JP2002069644A - 薄膜製造装置および薄膜製造方法 - Google Patents

薄膜製造装置および薄膜製造方法

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JP2002069644A
JP2002069644A JP2000258336A JP2000258336A JP2002069644A JP 2002069644 A JP2002069644 A JP 2002069644A JP 2000258336 A JP2000258336 A JP 2000258336A JP 2000258336 A JP2000258336 A JP 2000258336A JP 2002069644 A JP2002069644 A JP 2002069644A
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JP
Japan
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tape
thin film
film
catalyst body
film manufacturing
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Application number
JP2000258336A
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English (en)
Inventor
Naoji Nada
直司 名田
Hideki Matsumura
英樹 松村
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Japan Advanced Institute of Science and Technology
Sony Corp
Original Assignee
Japan Advanced Institute of Science and Technology
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プラズマによる損傷を受けることなく、テー
プ(例えば蒸着テープ)表面に保護膜を均一な膜厚で形
成する装置および方法を提供する。 【解決手段】 処理室11と、この処理室11内に原料
ガスを供給するガス供給部17と、処理室11内の成膜
領域Aにテープ31を供給するテープ送り機構21と、
ガス供給部17とテープ送り機構21より供給されるテ
ープ31の成膜領域Aとの間に配置した触媒体18とを
備えたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、薄膜製造装置およ
び薄膜製造方法に関し、詳しくは触媒CVD法を実施す
る薄膜製造装置および薄膜製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、蒸着テープの保護膜には、プラズ
マCVD法により成膜したダイヤモンド状カーボン膜を
用いている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
技術では、以下のような問題点がある。 (1)プラズマCVD法による保護膜の成膜では、成膜
中に異常放電が発生し、蒸着テープに損傷を与え、歩留
りを低下させることがある。 (2)大面積にわたって均一にプラズマを発生させるこ
とが困難なため、現在よりもテープ幅を広げることがで
きない。また、均一な膜厚を得るためには、ガス圧を一
定に保持することや電極構造を工夫する必要がある。 (3)プラズマ放電を安定して発生、維持させる圧力範
囲が狭く、圧力コントロールを精密に行わなければなら
ない。 (4)プラズマCVD装置の電極に膜が付着するために
定期的にクリーニングが必要になる。
【0004】また、ディスク状記憶媒体ではスパッタリ
ング法により保護膜を形成している。この場合にも上記
プラズマCVD法による成膜と同様に、上記プラズマに
起因する諸問題が生じる。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するためになされた薄膜製造装置および薄膜製造方法
である。
【0006】本発明の薄膜製造装置は、処理室と、前記
処理室内に原料ガスを供給するガス供給部と、前記処理
室内の成膜領域にテープを供給するテープ送り機構と、
前記ガス供給部と前記テープ送り機構より供給されるテ
