JP2002070384A - 錠付き扉 - Google Patents
錠付き扉Info
- Publication number
- JP2002070384A JP2002070384A JP2000261387A JP2000261387A JP2002070384A JP 2002070384 A JP2002070384 A JP 2002070384A JP 2000261387 A JP2000261387 A JP 2000261387A JP 2000261387 A JP2000261387 A JP 2000261387A JP 2002070384 A JP2002070384 A JP 2002070384A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lock
- door
- key
- signal
- outside
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Lock And Its Accessories (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 鍵等を所持している特定の者にとっては操作
が容易で、特定の者以外にとっては不法侵入のより困難
な錠付き扉の構造を提供しようとする。 【解決手段】 扉と、扉の外側から施錠と解錠とが可能
でその一部分が外側から目視可能な第一の錠と、扉の外
側からの搬送波に乗った信号の送信操作により解錠が可
能で外側から目視不可能な第二の錠とを備えるものとし
た。
が容易で、特定の者以外にとっては不法侵入のより困難
な錠付き扉の構造を提供しようとする。 【解決手段】 扉と、扉の外側から施錠と解錠とが可能
でその一部分が外側から目視可能な第一の錠と、扉の外
側からの搬送波に乗った信号の送信操作により解錠が可
能で外側から目視不可能な第二の錠とを備えるものとし
た。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、錠付き扉に係る。
更に詳しくは、建築物や自動車や金庫等の扉であって特
定の者以外の者の侵入を阻止するために錠がついている
扉に関する。
更に詳しくは、建築物や自動車や金庫等の扉であって特
定の者以外の者の侵入を阻止するために錠がついている
扉に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、錠が建築物や自動車や金庫等の
扉についている。その錠には、空錠と本締り錠とがあ
る。空錠は、扉を空締りにし、誰でも、いつでもその扉
を開けて通過できる。本締り錠は、扉を本締りにし、特
定の者が特定の条件のときだけその扉を開けて通過でき
る。特定の者とは、鍵を持つ者や、キーワードを心得て
いる者である。特定の条件とは、タイムロックが解けた
ときとか、二人がそろったときとか、などを意味する
が、必ずしもいつも必要な条件ではない。その本締り錠
は、施錠と解錠が可能であり、特定の者以外の者の侵入
を阻止するために用いられる。通常は、特定の者以外の
者は、その建築物や自動車等には侵入できない。
扉についている。その錠には、空錠と本締り錠とがあ
る。空錠は、扉を空締りにし、誰でも、いつでもその扉
を開けて通過できる。本締り錠は、扉を本締りにし、特
定の者が特定の条件のときだけその扉を開けて通過でき
る。特定の者とは、鍵を持つ者や、キーワードを心得て
いる者である。特定の条件とは、タイムロックが解けた
ときとか、二人がそろったときとか、などを意味する
が、必ずしもいつも必要な条件ではない。その本締り錠
は、施錠と解錠が可能であり、特定の者以外の者の侵入
を阻止するために用いられる。通常は、特定の者以外の
者は、その建築物や自動車等には侵入できない。
【0003】しかし、泥棒等の不正の目的をもつ者は、
鍵を持っていないし、キーワードも心得ていないが、な
んらかの手段により本締り錠を攻撃し侵入を成功させ
る。鍵には、錠に適合する特定の物理的形態を有する機
械式鍵や、電磁波や赤外線や超音波を伝送媒体として電
気的操作又は磁気的操作により錠を操作する電子式鍵等
がある。
鍵を持っていないし、キーワードも心得ていないが、な
んらかの手段により本締り錠を攻撃し侵入を成功させ
る。鍵には、錠に適合する特定の物理的形態を有する機
械式鍵や、電磁波や赤外線や超音波を伝送媒体として電
気的操作又は磁気的操作により錠を操作する電子式鍵等
がある。
【0004】不法侵入に対抗するため、古来から色々な
手段が試みられてきたが、その手段の一つは、攻撃にあ
っても長い時間耐えることのできる錠を使用することで
ある。さらに、別の手段は、補助錠を使用することであ
る。不法侵入を試みる者は、一つの錠を攻撃するのに多
くの時間を要し、その錠を解いた後でさらに補助錠を攻
撃しなければならないので、その試みを敬遠する。
手段が試みられてきたが、その手段の一つは、攻撃にあ
っても長い時間耐えることのできる錠を使用することで
ある。さらに、別の手段は、補助錠を使用することであ
る。不法侵入を試みる者は、一つの錠を攻撃するのに多
くの時間を要し、その錠を解いた後でさらに補助錠を攻
撃しなければならないので、その試みを敬遠する。
【0005】従来の錠付き扉の構造の一例を説明する。
図4は、錠付き扉の正面図である。図5は、錠の平面断
面図である。図6はその他の錠の平面断面図である。錠
付き扉1は、扉10と錠30、40とを備える。扉10
は、扉本体11と扉枠12とを有する。扉本体11は、
所定の厚みを有する縦長の四角形の板である。扉枠12
は、枠形状であり、その内のり寸法が扉本体の外のりよ
