JP2002066660A - パンチプレス - Google Patents

パンチプレス

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JP2002066660A
JP2002066660A JP2000265084A JP2000265084A JP2002066660A JP 2002066660 A JP2002066660 A JP 2002066660A JP 2000265084 A JP2000265084 A JP 2000265084A JP 2000265084 A JP2000265084 A JP 2000265084A JP 2002066660 A JP2002066660 A JP 2002066660A
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Masayuki Nagae
正行 長江
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Murata Machinery Ltd
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Murata Machinery Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 工具の数や工具間の距離に関係なく、一方向
に並ぶ複数の工具のうちの一つを短時間で選択して移動
させることのできるパンチプレスを提供する。 【解決手段】 このパンチプレスは、一方向に並ぶ複数
の工具のうちの一つを選択して移動させるラム機構5を
備える。このラム機構5は、ラム用の駆動源14によっ
て進退駆動されるラム本体17と、複数の個別ラム22
と、複数の介在部材23と、介在部材移動機構24とを
有する。介在部材23は、各個別ラム22に対してそれ
ぞれ設けられ、個別ラム22とラム本体17との間に進
入する位置Aと離脱位置Bとの間でスライド自在であ
る。介在部材移動機構24は、介在部材23を選択的に
前記進入位置Aへ移動させる機構である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、一つのラム本体
の駆動により、複数の個別ラムを選択的に駆動可能なラ
ム機構を備えたパンチプレスに関する。
【0002】
【従来の技術】この種のパンチプレスとして、タレット
の周方向に沿って内外2列の工具ステーションを配置
し、そのタレットを回転させることにより、所望の2つ
の工具ステーションをパンチ位置に割り出し、割り出し
た2つの工具ステーションに支持される各パンチ工具の
うちから、一つのパンチ工具をラム機構で選択して押し
下げるようにしたものがある。この場合のラム機構は、
図11に概略構成を示すように、割り出された内外2つ
のパンチ工具41,42にそれぞれ係合する2つの個別
ラム43,44と、これら個別ラムの上方に設けられた
ラム本体45と、前記個別ラム43,44とラム本体4
5の間に介在するセレクタ46とを有する。セレクタ4
6は、前記個別ラム43,44の並び方向にスライド自
在で個別ラムの一つが挿通可能な孔47 a を有するブロ
ック部材47と、このブロック部材47をスライドさせ
るアクチュエータ48とで構成される。ブロック部材4
7を前記ラム本体45が押し下げることで、一方の個別
ラムが押し下げられ、他方の個別ラムは前記孔47aに
挿入されることで、押下げが回避される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記構成のラ
ム機構において、個別ラム43,44の配列間隔が短
く、また個別ラム43,44が上述したように2つの場
合には問題はないが、個別ラム間の間隔が大きい場合
や、3つ以上の個別ラムが一方向に並ぶ場合には、セレ
クタ46を構成するブロック部材47の移動距離が長く
なって機構が複雑になるという問題点が有る。また、個
別ラムの数が多いと、その並びの両端の個別ラム間での
