JP2002074905A - データ送出装置、データ復号装置、データ送出方法、データ復号方法、伝送システム - Google Patents
データ送出装置、データ復号装置、データ送出方法、データ復号方法、伝送システムInfo
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- JP2002074905A JP2002074905A JP2000260864A JP2000260864A JP2002074905A JP 2002074905 A JP2002074905 A JP 2002074905A JP 2000260864 A JP2000260864 A JP 2000260864A JP 2000260864 A JP2000260864 A JP 2000260864A JP 2002074905 A JP2002074905 A JP 2002074905A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 暗号解読が困難で著作権保護などに好適なデ
ータ伝送の実現。 【解決手段】 伝送するプログラムデータについて、そ
の前後にランダムノイズを付加したうえで暗号化を行な
って伝送し、伝送過程などで暗号化データが抽出された
としても、暗号アルゴリズムの解読を困難なものとす
る。データの復号は、暗号化を解読したうえでランダム
ノイズが付加されたデータ部分を除去することで行う。
ータ伝送の実現。 【解決手段】 伝送するプログラムデータについて、そ
の前後にランダムノイズを付加したうえで暗号化を行な
って伝送し、伝送過程などで暗号化データが抽出された
としても、暗号アルゴリズムの解読を困難なものとす
る。データの復号は、暗号化を解読したうえでランダム
ノイズが付加されたデータ部分を除去することで行う。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は暗号化されたプログ
ラムデータの伝送を行う伝送システム、及びパケットデ
ータの伝送にかかるデータ送出装置、データ復号装置、
データ送出方法、データ復号方法に関するものである。
ラムデータの伝送を行う伝送システム、及びパケットデ
ータの伝送にかかるデータ送出装置、データ復号装置、
データ送出方法、データ復号方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば著作権保護が必要なデータ、秘密
性の高いデータ、プライバシーにかかる私的データな
ど、外部に漏洩することが好ましくないデータの伝送に
際しては、暗号化処理が行われることが多い。例えば音
楽データ、映像データなど、一連の連続したデータ列と
してのプログラムの伝送に際しては、著作権保護の必要
性などから暗号化が行われて伝送されることが行われて
いる。なお、本明細書でいう「プログラム」とは、一連
のデータ列としてデータ群のことであり、例えば一般に
1つの楽曲のデータに相当する「トラック」とも呼ばれ
るものを含む広義のものである。
性の高いデータ、プライバシーにかかる私的データな
ど、外部に漏洩することが好ましくないデータの伝送に
際しては、暗号化処理が行われることが多い。例えば音
楽データ、映像データなど、一連の連続したデータ列と
してのプログラムの伝送に際しては、著作権保護の必要
性などから暗号化が行われて伝送されることが行われて
いる。なお、本明細書でいう「プログラム」とは、一連
のデータ列としてデータ群のことであり、例えば一般に
1つの楽曲のデータに相当する「トラック」とも呼ばれ
るものを含む広義のものである。
【0003】図11に或る送信装置101から受信装置
102に対してプログラムデータを暗号化して伝送する
モデルを示す。いま、伝送しようとするデータDTが送
信装置101に入力されたとすると、送信装置101
は、まず暗号化部111で暗号化処理を施し、暗号化さ
れたデータDTsを生成する。そしてそのデータDTs
は送信部112から送信出力される。送信出力されたデ
ータDTsは例えばIEEE1394バスなどの伝送路
103により、受信装置102に送られることになる。
受信装置102では、伝送路103から送信されてきた
データDTsを受信部121で受信し、復号部122で
暗号解読処理を行うことで、元のデータDTを得ること
ができる。
102に対してプログラムデータを暗号化して伝送する
モデルを示す。いま、伝送しようとするデータDTが送
信装置101に入力されたとすると、送信装置101
は、まず暗号化部111で暗号化処理を施し、暗号化さ
れたデータDTsを生成する。そしてそのデータDTs
は送信部112から送信出力される。送信出力されたデ
ータDTsは例えばIEEE1394バスなどの伝送路
103により、受信装置102に送られることになる。
受信装置102では、伝送路103から送信されてきた
データDTsを受信部121で受信し、復号部122で
暗号解読処理を行うことで、元のデータDTを得ること
ができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように伝送路10
3においては暗号化されたデータDTsが送信されるこ
とで、仮に伝送路103においてデータDTsが取り出
されたとしても、データDTの内容は秘密性が保たれる
ものとなる。しかしながら、例えば著作権保護を目的と
して音楽データ等を図11のようなシステムで伝送する
場合、暗号を解読され、結果として違法なコピーが行わ
れるおそれがある。
3においては暗号化されたデータDTsが送信されるこ
とで、仮に伝送路103においてデータDTsが取り出
されたとしても、データDTの内容は秘密性が保たれる
ものとなる。しかしながら、例えば著作権保護を目的と
して音楽データ等を図11のようなシステムで伝送する
場合、暗号を解読され、結果として違法なコピーが行わ
れるおそれがある。
【0005】例えば伝送しようとするプログラムとして
のデータDTがPCMオーディオデータであったとす
る。PCMオーディオデータの場合、無音部分では、デ
ータストリーム上でゼロデータが並んでいるものとなっ
ている。又は例えばΔΣ変調された1ビットオーディオ
データの場合、無音部分は「96h」(=100101
10)などの固定パターンとなっている。音楽トラック
としてのプログラムデータを考えると、そのプログラム
の先頭部分と終端部分は、多くの場合、無音となってい
る。つまり、例えば2つの曲(プログラム)が、音楽と
してメドレー形式でつながっている場合などを除いて
は、曲の頭(曲が開始される直前)と終わり(曲が終了
した直後)はデータとしては無音部分が存在しているこ
とが殆どである。
のデータDTがPCMオーディオデータであったとす
る。PCMオーディオデータの場合、無音部分では、デ
ータストリーム上でゼロデータが並んでいるものとなっ
ている。又は例えばΔΣ変調された1ビットオーディオ
データの場合、無音部分は「96h」(=100101
10)などの固定パターンとなっている。音楽トラック
としてのプログラムデータを考えると、そのプログラム
の先頭部分と終端部分は、多くの場合、無音となってい
る。つまり、例えば2つの曲(プログラム)が、音楽と
してメドレー形式でつながっている場合などを除いて
は、曲の頭(曲が開始される直前)と終わり(曲が終了
した直後)はデータとしては無音部分が存在しているこ
とが殆どである。
【0006】ここで、図11に破線で示すように、何ら
かの手段で伝送路103から暗号化されたデータDTs
が取り出されたとする。通常は、データDTsを解析し
ても、元のデータDT自体がわからないため、暗号の解
読は困難である。ところが、データDTsにおいて、プ
ログラムデータDTのうちで曲の先頭部分又は終端部
分、即ち無音部分に相当する部分を抽出されると、元の
データがゼロデータ等の固定パターンであること、つま
り元のデータの内容が明白となっている場合が多いこと
から、比較的容易に暗号が解読され、データDTの内容
や暗号化アルゴリズムが知られてしまう危険性がある。
もちろん暗号化アルゴリズムが解読されれば、悪意のユ
ーザーによればその後データDTの違法な取り込みが容
易に可能となってしまう。つまり著作権侵害となるよう
な行為を実行可能としてしまう。
かの手段で伝送路103から暗号化されたデータDTs
が取り出されたとする。通常は、データDTsを解析し
ても、元のデータDT自体がわからないため、暗号の解
読は困難である。ところが、データDTsにおいて、プ
ログラムデータDTのうちで曲の先頭部分又は終端部
分、即ち無音部分に相当する部分を抽出されると、元の
データがゼロデータ等の固定パターンであること、つま
り元のデータの内容が明白となっている場合が多いこと
から、比較的容易に暗号が解読され、データDTの内容
や暗号化アルゴリズムが知られてしまう危険性がある。
もちろん暗号化アルゴリズムが解読されれば、悪意のユ
ーザーによればその後データDTの違法な取り込みが容
易に可能となってしまう。つまり著作権侵害となるよう
な行為を実行可能としてしまう。
【0007】従って、音楽データ等の著作権保護が必要
なデータについて、機器間の伝送、記録媒体への記録の
ための伝送、或いは公衆回線等を用いた音楽配信システ
ムにおける伝送などの広範囲の分野で、上記の危険性が
内包されており、このため違法な暗号解読を防止できる
ような技術が求められている。
なデータについて、機器間の伝送、記録媒体への記録の
ための伝送、或いは公衆回線等を用いた音楽配信システ
ムにおける伝送などの広範囲の分野で、上記の危険性が
内包されており、このため違法な暗号解読を防止できる
ような技術が求められている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような状況
に鑑みて、伝送されるデータについて、容易に暗号解読
ができないようにする技術を提供するものである。
に鑑みて、伝送されるデータについて、容易に暗号解読
ができないようにする技術を提供するものである。
【0009】このため本発明では、一連の連続したデー
タ列のプログラムを暗号化して送出するデータ送出装置
において、ランダムノイズを発生するランダムノイズ発
生手段と、上記ランダムノイズ発生手段で発生したラン
ダムノイズを上記プログラムの前後に付加する付加手段
と、上記付加手段にてランダムノイズが付加されたプロ
グラムに対して暗号化処理を行う暗号化手段と、上記暗
号化手段により暗号化されたランダムノイズが付加され
たプログラムを送出する送出手段とを備えるようにす
る。また、上記付加手段で付加するランダムノイズのデ
ータ長は可変長とされているようにする。
