JP2002074212A - クレジット取引システム - Google Patents

クレジット取引システム

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JP2002074212A
JP2002074212A JP2000253366A JP2000253366A JP2002074212A JP 2002074212 A JP2002074212 A JP 2002074212A JP 2000253366 A JP2000253366 A JP 2000253366A JP 2000253366 A JP2000253366 A JP 2000253366A JP 2002074212 A JP2002074212 A JP 2002074212A
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JP2000253366A
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Shinichi Imai
進一 今井
Noriyuki Kimino
則之 君野
Mitsutoshi Ogasawara
充俊 小笠原
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Mitsubishi UFJ NICOS Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi UFJ NICOS Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユーザがクレジット取引の分割等の支払
条件を、取引時にあわてて決める必要がなく、その後自
身で諸条件を吟味したうえで決定することができるよう
にする。 【解決手段】 クレジット取引を行う際、ユーザの希望
する支払条件情報を送出することのできる通信端末11,1
2,20と、送出された前記支払条件情報を通信手段を介し
て受領し、その支払条件に基づき、クレジット決済処理
を行うセンタ3とから構成される。前記センタ3として、
当該クレジット取引に関する、通信端末11,12,20からの
当初の指定が、支払条件を定めないとする情報である場
合、前記クレジット決済処理を開始させず、その後、ク
レジット取引開始から所定の期間内までに、支払条件情
報を受領した場合には、その情報に基づくクレジット決
済処理を開始させ、一方、前記期間内までに、支払条件
情報の指定が確認されない場合には、予め任意に設定し
た支払条件で、クレジット決済処理を開始させる制御を
行う制御手段を備えさせた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えばクレジッ
トカードを用いた取引などに代表されるクレジット取引
の場面において、支払利息等を含めた分割支払等の条件
の検討・指定の利便性を向上させるクレジット取引シス
テムに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、店頭のオンライン決済端末機に
おけるクレジットカード支払の場面において、ユーザ
(消費者)が割賦を希望する場合、何回払いにするか、
ボーナス月の返済金額はいくらに設定すべき等の支払条
件を決める必要があるが、店頭では十分な比較検討がで
きずに店員の誘導に委ねてしまうケースが多い。これを
多少でも解決する手段として従来の技術では、店頭に据
え付けの店員が操作するPCや、個人用には電卓に始ま
る各種の携帯型計算機の類があり、最近では自分で操作
する住宅ローン返済シミュレーション・システムなども
銀行店頭等に実験的に出現している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、商品別や自己
に適用される利率などの計算を携帯型計算機に事前に組
込み、シミュレートできるシステムを保持することは、
よほどのマニアでも簡単なことではない。さらに、市場
経済や個人のクレジット・ヒストリーに応じて変動する
個人別適用金利料率は、クレジットカード会社のセンタ
・ファイルには存在しても、料率変更の毎に携帯型計算
機のシミュレーション用ファイルに収録し直し再計算す
ることは、理論的には可能でも実行は困難といえる。
