JP2002071839A - 腕時計ケース - Google Patents

腕時計ケース

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JP2002071839A
JP2002071839A JP2000261263A JP2000261263A JP2002071839A JP 2002071839 A JP2002071839 A JP 2002071839A JP 2000261263 A JP2000261263 A JP 2000261263A JP 2000261263 A JP2000261263 A JP 2000261263A JP 2002071839 A JP2002071839 A JP 2002071839A
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case
clock
bands
case body
pair
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Sen Hirayama
千 平山
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Casio Computer Co Ltd
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Casio Computer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バンドや側面部材を別々に形成しても、これ
らを単独でケース本体に取り付ける必要がなく、相互に
連結して取り付けることができる。 【解決手段】 ケース本体1と、このケース本体1の1
2時側と6時側とに取り付けられ、ケース本体1の3時
側と9時側との各側面にまで延出する延出部31、32
が形成され、かつ延出部31、32に係止孔33が形成
されたバンド2、2と、ケース本体1の3時側と9時側
とに取り付けられ、バンド2、2の係止孔33に係合す
る係合フック40が形成された側面部材3、3とを備え
た。従って、バンド2、2の延出部31、32の各係止
孔33に側面部材3、3の各係合フック40を係合させ
ることにより、バンド2、2と側面部材3、3とを相互
に連結してケース本体1に取り付けることができ、この
ためバンド2、2と側面部材3、3とを別々に形成して
も、これらを単独でケース本体1に取り付ける必要がな
い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は腕時計ケースに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、腕時計ケースにおいては、硬質の
ケース本体の外面に軟質合成樹脂製のベゼルや側面部材
などの装飾部材を取り付けることにより、ケース本体の
外面を装飾部材で覆うと共に、ケース本体の12時側と
6時側とに軟質合成樹脂製のバンドを取り付けた構造の
もの、あるいはバンド部とベゼル部とを軟質合成樹脂で
一体に成形したバンドをケース本体に被せて取り付けた
構造のものなどがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
腕時計ケースでは、ベゼルや側面部材などの装飾部材と
バンドとを別々にケース本体にビス止めして取り付けて
いるため、デザイン的な制約を受けるばかりか、装飾部
材やバンドなどの各部材の位置ずれや隙間が大きくなり
やすいという問題がある。また、後者の腕時計ケースで
は、バンド部とベゼル部とを一体に成形しているため、
バンド部やベゼル部を複雑な形状に形成することができ
ないばかりか、バンド部とベゼル部との色分けが難しい
という問題がある。
【0004】この発明の課題は、バンドや側面部材など
の部材を別々に形成しても、これらを単独でケース本体
に取り付ける必要がなく、各部材を相互に連結してケー
ス本体に取り付けることができるようにすることであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明の腕時計ケース
は、硬質のケース本体と、このケース本体の12時側と
6時側とに取り付けられ、それぞれ前記ケース本体の3
時側と9時側との各側面にまで延出する延出部が形成さ
れていると共にこの延出部に係止孔が形成された軟質合
成樹脂製の一対のバンドと、前記ケース本体の3時側と
9時側とに取り付けられ、前記一対のバンドの前記係止
孔に係合する係合部が形成された一対の軟質合成樹脂製
の側面部材とからなることを特徴とする。この発明によ
れば、一対のバンドと一対の側面部材とを別々に形成し