タ列のプログラムを暗号化して送出するデータ送出装置
において、ランダムノイズを発生するランダムノイズ発
生手段と、上記ランダムノイズ発生手段で発生したラン
ダムノイズを上記プログラムの前後に付加する付加手段
と、上記付加手段にてランダムノイズが付加されたプロ
グラムに対して暗号化処理を行う暗号化手段と、上記暗
号化手段により暗号化されたランダムノイズが付加され
たプログラムを送出する送出手段とを備えるようにす
る。また、上記付加手段で付加するランダムノイズのデ
ータ長は可変長とされているようにする。
【0010】また本発明は、一連の連続したデータ列の
前後にランダムノイズが付加され、暗号化が施されたプ
ログラムを入力して復号するデータ復号装置において、
送出されてきたプログラムを入力する入力手段と、上記
入力手段により入力されたプログラムに対して暗号化を
解読する復号処理を行う復号手段と、上記復号手段で復
号されたプログラムの前後に付加されているランダムノ
イズを除去する除去手段とを備える。
前後にランダムノイズが付加され、暗号化が施されたプ
ログラムを入力して復号するデータ復号装置において、
送出されてきたプログラムを入力する入力手段と、上記
入力手段により入力されたプログラムに対して暗号化を
解読する復号処理を行う復号手段と、上記復号手段で復
号されたプログラムの前後に付加されているランダムノ
イズを除去する除去手段とを備える。
【0011】また、本発明の伝送システムは、上記構成
のデータ送出装置と上記構成のデータ復号装置により構
成されるものとする。そしてデータ送出装置とデータ復
号装置は、それぞれ異なる機器間における送信装置、受
信装置としたり、記録媒体に記録を行う記録装置におけ
る記録データの送出装置、記録媒体からデータの再生を
行う再生装置における再生データの復号装置などとして
実現されるようにする。
のデータ送出装置と上記構成のデータ復号装置により構
成されるものとする。そしてデータ送出装置とデータ復
号装置は、それぞれ異なる機器間における送信装置、受
信装置としたり、記録媒体に記録を行う記録装置におけ
る記録データの送出装置、記録媒体からデータの再生を
行う再生装置における再生データの復号装置などとして
実現されるようにする。
【0012】本発明のデータ伝送方法は、一連の連続し
たデータ列のプログラムの前後にランダムノイズを付加
し、ランダムノイズが付加されたプログラムに対して暗
号化処理を行ない、暗号化されたランダムノイズが付加
されたプログラムを送出する。ここで、プログラムの前
後に付加するランダムノイズのデータ長は可変長とす
る。本発明のデータ復号方法は、一連の連続したデータ
列の前後にランダムノイズが付加され、暗号化が施され
たプログラムを入力し、入力されたプログラムに対して
暗号化を解読する復号処理を行ない、復号されたプログ
ラムの前後に付加されているランダムノイズを除去す
る。
たデータ列のプログラムの前後にランダムノイズを付加
し、ランダムノイズが付加されたプログラムに対して暗
号化処理を行ない、暗号化されたランダムノイズが付加
されたプログラムを送出する。ここで、プログラムの前
後に付加するランダムノイズのデータ長は可変長とす
る。本発明のデータ復号方法は、一連の連続したデータ
列の前後にランダムノイズが付加され、暗号化が施され
たプログラムを入力し、入力されたプログラムに対して
暗号化を解読する復号処理を行ない、復号されたプログ
ラムの前後に付加されているランダムノイズを除去す
る。
【0013】即ち本発明では、暗号化を行う前にプログ
ラム(曲データ等)の前後にランダムノイズを付加す
る。これによって、例えば元のデータにおいて曲の前後
に無音部分が存在しても、ランダムノイズが付加される
ことで曲の先頭及び終端が無音データとはならない状態
とされた上で暗号化されることとなるため、暗号化され
たプログラムの先頭部分又は終端部分が抽出されて解析
されても、暗号アルゴリズムの解読は非常に困難なもの
となる。また付加するランダムノイズのデータ長は可変
長とすることで無音データ部分が位置的に不明確にな
り、暗号解読防止効果を高めることができる。
ラム(曲データ等)の前後にランダムノイズを付加す
る。これによって、例えば元のデータにおいて曲の前後
に無音部分が存在しても、ランダムノイズが付加される
ことで曲の先頭及び終端が無音データとはならない状態
とされた上で暗号化されることとなるため、暗号化され
たプログラムの先頭部分又は終端部分が抽出されて解析
されても、暗号アルゴリズムの解読は非常に困難なもの
となる。また付加するランダムノイズのデータ長は可変
長とすることで無音データ部分が位置的に不明確にな
り、暗号解読防止効果を高めることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を次の
順に説明する。 1.送信装置及び受信装置に本発明を採用する例 2.IEEE1394の伝送フォーマット 3.IEEE1394でのデータ伝送の場合のランダム
ノイズ付加例 4.記録装置及び再生装置に本発明を採用する例
順に説明する。 1.送信装置及び受信装置に本発明を採用する例 2.IEEE1394の伝送フォーマット 3.IEEE1394でのデータ伝送の場合のランダム
ノイズ付加例 4.記録装置及び再生装置に本発明を採用する例
【0015】1.送信装置及び受信装置に本発明を採用
する例 本発明のデータ送出装置(データ送出方法)、データ復
号装置(データ復号方法)を、送信装置、受信装置に採
用する実施の形態を説明する。図1は、或る2つの機器
が例えばIEEE1394バスによる伝送路3により接
続されている場合に、送信装置1を有する機器から受信
装置2を有する機器にプログラムデータDTを伝送する
モデルにおいて本発明の実施の形態を示したものであ
る。詳しくは後述するが、データDTは、例えば1ビッ
トデジタルオーディオデータを、所定の伝送プロトコル
に合致するフォーマットに基づいてパケット化(ブロッ
ク化)したものであるとする。
する例 本発明のデータ送出装置(データ送出方法)、データ復
号装置(データ復号方法)を、送信装置、受信装置に採
用する実施の形態を説明する。図1は、或る2つの機器
が例えばIEEE1394バスによる伝送路3により接
続されている場合に、送信装置1を有する機器から受信
装置2を有する機器にプログラムデータDTを伝送する
モデルにおいて本発明の実施の形態を示したものであ
る。詳しくは後述するが、データDTは、例えば1ビッ
トデジタルオーディオデータを、所定の伝送プロトコル
に合致するフォーマットに基づいてパケット化(ブロッ
ク化)したものであるとする。
【0016】1ビットデジタルオーディオデータとは、
通常のCD(Compact Disc)におけるオーディオデータ
よりも高品位なデータとして開発されたものであり、サ
ンプリング周波数を例えばCD方式における44.1K
Hzの16倍という非常に高いサンプリング周波数であ
る2.842MHzとしてΔΣ変調された1ビットデー
タのことであり、周波数帯域はDC成分〜100KHz
の広範囲とされ、ダイナミックレンジはオーディオ帯域
全体で120(dB)を実現できるデータ形式である。
なお、本例ではこのような1ビットデジタルオーディオ
データをパケット化して伝送する場合を例に挙げるが、
もちろん伝送されるデータ自体の形式、種別はどのよう
なものでもよい。
通常のCD(Compact Disc)におけるオーディオデータ
よりも高品位なデータとして開発されたものであり、サ
ンプリング周波数を例えばCD方式における44.1K
Hzの16倍という非常に高いサンプリング周波数であ
る2.842MHzとしてΔΣ変調された1ビットデー
タのことであり、周波数帯域はDC成分〜100KHz
の広範囲とされ、ダイナミックレンジはオーディオ帯域
全体で120(dB)を実現できるデータ形式である。
なお、本例ではこのような1ビットデジタルオーディオ
データをパケット化して伝送する場合を例に挙げるが、
もちろん伝送されるデータ自体の形式、種別はどのよう
なものでもよい。
【0017】図示するように送信装置1は、ランダムノ
イズ付加部11,暗号化部12、送信部13、ランダム
ノイズ発生部14が設けられる。ランダムノイズ発生部
14は例えば乱数発生回路によりランダムノイズ(乱数
データ)を発生させ、ランダムノイズ付加部11に供給
する。ランダムノイズ付加部11は、送信しようとする
データDTに対して、プログラム(楽曲等)の先頭部分
及び終端部分に、上記ランダムノイズ発生部14で発生
されたランダムノイズを付加する動作を行う。暗号化部
12は、ランダムノイズ付加部11の出力に対して所定
の暗号アルゴリズムでの暗号化処理を施す。送信部13
は暗号化部12の出力をIEEE1394バスによる伝
送路3に送出する動作を行う。
イズ付加部11,暗号化部12、送信部13、ランダム
ノイズ発生部14が設けられる。ランダムノイズ発生部
14は例えば乱数発生回路によりランダムノイズ(乱数
データ)を発生させ、ランダムノイズ付加部11に供給
する。ランダムノイズ付加部11は、送信しようとする
データDTに対して、プログラム(楽曲等)の先頭部分
及び終端部分に、上記ランダムノイズ発生部14で発生
されたランダムノイズを付加する動作を行う。暗号化部
12は、ランダムノイズ付加部11の出力に対して所定
の暗号アルゴリズムでの暗号化処理を施す。送信部13
は暗号化部12の出力をIEEE1394バスによる伝
送路3に送出する動作を行う。
【0018】受信装置2は、受信部21,復号部22、
ランダムノイズ除去部23を備える。受信部21は、伝
送路3から供給されるデータを受信して取り込む動作を
行う。復号部22は、上記暗号化部12での暗号化アル
ゴリズムに対応して暗号解読処理を行う部位である。ラ
ンダムノイズ除去部23は、上記ランダムノイズ付加部
11で付加されたランダムノイズ部分を除去する部位で
ある。
ランダムノイズ除去部23を備える。受信部21は、伝
送路3から供給されるデータを受信して取り込む動作を
行う。復号部22は、上記暗号化部12での暗号化アル
ゴリズムに対応して暗号解読処理を行う部位である。ラ
ンダムノイズ除去部23は、上記ランダムノイズ付加部
11で付加されたランダムノイズ部分を除去する部位で
ある。
【0019】このような送信装置1、受信装置2におい
てデータDTの伝送は次のように行われる。図2を参照
しながら説明する。図2(a)はプログラム(トラッ
ク)として1曲が構成されている楽曲データを示してい
る。これがデータDTとして伝送しようとするオーディ
オデータソースである。そして音楽データの場合、トラ