ープの前記成膜領域との間に配置した触媒体と、前記触
媒体を加熱する電力を供給する電源とを備えたものであ
る。
【0007】上記薄膜製造装置では、電源より供給され
る電力により触媒体を加熱するとともにガス供給部より
処理室内に原料ガスを供給し、その原料ガスを加熱され
た触媒体に接触および接近させることによって原料ガス
の少なくとも一部を分解して堆積種を生成し、テープ送
り機構により成膜領域に送給されたテープにその堆積種
を堆積して薄膜を形成する。
【0008】本発明の薄膜製造方法は、加熱された触媒
体により原料ガスの少なくとも一部が分解されて発生す
る堆積種を堆積して薄膜を形成する触媒CVD法によっ
て、情報記録媒体に薄膜を形成する。
【0009】上記薄膜製造方法では、プラズマを発生さ
せることなく薄膜を情報記録媒体に形成することが可能
になるので、プラズマによる損傷を受けることが無い。
そのため、情報を記録する例えば磁性層を損傷すること
なく、磁性層を被覆する保護膜を形成することができる
ので、情報記録媒体への薄膜製造の歩留りを高め、しか
も信頼性の高い薄膜が形成される。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の薄膜製造装置に係る第1
の実施の形態を、図1の概略構成断面図によって説明す
る。図1では、記録層を形成した蒸着テープに薄膜(保
護膜)を形成する薄膜製造装置(触媒CVD装置)の一
例を示す。
【0011】図1に示すように、薄膜製造装置1には、
処理室11が備えられている。この処理室11は、テー
プ31に薄膜を成膜する成膜室12と、その成膜室12
の上部に設けたもので成膜前後のテープ31を収納する
収納室13とが仕切り板14と後に説明する主ロール2
4とによって分離されている。したがって、各仕切り板
14は主ロール24によって送給されるテープ31に接
触しないように、各仕切り板14の一端辺は上記主ロー
ル24の近傍に設置される。
【0012】上記処理室11の成膜室12内には、原料
ガスを供給するガス供給部17が、成膜領域Aに対向す
る位置として、例えば処理室11の底部側に設置されて
いる。このガス供給部17は、例えばシャワーノズルで
構成されていて、テープ31の幅よりも広い範囲に原料
ガスが供給できるように、テープ31の幅よりも広い範
囲に原料ガスの吹き出し孔が形成されている。また、図
示はしないが、上記ガス供給部17には原料ガスを供給
するガス供給源が接続されている。
【0013】また、上記処理室11内には、成膜領域A
にテープ31を供給するテープ送り機構21が設置され
ている。このテープ送り機構21は、成膜されるテープ
31が巻かれる巻き出し用ロール22と、巻き出し用ロ
ール22から送り出されたテープ31を巻き取る巻き取
り用ロール23と、巻き出し用ロール22から送り出さ
れたテープ31を成膜領域Aに案内する主ロール24と
から構成されている。図示した例では、収納室13内に
巻き出し用ロール22と巻き取り用ロール23とが回動
自在に併設されている。また、上記成膜室12と上記収
納室13とを仕切り板14とともに分離するように、巻
き出し用ロール22と巻き取り用ロール23との下部方
向の位置には、主ロール24が回動自在に設置されてい
る。また、主ロール24は、その表面(テープ31が巻
きつけられる面)温度を制御する温度制御機能を備えて
いてもよい。
【0014】また、テープ31を巻き出し用ロール22
から主ロール24に案内する案内ロール25が巻き出し
用ロール22と主ロール24との間に回動自在に設置さ
れているとともに、テープ31を主ロール24から巻き
取り用ロール23に案内する案内ロール26が巻き取り
用ロール23と主ロール24との間に回動自在に設置さ
れている。
【0015】上記テープ送り機構21(主ロール24)に
より供給されるテープ31の成膜領域Aと上記ガス供給
部17との間には触媒体18が設置されている。図2に
示すように、上記触媒体18は例えば、タングステン線
を折れ線状に整形したものからなり、テープ31の幅W
tよりも広い幅Wcを有する。このように、触媒体18
となるタングステン線は、上記テープ31の幅方向で堆
積される膜厚が均一になるように、形状を整える必要が
ある。例えば、上記テープ31の幅方向における上記触
媒体18との距離が均等になるように上記タングステン
線は整形加工されている。
【0016】上記触媒体18には、この触媒体18へ電
力を供給して触媒体18を加熱させる電源19が接続さ
れている。
【0017】さらに、成膜室12には、各室内のガスを