選択においては、切換え選択に長い選択時間を要するこ
とになる。タレット式のパンチプレスでは、個別ラムの
本数は2本程度で良く、また個別ラム間の間隔も短くで
きる場合が多いが、カートリッジ式のパンチプレスで
は、個別ラムの数が3本以上となったり、その配列間隔
が長くなる場合も多く、上記のブロック部材47の移動
距離の問題や、選択時間の問題の解消が重要となる。ま
たカートリッジ式のパンチプレスでは、タレット式のパ
ンチプレスのように、タレットの回転時間を個別ラムの
選択時間に割り当てることができないため、このことか
らも、個別ラムの選択時間の短縮が重要となる。
【0004】この発明の目的は、工具の数や工具間の距
離に関係なく、一方向に並ぶ複数の工具のうちの一つを
短時間で選択して駆動することのできるパンチプレスを
提供することである。この発明の他の目的は、個別ラム
を選択する機構を、コンパクトでかつ簡単な構成のもの
とすることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明のパンチプレス
は、一方向に並ぶ複数の工具のうちの一つを選択して駆
動するラム機構を備える。このラム機構は、ラム用の駆
動源によって進退駆動されるラム本体と、上記複数の工
具のそれぞれに対応して設けられた複数の個別ラムと、
ラム本体の進退動作を任意の個別ラムに伝達するラム選
択機構とを有する。ラム選択機構は、複数の介在部材
と、介在部材移動機構となる。介在部材は、各個別ラム
に対してそれぞれ設けられ、個別ラムとラム本体との間
に進入する位置とこの進入位置から脱する離脱位置との
間でスライド自在である。介在部材移動機構は、介在部
材を選択的に前記進入位置へ移動させる機構である。こ
の構成によると、介在部材移動機構によって、個別ラム
とラム本体との間に、個別ラムに個々に対応する複数の
介在部材を選択的に進入させることにより、選択された
個別ラムをラム本体の進退駆動で駆動することができ
る。そのため、工具の数や工具間の距離に関係なく、一
方向に並ぶ複数の工具のうちの一つを短時間で選択して
移動させることができる。
【0006】この発明において、前記介在部材のスライ
ド方向は、個別ラムの並び方向に垂直で、かつ個別ラム
の進退方向に対して垂直な方向とし、介在部材移動機構
は、一つの駆動源と、この駆動源の移動量に応じて前記
介在部材を選択的に前記進入位置へ移動させる介在部材
選択機構とを有するものとしてもよい。この構成の場
合、個別ラムに対応する各介在部材が、個別ラムの並び
方向に垂直にスライドするので、スライドの距離が短く
て済む。そのため、個別ラムの数が多い場合や、個別ラ
ム間の距離が長い場合でも選択時間を短くでき、かつ介
在部材移動機構をコンパクトな構成とできる。また、介
在部材移動機構は、一つの駆動源の移動量で介在部材を
選択するものとしたため、簡単な構成で済む。
【0007】この発明において、前記介在部材移動機構
を、一つの選択用の駆動源と、介在部材選択機構とでな
るものとする場合に、前記介在部材選択機構は、個別ラ
ムの並び方向に延びる回転軸と、この回転軸の各個別ラ
ムとの対応位置に設けられた複数のクランク機構とでな
るものとしても良い。前記選択用の駆動源は前記回転軸
を回転駆動するものであり、前記各クランク機構のクラ
ンクアームの基端は、回転軸の1回転分の角度を個別ラ
ムの個数分で等分した角度ずつずらして取付けられ、か
つ前記クランクアームの先端に前記介在部材を連結した
ものとする。このように、介在部材移動機構の介在部材
選択機構として、介在部材毎にクランク機構を用いるこ
とにより、一つの駆動源で任意の介在部材を選択する機
構を簡単な構成で実現できる。
【0008】
【発明の実施の形態】この発明の一実施形態を図1ない
し図10と共に説明する。このパンチプレス1はカート
リッジ式のものであり、図1に平面図で示すように、本
体フレーム2の両側にテーブル3が設けられている。本
体フレーム2には複数の工具を搭載したカートリッジ4
が、本体フレーム2の長手方向(Y方向)に移動自在に