りもわずかに大きな寸法をしている。扉本体11は、そ
の縦の一片をヒンジ13を介して扉枠12の縦の一辺と
繋がり、そのヒンジ13を中心に回転可能となってい
る。扉枠12の内のり側面には、扉11の錠30、40
に対向する位置に受座が設けられている。
図4は、錠付き扉の正面図である。図5は、錠の平面断
面図である。図6はその他の錠の平面断面図である。錠
付き扉1は、扉10と錠30、40とを備える。扉10
は、扉本体11と扉枠12とを有する。扉本体11は、
所定の厚みを有する縦長の四角形の板である。扉枠12
は、枠形状であり、その内のり寸法が扉本体の外のりよ
りもわずかに大きな寸法をしている。扉本体11は、そ
の縦の一片をヒンジ13を介して扉枠12の縦の一辺と
繋がり、そのヒンジ13を中心に回転可能となってい
る。扉枠12の内のり側面には、扉11の錠30、40
に対向する位置に受座が設けられている。
【0006】錠は、空錠40と本締り錠30とを有す
る。通常、空錠40と本締り錠30とはユニット化さ
れ、一体となっている。空錠40は、ラッチ(図示せ
ず)42とノブ41とを有する。ノブ41は、握り部で
あり、扉10の表と裏とに設置される。ラッチ42は、
爪であり、バネにより扉本体11の側部から突出するよ
うに付勢されている。そのラッチは、扉本体11の側部
から突出して、扉枠12に設けられた対応する受座36
のラッチ用穴に勘合可能になっている。そのラッチは、
ノブの回転により扉の側部から引っ込む様になってい
る。
る。通常、空錠40と本締り錠30とはユニット化さ
れ、一体となっている。空錠40は、ラッチ(図示せ
ず)42とノブ41とを有する。ノブ41は、握り部で
あり、扉10の表と裏とに設置される。ラッチ42は、
爪であり、バネにより扉本体11の側部から突出するよ
うに付勢されている。そのラッチは、扉本体11の側部
から突出して、扉枠12に設けられた対応する受座36
のラッチ用穴に勘合可能になっている。そのラッチは、
ノブの回転により扉の側部から引っ込む様になってい
る。
【0007】本締り錠30は、シリンダ31とサムター
ン32とシリンダ軸33とシリンダカム34とデッドボ
ルト35とを有する。シリンダ軸33は、シリンダ31
の出力軸とシリンダカム34とサムターン32とを同時
に回転可能になる様に連結している。シリンダ31は、
例えばピン・タンブラー式であり、特定の鍵80によっ
てのみシリンダ31の出力軸を回転可能になる。デッド
ボルト35は、角形断面をした棒であり、扉本体11の
側部から突出可能になっている。そのデッドボルト35
は、突出して、扉枠12に設けられた対応する受座36
のデッドボルト用穴に勘合可能になっている。シリンダ
カム34は、デッドボルト35に係合し、その回転によ
りデッドボルト35を扉本体11の側部から突出させ
る。鍵80を挿入するシリンダの端面が、扉の外側に露
出している。サムターン32は、人間の手により回転可
能になっており、扉本体11の内側に設けられる。
ン32とシリンダ軸33とシリンダカム34とデッドボ
ルト35とを有する。シリンダ軸33は、シリンダ31
の出力軸とシリンダカム34とサムターン32とを同時
に回転可能になる様に連結している。シリンダ31は、
例えばピン・タンブラー式であり、特定の鍵80によっ
てのみシリンダ31の出力軸を回転可能になる。デッド
ボルト35は、角形断面をした棒であり、扉本体11の
側部から突出可能になっている。そのデッドボルト35
は、突出して、扉枠12に設けられた対応する受座36
のデッドボルト用穴に勘合可能になっている。シリンダ
カム34は、デッドボルト35に係合し、その回転によ
りデッドボルト35を扉本体11の側部から突出させ
る。鍵80を挿入するシリンダの端面が、扉の外側に露
出している。サムターン32は、人間の手により回転可
能になっており、扉本体11の内側に設けられる。
【0008】さらに、従来の錠付き扉1には補助錠70
が設けられている場合がある。その補助錠70は、面付
け式の本締り錠である。その補助錠70は、扉の内側の
面に取り付けられる。その構造は、例えば、ピン・タン
ブラー式のシリンダを採用しており、その基本構造が上
述の本締り錠と同じである。但し、シリンダ71が扉を
貫通しており、鍵90を挿入するシリンダ71の端面
が、扉本体11の外側に露出している。
が設けられている場合がある。その補助錠70は、面付
け式の本締り錠である。その補助錠70は、扉の内側の
面に取り付けられる。その構造は、例えば、ピン・タン
ブラー式のシリンダを採用しており、その基本構造が上
述の本締り錠と同じである。但し、シリンダ71が扉を
貫通しており、鍵90を挿入するシリンダ71の端面
が、扉本体11の外側に露出している。
【0009】次に、従来の錠付き扉の本締りについて説
明する。扉10を閉めた後、鍵80を扉の外側から本締
り錠30のシリンダ31に挿入して、所定の方向に回転
させる。鍵80を回転させると、シリンダ31の出力軸
が回転し、シリンダ軸33を経由してシリンダカム34
が回転し、シリンダカム34に係合したデッドボルト3
6を扉本体11の側面から突出させる。突出したデッド
ボルト36は、扉枠12に設けられた対応する受座36
のデッドボルト用穴に勘合する。この状態であれば、鍵
を持っていない者は、シリンダ軸を回すことができず、
デッドボルト35を受座のデッドボルト用穴から引き抜
くことができないので、扉をあけることができない。
明する。扉10を閉めた後、鍵80を扉の外側から本締
り錠30のシリンダ31に挿入して、所定の方向に回転
させる。鍵80を回転させると、シリンダ31の出力軸
が回転し、シリンダ軸33を経由してシリンダカム34
