JP2002066384A - 液体サイクロン - Google Patents

液体サイクロン

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JP2002066384A
JP2002066384A JP2000260196A JP2000260196A JP2002066384A JP 2002066384 A JP2002066384 A JP 2002066384A JP 2000260196 A JP2000260196 A JP 2000260196A JP 2000260196 A JP2000260196 A JP 2000260196A JP 2002066384 A JP2002066384 A JP 2002066384A
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JP
Japan
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liquid
hydrocyclone
sludge
projections
sand
Prior art date
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Pending
Application number
JP2000260196A
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English (en)
Inventor
Makoto Yoshioka
真 吉岡
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JFE Engineering Corp
Original Assignee
NKK Corp
Nippon Kokan Ltd
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Publication date
Application filed by NKK Corp, Nippon Kokan Ltd filed Critical NKK Corp
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Publication of JP2002066384A publication Critical patent/JP2002066384A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 下水処理施設の最初沈殿池の引き抜き汚泥の
ような固形分を含む液体から固形分を分離する処理をし
ても、内面の摩耗が少ない液体サイクロンを提供するこ
とを目的とする。 【解決手段】 円錐部13の内面に、縦方向に向かう多
数の筋状の突起17が間隔をおいて形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液体中の固形分を
分級して比重の大きい粒子だけを分離する装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】下水処理施設においては、最初沈殿池の
引き抜き汚泥などの汚泥から砂などの比重の大きい固形
分だけを分離する処理が行われる。このような液体中の
固形分する処理を行うための装置としては、例えば、図
3に示すような汚泥(被処理液)中の砂(固形分)を分
離するための固形分分離装置がある。この装置は、液体
サイクロンと液体サイクロンで分離された固形分を排出
するためのスクリューコンベアを備えた装置であって、
供給された汚泥中の固形分を分級して比重の大きい砂だ
けを分離させるための液体サイクロン10と、液体サイ
クロン10により分離された砂を排出するためのスクリ
ューコンベア30が貯留槽20を介して気密に接続され
た構成になっている。
【0003】液体サイクロン10は、内面に軟質天然ゴ
ムのライナーが取り付けられているか、或いは軟質天然
ゴムがライニングされており、内面の摩耗対策が施され
ている。図中、液体サイクロン10に付されている符号
は、15が被処理液である汚泥の供給管、16が砂が除
かれた汚泥を排出する上部排出管、18が分級されて沈
降する砂を排出する下部排出管である。
【0004】この装置による汚泥中の砂の分離は次のよ
うに行われる。木片や金属片のような大きな夾雑物が除
去された汚泥が供給管15から液体サイクロン内へ供給
される。液体サイクロン10内では、供給された汚泥中
の固形分が遠心力の作用を受けて分級され、比重の大き
い砂と比重の小さい汚泥分とに分離される。そして、汚
泥分は上部排出管16から排出され、砂は下部排出管1
8から貯留槽20内へ排出される。貯留槽20へ排出さ
れた砂はスクリューコンベア30により搬送され、抜き
出される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の液体サ
イクロンにおいては、内面に軟質天然ゴムのライナーが
取り付けられていたり、或いは軟質天然ゴムがライニン
グされたりして、ゴム層が設けられているが、固形分に
よる摩耗が非常に激しいので、ゴム層が短期間で損傷し