排気する排気装置(例えば真空ポンプ)(図示せず)が
設置されている。
【0018】上記薄膜製造装置1では、電源19により
電力を供給して触媒体18を1600℃〜2000℃に
加熱するとともにガス供給部17より処理室11(成膜
室12)内に原料ガスを供給し、その原料ガスを加熱し
た触媒体18に接触および接近させることによって原料
ガスの少なくとも一部を分解して堆積種を生成し、テー
プ送り機構21により成膜領域Aに送給されたテープ3
1にその堆積種を堆積して薄膜を形成する。そのため、
プラズマを発生させることなく、薄膜を成膜できるの
で、テープ31がプラズマによって損傷することがな
い。その結果、テープ31表面に保護膜を成膜する工程
の歩留りを高めることができる。また、主ロール24に
テープ31を巻き付けることにより、テープ31と主ロ
ール24表面との熱接触を向上させ、成膜時のテープ3
1表面を適切な温度に制御することができる。
【0019】次に、本発明の薄膜製造方法に係る第1の
実施の形態を、前記図1の概略構成図および図2によっ
て説明する。この薄膜製造方法に係る第1の実施の形態
では、前記図1によって説明した薄膜製造装置を用いて
テープに薄膜(例えば保護膜)を形成する一例として、
情報記録媒体となる記録層を形成した蒸着テープの記録
層形成面に保護膜を形成する方法を説明する。
【0020】図1に示すように、処理室11内にテープ
31が巻かれた巻き出し用ロール22を設置し、テープ
31(蒸着テープ)の記録層形成面31mが保護膜の成膜
面となるように、テープ31を主ロール24に巻きつけ
る。主ロール24に巻きつけられたテープ31は成膜領
域Aを通り、保護膜が成膜される。そして成膜室12で
保護膜(図示せず)が形成されたテープ31は、巻き取
り用ロール23に巻き取られる。図1中のテープ31に
沿った矢印はテープ31の送り方向を示している。
【0021】成膜室12と、巻き出し用ロール22およ
び巻き取り用ロール23が設置されている収納部13と
は仕切り板14によって仕切られていて、成膜材料がロ
ール等に付着するのを防いでいる。保護膜は、真空ポン
プ(図示せず)により真空排気された成膜室12におい
て、電源19により供給された電力により加熱された触
媒体18表面でガス供給部17から導入された原料ガス
の少なくとも一部が分解して発生する堆積種がテープ3
1表面に到達することにより形成される。すなわち、触
媒CVD法により保護膜がテープ31の成膜面に形成さ
れる。その際、触媒体18はテープ31の幅Wtよりも
広く形成されていて、かつガス供給部17より原料ガス
はテープ31の幅Wtより広い範囲に供給されるので、
テープ31の幅方向に均一に堆積種が堆積され、均一な
膜厚の保護膜が形成される。
【0022】上記薄膜製造方法では、プラズマを発生さ
せることなく薄膜を情報記録媒体のテープ31に形成す
ることが可能になるので、テープ31はプラズマによる
損傷を受けることが無い。そのため、例えば磁気テープ
の場合には、情報を記録する磁性層を損傷することな
く、磁性層を被覆する保護膜を形成することができるの
で、磁気テープへの保護膜製造の歩留りを高め、しかも
信頼性の高い均一な膜厚の保護膜が形成される。
【0023】次に、本発明の薄膜製造装置に係る第2の
実施の形態を、図3の概略構成図によって説明する。
【0024】図3に示すように、薄膜製造装置2には、
処理室11が備えられている。この処理室11は、テー
プ31に薄膜を成膜する複数の成膜室12(12a、1
2b、12c、12d)と、それら成膜室12の上部に
設けたもので成膜前後のテープ31を収納する収納室1
3とが仕切り板14と後に説明する主ロール24とによ
って分離されている。また、各成膜室12a、12b、1
2c、12dは仕切り板15(15a、15b、15c)
によって分離されている。したがって、各仕切り板1
4、15は主ロール24によって送給されるテープ31
に接触しないように、各仕切り板14、15の一端辺は
上記主ロール24の近傍に設置される。
【0025】また、各成膜室12(12a、12b、12
c、12d)内には、原料ガスを供給するガス供給部1
7(17a、17b、17c、17d)が、それぞれに設
置されている。各ガス供給部17は、例えばシャワーノ
ズルで構成されていて、テープ31の幅よりも広い範囲
に原料ガスが供給できるように、テープ31の幅よりも
広い範囲に原料ガスの吹き出し孔が形成されている。ま
た、図示はしないが、上記各ガス供給部17には原料ガ