【0004】また、信用販売での個品割賦販売では、そ
の都度の個別契約となり、ローン料率等が適正かどうか
比較検討の余地も少なく判断が難しいうえ、契約締結後
の変更も簡単ではないため、不必要に高利なローンを組
まされることもある。また、綜合割賦方式やリボルビン
グ方式の場合も、本件購入後の他の割賦支払との合計返
済金額や支払利息などが支払機関などの条件に応じてど
う推移していくかを、店頭などで即座に計算し判断する
ことは一般人には極めて困難である。
【0005】また、返済シミュレーションそのものは、
PC等により簡単に顧客操作型自動機をも作れるが、単
一商品の一律金利などに限定せざるを得ない。したがっ
て、経済環境やクレジット・ヒストリー等に対応した個
人別の料率や、これまでの他の割賦状況を加味したシミ
ュレーションは、クレジットカード会社のホスト連動を
オンライン化しないと実現困難である。
【0006】すなわち、ユーザ(消費者)側はできるだ
け支払利息の少ない方法または返済に無理の無いかつ臨
時収入支出などに弾力的対応ができる方法で代金支払を
済ませたいし、販売店側はできるだけ支払手数料の少な
い方法で代金を回収したい。また、高額商品の場合、割
賦は極めて有効な資金繰り手段であるが、個々の商品購
入の都度、支払条件を支払利息を含め検討し契約する面
倒さは解決して欲しいという潜在的ニーズがある。一
方、高額な衣料装飾品・家具家屋・自動車等の耐久消費
財・入院費などは、一般の使途自由な無条件貸出限度枠
や金利とは、別枠管理ローン(個別担保可)としてほし
いとのニーズもある。
【0007】この発明は、従来技術の以上ような問題に
鑑み創案されたもので、ユーザがクレジット取引の分割
等の支払条件を、取引時にあわてて決める必要がなく、
その後自身で諸条件を吟味したうえで決定することので
きるシステムを提供しようとするものである。
【0008】
【課題を解決しようとする手段】このため、本発明は、
クレジット取引を行う際、ユーザの希望する支払条件情
報を送出することのできる通信端末と、送出された前記
支払条件情報を通信手段を介して受領し、その支払条件
に基づき、クレジット決済処理を直接または間接に行う
センタとからなるクレジット取引システムであって、前
記センタとして、当該クレジット取引関する、通信端末
からの当初の指定が、支払条件を定めないとする情報で
ある場合、前記クレジット決済処理を開始させず、その
後、クレジット取引開始から所定の期間内までに、支払
条件情報を受領した場合には、その情報に基づくクレジ
ット決済処理を開始させ、一方、前記期間内までに、支
払条件情報の出力が確認されない場合には、予め任意に
設定した支払条件で、クレジット決済処理を開始させる
制御を行う制御手段を備えさせたことを特徴とする。
【0009】クレジット取引とは、単に個品割賦購入あ
っせんのことを指して用いる場合もあるが、本願におい
ては、信用供与をともなう取引一般を指す広義の意で用
いるものとし、例えば個品割賦販売、クレジットカード
取引、割賦販売、ローン提携販売などが含まれる。ま
た、前記クレジット決済処理とは、当該クレジット取引
における、信用供与者(クレジットカード会社や信販会
社等側)からサプライヤ(販売店等側)への金銭支払、
サプライヤからユーザ(消費者側)に対する金銭請求、
ユーザから信用供与者への金銭支払及びそれら行為を行
うにあたっての一切の手続処理をいう。
【0010】本発明では、ユーザ(消費者側)が、サプ
ライヤ(販売店等側)とクレジット取引を行う際、支払
条件については、その時点でまだ留保したいと希望する
場合、その旨の情報を通信端末(例えば販売店に備えら
れるクレジット取引処理端末)から、通信手段を介して
送出させる。センタでは、その情報を受領した場合、制
御手段により、クレジット決済処理の開始をとりあえず
留保させ、その後、クレジット取引開始から所定の期間
内に、ユーザからの支払条件情報があった場合に(送出
元は、サプライヤの通信端末でも、ユーザの通信端末で
もどちらでも良い)、その支払条件情報に基づき、クレ
ジット決済処理を開始させる制御を行う。したがって、
ユーザは、例えばサプライヤが提示する支払条件を鵜呑
みにすることなく、クレジット取引実施から所定の期間
内に、当該取引対象の個人別金利利率や自己の経済状態