ックデータの先頭部分と終端部分は図2(b)のように
無音となっている場合が多い。
てデータDTの伝送は次のように行われる。図2を参照
しながら説明する。図2(a)はプログラム(トラッ
ク)として1曲が構成されている楽曲データを示してい
る。これがデータDTとして伝送しようとするオーディ
オデータソースである。そして音楽データの場合、トラ
ックデータの先頭部分と終端部分は図2(b)のように
無音となっている場合が多い。
【0020】例えば楽曲等のプログラムデータとして、
図2(a)(b)に示すデータDTが送信装置1に入力
されたとすると、送信装置1は、まずランダムノイズ付
加部11で、データDTにおけるプログラムの先頭及び
終端に相当する部分に、任意のデータ長としてのランダ
ムノイズを挿入する。例えば図2(c)のように、トラ
ックの先頭部分に時間長Tad1のデータサイズのラン
ダムノイズを付加し、またトラックの終端部分に時間長
Tad2のデータサイズのランダムノイズを付加する。
具体例は後述するが、例えばランダムノイズが充填され
たブロックをパケットデータに付加する。なお、時間長
Tad1、Tad2、即ち付加するランダムノイズのデ
ータ長は、一定としてもよいが、可変長、即ち付加処理
を行うたびに毎回ランダムな長さとしたり、送信装置1
としての機器毎に任意に設定する長さとしてもよい。付
加するランダムノイズのデータ長のランダム性が高いほ
ど、実際の無音データ部分がより不明確となるため、不
正な暗号解読をより困難にできる。
図2(a)(b)に示すデータDTが送信装置1に入力
されたとすると、送信装置1は、まずランダムノイズ付
加部11で、データDTにおけるプログラムの先頭及び
終端に相当する部分に、任意のデータ長としてのランダ
ムノイズを挿入する。例えば図2(c)のように、トラ
ックの先頭部分に時間長Tad1のデータサイズのラン
ダムノイズを付加し、またトラックの終端部分に時間長
Tad2のデータサイズのランダムノイズを付加する。
具体例は後述するが、例えばランダムノイズが充填され
たブロックをパケットデータに付加する。なお、時間長
Tad1、Tad2、即ち付加するランダムノイズのデ
ータ長は、一定としてもよいが、可変長、即ち付加処理
を行うたびに毎回ランダムな長さとしたり、送信装置1
としての機器毎に任意に設定する長さとしてもよい。付
加するランダムノイズのデータ長のランダム性が高いほ
ど、実際の無音データ部分がより不明確となるため、不
正な暗号解読をより困難にできる。
【0021】ランダムノイズ付加部11でランダムノイ
ズが付加されたデータDTadは、続いて暗号化部12
に供給され、暗号化処理が施される。即ち図2(d)の
ように、ランダムノイズ部分、無音を含めた音楽データ
部分が、それぞれ暗号化された状態となる。暗号化され
たデータDTsは、送信部13に供給され、送信部13
から伝送路3に対して送出されることになる。
ズが付加されたデータDTadは、続いて暗号化部12
に供給され、暗号化処理が施される。即ち図2(d)の
ように、ランダムノイズ部分、無音を含めた音楽データ
部分が、それぞれ暗号化された状態となる。暗号化され
たデータDTsは、送信部13に供給され、送信部13
から伝送路3に対して送出されることになる。
【0022】このように送信されたデータDTsを受信
する受信装置2では、まず伝送路3から供給されてきた
データDTsを受信部21で受信し、復号部22に供給
する。復号部ではデータDTsに対する暗号解読処理を
行うことで、暗号化前のデータ、即ち図2(c)のよう
にランダムノイズが付加されている状態のデータDTa
dが出力される。このデータDTadはランダムノイズ
除去部23に供給され、ランダムノイズ部分が除去され
ることで、当初の送信データ、即ち図2(b)のような
データDTが得られることとなる。
する受信装置2では、まず伝送路3から供給されてきた
データDTsを受信部21で受信し、復号部22に供給
する。復号部ではデータDTsに対する暗号解読処理を
行うことで、暗号化前のデータ、即ち図2(c)のよう
にランダムノイズが付加されている状態のデータDTa
dが出力される。このデータDTadはランダムノイズ
除去部23に供給され、ランダムノイズ部分が除去され
ることで、当初の送信データ、即ち図2(b)のような
データDTが得られることとなる。
【0023】ここで図1に破線で示すように、何らかの
手段で伝送路3から暗号化されたデータDTsが取り出
された場合を考える。上述したようにデータDTsにお
いて元の内容が明白な無音部分が抽出されると暗号化ア
ルゴリズムが解読されるおそれがある。そして無音部分
としては通常、トラックの先頭部分及び終端部分であ
る。従って、データDTsにおいてトラックの先頭部分
又は終端部分に相当する部分が不正な暗号解読に用いら
れると、暗号解読に有利となってしまう。
手段で伝送路3から暗号化されたデータDTsが取り出
された場合を考える。上述したようにデータDTsにお
いて元の内容が明白な無音部分が抽出されると暗号化ア
ルゴリズムが解読されるおそれがある。そして無音部分
としては通常、トラックの先頭部分及び終端部分であ
る。従って、データDTsにおいてトラックの先頭部分
又は終端部分に相当する部分が不正な暗号解読に用いら
れると、暗号解読に有利となってしまう。
【0024】しかしながら本例の場合、データDTs
は、トラックの先頭及び終端にランダムノイズが付加さ
れた上で暗号化されたものである。つまりトラックの先
頭及び終端はゼロデータ等の固定パターンが連続する部
分ではないものとされた状態で暗号化されている。従っ
てデータDTsにおいてトラックの先頭又は終端に相当
する部分が抽出されたとしても、元のデータはランダム
ノイズであることから、元のデータは予測できず、暗号
解読は困難となる。特にデータDTsの解析処理におい
て、データDTs上では暗号化アルゴリズムによるデー
タ要素とランダムノイズによるデータ要素を区別するこ
とはできず、暗号化アルゴリズムを解析することはほぼ
不可能である。さらに、付加するランダムノイズのデー
タ長が可変長であることで、不正な解読を行おうとする
者が、実際のゼロデータもしくは固定パターンが連続す
る部分を予測することは著しく困難となり、この点で暗
号解読に対する安全性を高めることができる。
は、トラックの先頭及び終端にランダムノイズが付加さ
れた上で暗号化されたものである。つまりトラックの先
頭及び終端はゼロデータ等の固定パターンが連続する部
分ではないものとされた状態で暗号化されている。従っ
てデータDTsにおいてトラックの先頭又は終端に相当
する部分が抽出されたとしても、元のデータはランダム
ノイズであることから、元のデータは予測できず、暗号
解読は困難となる。特にデータDTsの解析処理におい
て、データDTs上では暗号化アルゴリズムによるデー
タ要素とランダムノイズによるデータ要素を区別するこ
とはできず、暗号化アルゴリズムを解析することはほぼ
不可能である。さらに、付加するランダムノイズのデー
タ長が可変長であることで、不正な解読を行おうとする
者が、実際のゼロデータもしくは固定パターンが連続す
る部分を予測することは著しく困難となり、この点で暗
号解読に対する安全性を高めることができる。
【0025】以上のことから、本例によれば伝送路3で
伝送されるデータについて暗号解読は非常に困難なもの
となり、従って、著作権保護を要するデータの伝送など
に非常に好適なものとなる。また送信装置1側では従前
の構成にランダムノイズ付加部11及びランダムノイズ
発生部14を設けるだけでよく、受信装置2側では、ラ
ンダムノイズ除去部23を設けて、暗号化を解読したう
えでランダムノイズが挿入されたデータ部分を除去する
のみでデータを復号できる。従って送信装置1,受信装
置2としての構成がさほど複雑化することもなく、各種
の機器への導入は容易なものとなる。
伝送されるデータについて暗号解読は非常に困難なもの
となり、従って、著作権保護を要するデータの伝送など
に非常に好適なものとなる。また送信装置1側では従前
の構成にランダムノイズ付加部11及びランダムノイズ
発生部14を設けるだけでよく、受信装置2側では、ラ
ンダムノイズ除去部23を設けて、暗号化を解読したう
えでランダムノイズが挿入されたデータ部分を除去する
のみでデータを復号できる。従って送信装置1,受信装
置2としての構成がさほど複雑化することもなく、各種
の機器への導入は容易なものとなる。
【0026】2.IEEE1394の伝送フォーマット ここでIEEE1394による伝送フォーマットについ
て説明する。IEEE1394方式でのデータ伝送で
は、例えば図3(a)に示すように、所定の通信サイク
ル(例えば125μsec)毎に時分割多重によって行
われる。そして、この信号の伝送は、サイクルマスタと
呼ばれる機器(IEEE1394バス上の任意の1台の
機器)が通信サイクルの開始時であることを示すサイク
ルスタートパケットCSPをバス上へ送出することによ
り開始される。なお、サイクルマスタは、バスを構成す
るケーブルに各機器を接続したとき等に、IEEE13
94で規定する手順により自動的に決定される。
て説明する。IEEE1394方式でのデータ伝送で
は、例えば図3(a)に示すように、所定の通信サイク
ル(例えば125μsec)毎に時分割多重によって行
われる。そして、この信号の伝送は、サイクルマスタと
呼ばれる機器(IEEE1394バス上の任意の1台の
機器)が通信サイクルの開始時であることを示すサイク
ルスタートパケットCSPをバス上へ送出することによ
り開始される。なお、サイクルマスタは、バスを構成す
るケーブルに各機器を接続したとき等に、IEEE13
94で規定する手順により自動的に決定される。
【0027】1通信サイクル中における通信の形態は、
ビデオデータやオーディオデータなどのリアルタイム性
を必要とするデータを伝送するアイソクロナス伝送(I
so)と、制御コマンドや補助的なデータなどを確実に
伝送するアシンクロナス伝送(Asy)の2種類の伝送
が行われる。各通信サイクル中では、アイソクロナス伝
送用のアイソクロナスパケットIsoが、アシンクロナ
ス伝送用のアシンクロナスパケットAsyより先に伝送
される。アイソクロナスパケットIsoの通信が終了し
た後、次のサイクルスタートパケットCSPまでの期間
が、アシンクロナスパケットAsyの伝送に使用され
る。従って、アシンクロナスパケットAsyが伝送でき
る期間は、そのときのアイソクロナスパケットIsoの
伝送チャンネル数により変化する。また、アイソクロナ
スパケットIsoは、1通信サイクル毎に予約した帯域
(チャンネル数)が確保される伝送方式であるが、受信