が回転し、シリンダカム34に係合したデッドボルト3
6を扉本体11の側面から突出させる。突出したデッド
ボルト36は、扉枠12に設けられた対応する受座36
のデッドボルト用穴に勘合する。この状態であれば、鍵
を持っていない者は、シリンダ軸を回すことができず、
デッドボルト35を受座のデッドボルト用穴から引き抜
くことができないので、扉をあけることができない。
【0010】しかし、不正の目的を持つ者は、バール等
でデッドボルト35を押し込んだり、いわゆるピッキン
グにより錠を破り、扉を開け建物等に侵入しようとす
る。ここで、ピッキングとは、鍵以外の道具で、錠を開
けることをいう。近年の錠は進歩しており、錠に対する
攻撃に数々の対抗策を施している。従って、錠を解くの
に相当な時間と熟練を必要とする。しかし、熟練した者
が時間をかければ破れない錠はないと考えられ、歴史的
に錠の技術と攻撃の技術のイタチごっこになっている。
でデッドボルト35を押し込んだり、いわゆるピッキン
グにより錠を破り、扉を開け建物等に侵入しようとす
る。ここで、ピッキングとは、鍵以外の道具で、錠を開
けることをいう。近年の錠は進歩しており、錠に対する
攻撃に数々の対抗策を施している。従って、錠を解くの
に相当な時間と熟練を必要とする。しかし、熟練した者
が時間をかければ破れない錠はないと考えられ、歴史的
に錠の技術と攻撃の技術のイタチごっこになっている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上述の様に、従来の錠
付き扉は、本締り錠を設けた扉であり、場合によっては
補助錠が設けられている。しかし、この扉では、錠の一
部(例えば、鍵を挿入するためのシリンダの一部)が扉
の外側に露出しているので、この錠の存在が目視で確認
でき、時間をかければ錠を解き扉から侵入することが可
能であった。以上の様に、従来の錠付き扉では、錠の存
在を目視で確認できてしまい、さらに錠の形式を目視で
確認でき、不法侵入を試みる者に解錠のヒントを与える
という問題点があった。また、複数の錠を扉に設置した
場合には、特定の者は、複数の鍵を所持したり、複数の
パスワードを記憶しなければ成らないという不都合があ
った。
付き扉は、本締り錠を設けた扉であり、場合によっては
補助錠が設けられている。しかし、この扉では、錠の一
部(例えば、鍵を挿入するためのシリンダの一部)が扉
の外側に露出しているので、この錠の存在が目視で確認
でき、時間をかければ錠を解き扉から侵入することが可
能であった。以上の様に、従来の錠付き扉では、錠の存
在を目視で確認できてしまい、さらに錠の形式を目視で
確認でき、不法侵入を試みる者に解錠のヒントを与える
という問題点があった。また、複数の錠を扉に設置した
場合には、特定の者は、複数の鍵を所持したり、複数の
パスワードを記憶しなければ成らないという不都合があ
った。
【0012】本発明は、発明者が上記の様な従来の錠付
き扉の問題点に着目し、その不具合を解決するために案
出されたものである。本発明は、従来の錠つき扉にかわ
って、鍵等を所持している特定の者にとっては操作が容
易で、特定の者以外にとっては不法侵入のより困難な錠
付き扉の構造を提供しようとする。
き扉の問題点に着目し、その不具合を解決するために案
出されたものである。本発明は、従来の錠つき扉にかわ
って、鍵等を所持している特定の者にとっては操作が容
易で、特定の者以外にとっては不法侵入のより困難な錠
付き扉の構造を提供しようとする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明に係る錠つき扉は、扉と、扉の外側から施錠と解
錠とが可能でその一部分が外側から目視可能な第一の錠
と、扉の外側からの特定操作により解錠が可能で外側か
ら目視不可能な第二の錠とを備えるものとした。
本発明に係る錠つき扉は、扉と、扉の外側から施錠と解
錠とが可能でその一部分が外側から目視可能な第一の錠
と、扉の外側からの特定操作により解錠が可能で外側か
ら目視不可能な第二の錠とを備えるものとした。
【0014】上記本発明の構成により、錠つき扉は、扉
と第一の錠と第二の錠とを備える。その第一の錠は、扉
の外側から施錠と解錠とが可能であり、第二の錠は、扉
の外側からの特定操作により解錠が可能であるので、第
一の錠を扉の外側から解錠し、かつ第二の錠を扉の外側
からの特定操作により解錠しなければ、扉を開くことが
できない。さらに、第一の錠の一部分が外側から目視可
能であり、第二の錠が外側から目視不可能であるので、
第一の錠は、外部からその存在を目視確認できるが、第
二の錠は外部からその存在を目視確認できない。
と第一の錠と第二の錠とを備える。その第一の錠は、扉
の外側から施錠と解錠とが可能であり、第二の錠は、扉
の外側からの特定操作により解錠が可能であるので、第
一の錠を扉の外側から解錠し、かつ第二の錠を扉の外側
からの特定操作により解錠しなければ、扉を開くことが
できない。さらに、第一の錠の一部分が外側から目視可
能であり、第二の錠が外側から目視不可能であるので、
第一の錠は、外部からその存在を目視確認できるが、第
二の錠は外部からその存在を目視確認できない。
【0015】好ましくは、本発明に係る錠つき扉は、
特定操作が、搬送波に乗った信号の送信操作であるもの
とした。上記本発明の構成により、上記本発明の構成に
より、特定操作が、搬送波に乗った信号の送信操作であ
るので、第二の錠は、扉の外側から行なわれる搬送波に
乗った信号の送信操作により解錠が可能で、扉の外側か
らのその送信操作により解錠が可能であり、さらに外側
から目視不可能であるので、外部からその存在を目視確
認できない。