など種々の要因を十分検討したり、十分な返済計画を建
てたりした後、支払条件を決定することができる。仮
に、前記所定期間内に、ユーザから支払条件が提示され
なかった場合、センタ側では、前記制御手段により、予
め任意に設定した支払条件(たとえば個別契約や会員規
約など)で、クレジット決済処理が開始される制御がな
されるので、サプライヤに対する金銭支払処理や、ユー
ザに対する金銭請求処理が滞ることもない。
【0011】ユーザは、支払条件については、後日、セ
ンタに直接出力すればよいので、店員等に不用意に個人
的経済状況などを知られるということもなく、プライバ
シー保護の面でも有益である。
【0012】また、センタ側で、ユーザからの要求に応
じて、クレジット取引に基づく支払状況をシミュレート
して通信手段を介して返信し、任意に設定した期間内
に、ユーザからの支払条件情報の指定を促す機能を備え
ていれば、ユーザは、複雑な金利計算を自ら行うことな
く、かつ自分にもっとも適切な支払条件を選択すること
ができ、より有益となる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明を具体的に実施するにあた
っての一形態例を図面に基づき説明する。この形態例で
は、任意のクレジットカード会社(信用供与者)の会員
であって、一括払い、リボルビング払い、割賦払いのい
ずれも選択可能なカードを有する会員(ユーザ)が、そ
のクレジットカード会社の加盟店(サプライヤ)におい
て、クレジット取引を行う場合を想定している。
【0014】図1はシステム全体の構成図であり、1は
会員側、2は販売店側、3はクレジットカード会社センタ
側を各示し、さらに4は端末対応センタ、5は通信回線
(パケット網を含む)、6はインターネットを示してい
る。
【0015】会員側1は、クレジットカード会社センタ
側3が発行したクレジットカード10を有している。この
クレジットカード10は、会員の個人認証に必要なデータ
を記録する媒体であり、同様の機能を有するものであれ
ば、カード形態にこだわらず、例えば携帯電話11やPD
A/PC12内の記録媒体でも代用できないことはない
が、現在ではカード形態が一般的なので、この例では、
カード10のみが個人認証に必要なデータを記録する媒体
として説明する。また、この例では、会員側1は、イン
ターネット6を介して、販売店側2のWEBサイト21やクレ
ジットカード会社センタ側3のWEBサーバ34のサイトにア
クセスする携帯電話11、PDA/PC12等の通信端末を
有している。これら通信端末11,12には、前記ICクレ
ジットカード10に対して情報の読み書きできるリーダラ
イタ13が付設され、クレジットカード会社センタ側3のW
EBサイトに対する認証情報の授受を行う。このため、汎
用の機器にセキュリティ機能を有した機器などを加えて
構成される。
【0016】販売店側2は、クレジットカード会社セン
タ側3に、通信回線5を介してアクセスできる決済用端末
20を備える。該決済用端末20は、会員から提示された前
記クレジットカード10に対して情報の読み書きできる機
能を備え、クレジット取引を行う会員1に関する識別情
報の授受を行う。決済用端末20は、店頭サービスの場合
は商店等の店頭に置かれることを想定しているが、家屋
修理サービスのような場合には持ち運びが可能な携帯型
の形態であってもよいし、または多機能自動機などの無
人対応機であってもよい。また、販売店側2として、ネ
ット取引におけるエレクトリック・コマースを想定し、
インターネット6でアクセスできるWEBサイト21を所定の
WEBサーバ内に有していてもよい。
【0017】クレジットカード会社センタ側3は、会員
マスタファイル31、クレジット履歴用データファイル、
支払条件情報用データベース33を備えたホストコンピュ
ータ30を有し、該ホストコンピュータ30は、通信制御手
段(図示なし)を介して、端末対応センタ4を通した販
売店側2の決済用端末20と情報の授受を行う。また、ク
レジットカード会社センタ側3は、WEBサーバ34も有し、
前記通信制御手段を介して、このWEBサーバ34とホスト
コンピュータ30間も情報の授受が行えるものとなってお
り、後述のように、会員側1がWEBサイト34にアクセスし
て、支払条件情報データベース33で自己の支払データを