側からの確認は行わない。アシンクロナスパケットAs
yで伝送する場合には、受信側からアクノリッジメント
(Ack)のデータを返送させて、伝送状態を確認しな
がら確実に伝送させる。
ビデオデータやオーディオデータなどのリアルタイム性
を必要とするデータを伝送するアイソクロナス伝送(I
so)と、制御コマンドや補助的なデータなどを確実に
伝送するアシンクロナス伝送(Asy)の2種類の伝送
が行われる。各通信サイクル中では、アイソクロナス伝
送用のアイソクロナスパケットIsoが、アシンクロナ
ス伝送用のアシンクロナスパケットAsyより先に伝送
される。アイソクロナスパケットIsoの通信が終了し
た後、次のサイクルスタートパケットCSPまでの期間
が、アシンクロナスパケットAsyの伝送に使用され
る。従って、アシンクロナスパケットAsyが伝送でき
る期間は、そのときのアイソクロナスパケットIsoの
伝送チャンネル数により変化する。また、アイソクロナ
スパケットIsoは、1通信サイクル毎に予約した帯域
(チャンネル数)が確保される伝送方式であるが、受信
側からの確認は行わない。アシンクロナスパケットAs
yで伝送する場合には、受信側からアクノリッジメント
(Ack)のデータを返送させて、伝送状態を確認しな
がら確実に伝送させる。
【0028】図3(b)に、CIP(Common Isochronos
Packet)の構造を示す。つまり、図3(a)に示したア
イソクロナスパケットIsoのデータ構造である。例え
ば、上述した1ビットデジタルオーディオデータは、I
EEE1394通信においては、アイソクロナス通信に
よりデータの送受信が行われる。つまり、リアルタイム
性が維持されるだけのデータ量をこのアイソクロナスパ
ケットに格納して、1アイソクロナスサイクル毎に順次
送信するものである。
Packet)の構造を示す。つまり、図3(a)に示したア
イソクロナスパケットIsoのデータ構造である。例え
ば、上述した1ビットデジタルオーディオデータは、I
EEE1394通信においては、アイソクロナス通信に
よりデータの送受信が行われる。つまり、リアルタイム
性が維持されるだけのデータ量をこのアイソクロナスパ
ケットに格納して、1アイソクロナスサイクル毎に順次
送信するものである。
【0029】アイソクロナスパケットは、図3(b)の
ように、1394パケットヘッダ、ヘッダCRC、CI
Pヘッダ、データ部、データCRCから成る。このCI
P構造として、例えば2チャンネルの1ビットデジタル
オーディオデータの伝送に用いる場合における具体例を
図4に示している。
ように、1394パケットヘッダ、ヘッダCRC、CI
Pヘッダ、データ部、データCRCから成る。このCI
P構造として、例えば2チャンネルの1ビットデジタル
オーディオデータの伝送に用いる場合における具体例を
図4に示している。
【0030】図4では、横方向に32ビット(4バイ
ト)を示しているが、その1行分のデータ、つまり32
ビットが1カドレット(quadlet)と呼ばれる。
CIPの先頭32ビット(1カドレット)は、1394
パケットヘッダとされている。1394パケットヘッダ
においては、16ビットのデータレングス(data_
Length)、2ビットのタグ(tag)、6ビット
のチャンネル(channel)、4ビットのタイムコ
ード(t code)、4ビットのシンク(sy)が配
される。そして、1394パケットヘッダに続く1カド
レットの領域はヘッダCRCが格納される。
ト)を示しているが、その1行分のデータ、つまり32
ビットが1カドレット(quadlet)と呼ばれる。
CIPの先頭32ビット(1カドレット)は、1394
パケットヘッダとされている。1394パケットヘッダ
においては、16ビットのデータレングス(data_
Length)、2ビットのタグ(tag)、6ビット
のチャンネル(channel)、4ビットのタイムコ
ード(t code)、4ビットのシンク(sy)が配
される。そして、1394パケットヘッダに続く1カド
レットの領域はヘッダCRCが格納される。
【0031】ヘッダCRCに続く2カドレットの領域が
CIPヘッダとなる。CIPヘッダの上位カドレットの
先頭2バイトには、それぞれ‘0’‘0’が格納され、
続く6ビットの領域はSID(送信ノード番号)を示
す。SIDに続く8ビットの領域はDBS(データブロ
ックサイズ)であり、データブロックのサイズ(パケッ
ト化の単位データ量)が示される。続いては、FN(2
ビット)、QPC(3ビット)の領域が設定されてお
り、FNにはパケット化する際に分割した数が示され、
QPCには分割するために追加したカドレット数が示さ
れる。SP(1ビット)にはソースパケットのヘッダの
フラグが示され、DBCにはパケットの欠落を検出する
カウンタの値が格納される。なお、図中「rsv」はリ
ザーブ、つまり未定義の領域を示している。
CIPヘッダとなる。CIPヘッダの上位カドレットの
先頭2バイトには、それぞれ‘0’‘0’が格納され、
続く6ビットの領域はSID(送信ノード番号)を示
す。SIDに続く8ビットの領域はDBS(データブロ
ックサイズ)であり、データブロックのサイズ(パケッ
ト化の単位データ量)が示される。続いては、FN(2
ビット)、QPC(3ビット)の領域が設定されてお
り、FNにはパケット化する際に分割した数が示され、
QPCには分割するために追加したカドレット数が示さ
れる。SP(1ビット)にはソースパケットのヘッダの
フラグが示され、DBCにはパケットの欠落を検出する
カウンタの値が格納される。なお、図中「rsv」はリ
ザーブ、つまり未定義の領域を示している。
【0032】CIPヘッダの下位カドレットの先頭2バ
イトにはそれぞれ‘1’‘0’が格納される。そして、
これに続いてFMT(6ビット)、FDF(8ビッ
ト)、SYT(16ビット)の領域が設けられる。FM
Tには信号フォーマット(伝送フォーマット)が示さ
れ、ここに示される値によって、当該CIPに格納され
るデータ種類(データフォーマット)が識別可能とな
る。具体的には、MPEGストリームデータ、Audi
oストリームデータ、デジタルビデオカメラ(DV)ス
トリームデータ等の識別が可能になる。FDFは、フォ
ーマット依存フィールドであり、上記FMTにより分類
されたデータフォーマットについて更に細分化した分類
を示す領域とされる。オーディオに関するデータであれ
ば、例えばリニアオーディオデータであるのか、MID
Iデータであるのかといった識別が可能になる。例えば
1ビットデジタルオーディオデータであれば、先ずFM
TによりAudioストリームデータの範疇にあるデー
タであることが示され、FDFに規定に従った特定の値
が格納されることで、そのAudioストリームデータ
は1ビットデジタルオーディオデータであることが示さ
れる。SYTは、フレーム同期用のタイムスタンプが示
される。
イトにはそれぞれ‘1’‘0’が格納される。そして、
これに続いてFMT(6ビット)、FDF(8ビッ
ト)、SYT(16ビット)の領域が設けられる。FM
Tには信号フォーマット(伝送フォーマット)が示さ
れ、ここに示される値によって、当該CIPに格納され
るデータ種類(データフォーマット)が識別可能とな
る。具体的には、MPEGストリームデータ、Audi
oストリームデータ、デジタルビデオカメラ(DV)ス
トリームデータ等の識別が可能になる。FDFは、フォ
ーマット依存フィールドであり、上記FMTにより分類
されたデータフォーマットについて更に細分化した分類
を示す領域とされる。オーディオに関するデータであれ
ば、例えばリニアオーディオデータであるのか、MID
Iデータであるのかといった識別が可能になる。例えば
1ビットデジタルオーディオデータであれば、先ずFM
TによりAudioストリームデータの範疇にあるデー
タであることが示され、FDFに規定に従った特定の値
が格納されることで、そのAudioストリームデータ
は1ビットデジタルオーディオデータであることが示さ
れる。SYTは、フレーム同期用のタイムスタンプが示
される。
【0033】このようなCIPヘッダに続けては、FM
T,FDFによって示されるデータが、データ部として
のn個のデータブロック(ブロック#0〜#n)のシー
ケンスによって格納される。FMT,FDFにより1ビ
ットデジタルオーディオデータであることが示される場
合には、このデータブロックとしての領域に1ビットデ
ジタルオーディオデータが格納される。そして、データ
ブロックに続いて最後にデータCRCが配置される。
T,FDFによって示されるデータが、データ部として
のn個のデータブロック(ブロック#0〜#n)のシー
ケンスによって格納される。FMT,FDFにより1ビ
ットデジタルオーディオデータであることが示される場
合には、このデータブロックとしての領域に1ビットデ
ジタルオーディオデータが格納される。そして、データ
ブロックに続いて最後にデータCRCが配置される。
【0034】この図4では、データ部に2チャンネルの
1ビットデジタルオーディオデータが配されている例を
示している。これは、IEEE1394バスによるデー
タ伝送について適用できるAM824と呼ばれる伝送プ
ロトコルに基づいた例であり、その場合において1ビッ
トデジタルオーディオデータとして2チャンネルのオー
ディオデータを伝送する場合のパケット構造例である。
1ビットデジタルオーディオデータが配されている例を
示している。これは、IEEE1394バスによるデー
タ伝送について適用できるAM824と呼ばれる伝送プ
ロトコルに基づいた例であり、その場合において1ビッ
トデジタルオーディオデータとして2チャンネルのオー
ディオデータを伝送する場合のパケット構造例である。
【0035】上述のように32ビット(4バイト)を1
カドレット(Quadlet)と呼ぶとすると、2チャンネル
データの場合、4カドレット(q1〜q4)で1つのブ
ロックが形成され、このブロックが連続するものとな
る。
カドレット(Quadlet)と呼ぶとすると、2チャンネル
データの場合、4カドレット(q1〜q4)で1つのブ
ロックが形成され、このブロックが連続するものとな
る。
【0036】各カドレットにおける先頭のバイト(バイ
ト0)は、ラベルとされている。ラベルとは、そのカド
レットに配されるデータの識別情報となる。ラベルとし
ての値及び意味を図5に示す。図示するようにラベル値
に対して各種の意味が定義されており、例えばラベル値
40h〜4Fhは、DVD(Digital Versatile Disc)
システムで採用されているマルチビットリニアオーディ
オデータに対応するものとされる。なお、「h」を付し