特定操作が、搬送波に乗った信号の送信操作であるもの
とした。上記本発明の構成により、上記本発明の構成に
より、特定操作が、搬送波に乗った信号の送信操作であ
るので、第二の錠は、扉の外側から行なわれる搬送波に
乗った信号の送信操作により解錠が可能で、扉の外側か
らのその送信操作により解錠が可能であり、さらに外側
から目視不可能であるので、外部からその存在を目視確
認できない。
【0016】さらに好ましくは、本発明に係る錠つき扉
は、第一の錠を解錠できる鍵を備え、その鍵が、第一の
錠を解錠する作業に伴って、その特定操作をおこなう手
段を有しているものとした。上記本発明の構成により、
上記本発明の構成により、鍵が第一の錠を解錠でき、さ
らにその鍵が第一の錠を解錠する作業に伴って、その特
定操作をおこなう手段を有しているので、扉の外側から
の鍵による第一の錠の解錠操作に伴って、第二の錠の解
錠が可能である。
は、第一の錠を解錠できる鍵を備え、その鍵が、第一の
錠を解錠する作業に伴って、その特定操作をおこなう手
段を有しているものとした。上記本発明の構成により、
上記本発明の構成により、鍵が第一の錠を解錠でき、さ
らにその鍵が第一の錠を解錠する作業に伴って、その特
定操作をおこなう手段を有しているので、扉の外側から
の鍵による第一の錠の解錠操作に伴って、第二の錠の解
錠が可能である。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施形態
を、建造物の扉を例にとり、図面を参照して説明する。
なお、各図において、共通する部分には同一の符号を付
し、重複した説明を省略する。本発明の第一の実施形態
の概要を図を基に説明する。図1は、本発明の実施形態
の正面図である。
を、建造物の扉を例にとり、図面を参照して説明する。
なお、各図において、共通する部分には同一の符号を付
し、重複した説明を省略する。本発明の第一の実施形態
の概要を図を基に説明する。図1は、本発明の実施形態
の正面図である。
【0018】錠付き扉1は、扉本体11と扉枠12と空
錠40と第一の錠30と第二の錠20とを有する。第一
の錠30と第二の錠20は本締り錠である。扉本体11
は、所定の厚みのある縦方向が長い長方形であり、外表
面と内表面とを有する。扉本体11は、蝶番13を介し
て扉枠12に固定され、扉本体11が蝶番13の回転軸
を中心に回転自在である。
錠40と第一の錠30と第二の錠20とを有する。第一
の錠30と第二の錠20は本締り錠である。扉本体11
は、所定の厚みのある縦方向が長い長方形であり、外表
面と内表面とを有する。扉本体11は、蝶番13を介し
て扉枠12に固定され、扉本体11が蝶番13の回転軸
を中心に回転自在である。
【0019】次に、この扉に設けられた錠の構成を説明
する。空錠40と第一の錠30とはユニット化されてい
る。第一の錠30は本締り錠であり、例えば、埋込み、
ピン・タンブラー式であり、第一の鍵30により施錠と
解錠ができる。この第一の錠30の構造は、従来の錠付
き扉に設けられているものと同一構造である。
する。空錠40と第一の錠30とはユニット化されてい
る。第一の錠30は本締り錠であり、例えば、埋込み、
ピン・タンブラー式であり、第一の鍵30により施錠と
解錠ができる。この第一の錠30の構造は、従来の錠付
き扉に設けられているものと同一構造である。
【0020】第二の錠20は、本締り錠であり、扉本体
11の内表面に設けられている。第二の錠20は、扉本
体11の外表面に露出している部分を持たない。従っ
て、扉本体11の外側から目視で第二の錠20の存在を
確認することができない。第二の錠20は、電波を搬送
波として特定の施錠信号を受信すると、施錠される。特
定の施錠信号とは、この第二の錠の施錠に関連づけられ
た信号であり、予め定められる。次に、第二の錠20
は、電波を搬送波として特定の解錠信号を受信すると、
解錠される。特定の解錠信号とは、この第二の錠の解錠
に関連ずけられた信号であり、予め定められる。
11の内表面に設けられている。第二の錠20は、扉本
体11の外表面に露出している部分を持たない。従っ
て、扉本体11の外側から目視で第二の錠20の存在を
確認することができない。第二の錠20は、電波を搬送
波として特定の施錠信号を受信すると、施錠される。特
定の施錠信号とは、この第二の錠の施錠に関連づけられ
た信号であり、予め定められる。次に、第二の錠20
は、電波を搬送波として特定の解錠信号を受信すると、
解錠される。特定の解錠信号とは、この第二の錠の解錠
に関連ずけられた信号であり、予め定められる。
【0021】次に、上述の第二の錠の構造の詳細を説明
する。図2は、補助錠の平面断面図である。補助錠20
は、本締り錠であり、信号処理装置21と施錠解錠器2
5と第二のシリンダカム27と第二のデッドボルト28
と第二のシリンダ軸26とを有する。信号処理装置21
は、受信器22と復調器23と判別器24とを有し、搬
送波に乗った信号を受信し、その信号が施錠信号か解錠
信号かその他の信号かを判別し、その信号に関連づけら
れた駆動信号を出力できる。受信器22は、電波を受信
し電気信号に変換し、電気出力を出力する。復調器23
は、その電気出力を復調し、信号出力を出力する。判別
器24は、その信号出力を判別し、その信号が施錠信号
か解錠信号かその他の信号かを判別し、施錠信号か解錠
信号かであれば、その信号に対応した駆動信号を施錠解
錠器25に出力する。例えば、信号が施錠信号であれば
駆動信号は180度右回転指示の信号であり、信号が解
錠信号であれば駆動信号は180度左回転指示の信号で
ある。
する。図2は、補助錠の平面断面図である。補助錠20
は、本締り錠であり、信号処理装置21と施錠解錠器2