ても、これらを単独でケース本体に取り付ける必要がな
く、バンドの延出部に形成された係止孔に側面部材の係
合部を係合させることにより、バンドと側面部材とを相
互に連結してケース本体に取り付けることができ、この
ためバンドや側面部材などの各部材の位置ずれや隙間を
小さくすることができ、しかもバンドや側面部材などの
各部材を別々に形成することにより、これらを複雑な形
状に形成できると共に異なる色で容易に形成することが
できる。
【0006】この場合、請求項2に記載のごとく、前記
ケース本体の12時側と6時側との各側面には嵌合突起
部が形成され、前記一対のバンドにはそれぞれ前記嵌合
突起部が嵌合する嵌合凹部が形成されていることによ
り、ケース本体の嵌合突起部にバンドの嵌合凹部を嵌合
させてバンドをケース本体に装着させることができ、こ
れによりバンドをケース本体に対し確実かつ強固に取り
付けることができる。また、請求項3に記載のごとく、
前記ケース本体の3時側と9時側との各側面には凸部が
形成され、前記一対のバンドの前記延出部には前記凸部
に係合する係合孔が形成されていることにより、ケース
本体の凸部にバンドの係合孔を係合させてバンドをケー
ス本体に取り付けることができ、これによってもバンド
をケース本体に対し確実に取り付けることができる。
【0007】また、請求項4に記載のごとく、前記ケー
ス本体の側面にはスイッチの操作部が前記ケース本体に
対する出没方向に向けて移動可能に設けられ、前記一対
の側面部材は前記操作部の外面側を弾性変形可能に覆っ
て前記ケース本体に取り付けられ、前記側面部材の外面
を押圧して弾性変形させることにより、前記操作部をス
イッチ動作させる構造であることにより、側面部材が操
作部を保護することができ、操作部の損傷を防ぐことが
できる。さらに、請求項5に記載のごとく、前記一対の
バンドと前記一対の側面部材との各部材のうち、少なく
とも一方の部材が前記ケース本体にビスによって固定さ
れていることにより、一対のバンドおよび一対の側面部
材を別々に形成しても、これらを一度にビス止めするこ
とができると共にケース本体に対して確実かつ強固に固
定することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図5を参照して、こ
の発明の腕時計ケースの一実施形態について説明する。
図1はこの発明の腕時計ケースの正面図、図2はその要
部の分解斜視図、図3は図1のA−A矢視における断面
図、図4は図1のB−B矢視における断面図、図5は図
4のC−C矢視における断面図である。この腕時計ケー
スは、硬質のケース本体1と、このケース本体1の12
時側と6時側とに取り付けられる一対のバンド2、2
と、ケース本体1の3時側と9時側とに取り付けられる
一対の側面部材3、3と、ケース本体1の上面側の外周
部に取り付けられるベゼル4とからなっている。
【0009】ケース本体1は、ABS樹脂などの硬質合
成樹脂からなり、図3および図4に示すように、その内
部に金属製の補強部材5が埋設されていると共に、この
補強部材5の一部が内周面から突出した構造になってい
る。このケース本体1内には、上部側から順に、時計ガ
ラス6、見切り板7、時計モジュール8、緩衝板9、お
よび裏蓋10が配置されている。すなわち、時計ガラス
6は、ケース本体1内の上部に防水パッキン6aを介し
て装着されている。見切り板7は、時計ガラス6によっ
てケース本体1の内周面に突出した鍔状の補強部材5に
押し付けられて取り付けられている。時計モジュール8
は、液晶表示部に時刻などの情報を表示するデジタル時
計機能を有するものであり、見切り板7の下側に配置さ
れている。緩衝板9は、ゴムなどの弾性部材からなり、
時計モジュール8の下に配置されて時計モジュール8を
衝撃などから保護する。裏蓋10は、金属板からなり、
ケース本体1の下面に防水リング10aを介して取り付
けられている。
【0010】このケース本体1の6時側の側面には、図
1および図3に示すように、上面スイッチの操作部11
が設けられている。この上面スイッチの操作部11は、
スイッチの押釦であり、釦軸13を備えている。この釦
軸13は、ケース本体1に設けられた貫通孔12内にケ
ース本体1に対する出没方向に向けて斜めにスライド可
能に挿入されている。そして、この釦軸13の外端部に
はほぼ半円形状の頭部14が設けられており、その内端
部にはケース本体1の内面に当接するEリング15が取
り付けられている。また、この釦軸13は、ケース本体
1の貫通孔12内に設けられた防水リング16内に摺動
可能に挿入されており、この防水リング16と頭部14
との間に位置する釦軸13の外周には、コイルばね17
