JP2002070898A - ピンスライド型ディスクブレーキ装置 - Google Patents

ピンスライド型ディスクブレーキ装置

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JP2002070898A
JP2002070898A JP2000265908A JP2000265908A JP2002070898A JP 2002070898 A JP2002070898 A JP 2002070898A JP 2000265908 A JP2000265908 A JP 2000265908A JP 2000265908 A JP2000265908 A JP 2000265908A JP 2002070898 A JP2002070898 A JP 2002070898A
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caliper
pin
brake pad
rotor
carrier
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JP2000265908A
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Seiji Asai
征次 浅井
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Nisshinbo Holdings Inc
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Nisshinbo Industries Inc
Nisshin Spinning Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ブレーキ性能の高効率および安定化を図り、
ブレーキパッドの引き摺りを小さく抑えつつ、キャリパ
に作用する回転力を減少させて軽量、かつ簡素な構造の
ピンスライド型ディスクブレーキ装置を得ること。 【解決手段】 アウタブレーキパッド70をキャリパ2
0のリアクション部23に一体的に固定し、アウタブレ
ーキパッド70側の制動力が所定の値に達するまでは、
キャリパ20がキャリア10に対して摺動案内される一
対のピンスライド機構部で支承され、アウタブレーキパ
ッド70側の制動力が所定の値を超えると、一対のピン
スライド機構部に加えてキャリア10にても支承される
よう構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両などに多用さ
れているピンスライド型ディスクブレーキ装置に関し、
詳しくは、当該ディスクブレーキ装置の制動力を支承す
る構造に係わるものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、自動車に実用されているピン
スライド型ディスクブレーキ装置の一例を概説する。そ
の主たる構成は、車輪と一体に回転するディスクロータ
の一側面側で車両の不動部に固定されるキャリアと、該
キャリアにロータ軸方向と平行な方向に可動的に案内さ
れるキャリパと、該キャリパを案内するロータ周方向に
離隔した一対のピンスライド機構であって、該スライド
機構のうちの少なくとも一方が金属同士の接触によって
摺動自在に案内されるピンスライド機構と、前記ディス
クロータの一側面側であって、前記キャリアのロータ周
方向に離隔するレール部にロータ軸方向と平行な方向に
可動的に装架され、かつロータ周方向に支承されるイン
ナブレーキパッドと、前記ディスクロータの他側面側で
あって、該ディスクロータの外周を跨いで延在する前記
キャリアの両レール部にロータ軸方向と平行な方向に可
動的に装架され、かつロータ周方向に支承されるアウタ
ブレーキパッドと、前記インナブレーキパッドを押圧作
動するよう前記キャリパの一側に設けられるアクチュエ
ータ部と、該アクチュエータの作動時に前記キャリパに
作用する反力により、前記アウタブレーキパッドを押圧
作動するよう前記ディスクロータの外周を跨いで延在す
る前記キャリパのリアクション部とから成る。尚、前記
ピンスライド機構のうちの他方は加工公差を吸収し得る
構造であればよく、前記した一方の案内機構と同様に、
金属同士の接触により案内される構造もあるし、或いは
弾性部材を介在して案内される構造も存在する。
【0003】上述の構成におけるブレーキ作動を説明す
