JP2002066600A - 固形物分離装置 - Google Patents

固形物分離装置

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JP2002066600A
JP2002066600A JP2000260193A JP2000260193A JP2002066600A JP 2002066600 A JP2002066600 A JP 2002066600A JP 2000260193 A JP2000260193 A JP 2000260193A JP 2000260193 A JP2000260193 A JP 2000260193A JP 2002066600 A JP2002066600 A JP 2002066600A
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JP
Japan
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storage tank
sludge
separated
liquid cyclone
control valve
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JP2000260193A
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English (en)
Inventor
Jun Otsuki
潤 大槻
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JFE Engineering Corp
Original Assignee
NKK Corp
Nippon Kokan Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 分離物貯留槽内の負圧が所定の範囲に制御さ
れるように構成された固形物分離装置を提供することを
目的とする。 【解決手段】 液体サイクロン20と、液体サイクロン
で分離された分離物を一時貯留する分離物貯留槽30
と、分離物貯留槽に集められた分離物を排出する分離物
排出手段40が順次気密に連結された固形物分離装置に
おいて、液体サイクロン入口部の汚泥供給管21に設け
られた流量調節弁51と、分離物貯留槽30に設けられ
た圧力計52と、圧力計52の測定値に基づいて分離物
貯留槽30内の負圧が所定範囲になるように流量調節弁
51の開度を調節する制御装置50を設けている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、汚泥中の固形物を
分級して比重の大きい粒子を分離する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】下水処理施設においては、最初沈殿池の
引き抜き汚泥などの汚泥から砂などの比重の大きい固形
物だけを分離する処理が行われる。
【0003】このような処理をするための装置として
は、例えば、図2に示すような液体サイクロンを備えた
固形物分離装置がある。この装置は、供給された汚泥中
の固形物を分級して砂を分離するための液体サイクロン
20と、液体サイクロン20で分離された砂を一時貯留
する分離物貯留槽30と、分離物貯留槽30に集められ
た砂を排出する分離物排出手段40が順次気密に連結さ
れた構成になっている。
【0004】図中、10は被処理汚泥を液体サイクロン
へ供給する汚泥供給ポンプである。又、21は被処理汚
泥の供給管、22は砂が除かれた汚泥を排出する上部排
出管、23は分級されて沈降する砂を分離物貯留槽30
へ排出する下部排出管であり、61は液体サイクロン入
口部における汚泥流路の開口を適度にするために汚泥供
給管21内へ挿入されたシム(詰め金物)である。そし
て、62は分離物貯留槽30内の圧力を測定するための
圧力計、41は砂を掻き上げるスクリュー、42は砂の
排出口である。なお、分離物排出手段40は排出口側を
上方にして傾斜させて配置されいる。
【0005】この装置による汚泥中の砂の分離は次のよ
うに行われる。プラスチック類、木片、金属片のような
大きな夾雑物が除去された汚泥が汚泥供給ポンプ10に
より汚泥供給管21から液体サイクロン20内へ供給さ
れる。液体サイクロン20内では、供給された汚泥中の
固形物が遠心力の作用を受けて分級され、比重の大きい
砂と比重の小さい汚泥分とに分離される。そして、汚泥
分は上部排出管22から排出され、砂は下部排出管23
から分離物貯留槽30内へ排出される。分離物貯留槽3
0へ排出された砂は沈降して分離物排出手段40の受け
入れ部に堆積し、スクリュー41により抜き出される。
【0006】この際、分離物貯留槽30内は負圧状態に
なる。このため、分離物排出手段40内においては、分
離物貯留槽30の近傍まで水面70が低下し、それ以降
の排出側は砂の水切りが行われる部分になっている。こ
れにより、排出される砂の水切りがよくなって、含水率
の低い砂が排出されようになっている。又、分離物貯留
槽30内が負圧になっているので、分離物排出手段40
から空気が吸引され、分離物貯留槽30内へパブリング
される。この空気の吸い込みにより、分離物貯留槽30
内の流体が攪拌されるので、砂の洗浄が行われ、砂に付
着していた汚泥が剥離して取り除かれる。これにより、
汚泥の付着量が少ない砂が排出されるようになってい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の固
形物分離装置においては、しばしば、分離物貯留槽内の
負圧の度合いが低下し、含水率が高く、汚泥の付着量が
多い砂が排出される。これは、下水処理施設の最初沈殿
池へ流入する汚泥が天候や季節によってその性状が変化
するためである。すなわち、降雨時に流入した汚泥は濃
度が低くなり、又、夏期などの高温時には、汚泥が変質
して粘稠になる。汚泥の性状が変化すると、汚泥供給ポ
ンプの吐出量が変化し、液体サイクロンへ供給される汚
泥流量(流速)が変化する。又、汚泥供給ポンプの運転
条件が変化した場合には、汚泥供給ポンプの吐出圧が変