が設けられている。これにより、操作部11は、コイル
ばね17のばね力により頭部14が外部に向けて付勢さ
れ、この状態でコイルばね17のばね力に抗して頭部1
4が外部から押圧されると、釦軸13が貫通孔12内を
スライドし、その内端部がケース本体1内に突出して時
計モジュール8をスイッチ動作する。
【0011】また、ケース本体1の3時側と9時側の各
側面には、図5に示すように、側面スイッチの各操作部
18がそれぞれ2つずつ設けられている。これら側面ス
イッチの各操作部18も、各スイッチの押釦であり、上
面スイッチの操作部11とほぼ同じ構造になっている
が、この操作部18では、釦軸13の頭部14がほぼ円
板状に形成されている。また、釦軸13が挿入する貫通
孔12に対応する箇所のケース本体1の外側面には、中
心部分に貫通孔12が設けられたリング状の凸部19が
形成されている。これら各操作部18も、上面スイッチ
の操作部11と同様、コイルばね17のばね力により頭
部14が外部に向けて付勢され、この状態でコイルばね
17のばね力に抗して頭部14が外部から押圧される
と、釦軸13がスライドし、その内端部がケース本体1
内に突出して時計モジュール8をスイッチ動作する。
【0012】さらに、ケース本体1の12時と6時とに
対応する各側面には、角板状の嵌合突起部20、21が
それぞれ形成されている。この場合、6時側に位置する
嵌合突起部21の上面には、図2に示すように、上面ス
イッチの操作部11の頭部14が接触するのを防ぐため
の逃げ凹部21aが設けられている。これら嵌合突起部
20、21の各両側に位置するケース本体1の各側面部
分には、バンド2、2の上部両側を固定するためのねじ
穴22がそれぞれ設けられており、これら嵌合突起部2
0、21の下面両側には、バンド2、2の下部両側を固
定するためのねじ穴23がそれぞれ設けられている。ま
た、ケース本体1の3時と9時とに対応する各側面、つ
まり各操作部18間の中間部に位置する箇所の各側面に
は、図2および図4に示すように、側面部材3、3を固
定するためのねじ穴24がそれぞれ設けられている。さ
らに、嵌合突起部20、21の各両側に位置するねじ穴
22と各側面スイッチの操作部18との間に位置する箇
所のケース本体1の側面には、後述する側面部材3、3
の係合フック40を逃がすための逃がし凹部25が設け
られている。
【0013】一方、ケース本体1の12時側と6時側と
に取り付けられる一対のバンド2、2は、それぞれウレ
タン樹脂などの軟質合成樹脂からなり、図2および図3
に示すように、ケース本体1の12時側と6時側とに配
置されるバンド取付部26、27が形成されている。こ
れらバンド取付部26、27には、ケース本体1の12
時側と6時側とに設けられた各嵌合突起部20、21が
嵌合する嵌合凹部28、29がそれぞれ形成されてい
る。この場合、6時側に位置するバンド2のバンド取付
部27には、上面スイッチの操作部11の頭部14が出
没方向に移動するための半円形状の切欠部30が設けら
れている。また、各バンド取付部26、27の端部に
は、図2に示すように、各嵌合凹部28、29の両側部
からケース本体1の3時側と9時側との各側面にまで延
出する延出部31、32がそれぞれ形成されている。
【0014】こられ各延出部31、32の基端部には、
図2および図5に示すように、それぞれ係止孔33がケ
ース本体1の凹部25に対応して形成されており、これ
ら各延出部31、32の先端部には、ケース本体1の各
側面に設けられたリング状の各凸部19に係合する係合
孔34がそれぞれ形成されている。なお、これら各延出
部31、32は、ケース本体1の各凸部19の厚みとほ
ぼ同じ厚みで形成されている。さらに、各バンド取付部
26、27の上面側における両側部分には、図1および
図2に示すように、それぞれビス35が挿入するビス挿
入孔36がケース本体1の各嵌合突起部20、21の両
側に位置するねじ穴22に対応して設けられている。ま
た、各バンド取付部26、27の下面には、図2および
図3に示すように、ケース本体1の下面に裏蓋10を取
り付けるためのビス37が挿入するビス挿入孔38が設
けられている。
【0015】また、ケース本体1の3時側と9時側とに
取り付けられる一対の側面部材3、3は、バンド2、2
と異なる色のウレタン樹脂などの軟質合成樹脂からな
り、図2に示すように、バンド2、2の各バンド取付部
26、27同士が互いに対向する端部間に位置し、バン
ド取付部26、27の各延出部31、32および各側面
スイッチの各操作部18を覆ってケース本体1の3時側
と9時側の各側面に配置されている。この場合、各側面
部材3、3の内面には、図5に示すように、バンド2、
2の各延出部31、32の基端部に形成された各係止孔