る。アクチュエータを作動すると、インナブレーキパッ
ドがディスクロータの一側面に押圧されて摩擦係合する
と共に、その反力により、キャリパが両ピンスライド機
構部で案内されて後退し、これによりキャリパのリアク
ション部がアウタブレーキパッドをディスクロータの他
側面に押圧して摩擦係合せしめる。そして、両ブレーキ
パッドがディスクロータを挟圧しつつキャリアのレール
部のロータ回出側で支承されて制動力を生起し、ディス
クロータを制動する。
【0004】かかるディスクブレーキ装置においては、
キャリアに対するキャリパがピンスライド機構部で円滑
に案内されることと、これに加えて、キャリパの摺動部
を様々な使用条件から保護する封止手段が比較的に簡素
なダストブーツの構造で済むこと、ブレーキパッドの可
動部の錆付きを防止する手段がキャリアのレール部との
間に不錆の薄板材を介装すればよいことから、これらの
簡単な対応と相俟って、基本特性である長期に亘るブレ
ーキ性能の高効率および安定化が図れ、しかもブレーキ
解放時におけるブレーキパッドの引き摺りを小さく抑え
ることができる利点がある。又、キャリパのピンスライ
ド機構部を支点とする回転力は、制動力には係わりな
く、アウタブレーキパッドと当接するリアクション部に
生じる摩擦力が大半であるから小さくて済み、ピンスラ
イド機構部を比較的に簡素にできるし、更に、悪路走行
時におけるキャリパの微振動に対しても、ピンスライド
機構部で容易に対処できる利点もある。
【0005】反面、キャリアのレール部は、ディスクロ
ータの一側面側のインナブレーキパッド側のみが支持さ
れる態様であるがために、アウタブレーキパッド側の制
動力に耐える剛性を確保するようキャリアの大形化、重
量増を避けられなかった。又、その多くはキャリアの両
レール部のブレーキ中心側にディスクロータの外周部と
の干渉を避けるロータ逃し溝を設けており、しかもこの
溝のディスクロータとの隙間はキャリアの小形化の面か
ら小さい程望ましく、通常、切削加工を施していたから
コストが嵩む欠点をも有していた。
【0006】又、他のピンスライド型のディスクブレー
キ装置が特公昭56−48742号公報に開示されてい
る。本装置の前者と相違する主な点は、キャリパがロー
タ周方向に離隔する一対のピンスライド機構で以って共
にロータ周方向に弾性的に支持され、ロータ軸方向と平
行な方向に弾性部材を介在して摺動自在に案内される
点、アウタブレーキパッドがキャリパのリアクション部
に一体的に固着されている点、キャリパのリアクション
側とキャリアのロータ外周上を横切って延在するピンス
ライド機構部に形成したレール部との間の隙間を小さく
設定し、このレール部をアウタブレーキパッド側の制動
初期からの支承面と成している点である。
【0007】本構成におけるブレーキ作動を説明する。
アクチュエータを作動すると、インナブレーキパッドが
ディスクロータの一側面に押圧されて摩擦係合すると共
に、その反力により、キャリパが両ピンスライド機構部
の弾性部材をロータ周方向に歪ませながら案内されて後
退し、これによりキャリパに固着されたアウタブレーキ
パッドをディスクロータの他側面に押圧して摩擦係合せ
しめる。そして、インナブレーキパッドがキャリアのレ
ール部のロータ回出側で支承されると共に、アウタブレ
ーキパッド側はキャリパのリアクション側がキャリアの
レール部のロータ回出側で支承されて制動力を生起す
る。
【0008】かかるディスクブレーキ装置によれば、キ
ャリアのインナブレーキパッド側からディスクロータの
外周を跨いで延在するアウタブレーキパッド側のレール
部を省くことができ、又、ディスクロータ外周部との干
渉を回避するロータ逃し溝の切削加工が不要となるか
ら、前述した前者の従来例の欠点を解消し得るものであ
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、後者の
従来のピンスライド型ディスクブレーキ装置において
も、次のような問題点が存在する。 <イ>ブレーキ作動時におけるキャリパは一対のガイド
ピンが共に弾性部材に接触し、かつ弾性部材をロータ周
方向に歪ませながら摺動する構成であるから、制動中に
おける弾性部材の歪み量が漸増し、これに伴って摺動抵
抗も漸増する結果、基本特性であるブレーキ性能の効率
低下および安定性が損なわれてしまう。
【0010】<ロ>キャリパを弾性部材で保持する構成
であるから、悪路走行時におけるキャリパの微振動を完
全に抑制することは到底困難であり、ブレーキパッドの
