JP2002071824A - 人体検知装置 - Google Patents
人体検知装置Info
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- JP2002071824A JP2002071824A JP2000259017A JP2000259017A JP2002071824A JP 2002071824 A JP2002071824 A JP 2002071824A JP 2000259017 A JP2000259017 A JP 2000259017A JP 2000259017 A JP2000259017 A JP 2000259017A JP 2002071824 A JP2002071824 A JP 2002071824A
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- microwave sensor
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- Sanitary Device For Flush Toilet (AREA)
- Geophysics And Detection Of Objects (AREA)
- Radar Systems Or Details Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 マイクロ波センサを利用した人体検知では、
人体の位置を正確に検知することは難しかった。 【解決手段】 マイクロ波センサのドップラ効果と反射
の大きさによる効果を用いて人体の位置を正確に検知す
る。具体的には、マイクロ波センサを用いた人体検知装
置において、前記マイクロ波センサの電波送信部1ヶと
前記マイクロ波センサの電波受信部を2ヶ設け、前記電
波送信部から送信されたマイクロ波を前記電波受信部の
一方は動体検知用のドップラ信号として受信し、さらに
もう一方は前記マイクロ波の反射波の大きさとして受信
する
人体の位置を正確に検知することは難しかった。 【解決手段】 マイクロ波センサのドップラ効果と反射
の大きさによる効果を用いて人体の位置を正確に検知す
る。具体的には、マイクロ波センサを用いた人体検知装
置において、前記マイクロ波センサの電波送信部1ヶと
前記マイクロ波センサの電波受信部を2ヶ設け、前記電
波送信部から送信されたマイクロ波を前記電波受信部の
一方は動体検知用のドップラ信号として受信し、さらに
もう一方は前記マイクロ波の反射波の大きさとして受信
する
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、人体検知装置に関
するものである。
するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、電波による可動体検知装置を人
体検知装置として用いる場合、使用する電磁波の周波数
帯域を1GHz〜100GHzに設定するのが効果的と
される。このような人体検知装置の代表的な物として、
電波(特にマイクロ波又はミリ波)によるドップラ効果
を利用したドップラセンサが挙げられる。上記ドップラ
センサは、例えば交通量調査や、地底探索、自動ドアシ
ステムや、スピードガン等に応用されている。
体検知装置として用いる場合、使用する電磁波の周波数
帯域を1GHz〜100GHzに設定するのが効果的と
される。このような人体検知装置の代表的な物として、
電波(特にマイクロ波又はミリ波)によるドップラ効果
を利用したドップラセンサが挙げられる。上記ドップラ
センサは、例えば交通量調査や、地底探索、自動ドアシ
ステムや、スピードガン等に応用されている。
【0003】上記した電波によるドップラ効果を利用し
たドップラセンサでの人体検知の原理は、下記の(1)
式で示される。 ΔF=Fs−Fb=2×Fs×v/c・・・・・・・・(1) (1)式において、ΔFはドップラ周波数(5〜200
Hz)であり、Fsは送信波の周波数(送信周波数)で
あり、約10.525GHzである。Fbは反射波の周
波数(反射周波数)であり、vは人の歩行速度であり、
cは光速(300×106m/s)である。
たドップラセンサでの人体検知の原理は、下記の(1)
式で示される。 ΔF=Fs−Fb=2×Fs×v/c・・・・・・・・(1) (1)式において、ΔFはドップラ周波数(5〜200
Hz)であり、Fsは送信波の周波数(送信周波数)で
あり、約10.525GHzである。Fbは反射波の周
波数(反射周波数)であり、vは人の歩行速度であり、
cは光速(300×106m/s)である。
【0004】図1は、上記した電波によるドップラ効果
を利用したドップラセンサによる人体検知の原理の説明
図であり、上記ドップラセンサを男子小便器の上部正面
に設定した例を示す。また、図2は、上記ドップラセン
サが備える機能構成を示すブロック図である。
を利用したドップラセンサによる人体検知の原理の説明
図であり、上記ドップラセンサを男子小便器の上部正面
に設定した例を示す。また、図2は、上記ドップラセン
サが備える機能構成を示すブロック図である。
【0005】図1において、符号Fsは、ドップラセン
サ1のアンテナからの送信波であり、符号Fbは、送信
波Fbが男子小便器3に向かう人体(歩行者)5に反射
することによって生成される、相対運動(歩行者5の歩
行速度)vによるドップラ周波数シフトを受けた反射波
である。図2に示すように、上記反射Fbは受信装置9
