JP2002072943A - 携帯情報機器商品見本 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】他商品との差別化が図れ、携帯情報機器の性能
を適宜にアピールすることができる携帯情報機器商品見
本を提供する。 【解決手段】液晶画面等の画面表示部分を模した模擬画
面表示部を有する携帯情報機器商品見本１において、レ
ンチキュラーレンズ５と、レンチキュラーレンズ５の背
面に重ねられ、レンチキュラーレンズ５を通して見る角
度が変わることにより見える形態が変化する多重画像表
示６とからなる多重画像表示体７を前記模擬画面表示部
に備える。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、主に携帯電話機等
の携帯情報機器の販売促進を目的として店頭などに展示
される携帯情報機器商品見本に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、携帯電話機等の携帯情報機器の販
売店では、盗難（万引）や取り落とすことによる破損を
考慮して、内部の高価な電子部品や液晶画面等を取り外
し、その電子部品等とほぼ同じ重量の錘を内蔵し、液晶
画面等の画面表示部分にはそれを真似た模擬画面表示部
を備えた外観モックアップ（商品見本）を店頭に展示
し、顧客はその外観モックアップにより携帯電話機等の
携帯情報機器の外観、重量及び質感を体感することがで
きるようになっている。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかし、上述のような
従来の技術では、他の商品との差異がわかり難く、販売
促進の観点から問題があり、一方では、インターネット
等の情報技術の発達によって様々なｗｅｂページや多彩
なカラー画面を携帯電話等の携帯情報機器でも見ること
ができるようになったにも関わらず、それらの外観商品
見本の模擬画面表示部には一つの画像を模したシールを
貼る等しかされておらず、それらの多彩な画面表示及び
機能を有することが顧客に十分アピールすることができ
ていないという問題があった。

【０００４】本発明は、このような従来の技術の状況を
鑑み、他商品との差別化が図れ、携帯情報機器の性能を
適宜にアピールすることができる携帯情報機器商品見本
を提供することを目的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】上述の如き従来の問題を
解決し、所期の目的を達成するための本発明の特徴は、
液晶画面等の画面表示部分を模した模擬画面表示部を有
する携帯情報機器商品見本において、レンチキュラーレ
ンズと、該レンチキュラーレンズの背面に重ねられ、該
レンチキュラーレンズを通して見る角度が変わることに
より見える形態が変化する多重画像表示とからなる多重
画像表示体を前記模擬画面表示部に備えたことにある。

【０００６】尚、多重画像表示体は多重画像表示をレン
チキュラーレンズの背面に印刷することにより形成され
たことが好ましく、レンチキュラーレンズがＡＢＳ製で
あることが好ましい。

【０００７】

【発明の実施の形態】次に、本発明に係る携帯情報機器
商品見本の実施の形態を図１、２について説明する。

【０００８】図において、１は携帯電話機の展示用商品
見本であり、商品見本１は、実際の携帯電話機と略同様
の外観に形成された外殻ケース２と、外殻ケース２の前
面下方に配置され実際の携帯電話機と同様なクリック感
が得られる模擬キーボードスイッチ３と、外殻ケース２
の前面上方に配置され液晶画面等の画面表示部を模した
模擬画面表示部４とを備えている。

【０００９】模擬画面表示部４には、レンチキュラーレ
ンズ５と、レンチキュラーレンズ５の背面に重ねられ、
レンチキュラーレンズ５を通して見る角度が変わること
により見える形態が変化する多重画像表示６とからなる
多重画像表示体７が外殻ケース２の内面側から嵌め込ま
れ、外殻ケース２と一体的に備えられた無色透明な可視
カバーを介して表面に露出されるようになっている。

【００１０】レンチキュラーレンズ５は、図２に示すよ
うに、薄板の表面がかまぼこ状の微細な凸レンズ５ａ，
５ａ…を並べた形状になるように透明なＡＢＳ樹脂をも
って成型され、厚みが１ｍｍ以下の場合、そのピッチＰ
には、０．５ｍｍ以下で最適とされる条件を選択する。