引き摺りを招く恐れがある。この微振動を抑制するため
に弾性部材の保持力を大きくしたり、別途付設したキャ
リパ抑えばねの保持力を大きくすると、キャリパの摺動
抵抗が大きくなってしまうという二律背反の関係にあ
り、設計に極めて困難性を伴う。
【0011】本発明は以上の点に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところはブレーキ性能の高効率およ
び安定化を確保し、しかもブレーキパッドの引き摺りの
心配がない、軽量かつ簡素な構造のピンスライド型ディ
スクブレーキ装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1に係わる発明
は、ディスクロータの一側面側で不動部に固定されるキ
ャリアと、該キャリアに対してロータ軸方向と平行な方
向に可動的に案内されるキャリパと、該キャリパを案内
するロータ周方向に離隔した一対のピンスライド機構で
あって、該スライド機構のうちの少なくとも一方が金属
同士の接触によって摺動自在に案内されるピンスライド
機構と、前記ディスクロータの一側面側であって、前記
キャリアのロータ周方向に離隔するレール部にロータ軸
方向と平行な方向に可動的に装架され、かつロータ周方
向に支承されるインナブレーキパッドと、該インナブレ
ーキパッドを押圧作動するよう前記キャリパの一側に設
けられるアクチュエータと、該アクチュエータ部からデ
ィスクロータの外周を跨いで延在する前記キャリパの他
側のリアクション部と、該リアクション部に一体的に固
定されるアウタブレーキパッドとから成り、前記アクチ
ュエータを作動して、前記インナブレーキパッドが前記
ディスクロータの一側面に押圧されると共に、その反力
により前記アウタブレーキパッドが前記ディスクロータ
の他側面に押圧されて制動力を生起するときに、前記ア
ウタブレーキパッド側は、前記制動力が所定の値に達す
るまでは前記一対のピンスライド機構部で支承され、か
つ前記制動力が所定の値を超えると、前記キャリアにて
も支承されるよう構成されていることを特徴とする、ピ
ンスライド型ディスクブレーキ装置である。
【0013】請求項2に係わる発明は、請求項1におい
て、前記一対のピンスライド機構が、前記キャリパに夫
々の一方が固定されたガイドピンと、該ガイドピンの夫
々の他方軸部を案内するよう前記キャリアのボス部に穿
設された穴とから成り、かつ前記一対のピンスライド機
構がディスクロータの一側面側からロータ外周上を横切
って延在し、前記ボス部のロータ周方向の対向面にアウ
タブレーキパッド側を支承して制動力を生起する支承面
が夫々形成されていることを特徴とする、ピンスライド
型ディスクブレーキ装置である。
【0014】請求項3に係わる発明は、請求項1又は2
において、前記アウタブレーキパッド側の制動力が所定
の値を超えると、該アウタブレーキパッドが前記キャリ
アにても支承されることを特徴とする、ピンスライド型
ディスクブレーキ装置である。
【0015】請求項4に係わる発明は、請求項1又は2
において、前記アウタブレーキパッド側の制動力が所定
の値を超えると、前記キャリパのリアクション部側が前
記キャリアにても支承されることを特徴とする、ピンス
ライド型ディスクブレーキ装置である。
【0016】請求項5に係わる発明は、請求項1乃至4
のいずれか1項において、前記キャリパが、前記一対の
ピンスライド機構部のうちの何れか一方のガイドピンを
抜脱した状態時に、前記何れか他方のガイドピンを支点
としてブレーキ外方向に回転可能に構成されていること
を特徴とする、ピンスライド型ディスクブレーキ装置で
ある。
【0017】請求項6に係わる発明は、請求項5におい
て、前記ボス部に支承されるアウタブレーキパッド側の
被支承面が、前記一対のピンスライド機構部の軸心を結
ぶ線よりブレーキ外方に位置せしめられていることを特
徴とする、ピンスライド型ディスクブレーキ装置であ
る。
【0018】
【作用】請求項1に記載のピンスライド型ディスクブレ
ーキ装置によれば、ブレーキ作動時におけるキャリパの
摺動は、主に一方の金属同士が接触するメインピンスラ
イド機構部で案内され、かつ他方のサブピンスライド機
構部で補助的に案内される。これによって、長期に亙っ
て摺動抵抗を小さく、かつ安定的に維持することがで
き、ブレーキ性能の高効率および安定化を図ることがで
きるし、しかもキャリパの微振動を効果的に抑制でき、
かつブレーキ解放時にはキャリパが元の位置に円滑に戻
り得るから、ブレーキパッドの引き摺りを小さく抑える