により受信され、一方、送信装置7からの上記送信波F
sは基準信号として受信装置9に読み込まれる。そし
て、差分検出回路11において、反射波Fbと、送信波
Fsとの周波数差であるΔF(ドップラ周波数)が検出
信号として取り出され、帯域フィルタ13を通じて出力
される。
サ1のアンテナからの送信波であり、符号Fbは、送信
波Fbが男子小便器3に向かう人体(歩行者)5に反射
することによって生成される、相対運動(歩行者5の歩
行速度)vによるドップラ周波数シフトを受けた反射波
である。図2に示すように、上記反射Fbは受信装置9
により受信され、一方、送信装置7からの上記送信波F
sは基準信号として受信装置9に読み込まれる。そし
て、差分検出回路11において、反射波Fbと、送信波
Fsとの周波数差であるΔF(ドップラ周波数)が検出
信号として取り出され、帯域フィルタ13を通じて出力
される。
【0006】上記アンテナと上記人体5との距離は、ド
ップラ周波数ΔFの振幅に反比例するため、ΔFの値が
分かれば人体5の位置をある程度検出できる。また、ド
ップラ周波数ΔFの周波数スペクトルを解析することに
より、人体5が男子小便器3に近づいているのか、或い
は遠ざかっているのか(人体5の移動方向)も検出でき
る。上記ドップラ信号(ドップラ周波数)ΔFは、送信
波Fsが10GHzのとき、人体5の歩行速度vを1m
/sとすれば約67Hzである。また、走行速度100
km/hの車の場合には、1、852Hzとなる。測定
対象に応じて帯域フィルタ13の帯域周波数を設定すれ
ば、ノイズとして混入する他の電波をカットすることが
できる。
ップラ周波数ΔFの振幅に反比例するため、ΔFの値が
分かれば人体5の位置をある程度検出できる。また、ド
ップラ周波数ΔFの周波数スペクトルを解析することに
より、人体5が男子小便器3に近づいているのか、或い
は遠ざかっているのか(人体5の移動方向)も検出でき
る。上記ドップラ信号(ドップラ周波数)ΔFは、送信
波Fsが10GHzのとき、人体5の歩行速度vを1m
/sとすれば約67Hzである。また、走行速度100
km/hの車の場合には、1、852Hzとなる。測定
対象に応じて帯域フィルタ13の帯域周波数を設定すれ
ば、ノイズとして混入する他の電波をカットすることが
できる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記ド
ップラセンサは、基本的には静止検知が不可能である。
乃ち人体が静止している場合は、位置や動きを捉えるこ
とは難しい。
ップラセンサは、基本的には静止検知が不可能である。
乃ち人体が静止している場合は、位置や動きを捉えるこ
とは難しい。
【0008】但し、位置の検出は、人体の動作を学習す
ることによりある程度推定することは可能だが、人体の
状態(例えば、体型・身につけている物の違い)で、マ
イクロ波の反射率が異なるため絶対的な位置は測定不可
能である。いわゆるレーダと呼ばれる装置は、マイクロ
波等の電波を被検知物体に向けて発射して、電波がかえ
ってくる時間を測定して距離を測定しているが、この装
置は大がかりでなおかつある程度の距離を必要とする。
電波を利用して距離を測定する場合、下記の(2)式で
示される。 l=s×c/2・・・・・・・・(2)
ることによりある程度推定することは可能だが、人体の
状態(例えば、体型・身につけている物の違い)で、マ
イクロ波の反射率が異なるため絶対的な位置は測定不可
能である。いわゆるレーダと呼ばれる装置は、マイクロ
波等の電波を被検知物体に向けて発射して、電波がかえ
ってくる時間を測定して距離を測定しているが、この装
置は大がかりでなおかつある程度の距離を必要とする。
電波を利用して距離を測定する場合、下記の(2)式で
示される。 l=s×c/2・・・・・・・・(2)
【0009】(2)式において、lはセンサから被測定
物までの距離であり、sは電波を発信してからかえって
くるまでの時間である。cは光速(300×106m/
s)である。例えば、ある物体までの距離が1kmでは
測定時間は3uSである。これは十分マイコンでも計測
可能な時間である。しかし、センサと人体までの距離が
1mの場合は測定時間は3nSとなり、現在の汎用マイ
コンでは測定不可能である。
物までの距離であり、sは電波を発信してからかえって
くるまでの時間である。cは光速(300×106m/
s)である。例えば、ある物体までの距離が1kmでは
測定時間は3uSである。これは十分マイコンでも計測
可能な時間である。しかし、センサと人体までの距離が
1mの場合は測定時間は3nSとなり、現在の汎用マイ
コンでは測定不可能である。
【0010】
【課題を解決するための手段および作用・効果】上記課
題を解決する為になされた請求項第1項記載の発明は、
マイクロ波センサを用いた人体検知装置において、前記
マイクロ波センサのドップラ効果と反射による効果を用
いたことを特徴とする。
題を解決する為になされた請求項第1項記載の発明は、
マイクロ波センサを用いた人体検知装置において、前記
マイクロ波センサのドップラ効果と反射による効果を用
いたことを特徴とする。
【0011】本発明によれば、マイクロ波センサの反射
による効果を利用することによりドップラ効果のみでは
不可能な人体の静止検知が可能になる。
による効果を利用することによりドップラ効果のみでは
不可能な人体の静止検知が可能になる。
【0012】請求項第2項記載の発明は、マイクロ波セ
ンサを用いた人体検知装置において、前記マイクロ波セ