スを供給するガス供給源が接続されている。
【0026】また、上記処理室11の収納室13内に
は、各成膜領域A(A1、A2、A3、A4)にテープ
31を供給するテープ送り機構21が設置されている。
このテープ送り機構21は、成膜されるテープ31が巻
かれる巻き出し用ロール22と、巻き出し用ロール22
から送り出されたテープ31を巻き取る巻き取り用ロー
ル23と、巻き出し用ロール22から送り出されたテー
プ31を各成膜領域A(A1、A2、A3、A4)に案
内する主ロール24とから構成されている。図示した例
では、収納室13内に巻き出し用ロール22と巻き取り
用ロール23とが回動自在に併設されていて、それらの
下部方向に主ロール24が回動自在に設置されている。
また、テープ31を巻き出し用ロール22から主ロール
24に案内する案内ロール25が巻き出し用ロール22
と主ロール24との間に回動自在に設置されているとと
もに、テープ31を主ロール24から巻き取り用ロール
23に案内する案内ロール26が巻き取り用ロール23
と主ロール24との間に回動自在に設置されている。
【0027】上記テープ送り機構21(主ロール24)に
より供給されるテープ31の各成膜領域Aと上記各ガス
供給部17との間には触媒体18(18a、18b、18
c、18d)が、それぞれに設置されている。前記図2
に示すように、上記各触媒体18は例えば、タングステ
ン線を折れ線状に整形したものからなり、テープ31の
幅Wtよりも広い幅Wcを有する。このように、各触媒
体18となるタングステン線は、上記テープ31の幅方
向で堆積される膜厚が均一になるように、形状を整える
必要がある。例えば、上記テープ31の幅方向における
上記各触媒体18との距離が均等になるように上記タン
グステン線は整形加工されている。
【0028】上記各触媒体18(18a、18b、18
c、18d)には、触媒体18へ通電して触媒体18を
加熱させる電力を供給する電源19(19a、19b、1
9c、19d)が、それぞれに接続されている。
【0029】さらに、各成膜室12(12a、12b、1
2c、12d)には、各室内のガスを排気する排気装置
(例えば、真空ポンプ)(図示せず)がそれぞれに設置
されている。
【0030】上記薄膜製造装置2では、各触媒体加熱用
電源19により各触媒体18を1600℃〜2000℃
に加熱するとともに各ガス供給部17より各成膜室12
内に原料ガスを供給し、その原料ガスを加熱した触媒体
18に接触および接近させることによって原料ガスの少
なくとも一部を分解して堆積種を生成し、テープ送り機
構21により成膜領域Aに送給されたテープ31にその
堆積種を堆積して薄膜を形成する。そのため、成膜室1
2毎に異なる種類の薄膜を成膜することができる。すな
わち、複合積層膜を形成することができる。また、各成
膜室12で同一種類の成膜を行えば、膜厚の厚い膜を迅
速に成膜することができる。よって、TATを短縮する
ことができる。また、プラズマを発生させることなく薄
膜を成膜することができるので、プラズマによってテー
プ31が損傷することがない。その結果、テープ31表
面に保護膜を成膜する工程の歩留りを高めることができ
る。
【0031】上記薄膜製造装置2においては4つの成膜
室12を設けたが、前記第1の実施の形態で説明したよ
うに1室であってもよく、もしくは、2室以上であって
もよい。例えば、1室の成膜室では十分な厚さの薄膜が
得られない場合、または異なる材料もしくは異なる膜質
の膜を積層する場合には、複数の成膜室12を設けた薄
膜製造装置2を用いて、成膜することが便利である。ま
た、成膜室12毎に異なる種類の膜を堆積すれば、さら
に高機能な膜を形成することが可能である。また,各成
膜室12内に設置される触媒体18は、目的に応じた薄
膜の形成方法に適した形状および材質が選択される。さ
らに、各触媒体18の設置密度、設置面積を調節するこ
とにより、積層する各薄膜の厚みを自在に制御して組み
合わせることもできる。
【0032】また、複数の成膜室は、上記説明したよう
に一つの主ロール24の周囲のみに設けるのではなく、
図示はしないが、回動自在に複数の主ロールを設け、各
主ロールによって送給されるテープの送給経路に、仕切
り板で仕切られた複数の成膜室を形成してもよい。
【0033】次に、本発明の薄膜製造方法に係る第2の
実施の形態を、前記図3の概略構成断面図および図2に
よって説明する。この薄膜製造方法に係る第2の実施の
形態では、前記図3によって説明した薄膜製造装置2を
用いてテープに複数層の薄膜(例えば保護膜)を形成す