検索し、支払計画をシミュレートできるものとなってい
る。
【0018】支払条件情報データベース33は、リボルビ
ング支払条件、割賦支払条件、それら支払条件に対応し
た適用利率、支払限度額などの情報を格納しており、会
員の適用利率が変更されたときは、これらのファイル情
報も当然に更新する。このため、支払計画のシミュレー
トを要求する会員側1に対する回答は、最新の会員情報
に基づいて行われるものとなる。図2は、データベース
の格納部の一例を示し、ここでは、割賦支払条件項目
(図中では返済期間。内容はより詳細にしても良い)、
毎月の返済金額、ボーネス月の返済金額、支払利息など
の情報がそれぞれ記録されている。
【0019】さらに、この形態例のデータベース33で
は、割賦情報の格納場所にリボルビング方式の支払条件
と、一般クレジット情報ならびにローン貸付情報の格納
場所にリンクする項目が設定されている。すなわち、割
賦を含むクレジット契約で設定した与信限度額以上の費
用が発生した場合や、契約で設定した割賦対象項目外の
費用が発生した場合、メーカーや販社保証の購入商品を
担保にした個別料率のローン貸付や、その他金融商品等
を担保にした一般ローン貸付への転換などを組合せるこ
とで、多彩な複合割賦金融商品を整えるなどの工夫を加
えてもよい。
【0020】このような支払条件情報データベース33に
対して、会員側1がWEBサイト34にアクセスして自己の支
払データを検索し、支払条件を変更したときの支払計画
のシミュレートが回答として出力されることになるが、
その出力例を、図3において示す。図示のように、ここ
では、割賦払いの場合シミュレートであって、月別返済
計画の形で示され、支払金額と支払利息およびそれらの
合計が示されている。この例では、返済のない月を設定
したり、定期預金の満期等にあわせて大金返済月を設け
た支払条件での支払計画が作成されている。なお、この
ような支払計画の表示方法には、種々の工夫を加えるこ
とができ、例えば、リボルビング払い分を合わせた集計
を可能にしたり、個別および総計などの月別などのグラ
フ化を行ったり、数値を例えば千円単位に丸めて携帯電
話などの小型画面に表示するなどの工夫が考えられる。
【0021】前記WEBサーバ34は、前記データベース33
に対する検索機能の他、前記通信端末装置11,12の正当
性認証を行う機能と、会員側1からの支払条件指定を含
む履歴情報を記録保存する機能を有する。このため、こ
の形態例では、会員側1のクレジット取引後の支払条件
の指定は、前記通信端末装置11,12から、このWEBサーバ
34に対して行われるものとなっている。前記履歴情報と
して、会員側1からの検索要求に応じて回答出力される
支払計画シミュレーションも含めても良く、さらに、そ
のシミュレートされた計画情報どおりに、会員側1が支
払条件を指定できるように、ホストコンピュータ30と直
接、その情報の授受を行うように設定しても良い。な
お、このWEBサーバ34を含むクレジットカード会社セン
タ3に対する情報の授受に関しては、暗復号化処理をす
るのが好ましい。また、このWEBサーバ34は、その機能
に応じて、2以上のセンタやサーバからなる構成に分割
しても良く、また付加機能を備えた中間センタをいくつ
か設けるような構成でも良い。
【0022】前記ホストコンピュータ30は、前記決済用
端末20から端末対応センタ3を介して送信されてきたク
レジット取引承認要求について、承認可能かどうかの確
認を行う制御と、要求が承認された後に、その承認要求
と一緒に送信されてきた支払条件(設定なしの条件を含
む)に基づくクレジット決済処理の開始指令を出力する
制御とを行う制御機能を有する。この制御の一例を、よ
り具体的に示すと、図4に示すように、まず当該クレジ
ット取引承認要求に係る会員のクレジットカード10が正
当なものであるかどうかを前記会員マスタファイル31を
参照して確認し(工程)、次に取引額(与信総額)が
支払限度額か否かを同ファイル31を参照して確認し(工
程)、次に当該取引に関し支払条件(翌月一括払い
か、ボーナス払いか、リボルビング払いか、リボルビン
グ払いであればどのような支払条件か、割賦払いか、割
賦払いであればどのような支払条件か)を指定したか否
かを確認し(工程)、支払条件がなされている場合
は、その支払条件に基づくクレジット決済処理を直ちに