ンサの電波送信部1ヶと前記マイクロ波センサの電波受
信部を2ヶ設け、前記電波送信部から送信されたマイク
ロ波を前記電波受信部の一方は動体検知用のドップラ信
号として受信し、さらにもう一方は前記マイクロ波の反
射波の大きさとして受信することを特徴とする。
ンサを用いた人体検知装置において、前記マイクロ波セ
ンサの電波送信部1ヶと前記マイクロ波センサの電波受
信部を2ヶ設け、前記電波送信部から送信されたマイク
ロ波を前記電波受信部の一方は動体検知用のドップラ信
号として受信し、さらにもう一方は前記マイクロ波の反
射波の大きさとして受信することを特徴とする。
【0013】本発明によれば、マイクロ波センサの電波
送信部をドップラ信号用と反射波測定用に兼用できるの
で、コストダウンを実現できる。
送信部をドップラ信号用と反射波測定用に兼用できるの
で、コストダウンを実現できる。
【0014】請求項第3項記載の発明は、前記マイクロ
波センサは、人体検知のための電波を送信する手段と、
該送信手段によって送信された電波の反射波を受信する
手段と、該受信手段で受信した信号の周波数と該送信手
段によって送信された信号の周波数との差分を求めてそ
の差分に応じたドップラ信号を生成してドップラ効果と
して用いるよう構成されていることを特徴とする。
波センサは、人体検知のための電波を送信する手段と、
該送信手段によって送信された電波の反射波を受信する
手段と、該受信手段で受信した信号の周波数と該送信手
段によって送信された信号の周波数との差分を求めてそ
の差分に応じたドップラ信号を生成してドップラ効果と
して用いるよう構成されていることを特徴とする。
【0015】本発明によれば、人体検知用のマイクロ波
センサをマイクロ波のドップラ効果を利用して動いてい
るもの(ここでは人の動き)を正確に検知できる。さら
に反射率や雰囲気温度等の影響も無視できる。
センサをマイクロ波のドップラ効果を利用して動いてい
るもの(ここでは人の動き)を正確に検知できる。さら
に反射率や雰囲気温度等の影響も無視できる。
【0016】請求項第4項記載の発明は、前記マイクロ
波センサの送信周波数が、2.45GHz〜10GHz
であることを特徴とする。
波センサの送信周波数が、2.45GHz〜10GHz
であることを特徴とする。
【0017】本発明によれば、送信装置の周波数を2.
45GHz以上に設定することにより、人体の動作を検
出するためのドップラ信号の抽出が可能になる。言い換
えれば2.45GHz以下ではドップラ信号がうまく取
り出せないためである。また送信装置の周波数を10G
Hz程度までを高くすればそれだけアンテナを小さくで
きるため小型化が実現できる。ちなみにアンテナの長さ
を受信電波の波長の1/4とした場合、10GHzの周
波数の電波の場合、約7.5mmのアンテナで十分であ
る。 波長λ(m)=光速(m/s)/周波数(Hz) また送信装置の周波数の上限を規定しているのは、以下
の理由からである。大気圏(おもに地球表面上)には空
気や水蒸気があり、かつ雨も降ることもある。これら
が、電磁波の伝搬に対してどの様な特性をもっているか
が、自然が与えた空間を伝搬路として直接使用する無線
方式では最も重要である。電磁波の周波数によって特性
は変わるが、一般的に周波数に比例して減衰量は増加す
る。伝搬路として減衰が少ないのは、周波数では0.1
MHz〜10GHzの範囲であり、これを高周波の分野
では”電波の窓”といっている。言い換えれば10GH
z以上の周波数では、諸々の事情により、動体検知手段
には不向きである。
45GHz以上に設定することにより、人体の動作を検
出するためのドップラ信号の抽出が可能になる。言い換
えれば2.45GHz以下ではドップラ信号がうまく取
り出せないためである。また送信装置の周波数を10G
Hz程度までを高くすればそれだけアンテナを小さくで
きるため小型化が実現できる。ちなみにアンテナの長さ
を受信電波の波長の1/4とした場合、10GHzの周
波数の電波の場合、約7.5mmのアンテナで十分であ
る。 波長λ(m)=光速(m/s)/周波数(Hz) また送信装置の周波数の上限を規定しているのは、以下
の理由からである。大気圏(おもに地球表面上)には空
気や水蒸気があり、かつ雨も降ることもある。これら
が、電磁波の伝搬に対してどの様な特性をもっているか
が、自然が与えた空間を伝搬路として直接使用する無線
方式では最も重要である。電磁波の周波数によって特性
は変わるが、一般的に周波数に比例して減衰量は増加す
る。伝搬路として減衰が少ないのは、周波数では0.1
MHz〜10GHzの範囲であり、これを高周波の分野
では”電波の窓”といっている。言い換えれば10GH
z以上の周波数では、諸々の事情により、動体検知手段
には不向きである。
【0018】請求項第5項記載の発明は、請求項第1項
乃至4項記載の人体検知装置を搭載し、この人体検知装
置からの信号に基づいて、暖房便座機能や洗浄機能を制
御することを特徴とする。
乃至4項記載の人体検知装置を搭載し、この人体検知装
置からの信号に基づいて、暖房便座機能や洗浄機能を制
御することを特徴とする。
【0019】本発明によれば、利用者がトイレに入室中
に停電等の状態になりその状態から正常状態に復帰した
場合、マイクロ波センサのドップラ効果のみでは、使用
者の動作の履歴を記憶出来ないため、トイレ内に人がい
ないと判断してしまう恐れがあるが、マイクロ波センサ
の反射による効果を利用することにより人体が静止状態
でも検知が可能になる。