33に係合する係合フック40がそれぞれ形成されてい
る。この係合フック40の先端部は、係止孔33に挿入
して係合した状態で、ケース本体1の逃がし凹部25内
に配置されている。
【0016】さらに、側面部材3、3の内面には、図4
および図5に示すように、各側面スイッチの各操作部1
8の頭部14を覆う弾性変形凹部41がそれぞれ形成さ
れている。これら各弾性変形凹部41は、弾性変形可能
な薄肉部分であり、外部から押圧されると弾性変形し、
これにより操作部18の頭部14を押圧して釦軸13を
押し込むように構成されている。また、各側面部材3、
3の中間部分には、図4および図5に示すように、ビス
42が挿入するビス挿入孔43がケース本体1の側面に
設けられたねじ穴24に対応して設けられている。な
お、側面部材3、3の各上端部には、ケース本体1の上
面の周縁部に配置される鍔部44が設けられており、こ
の鍔部44には、ケース本体1の上面の周縁部に設けら
れた位置決めピン45が挿入する位置決め孔44aが設
けられている。
【0017】また、ケース本体1の上面における外周部
に取り付けられるベゼル4は、バンド2、2と異なる色
で、側面部材3、3と同じ色か、あるいは異なる色のウ
レタン樹脂などの軟質合成樹脂からなり、図2に示すよ
うに、その全体がケース本体1の上面における外周部を
覆うほぼリング状に形成されている。このベゼル4の上
面におけるケース本体1の12時と6時とに対応する箇
所、つまりバンド2、2の各ビス挿入孔36間に対応す
る箇所には、装飾凹部4aがそれぞれ形成されている。
これら装飾凹部4aの両側に位置するベゼル4の下面に
は、ケース本体1とバンド2、2との間の隙間に挿入す
る挿入部46がそれぞれ形成されていると共に、これら
挿入部46からケース本体1の12時側と6時側との各
側面に設けられたねじ穴22に向けて延出された固定部
47がそれぞれ形成されている。そして、これら各固定
部47には、ビス35がバンド2、2のビス挿入孔36
を通して挿入するビス挿入孔48がそれぞれ設けられて
いる。
【0018】次に、このような腕時計ケースを組み立て
る場合について説明する。このときには、予め、ケース
本体1の6時側の側面に上面スイッチの操作部11を取
り付け、ケース本体1の3時側と9時側の各側面に側面
スイッチの各操作部18を取り付け、この状態でケース
本体1に、時計ガラス6、見切り板7、時計モジュール
8、緩衝板9、および裏蓋10を組み付ける。この後、
ケース本体1の12時側と6時側とにバンド2、2を取
り付ける。このときには、バンド2、2の各バンド取付
部26、27の嵌合凹部28、29内にケース本体1の
嵌合突起部20、21を嵌合させる。すると、バンド
2、2の各バンド取付部26、27がケース本体1の1
2時側と6時側とに装着され、バンド取付部26、27
の各延出部31、32がケース本体1の3時側と9時側
との各側面に位置する。そして、延出部31、32の各
係合孔34を側面スイッチの操作部18が設けられたケ
ース本体1の各凸部19に係合させる。これにより、延
出部31、32の各係止孔33がケース本体1の逃がし
凹部25に対応した状態で、バンド2、2がケース本体
1に取り付けられる。
【0019】この状態で、ケース本体1の3時側と9時
側とに側面部材3、3を取り付ける。このときには、図
5に示すように、側面部材3、3の各係合フック40を
バンド2、2の各延出部31、32の各係止孔33に挿
入させ、係合フック40の先端をケース本体1の逃がし
凹部25内に挿入させると、側面部材3、3の各係合フ
ック40が延出部31、32の各係止孔33に係合し、
これにより各側面部材3、3がバンド2、2に取り付け
られる。この後、側面部材3、3の鍔部44をケース本
体1の上面の周縁部に配置させて、鍔部44の位置決め
孔44aにケース本体1の上面の位置決めピン45を挿
入させると、側面部材3、3がケース本体1に対して位
置決めれて取り付けられる。このときには、側面部材
3、3の弾性変形凹部41内に側面スイッチの各操作部
18の頭部14が配置されて覆われると共に、側面部材
3、3の各ビス挿入孔43がケース本体1の側面のねじ
穴24に対応する。
【0020】この後、ケース本体1の上面の外周部にベ
ゼル4を取り付ける。このときには、ケース本体1とバ
ンド2、2との隙間にベゼル4の挿入部46およびこの
挿入部46の固定部47を挿入させて嵌め込む。これに
より、ベゼル4がケース本体1の上面の外周部に装着さ
れる。この状態で、固定部47がケース本体1の側面と
バンド2、2のバンド取付部26、27との間に挟み付
けられ、固定部47のビス挿入孔48がケース本体1の
ねじ穴22とバンド2、2のビス挿入孔36とに対応す