ことができる。
【0019】又、アウタブレーキパッド側を、例えば緊
急制動時以外は一対のピンスライド機構部で支承し、緊
急制動などにおける高制動力時には一対のピンスライド
機構部と、これに加えてキャリアとで支承する態様にす
ることによって、キャリパに作用する回転力を大幅に低
減できるから、ピンスライド機構部およびキャリパ自体
の小形化、重量軽減が可能となる。このキャリパの重量
軽減はピンスライド機構部に加わる負荷を軽減する相乗
効果もある。しかもキャリアのインナブレーキパッド側
からディスクロータの外周を跨いで延在するアウタブレ
ーキパッド側のレール部を省くことができるから、全体
としての重量軽減が図れることの他に、ディスクロータ
外周部との干渉を回避するロータ逃し溝が不要となって
加工性も向上する。又、キャリパのロータ軸方向に対す
る傾きを小さく抑えられるから、摩擦材の偏摩耗を防止
できる。
【0020】又、請求項2に記載のピンスライド型ディ
スクブレーキ装置では、ピンスライド機構がロータ外周
上を横切って延在し、この案内機構を構成するキャリア
のボス部にアウタブレーキパッド側を支承して高制動力
を生起する支承面を形成するようにしたから、構造を簡
素にできる。
【0021】又、請求項3に記載のピンスライド型ディ
スクブレーキ装置では、緊急制動などの高制動時におけ
るアウタブレーキパッド側を、キャリアにてアウタブレ
ーキパッドを支承する構成としたから、前述した前者の
従来例に対する部品の変更が、キャリアとアウタブレー
キパッドの形状変更のみで済む。
【0022】又、請求項4に記載のピンスライド型ディ
スクブレーキ装置では、緊急制動時などにおけるアウタ
ブレーキパッド側の高制動力を、キャリアにてキャリパ
のリアクション部側を支承する構成としたから、アウタ
ブレーキパッドの主体部をインナブレーキパッドと共通
に成し得、部品点数を少なくすることができる。
【0023】又、請求項5に記載のピンスライド型ディ
スクブレーキ装置では、例えばサブガイドピンを抜脱す
れば、キャリパがメインガイドピンを支点としてブレー
キ外方向に向けて回転可能となるから、キャリパをキャ
リアから取り外すことなく、両ブレーキパッドの交換や
アクチュエータの点検整備が容易である。
【0024】更に、請求項6に記載のピンスライド型デ
ィスクブレーキ装置では、キャリアに支承されるアウタ
ブレーキパッド側の被支承面を、一対のピンスライド機
構の軸心を結ぶ線よりブレーキ外方に位置させるのみで
済むから、設計が容易である。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、本発
明の実施の形態に係わるピンスライド型ディスクブレー
キ装置について説明する。
【実施例】先ず、発明の実施例1について図1〜図5を
基に説明する。図1及び図4中の仮想線で示すDは車輪
と一体に回転するディスクロータである。このディスク
ロータDの一側面側で車両のナックルなどの不動部に図
示しないボルトなどで固定されるキャリア10は、その
ディスクロータDの一側面と対向する板状部が略凹状を
呈しており、ロータ周方向に離隔して対面する両内面に
夫々内向きのコ字形のレール部11,12が形成されて
いる。又、ブレーキ外方に位置する両端部にはディスク
ロータDの外周上を横切り、かつロータ軸方向と平行な
方向に一対のボス部13,14が延在しており、このボ
ス部13,14にディスクロータDの一側面側から有底
穴15,16が夫々穿設されている。又、両ボス部1
3,14のディスクロータDの他側面側にロータ軸方向
と平行で、かつ対向する支承面17,18が夫々形成さ
れている。
【0026】前記キャリア10に対してロータ軸方向と
平行な方向にピンスライド機構で以って滑動自在に案内
されるキャリパ20は、キャリア10の板状部の反ディ
スクロータD側にアクチュエータ部21と、ディスクロ
ータDの他側面側に所定の間隔を有して対面する二股状
のリアクション部23とを具備し、両者がブリッジ部2
5で以ってディスクロータDの外周部を跨ぐよう一体成
形されて略コ字形を呈している。前記アクチュエータ部
21にはディスクロータD側から有底のシリンダ穴22
が穿設され、このシリンダ穴22にピストン30が滑動
自在に嵌合し、そしてシリンダ穴22の軸方向の中間部
に形成した円環溝に、ロールバック機能を有するシール
部材31が嵌装されて流体室32を画成している。又、
アクチュエータ部21からロータ周方向に延設する両翼
部26,26には、ロータ軸方向と平行なめねじ27,
