の相対角度位置が一致する場合にのみ嵌合を開始
することができ、両者が完全に嵌合した状態で、締結部
材13をソケットカバー7の雄ネジ30に締結すること
により、図10に示されるように、接続が完了する。
【0041】このように、本実施形態に係る極性プラグ
インコネクタ1によれば、単芯ケーブルを接続する大電
流用のコネクタにおいても、複数種類の極性を有するコ
ネクタを構成することができる。したがって、使用電圧
の異なる複数のケーブルを同じ場所で同時に使用する場
合においても、誤嵌合が発生することを確実に防止する
ことができる。
【0042】この場合において、本実施形態に係る極性
プラグインコネクタ1によれば、ピンカバー5以外の部
品を全種類の極性プラグインコネクタ1において共用す
ることができるので、製造部品の点数を減らして製造コ
ストを削減することができるとともに、管理すべき部品
点数を減らして、製造作業を容易にすることができると
いう利点がある。
【0043】また、本実施形態では、雄コネクタ2のピ
ンカバー5および雌コネクタ3のソケットカバー7が、
ピン4およびソケット6を完全に覆って、それらの先端
11a,6aよりも嵌合方向の前方に先端を有するよう
に構成されているとともに、相互に係合するキー15と
キー溝28および各平坦部16,21がそれらの先端1
1a,6aから長手方向に沿って形成されているので、
雄コネクタ2と雌コネクタ3とを嵌合させる際には、ピ
ン4とソケット6との嵌合が開始される前に、キー15
とキー溝28との係合を開始しなければならない。
【0044】すなわち、本実施形態によれば、雄コネク
タ2および雌コネクタ3の極性を一致させなければ、ピ
ン4とソケット6との嵌合が行われないので、極性の異
なるコネクタ1の誤嵌合であることを識別できるだけで
はなく、使用電圧の異なるケーブルが誤って接続されて
しまうことを確実に防止することができるという利点が
ある。
【0045】なお、本実施形態に係る極性プラグインコ
ネクタ1では、最も一般的な円柱状のピン4を使用して
いるが、これに限られるものではない。また、ソケット
6の外面6bを凹ませて平坦部21を設け、ピンカバー
5の内面にはこれに係合する平坦部16を設けたが、こ
れに代えて、ソケット6の外面6bにキー、ピンカバー
7の内面にキー溝を設けてもよい。同様に、ピンカバー
5の外面11bにキー15、ソケットカバー7の内面に
キー溝28を設けたが、これに代えて、ピンカバー5の
外面11bにキー溝、ソケットカバー7の内面にキーを
設けることにしてもよい。
【0046】また、軸方向に沿って延在するキー15に
代えて、ソケット6の外面6b、ピンカバー5またはソ
ケットカバー7の内外面に、それらの先端近傍に配され
る突起を採用することにしてもよい。さらに、ピンカバ
ー7の外面に2本のキー15を設けたが、これに代え
て、1本または3本以上のキーを配置してもよい。
【0047】また、ソケット6とソケットカバー7との
周方向の位置決めを行うための位置決め突起24として
スプリングピン23を使用したが、これに限定されるも
のではなく、ソケット6の外面6bに直接突起を形成し
てもよい。また、ソケット6の外面6bに位置決め突起
24、ソケットカバー7の内面に位置決め溝29を設け
たが、これとは逆に、ソケット6の外面6bに位置決め
溝、ソケットカバー7の内面に位置決め突起を設けても
よいことは言うまでもない。
【0048】また、ソケットカバー7の内面に複数の位
置決め溝29を形成したが、これらの位置決め溝29を
セレーション構造により構成してもよい。また、ソケッ
ト6の外面に1本のスプリングピン23からなる位置決
め突起24を設けたが、これに代えて、前記複数の位置
決め溝29に同時に噛み合う複数の位置決め突起を設け
てもよい。
【0049】また、本実施形態では、10種類の極性プ
ラグインコネクタ1を構成するために、10種類のピン
カバー5と10個の位置決め溝29を有するソケットカ
バー7とを採用したが、極性プラグインコネクタ1の種
類の数に応じて、これを任意の数だけ構成することもで
きる。
【0050】
【発明の効果】本発明に係る極性プラグインコネクタに
よれば、柱状のピンと筒状のソケットとにより、主とし
て大電流用の単芯ケーブルの電気的な接続を行うコネク
タに、極めて簡易な構成により、複数種類の極性を持た
せることができるという効果がある。
【0051】また、ピンカバーの内外面の凸部と凹部と
の相対角度位置に合わせて、ソケットとソケットカバー
の相対角度位置を調節することにより、少ない部品点数
で、複数種類の極性プラグインコネクタを構成すること
ができるという効果がある。
【0052】
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明に係る極性プラグインコネクタの接