に停電等の状態になりその状態から正常状態に復帰した
場合、マイクロ波センサのドップラ効果のみでは、使用
者の動作の履歴を記憶出来ないため、トイレ内に人がい
ないと判断してしまう恐れがあるが、マイクロ波センサ
の反射による効果を利用することにより人体が静止状態
でも検知が可能になる。
【0020】請求項第6項記載の発明は、前記請求項第
1項乃至4項記載の人体検知装置を搭載し、この人体検
知装置からの信号も基づいて、小便器を自動洗浄するこ
とを特徴とする。
1項乃至4項記載の人体検知装置を搭載し、この人体検
知装置からの信号も基づいて、小便器を自動洗浄するこ
とを特徴とする。
【0021】本発明によれば、マイクロ波センサの反射
による効果を利用することによりドップラ効果のみでは
不可能な人体の静止検知が可能になるため、アルゴリズ
ムソフトを簡素化できる。
による効果を利用することによりドップラ効果のみでは
不可能な人体の静止検知が可能になるため、アルゴリズ
ムソフトを簡素化できる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面により詳細に説明する。
面により詳細に説明する。
【0023】
【実施例1】図3は、マイクロ波センサの正面図であ
る。図4は、図3の側面図である。
る。図4は、図3の側面図である。
【0024】まず、構成について説明する。マイクロ波
センサ30は、送信アンテナ31と受信アンテナ32・
33、さらに発信回路、検波回路(いずれも図示しな
い)で構成されている。
センサ30は、送信アンテナ31と受信アンテナ32・
33、さらに発信回路、検波回路(いずれも図示しな
い)で構成されている。
【0025】発振回路は、誘電体共振器(Ba(Sn,Mg,T
a)03等)に一定の電圧を印加することでマイクロ波を
発信させる回路である。その発信回路で発信させたマイ
クロ波を送信アンテナ31で空中へと伝播させる。その
マイクロ波が検知物体に反射して、受信アンテナ32を
通って検波回路に入ってくる。検波はショットキバリア
ダイオードで行うが、その基準波形は、送信アンテナ3
1からの送信波形である。
a)03等)に一定の電圧を印加することでマイクロ波を
発信させる回路である。その発信回路で発信させたマイ
クロ波を送信アンテナ31で空中へと伝播させる。その
マイクロ波が検知物体に反射して、受信アンテナ32を
通って検波回路に入ってくる。検波はショットキバリア
ダイオードで行うが、その基準波形は、送信アンテナ3
1からの送信波形である。
【0026】受信アンテナ32はドップラ信号受信用で
あり、受信アンテナ33は反射波受信用である。しかし
ながら受信アンテナ32にも反射波は受信されるが、送
信部から基準信号が入力されており、その基準信号との
差分をドップラ信号として取り出しているため反射波は
無視できる。また受信アンテナ33にも同様にドップラ
波形が入力される。しかしながら、送信部からの基準信
号がないため反射波のみ取り出せることになる。
あり、受信アンテナ33は反射波受信用である。しかし
ながら受信アンテナ32にも反射波は受信されるが、送
信部から基準信号が入力されており、その基準信号との
差分をドップラ信号として取り出しているため反射波は
無視できる。また受信アンテナ33にも同様にドップラ
波形が入力される。しかしながら、送信部からの基準信
号がないため反射波のみ取り出せることになる。
【0027】具体的には、送信アンテナ31と受信アン
テナ32は、マイクロストリップラインという特殊なパ
ターンを介して接続されている。しかし送信アンテナ3
1と受信アンテナ33との間にはこのようなラインがな
く、直接送信アンテナ31からの信号を受信することは
ない。さらに受信アンテナ32と33は遮蔽版40で仕
切られている。なお、マイクロ波センサの発信周波数は
2.45GHz〜10GHzである。
テナ32は、マイクロストリップラインという特殊なパ
ターンを介して接続されている。しかし送信アンテナ3
1と受信アンテナ33との間にはこのようなラインがな
く、直接送信アンテナ31からの信号を受信することは
ない。さらに受信アンテナ32と33は遮蔽版40で仕
切られている。なお、マイクロ波センサの発信周波数は
2.45GHz〜10GHzである。
【0028】次に動作について説明する。マイクロ波セ
ンサ30の送信アンテナ31から送信されたマイクロ波
は、被検知物(主に人)へ向けて放射されてるが、同時
にその一部が受信アンテナ32に検波用の基準波形とし
て取り込まれている。
ンサ30の送信アンテナ31から送信されたマイクロ波
は、被検知物(主に人)へ向けて放射されてるが、同時
にその一部が受信アンテナ32に検波用の基準波形とし
て取り込まれている。
【0029】発信したマイクロ波はアンテナ32にパタ
ーンを介して送られるが、そのパターンに平行に、ある
一定間隔のパターンを構成するとその間隔に反比例して
信号を分配することができる。このようにライン間隔で
信号の配分を変化させることをカップリングという。こ
のカップリング部分の長さは中心周波数の1/4長にす
るのが一般的である。ここではマイクロ波帯の周波数で
あるため10GHzの場合、波長は約3cmなのでカッ
プリングの長さは7.5mmになる。上記のような構成
により、被検知物への放射と基準波形取り込みために十
分な信号が得られ、その割合は、被検知物への放射に約
7割基準波形として約3割になっている。
ーンを介して送られるが、そのパターンに平行に、ある
一定間隔のパターンを構成するとその間隔に反比例して