る方法を説明する。
【0034】図3に示すように、処理室11内にテープ
31が巻かれた巻き出し用ロール22を設置し、テープ
31(蒸着テープ)の記録層形成面31mが保護膜の成膜
面となるように、テープ31を主ロール24に巻きつけ
る。主ロール24に巻きつけられたテープ31は成膜領
域A1、A2、A3、A4を順に通り、薄膜(図示せ
ず)が成膜される。そして各成膜室12(12a、12
b、12c、12d)で薄膜(図示せず)が形成された
テープ31は、巻き取り用ロール23に巻き取られる。
図3中のテープ31に沿った矢印はテープ31の送り方
向を示している。
【0035】各成膜室12と、巻き出し用ロール22お
よび巻き取り用ロール23が設置されている収納部13
とは仕切り板14によって仕切られていて、成膜材料が
ロール等に付着するのを防いでいる。薄膜は、真空ポン
プ(図示せず)により真空排気された各成膜室12にお
いて、それぞれの電源19により電力が供給されて各触
媒体18が通電加熱され、当該触媒体18表面でそれぞ
れのガス供給部17から導入された原料ガスの少なくと
も一部が分解して発生する堆積種がテープ31表面に到
達することにより形成される。すなわち、触媒CVD法
により保護膜がテープ31の成膜面に形成される。その
際、各触媒体18はテープ31の幅よりも広く形成され
ていて、かつ各ガス供給部17より原料ガスはテープ3
1の幅より広い範囲に供給されるので、テープ31の幅
方向に均一に堆積種が堆積され、均一な膜厚の保護膜が
形成される。
【0036】上記薄膜製造方法では、プラズマを発生さ
せることなく薄膜の積層膜もしくは厚膜をテープ31に
形成することが可能になるので、プラズマによる損傷を
受けることが無い。そのため、例えば磁気テープの磁性
層上に保護膜を形成するような場合には、磁性層を損傷
することなく磁性層を被覆する保護膜を形成することが
できるので、保護膜製造の歩留りを高め、しかも信頼性
の高い保護膜が形成される。
【0037】本発明の薄膜製造装置に係る第3の実施の
形態を、図4の要部概略構成図によって説明する。
【0038】図4に示すように、前記第1、第2の実施
の形態で説明した薄膜製造装置1もしくは薄膜製造装置
2に用いられる触媒体18は、主ロール24のテープ3
1が巻き付けられる面の曲面形状に沿った湾曲した形状
を有しかつ主ロール24のテープ31が巻き付けられる
面と所定間隔dをおいて配置されているものであっても
よい。また、この触媒体18は、上記第1、第2の実施
の形態で説明した触媒体と同様に、テープ31の幅より
も広い幅に形成されている。
【0039】上記第3の実施の形態で説明した構成の触
媒体18を用いることによって、前記第1,第2の実施
の形態で説明した薄膜製造装置1,2よりも、さらに均
一な膜厚で薄膜を成膜することが可能になる。
【0040】また、前記薄膜製造装置に係る第1〜第3
の実施の形態で説明した主ロール24には、膜の形成中
に加熱された触媒体18からの輻射熱によるテープ31
の損傷を防止するために、内部に冷却器を備え、主ロー
ル24を冷却して膜形成を行うことも可能である。この
ように、主ロール24内に冷却器を備えた構成では、熱
によるテープ31の変形、変質、損傷を排除して、テー
プ31を良好な品質の状態に保って成膜を行うことがで
きる。さらに、テープ31を主ロール24に巻き付ける
ことにより密着させ、テープ31と主ロール24表面と
の熱接触を向上させられるので、テープ31表面を所望
の温度に制御して成膜を行うことができる。
【0041】以上、説明したように、各実施の形態で説
明した薄膜成膜装置では、触媒体18はテープ幅に応じ
て大きく形成することができ、その触媒体18に原料ガ
スを供給する構成であるため、大面積にわたって均一に
薄膜を成膜することが可能になる。特に、薄膜成膜装置
2のように、複数の成膜室12を有する構成では、堆積
種の高速堆積を実現でき、生産性を著しく向上すること
ができる。さらに、各薄膜成膜装置ともに、プラズマを
発生させない構成のため、真空から常圧という広い圧力
範囲で薄膜の成膜を行うことが可能となる。そのため、
プラズマを発生させる構成が不用となるため、装置構成
が単純になる。また、電源19は触媒体18を加熱させ
るだけでよいので、安価な電源を用いることができ、装
置コストが著しく低減できる。さらに、触媒体18が高
温(例えば1600℃〜2000℃)に加熱されるた
め、触媒体18に膜が堆積することが無いので、装置メ
ンテナンスが容易になる。
【0042】次に、本発明の薄膜製造方法に係る別の実