5と第二のシリンダカム27と第二のデッドボルト28
と第二のシリンダ軸26とを有する。信号処理装置21
は、受信器22と復調器23と判別器24とを有し、搬
送波に乗った信号を受信し、その信号が施錠信号か解錠
信号かその他の信号かを判別し、その信号に関連づけら
れた駆動信号を出力できる。受信器22は、電波を受信
し電気信号に変換し、電気出力を出力する。復調器23
は、その電気出力を復調し、信号出力を出力する。判別
器24は、その信号出力を判別し、その信号が施錠信号
か解錠信号かその他の信号かを判別し、施錠信号か解錠
信号かであれば、その信号に対応した駆動信号を施錠解
錠器25に出力する。例えば、信号が施錠信号であれば
駆動信号は180度右回転指示の信号であり、信号が解
錠信号であれば駆動信号は180度左回転指示の信号で
ある。
【0022】施錠解錠器25は、駆動信号に対応して、
その出力軸をその駆動信号に関連ずけられた方向へ回転
させる。シリンダ軸26は、施錠解錠器25の出力軸と
第二のシリンダカム27とを同時に回転可能になる様に
連結している。第二のデッドボルト28は、角形断面を
した棒であり、扉の側部から突出可能になっている。そ
の第二のデッドボルト28は、突出して、扉枠12に設
置された対応する第二の受座29の第二のデッドボルト
用穴に勘合可能になっている。第二のシリンダカム27
は、第二のデッドボルト28に係合し、その回転により
第二のデッドボルト28を扉本体11の側部から突出さ
せる。
その出力軸をその駆動信号に関連ずけられた方向へ回転
させる。シリンダ軸26は、施錠解錠器25の出力軸と
第二のシリンダカム27とを同時に回転可能になる様に
連結している。第二のデッドボルト28は、角形断面を
した棒であり、扉の側部から突出可能になっている。そ
の第二のデッドボルト28は、突出して、扉枠12に設
置された対応する第二の受座29の第二のデッドボルト
用穴に勘合可能になっている。第二のシリンダカム27
は、第二のデッドボルト28に係合し、その回転により
第二のデッドボルト28を扉本体11の側部から突出さ
せる。
【0023】次に、この第二の錠に対応する電子鍵50
の構造を説明する。電子鍵50は、スイッチ51と発信
器52と変調器53と信号発生器54とを有し、その電
子鍵50に特有の信号を搬送波にのせた電波を発信でき
る。スイッチ51は、人間の操作に従ってトリガー信号
を出力する。信号発生器52は、そのトリガー信号に刺
激されて、補助錠に対応した信号を出力する。変調器5
3は、その信号を搬送波に乗せて、電気信号を出力す
る。発信器54は、その電気信号を電波に変換し、電波
を出力する。
の構造を説明する。電子鍵50は、スイッチ51と発信
器52と変調器53と信号発生器54とを有し、その電
子鍵50に特有の信号を搬送波にのせた電波を発信でき
る。スイッチ51は、人間の操作に従ってトリガー信号
を出力する。信号発生器52は、そのトリガー信号に刺
激されて、補助錠に対応した信号を出力する。変調器5
3は、その信号を搬送波に乗せて、電気信号を出力す
る。発信器54は、その電気信号を電波に変換し、電波
を出力する。
【0024】次に、この実施形態の錠付き扉の本締りに
ついて説明する。扉を閉めた後、第一の鍵80を扉10
の外側から第一の錠30のシリンダ31に挿入して、所
定の方向に回転させる。第一の鍵80を回転させると、
第一のシリンダ31の出力軸が回転し、第一のシリンダ
軸33を経由して第一のシリンダカム34が回転し、第
一のシリンダカム34に係合する第一のデッドボルト3
5を扉本体11の側面から突出させる。突出した第一の
デッドボルト35は、扉枠12に設けられた対応する第
一の受座36の第一のデッドボルト用穴に勘合する。
ついて説明する。扉を閉めた後、第一の鍵80を扉10
の外側から第一の錠30のシリンダ31に挿入して、所
定の方向に回転させる。第一の鍵80を回転させると、
第一のシリンダ31の出力軸が回転し、第一のシリンダ
軸33を経由して第一のシリンダカム34が回転し、第
一のシリンダカム34に係合する第一のデッドボルト3
5を扉本体11の側面から突出させる。突出した第一の
デッドボルト35は、扉枠12に設けられた対応する第
一の受座36の第一のデッドボルト用穴に勘合する。
【0025】さらに、電子鍵50のスイッチ51を押し
て、第二の錠20に電波を搬送波として特定の施錠信号
を送信する。第二の錠20は、電波を搬送波として特定
の施錠信号を受信すると、施錠される。第二の扉20が
施錠されると、第二のデッドボルト28が、扉本体11
の側部から突出し、扉枠12の内のりに設けられた第二
の受座29の第二のデッドボルト用穴に勘合した状態に
なる。第二のデッドボルト28が第二のデッドボルト用
穴に勘合しているので、扉10が開かなくなる。
て、第二の錠20に電波を搬送波として特定の施錠信号
を送信する。第二の錠20は、電波を搬送波として特定
の施錠信号を受信すると、施錠される。第二の扉20が
施錠されると、第二のデッドボルト28が、扉本体11
の側部から突出し、扉枠12の内のりに設けられた第二
の受座29の第二のデッドボルト用穴に勘合した状態に
なる。第二のデッドボルト28が第二のデッドボルト用
穴に勘合しているので、扉10が開かなくなる。
【0026】この本締りを解くには、第一の鍵80を扉
10の外側から第一の錠30のシリンダ31に挿入し
て、所定の方向に回転させる。第一のデッドボルト35
が第一のデッドボルト用穴から引き抜かれる。さらに、
電子鍵50のスイッチ51を押して、第二の錠20に電
波を搬送波として特定の解錠信号を送信する。第二のデ
ッドボルト28が受座29の第二のデッドボルト用穴か