開始させ、一方支払条件が設定されていない場合は、予
め会員規約によって定められた指定期間はクレジット決
済処理を留保するよう指令する(工程)。そして、こ
の指定期間内に、会員側1から支払条件に関する指定が
あった場合は、その支払条件に基づくクレジット決済処
理を開始させ(工程)、一方指定期間内に、支払条件
の指定がなかった場合は、会員規約で予め設定した支払
条件(例えば一括払いやミニマム・ペイメント)でクレ
ジット決済処理を開始させる指令を出す(工程)。
【0023】なお、上記制御中、当該クレジット取引の
承認がなされた場合(少なくとも工程とが確認され
た場合)、ホストコンピュータ30は、その承認要求情報
に基づく承認番号を、端末対応センタ4を介して決済用
端末20に回答する。その回答情報は、会員側1の事後の
照会・変更対応のため、決済用端末20のライタによりI
Cカード10に格納してもよい。また、承認された取引の
支払条件がその時点でどのようになっているかについて
は、前記通信端末装置11,12からWEBサーバ34にアクセス
することで、照会することができるものとなっている。
もっとも、この操作を本人以外がむやみにできるのでは
プライバシーが守れないので、高度な暗号化措置を施し
た端末機やカード10と暗証番号などによるセキュリティ
機能を実現する必要がある。通常のクレジット支払方式
と同等の手法を用いることを想定しているが、本出願人
が特願2000−50674号において提案したインタ
ーネット用決済セキュリティボックスを採用してもよ
い。
【0024】前記端末対応センタ4は、販売店側2の決済
用端末20の認証と、販売店側2から送信される会員の取
引情報を、その会員が属する信用供与会社のセンタ側3
(図1では1箇所のみであるが実際は複数箇所あること
も想定される)へ振り分ける機能、販売店側2とセンタ
側3との情報の中継機能とを有している。
【0025】以上のような構成よりなる本形態システム
例の処理例を次に説明する。
【0026】クレジット会員1が、たとえば家具専門店
でほしい家具を見付けたと仮定する。店員に対して、質
問や値切り折衝などを行い、購入を決定した場合、次の
ような処理がなされる。
【0027】会員1は、クレジットカード10を提示し、
家具専門店2の店員は、クレジットカード10に記録され
たID情報等を決済用端末20で読み取り、取引承認要求
電文を通信回線5を介して端末対応センタ4に送信する。
この時、会員1は、支払方式指定なしとする旨を伝えて
おり、取引承認要求電文にはその旨の指示情報が含まれ
ている。承認要求電文は、端末対応センタ4で決済用端
末20の認証を行った後、当該クレジットカード会社セン
タ3のホストコンピュータ30へ送信される。
【0028】ホストコンピュータ30では、承認要求電文
に対して、クレジットカード10の認証確認及び当該取引
の認証を行い、問題がなければ、承認電文が返信され
る。このとき、承認番号とともに、仮の取引番号等を含
め回答して、承認電文を受領した決済用端末20におい
て、それら承認電文をレシートとして出力印刷し、さら
に、クレジットカード10のICチップに書き込みをして
も良い。ホストコンピュータ30では、上述した図4に示
す制御が続行され、承認要求電文に支払条件が特に指定
されていないので、指定期間内までは、決済処理手続の
開始を行わないよう指令が出され、処理手続は留保され
ることになる。
【0029】一方会員1は、少なくとも規約で定められ
た指定期間内に、たとえば自宅のPC12により、インタ
ーネット6経由でクレジットカード会社のWEBサーバ3
4へ接続し、支払資金繰りを他の割賦等の状況を含めシ
ミュレーションして、もっとも適切な支払条件を選択
し、それが決定した場合は、その支払条件を情報として
WEBサーバ34に送出する。
【0030】この指定値は、ホストコンピュータ30に送
信され、指定期間経過後にその支払条件に基づく決済処
理手続が開始される。
【0031】以上のように、この例では、商品購入時点
に、その支払条件については特に指定しなくとも、クレ
ジットカード10を提示するだけで、とりあえずクレジッ
ト取引として、自動的に処理がなされ、後日、会員1が
支払計画をじっくり検討した後、その支払条件をクレジ
ットカード会社センタ3に指定すれば良いので、自分が