信号を分配することができる。このようにライン間隔で
信号の配分を変化させることをカップリングという。こ
のカップリング部分の長さは中心周波数の1/4長にす
るのが一般的である。ここではマイクロ波帯の周波数で
あるため10GHzの場合、波長は約3cmなのでカッ
プリングの長さは7.5mmになる。上記のような構成
により、被検知物への放射と基準波形取り込みために十
分な信号が得られ、その割合は、被検知物への放射に約
7割基準波形として約3割になっている。
【0030】前記の図2の通り、マイクロ波センサ30
の送信アンテナ31から送信されたマイクロ波は、被検
知物に反射して受信装置9により受信され、一方、送信
装置7からの上記送信波Fsは基準信号として受信装置
9に読み込まれる。そして、差分検出回路11におい
て、反射波Fbと、送信波Fsとの周波数差であるΔF
(ドップラ周波数)が検出信号として取り出され、帯域
フィルタ13を通じて出力される。
の送信アンテナ31から送信されたマイクロ波は、被検
知物に反射して受信装置9により受信され、一方、送信
装置7からの上記送信波Fsは基準信号として受信装置
9に読み込まれる。そして、差分検出回路11におい
て、反射波Fbと、送信波Fsとの周波数差であるΔF
(ドップラ周波数)が検出信号として取り出され、帯域
フィルタ13を通じて出力される。
【0031】また上記した被検知物から反射したマイク
ロ波は受信アンテナ33へも入力される。その入力波形
と前記ドップラ波形により、静止検知も可能になる。つ
まり、被検知物が静止状態では前記ドップラ信号は出力
されない。しかしながら前記反射信号は、被検知物が存
在するだけで現れてくる。前記反射信号は、距離に反比
例して出力が現れるので、反射波の大きさで、静止して
いる物体でも位置を検出することができる。
ロ波は受信アンテナ33へも入力される。その入力波形
と前記ドップラ波形により、静止検知も可能になる。つ
まり、被検知物が静止状態では前記ドップラ信号は出力
されない。しかしながら前記反射信号は、被検知物が存
在するだけで現れてくる。前記反射信号は、距離に反比
例して出力が現れるので、反射波の大きさで、静止して
いる物体でも位置を検出することができる。
【0032】
【実施例2】図5は、マイクロ波センサの正面図であ
る。図6は、マイクロ波センサを温水洗浄機能付暖房便
座に組み込んだ図である。図7は、マイクロ波センサの
動作フローである。
る。図6は、マイクロ波センサを温水洗浄機能付暖房便
座に組み込んだ図である。図7は、マイクロ波センサの
動作フローである。
【0033】まず、構成について説明する。マイクロ波
センサ34は、送信アンテナ35と受信アンテナ36、
さらに発信回路、検波回路(いずれも図示しない)で構
成されている。発振回路は、誘電体共振器(Ba(Sn,Mg,
Ta)03等)に一定の電圧を印加することでマイクロ波を
発信させる回路である。その発信回路で発信させたマイ
クロ波を送信アンテナ35で空中へと伝播させる。その
マイクロ波が検知物体に反射して、受信アンテナ36を
通って検波回路に入ってくる。検波はショットキバリア
ダイオードで行うが、その基準波形は、送信アンテナ3
5からの送信波形である。また受信部37は受信アンテ
ナ38を備えている。
センサ34は、送信アンテナ35と受信アンテナ36、
さらに発信回路、検波回路(いずれも図示しない)で構
成されている。発振回路は、誘電体共振器(Ba(Sn,Mg,
Ta)03等)に一定の電圧を印加することでマイクロ波を
発信させる回路である。その発信回路で発信させたマイ
クロ波を送信アンテナ35で空中へと伝播させる。その
マイクロ波が検知物体に反射して、受信アンテナ36を
通って検波回路に入ってくる。検波はショットキバリア
ダイオードで行うが、その基準波形は、送信アンテナ3
5からの送信波形である。また受信部37は受信アンテ
ナ38を備えている。
【0034】受信アンテナ36はドップラ信号受信用で
あり、受信アンテナ37は反射波受信用である。しかし
ながら受信アンテナ36にも反射波は受信されるが、送
信部から基準信号が入力されており、その基準信号との
差分をドップラ信号として取り出しているため反射波は
無視できる。また受信アンテナ37にも同様にドップラ
波形が入力される。しかしながら、送信部からの基準信
号がないため反射波のみ取り出せることになる。
あり、受信アンテナ37は反射波受信用である。しかし
ながら受信アンテナ36にも反射波は受信されるが、送
信部から基準信号が入力されており、その基準信号との
差分をドップラ信号として取り出しているため反射波は
無視できる。また受信アンテナ37にも同様にドップラ
波形が入力される。しかしながら、送信部からの基準信
号がないため反射波のみ取り出せることになる。
【0035】具体的には、送信アンテナ35と受信アン
テナ36は、マイクロストリップラインという特殊なパ
ターンを介して接続されている。マイクロ波34と受信
部37は、同一基板上存在するものではないため電気的
完全に分離されている。そして、上記マイクロ波センサ
34と受信部37を温水洗浄機能付暖房便座20の両袖
部に設置している。また、マイクロ波センサの発信周波
数は2.45GHz〜10GHzである。
テナ36は、マイクロストリップラインという特殊なパ
ターンを介して接続されている。マイクロ波34と受信
部37は、同一基板上存在するものではないため電気的
完全に分離されている。そして、上記マイクロ波センサ