る。これにより、ケース本体1に、バンド2、2、側面
部材3、3、およびベゼル4が相互に連結されて取り付
けられる。
【0021】この状態では、バンド2、2と側面部材
3、3を各ビス35、37、42によってケース本体1
に一度に固定することができる。すなわち、バンド2、
2の上面側のビス挿入孔36からビス35を挿入し、ベ
ゼル4の固定部47のビス挿入孔36を通してケース本
体1のねじ穴22にねじ込むことにより、ケース本体1
にバンド2、2およびベゼル4を固定することができ
る。また、バッド2、2の下面のビス挿入孔38からビ
ス37を挿入させて裏蓋10のビス挿入孔10bを通し
てケース本体1にねじ込むことにより、ケース本体1に
バンド2、2および裏蓋10を固定することができる。
また、側面部材3、3のビス挿入孔43からビス42を
挿入させてケース本体1のねじ穴24にねじ込むことに
より、ケース本体1に側面部材3、3を固定することが
できる。
【0022】このように、この腕時計ケースによれば、
ケース本体1の12時側と6時側との各側面に形成され
た嵌合突起部20、21に一対のバンド2、2の各嵌合
凹部28、29を嵌合させると共に、ケース本体1の3
時側と9時側との各側面に設けられた側面スイッチの各
凸部19にバンド2、2の延出部31、32の各係合孔
34を係合させることにより、バンド2、2をケース本
体1に装着させているので、バンド2、2をケース本体
1に対して確実に取り付けることができる。そして、こ
れらバンド2、2の各延出部31、32に形成された係
止孔33に側面部材3、3の各係合フック40を係合さ
せることにより、各バンド2、2と各側面部材3、3と
を相互に連結してケース本体1に取り付けることができ
ると共に、ケース本体1と各バンド2、2との隙間にベ
ゼル4の挿入部46およびその固定部47を挿入させて
嵌め込むことにより、ベゼル4をケース本体1の上面の
外周部に装着することができる。
【0023】このため、この腕時計ケースでは、各バン
ド2、2、各側面部材3、3、およびベゼル4をそれぞ
れ別々に形成しても、これらを単独でケース本体1に取
り付ける必要がなく、バンド2、2や側面部材3、3、
およびベゼル4を相互に連結してケース本体1に取り付
けることができ、これにより各部材の位置ずれや隙間を
小さくすることができる。この場合、各バンド2、2、
各側面部材3、3、およびベゼル4をそれぞれ別々に形
成していることにより、バンド2、2、側面部材3、
3、およびベゼル4などの各部材を複雑な形状で形成す
ることができると共に、これら各部材をそれぞれ異なる
色で容易に形成することができる。また、このように側
面部材3、3がケース本体1に取り付けられると、側面
部材3、3の弾性変形凹部41がケース本体1の側面に
設けられたスイッチの操作部18を弾性変形可能に覆う
ので、側面部材3、3の弾性変形凹部41が外部から押
圧されると、弾性変形して操作部18をスイッチ動作さ
せることができると共に、側面部材3、3によって操作
部18を保護することができ、これにより操作部18の
損傷を防ぐことができる。
【0024】また、この腕時計ケースでは、ケース本体
1の外面にバンド2、2、側面部材3、3、およびベゼ
ル4を装着した状態で、バンド2、2および側面部材
3、3をビス35、37、42によって一度にケース本
体1に対し固定することができるので、ビス止め作業が
容易にできると共に、バンド2、2、側面部材3、3、
およびベゼル4をケース本体1に確実かつ強固に固定す
ることができる。この場合、この実施形態では、バンド
2、2、側面部材3、3、およびベゼル4を各ビス3
5、37、42によってケース本体1に固定したが、必
ずしもバンド2、2、側面部材3、3、およびベゼル4
のすべてを各ビス35、37、42によってケース本体
1に固定する必要はなく、例えば、バンド2、2のみを
各ビス35、37によってケース本体1に固定しただけ
でも良く、側面部材3、3のみをビス42によってケー
ス本体1に固定しただけでも良い。また、必ずしもビス
35、37、42によってバンド2、2、側面部材3、
3、およびベゼル4などの部材をケース本体1に対して
固定する必要はなく、各部材をケース本体1に対して装
着しただけでも良い。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、硬質のケース本体の12時側と6時側とに取り付け
られる一対のバンドに形成された延出部の係止孔に、ケ
ース本体の3時側と9時側とに取り付けられる一対の側
面部材の係合部を係合させることにより、バンドと側面
部材とを相互に連結させてケース本体に取り付けること
ができ、このため一対のバンドと一対の側面部材とを別