27が夫々螺設されている。尚、ピストン30の滑動部
を封止するダストブーツ33が、シリンダ穴22の開口
端部とピストン30の先端部との間に装備されている。
【0027】図1中の右方のメインガイドピン40は頭
部41と、その首下のおねじ軸部42およびこのおねじ
軸部42から延設する細径軸部43とから成る。メイン
ガイドピン40はそのおねじ軸部42がキャリパ20の
翼部26のめねじ27に、アクチュエータ部21の後方
側から頭部41が翼部26の端面に密着するまでねじ込
まれて強固に固定され、その細径軸部43がキヤリア1
0のボス部13の有底穴15に摺動自在に密に嵌合して
いる。一方、図1中の左方のサブガイドピン50も頭部
51と、その首下のおねじ軸部52およびこのおねじ軸
部52から延設する細径軸部53とから成るが、この細
径軸部53の外径は加工公差を吸収してキャリア10の
他の有底穴16に嵌合すべく設定されており、そして、
細径軸部53の端部の円環溝に嵌着した弾性部材、ここ
ではゴム製のリング部材54が有底穴16に摺動自在に
嵌合している。この一対のピンスライド機構により、キ
ャリパ20はキャリア10に対してロータ軸方向と平行
な方向に摺動自在に案内される。尚、両ピンスライド機
構の摺動部は、キャリア10の有底穴15,16の開口
端部とガイドピン40,50との間に装備した蛇腹状の
ダストブーツ80,81により夫々封止されている。
【0028】インナブレーキパッド60は裏金61と、
これに固着された摩擦材63とから成る。裏金61の裏
面がピストン30の前面に当接すると共に、摩擦材63
の前面がディスクロータDの一側面に僅かな隙間を存し
て対面し、裏金61のロータ周方向の両端部に形成され
た角状の耳部62,62がキャリア10のレール部1
1,12に不錆の薄板材、例えばステンレス鋼板から成
るパッドスプリング82,82を夫々介在してロータ軸
方向と平行な方向に可動自在に装架されている。本実施
例におけるパッドスプリング82,82はレール部1
1,12に装着した例を示しているが、インナブレーキ
パッド60に装着することも可能である。只、パッドス
プリング82,82はインナブレーキパッド60の摺動
抵抗の減少と、長期に亙る耐環境性を考慮して付設され
るものであり、必ずしも必須部品ではない。
【0029】アウタブレーキパッド70は裏金71と、
この表面に固着された摩擦材75および裏金71の裏面
の中央部から突設する突起73に鍛着されたパッドクリ
ップ76とから成る。裏金71の裏面がキャリパ20の
リアクション部23の内面に当接すると共に、摩擦材7
5の前面がディスクロータDの他側面に僅かな隙間を存
して対面している。そして、裏金71の中央部の突起7
3の左右位置に突設された二つの突起74,74がリア
クション部23に穿設された貫通穴24,24に夫々密
に嵌合し、パッドクリップ76の両端部に形成された円
錐状の突起77,77が貫通穴24,24の外方側に弾
性的に当接係合することにより、アウタブレーキパッド
70はキャリパ20に実質的に一体化されている。前記
貫通穴24,24は裏金71とパッドクリップ76の突
起77,77とで密封されるから、貫通穴24,24内
に水が溜まってリアクション部23と裏金71とが錆付
き分解不能となる恐れがない。又、裏金71のロータ周
方向の両端部には鉤状の耳部72,72が形成されてお
り、この耳部72,72のロータ周方向の底面(被支承
面)がキャリア10の両ボス部13,14の支承面1
7,18との間にパッドスプリング83,83を夫々介
在し、所定の隙間δ,δを存して対面している。本実施
例におけるパッドスプリング83,83は支承面17,
18に装着した例を示しているが、アウタブレーキパッ
ド70に装着することも可能である。但し、パッドスプ
リング83,83はインナブレーキパッド60部と同じ
目的の部品であるから必須部品ではない。尚、本耳部7
2,72はその形状を鉤状に成して、キャリパ20のブ
レーキ中心方向への動きを強制的に支持する例を示して
いるが、キャリパ20の重心をアクチュエータ部21側
に寄せるよう設計すれば、この支持部は不要である。更
に、キャリア10の支承面17,18に対面する耳部7
2,72の底面(被支承面)は、両ガイドピン40,5
0の軸心を結ぶ線Lよりブレーキ外方寄りに位置させて
あり、これにより、例えばサブガイドピン50を抜脱す
れば、メインガイドピン40を支点にキャリパ20をブ
レーキ外方へ向けて確実に回転し得るからブレーキパッ