ら引き抜かれる。従って、扉10が開放可能になる。
10の外側から第一の錠30のシリンダ31に挿入し
て、所定の方向に回転させる。第一のデッドボルト35
が第一のデッドボルト用穴から引き抜かれる。さらに、
電子鍵50のスイッチ51を押して、第二の錠20に電
波を搬送波として特定の解錠信号を送信する。第二のデ
ッドボルト28が受座29の第二のデッドボルト用穴か
ら引き抜かれる。従って、扉10が開放可能になる。
【0027】本発明の第二の実施形態の概要を図を基に
説明する。図3は、本発明の実施形態の正面図である。
錠付き扉の構造は鍵以外は第一の実施形態と同様であ
る。従って錠付き扉の説明は省略する。この鍵60は、
第一の鍵66と第二の鍵とを備えている。その第一の鍵
66は、例えば、ピン・タンブラー式の第一の錠に対応
する機械式鍵である。その第二の鍵は、電子鍵であり、
鍵の握り部65に設けられる。電子鍵は、スイッチ61
と発信器62と変調器63と信号発生器64を有し、そ
の電子鍵に特有の信号を搬送波に乗せた電波を発信でき
る。スイッチ61は、人間の操作に従ってトリガー信号
を出力する。このスイッチ61は、例えば握り部65の
側面に設けられ、鍵を第一の錠の第一のシリンダにさし
て施錠操作または解除操作をする時に操作しやすい場所
に設けるのが好ましい。信号発生器62は、そのトリガ
ー信号に刺激されて、補助錠に対応した信号を出力す
る。変調器63は、その信号を搬送波に乗せて、電気信
号を出力する。発信器64は、その電気信号を電波に変
換し、電波を出力する。
説明する。図3は、本発明の実施形態の正面図である。
錠付き扉の構造は鍵以外は第一の実施形態と同様であ
る。従って錠付き扉の説明は省略する。この鍵60は、
第一の鍵66と第二の鍵とを備えている。その第一の鍵
66は、例えば、ピン・タンブラー式の第一の錠に対応
する機械式鍵である。その第二の鍵は、電子鍵であり、
鍵の握り部65に設けられる。電子鍵は、スイッチ61
と発信器62と変調器63と信号発生器64を有し、そ
の電子鍵に特有の信号を搬送波に乗せた電波を発信でき
る。スイッチ61は、人間の操作に従ってトリガー信号
を出力する。このスイッチ61は、例えば握り部65の
側面に設けられ、鍵を第一の錠の第一のシリンダにさし
て施錠操作または解除操作をする時に操作しやすい場所
に設けるのが好ましい。信号発生器62は、そのトリガ
ー信号に刺激されて、補助錠に対応した信号を出力す
る。変調器63は、その信号を搬送波に乗せて、電気信
号を出力する。発信器64は、その電気信号を電波に変
換し、電波を出力する。
【0028】上述の第一の実施形態の錠付き扉の構造を
採用すれば、第一の錠を扉の外側から鍵をつかって解錠
し、さらに第二の錠を扉の外側から電子鍵によって信号
を送信して解錠しなければ、扉を開けることが出来な
い。そして、鍵を持たない者が錠を攻撃して扉をあける
試みをした際に、その者が第一の錠の存在を容易に知る
ことができるが、第二の錠の存在を知ることができな
い。従って、第一の錠に対する攻撃に成功しても、扉を
開けることができない。さらに、その者は、なにゆえに
扉を開けることができないかを理解できない。また、第
二の錠の設置場所やその形式を認識できないので、その
者は第二の錠に対する攻撃方法を選択するための手掛か
りを扉の外側から知得することができない。従って、特
定の者以外の者は、錠付き扉への攻撃をあきらめる。ま
た、第二の実施形態の錠付き扉の構造を採用すれば、一
つの鍵が第一の鍵の機能と第二の鍵の機能とを有してお
り、第一の錠の解錠操作に伴い第二の錠を解錠できるの
で、一回の特定操作で2つの錠を解錠できる。従って、
鍵を有する者は、日常生活の中で第二の錠の存在を特別
に意識しなくてもよい。
採用すれば、第一の錠を扉の外側から鍵をつかって解錠
し、さらに第二の錠を扉の外側から電子鍵によって信号
を送信して解錠しなければ、扉を開けることが出来な
い。そして、鍵を持たない者が錠を攻撃して扉をあける
試みをした際に、その者が第一の錠の存在を容易に知る
ことができるが、第二の錠の存在を知ることができな
い。従って、第一の錠に対する攻撃に成功しても、扉を
開けることができない。さらに、その者は、なにゆえに
扉を開けることができないかを理解できない。また、第
二の錠の設置場所やその形式を認識できないので、その
者は第二の錠に対する攻撃方法を選択するための手掛か
りを扉の外側から知得することができない。従って、特
定の者以外の者は、錠付き扉への攻撃をあきらめる。ま
た、第二の実施形態の錠付き扉の構造を採用すれば、一
つの鍵が第一の鍵の機能と第二の鍵の機能とを有してお
り、第一の錠の解錠操作に伴い第二の錠を解錠できるの
で、一回の特定操作で2つの錠を解錠できる。従って、
鍵を有する者は、日常生活の中で第二の錠の存在を特別
に意識しなくてもよい。
【0029】本発明は以上に述べた実施形態に限られる
ものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で各種の変
更が可能である。実施例では、第一の錠をピン・タンブ
ラー式であるとして説明したが、これに限定されず、例
えば、ウォード式、レバー・タンブラー式、スライディ
ングタンブラー式、ディスクタンブラー式、コンビネー
ション・ロック式、又はマグネッチック・タンブラー式
でもよい。また、第二の錠を解錠するための信号の搬送
波として電波で説明したがこれに限定されず、例えば、
磁場、電磁誘導、音波、又は赤外線でもよい。また、特
定操作として、ワイヤレス形式を使用した例で説明した
が、これに限定されず、例えば、ワイヤ式の一例である