施の形態を説明する。まず、この製造方法を実施する薄
膜製造装置を、図5の概略構成図および図6によって説
明する。
【0043】図5に示すように、薄膜製造装置5には、
ディスク71に薄膜を成膜する処理室51が備えられて
いる。上記処理室11内の底部側には、原料ガスを供給
するガス供給部52が設置されている。このガス供給部
52は、例えばシャワーノズルで構成されている。ま
た、図示はしないが、上記ガス供給部52には原料ガス
を供給するガス供給源が接続されている。
【0044】また、上記処理室51内には、上記ガス供
給部52に対向する位置にディスクを保持するホルダ5
3が設置されている。上記ホルダ53と上記ガス供給部
52との間には触媒体54が設置されている。図6に示
すように、上記触媒体54は、上記ディスク71の成膜
面に形成される薄膜の膜厚が均一になるように、形状を
整える必要がある。例えば、タングステン線を折れ線状
に平面的に整形したものからなり、ディスク71の径D
よりも広い幅Wc1、Wc2を有する。すなわち、触媒
体54はディスク71を触媒体54に等倍で投影した領
域より広く設定され、上記ディスク71と上記触媒体5
4との距離dがディスク71の成膜面内のどの位置であ
っても均等になるようにディスク71と平行に上記タン
グステン線は整形加工されている。
【0045】上記触媒体54には、この触媒体54へ通
電して触媒体54を加熱させる触媒体加熱用電源55が
接続されている。
【0046】さらに、処理室51には、排気部56が設
けられていて、その排気部56には真空排気装置(図示
せず)が接続されている。さらに、処理室51には製造
処理前後のディスク71を一時収納するロードロック室
(図示せず)が例えばゲートバルブ(図示せず)を介し
て接続されている。
【0047】ここで本発明の薄膜製造方法に係る別の実
施の形態を、前記図5の概略構成断面図および図6によ
って説明する。この薄膜製造方法に係る実施の形態で
は、前記図5によって説明した枚葉式の薄膜製造装置5
を用いてディスクに薄膜(例えば保護膜)を形成する一
例を説明する。
【0048】図5に示すように、ロードロック室(図示
せず)より記録層が形成されたディスク(情報記録ディ
スク媒体)71を処理室51内に搬送して、ホルダ53
に記録層形成面が保護膜形成面となるように装着する。
そして、真空排気装置(図示せず)により処理室51内
を真空排気して、触媒体加熱用電源55により触媒体5
4を通電過熱し、それとともに原料ガスをガス供給部5
2より供給する。そして、触媒体54表面でガス供給部
52から導入された原料ガスの少なくとも一部が分解し
て発生する堆積種がディスク71表面に到達することに
よりディスク71の記録膜形成面上に保護膜(図示せ
ず)が形成される。すなわち、触媒CVD法により保護
膜がディスク71の成膜面に形成される。
【0049】なお、保護膜の膜厚は原料ガスの供給のオ
ンオフで制御可能であるが、別に触媒体54とディスク
71との間にシャッター(図示せず)を設け、そのシャ
ッターを開閉することで膜厚の制御を行うことも可能で
ある。
【0050】ここで、情報記録媒体となるディスク71
の一例を説明する。例えば、いわゆる光ディスクの場合
には、ポリカーボネート基板上に、金属酸化膜、シリコ
ン窒化膜、アルミニウム膜を積層した構造のディスク7
1に保護膜となる薄膜を成膜する。また、いわゆるハー
ドディスクの場合には、表面に絶縁層を形成したアルミ
ニウム基板上もしくはガラス基板上に、磁性層を形成し
た構造のディスク71に保護膜となる薄膜を成膜する。
【0051】上記薄膜製造方法では、プラズマを発生さ
せることなく薄膜を情報記録媒体のディスク71に形成
することが可能になるので、ディスク71はプラズマに
よる損傷を受けることが無い。そのため、例えば情報を
記録する磁性層を損傷することなく、磁性層を被覆する
保護膜を形成することができるので、情報記録媒体(デ
ィスク71)への薄膜製造の歩留りを高め、しかも信頼
性の高い薄膜が形成される。
【0052】以上、説明してきた各実施の形態では、原
料ガスの種類を適宜選択することにより、所望の薄膜を
テープ31またはディスク71の成膜面に形成すること
ができる。次に、種々の薄膜の成膜例を以下に説明す
る。
【0053】例えば、原料ガスにメタン(CH4 )〔1
0%〕と水素(H2 )〔90%〕とを用いることによっ
て、カーボン膜が得られる。原料ガスにモノシラン(S
iH 4 )〔2%〕とアンモニア(NH3 )〔98%〕と