【００１１】多重画像表示６は、例えば、３つの画像
Ａ，Ｂ，Ｃを表示する場合には、Ｐ／３ｍｍに巾を合わ
せて各画像Ａ，Ｂ，Ｃをそれぞれ分割して画像スライス
Ａ１，Ａ２…、Ｂ１，Ｂ２…、Ｃ１，Ｃ２…とし、それ
を図２に示すように順に配列してレンチキュラーレンズ
５の背面に直接印刷して形成されている。尚、画像は３
種類より多く表示する事もでき、また、少なくすること
もできる。

【００１２】そして、上述したレンチキュラーレンズ５
及び多重画像表示６とが図２に示すように配置されるこ
とにより多重画像表示体７が形成され、凸レンズ５ａ，
５ａ…の屈折率の影響で多重画像が見る角度によって異
なる画像に見えるようになっている。

【００１３】このように構成することにより、商品見本
１を持って、それを傾けることで色々な画像が模擬画面
表示部４に表示される。

【００１４】尚、多重画像表示６として表示される各画
像Ａ，Ｂ，Ｃを例えば、Ａを時間表示時画像、Ｂをメー
ル操作時画像、Ｃをｗｅｂ操作時画像といった具合に実
際の携帯電話機において表示される画像と略同様にする
ことにより、顧客に実際の携帯電話機で何ができるのか
を知らせることができる。

【００１５】尚、上述の実施例では、携帯電話機の商品
見本に多重画像表示体を備えたものについて説明した
が、モバイルコンピューター等の液晶画面等の画面表示
部を有する物の商品見本についても同様に模擬画面表示
部に多重画像表示体を備えることにより適宜な商品アピ
ールをすることができる。

【００１６】また、上述の実施例では多重画像表示６を
レンチキュラーレンズ５の背面に直接印刷形成する場合
について説明したが、図３に示すように、シート状の平
板に多重画像を印刷して多重画像表示を形成し、それを
レンチキュラーレンズと重ね合わせて多重画像表示体を
形成してもよい。

【００１７】

【発明の効果】液晶画面等の画面表示部分を模した模擬
画面表示部を有する携帯情報機器商品見本において、レ
ンチキュラーレンズと、該レンチキュラーレンズの背面
に重ねられ、該レンチキュラーレンズを通して見る角度
が変わることにより見える形態が変化する多重画像表示
とからなる多重画像表示体を前記模擬画面表示部に備え
たことにより、実際の携帯情報機器で表示可能な画面や
機能を示すことができ、また、他商品との差別化が図
れ、好適に商品のアピールをすることができ、商品の販
売促進に貢献する。

【００１８】また、多重画像表示体は多重画像表示をレ
ンチキュラーレンズの背面に印刷することにより形成さ
れたことにより、ズレのない好適な画像が提供できる。

【００１９】また、レンチキュラーレンズがＡＢＳ製で
あることにより、模擬画面表示部の変形を防止すること
ができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係る携帯情報機器商品見本の実施の形
態の一例を示す斜視図である。

【図２】同上の多重画像表示体の原理を示す断面図であ
る。

【図３】多重画像表示体の他の実施の形態を示す分解斜
視図である。

【符号の説明】

１ 商品見本（外観モックアップ） ２ 外殻ケース ３ 模擬キーボードスイッチ ４ 模擬画面表示部 ５ レンチキュラーレンズ ５ａ 凸レンズ ６ 多重画像表示 ７ 多重画像表示体 Ａ，Ｂ，Ｃ 表示画像

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】液晶画面等の画面表示部分を模した模擬画
   面表示部を有する携帯情報機器商品見本において、 レンチキュラーレンズと、該レンチキュラーレンズの背
   面に重ねられ、該レンチキュラーレンズを通して見る角
   度が変わることにより見える形態が変化する多重画像表
   示とからなる多重画像表示体を前記模擬画面表示部に備
   えたことを特徴としてなる携帯情報機器商品見本。
2. 【請求項２】多重画像表示体は多重画像表示をレンチキ
   ュラーレンズの背面に印刷することにより形成されてな
   る請求項１に記載の携帯情報機器商品見本。
3. 【請求項３】レンチキュラーレンズがＡＢＳ製である請
   求項１若しくは２に記載の携帯情報機器商品見本。