た数値は16進表記のものである。またラベル値50h
〜57hは、1ビットデジタルオーディオデータに対応
する値、ラベル値58h〜5Fhは、エンコードされた
1ビットデジタルオーディオデータに対応する値、ラベ
ル値80h〜83hはMIDIデータに対応する値とさ
れる。さらにC0h〜EFhはアンシラリデータ(Anci
llary Data;補助データ)を意味するなど、ラベル値は
識別情報として機能するために各種定義されている。
ト0)は、ラベルとされている。ラベルとは、そのカド
レットに配されるデータの識別情報となる。ラベルとし
ての値及び意味を図5に示す。図示するようにラベル値
に対して各種の意味が定義されており、例えばラベル値
40h〜4Fhは、DVD(Digital Versatile Disc)
システムで採用されているマルチビットリニアオーディ
オデータに対応するものとされる。なお、「h」を付し
た数値は16進表記のものである。またラベル値50h
〜57hは、1ビットデジタルオーディオデータに対応
する値、ラベル値58h〜5Fhは、エンコードされた
1ビットデジタルオーディオデータに対応する値、ラベ
ル値80h〜83hはMIDIデータに対応する値とさ
れる。さらにC0h〜EFhはアンシラリデータ(Anci
llary Data;補助データ)を意味するなど、ラベル値は
識別情報として機能するために各種定義されている。
【0037】各ラベル値についての詳細な定義の説明は
本発明と直接関係がないため説明を省略するが、図4に
示した値についてのみ述べると次のようになる。
本発明と直接関係がないため説明を省略するが、図4に
示した値についてのみ述べると次のようになる。
【0038】図4においてブロック#0の第1カドレッ
トq1をみると、ラベル値は「D1h」とされている。
従って第1カドレットq1はアンシラリデータが記述さ
れるものと提示されていることになり、さらにこの場合
バイト1はサブラベルとされて「00h」とされてい
る。このときバイト2,バイト3が実際の補助データ内
容となるが、ここではバリディティフラグ(Validity F
lag)V、コピーコントロール情報(Track Attribut
e)、チャネル数(Ch Bit Num)、スピーカ配置情報(L
oudspeaker Config)が記述される。
トq1をみると、ラベル値は「D1h」とされている。
従って第1カドレットq1はアンシラリデータが記述さ
れるものと提示されていることになり、さらにこの場合
バイト1はサブラベルとされて「00h」とされてい
る。このときバイト2,バイト3が実際の補助データ内
容となるが、ここではバリディティフラグ(Validity F
lag)V、コピーコントロール情報(Track Attribut
e)、チャネル数(Ch Bit Num)、スピーカ配置情報(L
oudspeaker Config)が記述される。
【0039】第2カドレットq2ではラベル値は「50
h」とされる。ラベル値50h〜57hは、1ビットデ
ジタルオーディオデータに対応する値であるが、「50
h」は、マルチチャンネルのデータを配したブロックの
最初のデータであることを示す。また第3カドレットq
3ではラベル値は「51h」とされる。「51h」は、
マルチチャンネルのデータを配したブロックの2番目以
降のデータであることを示す。従って、第2、第3カド
レット(q2、q3)では、チャンネル1、チャンネル
2の2チャンネルの1ビットデジタルオーディオデータ
が配されていることが示されるものとなる。各チャンネ
ルのデータはバイト1〜バイト3の3バイトで記述され
る。
h」とされる。ラベル値50h〜57hは、1ビットデ
ジタルオーディオデータに対応する値であるが、「50
h」は、マルチチャンネルのデータを配したブロックの
最初のデータであることを示す。また第3カドレットq
3ではラベル値は「51h」とされる。「51h」は、
マルチチャンネルのデータを配したブロックの2番目以
降のデータであることを示す。従って、第2、第3カド
レット(q2、q3)では、チャンネル1、チャンネル
2の2チャンネルの1ビットデジタルオーディオデータ
が配されていることが示されるものとなる。各チャンネ
ルのデータはバイト1〜バイト3の3バイトで記述され
る。
【0040】第4カドレットq4では、ラベル値は「C
Fh」とされている。これはアンシラリデータの範疇で
あるが、「CFh」は特に無効データ(NO DATA)を示
す値として定義されている。またバイト1はサブラベル
として無効データの内容を示す値とされており、この例
では「CFh」とされている。そしてこのときバイト
2,バイト3が無効データにより充填される。
Fh」とされている。これはアンシラリデータの範疇で
あるが、「CFh」は特に無効データ(NO DATA)を示
す値として定義されている。またバイト1はサブラベル
として無効データの内容を示す値とされており、この例
では「CFh」とされている。そしてこのときバイト
2,バイト3が無効データにより充填される。
【0041】ブロック#1の第1カドレットq1では、
ラベル値は「D1h」とされている。従って第1カドレ
ットq1はアンシラリデータが記述されるものと提示さ
れていることになり、さらにこの場合バイト1はサブラ
ベルとされて「01h」とされている。このときはバイ
ト2,バイト3の補助データ内容は、サプリメンタリデ
ータとされる。第2〜第4カドレットはブロック#0と
同様である。
ラベル値は「D1h」とされている。従って第1カドレ
ットq1はアンシラリデータが記述されるものと提示さ
れていることになり、さらにこの場合バイト1はサブラ
ベルとされて「01h」とされている。このときはバイ
ト2,バイト3の補助データ内容は、サプリメンタリデ
ータとされる。第2〜第4カドレットはブロック#0と
同様である。
【0042】このように各ブロックが構成されて、アイ
ソクロナスパケットIsoにおけるデータ部が形成され
る。
ソクロナスパケットIsoにおけるデータ部が形成され
る。
【0043】3.IEEE1394でのデータ伝送の場
合のランダムノイズ付加例 以上のようなIEEE1394による伝送フォーマット
を用いて、図1で説明したようにデータを伝送する場合
の具体例を以下、説明していく。即ちIEEE1394
の伝送路3でオーディオパケットデータを伝送する場合
のランダムノイズ付加方式の例である。
合のランダムノイズ付加例 以上のようなIEEE1394による伝送フォーマット
を用いて、図1で説明したようにデータを伝送する場合
の具体例を以下、説明していく。即ちIEEE1394
の伝送路3でオーディオパケットデータを伝送する場合
のランダムノイズ付加方式の例である。
【0044】上記図4で示したデータ部を構成するブロ
ック#0、#1・・・に配されるオーディオデータは、
元々の1ビットデジタルオーディオデータとしてのプロ
グラムから見ると図6に示す関係となる。図6(a)は
1つの楽曲としてのデータ群となるトラック(プログラ
ム)をトラック#Nとして示しているが、このトラック
#Nは図6(b)のように複数のフレームから構成され
る。公知のように1つのフレームは75Hz周期、即ち
13.3msec分のオーディオデータに相当する単位
である。そして図6(c)のように1フレームは156
8ブロック(ブロック#0〜#1567)で構成され
る。
ック#0、#1・・・に配されるオーディオデータは、
元々の1ビットデジタルオーディオデータとしてのプロ
グラムから見ると図6に示す関係となる。図6(a)は
1つの楽曲としてのデータ群となるトラック(プログラ
ム)をトラック#Nとして示しているが、このトラック
#Nは図6(b)のように複数のフレームから構成され
る。公知のように1つのフレームは75Hz周期、即ち
13.3msec分のオーディオデータに相当する単位
である。そして図6(c)のように1フレームは156
8ブロック(ブロック#0〜#1567)で構成され
る。
【0045】図7は送信しようとするデータDTとして
のデータパケット構造例を示している。これは、IEE
E1394バスによるデータ伝送について適用できるA
M824の伝送プロトコルに基づき、1ビットデジタル
オーディオデータとして6チャンネルのオーディオデー
タを伝送する場合のパケット構造例を示しているもので
ある。なお、図7にフレームとして示すブロック#0〜
#1567の部分は、図3,図4で説明したアイソクロ
ナスパケットIso内のデータ部に相当する部分であ
る。
のデータパケット構造例を示している。これは、IEE
E1394バスによるデータ伝送について適用できるA
M824の伝送プロトコルに基づき、1ビットデジタル
オーディオデータとして6チャンネルのオーディオデー
タを伝送する場合のパケット構造例を示しているもので
ある。なお、図7にフレームとして示すブロック#0〜
#1567の部分は、図3,図4で説明したアイソクロ
ナスパケットIso内のデータ部に相当する部分であ
る。
【0046】6チャンネルデータの場合、8カドレット
(q1〜q8)で1つのブロックが形成され、このブロ
ックが連続するものとなる。1568ブロックの範囲が
1フレームとなる。そして1ビットデジタルオーディオ
データとしての伝送データストリームは、このようなフ
レームが連続されて形成される。
(q1〜q8)で1つのブロックが形成され、このブロ
ックが連続するものとなる。1568ブロックの範囲が
1フレームとなる。そして1ビットデジタルオーディオ
データとしての伝送データストリームは、このようなフ
レームが連続されて形成される。
【0047】この場合、ブロック#0の第1カドレット
q1をみると、ラベル値は「D1h」とされている。従
って第1カドレットq1はアンシラリデータが記述され
るものと提示されていることになり、さらにこの場合バ
イト1はサブラベルとされて「00h」とされている。
図3で説明したように、バイト2,バイト3の補助デー
タ内容としては、コピーコントロール情報、チャネル
数、スピーカ配置情報等が記述される。
q1をみると、ラベル値は「D1h」とされている。従
って第1カドレットq1はアンシラリデータが記述され
るものと提示されていることになり、さらにこの場合バ
イト1はサブラベルとされて「00h」とされている。
図3で説明したように、バイト2,バイト3の補助デー
タ内容としては、コピーコントロール情報、チャネル
数、スピーカ配置情報等が記述される。
【0048】第2カドレットq2ではラベル値は「50
h」とされる。ラベル値50h〜57hは、1ビットデ
ジタルオーディオデータに対応する値であるが、「50
h」は、マルチチャンネルのデータを配したブロックの