を用いることによって、窒化シリコン(窒化ケイ素)膜
が得られる。原料ガスにモノシラン(SiH4 )〔10
%〕と一酸化二窒素(N2 O)〔90%〕とを用いるこ
とによって、ケイ素と酸素との化合物膜(例えば、酸化
シリコン膜)が得られる。原料ガスにモノシラン(Si
4 )〔5%〕と一酸化二窒素(N2 O)〔45%〕と
アンモニア(NH3 )〔50%〕とを用いることによっ
て、ケイ素と酸素と窒素との化合物膜(例えば、酸化窒
化シリコン膜)が得られる。原料ガスにモノシラン(S
iH4 )〔10%〕とメタン(CH4 )〔90%〕とを
用いることによって、ケイ素と炭素との化合物膜(例え
ば、炭化シリコン膜)が得られる。なお、上記%は体積
%を表す。なお、成膜時には、上記触媒体18を160
0℃〜2000℃の適切なる温度に加熱しておく。ま
た、原料ガスに水素を含むものを用いることによって上
記各膜中に水素を含ませることもできる。
【0054】上記各実施の形態においては、触媒体18
にタングステン線を折れ線状に加工したものを用いた
が、その他の形状に加工したタングステン線を用いても
よい。例えば、タングステン線を平行に張ったもの、タ
ングステン線を渦巻き状に加工したもの、タングステン
線をコイル状に加工したもの、もしくは、膜厚分布を考
慮した不規則な形状に加工したもの、箔状のもの、板状
のもの、網状のもの、等を用いることができる。
【0055】また、各実施の形態で用いた触媒体18の
材質としては、タングステンの他に、例えば、モリブデ
ン、タンタル、ニッケル、白金等の触媒作用を有する金
属、もしくは上記各金属のうち、2種以上の金属からな
る触媒作用を有する合金を用いてもよい。
【0056】
【発明の効果】以上、説明したように本発明の薄膜製造
装置によれば、触媒体を加熱するとともにガス供給部よ
り処理室内に原料ガスを供給し、その原料ガスを加熱さ
れた触媒体に接触および接近させることによって原料ガ
スの少なくとも一部を分解して堆積種を生成し、テープ
送り機構により成膜領域に送給されたテープにその堆積
種を堆積して薄膜を形成することができる。そのため、
成膜時にプラズマが発生しないので、プラズマCVD装
置のように異常放電の発生が無い。よって、プラズマに
よるテープへの損傷が全くなく、高品質な薄膜を高い歩
留りで得ることができる。
【0057】本発明の薄膜製造方法によれば、加熱され
た触媒体により原料ガスの少なくとも一部が分解されて
発生する堆積種を堆積して薄膜を形成する触媒CVD法
によって、情報記録媒体に薄膜を形成するので、成膜時
にプラズマが発生しないためにプラズマCVD装置のよ
うに異常放電の発生が無い。よって、プラズマによるテ
ープへの損傷が全くないため、高品質な薄膜を高い歩留
りで得ることができる。さらに、複数の成膜領域を設け
ることにより、プラズマによるテープへの損傷が全くな
い、高品質な薄膜の積層膜を高い歩留りで得ることがで
きる。また、堆積種の高速堆積を実現でき、生産性を著
しく向上させることができる。
【0058】また、本発明の薄膜製造方法によれば、原
料ガス分子とプラズマ中の電子の3次元空間での衝突解
離を用いるプラズマCVD法などの従来の製造方法と異
なり、触媒体表面との2次面での接触分解を用いるの
で、原料ガスの分解確率が高められ、その結果として、
原料ガスの利用効率を、場合によっては従来の製造方法
よりも10倍近く高めることができる。このことからし
ても、生産性を著しく向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の薄膜製造装置に係る第1の実施の形態
を示す概略構成断面図である。
【図2】触媒体とテープとの関係を示す平面図である。
【図3】本発明の薄膜製造装置に係る第2の実施の形態
を示す概略構成断面図である。
【図4】本発明の薄膜製造装置に係る第3の実施の形態
を示す要部概略構成図である。
【図5】本発明の薄膜製造方法に係る実施の形態で用い
る薄膜製造装置の概略構成断面図である。
【図6】触媒体とディスクとの関係を示す平面図であ
る。
【符号の説明】
1…薄膜製造装置、11…処理室、17…ガス供給部、
21…テープ送り機構、31…テープ、18…触媒体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松村 英樹 石川県能美郡辰口町旭台1−1 北陸先端 科学技術大学院大学内 Fターム(参考) 4K030 AA06 AA10 AA13 AA14 AA17 BA27 BA29 BA37 BA38 BA40 BA42 BA44 BB12 CA07 CA12 FA10 GA14 LA19 5D112 AA22 AA24 FA09