もっとも適切と思う支払条件でクレジット取引ができる
ことになる。また、支払条件の指定も会員1が個別にク
レジットカード会社センタ3に行うので、販売店2にその
分割等の支払条件が知られることもない。
【0032】しかも、会員1が支払条件を決めるにあた
っても、クレジットカード会社センタ3のWEBサーバ34
で、支払計画をシミュレートすることができるので、違
約金・支払利息などを含めためんどうな計算を自身です
ることもなく、そのときの経済状況にもっとも適切な支
払条件を簡単に決定できるので、指定期間内に十分、支
払条件を出力できるものとなっている。
【0033】信用供与者であるクレジットカード会社セ
ンタ側3としても、会員1がもっとも適切な支払条件で、
クレジット取引の代金を支払うことになるので、より確
実に代金が回収できるものとなり、仮に指定期間内に支
払条件の提示がなくても、そのときは規約どおりの支払
条件で会員1に代金回収が行えるので、何の問題もな
い。さらに、販売店側2としても、割賦条件などを一々
提示する手間が省け、また支払条件の指定のない割賦ク
レジット取引という消費者の購入形態が拡大すること
で、購入層の拡大が期待でき、売上げの向上も期待でき
るものとなる。
【0034】なお、本形態例のシステムでは、クレジッ
トカード会社センタ3のWEBサーバ34による支払計画シミ
ュレートは、実際のクレジット取引の有無にかかわら
ず、会員1である限り、いつでも行えるものとなってい
るので、商品購入時に、例えば携帯電話11等でWEBサイ
トにアクセスしてシミュレートを行い、購入判断を行っ
てもよい。そして、その場で支払条件を決定しても良
い。もちろん、その場合は、販売店2に支払条件を提示
する必要がある。
【0035】また、前記センタ3として、複数の信用供
与会社のセンタを1つにまとめる形態とすれば、複数の
信用供与会社のうち、自分の経済状況にもっとも適切な
支払条件が選択できることになり、消費者の利便性がよ
り向上する。ただし、既存の複数社に跨る全ローン情報
の集計シミュレーション・サービスや、各ローン類の返
済条件変更サービスは、個人情報の守秘義務という意味
合いから、社会的に特別の信用がある機関であっても、
財務面の個人秘書的な契約関係を結ぶ必要があることは
言うまでもない。
【0036】また、前記システムでは特に説明しなかっ
たが、クレジット決済処理が開始された後でも(取引時
に開始する場合であると、指定期間経過後に開始する場
合であるとを問わない)、支払条件を変更可能とする形
態としても良い。例えば、臨時出費があった時の緊急返
済延期や、臨時収入があった時のネットやATM等によ
る随時返済などを組合せることで、一層の利便性が向上
できるものとなる。すなわち、支払条件情報データベー
ス33に存在する取引データであれば、いつでも何回でも
支払条件を変更できることになる。
【0037】さらに、クレジット取引においては、通常
は、本人の支払い能力を、画一的に想定した与信限度が
審査されるが、このシステムでは、そのような画一的な
基準のみに頼るだけでなく、クレジット・ヒストリー連
動や経済環境に対応した動的な与信限度変更や優遇金利
変更を併用することが容易である。また、さらには割賦
対象商品を担保としたローンや、その他金融商品や動産
・不動産担保ローンなどを複合的に組み合わせること
で、一層充実した金融商品を作り出すことも可能とな
る。
【0038】その他、本願に係る目的を逸脱しない範囲
の構成の変更(例えば、割賦が長期高額ローンなどであ
ったり、クレジット取引対象が通常商品でなく旅行や運
輸などのサ−ビスであったり、システムの構成要素とし
て、記録媒体が携帯通信端末などのメモリであったり、
端末装置やEC−WEBから直接間接に複合して割賦取
扱い機関と交信したり、デビットカードや電子マネーで
の決済処理との複合などの種々の変更)は、当然本願に
係る発明に含まれるものである。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るクレ
ジット取引システムによれば、ユーザは、例えばサプラ
イヤが提示する支払条件を鵜呑みにすることなく、クレ
ジット取引開始から所定の期間内に、当該取引対象の金
利利率や自己の経済状態など種々の要因を十分検討した
り、十分な返済計画を建てたりした後、支払条件を決定