々に形成しても、これらを単独でケース本体に取り付け
る必要がなく、バンドや側面部材などの各部材の位置ず
れや隙間を小さくすることができ、しかもバンドや側面
部材などの各部材を別々に形成することにより、これら
を複雑な形状で形成できると共に異なる色で容易に形成
することができる。
【0026】この場合、ケース本体の12時側と6時側
との各側面に嵌合突起部を形成し、一対のバンドにそれ
ぞれ嵌合突起部が嵌合する嵌合凹部を形成し、ケース本
体の嵌合突起部にバンドの嵌合凹部を嵌合させてバンド
をケース本体に装着させることにより、バンドをケース
本体に対し確実かつ強固に取り付けることができる。ま
た、ケース本体の3時側と9時側との各側面に凸部を形
成し、一対のバンドの延出部に係合孔を形成し、ケース
本体の凸部にバンドの係合孔を係合させてバンドをケー
ス本体に取り付けることにより、バンドをケース本体に
対し確実に取り付けることができる。
【0027】また、ケース本体の側面にスイッチの操作
部をケース本体に対する出没方向に向けて移動可能に設
け、一対の側面部材が操作部の外面側を弾性変形可能に
覆ってケース本体に取り付けられ、これら側面部材の外
面を押圧して弾性変形させることにより、操作部をスイ
ッチ動作させるので、側面部材によって操作部を保護す
ることができ、これにより操作部の損傷を防ぐことがで
きる。さらに、一対のバンドと一対の側面部材との各部
材のうち、少なくとも一方の部材がケース本体にビスに
よって固定されていることにより、一対のバンドおよび
一対の側面部材を別々に形成しても、これらを一度にビ
ス止めすることができると共に、ケース本体に対して確
実かつ強固に固定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の腕時計ケースの一実施形態を示した
正面図。
【図2】図1の要部の分解斜視図。
【図3】図1のA−A矢視における断面図。
【図4】図1のB−B矢視における断面図。
【図5】図4のC−C矢視における断面図。
【符号の説明】
1 ケース本体 2 バンド 3 側面部材 4 ベゼル 11、18 操作部 19 凸部 20、21 嵌合突起部 28、29 嵌合凹部 31、32 延出部 33 係止孔 34 係合孔 40 係合フック 41 弾性変形凹部 35、37、42 ビス

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】硬質のケース本体と、 このケース本体の12時側と6時側とに取り付けられ、
    それぞれ前記ケース本体の3時側と9時側との各側面に
    まで延出する延出部が形成されていると共にこの延出部
    に係止孔が形成された軟質合成樹脂製の一対のバンド
    と、 前記ケース本体の3時側と9時側とに取り付けられ、前
    記一対のバンドの前記係止孔に係合する係合部が形成さ
    れた一対の軟質合成樹脂製の側面部材とからなることを
    特徴とする腕時計ケース。
  2. 【請求項2】前記ケース本体の12時側と6時側との各
    側面には嵌合突起部が形成され、前記一対のバンドには
    それぞれ前記嵌合突起部が嵌合する嵌合凹部が形成され
    ていることを特徴とする請求項1に記載の腕時計ケー
    ス。
  3. 【請求項3】前記ケース本体の3時側と9時側との各側
    面には凸部が形成され、前記一対のバンドの前記延出部
    には前記凸部に係合する係合孔が形成されていることを
    特徴とする請求項1または2に記載の腕時計ケース。
  4. 【請求項4】前記ケース本体の側面にはスイッチの操作
    部が前記ケース本体に対する出没方向に向けて移動可能
    に設けられ、前記一対の側面部材は前記操作部の外面側
    を弾性変形可能に覆って前記ケース本体に取り付けら
    れ、前記側面部材の外面を押圧して弾性変形させること
    により、前記操作部をスイッチ動作させることを特徴と
    する請求項1〜3のいずれかに記載の腕時計ケース。
  5. 【請求項5】前記一対のバンドと前記一対の側面部材と
    の各部材のうち、少なくとも一方の部材が前記ケース本
    体にビスによって固定されていることを特徴とする請求
    項1〜4のいずれかに記載の腕時計ケース。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015213696A (ja) * 2014-05-13 2015-12-03 カシオ計算機株式会社 バンド取付構造および腕時計

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