34と受信部37を温水洗浄機能付暖房便座20の両袖
部に設置している。また、マイクロ波センサの発信周波
数は2.45GHz〜10GHzである。
【0036】次に動作について説明する。マイクロ波セ
ンサ34の送信アンテナ35から送信されたマイクロ波
は、被検知物(主に人)へ向けて放射されているが、同
時にその一部が受信アンテナ36に検波用の基準波形と
して取り込まれている。
ンサ34の送信アンテナ35から送信されたマイクロ波
は、被検知物(主に人)へ向けて放射されているが、同
時にその一部が受信アンテナ36に検波用の基準波形と
して取り込まれている。
【0037】発信したマイクロ波はアンテナ36にパタ
ーンを介して送られるが、そのパターンに平行に、ある
一定間隔のパターンを構成するとその間隔に反比例して
信号を分配することができる。このようにライン間隔で
信号の配分を変化させることをカップリングという。こ
のカップリング部分の長さは中心周波数の1/4長にす
るのが一般的である。ここではマイクロ波帯の周波数で
あるため10GHzの場合、波長は約3cmなのでカッ
プリングの長さは7.5mmになる。上記のような構成
により、被検知物への放射と基準波形取り込みために十
分な信号が得られ、その割合は、被検知物への放射に約
7割基準波形として約3割になっている。
ーンを介して送られるが、そのパターンに平行に、ある
一定間隔のパターンを構成するとその間隔に反比例して
信号を分配することができる。このようにライン間隔で
信号の配分を変化させることをカップリングという。こ
のカップリング部分の長さは中心周波数の1/4長にす
るのが一般的である。ここではマイクロ波帯の周波数で
あるため10GHzの場合、波長は約3cmなのでカッ
プリングの長さは7.5mmになる。上記のような構成
により、被検知物への放射と基準波形取り込みために十
分な信号が得られ、その割合は、被検知物への放射に約
7割基準波形として約3割になっている。
【0038】前記の図2の通り、マイクロ波センサ30
の送信アンテナ31から送信されたマイクロ波は、被検
知物に反射して受信装置9により受信され、一方、送信
装置7からの上記送信波Fsは基準信号として受信装置
9に読み込まれる。そして、差分検出回路11におい
て、反射波Fbと、送信波Fsとの周波数差であるΔF
(ドップラ周波数)が検出信号として取り出され、帯域
フィルタ13を通じて出力される。
の送信アンテナ31から送信されたマイクロ波は、被検
知物に反射して受信装置9により受信され、一方、送信
装置7からの上記送信波Fsは基準信号として受信装置
9に読み込まれる。そして、差分検出回路11におい
て、反射波Fbと、送信波Fsとの周波数差であるΔF
(ドップラ周波数)が検出信号として取り出され、帯域
フィルタ13を通じて出力される。
【0039】マイクロ波センサ34の送信アンテナ35
から送信されたマイクロ波は、被検知物に反射して受信
アンテナ36へと還ってくる。その還ってきた波形と送
信アンテナ35からの基準波形をミキシングし差分をド
ップラ波形として出力する。また送信アンテナ34から
出力されるマイクロ波は、指向性を温水洗浄機能付暖房
便座20の前方に設けてあるため、直接は受信部37の
受信アンテナ38へは入力されない。
から送信されたマイクロ波は、被検知物に反射して受信
アンテナ36へと還ってくる。その還ってきた波形と送
信アンテナ35からの基準波形をミキシングし差分をド
ップラ波形として出力する。また送信アンテナ34から
出力されるマイクロ波は、指向性を温水洗浄機能付暖房
便座20の前方に設けてあるため、直接は受信部37の
受信アンテナ38へは入力されない。
【0040】また上記した被検知物から反射したマイク
ロ波は受信部37の受信アンテナ38へも入力される。
その入力波形と前記ドップラ波形により、静止検知も可
能になる。つまり、被検知物が静止状態では前記ドップ
ラ信号は出力されない。しかしながら前記反射信号は、
被検知物が存在するだけで現れてくる。前記反射信号
は、距離に反比例して出力が現れるので、反射波の大き
さで、静止している物体でも位置を検出することができ
る。
ロ波は受信部37の受信アンテナ38へも入力される。
その入力波形と前記ドップラ波形により、静止検知も可
能になる。つまり、被検知物が静止状態では前記ドップ
ラ信号は出力されない。しかしながら前記反射信号は、
被検知物が存在するだけで現れてくる。前記反射信号
は、距離に反比例して出力が現れるので、反射波の大き
さで、静止している物体でも位置を検出することができ
る。
【0041】温水洗浄機能付暖房便座20の人体検出方
法は、トイレ(図示しない)内に人体5がいないときは
間欠運転をしている。(S10)トイレに人体5が入っ
たことを検知(反射信号、ドップラ信号ともにない場
合は、人体がいないと判断。反射信号はないがドップ
ラ信号がある場合は、トイレの外の人体の動きと判断。
反射信号はあるがドップラ信号はない場合は、トイレ
の外の静止状態の人体と判断。)したら、温水洗浄機能
付暖房便座20内のマイコン(図示しない)が自動的に
マイクロ波センサ連続運転(S11)に切り替えて、ド
ップラ信号の変化で人体5の動きを検出(S12)し、
反射信号の変化で位置を検出(S13)する。
法は、トイレ(図示しない)内に人体5がいないときは
間欠運転をしている。(S10)トイレに人体5が入っ
たことを検知(反射信号、ドップラ信号ともにない場
合は、人体がいないと判断。反射信号はないがドップ
ラ信号がある場合は、トイレの外の人体の動きと判断。