ド60,70の交換やアクチュエータ部の点検整備が容
易である。
【0030】上述の構成におけるブレーキ作動を説明す
る。先ず、制動の大半を占める緊急以外の通常時に、流
体室32を加圧してアクチュエータを作動すると、イン
ナブレーキパッド60がピストン30によりディスクロ
ータDの一側面に押圧されて摩擦係合すると共に、その
反力により、キヤリパ20と一体の両ガイドピン40,
50が案内されて後退し、キャリパ20のリアクション
部23に固定されるアウタブレーキパッド70をディス
クロータDの他側面に押圧して摩擦係合せしめる。そし
て、両ブレーキパッド60,70がディスクロータDを
挟圧しつつ、インナブレーキパッド60がキャリア10
のレール部11又は12のロータ回出側でパッドスプリ
ング82を介して支承されると共に、アウタブレーキパ
ッド70がキャリパ20を介して両ピンスライド機構部
で支承されて制動力を生起する。このとき、アウタブレ
ーキパッド70の耳部72のロータ回出側底面(被支承
面)とパッドスプリング82との間には僅かな隙間(上
記した図3中の隙間δよりもわずかに小さい隙間)を有
している。ブレーキを解除すると、シール部材31のロ
ールバック力により、各部品はほぼ元の位置に円滑に復
帰する。上記した通り、キャリパ20は両ピンスライド
機構部で長期に亙って円滑に案内されるから、ブレーキ
性能の高効率と安定化を図ることができ、しかもキャリ
パ20の微振動を抑制でき、かつアウタブレーキパッド
70はキャリパ20と一体となって戻るから、アウタブ
レーキパッド70の引き摺りを確実に防止できる。因
に、インナブレーキパッド60はピストン30が定位置
におれば自由状態であるから、その引き摺りは極めて小
さい。
【0031】次いで、希に使用される緊急制動などにお
ける高制動力時について説明する。このとき、インナブ
レーキパッド60は上記から明らかなように、キャリア
10の取付け部に近いレール部11又は12で支承され
続けるから、このキャリア10に大きな回転力が作用す
ることはない。一方、アウタブレーキパッド70側は、
キャリパ20の両翼部26,26やピンスライド機構部
などが僅かに弾性変形すると、アウタブレーキパッド7
0のロータ回出側の耳部72が隙間δを吸収し、これと
対面するキャリア10の支承面17又は18にパッドス
プリング83を介して支承される。従って、キャリパ2
0は両ピンスライド機構部に加えてリアクション部23
側にても支承される態様となるから、ピンスライド機構
部およびキャリパ20自体を簡素にでき、結果として重
量を軽減できる。このキャリパ20の重量軽減は摺動お
よび振動に対して有利に作用し、ピンスライド機構部に
加わる負荷を軽減する相乗効果もある。又、キャリパ2
0のロータ軸方向に対する傾きを小さく抑えられるか
ら、ブレーキパッド60,70に作用する面圧の均一化
を図ることができ、特に摩擦材63,75のロータ周方
向の偏摩耗を防止できる。更に、従来の前者のディスク
ブレーキ装置に対してアウタブレーキパッド70のみを
新調し、キャリア10のレール部11,12のアウタブ
レーキパッド70側を廃止し、キャリア10とキャリパ
20に僅かな加工を加えるだけで済むから変更が容易で
ある。
【0032】尚、上記の実施例1による一対のピンスラ
イド機構部は、一方のメインガイドピン40が金属同士
で接触して案内され、他方のサブガイドピン50が弾性
部材であるリング部材54を介在して案内される構造を
例示したが、前記サブガイドピン50部も金属同士が接
触して案内される変形例を図6に基づいて説明する。
【0033】本サブガイドピン150は頭部151と、
その首下の大径軸部155と、この大径軸部155から
延設するおねじ軸部152およびこのおねじ軸部152
から延設する細径軸部153とから成る。そして、前記
細径軸部153がキャリア10のボス部14の有底穴1
6に摺動自在に密に嵌合するよう設計され、前記大径軸
部155の箇所で加工公差を吸収するよう、該大径軸部
155がゴムブッシュ154を介在してキャリパ120
の翼部126に穿設された貫通穴に嵌合し、サブガイド
ピン150はおねじ軸部152に螺合するナット134
で以って強固に締着される。本実施例においては、サブ
ガイドピン150も金属同士の接触で摺動自在に案内さ
れるから、その摺動部の摩擦抵抗を一層低減できてブレ
ーキ性能が更に向上すると共に、キャリパ120の微振
動をより確実に防止できる。又、キャリパ120は制動
中において両ピンスライド機構部で支持されるから剛性