最初のデータであることを示す。また第3〜第7カドレ
ット(q3〜q7)ではラベル値は「51h」とされ
る。「51h」は、マルチチャンネルのデータを配した
ブロックの2番目以降のデータであることを示す。従っ
て、第2〜第7カドレット(q1〜q7)では、チャン
ネル1〜チャンネル6の6チャンネルの1ビットデジタ
ルオーディオデータが配されていることが示されるもの
となる。各チャンネルのデータはバイト1〜バイト3の
3バイトで記述される。
h」とされる。ラベル値50h〜57hは、1ビットデ
ジタルオーディオデータに対応する値であるが、「50
h」は、マルチチャンネルのデータを配したブロックの
最初のデータであることを示す。また第3〜第7カドレ
ット(q3〜q7)ではラベル値は「51h」とされ
る。「51h」は、マルチチャンネルのデータを配した
ブロックの2番目以降のデータであることを示す。従っ
て、第2〜第7カドレット(q1〜q7)では、チャン
ネル1〜チャンネル6の6チャンネルの1ビットデジタ
ルオーディオデータが配されていることが示されるもの
となる。各チャンネルのデータはバイト1〜バイト3の
3バイトで記述される。
【0049】第8カドレットq8では、ラベル値は「C
Fh」とされている。これはアンシラリデータの範疇で
あるが、「CFh」は特に無効データ(NO DATA)を示
す値として定義されている。またこの場合は、バイト1
は無効データの内容を示す値とされており、この例のよ
うな「50h」は1ビットデジタルオーディオデータと
しての無効データを示すものとなる。そしてこのときバ
イト2,バイト3が無効データにより充填される。
Fh」とされている。これはアンシラリデータの範疇で
あるが、「CFh」は特に無効データ(NO DATA)を示
す値として定義されている。またこの場合は、バイト1
は無効データの内容を示す値とされており、この例のよ
うな「50h」は1ビットデジタルオーディオデータと
しての無効データを示すものとなる。そしてこのときバ
イト2,バイト3が無効データにより充填される。
【0050】ブロック#1の第1カドレットq1では、
ラベル値は「D1h」とされている。従って第1カドレ
ットq1はアンシラリデータが記述されるものと提示さ
れていることになり、さらにこの場合バイト1はサブラ
ベルとされて「01h」とされている。このときはバイ
ト2,バイト3の補助データ内容は、サプリメンタリデ
ータとされる。第2〜第8カドレットはブロック#0と
同様である。
ラベル値は「D1h」とされている。従って第1カドレ
ットq1はアンシラリデータが記述されるものと提示さ
れていることになり、さらにこの場合バイト1はサブラ
ベルとされて「01h」とされている。このときはバイ
ト2,バイト3の補助データ内容は、サプリメンタリデ
ータとされる。第2〜第8カドレットはブロック#0と
同様である。
【0051】ブロック#1567の第1カドレットq1
では、ラベル値は「CFh」とされている。つまりバイ
ト2,バイト3は無効データである。ただし、バイト1
は「D1h」とされていることで、アンシラリデータと
しての無効データであることが示されている。第2〜第
8カドレットはブロック#0と同様である。
では、ラベル値は「CFh」とされている。つまりバイ
ト2,バイト3は無効データである。ただし、バイト1
は「D1h」とされていることで、アンシラリデータと
しての無効データであることが示されている。第2〜第
8カドレットはブロック#0と同様である。
【0052】例えばこのようなパケットデータストリー
ムを伝送する場合を例に挙げると、上述した送信装置1
のランダムノイズ付加部11では、図7のような連続す
るブロックによって構成されるトラックの先頭及び終端
に、図8のようなブロックを任意の長さ(ランダムなデ
ータ量)だけ付加するものとなる。
ムを伝送する場合を例に挙げると、上述した送信装置1
のランダムノイズ付加部11では、図7のような連続す
るブロックによって構成されるトラックの先頭及び終端
に、図8のようなブロックを任意の長さ(ランダムなデ
ータ量)だけ付加するものとなる。
【0053】図8のブロックは、図7と同じく8カドレ
ット(q1〜q8)で構成されるが、全てのカドレット
は、ラベルが「CFh」とされている。即ち無効データ
であることが示される。またサブラベルとして、「D1
h」「50h」「CFh」等が配される。そして全カド
レットq1〜q8のバイト2,3(斜線部)には、ラン
ダムノイズが充填される。
ット(q1〜q8)で構成されるが、全てのカドレット
は、ラベルが「CFh」とされている。即ち無効データ
であることが示される。またサブラベルとして、「D1
h」「50h」「CFh」等が配される。そして全カド
レットq1〜q8のバイト2,3(斜線部)には、ラン
ダムノイズが充填される。
【0054】このようなランダムノイズが充填されたブ
ロックをトラックの先頭及び終端に任意のブロック数だ
け付加することで、図2(c)に示したような状態とす
る。そして上述した図2(d)のように暗号化が施され
て送出される。これによって、伝送される暗号化データ
DTsから仮にトラックの先頭又は終端に相当する部分
が抽出されたとしても、その部分は暗号化前のデータが
ランダムノイズであるため、上述の通り、暗号解読を防
止できるものとなる。
ロックをトラックの先頭及び終端に任意のブロック数だ
け付加することで、図2(c)に示したような状態とす
る。そして上述した図2(d)のように暗号化が施され
て送出される。これによって、伝送される暗号化データ
DTsから仮にトラックの先頭又は終端に相当する部分
が抽出されたとしても、その部分は暗号化前のデータが
ランダムノイズであるため、上述の通り、暗号解読を防
止できるものとなる。
【0055】また、このように無効データであることを
示すラベル「CFh」を設定したブロック内の各カドレ
ットにランダムノイズを配することは、受信装置2側で
の処理が非常に簡単となることを意味する。即ち受信装
置102の復号部22で暗号解読処理が施されると、図
7,図8の状態のパケットデータストリームがランダム
ノイズ除去部23に供給されることになるが、ランダム
ノイズ除去部23では、ラベル値=「CFh」のカドレ
ットを捨てればよいのみとなる。ラベル値=「CFh」
のカドレットは無効データとして本来捨てられるもので
あるため、その意味でいえば、ランダムノイズ除去部2
3は何ら特別な処理を必要とせずに、図7における無効
データとともに、図8におけるランダムノイズを除去で
きるものともなる。
示すラベル「CFh」を設定したブロック内の各カドレ
ットにランダムノイズを配することは、受信装置2側で
の処理が非常に簡単となることを意味する。即ち受信装
置102の復号部22で暗号解読処理が施されると、図
7,図8の状態のパケットデータストリームがランダム
ノイズ除去部23に供給されることになるが、ランダム
ノイズ除去部23では、ラベル値=「CFh」のカドレ
ットを捨てればよいのみとなる。ラベル値=「CFh」
のカドレットは無効データとして本来捨てられるもので
あるため、その意味でいえば、ランダムノイズ除去部2
3は何ら特別な処理を必要とせずに、図7における無効
データとともに、図8におけるランダムノイズを除去で
きるものともなる。
【0056】4.記録装置及び再生装置に本発明を採用
する例 続いて、本発明のデータ送出装置(データ送出方法)、
データ復号装置(データ復号方法)を、記録装置、再生
装置に採用する実施の形態を説明する。記録装置は記録
媒体に対するデータ送出装置となり、また再生装置は記
録媒体から読み出されたデータのデータ復号装置とな
る。
する例 続いて、本発明のデータ送出装置(データ送出方法)、
データ復号装置(データ復号方法)を、記録装置、再生
装置に採用する実施の形態を説明する。記録装置は記録
媒体に対するデータ送出装置となり、また再生装置は記
録媒体から読み出されたデータのデータ復号装置とな
る。
【0057】図9は所定の記録媒体(メディア)6に対
してデータDTを記録できる記録装置である。図示する
ように記録装置4は、入力されてくるデータDTに対す
る記録処理系として、暗号化部40,エンコード及び記
録ドライブ部44、記録ヘッド(又はインターフェー
ス)45が設けられる。暗号化部40は、ランダムノイ
ズ付加部41,暗号化部42、送出部43、ランダムノ
イズ発生部46を有する。
してデータDTを記録できる記録装置である。図示する
ように記録装置4は、入力されてくるデータDTに対す
る記録処理系として、暗号化部40,エンコード及び記
録ドライブ部44、記録ヘッド(又はインターフェー
ス)45が設けられる。暗号化部40は、ランダムノイ
ズ付加部41,暗号化部42、送出部43、ランダムノ
イズ発生部46を有する。
【0058】このような記録装置4では、入力されたデ
ータDTについて、ランダムノイズ付加部41は、ラン
ダムノイズ発生部46から発生させたランダムノイズ
を、データDTにおけるトラック(プログラム)の先頭
及び終端部分に付加する。この場合も付加するランダム
ノイズのデータ長は可変長とすることで、暗号解読の困
難性を高めることができる。ランダムノイズ付加部41
でランダムノイズが付加されたデータDTadは、続い
て暗号化部42に供給され、暗号化処理が施される。暗
号化されたデータDTsは、送出部43に供給され、送
出部43からエンコード及び記録ドライブ部44に送出
される。
ータDTについて、ランダムノイズ付加部41は、ラン
ダムノイズ発生部46から発生させたランダムノイズ
を、データDTにおけるトラック(プログラム)の先頭
及び終端部分に付加する。この場合も付加するランダム
ノイズのデータ長は可変長とすることで、暗号解読の困
難性を高めることができる。ランダムノイズ付加部41
でランダムノイズが付加されたデータDTadは、続い
て暗号化部42に供給され、暗号化処理が施される。暗
号化されたデータDTsは、送出部43に供給され、送
出部43からエンコード及び記録ドライブ部44に送出
される。
【0059】エンコード及び記録ドライブ部44は、供
給されたデータDTsに対して、記録を行うメディア6
の記録フォーマット、変調方式に応じてエラー訂正符号
の付加や各種エンコード処理を行い、記録ドライブ信号
を生成する。その記録ドライブ信号は記録ヘッド45に
供給されて記録ヘッド45によりメディア6へのデータ
書込が行われる。例えばメディア6が光ディスク、光磁
気ディスク、磁気ディスク、磁気テープなどであれば、
記録ドライブ信号に応じて光学ヘッド又は磁気ヘッドが
駆動されて記録が実行される。また、メディア6がフラ
ッシュメモリなどによるメモリカードのような形態であ