反射信号はあるがドップラ信号はない場合は、トイレ
の外の静止状態の人体と判断。)したら、温水洗浄機能
付暖房便座20内のマイコン(図示しない)が自動的に
マイクロ波センサ連続運転(S11)に切り替えて、ド
ップラ信号の変化で人体5の動きを検出(S12)し、
反射信号の変化で位置を検出(S13)する。
【0042】図8−aは、温水洗浄機能付暖房便座20
の前方にドアがあるトイレに、人が近づいてきて便座に
着座した時のマイクロ波センサ34内の差分検出回路か
らの出力波形(ドップラ波形)であり、マイコン(図示
しない)への入力波形である。波形の中で、aの区域
は、人がトイレに近づき多機能便器の前で立ち止まるま
での波形であり、高い周波数が徐々に低くなってゆき、
振幅は徐々に大きくなっている。bは、人が立ち止まっ
て脱衣をしている間は、振幅が0になるが、脱衣によっ
て体が動くことによる断続的に同じ振幅の波形(図示し
ない)が現れる。cの区域は、着座する瞬間の波形であ
り、aの区域よりも振幅の大きな波形が現れ、振幅が徐
々に大きくなり、着座するまで続く。dの区域は、着座
してからの波形で、基本的に振幅が0になるが、着座中
に体が動くことによる断続的なeの区域で示すcの区域
と同じ振幅の波形が現れる。
の前方にドアがあるトイレに、人が近づいてきて便座に
着座した時のマイクロ波センサ34内の差分検出回路か
らの出力波形(ドップラ波形)であり、マイコン(図示
しない)への入力波形である。波形の中で、aの区域
は、人がトイレに近づき多機能便器の前で立ち止まるま
での波形であり、高い周波数が徐々に低くなってゆき、
振幅は徐々に大きくなっている。bは、人が立ち止まっ
て脱衣をしている間は、振幅が0になるが、脱衣によっ
て体が動くことによる断続的に同じ振幅の波形(図示し
ない)が現れる。cの区域は、着座する瞬間の波形であ
り、aの区域よりも振幅の大きな波形が現れ、振幅が徐
々に大きくなり、着座するまで続く。dの区域は、着座
してからの波形で、基本的に振幅が0になるが、着座中
に体が動くことによる断続的なeの区域で示すcの区域
と同じ振幅の波形が現れる。
【0043】また、図8−bは、マイクロ波センサの受
信部37からの出力波形(反射波形)であり、図8−a
と同様の時間軸に対しての波形である。この反射波形は
距離に反比例していることがわかる。この様な波形解析
を用いて、トイレの入退室や温水洗浄機能付暖房便座2
0への着離座を検出して、温水洗浄機能付暖房便座20
の各々の機能(例えば、室内暖房の入り切りや脱臭機能
の運転及び洗浄機能の利用許可)の制御を行う。
信部37からの出力波形(反射波形)であり、図8−a
と同様の時間軸に対しての波形である。この反射波形は
距離に反比例していることがわかる。この様な波形解析
を用いて、トイレの入退室や温水洗浄機能付暖房便座2
0への着離座を検出して、温水洗浄機能付暖房便座20
の各々の機能(例えば、室内暖房の入り切りや脱臭機能
の運転及び洗浄機能の利用許可)の制御を行う。
【0044】
【実施例3】図9は、マイクロ波センサを小便器自動洗
浄装置に組み込んだ図である。
浄装置に組み込んだ図である。
【0045】まず、構成について説明する。小便器自動
洗浄装置10の人体検知手段にマイクロ波センサ30を
備えており、人体5と対向する方向にマイクロ波を放射
している。前記マイクロ波センサ30からの信号により
人体5の位置及び動きを検知している。
洗浄装置10の人体検知手段にマイクロ波センサ30を
備えており、人体5と対向する方向にマイクロ波を放射
している。前記マイクロ波センサ30からの信号により
人体5の位置及び動きを検知している。
【0046】次に動作について説明する。マイクロ波セ
ンサ30から出力された信号は、ドップラ信号と反射信
号の双方で人体5の動きを検知し、人体5が小便器自動
洗浄装置10の正面で小水動作をしていることを正確に
検知し、使用後小便器自動洗浄装置10から遠ざかった
ら小便器自動洗浄装置10のボール面を洗浄する。検知
の方法は、実施例2と同様である。
ンサ30から出力された信号は、ドップラ信号と反射信
号の双方で人体5の動きを検知し、人体5が小便器自動
洗浄装置10の正面で小水動作をしていることを正確に
検知し、使用後小便器自動洗浄装置10から遠ざかった
ら小便器自動洗浄装置10のボール面を洗浄する。検知
の方法は、実施例2と同様である。
【図1】 電波によるドップラ効果を利用したドップラ
センサによる人体検知の原理図を示す説明図である。
センサによる人体検知の原理図を示す説明図である。
【図2】 電波によるドップラ効果を利用したドップラ
センサが備える機能構成を示すブロック図である。
センサが備える機能構成を示すブロック図である。
【図3】 第1の実施例を示す図であり、マイクロ波セ
ンサのアンテナ配置図である。
ンサのアンテナ配置図である。
【図4】 第1の実施例を示す図であり、図4の側面図
である。
である。
【図5】 第2の実施例を示す図であり、マイクロ波セ
ンサのアンテナ配置図である。
ンサのアンテナ配置図である。
【図6】 第2の実施例を示す図であり、洗浄機能付暖
房便座の人体検知にマイクロ波センサを組み込んだ図で
ある。
房便座の人体検知にマイクロ波センサを組み込んだ図で
ある。
【図7】 第2の実施例を示す図であり、洗浄機能付暖
房便座のマイクロ波センサの動作フローである。
房便座のマイクロ波センサの動作フローである。
【図8】 第2の実施例を示す図であり、トイレ内での