続前の状態を示す縦断面図である。
【図2】 図1の極性プラグインコネクタのピンを示す
縦断面図である。
【図3】 図1の極性プラグインコネクタのピンカバー
を示す一部を破断した縦断面図である。
【図4】 図3のピンカバーであって、キーと平坦面と
の相対角度位置が異なる10種類のピンカバーを示す正
面図である。
【図5】 図1の極性プラグインコネクタのソケット
を、スプリングピンを固定した状態で示す縦断面図であ
る。
【図6】 図5のソケットの正面図である。
【図7】 図1の極性プラグインコネクタのソケットカ
バーを示す縦断面図である。
【図8】 図7のソケットカバーの正面図である。
【図9】 図5のソケットと、図7のソケットカバーと
の位置決め状態を示す正面図である。
【図10】 図1の極性プラグインコネクタの接続完了
状態を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 極性プラグインコネクタ 4 ピン 5 ピンカバー 6 ソケット 7 ソケットカバー 7b 内面 8 円柱状コンタクト部(コンタクト部) 11 円筒部 11b 外面 11c 内面 15 キー(凸部) 16 平坦部(凹部) 18 円筒状コンタクト部(コンタクト部) 18a 外面 21 平坦部(凹部) 22 ピン孔 23 スプリングピン(ピン) 24 位置決め突起 28 キー溝(凹部) 29 位置決め溝

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 柱状のコンタクト部を有する、導電性材
    料からなるピンと、 該ピンに取り付けられ、前記柱状コンタクト部の半径方
    向外方に間隔をあけて配置される円筒部を有するととも
    に、該円筒部の内面および外面に、少なくとも1つの凸
    部または軸方向に延在する凹部をそれぞれ有する、絶縁
    性材料からなるピンカバーと、 前記柱状コンタクト部を嵌合させて、該柱状コンタクト
    部との間に電気的接続を達成するとともに、前記ピンカ
    バーの円筒部内に嵌合する略円筒状のコンタクト部を有
    し、外面に前記ピンカバーの内面の凹部または凸部に係
    合する凸部または軸方向に延在する凹部を有する、導電
    性材料からなるソケットと、 該ソケットに取り付けられ、前記円筒状コンタクト部の
    半径方向外方に間隔をあけて配置され、前記ピンカバー
    の円筒部を嵌合させる円筒部を有するとともに、その内
    面に、前記ピンカバーの凹部または凸部に係合する凸部
    または軸方向に延在する凹部を有する、絶縁性材料から
    なるソケットカバーとを具備することを特徴とする極性
    プラグインコネクタ。
  2. 【請求項2】 前記柱状コンタクト部の断面が略円形で
    あることを特徴とする請求項1記載の極性プラグインコ
    ネクタ。
  3. 【請求項3】 前記ピンカバーの円筒部の外面に、18
    0より小さい周方向の相対角度位置に配される2つの凸
    部または凹部が設けられていることを特徴とする請求項
    1または請求項2記載の極性プラグインコネクタ。
  4. 【請求項4】 前記ソケットの外面または前記ソケット
    カバーの内面の一方に設けられた位置決め突起と、他方
    に周方向に間隔をあけて複数設けられ、前記位置決め突
    起を係合させる位置決め溝とをさらに具備することを特
    徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の極性
    プラグインコネクタ。
  5. 【請求項5】 前記複数の位置決め溝が、前記位置決め
    突起を周方向の複数の相対角度位置において係合可能な
    セレーション構造からなることを特徴とする請求項4記
    載の極性プラグインコネクタ。
  6. 【請求項6】 前記位置決め突起が、前記ソケットまた
    は前記ソケットカバーに形成された半径方向のピン孔に
    挿入したピンからなることを特徴とする請求項1から請
    求項5のいずれかに記載の極性プラグインコネクタ。
  7. 【請求項7】 請求項1から請求項6のいずれかに記載
    の極性プラグインコネクタを複数具備し、 各ピンカバーは、その内外面に形成された凸部または凹
    部どうしの周方向の相対角度位置において相違し、 前記ソケットと前記ソケットカバーとの周方向の相対角
    度位置が、各ピンカバーの内外面の凸部または凹部どう
    しの周方向の相対角度位置に合わせて設定されているこ
    とを特徴とする極性プラグインコネクタセット。
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