設置されると共に、カートリッジ4のパンチ工具をパン
チ動作させるラム機構5が設置されている。カートリッ
ジ4は、パンチ工具を搭載したものと、ダイ工具を搭載
したものとが、1組として上下に配置され、本体フレー
ム2に所定位置で固定して使用される。テーブル3には
上面に載せられた板材Wを移動させる板材送り手段8が
設けられている。板材送り手段8は、板材Wを、本体フ
レーム2の長手方向であるカートリッジ移動方向(Y方
向)、およびこれに直交する方向(X方向)の直交2方
向に進退可能なものとされている。
【0009】図2には、パンチ工具6を搭載したカート
リッジ4の一例を平面図で示す。同図の例では、パンチ
工具6の配置は、カートリッジ移動方向(Y方向)に並
ぶ工具列が複数列とされ、したがってカートリッジ移動
方向と直交する方向(X方向)にもパンチ工具6が複数
個(図示の例では3個)並ぶことになる。この直交する
方向(X方向)の並びは、図示の例のように工具が一直
線上に並ばずに、ずれていても良い。ダイ工具を搭載し
たカートリッジ4は、パンチ工具側のカートリッジ4の
各パンチ工具6に対応させて、複数のダイ工具(図示せ
ず)が配列状態に搭載されている。
【0010】図3および図4に側面図および平面図で示
すように、本体フレーム2には、上下のカートリッジ4
を本体フレーム2の長手方向(Y方向)に移動自在に案
内するガイド9と、これらカートリッジ4をガイド9に
沿って進退させるカートリッジ駆動手段10とが設けら
れている。カートリッジ駆動手段10は、ベルトまたは
チェーン等の無端の巻掛体11と、この巻掛体11に設
けられたカートリッジ係合手段12とを有する。巻掛体
11は、本体フレーム2の前後に設置されたプーリ13
に巻き掛けられ、モータ等の駆動源14により回転駆動
される。なお、本体フレーム2はその側部を貫通する開
口2a(図3)を有し、テーブル3上の板材Wがこの開
口2aを貫通して本体フレーム2の両側にまたがって移
動できるようにされている。
【0011】ラム機構5は、カートリッジ4のY軸方向
に並ぶ任意のパンチ工具6を選択するために、ラム機構
進退装置16により、カートリッジ移動方向(Y方向)
に所定の範囲で進退駆動される。カートリッジ4のX軸
方向に並ぶパンチ工具6の選択は、ラム機構5に設けら
れた後述のラム選択機構20により行われる。これらラ
ム機構5の進退とラム選択機構20の選択動作とで、カ
ートリッジ4の任意のパンチ工具6が選択される。ラム
機構進退装置16は、サーボモータ16aとボールねじ
等の送りねじ16bとで構成されている。本体フレーム
2に対するラム機構5の進退自在な案内は、図5に示す
ようにラム機構フレーム5aを、本体フレーム2に設け
られたガイド15(図5)に進退自在に設置することに
より行われる。
【0012】図5に示すように、ラム機構5は、パンチ
駆動のためのラム本体17を有し、上記ガイド15によ
って進退可能なラム機構フレーム5aに、ラム本体17
を昇降させるラム用駆動源18が搭載されている。ラム
本体17は、ラム機構フレーム5a設けられたラムガイ
ド37によって昇降自在に支持されている。ラム用駆動
源18はサーボモータからなり、その回転が変換機構1
9を介して上下方向(Z方向)の直線往復動に変換さ
れ、ラム本体17に伝達される。変換機構19は、クラ
ンク軸19aとクランクアーム19bとによるクランク
機構からなる。
【0013】ラム機構5は、ラム本体17の他に、カー
トリッジ移動方向(Y方向)と直交する方向(X方向)
に並ぶ複数(ここでは3個)の個別ラム22と、ラム本
体17の進退動作を任意の個別ラム22に伝達するラム
選択機構20とを備える。各個別ラム22は、ラム機構
フレーム5aに設けられた個別ラム支持部37aに、そ
れぞれ昇降自在に支持されている。各個別ラム22は、
個別ラム支持部37aに対して、支持ばね(図示せず)
等により、弾性的に所定高さに上昇復帰するように支持
されている。ラム選択機構20は、各個別ラム22に対
してそれぞれ設けられた複数の介在部材23と、これら