することができる。すなわち、ユーザがクレジット取引
の支払条件を、取引時にあわてて決める必要がなく、そ
の後自身で条件を吟味したうえで決定することができる
ものとなる。
【0040】また、支払条件の指定も、ユーザが個別に
インターネット等を介してセンタに行えば、その支払条
件については、クレジット取引を行った販売店等(サプ
ライヤ)において知られることもない。すなわち、個人
の返済計画などのプライバシーが維持できるという効果
も認められる。
【0041】信用供与者(例えばクレジットカード会
社)としても、ユーザがもっとも適切な支払条件で、ク
レジット取引の代金を支払うことになるので、より確実
に代金が回収できるものとなり、仮に指定期間内に支払
条件の提示がなくても、そのときは、センタ側が任意に
設定した支払条件で、クレジット取引処理が開始される
制御がなされるので、サプライヤに対する金銭支払処理
や、ユーザに対する金銭請求処理が滞ることもない。
【0042】さらに、販売店等の側としても、割賦条件
などを一々提示説明する手間が省け、また支払条件の指
定のない割賦クレジット取引というユーザの購入形態が
拡大することで、購入層の拡大が期待でき、売上げの向
上も期待できるものとなる。
【0043】そして、センタ側で、ユーザからの要求に
応じて、クレジット取引に基づく支払条件をシミュレー
トして通信手段を介して返信し、任意に設定した期間内
に、ユーザからの支払条件情報の指定を促す機能を備え
ていれば、ユーザは、複雑な金利計算を自ら行うことな
く、かついつでも何回でも自分にもっとも適切な支払条
件に変更することができ、より有益となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の具体的形態例を示すシステム概要図で
ある。
【図2】支払条件情報データベースの格納例を示す説明
図である。
【図3】支払計画シミュレーション画面出力の一例を示
す説明図である。
【図4】クレジットカード会社センタのホストコンピュ
ータ内の制御フローを示すフローチャート図である。
【符号の説明】
1 会員側(ユーザ側) 2 販売店側(サプライヤ側) 3 クレジットカード会社センタ側(信用供
与側) 4 端末対応センタ 5 通信回線 6 インターネット 10 クレジットカード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小笠原 充俊 東京都渋谷区道玄坂1丁目3番2号 株式 会社ディーシーカード内 Fターム(参考) 5B055 CB00

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クレジット取引を行う際、ユーザの希望
    する支払条件情報を送出することのできる通信端末と、
    送出された前記支払条件情報を通信手段を介して受領
    し、その支払条件に基づき、クレジット決済処理を行う
    センタとからなるクレジット取引システムであって、前
    記センタとして、当該クレジット取引に関する、通信端
    末からの当初の指定が、支払条件を定めないとする情報
    である場合、前記クレジット決済処理を開始させず、そ
    の後、クレジット取引開始から所定の期間内までに、支
    払条件情報を受領した場合には、その情報に基づくクレ
    ジット決済処理を開始させ、一方、前記期間内までに、
    支払条件情報の指定が確認されない場合には、予め任意
    に設定した支払条件で、クレジット決済処理を開始させ
    る制御を行う制御手段を備えさせたことを特徴とするク
    レジット取引システム。
  2. 【請求項2】 ユーザからの要求に応じて、クレジット
    取引に基づく支払条件をシミュレートして、その回答を
    通信手段を介してユーザに返信し、クレジット取引開始
    から所定の期間内までに、ユーザからの支払条件情報の
    指定を促す機能を、センタが備えたことを特徴とする請
    求項1のクレジット取引システム。
JP2000253366A 2000-08-24 2000-08-24 クレジット取引システム Pending JP2002074212A (ja)

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