面で格段に有利である。
【0034】引き続いて、発明の実施例2について図7
を基に説明する。本実施例の緊急制動時などにおけるア
ウタブレーキパッド270側は、キャリパ220のリア
クション部223側のロータ周方向から張り出す両耳部
228,228が支承されるよう構成したものである。
前述した実施例1ではアウタブレーキパッド70が直接
キャリア10の支承面17又は18で支承されるのに対
し、本実施例2ではアウタブレーキパッド270がキャ
リパ220のリアクション部223側を介してキャリア
10の支承面17又は18で支承される(リアクション
部223の耳部228,228が支承される)構造であ
り、この点のみが異なるものであるから、前述した実施
例1とほぼ同等の作用効果が得られることは明らかであ
る。尚、本実施例によれば、アウタブレーキパッド27
0の主体部を前述した従来例1のインナブレーキパッド
60と共通にすることができるから、部品点数を削減で
きる利点がある。
【0035】又、前述した実施例1および2は、流体の
みで作動するピンスライド型ディスクブレーキ装置を例
示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例
えば機械式のアクチュエータを併有する、所謂ビルトイ
ンディスクブレーキ装置にも適用できるものである。
【0036】
【発明の効果】本発明は、次のような効果を得ることが
できる。 <イ>キャリパの支承構造を、高制動力時以外は一対の
ピンスライド機構部で支承され、高制動力時には一対の
ピンスライド機構部に加えてリアクション部側がキャリ
アにても支承されるように成した。これにより、高制動
力時におけるキャリパは両持ち態様で支承されて回転力
が大幅に低減するから、ピンスライド機構部およびキャ
リパ自体を簡素化でき、重量の軽減とコストの低減を図
ることができる。このキャリパの重量軽減は摺動および
振動に対して有利に作用するから、ピンスライド機構部
に加わる負荷を軽減する相乗効果を期待できる。又、キ
ャリパのロータ軸方向に対する傾きを小さく抑えること
ができるから、ブレーキパッドに作用する面圧を均一化
でき、特に摩擦材のロータ周方向の偏摩耗を防止でき
る。
【0037】<ロ>キャリパをロータ軸方向と平行な方
向に案内する一対のピンスライド機構部は、少なくとも
一方のピンスライド機構部が金属同士の密な接触によっ
て摺動自在に案内されると共に、他方のピンスライド機
構部で補助的に案内されるよう構成されているから、キ
ャリパ作動時の摺動抵抗を小さく、かつ長期に亙って安
定的に維持することができ、基本特性であるブレーキ性
能の高効率および安定性を確実に保証できる。更に、ブ
レーキ解放時にキャリパが元の位置に円滑に復帰するか
ら、これと一体のアウタブレーキパッドも確実に戻り、
引き摺りを完全に解消できる。
【0038】<ハ>又、キャリパは上記の通り、一対の
ピンスライド機構部で支持され、かつ軽量化が可能であ
るから、悪路走行時などにおける微振動を効果的に抑制
でき、キャリパの振れに起因するブレーキパッドの引き
摺りを防止できる。
【0039】<ニ>キャリアはディスクロータの外周部
との干渉を避けられるよう設計できるから、コスト面で
有利である。又、実施例1によれば従来のブレーキ装置
に対し、アウタブレーキパッドのみを新調し、キャリア
とキャリパに簡単な変更を加えるだけで対応できるし、
実施例2においては、アウタブレーキパッドの主体部と
インナブレーキパッドとの共通化が可能であるから、何
れの場合も設計および製作が容易である。
【0040】<ホ>キャリアに支承されるキャリパのリ
アクション側の被支承面を、一対のピンスライド機構部
の軸心を結ぶ線よりブレーキ外方寄りに位置させること
により、何れか一方のガイドピンを抜脱すれば、何れか
他方のガイドピンを支点にキャリパをブレーキ外方に向
けて回転し得るから、キャリパをキャリアから分解する
ことなく、ブレーキパッドの交換やアクチュエータ部の
点検が可能となり、整備作業が楽である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1に係わるピンスライド型ディ
スクブレーキ装置の平面図
【図2】図1のII−II断面図
【図3】図1のキャリパのリアクション部側から見た図
【図4】図3のIV−IV断面図
【図5】図3のV−V断面図
【図6】サブガイドピン部の変形例を示す図
【図7】本発明の実施例2に係わり、図3に相当するリ
アクション部側から見た図