介在部材23を選択的に移動させる介在部材移動機構2
4(図6)とで構成される。介在部材23は、ラム本体
17の下端に設けられた加圧部兼用の介在部材支持体3
6にスライド自在に支持されている。すなわち、図7に
破断平面図で示すように、各介在部材23は、個別ラム
22の上方に進入する位置Aと、この進入位置Aから脱
する離脱位置Bとの間でスライド自在とされている。
【0014】介在部材23のスライド方向は、個別ラム
22の並び方向(X方向)に垂直で、かつ個別ラム22
の進退方向(Z方向)に対して垂直な方向(Y方向)と
されている。なお、各介在部材23は、ラム本体17の
介在部材支持体36の下面に形成された各ガイド溝36
aにそれぞれスライド自在に嵌合している。ガイド溝3
6aは、介在部材23が脱落しないように支持可能な溝
断面形状であり、図示の例では、溝底側が広がる蟻溝状
とされている。
【0015】図6に示すように、介在部材移動機構24
は、一つの選択用駆動源25と、この駆動源25の移動
量に応じて介在部材23を選択的に前記進入位置Aへ移
動させる介在部材選択機構26とを有する。介在部材選
択機構26は、図7に平面図で示すように、個別ラム2
2の並び方向(X方向)に延びる回転軸27と、この回
転軸27の各個別ラム22との対応位置に設けられた複
数のクランク機構28とからなる。回転軸27および選
択用駆動源25(図6,図10)は、ラム本体17の下
端の側部に取付けられた選択機構設置フレーム21に設
置されている。選択用駆動源25は回転軸27を回転駆
動するものである。選択用駆動源25の回転は、図10
に示すように、プーリ29、タイミングベルト30、プ
ーリ31を介して回転軸27に伝達される。各クランク
機構28のクランクアーム32の基端は、回転軸27の
回転方向に1回転分の角度を個別ラム22の個数分で等
分した角度(ここでは120度)ずつずらして取付けら
れ、かつクランクアーム32の先端に介在部材23が連
結されている。
【0016】各クランクアーム32の基端が取付けられ
る回転軸27の各ボス部33の近傍には、図10に示す
ように、対応する介在部材23が進入位置Aへ進入した
ことを検知するセンサ34がそれぞれ設けられている。
これらセンサ34は、ボス部33の周辺に設けられたド
グ35を検知することによって、対応する介在部材23
が進入位置Aへ進入したことを検知する。各ボス部33
におけるドク35の周回位置は、各ボス部33間で互い
に120度ずつずらした位置となるように設定されてい
る。
【0017】上記構成の動作を説明する。先ず、板材送
り手段8による板材の送り動作により、板材の所望の加
工予定位置に、カートリッジ4の所望のパンチ工具6が
位置合わせられる。次に、ラム機構進退装置16による
ラム機構5のY方向への移動により、カートリッジ4の
所望のパンチ工具6のY方向位置の上にラム本体17が
来るようにラム機構5が位置決めされる。
【0018】この状態で、ラム選択機構20における介
在部材移動機構24の駆動で、ラム本体17の下のパン
チ工具列(X方向に並ぶ列)の中から所望のパンチ工具
6が選択される。すなわち、所望の個別ラム22が選択
される。例えば、X方向に並ぶ3個のパンチ工具5のう
ち中間位置のパンチ工具6が所望のパンチ工具であるも
のとすると、図7に示すように、そのパンチ工具6に対
応する介在部材23が進出位置Aに進出する量だけ、介
在部材選択機構26の回転軸27が回転して停止する。
この回転により、クランク機構26を介して介在部材2
3をY方向にスライドさせ、中間位置の介在部材23が
対応する個別ラム22の上方位置に進出する。残る2個
の介在部材23は、対応する個別ラム22の上方位置か
ら外れた位置となる。このとき、前記回転量だけ回転軸
27が回転すると、中間位置のボス部33のドグ35を
対応するセンサ34が検知し、その検知信号に応答して
選択用駆動源25が駆動停止する。
【0019】このようにして、個別ラム22の選択が完
了すると、ラム用駆動源18の駆動でラム本体17が昇