れば、インターフェース45によりメディア6に対して
書込アクセスが行われることになる。
給されたデータDTsに対して、記録を行うメディア6
の記録フォーマット、変調方式に応じてエラー訂正符号
の付加や各種エンコード処理を行い、記録ドライブ信号
を生成する。その記録ドライブ信号は記録ヘッド45に
供給されて記録ヘッド45によりメディア6へのデータ
書込が行われる。例えばメディア6が光ディスク、光磁
気ディスク、磁気ディスク、磁気テープなどであれば、
記録ドライブ信号に応じて光学ヘッド又は磁気ヘッドが
駆動されて記録が実行される。また、メディア6がフラ
ッシュメモリなどによるメモリカードのような形態であ
れば、インターフェース45によりメディア6に対して
書込アクセスが行われることになる。
【0060】図10は所定の記録媒体(メディア)6か
らデータDTを再生できる再生装置である。図示するよ
うに再生装置5は、メディア6からデータの読み出しを
行う再生ヘッド(又はインターフェース)54、デコー
ド部55、復号部50が設けられる。復号部50は、取
込部51,復号部52、ランダムノイズ除去部53を備
える。
らデータDTを再生できる再生装置である。図示するよ
うに再生装置5は、メディア6からデータの読み出しを
行う再生ヘッド(又はインターフェース)54、デコー
ド部55、復号部50が設けられる。復号部50は、取
込部51,復号部52、ランダムノイズ除去部53を備
える。
【0061】この再生装置5では、例えばメディア6と
しての光ディスク、光磁気ディスク、磁気ディスク、磁
気テープなどから光学ヘッド又は磁気ヘッドとしての再
生ヘッド54によって読み出されたデータ、或いはメデ
ィア6としてのメモリカードからインターフェース54
を介した読出アクセスにより読み出されたデータは、デ
コード部55で、メディア6の記録フォーマットに応じ
たデコード処理やエラー訂正処理が行われる。そしてそ
のデコードされたデータは、即ち記録装置4で暗号化さ
れたデータDTsであり、データDTsは取込部51に
より復号部50内に取り込まれ、復号部52で暗号解読
処理される。復号部52で、上記暗号化部42での暗号
化アルゴリズムに対応した暗号解読処理を行うことで、
ランダムノイズが付加された状態のデータDTadとさ
れる。そして、そのデータDTadがランダムノイズ除
去部53に供給されて、上記ランダムノイズ付加部41
で付加されたランダムノイズ部分が除去されることで、
元のデータDTが再生されるものとなる。
しての光ディスク、光磁気ディスク、磁気ディスク、磁
気テープなどから光学ヘッド又は磁気ヘッドとしての再
生ヘッド54によって読み出されたデータ、或いはメデ
ィア6としてのメモリカードからインターフェース54
を介した読出アクセスにより読み出されたデータは、デ
コード部55で、メディア6の記録フォーマットに応じ
たデコード処理やエラー訂正処理が行われる。そしてそ
のデコードされたデータは、即ち記録装置4で暗号化さ
れたデータDTsであり、データDTsは取込部51に
より復号部50内に取り込まれ、復号部52で暗号解読
処理される。復号部52で、上記暗号化部42での暗号
化アルゴリズムに対応した暗号解読処理を行うことで、
ランダムノイズが付加された状態のデータDTadとさ
れる。そして、そのデータDTadがランダムノイズ除
去部53に供給されて、上記ランダムノイズ付加部41
で付加されたランダムノイズ部分が除去されることで、
元のデータDTが再生されるものとなる。
【0062】記録装置4,再生装置5が以上のように構
成されることで、メディア6に記録されるデータは、ト
ラックの先頭及び終端にランダムノイズが付加された上
で暗号化されたデータDTsがエンコードされたもので
ある。つまりトラックの先頭及び終端はゼロデータ又は
「96h」等の固定データが連続する状態ではないよう
にされた上で暗号化されたデータが、エンコードされて
いる。従ってメディア6に記録されたデータをデコード
しても、トラックの先頭又は終端は無音部分ではなくな
る。このため、その部分が抽出され、データDTsが解
析されたとしても、データDTs上では暗号化アルゴリ
ズムによるデータ要素とランダムノイズによるデータ要
素を区別することはできず、暗号化アルゴリズムを解析
することはほぼ不可能である。
成されることで、メディア6に記録されるデータは、ト
ラックの先頭及び終端にランダムノイズが付加された上
で暗号化されたデータDTsがエンコードされたもので
ある。つまりトラックの先頭及び終端はゼロデータ又は
「96h」等の固定データが連続する状態ではないよう
にされた上で暗号化されたデータが、エンコードされて
いる。従ってメディア6に記録されたデータをデコード
しても、トラックの先頭又は終端は無音部分ではなくな
る。このため、その部分が抽出され、データDTsが解
析されたとしても、データDTs上では暗号化アルゴリ
ズムによるデータ要素とランダムノイズによるデータ要
素を区別することはできず、暗号化アルゴリズムを解析
することはほぼ不可能である。
【0063】つまりこのような記録装置、再生装置によ
れば、メディア6に記録されるデータについて暗号解読
は非常に困難なものとなり、従って、著作権保護を要す
るデータの記録などに非常に好適なものとなる。また、
上述した送信装置1,受信装置2の場合と同様に、記録
装置4、再生装置5として構成がさほど複雑化すること
もなく、導入は容易である。
れば、メディア6に記録されるデータについて暗号解読
は非常に困難なものとなり、従って、著作権保護を要す
るデータの記録などに非常に好適なものとなる。また、
上述した送信装置1,受信装置2の場合と同様に、記録
装置4、再生装置5として構成がさほど複雑化すること
もなく、導入は容易である。
【0064】なお、図9,図10として記録装置4、再
生装置5を分けて示したが、これらの回路構成を1つの
機器に設けて、記録再生装置とすることはもちろん可能
である。また、記録装置4(又は記録再生装置)として
は、必ずしも暗号化部40を設けなくてもよい。例えば
伝送路3を介して或る送信装置から伝送されてきたデー
タを記録する記録装置を考えると、その送信装置側が図
1に示した構成を備えていれば、記録装置に伝送されて
くるデータは、既にランダムノイズが付加された上で暗
号化されたデータDTsとなっている。従ってその場
合、記録装置は暗号化部40は不要となる。そして再生
装置は、図10に示した復号部50を備えることで、伝
送され記録されたデータの再生を行うことができるよう
になる。例えば音楽等の配信システムなどを想定する
と、このような形態が好適なものとなる。
生装置5を分けて示したが、これらの回路構成を1つの
機器に設けて、記録再生装置とすることはもちろん可能
である。また、記録装置4(又は記録再生装置)として
は、必ずしも暗号化部40を設けなくてもよい。例えば
伝送路3を介して或る送信装置から伝送されてきたデー
タを記録する記録装置を考えると、その送信装置側が図
1に示した構成を備えていれば、記録装置に伝送されて
くるデータは、既にランダムノイズが付加された上で暗
号化されたデータDTsとなっている。従ってその場
合、記録装置は暗号化部40は不要となる。そして再生
装置は、図10に示した復号部50を備えることで、伝
送され記録されたデータの再生を行うことができるよう
になる。例えば音楽等の配信システムなどを想定する
と、このような形態が好適なものとなる。
【0065】以上、実施の形態を説明してきたが、本発
明はさらに多様な構成例が考えられ、また送信装置、受
信装置、記録装置、再生装置などの形態で多種多様な機
器に導入できるものである。また、上記例では送信装置
1と受信装置2は有線としてのIEEE1394方式の
伝送路3による伝送システムとしたが、他の伝送規格に
よるものでもよく、また衛星通信、無線電話通信、赤外
線伝送などの無線伝送システムに本発明を適用できるこ
とはもちろんである。また、伝送するデータは図7、図
8に示したようなブロックデータに限定されるものでは
なく、あらゆるデータの伝送に本発明を適用できる。
明はさらに多様な構成例が考えられ、また送信装置、受
信装置、記録装置、再生装置などの形態で多種多様な機
器に導入できるものである。また、上記例では送信装置
1と受信装置2は有線としてのIEEE1394方式の
伝送路3による伝送システムとしたが、他の伝送規格に
よるものでもよく、また衛星通信、無線電話通信、赤外
線伝送などの無線伝送システムに本発明を適用できるこ
とはもちろんである。また、伝送するデータは図7、図
8に示したようなブロックデータに限定されるものでは
なく、あらゆるデータの伝送に本発明を適用できる。
【0066】
【発明の効果】以上の説明からわかるように、本発明に
よれば、伝送するプログラムデータについて、その前後
にランダムノイズを付加したうえで暗号化を行なって伝
送するようにしている。このため、例えば元の曲データ
等においてその先頭又は終端が無音データとしてゼロデ
ータ列などの内容が明確な部分が存在しても、その状態
が解消された上で、つまり先頭及び終端がランダムデー
タとされた上で、暗号化されることとなるため、伝送過
程などで暗号化データが抽出されたとしても、暗号アル
ゴリズムの解読は非常に困難なものとなるという効果が
あり、従って著作権保護などに好適なものとなる。ま
た、このようにランダムノイズが付加された上で暗号化
されたデータを復号する場合は、暗号化を解読したうえ
でランダムノイズが挿入されたデータ部分を除去するの
みでデータを復号できるため、復号のために複雑な処理
は必要なく、簡易な構成で復号装置を実現でる。換言す
れば本発明では、データ送出装置、データ復号装置とし
ては装置構成の複雑化を招かずに、暗号解読が非常に困
難なデータ伝送を実現できるものとなる。
よれば、伝送するプログラムデータについて、その前後
にランダムノイズを付加したうえで暗号化を行なって伝
送するようにしている。このため、例えば元の曲データ
等においてその先頭又は終端が無音データとしてゼロデ
ータ列などの内容が明確な部分が存在しても、その状態
が解消された上で、つまり先頭及び終端がランダムデー
タとされた上で、暗号化されることとなるため、伝送過
程などで暗号化データが抽出されたとしても、暗号アル
ゴリズムの解読は非常に困難なものとなるという効果が
あり、従って著作権保護などに好適なものとなる。ま
た、このようにランダムノイズが付加された上で暗号化
されたデータを復号する場合は、暗号化を解読したうえ
でランダムノイズが挿入されたデータ部分を除去するの
みでデータを復号できるため、復号のために複雑な処理