てしまうと言う問題がある。例えば、従来の液体サイク
ロンを備えた固形分分離装置により、下水処理施設の最
初沈殿池の引き抜き汚泥などの汚泥から砂を分離する処
理を行った場合、2ヶ月に1回程度の頻度で内面のゴム
層を張り替え或いは交換しなけれぱならない。この結
果、固形分分離装置の稼働率が低下すると共に補修費が
嵩み、汚泥の処理コストが高くなる。
【0006】本発明は、上記の問題点を解決し、下水処
理施設の最初沈殿池の引き抜き汚泥のような固形分を含
む液体から固形分を分離する処理をしても、内面の摩耗
が少ない液体サイクロンを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題は次の発明に
より解決される。
【0008】本発明に係る液体サイクロンは、内面に、
縦方向の筋状の突起が間隔をおいて多数設けられている
ことを特徴としている。
【0009】本発明においては、上記のように、内面
に、被処理液の旋回流と直交する筋状の突起が形成され
ているので、サイクロンの内面近傍においては、高速の
被処理液の旋回流が突起によって遮られて停滞する状態
になる。このため、内面近傍の突起と突起の間が被処理
液が停滞する領域、或いは被処理液が緩やかな流れを形
成する領域になる。このようにして、内面近傍に停滞域
或いは緩流域ができると、高速の旋回流が突起よりも内
側(中心側)に形成されるので、サイクロンの内面が高
速の旋回流に曝されることがなくなる。このため、サイ
クロン内面の摩耗が大幅に減少する。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は本発明の液体サイクロンに
係る実施の形態の一例を示す縦断面図である。又、図2
は図1におけるA−A矢視部の断面図である。図1及び
図2において、10は液体サイクロン、11はフィード
チャンバーである円筒部、12は内筒、13は円錐部、
14は軟質天然ゴムのライナー或いはライニングよりな
るゴム層である。又、15は被処理液の供給管、16は
固形分が除かれた処理液を排出する上部排出管である。
【0011】そして、この実施の形態においては、内面
に、縦方向に向かう多数の筋状の突起17が形成されて
いる。前述のように、この筋状の突起17は、内面の近
傍に汚泥が停滞する領域或いは緩やかに流れる領域を形
成させ、高速で旋回する固形分を含む被処理液による内
面の摩耗を緩和する役目をなものであるる。このため、
筋状の突起17は、特に摩耗が激しく起こる円錐部13
の内面に設けられている。筋状の突起17は内面の円周
方向に所定の間隔をおいて設けられ、隣接する突起17
と突起17の間の内壁面が処理液の停滞域或いは緩流域
になるように配置されている。
【0012】突起17の数は、液体サイクロンの大きさ
によって異なるが、一般に下水処理施設などで使用され
るものの場合、液体サイクロンの円錐部の円周方向に等
間隔で、4〜20箇所程度配置するのが好ましい。又、
突起17の高さhは10mm〜50mmにするのが好ま
しい。
【0013】なお、図1及び図2に示した実施の形態に
おいては、内面に軟質天然ゴムのライナー或いはライニ
ングよりなるゴム層14が設けられているが、固形分の
含有量が非常に少ない場合には、ゴム層14を設けなく
ても、筋状の突起17を設けるだけでも、サイクロンの
使用期間を大幅に延ばすことができる。
【0014】
【発明の効果】本発明の液体サイクロンは、内面に、縦
方向の筋状の突起が間隔をおいて多数設けられているの
で、内面近傍では、高速の被処理液の旋回流が突起によ
って遮られて停滞する状態になる。このため、固形分を
含む被処理液を分級する処理をしても、高速の旋回流が
突起よりも内側に形成されるので、内面が高速の旋回流
に曝されなくなり、内面の摩耗が大幅に減少する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の液体サイクロンに係る実施の形態の一
例を示す縦断面図である。
【図2】図1におけるA−A矢視部の断面図である。
【図3】従来の液体サイクロンを備えた固形分分離装置
を示す図である。
【符号の説明】
10 液体サイクロン 11 円筒部 12 内筒 13 円錐部 14 ゴム層 15 被処理液の供給管 16 上部排出管 17 筋状の突起

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内面に、縦方向の筋状の突起が間隔をお
    いて多数設けられていることを特徴とする液体サイクロ
    ン。
JP2000260196A 2000-08-30 2000-08-30 液体サイクロン Pending JP2002066384A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002210389A (ja) * 2001-01-22 2002-07-30 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd サイクロン集塵装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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