降する。これにより、介在部材23の係合している中間
位置のパンチ工具6に対応する個別ラム22だけが、介
在部材支持体36および介在部材23を介してラム本体
17に叩かれ、選択された中間位置のパンチ工具6によ
る板材Wのパンチ加工が行われる。他の2つのパンチ工
具6に対応する個別ラム22は、その上に介在部材23
が来ないので、ラム本体17が下降しても、介在部材支
持体36のガイド溝36a内に頭部が進入するだけで、
ガイド溝36aの底面に当たらず、介在部材支持体36
によって押されない。そのため、他の2つのパンチ工具
6はラム本体17に叩かれない。このように、ラム選択
機構20により、X方向に並ぶ複数のパンチ工具6に、
選択的にラム本体17の下降動作を伝えることができ
る。
【0020】介在部材23のスライド方向は、個別ラム
22の並び方向(X方向)および個別ラム22の進退方
向(Z方向)に対して垂直な方向(Y方向)であるた
め、介在部材23のスライドの距離が短くて済む。その
ため、個別ラム22の数が多い場合や、個別ラム22間
の距離が長い場合でも、短時間で個別ラム22の選択が
行え、また介在部材移動機構24をコンパクトな構成と
できる。また、介在部材移動機構24は、一つの駆動源
29の移動量の調整で介在部材23を選択するものとし
たため、簡単な構成で済む。この実施形態のようなカー
トリッジ式のパンチプレスでは、タレットパンチプレス
に比べて、個別ラム22の本数を多く、またその間隔を
広く取ることが必要な場合が多いが、このような個別ラ
ム22の本数や間隔の増加に対しても、上記のように介
在部材23のスライド方向を設定したことにより対応で
きる。カートリッジ式のパンチプレスでは、さらにタレ
ットパンチプレスと異なり、タレットの回転時間を個別
ラム22の選択に割当てられないため、個別ラム22の
選択時間の短縮が求められるが、このような要望にも対
応できる。
【0021】介在部材移動機構24は、介在部材選択機
構26として、介在部材23毎にクランク機構28を用
いたため、一つの駆動源29で任意の介在部材23を選
択する機構が、簡単な構成で実現できる。また、各クラ
ンク機構28は、回転軸27に対して各クランクアーム
32を、個別ラム22の個数分で等分した角度ずつずら
して取付けており、特にこの例では、120°間隔とな
っているため、3本の個別ラム22を、いずれの順序で
も回転軸27の小さな回転角度の回転で選択でき、これ
によっても個別ラム22の選択時間が短縮できる。さら
に、クランク機構28の場合、構成が簡単なうえ、回転
部分が小さくて済み、従って慣性が小さく、より一層、
個別ラム22の選択時間が短縮できる。
【0022】
【発明の効果】この発明のパンチプレスは、一方向に並
ぶ複数の工具のうちの一つを選択して駆動するラム機構
を備え、このラム機構は、ラム用の駆動源によって進退
駆動されるラム本体と、上記複数の工具のそれぞれに対
応して設けられた複数の個別ラムと、各個別ラムに対し
てそれぞれ設けられ、個別ラムとラム本体との間に進入
する位置とこの進入位置から脱する離脱位置との間でス
ライド自在な複数の介在部材と、これら介在部材を選択
的に前記進入位置へ移動させる介在部材移動機構とを有
するものとしたため、工具の数や工具間の距離に関係な
く、一方向に並ぶ複数の工具のうちの一つを短時間で選
択して移動させることができる。この発明において、前
記介在部材のスライド方向を、個別ラムの並び方向に垂
直で、かつ個別ラムの進退方向に対して垂直な方向と
し、介在部材移動機構を、一つの駆動源と、この駆動源
の移動量に応じて前記介在部材を選択的に前記進入位置
へ移動させる介在部材選択機構とを有するものとした場
合は、個別ラムの数が多い場合や、個別ラム間の距離が
長い場合でも選択時間を短くでき、また介在部材移動機
構をコンパクトで簡単な構成とできる。この発明におい
て、前記介在部材移動機構を、一つの選択用の駆動源
と、介在部材選択機構とで構成する場合に、前記介在部
材選択機構が、個別ラムの並び方向に延びる回転軸と、