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 処理室と、 前記処理室内に原料ガスを供給するガス供給部と、 前記処理室内の成膜領域にテープを供給するテープ送り
    機構と、 前記テープ送り機構より供給されるテープの成膜領域と
    前記ガス供給部との間に配置した触媒体と、 前記触媒体を加熱する電力を供給する電源とを備えたこ
    とを特徴とする薄膜製造装置。
  2. 【請求項2】 前記テープ送り機構は、 成膜されるテープが巻かれる巻き出し用ロールと、 前記巻き出し用ロールから送り出されたテープを巻き取
    る巻き取り用ロールと、 前記巻き出し用ロールから送り出されたテープを成膜領
    域に案内する主ロールとを備えたことを特徴とする請求
    項1記載の薄膜製造装置。
  3. 【請求項3】 前記成膜領域は複数箇所に設定され、 前記ガス供給部は前記複数の成膜領域に対向する位置に
    それぞれ配置され、 前記触媒体は前記各ガス供給部とそれぞれのガス供給部
    に対向する前記各成膜領域との間に設けられていること
    を特徴とする請求項1記載の薄膜製造装置。
  4. 【請求項4】 前記テープ送り機構は、 成膜されるテープが巻かれる巻き出し用ロールと、 前記巻き出し用ロールから送り出されたテープを巻き取
    る巻き取り用ロールと、 前記巻き出し用ロールから送り出されたテープを成膜領
    域に案内する主ロールとを備えたことを特徴とする請求
    項3記載の薄膜製造装置。
  5. 【請求項5】 前記各成膜領域は仕切り板によって分離
    されていることを特徴とする請求項3記載の薄膜製造装
    置。
  6. 【請求項6】 前記触媒体は前記主ロール面の曲面形状
    に沿った湾曲した形状を有しかつ前記主ロール面と所定
    間隔をおいて配置されていることを特徴とする請求項2
    記載の薄膜製造装置。
  7. 【請求項7】 前記各触媒体は前記主ロール面の曲面形
    状に沿った湾曲した形状を有しかつ前記主ロール面と所
    定間隔をおいて配置されていることを特徴とする請求項
    4記載の薄膜製造装置。
  8. 【請求項8】 前記各触媒体は前記テープ幅よりも広い
    幅を有することを特徴とする請求項1記載の薄膜製造装
    置。
  9. 【請求項9】 前記各触媒体は前記テープ幅よりも広い
    幅を有することを特徴とする請求項3記載の薄膜製造装
    置。
  10. 【請求項10】 加熱された触媒体により原料ガスの少
    なくとも一部が分解されて発生する堆積種を堆積して薄
    膜を形成する触媒CVD法によって、情報記録媒体に薄
    膜を形成することを特徴とする薄膜製造方法。
  11. 【請求項11】 前記情報記録媒体はテープからなるこ
    とを特徴とする請求項10記載の薄膜製造方法。
  12. 【請求項12】 前記テープは前記堆積種を堆積して薄
    膜を形成する成膜領域を通るように送給されることを特
    徴とする請求項11記載の薄膜製造方法。
  13. 【請求項13】 前記触媒体は前記成膜領域における前
    記テープの送給経路にそって所定間隔をおいて配置され
    ることを特徴とする請求項12記載の薄膜製造方法。
  14. 【請求項14】 前記テープは前記堆積種を堆積して薄
    膜を形成する複数の成膜領域を通るように送給されるを
    備えたことを特徴とする請求項11記載の薄膜製造方
    法。
  15. 【請求項15】 前記各触媒体は前記各成膜領域におけ
    る前記テープの送給経路にそって所定間隔をおいて配置
    されることを特徴とする請求項12記載の薄膜製造方
    法。
  16. 【請求項16】 前記情報記録媒体はディスクからなる
    ことを特徴とする請求項10記載の薄膜製造方法。
  17. 【請求項17】 前記堆積種を堆積して薄膜を形成する
    成膜領域は前記ディスクより広く設定されていることを
    特徴とする請求項16記載の薄膜製造方法。
  18. 【請求項18】 前記触媒体は前記ディスクを前記触媒
    体に等倍で投影した領域より広く設定されていることを
    特徴とする請求項16記載の薄膜製造方法。
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