化し、液体サイクロンへ供給される汚泥流量(流速)が
変化する。このような汚泥性状の変化や汚泥供給ポンプ
の運転条件が変化することによって、分離物貯留槽内の
負圧の度合いが低下した場合には、含水率が高く、汚泥
の付着量が多い性状不良の砂が排出される。
【0008】このため、分離物貯留槽内の負圧の度合い
が低下した際には、液体サイクロン入口部の汚泥供給管
内に挿入されているシムを取り替えて汚泥が流通する開
口面積を変え、分離物貯留槽内の負圧が所定の範囲にな
るようにしている。
【0009】しかし、シムを取り替える際には、装置の
運転を停止しなければならず、シムの取り替えることに
より装置の稼働率が低下する。又、汚泥供給ポンプの吐
出圧の変化などのような比較的短い時間内に起こる負圧
の変化に対し、その都度、シムの取り替えを行うことは
できない。このような変化に対応してシムの取り替えを
行うと、装置の稼働率を著しく低下させることになるた
めである。
【0010】本発明は、上記の問題点を解決し、分離物
貯留槽内の負圧が所定の範囲に制御されるように構成さ
れた固形物分離装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の課題は次の発明に
より解決される。
【0012】本発明に係る固形物分離装置は、液体サイ
クロンと、液体サイクロンで分離された分離物を一時貯
留する分離物貯留槽と、分離物貯留槽に集められた分離
物を排出する分離物排出手段が順次気密に連結された固
形物分離装置において、液体サイクロン入口部の汚泥供
給管に設けられた流量調節弁と、分離物貯留槽に設けら
れた圧力計と、前記圧力計の測定値に基づいて分離物貯
留槽内の負圧が所定範囲になるように前記流量調節弁の
開度を調節する制御装置を設けたことを特徴としてい
る。
【0013】本発明においては、液体サイクロン入口部
の汚泥供給管に流量調節弁を設け、この流量調節弁の開
度を自動調節して液体サイクロンへ供給される汚泥流量
を変えることができるようになっている。このため、分
離物貯留槽内の負圧が所定範囲から外れた場合には、分
離物貯留槽内の圧力(負圧)の測定値に基づいて上記調
節弁の開度が調節され、分離物貯留槽内の負圧が所定範
囲に制御される。
【0014】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係る実施の形態の
一例を示す図である。図1において、図2と同じ構成に
係る部分については、同一の符号を付し説明を省略す
る。この実施の形態においては、液体サイクロン入口部
の汚泥供給管21に流量調節弁51が設けられている。
又、分離物貯留槽30には槽内の圧力(負圧)を測定す
る圧力計52が設けられている。そして、分離物貯留槽
30内の圧力を所定範囲に制御するための制御装置50
が設けられており、圧力計52によって測定された分離
物貯留槽30内の圧力の信号が制御装置50へ送られる
ようになっている。
【0015】制御装置50においては、分離物貯留槽3
0の圧力(負圧)の設定値が入力されており、この圧力
の設定値と圧力計52によって測定された分離物貯留槽
30内の圧力の測定値に基づく指示信号が流量調節弁5
1へ送られ、流量調節弁51の開度が調節される。これ
により、分離物貯留槽30内の圧力が設定された範囲に
制御される。
【0016】上記のように、本発明においては、液体サ
イクロン入口部の汚泥供給管21に流量調節弁51を設
け、この流量調節弁51の開度を分離物貯留槽30内の
圧力の設定値に基づいて調節するので、汚泥の性状が変
化したり、汚泥供給ポンプ10の運転条件が変化して
も、分離物貯留槽30内の圧力を安定して所定範囲に保
持することができる。
【0017】このため、装置を停止して汚泥の供給条件
を調整する必要がなく、汚泥の処理を連続して実施する
ことができる。又、上記のように、分離物貯留槽30内
の圧力が所定範囲に保持されるので、含水率が高く、汚
泥の付着量が多い砂性状不良の砂が排出される問題は起
こらない。
【0018】
【発明の効果】本発明においては、液体サイクロン入口
部の汚泥供給管に流量調節弁が設けられ、この流量調節
弁の開度が分離物貯留槽に設けられた圧力計の測定値に
基づいて調節されるように構成されているので、汚泥の
性状が変化したり、汚泥供給ポンプの運転条件が変化し
ても、分離物貯留槽内の負圧が安定して所定範囲に保持
される。
【0019】このため、装置を停止して汚泥の供給条件
を調整する必要がなく、汚泥の処理を連続して実施する
ことができる。又、上記のように、分離物貯留槽内の圧
力が所定範囲に保持されるので、含水率が高く、汚泥の
付着量が多い性状不良の砂が排出される問題は起こらな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る実施の形態の一例を示す図であ
る。
【図2】従来の液体サイクロンを備えた固形物分離装置
の一例を示す図である。
【符号の説明】
10 汚泥供給ポンプ 20 液体サイクロン 21 汚泥供給管 22 砂が除かれた汚泥を排出する上部排出管 23 下部排出管 30 分離物貯留槽 40 分離物排出手段 50 制御装置 51 流量調節弁 52 圧力計 70 水面

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体サイクロンと、液体サイクロンで分
    離された分離物を一時貯留する分離物貯留槽と、分離物
    貯留槽に集められた分離物を排出する分離物排出手段が
    順次気密に連結された固形物分離装置において、液体サ
    イクロン入口部の汚泥供給管に設けられた流量調節弁
    と、分離物貯留槽に設けられた圧力計と、前記圧力計の
    測定値に基づいて分離物貯留槽内の負圧が所定範囲にな
    るように前記流量調節弁の開度を調節する制御装置を具
    備することを特徴とする固形物分離装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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