【符号の説明】
10 キャリア 11,12 キャリアのレール部 13,14 キャリアのボス部 17,18 キャリアの支承面 20 キャリパ 21 キャリパのアクチュエータ部 23 キャリパのリアクション部 26 キャリパの翼部 40 メインガイドピン 50 サブガイドピン 60 インナブレーキパッド 70 アウタブレーキパッド 76 パッドクリップ 120 キャリパ 126 キャリパの翼部 150 サブガイドピン 220 キャリパ 223 キャリパのリアクション部 270 アウタブレーキパッド

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスクロータの一側面側で不動部に固
    定されるキャリアと、該キャリアに対してロータ軸方向
    と平行な方向に可動的に案内されるキャリパと、該キャ
    リパを案内するロータ周方向に離隔した一対のピンスラ
    イド機構であって、該ピンスライド機構のうちの少なく
    とも一方が金属同士の接触によって摺動自在に案内され
    るピンスライド機構と、前記ディスクロータの一側面側
    であって、前記キャリアのロータ周方向に離隔するレー
    ル部にロータ軸方向と平行な方向に可動的に装架され、
    かつロータ周方向に支承されるインナブレーキパッド
    と、該インナブレーキパッドを押圧作動するよう前記キ
    ャリパの一側に設けられるアクチュエータと、該アクチ
    ュエータ部からディスクロータの外周を跨いで延在する
    前記キャリパの他側のリアクション部と、該リアクショ
    ン部に一体的に固定されるアウタブレーキパッドとから
    成り、前記アクチュエータを作動して、前記インナブレ
    ーキパッドが前記ディスクロータの一側面に押圧される
    と共に、その反力により前記アウタブレーキパッドが前
    記ディスクロータの他側面に押圧されて制動力を生起す
    るときに、前記アウタブレーキパッド側は、前記制動力
    が所定の値に達するまでは前記一対のピンスライド機構
    部で支承され、かつ前記制動力が所定の値を超えると、
    前記キャリアにても支承されるよう構成されていること
    を特徴とする、ピンスライド型ディスクブレーキ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記一対のピンスラ
    イド機構が、前記キャリパに夫々の一方が固定されたガ
    イドピンと、該ガイドピンの夫々の他方軸部を案内する
    よう前記キャリアのボス部に穿設された穴とから成り、
    かつ前記一対のピンスライド機構がディスクロータの一
    側面側からロータ外周上を横切って延在し、前記ボス部
    のロータ周方向の対向面にアウタブレーキパッド側を支
    承して制動力を生起する支承面が夫々形成されているこ
    とを特徴とする、ピンスライド型ディスクブレーキ装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において、前記アウタブ
    レーキパッド側の制動力が所定の値を超えると、該アウ
    タブレーキパッドが前記キャリアにても支承されること
    を特徴とする、ピンスライド型ディスクブレーキ装置。
  4. 【請求項4】 請求項1又は2において、前記アウタブ
    レーキパッド側の制動力が所定の値を超えると、前記キ
    ャリパのリアクション部側が前記キャリアにても支承さ
    れることを特徴とする、ピンスライド型ディスクブレー
    キ装置。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれか1項におい
    て、前記キャリパが、前記一対のピンスライド機構部の
    うちの何れか一方のガイドピンを抜脱した状態時に、前
    記何れか他方のガイドピンを支点としてブレーキ外方向
    に回転可能に構成されていることを特徴とする、ピンス
    ライド型ディスクブレーキ装置。
  6. 【請求項6】 請求項5において、前記ボス部に支承さ
    れるアウタブレーキパッド側の被支承面が、前記一対の
    ピンスライド機構部の軸心を結ぶ線よりブレーキ外方に
    位置せしめられていることを特徴とする、ピンスライド
    型ディスクブレーキ装置。
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