は必要なく、簡易な構成で復号装置を実現でる。換言す
れば本発明では、データ送出装置、データ復号装置とし
ては装置構成の複雑化を招かずに、暗号解読が非常に困
難なデータ伝送を実現できるものとなる。
【0067】また本発明では、データ送出装置側で付加
するランダムノイズのデータ長は可変長とすることで、
実際の無音データ部分が予測困難となる。これによって
暗号解読防止機能を一層高めることができる。
するランダムノイズのデータ長は可変長とすることで、
実際の無音データ部分が予測困難となる。これによって
暗号解読防止機能を一層高めることができる。
【0068】またデータ送出装置とデータ復号装置は、
それぞれ異なる機器間における送信装置、受信装置とす
ることで、機器間のデータ伝送において上記効果を実現
できる。さらにデータ送出装置とデータ復号装置は、そ
れぞれ記録媒体に記録を行う記録装置における記録デー
タの送出装置、記録媒体からデータの再生を行う再生装
置における再生データの復号装置とすることで、記録媒
体に記録されているデータ、又は記録再生の過程のデー
タにおいて上記効果を実現できる。
それぞれ異なる機器間における送信装置、受信装置とす
ることで、機器間のデータ伝送において上記効果を実現
できる。さらにデータ送出装置とデータ復号装置は、そ
れぞれ記録媒体に記録を行う記録装置における記録デー
タの送出装置、記録媒体からデータの再生を行う再生装
置における再生データの復号装置とすることで、記録媒
体に記録されているデータ、又は記録再生の過程のデー
タにおいて上記効果を実現できる。
【図1】本発明の実施の形態の送信装置及び受信装置の
ブロック図である。
ブロック図である。
【図2】実施の形態のランダムノイズ付加の説明図であ
る。
る。
【図3】IEEE1394による伝送フォーマットの説
明図である。
明図である。
【図4】IEEE1394のアイソクロナスパケットの
説明図である。
説明図である。
【図5】実施の形態のパケットデータのラベルの説明図
である。
である。
【図6】実施の形態のトラック構造の説明図である。
【図7】実施の形態のランダムノイズ付加例の説明図で
ある。
ある。
【図8】実施の形態のランダムノイズ付加例の説明図で
ある。
ある。
【図9】実施の形態の記録装置のブロック図である。
【図10】実施の形態の再生装置のブロック図である。
【図11】従来の伝送システムの説明図である。
1 送信装置、2 受信装置、3 伝送路、4 記録装
置、5 再生装置、6メディア、11,41 ランダム
ノイズ付加部、12,42 暗号化部、13送信部、1
4,46 ランダムノイズ発生部、21 受信部、2
2,52 復号部、23,53 ランダムノイズ除去
部、43 送出部、51 取込部
置、5 再生装置、6メディア、11,41 ランダム
ノイズ付加部、12,42 暗号化部、13送信部、1
4,46 ランダムノイズ発生部、21 受信部、2
2,52 復号部、23,53 ランダムノイズ除去
部、43 送出部、51 取込部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G11B 20/12 102 G10L 9/00 N 27/031 H04L 9/00 621Z H04L 9/10 G11B 27/02 A Fターム(参考) 5D044 AB05 AB07 DE02 DE03 DE12 DE49 DE57 DE58 EF10 GK17 HL11 HL14 5D110 AA04 AA13 AA17 AA27 AA29 CA05 CA06 CA12 CA16 CD15 CD26 CF11 CJ12 CJ16 CK14 5J104 AA01 JA03 NA07
Claims (12)
- 【請求項1】 一連の連続したデータ列のプログラムを
暗号化して送出するデータ送出装置において、 ランダムノイズを発生するランダムノイズ発生手段と、 上記ランダムノイズ発生手段で発生したランダムノイズ
を上記プログラムの前後に付加する付加手段と、 上記付加手段にてランダムノイズが付加されたプログラ
ムに対して暗号化処理を行う暗号化手段と、 上記暗号化手段により暗号化されたランダムノイズが付
加されたプログラムを送出する送出手段と、 を備えたことを特徴とするデータ送出装置。 - 【請求項2】 上記送出手段は、有線又は無線で接続さ
れた他の機器に対して上記プログラムを送出することを
特徴とする請求項1に記載のデータ送出装置。 - 【請求項3】 上記送出手段は、上記プログラムを記録
媒体に記録するデータとして送出することを特徴とする
請求項1に記載のデータ送出装置。 - 【請求項4】 上記付加手段で付加するランダムノイズ
のデータ長は可変長とされていることを特徴とする請求
項1に記載のデータ送出装置。 - 【請求項5】 一連の連続したデータ列の前後にランダ
ムノイズが付加され、暗号化が施されたプログラムを入
力して復号するデータ復号装置において、 送出されてきたプログラムを入力する入力手段と、 上記入力手段により入力されたプログラムに対して暗号
化を解読する復号処理を行う復号手段と、 上記復号手段で復号されたプログラムの前後に付加され
ているランダムノイズを除去する除去手段と、 を備えたことを特徴とするデータ復号装置。 - 【請求項6】 上記入力手段は、有線又は無線で接続さ
れた他の機器から送出されてきたプログラムを入力する
ことを特徴とする請求項5に記載のデータ復号装置。 - 【請求項7】 上記入力手段は、記録媒体から読み出さ
れて送出されてきたプログラムを入力することを特徴と
する請求項5に記載のデータ復号装置。 - 【請求項8】 一連の連続したデータ列のプログラムの
前後にランダムノイズを付加し、 ランダムノイズが付加されたプログラムに対して暗号化
処理を行ない、 暗号化されたランダムノイズが付加されたプログラムを
送出することを特徴とするデータ送出方法。 - 【請求項9】 プログラムの前後に付加するランダムノ
イズのデータ長は可変長とされていることを特徴とする
請求項8に記載のデータ送出方法。 - 【請求項10】 一連の連続したデータ列の前後にラン
ダムノイズが付加され、暗号化が施されたプログラムを
入力し、 入力されたプログラムに対して暗号化を解読する復号処
理を行ない、 復号されたプログラムの前後に付加されているランダム
ノイズを除去することを特徴とするデータ復号方法。 - 【請求項11】 一連の連続したデータ列のプログラム
を暗号化して送出するデータ送出装置と、送出されてき
たプログラムを復号する復号装置から成る伝送システム
において、 上記データ送出装置は、 ランダムノイズを発生するランダムノイズ発生手段と、 上記ランダムノイズ発生手段で発生したランダムノイズ
を上記プログラムの前後に付加する付加手段と、 上記付加手段にてランダムノイズが付加されたプログラ
ムに対して暗号化処理を行う暗号化手段と、 上記暗号化手段により暗号化されたランダムノイズが付
加されたプログラムを送出する送出手段と、 を備え、 上記データ復号装置は、 送出されてきたプログラムを入力する入力手段と、 上記入力手段により入力されたプログラムに対して暗号
化を解読する復号処理を行う復号手段と、 上記復号手段で復号されたプログラムの前後に付加され
ているランダムノイズを除去する除去手段と、 を備えたことを特徴とする伝送システム。 - 【請求項12】 上記付加手段で付加するランダムノイ
ズのデータ長は可変長とされていることを特徴とする請
求項11に記載の伝送システム。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000260864A JP2002074905A (ja) | 2000-08-25 | 2000-08-25 | データ送出装置、データ復号装置、データ送出方法、データ復号方法、伝送システム |
KR1020010012079A KR100841411B1 (ko) | 2000-03-14 | 2001-03-08 | 전송장치, 수신장치, 전송방법, 수신방법과 기록매체 |
US09/804,511 US7010687B2 (en) | 2000-03-14 | 2001-03-12 | Transmission apparatus, reception apparatus, transmission method, reception method and recording medium |
EP01302271A EP1137214A3 (en) | 2000-03-14 | 2001-03-12 | Encryption and transmission apparatus, decryption and reception apparatus, transmission method, reception method and recording medium |
CN01111362A CN1313687A (zh) | 2000-03-14 | 2001-03-14 | 传输部件,接收部件,传输方法,接收方法和记录媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000260864A JP2002074905A (ja) | 2000-08-25 | 2000-08-25 | データ送出装置、データ復号装置、データ送出方法、データ復号方法、伝送システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002074905A true JP2002074905A (ja) | 2002-03-15 |
Family
ID=18748807
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000260864A Pending JP2002074905A (ja) | 2000-03-14 | 2000-08-25 | データ送出装置、データ復号装置、データ送出方法、データ復号方法、伝送システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002074905A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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2000
- 2000-08-25 JP JP2000260864A patent/JP2002074905A/ja active Pending
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