この回転軸の各個別ラムとの対応位置に設けられた複数
のクランク機構とでなり、前記選択用の駆動源は前記回
転軸を回転駆動するものであり、前記各クランク機構の
クランクアームの基端は、回転軸の回転方向に1回転分
の角度を個別ラムの個数分で等分した角度ずつずらして
取付けられ、かつ前記クランクアームの先端に前記介在
部材を連結した場合は、一つの駆動源で任意の介在部材
を選択する機構を簡単な構成で実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態にかかるパンチプレスの
平面図である。
【図2】同パンチプレスに設置されるカートリッジの平
面図である。
【図3】同パンチプレスにおける本体フレームの部分省
略側面図である。
【図4】同パンチプレスにおける本体フレームの部分省
略平面図である。
【図5】同パンチプレスにおけるラム機構の正面図であ
る。
【図6】同ラム機構の部分破断側面図である。
【図7】同ラム機構における介在部材移動機構の平面図
である。
【図8】同介在部材移動機構における各介在部材の進入
検知センサを示す側面図である。
【図9】前記ラム機構における介在部材移動機構の縦断
面図である。
【図10】同介在部材移動機構の側面図である。
【図11】従来例の縦断面図である。
【符号の説明】
5…ラム機構 6…パンチ工具 14…駆動源 17…ラム本体 20…ラム選択機構 22…個別ラム 23…介在部材 24…介在部材移動機構 25…選択用駆動源 26…介在部材選択機構 27…回転軸 28…クランク機構 32…クランクアーム W…板材 A…進入位置 B…離脱位置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方向に並ぶ複数の工具のうちの一つを
    選択して駆動するラム機構を備え、このラム機構は、ラ
    ム用の駆動源によって進退駆動されるラム本体と、上記
    複数の工具のそれぞれに対応して設けられた複数の個別
    ラムと、各個別ラムに対してそれぞれ設けられ、個別ラ
    ムとラム本体との間に進入する位置とこの進入位置から
    脱する離脱位置との間でスライド自在な複数の介在部材
    と、これら介在部材を選択的に前記進入位置へ移動させ
    る介在部材移動機構とを有するものとしたパンチプレ
    ス。
  2. 【請求項2】 前記介在部材のスライド方向は、個別ラ
    ムの並び方向に垂直で、かつ個別ラムの進退方向に対し
    て垂直な方向とし、介在部材移動機構は、一つの駆動源
    と、この駆動源の移動量に応じて前記介在部材を選択的
    に前記進入位置へ移動させる介在部材選択機構とを有す
    るものとした請求項1記載のパンチプレス。
  3. 【請求項3】 前記介在部材移動機構は、一つの選択用
    の駆動源と、介在部材選択機構とでなり、前記介在部材
    選択機構は、個別ラムの並び方向に延びる回転軸と、こ
    の回転軸の各個別ラムとの対応位置に設けられた複数の
    クランク機構とでなり、前記選択用の駆動源は前記回転
    軸を回転駆動するものであり、前記各クランク機構のク
    ランクアームの基端は、回転軸の1回転分の角度を個別
    ラムの個数分で等分した角度ずつずらして取付けられ、
    かつ前記クランクアームの先端に前記介在部材を連結し
    た請求項1または請求項2記載のパンチプレス。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102112583B1 (ko) * 2018-12-05 2020-06-04 주식회사 성우하이텍 피어싱 장치

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102112583B1 (ko) * 2018-12-05 2020-06-04 주식회사 성우하이텍 피어싱 장치

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