人体検知時のマイクロ波センサの出力波形である。
人体検知時のマイクロ波センサの出力波形である。
【図9】 第3の実施例を示す図であり、小便器自動洗
浄装置の人体検知にマイクロ波センサを組み込んだ図で
ある。
浄装置の人体検知にマイクロ波センサを組み込んだ図で
ある。
1・30・34…マイクロ波センサ、3…男子用小便
器、5…人体、10…小便器自動洗浄装置、20…温水
洗浄機能付暖房便座、31・35…送信アンテナ、32
・33・36・38…受信アンテナ、37…受信部、4
0…遮蔽板
器、5…人体、10…小便器自動洗浄装置、20…温水
洗浄機能付暖房便座、31・35…送信アンテナ、32
・33・36・38…受信アンテナ、37…受信部、4
0…遮蔽板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2D037 AD01 AD14 2D038 BC01 JH00 KA01 2D039 AA04 2G005 DA04
Claims (6)
- 【請求項1】 マイクロ波センサを用いた人体検知装置
において、前記マイクロ波センサのドップラ効果と反射
の大きさによる効果を用いたことを特徴とする人体検知
装置。 - 【請求項2】 マイクロ波センサを用いた人体検知装置
において、前記マイクロ波センサの電波送信部1ヶと前
記マイクロ波センサの電波受信部を2ヶ設け、前記電波
送信部から送信されたマイクロ波を前記電波受信部の一
方は動体検知用のドップラ信号として受信し、さらにも
う一方は前記マイクロ波の反射波の大きさとして受信す
ることを特徴とする人体検知装置。 - 【請求項3】 前記マイクロ波センサは、人体検知のた
めの電波を送信する手段と、該送信手段によって送信さ
れた電波の反射波を受信する手段と、該受信手段で受信
した信号の周波数と該送信手段によって送信された信号
の周波数との差分を求めてその差分に応じたドップラ信
号を生成してドップラ効果として用いるよう構成されて
いることを特徴とする請求項第1項乃至2項記載の人体
検知装置。 - 【請求項4】 前記マイクロ波センサの送信周波数が、
2.45GHz〜10GHzであることを特徴とする請
求項第1項乃至3項記載の人体検知装置。 - 【請求項5】 前記請求項第1項乃至4項記載の人体検
知装置を搭載し、この人体検知装置からの信号に基づい
て、暖房便座機能や洗浄機能を制御する多機能便器。 - 【請求項6】 前記請求項第1項乃至4項記載の人体検
知装置を搭載し、この人体検知装置からの信号も基づい
て、小便器を自動洗浄する小便器自動洗浄装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000259017A JP2002071824A (ja) | 2000-08-29 | 2000-08-29 | 人体検知装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000259017A JP2002071824A (ja) | 2000-08-29 | 2000-08-29 | 人体検知装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002071824A true JP2002071824A (ja) | 2002-03-12 |
Family
ID=18747241
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000259017A Pending JP2002071824A (ja) | 2000-08-29 | 2000-08-29 | 人体検知装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002071824A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003268849A (ja) * | 2002-03-15 | 2003-09-25 | Toto Ltd | 便器装置 |
CN106707348A (zh) * | 2016-12-09 | 2017-05-24 | 济南赛英立德电子科技有限公司 | 基于时频分析的微波多普勒静态人体探测方法及探测器 |
CN112796394A (zh) * | 2020-12-30 | 2021-05-14 | 上海科勒电子科技有限公司 | 微波感应器及智能马桶 |
-
2000
- 2000-08-29 JP JP2000259017A patent/JP2002071824A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003268849A (ja) * | 2002-03-15 | 2003-09-25 | Toto Ltd | 便器装置 |
CN106707348A (zh) * | 2016-12-09 | 2017-05-24 | 济南赛英立德电子科技有限公司 | 基于时频分析的微波多普勒静态人体探测方法及探测器 |
CN112796394A (zh) * | 2020-12-30 | 2021-05-14 | 上海科勒电子科技有限公司 | 微波感应器及智能马桶 |
CN112796394B (zh) * | 2020-12-30 | 2022-08-16 | 上海科勒电子科技有限公司 | 微波感应器及智能马桶 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20050309 |