電話を使用してもよい。また、扉は建物のドアを例に説
明したがこれに限定されず、例えば、自動車のドア、又
は金庫の蓋等でもよい。
ものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で各種の変
更が可能である。実施例では、第一の錠をピン・タンブ
ラー式であるとして説明したが、これに限定されず、例
えば、ウォード式、レバー・タンブラー式、スライディ
ングタンブラー式、ディスクタンブラー式、コンビネー
ション・ロック式、又はマグネッチック・タンブラー式
でもよい。また、第二の錠を解錠するための信号の搬送
波として電波で説明したがこれに限定されず、例えば、
磁場、電磁誘導、音波、又は赤外線でもよい。また、特
定操作として、ワイヤレス形式を使用した例で説明した
が、これに限定されず、例えば、ワイヤ式の一例である
電話を使用してもよい。また、扉は建物のドアを例に説
明したがこれに限定されず、例えば、自動車のドア、又
は金庫の蓋等でもよい。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように本発明の錠付き扉
は、その構成により、以下の効果を有する。錠つき扉
は、扉と第一の錠と第二の錠を備え、第一の錠を扉の外
側から解錠し、かつ第二の錠を扉の外側からの特定操作
により解錠しなければ、扉を開くことができず、さら
に、第一の錠は、外部からその存在を目視確認できる
が、第二の錠は外部からその存在を目視確認できないの
で、第三者は、第一の錠と第二の錠の両方を解錠しなけ
れば扉を開くことが出来ないにもかかわらず、扉を施錠
した第一の錠の存在を認識できるが、さらに扉を施錠し
た第二の錠の存在を認識できない。さらに、錠つき扉
は、扉と第一の錠と第二の錠を備え、第一の錠を扉の外
側から解錠し、かつ第二の錠を扉の外側からの搬送波に
乗った信号の送信操作により解錠しなければ、扉を開く
ことができず、さらに、第一の錠は、外部からその存在
を目視確認できるが、第二の錠は外部からその存在を目
視確認できないので、第三者は、第一の錠と第二の錠の
両方を解錠しなければ扉を開くことが出来ないにもかか
わらず、扉を施錠した第一の錠の存在を認識できるが、
さらに扉を施錠した第二の錠の存在を認識できず、また
さらに搬送波の種類と信号を知らなければ第二の錠を解
錠することができない。またさらに、鍵が第一の錠を解
錠でき、さらにその鍵が第一の錠を解錠する作業に伴っ
て、その特定操作をおこなう手段を有しているので、扉
の外側からの鍵による第一の錠の解錠操作に伴って、第
二の錠の解錠が可能であるので、鍵を有している特定の
者は、鍵による第一の錠の解除操作と第二の錠の解錠操
作を並行して実施可能でありるので、第一の錠と第二の
錠をほぼ同じタイミングで解錠できる。従って、鍵等を
所持している特定の者にとっては操作が容易で、特定の
者以外にとっては不法侵入のより困難な錠付き扉の構造
を提供できる。
は、その構成により、以下の効果を有する。錠つき扉
は、扉と第一の錠と第二の錠を備え、第一の錠を扉の外
側から解錠し、かつ第二の錠を扉の外側からの特定操作
により解錠しなければ、扉を開くことができず、さら
に、第一の錠は、外部からその存在を目視確認できる
が、第二の錠は外部からその存在を目視確認できないの
で、第三者は、第一の錠と第二の錠の両方を解錠しなけ
れば扉を開くことが出来ないにもかかわらず、扉を施錠
した第一の錠の存在を認識できるが、さらに扉を施錠し
た第二の錠の存在を認識できない。さらに、錠つき扉
は、扉と第一の錠と第二の錠を備え、第一の錠を扉の外
側から解錠し、かつ第二の錠を扉の外側からの搬送波に
乗った信号の送信操作により解錠しなければ、扉を開く
ことができず、さらに、第一の錠は、外部からその存在
を目視確認できるが、第二の錠は外部からその存在を目
視確認できないので、第三者は、第一の錠と第二の錠の
両方を解錠しなければ扉を開くことが出来ないにもかか
わらず、扉を施錠した第一の錠の存在を認識できるが、
さらに扉を施錠した第二の錠の存在を認識できず、また
さらに搬送波の種類と信号を知らなければ第二の錠を解
錠することができない。またさらに、鍵が第一の錠を解
錠でき、さらにその鍵が第一の錠を解錠する作業に伴っ
て、その特定操作をおこなう手段を有しているので、扉
の外側からの鍵による第一の錠の解錠操作に伴って、第
二の錠の解錠が可能であるので、鍵を有している特定の
者は、鍵による第一の錠の解除操作と第二の錠の解錠操
作を並行して実施可能でありるので、第一の錠と第二の
錠をほぼ同じタイミングで解錠できる。従って、鍵等を
所持している特定の者にとっては操作が容易で、特定の
者以外にとっては不法侵入のより困難な錠付き扉の構造
を提供できる。
【図1】本発明の実施形態の正面図である。
【図2】本発明の第一の実施形態の平面断面図である。
【図3】本発明の第二の実施形態の正面である。
【図4】従来の正面図である。
【図5】従来の平面断面図である。
【図6】従来の平面断面図である。
1 錠付き扉 10 錠 11 扉本体 12 扉枠 20 第二の錠 21 信号処理装置 22 受信器 23 復調器 24 判別器 25 施錠解錠器 26 第二のシリンダ軸 27 第二のシリンダカム 28 第二のデッドボルト 29 第二の受座 30 第一の錠 31 シリンダ 32 サムターン 33 シリンダ軸 34 シリンダカム 35 デッドボルト 36 受座 40 空錠 41 ノブ 42 ラッチ 50 電子鍵(第一の実施形態) 51 スイッチ 52 信号発生器 53 変調器 54 信号発生器 60 鍵(第二の実施形態) 61 スイッチ 62 信号発生器 63 変調器 64 信号発生器 65 握り部 66 機械式鍵 70 補助錠 71 シリンダ 72 サムターン 73 シリンダ軸 74 シリンダカム 75 デッドボルト 76 受座 80 鍵 90 鍵
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // B60R 25/00 605 B60R 25/00 605 (72)発明者 酒井 義 東京都千代田区大手町二丁目2番1号 石 川島播磨重工業株式会社本社内 Fターム(参考) 2E250 AA02 AA03 AA08 AA14 AA21 BB08 BB66 FF24 FF35 FF36 FF38 FF39 HH01 JJ05 LL01 PP15 SS09 TT04
Claims (3)
- 【請求項1】 扉と、扉の外側から施錠と解錠とが可能
でその一部分が外側から目視可能な第一の錠と、扉の外
側からの特定操作により解錠が可能で外側から目視不可
能な第二の錠とを備えることを特徴とする錠付き扉。 - 【請求項2】 特定操作が、搬送波に乗った信号の送信
操作であることを特徴とする請求項1記載の錠付き扉。 - 【請求項3】 さらに、第一の錠を解錠できる鍵を備
え、その鍵が、第一の錠を解錠する作業に伴ってその特
定操作をおこなう手段を有していることを特徴とする請
求項1もしくは請求項2に記載の錠付き扉。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000261387A JP2002070384A (ja) | 2000-08-30 | 2000-08-30 | 錠付き扉 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000261387A JP2002070384A (ja) | 2000-08-30 | 2000-08-30 | 錠付き扉 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002070384A true JP2002070384A (ja) | 2002-03-08 |
Family
ID=18749233
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000261387A Pending JP2002070384A (ja) | 2000-08-30 | 2000-08-30 | 錠付き扉 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002070384A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2017077563A1 (ja) * | 2015-11-02 | 2017-05-11 | 株式会社無有 | ドア |
-
2000
- 2000-08-30 JP JP2000261387A patent/JP2002070384A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2017077563A1 (ja) * | 2015-11-02 | 2017-05-11 | 株式会社無有 | ドア |
JPWO2017077563A1 (ja) * | 2015-11-02 | 2017-11-09 | 株式会社無有 | ドア |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN201106325Y (zh) | 射频钥匙防盗报警锁 | |
CN106555539A (zh) | 基于人脸识别技术的智能防盗门 | |
EP1457932A2 (en) | Passive keyless entry system for vehicle | |
JP2002070384A (ja) | 錠付き扉 | |
CN201158989Y (zh) | 智能无线遥控防盗电子锁 | |
KR101449437B1 (ko) | 추가 내부 잠금장치를 갖는 디지털 도어록 | |
KR101533334B1 (ko) | 안티패닉형 문 잠금장치용 문 내측 손잡이 | |
JPH0312126Y2 (ja) | ||
CN201190468Y (zh) | Id数码锁的复位装置 | |
JP3481937B1 (ja) | シリンダー錠前破錠阻止カバーおよび防犯シリンダー錠前 | |
KR200334250Y1 (ko) | 디지털 도어록 | |
CN201269027Y (zh) | 具有被撬报警功能的防盗门 | |
CN106522689B (zh) | 双锁与手机联合防盗的门锁 | |
JP3068214U (ja) | ダミ―キ― | |
CN211286994U (zh) | 一种防盗门锁 | |
US20230046991A1 (en) | A vandal-proof mechatronic lock system | |
JP3193957B2 (ja) | 防犯錠前 | |
JP4376498B2 (ja) | 住宅用ドアシステム | |
KR200345893Y1 (ko) | 출입문용 보조 잠금장치 | |
CN216277376U (zh) | 一种两级密码机械锁装置 | |
CN101270630A (zh) | 具有被撬报警功能的防盗门 | |
CN207988834U (zh) | 一种安全性高的铜门 | |
KR100547291B1 (ko) | 무단 해정 방지 조립체 | |
KR200260092Y1 (ko) | 이중잠금장치를 갖는 도어키 | |
JP2002070370A (ja) | サムターン錠 |